JP2017145743A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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【課題】内燃機関の再始動後の燃料噴射量の補正制御を容易にして、排気ガスのTHCの増加を抑制可能な内燃機関の制御装置を提供する。【解決手段】内燃機関の制御装置は、内燃機関の始動時に検出された冷却水温度である始動時水温、及び、内燃機関の始動時以降の内燃機関の温度の上昇に関連する積算パラメータに基づき、目標空燃比を設定する空燃比設定部と、目標空燃比に応じて内燃機関の燃料噴射制御を行う燃料噴射制御部と、所定の自動停止条件の成立時に内燃機関を停止させ、所定の再始動条件の成立時に内燃機関を再始動させるアイドルストップ制御を実行するアイドルストップ制御部と、を備え、空燃比設定部は、アイドルストップ制御時には、始動時水温の設定値、及び、積算パラメータの積算値をリセットすることなく、内燃機関の再始動後の演算処理を継続する。【選択図】図4

Description

本発明は、アイドルストップ機能を備えた車両に適用可能な内燃機関の制御装置に関する。
ガソリン等の燃料の燃焼時のエネルギによってクランクシャフトを回転させて駆動力を出力する内燃機関においては、内燃機関の温度によって燃焼効率が異なり、出力される駆動力が変化し得ることが知られている。具体的に、内燃機関の温度が低い場合、燃焼室内に供給される霧化された燃料の一部が、気化されなかったり、吸気ポート等に付着したりして、燃焼に用いられる燃料の量が減少する結果、出力される駆動力が低下しやすくなる。このため、内燃機関の温度が低い場合には、目標となる駆動力を出力させるために、燃料噴射量を増やす必要がある。一方、燃焼室に供給される燃料の量が過剰になると、未燃状態の燃料が排気ガスとともに排出され、THC(全炭化水素)が増大し、排気エミッションが悪化するおそれがある。このため、内燃機関の温度が所定温度以上に上昇している場合においては、燃料の供給量を適正な量に戻すことが必要になる。
例えば、特許文献1には、内燃機関の温間再始動時のHC(炭化水素)の排出量を低減可能な内燃機関の始動制御装置が開示されている。具体的に、かかる始動制御装置は、アイドルストップ機能による内燃機関の温間再始動時に、燃料噴射量を冷間始動時(通常始動時)と比べて一時的に減量する燃料減量制御を実行し、空燃比を一時的にリーン化して触媒のリッチ成分吸着量を減少させて触媒のHC浄化能力を高める。これにより、温間再始動時に触媒で浄化可能なHC量を増加させることができるので、温間再始動時に内燃機関から触媒に排出されるHC量が急激に増加しても、触媒で浄化しきれずに大気中に排出されるHC量の増加を抑制することができる。
特開2007−138757号公報
特許文献1に記載の始動制御装置は、温間再始動時においては、温間再始動時の内燃機関の温度の情報として、内燃機関の停止時間、冷却水温、油温又は触媒温度等を用いて、燃料減量補正量や補正実行時間を設定している。しかしながら、かかる始動制御装置では、内燃機関が再始動するごとに、冷間始動又は温間再始動かを判定しつつ、これらの情報を取得して、燃料減量補正量及び補正実行時間を設定する必要があり、演算処理が複雑になるおそれがある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、内燃機関の再始動後の燃料噴射量の補正制御を容易にして、排気ガスのTHCの増加を抑制可能な、新規かつ改良された内燃機関の制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、内燃機関の始動時に検出された冷却水温度である始動時水温、及び、内燃機関の始動時以降の内燃機関の温度の上昇に関連する積算パラメータに基づき、目標空燃比を設定する空燃比設定部と、目標空燃比に応じて内燃機関の燃料噴射制御を行う燃料噴射制御部と、所定の自動停止条件の成立時に内燃機関を停止させ、所定の再始動条件の成立時に内燃機関を再始動させるアイドルストップ制御を実行するアイドルストップ制御部と、を備え、空燃比設定部は、アイドルストップ制御時には、始動時水温の設定値、及び、積算パラメータの積算値をリセットすることなく、内燃機関の再始動後の演算処理を継続する、内燃機関の制御装置が提供される。
