JP2017145018A - パウチ - Google Patents

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Abstract

【課題】閉鎖片をスムーズに切り取ることができ、袋の開口部を容易に開封できるパウチを提供する。【解決手段】パウチ1は第1のシート11、第1のシート11と対向する第2のシート12、袋10が構成されるように各シート11、12を接合するシール部20、および、袋10に開口部14を形成するために上部シール部23を含む閉鎖片10Aを袋10から分離できるように各シート11、12に設けられるガイド部40を含む。ガイド部40は、閉鎖片10Aが袋10から分離された場合に開口部14において第1のシート11の内面および第2のシート12の内面の少なくとも一方が露出するように、かつ、閉鎖片10Aが第1のシート11側に飛び出すように閉鎖片10Aが袋10から分離される場合の開口部14の形状と、閉鎖片10Aが第2のシート12側に飛び出すように閉鎖片10Aが袋10から分離される場合の開口部14の形状とが異なるように設けられる。【選択図】図2

Description

本発明は複数のガイド線を含むパウチに関する。
食品等の内容物を収容するパウチが知られている。その一例である特許文献1のパウチ900は図9に示されるとおり、互いに対向する第1のシート911および第2のシート912により構成される袋910、ならびに、袋910の開口を閉鎖する閉鎖片910Aを切り取るためのガイド線920を含む。図9に示される例では、第1のシート911が袋910の正面を構成し、第2のシート912が袋910の背面を構成する。ガイド線920は、袋910の幅方向に伸びるように第1のシート911に設けられる第1のガイド線921、および、袋910の幅方向に伸びるように第2のシート912に設けられる第2のガイド線922を含む。
第1のガイド線921は第1の直線部分921A、上方湾曲部分921B、および、第2の直線部分921Cを含む。第1の直線部分921Aは第1のシート911のうちの一方の側部の縁から袋910の幅方向に伸びている。第2の直線部分921Cは第1のシート911のうちの他方の側部の縁から袋910の幅方向に伸びている。上方湾曲部分921Bは第1の直線部分921Aと第2の直線部分921Cとを互いに接続し、袋910の上下方向において上方に突出している。
第2のガイド線922は第1の直線部分922A、下方湾曲部分922B、および、第2の直線部分922Cを含む。第1の直線部分922Aは第2のシート912のうちの一方の側部の縁から袋910の幅方向に伸びている。第2の直線部分922Cは第2のシート912のうちの他方の側部の縁から袋910の幅方向に伸びている。下方湾曲部分922Bは第1の直線部分922Aと第2の直線部分922Cとを互いに接続し、袋910の上下方向において下方に突出している。
各ガイド線921、922に沿って袋910の一部が切断されることにより、袋910が閉鎖片910Aと袋本体910Bとに分離する。すなわち、図10に示されるように袋910から閉鎖片910Aが切り取られ、袋910が開口する。これにより、袋本体910Bの上下方向における上方湾曲部分921Bと下方湾曲部分922Bとの間の部分に第1の段差部931が形成され、閉鎖片910Aの上下方向における上方湾曲部分921Bと下方湾曲部分922Bとの間の部分に第2の段差部932が形成される。図10に示される例では、第1の段差部931は袋本体910Bのうちの第1のシート911に形成され、第2の段差部932は閉鎖片910Aのうちの第2のシート912に形成される。パウチ900を使用する使用者は、例えばこの第1の段差部931を把持することによりパウチ900を容易に開封できる。
特開2005−289396号公報
袋910から閉鎖片910Aを切り取る手順として、第1の切取手順および第2の切取手順が考えられる。第1の切取手順は、例えば使用者が閉鎖片910Aを袋本体910Bに対して手前に引くことにより袋910から閉鎖片910Aを切り取る手順である。第2の切取手順は、例えば使用者が閉鎖片910Aを袋本体910Bに対して奥に押すことにより袋910から閉鎖片910Aを切り取る手順である。
