JP2017145231A - 長鎖炭化水素基とヒドロシリル基を有する環状シロキサン及びその製造方法 - Google Patents

長鎖炭化水素基とヒドロシリル基を有する環状シロキサン及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017145231A
JP2017145231A JP2016030330A JP2016030330A JP2017145231A JP 2017145231 A JP2017145231 A JP 2017145231A JP 2016030330 A JP2016030330 A JP 2016030330A JP 2016030330 A JP2016030330 A JP 2016030330A JP 2017145231 A JP2017145231 A JP 2017145231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
represented
hydrocarbon group
cyclic siloxane
carbon atoms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016030330A
Other languages
English (en)
Inventor
雅史 海野
Masafumi Unno
雅史 海野
泰暢 江川
Yasunobu Egawa
泰暢 江川
島田 茂
Shigeru Shimada
茂 島田
佐藤 一彦
Kazuhiko Sato
一彦 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gunma University NUC
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Gunma University NUC
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gunma University NUC, National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST filed Critical Gunma University NUC
Priority to JP2016030330A priority Critical patent/JP2017145231A/ja
Publication of JP2017145231A publication Critical patent/JP2017145231A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】ヒドロシリル(Si−H)基を有する有用な環状シロキサン化合物、及びその合成法の提供。
【解決手段】トリハロシランと水を反応させて得られた生成物とジシラザン及び/又はモノハロシランを反応させて、式(C)で表される環状シロキサン化合物を得る合成法。
Figure 2017145231