空燃比設定部は、内燃機関の運転状態に応じて基本空燃比を求め、さらに、始動時水温及び積算パラメータに基づき基本空燃比を補正して、目標空燃比を設定してもよい。
空燃比設定部は、内燃機関の運転状態に応じた基本空燃比を定めた基本空燃比マップと、始動時水温及び積算パラメータに応じた空燃比補正係数を定めた空燃比補正係数マップと、を用いて、目標空燃比を設定してもよい。
積算パラメータが、内燃機関の始動時からの累積時間であってもよい。
積算パラメータが、内燃機関の始動時からの吸入空気量の積算値であってもよい。
本発明によれば、内燃機関の再始動後の燃料噴射量の補正制御を容易にして、排気ガスのTHCの増加を抑制することができる。
本発明の実施の形態にかかる内燃機関の構成例を示す模式図である。 同実施形態にかかる内燃機関の制御装置の構成例を示すブロック図である。 始動時水温及び始動後累積時間に応じた目標空燃比の補正係数を示す説明図である。 参考例による内燃機関の制御方法を実行した際のTHCの時間変化を示す説明図である。 同実施形態にかかる内燃機関の制御方法を実行した際のTHCの時間変化を示す説明図である。 同実施形態にかかる内燃機関の制御方法を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.内燃機関の基本構成>
まず、本発明の実施の形態にかかる内燃機関の制御装置が適用される内燃機関の構成例について説明する。図1は、内燃機関10の構成例を示す模式図である。本実施形態において、内燃機関10は、車両に搭載され、スタータモータ12を用いて始動される。これらの内燃機関10及びスタータモータ12は、制御装置50により制御される。内燃機関10は、筒内噴射式の内燃機関であってもよく、ポート噴射式の内燃機関であってもよく、燃料噴射の方式は限定されない。
内燃機関10は、複数の気筒を有し、各気筒に対応して燃料噴射弁が備えられる。燃料噴射弁は、例えばソレノイドを備えた電磁駆動式の燃料噴射弁であってもよい。燃料噴射弁には、高圧の燃料が供給され、ソレノイドに対して通電されている期間、弁体が噴射ノズルの弁座から離間し、噴射孔が開放される。燃料噴射弁は、制御装置50により駆動制御される。また、内燃機関10は、冷却水温センサ22、スロットル開度センサ24及びクランク角センサ26を備える。冷却水温センサ22は、内燃機関10を冷却するための冷却水が循環する冷却回路の適宜の位置に設けられ、冷却水温Twを検出する。スロットル開度センサ24は、例えば、吸気スロットル弁のアクチュエータに接続され、スロットル開度を検出する。クランク角センサ26は、エンジン回転数を検出する。
本実施形態にかかる内燃機関10が搭載された車両は、アイドルストップ機能を有し、制御装置50により、アイドルストップ制御が実行可能になっている。制御装置50は、あらかじめ設定された所定の自動停止条件が成立したときに内燃機関10を停止させる一方、その後所定の再始動条件が成立したときに内燃機関10を再始動させる。つまり、制御装置50は、所定の自動停止条件の成立時に燃料噴射弁による燃料噴射を停止し、所定の再始動条件の成立時に燃料噴射弁による燃料噴射を再開する。
なお、本明細書において、「再始動」とは、アイドルストップ機能による内燃機関10の再始動を意味し、「始動」とは、アイドルストップ機能によらない内燃機関10の始動を意味する。
制御装置50には、内燃機関10に備えられた冷却水温センサ22、スロットル開度センサ24及びクランク角センサ26から送信されるセンサ信号が入力される。また、制御装置50には、車速センサ32、シフトレバー位置センサ34、ブレーキペダル操作量センサ36、及びアクセルペダル操作量センサ38等から送信されるセンサ信号が入力される。車速センサ32は、車両の速度を検出する。シフトレバー位置センサ34は、変速機の操作を行うシフトレバーの位置を検出する。ブレーキペダル操作量センサ36及びアクセルペダル操作量センサ38は、それぞれブレーキペダル及びアクセルペダルの踏み込み量を検出する。制御装置50は、入力される情報に基づき、内燃機関10の始動制御及び燃料噴射制御、並びに、アイドルストップ制御を実行する。
<2.内燃機関の制御装置>