第1の切取手順により袋910から閉鎖片910Aが切り取られる場合、その過程において第1のシート911の第1の段差部931に相当する部分と第2のシート912の第2の段差部932に相当する部分とが干渉し、袋910から閉鎖片910Aを切り取る動作が妨げられる。このため、閉鎖片910Aをスムーズに切り取れないおそれがある。なお、第1のガイド線921が第2のシート912に設けられ、第2のガイド線922が第1のシート911に設けられるパウチでは、第2の切取手順により閉鎖片910Aが切り取られる場合に同様の課題が発生する。
〔1〕本発明に従うパウチの一形態は、第1のシートと、前記第1のシートと対向する第2のシートと、前記第1のシートおよび前記第2のシートにより袋が構成されるように前記第1のシートと前記第2のシートとを接合するシール部と、前記袋に開口部を形成するために前記シール部の一部を含む閉鎖片を前記袋から分離できるように前記第1のシートおよび前記第2のシートに設けられるガイド部とを含み、前記ガイド部は、前記閉鎖片が前記袋から分離された場合に前記開口部において前記第1のシートの内面および前記第2のシートの内面の少なくとも一方が露出するように、かつ、前記閉鎖片が前記第1のシート側に飛び出すように前記閉鎖片が前記袋から分離される場合の前記開口部の形状と、前記閉鎖片が前記第2のシート側に飛び出すように前記閉鎖片が前記袋から分離される場合の前記開口部の形状とが異なるように設けられる。
上記パウチによれば、上述した第1の切取手順により閉鎖片が袋から切り取られた場合の袋の開口部の形状と、第2の切取手順により閉鎖片が袋から切り取られた場合の袋の開口部の形状とが異なる。これは、第1の切取手順において利用されるガイド部と第2の切取手順において利用されるガイド部とが相違することが関係している。すなわち、袋から閉鎖片が切り取られる過程において第1のシートと第2のシートとの干渉が大きくなる前に、第1の切取手順および第2の切取手順のいずれにおいても閉鎖片が袋から切り取られるようにガイド部が設けられている。このため、上記パウチは閉鎖片をスムーズに切り取ることができる。
また、上記パウチは閉鎖片が袋から切り取られた場合に、その袋の開口部において第1のシートの内面および第2のシートの内面の少なくとも一方が露出する。このため、上記パウチを使用する使用者がその露出した部分を把持することにより、その開口部を容易に開封できる。このように、上記パウチは閉鎖片をスムーズに切り取ることができ、その開口部を容易に開封できる。
〔2〕前記パウチの一例によれば、前記ガイド部は、前記第1のシートに設けられる複数の第1のガイド線、および、前記第2のシートに設けられる少なくとも1本の第2のガイド線を含む。
〔3〕前記パウチの一例によれば、前記複数の第1のガイド線は、前記閉鎖片に含まれる前記シール部寄りの箇所に設けられる第1の外側ガイド線、および、前記第1の外側ガイド線よりも前記閉鎖片に含まれる前記シール部から離れた箇所に設けられる第1の内側ガイド線を含み、前記少なくとも1本の第2のガイド線は、投影面上において前記第1の外側ガイド線および前記第1の内側ガイド線の少なくとも一方と交差または接する。
〔4〕前記パウチの一例によれば、前記ガイド部は、複数の前記第2のガイド線を含み、前記複数の第2のガイド線は、前記閉鎖片に含まれる前記シール部寄りの箇所に設けられる第2の外側ガイド線、および、前記第2の外側ガイド線よりも前記閉鎖片に含まれる前記シール部から離れた箇所に設けられる第2の内側ガイド線を含み、前記第2の外側ガイド線は、投影面上において前記第1の外側ガイド線と交差し、前記第2の内側ガイド線は、投影面上において前記第1の内側ガイド線と交差する。
〔5〕前記パウチの一例によれば、前記ガイド部は、前記シール部に設けられるノッチをさらに含み、前記第1の外側ガイド線の端および前記第2の内側ガイド線の端、または、前記第1の内側ガイド線の端および前記第2の外側ガイド線の端は前記ノッチの先端部と繋がる。
〔6〕前記パウチの一例によれば、前記第1のガイド線および前記第2のガイド線の少なくとも一方は波線である。
〔7〕前記パウチの一例によれば、前記第1の外側ガイド線および前記第1の内側ガイド線の位相は同じであり、前記第2の外側ガイド線および前記第2の内側ガイド線の位相は同じであり、前記第1の外側ガイド線および前記第1の内側ガイド線の位相と異なる。