(RはC6〜12の炭化水素基;Rはそれぞれ独立してH又はC1〜12の炭化水素基)
【選択図】なし

Description

本発明は、環状シロキサン及びその製造方法に関し、より詳しくは長鎖炭化水素基とヒドロシリル基を有する環状シロキサン及びその製造方法に関する。
シロキサン結合(Si−O−Si)は、有機化合物の基本骨格である炭素−炭素結合(C−C)や炭素−酸素結合(C−O)よりも結合エネルギーが大きく、シロキサン化合物は、耐熱性、耐擦傷性、耐候性に優れていることが知られている。
特に活性なヒドロシリル(Si−H)基が残存したシロキサン化合物は、ポリシロキサンの原料や反応剤として利用し易く、このようなシロキサン化合物を簡易的に効率良く合成することができれば、耐熱性材料、機能性材料等の性能の向上やコスト削減に繋がる重要な技術になり得る。
ヒドロシリル基を有するシロキサン化合物の合成法としては、トリオルガノシリル末端停止基を含有するポリシロキサンを酸触媒の存在下で加熱する方法(例えば、特許文献1参照。)、Si−H結合含有鎖状ポリシロキサンを水及び活性白土の存在下で加熱して環化する方法(例えば、特許文献2参照。)等が報告されている。
特開昭47−013699号公報 特開昭52−069500号公報
本発明は、ヒドロシリル(Si−H)基を有する有用なシロキサン化合物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、長鎖炭化水素基を有する特定のトリハロシランと水を反応させ、得られた生成物と特定のジシラザン等を反応させることにより、長鎖炭化水素基とヒドロシリル基を有する新規で有用な環状シロキサンが簡易的に得られることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は以下の通りである。
<1> 下記式(A)で表されるトリハロシランと水を反応させる第1工程、及び前記第
1工程で得られた生成物と下記式(B−1)で表されるジシラザン及び/又は下記式(B−2)で表されるモノハロシランを反応させて下記式(C)で表される環状シロキサンを生成する第2工程を含むことを特徴とする、環状シロキサンの製造方法。
Figure 2017145231
(式(A)中、Rは炭素数6〜12の炭化水素基を、Xはそれぞれ独立して塩素原子、
臭素原子、又はヨウ素原子を表す。)
Figure 2017145231
(式(B−1)及び(B−2)中、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を、Rは水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基を、Xはそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表す。)
Figure 2017145231
(式(C)中、Rは炭素数6〜12の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を表す。)
<2> 下記式(C)で表される環状シロキサン
Figure 2017145231
(式(C)中、Rは炭素数6〜12の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を表す。)
本発明によれば、長鎖炭化水素基とヒドロシリル基を有する新規で有用な環状シロキサンを提供することができる。
本発明を説明するに当たり、具体例を挙げて説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り以下の内容に限定されるものではなく、適宜変更して実施することができる。
<環状シロキサンの製造方法>
本発明の一態様である環状シロキサンの製造方法(以下、「本発明の製造方法」と略す
場合がある。)は、下記式(A)で表されるトリハロシランと水を反応させる第1工程(以下、「第1工程」と略す場合がある。)、及び第1工程で得られた生成物と下記式(B−1)で表されるジシラザン及び/又は下記式(B−2)で表されるモノハロシランを反応させて下記式(C)で表される環状シロキサンを生成する第2工程(以下、「第2工程」と略す場合がある。)を含むことを特徴とする。
Figure 2017145231
(式(A)中、Rは炭素数6〜12の炭化水素基を、Xはそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表す。)
Figure 2017145231
(式(B−1)及び(B−2)中、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を、Rは水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基を、Xはそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表す。)
Figure 2017145231
(式(C)中、Rは炭素数6〜12の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を表す。)
本発明者らは、ヒドロシリル(Si−H)基を有する有用なシロキサン化合物について鋭意検討を重ねた結果、式(A)で表されるトリハロシランと水を反応させ、得られた生成物と式(B−1)で表されるジシラザン及び/又は式(B−2)で表されるモノハロシランを反応させることにより、新規で有用な式(C)で表される環状シロキサンが簡易的に得られることを見出したのである。この方法は、入手や合成が容易な式(A)で表されるトリハロシラン等を原料として用い、非常に簡便に新規で有用な式(C)で表される環状シロキサンが得られるものであり、実用性や経済性に優れた発明であると言える。
以下、「第1工程」、「第2工程」等について詳細に説明する。
第1工程は、式(A)で表されるトリハロシランと水を反応させる工程であるが、式(A)で表されるトリハロシランの具体的種類は特に限定されず、目的とする環状シロキサンに応じて適宜選択されるべきである。なお、式(A)で表されるトリハロシランは、1種類に限られず、2種類以上を組み合せて使用してもよい。
Figure 2017145231
(式(A)中、Rは炭素数6〜12の炭化水素基を、Xはそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表す。)
は炭素数6〜12の炭化水素基を表しているが、「炭化水素基」とは、直鎖状の飽和炭化水素基に限られず、炭素−炭素不飽和結合、分岐構造、環状構造のそれぞれを有していてもよいことを意味する。
の炭化水素基の炭素数は、好ましくは12以下、より好ましくは8以下である。
としては、n−ヘキシル基(−C13,−Hex)、シクロヘキシル基(−11,−Cy)、フェニル基(−C,−Ph)、n−ヘプチル基(−C15,−Hep)、n−オクチル基(−C17,−Oct)、n−ノニル基(−C19)、n−デシル基(−C1021)、n−ウンデシル基(−C1123)、n−ドデシル基(−C1225)、等が挙げられる。この中でも、n−ヘキシル基、n−オクチル基、等が特に好ましい。
Xはそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表しているが、塩素原子が特に好ましい。
式(A)で表されるトリハロシランとしては、下記式で表されるものが挙げられる。
Figure 2017145231
第1工程における水の使用量(仕込量)は、式(A)で表されるトリハロシランに対して物質量換算で、通常1倍以上、好ましくは1.5倍以上、より好ましくは2倍以上であり、通常10倍以下、好ましくは6倍以下、より好ましくは5倍以下である。上記範囲内であると、より効率良く環状シロキサンを製造することができる。
第1工程は、通常溶媒を使用するものである。溶媒の種類としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)等のエーテル系溶媒;ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)等の非プロトン性極性溶媒が挙げられる。この中でもテトラヒドロフランが特に好ましい。
上記のものであると、より効率良く環状シロキサンを製造することができる。
第1工程の反応温度は、通常0℃以上、好ましくは10℃以上、より好ましくは20℃以上であり、通常60℃以下、好ましくは50℃以下、より好ましくは30℃以下である。
第1工程の反応時間は、通常15分以上、好ましくは30分以上、より好ましくは45分以上であり、通常4時間以下、好ましくは3時間以下、より好ましくは2時間以下である。