図2は、本実施形態にかかる制御装置50の機能構成の一例を示すブロック図である。制御装置50は、主としてマイクロコンピュータを備えて構成される。かかる制御装置50は、冷却水温検出部52と、空燃比設定部54と、燃料噴射制御部56と、アイドルストップ制御部42と、スタータモータ制御部44とを備える。これらの各部は、具体的には、マイクロコンピュータによるプログラムの実行により実現される機能であってもよい。この他、制御装置50は、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)等の記憶部58を備える。
冷却水温検出部52は、冷却水温センサ22から入力されるセンサ信号を読み込み、冷却水温Twを検出する。検出した冷却水温Twの履歴は、記憶部58に記憶される。
アイドルストップ制御部42は、内燃機関10の運転中に、あらかじめ設定された所定の自動停止条件が成立したときに、内燃機関10を停止させる。例えば、アイドルストップ制御部42は、ブレーキペダルが踏み込まれ、アクセルペダルが踏まれておらず、シフトレバー位置がリバースポジション以外の位置にあり、かつ、車速Vがゼロである場合に、内燃機関10を停止させる。具体的に、アイドルストップ制御部42は、燃料噴射制御部56に対して内燃機関10の停止指令を送ることにより、燃料噴射制御を停止させ、内燃機関10を停止させる。
また、アイドルストップ制御部42は、内燃機関10の自動停止中に、あらかじめ設定された再始動条件が成立したときに、内燃機関10を再始動させる。例えば、アイドルストップ制御部42は、アイドルストップ機能による内燃機関10の停止中に上記の自動停止条件が非成立となった場合に、内燃機関10を再始動させる。具体的に、アイドルストップ制御部42は、空燃比設定部54及び燃料噴射制御部56に対して内燃機関10の再始動指令を送ることにより、燃料噴射制御を再開させ、内燃機関10を再始動させる。
スタータモータ制御部44は、内燃機関10のスタータモータ12を制御する。スタータモータ制御部44は、例えば、内燃機関10のイグニションスイッチあるいはスタートスイッチがオンにされたときに、スタータモータ12を駆動し、内燃機関10のクランク軸を回転させる。また、スタータモータ制御部44は、アイドルストップ制御部42から内燃機関10の再始動指令を受け取ったときに、スタータモータ12を駆動し、内燃機関10のクランク軸を回転させる。
空燃比設定部54は、燃料噴射制御部56による目標燃料噴射量の算出に用いられる目標空燃比A/Fを設定する。例えば、空燃比設定部54は、各センサから入力されるセンサ信号に基づいて取得され、記憶部58に記憶される冷却水温Tw、スロットル開度A、エンジン回転数Ne、車速V及びアクセル開度Accのうちの少なくとも1つの情報に基づいて、目標空燃比A/Fを設定する。内燃機関10は、理論上、理論空燃比(Air/Fuel≒14.7)のときに燃焼効率が最も高くなる。これに対して、空燃比設定部54は、内燃機関10の運転状態に応じて、目標空燃比A/Fをリッチ化(<理論空燃比)したり、リーン化(>理論空燃比)したりする。
内燃機関10の始動時においては、内燃機関10の温度(以下、「機関温度」ともいう。)Teが低い場合、霧化された燃料の一部が、気化されなかったり、吸気ポート等に付着したりして、必要とされる混合気が燃焼室に到達しにくい場合がある。このため、空燃比設定部54は、少なくとも内燃機関10の始動時から所定の時間が経過するまでの間、目標空燃比A/Fをリッチ側に設定する。
本実施形態にかかる制御装置50では、記憶部58に、基本空燃比マップM1と、空燃比補正係数マップM2とがあらかじめ記憶されている。空燃比設定部54は、内燃機関10の始動後、基本空燃比マップM1を参照して基本空燃比A/F_baseを求めるとともに、空燃比補正係数マップM2を参照して空燃比補正係数αを求める。そして、空燃比設定部54は、基本空燃比A/F_baseを、空燃比補正係数αを用いて補正し、目標空燃比A/Fを算出する。この場合、目標空燃比A/Fが小さくなるように、つまり、よりリッチ側に補正される。