〔8〕前記パウチの一例によれば、前記第1の外側ガイド線および前記第1の内側ガイド線と前記第2の外側ガイド線および前記第2の内側ガイド線とのずれは半周期であり、前記第1の外側ガイド線の谷の頂点と前記第2の内側ガイド線の山の頂点とは、投影面上において互いに接し、前記第1の内側ガイド線の山の頂点と前記第2の外側ガイド線の谷の頂点とは、投影面上において互いに接する。
上記パウチによれば、閉鎖片をスムーズに切り取ることができ、その開口部を容易に開封できる。
第1実施形態のパウチの正面図。 図1の各ガイド線およびその周辺を示す拡大図。 図2のA部の拡大図。 第1の切取手順により袋から閉鎖片が切り取られている状態を示す斜視図。 第2の切取手順により袋から閉鎖片が切り取られている状態を示す斜視図。 第2実施形態のパウチの各ガイド線およびその周辺を示す拡大図。 変形例のパウチの各ガイド線およびその周辺を示す拡大図。 変形例のパウチの各ガイド線およびその周辺を示す拡大図。 従来のパウチの正面図。 図9のパウチの袋から閉鎖片が切り取られている状態を示す正面図。
(第1実施形態)
図1は内容物100が収容されたパウチ1の外観である。パウチ1の形態は平パウチである。パウチ1は袋10を含む。袋10は第1のシート11、第2のシート12、および、シール部20を含む。第1のシート11および第2のシート12は互いに対向している。シール部20の機能は、第1のシート11および第2のシート12により袋10が構成されるように第1のシート11と第2のシート12とを接合することである。一例では、各シート11、12の縁が互いにシールされることにより袋10が構成される。なお、図示されるドットはシール部20である。
各シート11、12は同一の層構造を有する積層シートであり、例えば透明な材料により構成された最外層、中間層、および、最内層を含む。最外層を構成する材料の一例はポリエチレンテレフタレートである。中間層は例えば印刷層、第1接着層、延伸ナイロン層、および、第2接着層を含む。印刷層は最外層の内側に設けられ、外面に絵柄および商品説明のテキスト等が印刷される。第1接着層は印刷層の内側に設けられる。延伸ナイロン層は第1接着層の内側に設けられる。第2接着層は延伸ナイロン層の内側に設けられる。最内層は第2接着層の内側に設けられる。最内層を構成する材料の一例は無延伸ポリプロピレンである。
シール部20は第1の側部シール部21、第2の側部シール部22、上部シール部23、および、底部シール部24を含む。第1の側部シール部21は各シート11、12の一方の側部が互いにシールされた部分である。第2の側部シール部22は各シート11、12の他方の側部が互いにシールされた部分である。上部シール部23は正面視における各シート11、12の上部が互いにシールされた部分である。底部シール部24は正面視における各シート11、12の底部が互いにシールされた部分である。
袋10は収容空間13をさらに含む。収容空間13は第1のシート11の内面および第2のシート12の内面に囲まれた空間である。すなわち、第1のシート11および第2のシート12は収容空間13を介して互いに対向している。収容空間13には内容物100が収容される。内容物100の一例は食品である。
パウチ1はファスナー30をさらに含む。ファスナー30の機能はパウチ1を開封および閉鎖することである。ファスナー30は第1の側部シール部21から第2の側部シール部22までの範囲において、上部シール部23の長手方向に沿うように各シート11、12の内面に設けられる。なお、収容空間13は各シート11、12の内面に囲まれた空間のうちのファスナー30よりも底部シール部24側の空間を構成する。
ファスナー30が開封されることにより、袋10の開口である開口部14と収容空間13とが連通し、その開口部14が開封される。ファスナー30が閉鎖されることにより開口部14が閉鎖される。図1に示される例では、開口部14が上部シール部23およびファスナー30により閉鎖されている。