第1工程は、大気下で行うこともできるが、窒素、アルゴン等の不活性雰囲気下で行うことが好ましい。
上記範囲内であると、より効率良く環状シロキサンを製造することができる。
第2工程は、第1工程で得られた生成物と式(B−1)で表されるジシラザン及び/又は式(B−2)で表されるモノハロシランを反応させて式(C)で表される環状シロキサンを生成する工程であるが、式(B−1)で表されるジシラザンと式(B−2)で表されるモノハロシランの具体的種類は特に限定されず、目的とする環状シロキサンに応じて適宜選択されるべきである。なお、式(B−1)で表されるジシラザンと式(B−2)で表されるモノハロシランは、1種類に限られず、2種類以上を組み合せて使用してもよい。
Figure 2017145231
(式(B−1)及び(B−2)中、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を、Rは水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基を、Xはそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表す。)
はそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を表しているが、「炭化水素基」とは、Rの場合と同義である。
が炭化水素基の場合の炭素数は、好ましくは2以上であり、好ましくは10以下、より好ましくは8以下、さらに好ましくは6以下である。
としては、水素原子、メチル基(−CH,−Me)、エチル基(−C,−Et)、ビニル基(−CH=CH)、n−プロピル基(−,−Pr)、i−プロピル基(−,−Pr)、アリル基(−CHCH=CH)、n−ブチル基(−,−Bu)、t−ブチル基(−,−Bu)、n−ペンチル基(−11)、n−ヘキシル基(−13,−Hex)、シクロヘキシル基(−11,−Cy)、フェニル基(−C,−Ph)、ナフチル基(−C10,−Naph)等が挙げられる。この中でも、メチル基、等が特に好ましい。
なお、式(B−1)で表されるジシラザンと式(B−2)で表されるモノハロシランの両方を反応させる場合、式(B−1)で表されるジシラザンと式(B−2)で表されるモノハロシランのRは共通したものを反応させることが好ましい。
は水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基を表しているが、水素原子が特に好ましい。
Xはそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表しているが、塩素原子が特に好ましい。
式(B−1)で表されるジシラザンとしては、下記式で表されるものが挙げられる。
Figure 2017145231
式(B−2)で表されるモノハロシランとしては、下記式で表されるものが挙げられる。
Figure 2017145231
第2工程における式(B−1)で表されるジシラザンの単独の使用量(仕込量)は、第1工程で使用した式(A)で表されるトリハロシランに対して物質量換算で、通常0.2
倍以上、好ましくは0.3倍以上、より好ましくは0.5倍以上であり、通常2倍以下、好ましくは1.5倍以下、より好ましくは1.3倍以下である。上記範囲内であると、より効率良く環状シロキサンを製造することができる。
第2工程における式(B−2)で表されるモノハロシランの単独の使用量(仕込量)は、第1工程で使用した式(A)で表されるトリハロシランに対して物質量換算で、通常0.1倍以上、好ましくは0.13倍以上、より好ましくは0.15倍以上であり、通常2倍以下、好ましくは1.5倍以下、より好ましくは1倍以下である。上記範囲内であると、より効率良く環状シロキサンを製造することができる。
第2工程において、式(B−1)で表されるジシラザンと式(B−2)で表されるモノハロシランを両方使用する場合、式(B−1)で表されるジシラザンの使用量(仕込量)は、第1工程で使用した式(A)で表されるトリハロシランに対して物質量換算で、通常0.5倍以上、好ましくは0.8倍以上、より好ましくは0.9倍以上であり、通常2倍以下、好ましくは1.5倍以下、より好ましくは1.1倍以下である。式(B−2)で表されるモノハロシランの使用量(仕込量)は、第1工程で使用した式(A)で表されるトリハロシランに対して物質量換算で、通常0.1倍以上、好ましくは0.15倍以上、より好ましくは0.17倍以上であり、通常1倍以下、好ましくは0.5倍以下、より好ましくは0.3倍以下である。上記範囲内であると、より効率良く環状シロキサンを製造す
ることができる。
第2工程は、通常溶媒を使用するものである。溶媒の種類としては、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)等のエーテル系溶媒;ジメチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド(DMF)等の非プロトン性極性溶媒が挙げられる。この中でもテトラヒドロフランが特に好ましい。
上記のものであると、より効率良く環状シロキサンを製造することができる。
第2工程の反応温度は、通常0℃以上、好ましくは10℃以上、より好ましくは20℃以上であり、通常60℃以下、好ましくは50℃以下、より好ましくは30℃以下である。
第2工程の反応時間は、通常1時間以上、好ましくは2時間以上、より好ましくは3時間以上であり、通常7時間以下、好ましくは6時間以下、より好ましくは5時間以下である。
第2工程は、大気下で行うこともできるが、窒素、アルゴン等の不活性雰囲気下で行うことが好ましい。
上記範囲内であると、より効率良く環状シロキサンを製造することができる。
第2工程は、第1工程で得られた生成物と式(B−1)で表されるジシラザン及び/又は式(B−2)で表されるモノハロシランを反応させて下記式(C)で表される環状シロキサンを生成する工程であるが、第1工程で得られた生成物は、単離・精製した後に第2工程に使用するほか、第1工程後に反応器内に式(B−1)で表されるジシラザン及び/又は式(B−2)で表されるモノハロシランを投入し、そのまま第2工程を進行させる態様であってもよい。このような態様であると、より効率良く環状シロキサンを製造することができる。
<環状シロキサン>
本発明の製造方法によって式(C)で表される環状シロキサンが簡易的に得られることを前述したが、式(C)で表される環状シロキサンも本発明の一態様である。
Figure 2017145231
(式(C)中、Rは炭素数6〜12の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を表す。)
式(C)で表される環状シロキサンとしては、下記式で表されるものが挙げられる。
Figure 2017145231
以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更することができる。従って、本発明の範囲は以下に示す具体例により限定的に解釈されるべきものではない。
ノルマルオクチルトリクロロシラン(3g,12.1mmol)を水(0.65g,36.3mmol)とTHF(120mL)の混合溶液に室温下で2分かけて滴下し、1時間室温にて撹拌した。その後、1,1,3,3−テトラメチルジシラザン(1.6g,12mmol)とジメチルクロロシラン(0.23g,2.4mmol)を反応液に加え、加えて3時間室温にて撹拌した。その後、ジエチルエーテルと水にて分液操作により、目的物を抽出した。クロロホルムを展開溶媒としたリサイクル型サイズ排除クロマトグラフィーにより目的物を単離した(収量:0.86g,収率:31%)。
Figure 2017145231
H NMR(CDCl3):0.19-0.24(m, 18H), 0.57-0.69(m, 6H), 0.85-0.89(m, 9H), 1.21-1.44(m, 36H), 4.70-4.78(m, 3H)ppm.
13C NMR(CDCl3):0.51(CH3), 13.20(CH2), 13.25(CH2), 13.34(CH2), 14.11(CH3), 22.72(CH2), 22.80(CH2), 22.91(CH2), 29.25(CH2), 29.32(CH2), 31.96(CH2), 32.97(CH2), 32.99(CH2), 33.05(CH2)
29Si NMR(CDCl3):-56.66, -56.60, -56.05, -4.71, -4.57, -4.42
本発明の製造方法によって製造された環状シロキサンは、高耐熱性材料、耐紫外線材料、有機高分子材料へ高機能を付与する添加剤等として利用することができる。