基本空燃比マップM1では、冷却水温Tw、機関温度Te、スロットル開度A、エンジン回転数Ne、車速V及びアクセル開度Accのうちの少なくとも1つの情報に応じて目標空燃比A/Fが設定されている。また、本実施形態にかかる制御装置50に記憶された空燃比補正係数マップM2では、内燃機関10の始動時水温Tw0、及び、機関温度の上昇に関連する積算パラメータである始動後累積時間Ti(内燃機関10の始動時からの累積の運転時間)に応じて空燃比補正係数αが設定されている。本実施形態の例では、空燃比補正係数αが大きいほど、目標空燃比A/Fがよりリッチ側に補正される。
図3は、空燃比補正係数マップM2を概略的に示す説明図である。かかる空燃比補正係数マップM2の例では、内燃機関10の始動後累積時間Tiが長くなるほど、空燃比補正係数αは小さい値になり、ゼロに近づいていく。また、内燃機関10の始動時に検出された始動時水温Tw0が低いほど、空燃比補正係数αがゼロになるまでの始動後累積時間Tiが長くなる。具体的に、空燃比設定部54は、内燃機関10の始動後、内燃機関10がアイドルストップ機能によらずに停止するまでは、始動時に検出されて設定された始動時水温Tw0を用いて、空燃比補正係数αの算出を継続する。また、空燃比設定部54は、内燃機関10がアイドルストップ機能によらずに停止するまでは、始動時水温Tw0を固定して、内燃機関10の始動時からの累積時間Tiに応じて、対応する空燃比補正係数αを求める。つまり、図3に示した空燃比補正係数マップM2では、一旦始動時水温Tw0が設定された後は、空燃比補正係数αは、時間の経過に伴って図中の左から右に向かって選択され、その値は、徐々に小さくなっていく。
空燃比設定部54は、冷却水温検出部52により検出される冷却水温Twのうち、内燃機関10の始動時に検出した冷却水温を始動時水温Tw0として設定し、記憶部58に記憶する。空燃比設定部54は、内燃機関10がアイドルストップ機能によらずに始動するごとに、設定されている始動時水温Tw0をリセットし、新たに検出された冷却水温Twにより始動時水温Tw0を更新する。例えば、空燃比設定部54は、内燃機関10の始動時ごとに、設定されていた値を、その時に検出された始動時水温Tw0で上書きしてもよい。あるいは、空燃比設定部54は、内燃機関10の停止時に、その時点で設定されている値をリセットし、その後の内燃機関10の始動時に検出された冷却水温Twを始動時水温Tw0に設定してもよい。
また、空燃比設定部54は、図示しないタイマカウンタにより、内燃機関10の始動から停止までの累積時間である始動後累積時間Tiをカウントさせる。始動後累積時間Tiは、内燃機関10が始動してから停止するまでの間、アイドルストップ機能による自動停止期間を除く時間の積算値である。始動後累積時間Tiをカウントさせる際に、空燃比設定部54は、内燃機関10が始動するごとに、新たにカウントを開始させる。例えば、空燃比設定部54は、内燃機関10の始動時ごとに、始動後累積時間Tiのカウンタ値をリセットし、かつ、新たにカウントを開始させてもよい。あるいは、空燃比設定部54は、内燃機関10の停止時に、その時点でのカウンタ値をリセットし、その後の内燃機関10の始動時に新たにカウントを開始させてもよい。
ただし、空燃比設定部54は、アイドルストップ機能によって内燃機関10が自動停止し、さらに内燃機関10が再始動した場合には、始動時水温Tw0をリセットすることなく、設定されている始動後水温Tw0を継続して使用する。また、空燃比設定部54は、アイドルストップ機能によって内燃機関10が自動停止し、さらに内燃機関10が再始動した場合には、自動停止中の始動後累積時間Tiのカウントを中断させるものの、始動後累積時間Tiをリセットすることなくカウントを継続させる。換言すれば、空燃比設定部54は、アイドルストップ機能による内燃機関10の再始動を、空燃比補正係数αを算出する際の「内燃機関10の始動」には当たらないものとして、目標空燃比A/Fの設定処理を継続する。
アイドルストップ機能による内燃機関10の再始動時においては、内燃機関10の暖機が進んでいる場合があり、燃料の気化不足や、吸気ポートへの燃料の付着が生じにくくなっている。このため、目標空燃比A/Fをリッチ化する必要性が低くなる。アイドルストップ機能による内燃機関10の再始動時に、始動時水温Tw0及び始動後累積時間Tiがリセットされると、機関温度Teが上昇しているにもかかわらず、目標空燃比A/Fがリッチ側に補正されるおそれがある。