パウチ1はガイド部40をさらに含む。ガイド部40の機能は袋10の一部の切断を補助することである。袋10はその一部が切断されることにより閉鎖片10Aと袋本体10Bとに分離する。閉鎖片10Aは袋10のうちの上部シール部23を含む部分である。袋本体10Bは袋10から閉鎖片10Aを除いた部分である。ガイド部40は、袋10に開口部14を形成するために閉鎖片10Aを袋本体10Bから分離できるように第1のシート11および第2のシート12に設けられる。閉鎖片10Aが袋本体10Bから切り取られることにより、開口部14が開封可能な状態が構成される。
ガイド部40は、閉鎖片10Aが袋10から分離された場合に袋10の開口部14において第1のシート11の内面および第2のシート12の内面の少なくとも一方が露出するように設けられる。また、ガイド部40は、閉鎖片10Aが第1のシート11側に飛び出すように閉鎖片10Aが袋10から分離される場合の開口部14の形状と、閉鎖片10Aが第2のシート12側に飛び出すように閉鎖片10Aが袋10から分離される場合の開口部14の形状とが異なるように設けられる。
パウチ1には少なくとも第1の方向および第2の方向が規定される。第1の方向はパウチ1の正面視において開口部14に沿う方向である。第2の方向はパウチ1の正面視において第1の方向と直交する方向である。
ガイド部40は複数の第1のガイド線50、複数の第2のガイド線60、および、一対のノッチ70を含む。一方のノッチ70は第1の側部シール部21のうちの上部シール部23側に設けられる。他方のノッチ70は第2の側部シール部22のうちの上部シール部23側に設けられる。各ノッチ70は例えば第2の方向において上部シール部23からの距離が同じ位置に設けられる。
第1のガイド線50は例えば一方のノッチ70から他方のノッチ70までの範囲において、第1の方向に伸びるように第1のシート11に設けられる。複数の第1のガイド線50の数の一例は2本である。第2のガイド線60は例えば一方のノッチ70から他方のノッチ70までの範囲において、第1の方向に伸びるように第2のシート12に設けられる。複数の第2のガイド線60の数の一例は2本である。各ガイド線50、60は例えばロータリーダイカッターを用いて形成される。
ノッチ70および各ガイド線50、60に従って閉鎖片10Aが袋本体10Bから切り取られることにより、閉鎖片10Aと袋本体10Bとが分離する。なお、図示される一点鎖線は一方のノッチ70の頂点70Aと他方のノッチ70の頂点70Aとを繋ぐ仮想線VLである。
図2に示されるとおり、複数の第1のガイド線50は第1の外側ガイド線51および第1の内側ガイド線52を含む。第1の外側ガイド線51は第1のシート11のうちの上部シール部23寄りの箇所に設けられる。第1の内側ガイド線52は第2の方向において、第1のシート11のうちの第1の外側ガイド線51よりも上部シール部23から離れた箇所に設けられる。
第1の外側ガイド線51は例えば波線であり、複数の外側湾曲部分51Aおよび複数の内側湾曲部分51Bを含む。外側湾曲部分51Aは上部シール部23側に向けて突出した部分である。内側湾曲部分51Bは上部シール部23側とは反対の方向に向けて突出した部分である。第1の外側ガイド線51は外側湾曲部分51Aと内側湾曲部分51Bとが交互に連続するように設けられる。
第1の内側ガイド線52は例えば波線であり、複数の外側湾曲部分52Aおよび複数の内側湾曲部分52Bを含む。外側湾曲部分52Aは上部シール部23側に向けて突出した部分である。内側湾曲部分52Bは上部シール部23側とは反対の方向に向けて突出した部分である。第1の内側ガイド線52は外側湾曲部分52Aと内側湾曲部分51Bとが交互に連続するように設けられる。第1の外側ガイド線51および第1の内側ガイド線52の位相は同じである。
複数の第2のガイド線60は第2の外側ガイド線61および第2の内側ガイド線62を含む。第2の外側ガイド線61は第2のシート12のうちの上部シール部23寄りの箇所に設けられる。第2の内側ガイド線62は第2の方向において、第2のシート12のうちの第2の外側ガイド線61よりも上部シール部23から離れた箇所に設けられる。
第2の外側ガイド線61は例えば波線であり、複数の外側湾曲部分61Aおよび複数の内側湾曲部分61Bを含む。外側湾曲部分61Aは上部シール部23側に向けて突出した部分である。内側湾曲部分61Bは上部シール部23側とは反対の方向に向けて突出した部分である。第2の外側ガイド線61は外側湾曲部分61Aと内側湾曲部分61Bとが交互に連続するように設けられる。