Claims (2)

  1. 下記式(A)で表されるトリハロシランと水を反応させる第1工程、及び前記第1工程で得られた生成物と下記式(B−1)で表されるジシラザン及び/又は下記式(B−2)で表されるモノハロシランを反応させて下記式(C)で表される環状シロキサンを生成する第2工程を含むことを特徴とする、環状シロキサンの製造方法。
    Figure 2017145231
    (式(A)中、Rは炭素数6〜12の炭化水素基を、Xはそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表す。)
    Figure 2017145231
    (式(B−1)及び(B−2)中、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を、Rは水素原子又は炭素数1〜3の炭化水素基を、Xはそれぞれ独立して塩素原子、臭素原子、又はヨウ素原子を表す。)
    Figure 2017145231
    (式(C)中、Rは炭素数6〜12の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を表す。)
  2. 下記式(C)で表される環状シロキサン。
    Figure 2017145231
    (式(C)中、Rは炭素数6〜12の炭化水素基を、Rはそれぞれ独立して水素原子又は炭素数1〜12の炭化水素基を表す。)
JP2016030330A 2016-02-19 2016-02-19 長鎖炭化水素基とヒドロシリル基を有する環状シロキサン及びその製造方法 Pending JP2017145231A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030330A JP2017145231A (ja) 2016-02-19 2016-02-19 長鎖炭化水素基とヒドロシリル基を有する環状シロキサン及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016030330A JP2017145231A (ja) 2016-02-19 2016-02-19 長鎖炭化水素基とヒドロシリル基を有する環状シロキサン及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017145231A true JP2017145231A (ja) 2017-08-24