例えば、図3に示すように、始動時水温TwXで内燃機関10が始動した後、T1秒経過後にアイドルストップ機能により内燃機関10が自動停止し、その後に始動時水温TwYで内燃機関10が再始動したとする。内燃機関10の再始動時に、設定されている始動時水温TwX及び始動後累積時間Tiをリセットせずに空燃比補正係数αの演算を継続した場合、内燃機関10の再始動時からT2秒経過後には、空燃比補正係数αは、始動時水温Tw0=TwX、及び、始動後累積時間Ti=T1+T2、に対応する値α1に設定される。例えば、このとき求められる空燃比補正係数α1は、すでにゼロになっていることもあり得る。
一方、内燃機関10の再始動時に、始動時水温TwX及び始動時累積時間Tiをリセットした場合、内燃機関10の再始動時からT2秒経過後には、空燃比補正係数αは、始動時水温Tw0=TwY、及び、始動後累積時間Ti=T2、に対応する値α2に設定されることになる。その結果、始動時水温TwX及び始動後累積時間Tiをリセットしない場合に比べて、目標空燃比A/Fがリッチ側に設定されることになる。そうすると、本来増やす必要のない燃料が内燃機関10の燃焼室に供給されることになり、排気ガスとともに排出されるTHCの量が大幅に増加し得る。
仮に、内燃機関10の再始動時に、始動時水温Tw0及び始動後累積時間Tiをリセットすることを前提に、目標空燃比A/Fがリッチ側に補正されないようにするには、基本空燃比マップM1と併せて、リセットされる直前の始動後累積時間Tiに応じて、複数の空燃比補正係数マップをあらかじめ準備し、記憶部58に記憶させなければならない。しかしながら、本実施形態にかかる制御装置50では、基本空燃比マップM1以外に1つの空燃比補正係数マップM2を準備するだけで足り、工数や制御負荷が低減される。
燃料噴射制御部56は、アクセル開度Acc及び車速V等の情報と併せて、空燃比設定部54で設定された目標空燃比A/Fの情報を用いて、目標燃料噴射量を設定する。また、燃料噴射制御部56は、算出された目標燃料噴射量や燃料圧力、内燃機関10の運転状態に基づいて、燃料噴射弁に対して通電を行う時期及び時間を設定する。燃料噴射制御部56は、設定した通電時期及び時間に応じて、燃料噴射弁を駆動させる。
<3.内燃機関の始動時制御>
ここまで、内燃機関の制御装置50の構成例について説明した。次に、本実施形態にかかる制御装置50による内燃機関10の始動時制御方法について説明する。以下、目標空燃比A/Fの演算処理において、始動時水温Tw0及び始動後累積時間Tiをリセットする場合及びリセットしない場合それぞれについて、目標空燃比A/F及びTHCの挙動を説明した後、制御装置50により実行される始動時制御のフローチャートを説明する。
(3−1.目標空燃比及びTHCの挙動)
図4及び図5は、アイドルストップ機能による内燃機関10の再始動時に、始動時水温Tw0の設定値及び始動後累積時間Tiのカウンタ値をリセットする場合及びリセットしない場合の、目標空燃比A/F及びTHCの挙動を示す説明図である。図4及び図5において、目標空燃比A/Fは、目標ラムダλの値で示されている。また、図4及び図5には、目標ラムダλ、冷却水温Tw、アクセル開度Acc、始動後累積時間Ti、及び、THCの時間変化が示されている。なお、以下の説明中の始動後累積時間T1,T2、始動時水温TwX,TwY、及び空燃比補正係数α1,α2は、図3の空燃比補正マップM2に示したものに対応する。
図4及び図5に示した例においては、時刻t1で内燃機関10が始動した後、冷却水温Twが徐々に増加する。図4及び図5に示した例は、始動時水温Tw0=TwXが25℃程度、外気温度が25℃程度の条件となっており、機関温度を早期に上昇させる目的も併せて、目標ラムダλの値が、ほぼ横ばいで推移している。内燃機関10の始動後、時刻t1〜時刻t2の期間(始動後累積時間Ti=T1)において、機関温度が上昇するまでの間、THCが発生している。機関温度Teが所定温度まで上昇した後は、THCがゼロになっている。
図4に示した例においては、アイドルストップ機能により内燃機関10が停止させられた時刻t2において、始動時水温TwX、及び、始動後累積時間T1がリセットされる。その後、アイドルストップ機能により内燃機関10が再始動させられる時刻t3までの期間、冷却水温Twは、大きく上昇することなく、ほぼ横ばいで推移する。アイドルストップ機能により内燃機関10が再始動させられた時刻t3において、この時点で検出された冷却水温TwYが始動時水温Tw0=TwYとして新たに設定される。また、時刻t3から、新たに始動後累積時間Tiのカウントが開始される。時刻t3の時点では、すでに機関温度が上昇しており、時刻t3以降も、排気ガスとともに排出される未燃状態の燃料は少なく、THCはほぼゼロになっている。