第2の内側ガイド線62は例えば波線であり、複数の外側湾曲部分62Aおよび複数の内側湾曲部分62Bを含む。外側湾曲部分62Aは上部シール部23側に向けて突出した部分である。内側湾曲部分62Bは上部シール部23側とは反対の方向に向けて突出した部分である。第2の内側ガイド線62は外側湾曲部分62Aと内側湾曲部分62Bとが交互に連続するように設けられる。
第2の外側ガイド線61および第2の内側ガイド線62の位相は同じであり、第1の外側ガイド線51および第1の内側ガイド線52の位相と異なる。一例では、第1の外側ガイド線51および第1の内側ガイド線52と第2の外側ガイド線61および第2の内側ガイド線62とのずれは半周期である。
第1の外側ガイド線51および第2の外側ガイド線61は第2の方向において同じ位置に設けられる。例えば、第2の方向における上部シール部23と第1の外側ガイド線51との距離と、第2の方向における上部シール部23と第2の外側ガイド線61との距離とが等しい。また、第1の内側ガイド線52および第2の内側ガイド線62は第2の方向において同じ位置に設けられる。
各ガイド線50、60が投影面上に投影された場合、各ガイド線50、60の位置関係は図2に示される関係と実質的に同一である。すなわち、投影面上において第1の外側ガイド線51と第2の外側ガイド線61とが交差し、第1の内側ガイド線52と第2の内側ガイド線62とが交差する。
第1の外側ガイド線51の谷を構成する内側湾曲部分51Bの頂点と、第2の内側ガイド線62の山を構成する外側湾曲部分62Aの頂点とは投影面上において互いに接する。投影面上における第1の外側ガイド線51と第2の内側ガイド線62との接点は例えば仮想線VL上に位置する。第1の内側ガイド線52の山を構成する外側湾曲部分52Aの頂点と、第2の外側ガイド線61の谷を構成する内側湾曲部分61Bの頂点とは投影面上において互いに接する。投影面上における第1の内側ガイド線52と第2の外側ガイド線61との接点は例えば仮想線VL上に位置する。
各ガイド線50、60における波の振幅は0.75mm以上であることが好ましく、その一例は0.75mmである。第1の外側ガイド線51の外側湾曲部分51Aの頂点と第2の内側ガイド線62の内側湾曲部分62Bの頂点との距離、および、第2の外側ガイド線61の外側湾曲部分61Aの頂点と第1の内側ガイド線52の内側湾曲部分52Bの頂点との距離は3.0mm以上であることが好ましく、その一例は3.0mmである。各ガイド線50、60の波長は60mm以上であることが好ましく、その一例は60mmである。
各ガイド線50、60の端はノッチ70と繋がる。具体的には、第2の側部シール部22側(図1参照)における第1の外側ガイド線51の端および第2の内側ガイド線62の端はノッチ70の先端部と繋がる。ノッチ70の先端部は頂点70Aおよびその付近を含む。また、第1の側部シール部21側における第1の内側ガイド線52の端および第2の外側ガイド線61の端はノッチ70の先端部と繋がる。図3に示される例では、第1の側部シール部21側における第1の内側ガイド線52の端および第2の外側ガイド線61の端はノッチ70の頂点70A付近と繋がる。各ガイド線50、60の種類の一例はハの字である(図3参照)。
図4および図5を参照して、パウチ1の切取手順について説明する。
パウチ1を使用する使用者が袋10から閉鎖片10Aを切り取る手順として、第1の切取手順(図4参照)および第2の切取手順(図5参照)が考えられる。第1の切取手順では、使用者は第1のシート11が自身と面するように一方の手で袋本体10Bを持ち、他方の手で閉鎖片10Aが第1のシート11側、すなわち自身に向けて飛び出すように閉鎖片10Aを袋10から切り取る。
第1の切取手順によれば、図4に示されるように典型的には次のように各シート11、12が切断される。最初に、ノッチ70の頂点70Aまたはその付近から、投影面上における第1の内側ガイド線52と第2の外側ガイド線61との接点CAに対応する位置まで仮想線VLに沿って各シート11、12が切断される。接点CAは仮想線VLに沿って切断される各シート11、12の切り口が初めに到達する接点である。この段階では、各シート11、12における切断経路は同じである。