Family

ID=59682007

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016030330A Pending JP2017145231A (ja) 2016-02-19 2016-02-19 長鎖炭化水素基とヒドロシリル基を有する環状シロキサン及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017145231A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021166871A1 (ja) 2020-02-21 2021-08-26 信越化学工業株式会社 環状ポリシロキサンの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104610546A (zh) * 2013-11-04 2015-05-13 上海华明高技术(集团)有限公司 环形网状硅树脂的制备方法
WO2017141796A1 (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 国立研究開発法人産業技術総合研究所 シロキサン及びその製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104610546A (zh) * 2013-11-04 2015-05-13 上海华明高技术(集团)有限公司 环形网状硅树脂的制备方法
WO2017141796A1 (ja) * 2016-02-15 2017-08-24 国立研究開発法人産業技術総合研究所 シロキサン及びその製造方法

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
MURAKAMI, SHINJI; EGAWA, YASUNOBU; KURAMOCHI, CHIKA; TAKEDA, NOBUHIRO; UNNO, MASAFUMI: "Cyclic silanols with long alkyl chains", CHEMISTRY LETTERS, vol. 45(3), JPN6019051463, 2016, pages 309 - 311, ISSN: 0004295777 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021166871A1 (ja) 2020-02-21 2021-08-26 信越化学工業株式会社 環状ポリシロキサンの製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6111174B2 (ja) グリコールウリル環含有オルガノシランとグリコールウリル環含有オルガノシロキサンとそれらの製造方法
JP6311983B2 (ja) シロキサン化合物の製造方法
CN106810700A (zh) 一种含苯基封端甲基乙烯基(四苯基)苯基改性硅胶及其制备方法
JP2017145231A (ja) 長鎖炭化水素基とヒドロシリル基を有する環状シロキサン及びその製造方法
JP2009263316A (ja) 不完全縮合オリゴシルセスキオキサンの製造方法
JP4835841B2 (ja) トリオルガノシリル基で保護したアミノ基含有シルセスキオキサン
KR102320689B1 (ko) 알콕시알킬기를 갖는 이소시아눌산유도체 및 그 제조방법
JP6583050B2 (ja) オルガノポリシロキサンの製造方法
JPH03263431A (ja) ケイ素含有デンドリマー
JP6202431B2 (ja) かご型シルセスキオキサン誘導体
JP6846736B2 (ja) ボラン還元を用いたヒドロシランの製造方法
JP6598406B2 (ja) イリジウム錯体等を用いたアリル化合物のヒドロシリル化によるシリル化合物の製造方法
WO2017065311A1 (ja) 異なる置換基を対面に4つずつ有するかご型シルセスキオキサン
JP6826351B2 (ja) オルガノシロキサン及びその製造方法
JP2018090502A (ja) 反応性置換基を有するシルセスキオキサンの製造方法
JP2019099507A (ja) シロキサンの製造方法
WO2019151419A1 (ja) ポリカルボニル化合物、その誘導体及びそれらの製造方法
WO2020003734A1 (ja) 環状シロキサン化合物の製造方法、及び環状シロキサン化合物
JP5397907B2 (ja) 光学活性リン化合物の製造方法
JP2023013493A (ja) ニトリルオキシド化合物、その製造方法、及び組成物
JP2003064088A (ja) 新規シラザン化合物及びその製造方法、並びに新規シラザン化合物重合体及びその製造方法
JP2019172636A (ja) ハロシラン類を原料に用いる有機ケイ素化合物の製造方法
JP4490152B2 (ja) 1,1−ジアルキル−3−(4−フェナントレニル)−2−プロピン−1−オール誘導体
JP2018095613A (ja) ヒドロシランを利用した含窒素含ケイ素有機化合物の製造方法
JP2021017427A (ja) ビスハロアルキルシロキサン化合物及びその製造方法、並びに、両末端官能性のシロキサン化合物の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190215

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200630