ただし、時刻t3からT2秒経過した時刻t4(始動後累積時間Ti=T2)でアクセル開度Accが増大されると、基本ラムダλの値(基本空燃比)が小さくなり、始動時水温Tw0=TwY、及び、始動後累積時間Ti=T2に応じて設定される空燃比補正係数α2を反映させた目標ラムダλの値(目標空燃比)が小さくなる。その結果、排気ガスとともに排出される未燃燃料が増加し、THCが大幅に増加している。
一方、図5に示した例においては、アイドルストップ機能により内燃機関10が停止させられた時刻t2において、始動時水温TwX、及び、始動後累積時間T1は、リセットされない。このため、アイドルストップ機能により内燃機関10が再始動させられる時刻t3以降、始動時水温Tw=TwXが継続して用いられ、始動後累積時間Tiのカウントは、Ti=T1から再開される。このため、内燃機関10の再始動時からT2秒経過した時刻t4でアクセル開度Accが増大されても、始動時水温Tw0=TwY、及び、始動後累積時間Ti=T1+T2に応じて設定される空燃比補正係数α1を反映させた目標ラムダ値(目標空燃比)が著しく小さくなることがない。その結果、排気ガスとともに排出される未燃燃料は大幅に増加することなく、THCの増大量は少量に収まっている。
(3−2.フローチャート)
次に、図6を参照して、内燃機関の制御装置50による始動時制御方法のフローチャートの例を説明する。まず、ステップS10において、制御装置50の空燃比設定部54は、スタータモータ12がオフからオンに切り替わったか否かを判別する。つまり、空燃比設定部54は、内燃機関10が始動させられたか否かを判別する。スタータモータ12がオフの場合(S10:No)、始動時水温Tw0及び始動後累積時間Tiを変更する必要はないため、ステップS30に進む。
一方、スタータモータ12がオフからオンになった場合(S10:Yes)、ステップS20において、空燃比設定部54は、今回の内燃機関10の始動が、アイドルストップ機能による内燃機関10の再始動か否かを判別する。アイドルストップ機能による内燃機関10の再始動時の場合(S20:Yes)、ステップS30に進み、空燃比設定部54は、現在設定されている始動時水温Tw0、及び、現在の始動後累積時間Tiのカウンタ値を踏襲する。すなわち、始動時水温Tw0の設定値は維持され、かつ、始動後累積時間Tiのカウントが前回の値から再開される。
一方、今回の内燃機関10の始動が、アイドルストップ機能による内燃機関10の再始動ではなく、内燃機関10の初始動の場合(S20:No)、ステップS40に進み、空燃比設定部54は、現在設定されている始動時水温Tw0、及び、現在の始動後累積時間Tiのカウンタ値をリセットする。次いで、ステップS50において、空燃比設定部54は、今回の内燃機関10の始動時に検出された冷却水温Twを始動時水温Tw0として新たに設定し、かつ、始動後累積時間Tiのカウントを新たに開始させる。
ステップS30及びステップS50において、空燃比補正係数αを算出するための始動時水温Tw0が決定され、始動後累積時間Tiのカウントが開始された後、ステップS60において、空燃比設定部54は、始動時水温Tw0と始動後累積時間Tiとに基づき、空燃比補正係数マップM2を参照して空燃比補正係数αを求めつつ、基本空燃比マップM1を参照して求められる基本空燃比A/F_baseに反映させて、目標空燃比A/Fを設定する。
次いで、ステップS70において、制御装置50の燃料噴射制御部56は、空燃比設定部54により設定された目標空燃比A/Fの情報を用いて、目標燃料噴射量を設定しながら燃料噴射制御を実行する。次いで、ステップS80において、空燃比設定部54は、内燃機関10が停止したか否かを判別する。内燃機関10が停止していない場合(S80:No)、ステップS60に戻って、空燃比設定部54による目標空燃比A/Fの設定と、ステップS70における、燃料噴射制御部56による燃料噴射制御とが繰り返される。一方、内燃機関10が停止した場合(S80:Yes)、スタートに戻って、ここまでに説明した各ステップの処理を繰り返し実行する。
以上、本実施形態にかかる内燃機関の制御装置50によれば、アイドルストップ機能によらない内燃機関10の始動時に検出される始動時水温Tw0、及び、内燃機関10の始動時からの始動後累積時間Tiに応じて、目標空燃比A/Fがリッチ側に補正される。かかる始動時水温Tw0及び始動後累積時間Tiは、アイドルストップ機能によらない内燃機関10の停止及び始動時にはリセットされる一方、アイドルストップ機能による内燃機関10の自動停止及び再始動時にはリセットされない。したがって、内燃機関10の温度が上昇しているにもかかわらず、目標空燃比A/Fがリッチ側に補正されることが抑制され、排気ガスのTHCの増加を抑制することができる。
また、本実施形態にかかる内燃機関の制御装置50では、始動時水温Tw0及び始動後累積時間Tiのリセットの可否のみによって、アイドルストップ機能による内燃機関10の再始動後の空燃比補正係数αが適正な値に設定される。したがって、目標空燃比の補正制御が容易に行われる。また、アイドルストップ機能による内燃機関10の再始動時には、始動時水温Tw0及び始動後累積時間Tiをリセットさせないことで、1つの空燃比補正係数マップM2を用いて、空燃比補正係数αを求めることができる。したがって、制御装置50を生産する際の工数や、制御装置50の負荷が低減される。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は応用例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記の実施の形態では、内燃機関10の温度の上昇に関連する積算パラメータとして、始動後累積時間Tiを用いたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、積算パラメータは、内燃機関10の始動時からの吸入空気量の積算値であってもよく、内燃機関10の始動時からの燃料噴射量の積算値であってもよい。
10 内燃機関
12 スタータモータ
22 冷却水温センサ
24 スロットル開度センサ
26 クランク角センサ
42 アイドルストップ制御部
44 スタータモータ制御部
50 制御装置
52 冷却水温検出部
54 空燃比設定部
56 燃料噴射制御部
58 記憶部

Claims (5)

  1. 内燃機関の始動時に検出された冷却水温度である始動時水温、及び、前記内燃機関の始動時以降の前記内燃機関の温度の上昇に関連する積算パラメータに基づき、目標空燃比を設定する空燃比設定部と、
    前記目標空燃比に応じて前記内燃機関の燃料噴射制御を行う燃料噴射制御部と、
    所定の自動停止条件の成立時に前記内燃機関を停止させ、所定の再始動条件の成立時に前記内燃機関を再始動させるアイドルストップ制御を実行するアイドルストップ制御部と、を備え、
    前記空燃比設定部は、前記アイドルストップ制御時には、前記始動時水温の設定値、及び、前記積算パラメータの積算値をリセットすることなく、前記内燃機関の再始動後の演算処理を継続する、内燃機関の制御装置。
  2. 前記空燃比設定部は、前記内燃機関の運転状態に応じて基本空燃比を求め、さらに、前記始動時水温及び前記積算パラメータに基づき前記基本空燃比を補正して、前記目標空燃比を設定する、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記空燃比設定部は、前記内燃機関の運転状態に応じた前記基本空燃比を定めた基本空燃比マップと、前記始動時水温及び前記積算パラメータに応じた空燃比補正係数を定めた空燃比補正係数マップと、を用いて、前記目標空燃比を設定する、請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記積算パラメータが、前記内燃機関の始動時からの累積時間である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記積算パラメータが、前記内燃機関の始動時からの吸入空気量の積算値である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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