次に、第1のシート11が第1の内側ガイド線52に沿って切断され、第2のシート12が第2の外側ガイド線61に沿って切断される。このように、切断経路が接点CAを超えてからは、各シート11、12が異なる切断経路に従って切断される。最後に、各シート11、12の切断経路が他方のノッチ70に到達することにより、閉鎖片10Aが袋本体10Bから切り取られる。
第1の切取手順により袋10から閉鎖片10Aが切り取られることにより、袋本体10Bのうちの第2のシート12に袋本体段差部12Aが形成され、閉鎖片10Aのうちの第1のシート11に閉鎖片段差部11Bが形成される。袋本体段差部12Aは第2の外側ガイド線61および第1の内側ガイド線52により囲まれ、開口部14において第2のシート12の内面が露出する部分である。閉鎖片段差部11Bは第1のシート11のうちの袋本体段差部12Aと対向する部分であり、閉鎖片10Aにおいて第1のシート11の内面が露出する部分である。
第1の切取手順では、閉鎖片10Aが第1のシート11側に飛び出すため、袋10が切断されることにともない閉鎖片段差部11Bが袋本体10Bと接触しにくく、第2の外側ガイド線61の内側湾曲部分61Bも袋本体10Bと接触しにくい。このため、閉鎖片10Aがスムーズに切り取られる。また、使用者が袋本体段差部12Aを把持することにより、その開口部14を容易に開封できる。
第2の切取手順では、使用者は第1のシート11が自身と面するように一方の手で袋本体10Bを持ち、他方の手で閉鎖片10Aが第2のシート12側、すなわち、自身とは反対側に向けて飛び出すように閉鎖片10Aを袋10から切り取る。
第2の切取手順によれば、図5に示されるように典型的には次のように各シート11、12が切断される。最初に、ノッチ70の頂点70Aまたはその付近から、投影面上における第1の外側ガイド線51と第2の内側ガイド線62との接点CBに対応する位置まで仮想線VLに沿って各シート11、12が切断される。接点CBは仮想線VLに沿って切断される各シート11、12の切り口が初めに到達する接点である。この段階では、各シート11、12における切断経路は同じである。
次に、第1のシート11が第1の外側ガイド線51に沿って切断され、第2のシート12が第2の内側ガイド線62に沿って切断される。このように、切断経路が接点CBを超えてからは、各シート11、12が異なる切断経路に従って切断される。最後に、各シート11、12の切断経路が他方のノッチ70に到達することにより、閉鎖片10Aが袋本体10Bから切り取られる。
第2の切取手順により袋10から閉鎖片10Aが切り取られることにより、袋本体10Bのうちの第1のシート11に袋本体段差部11Aが形成され、閉鎖片10Aのうちの第2のシート12に閉鎖片段差部12Bが形成される。袋本体段差部11Aは第1の外側ガイド線51および第2の内側ガイド線62により囲まれ、開口部14において第1のシート11の内面が露出する部分である。閉鎖片段差部12Bは第2のシート12のうちの袋本体段差部11Aと対向する部分であり、閉鎖片10Aにおいて第2のシート12の内面が露出する部分である。
第2の切取手順では、閉鎖片10Aが第2のシート12側に飛び出すため、袋10が切断されることにともない閉鎖片段差部12Bが袋本体10Bと接触しにくく、第1の外側ガイド線51の内側湾曲部分51Bも袋本体10Bと接触しにくい。このため、閉鎖片10Aがスムーズに切り取られる。また、使用者が袋本体段差部11Aを把持することにより、その開口部14を容易に開封できる。
このように、第1の切取手順または第2の切取手順により閉鎖片10Aが切り取られる場合に各ガイド線50、60のうちのいずれかのガイド線に沿って袋10が切断される。いずれのガイド線が切断されるかは、閉鎖片10Aを切り取るためにパウチ1に加えられる力に主に依存する。
第1実施形態のパウチ1によれば、さらに以下の効果が得られる。
第1のガイド線50および第2のガイド線60の数が1本ずつである場合、第1の切取手順および第2の切取手順のいずれかにより閉鎖片10Aが袋10から切り取られる過程において第1のシート11と第2のシート12との干渉が大きくなり、袋10から閉鎖片10Aを切り取る動作が妨げられる。この場合、閉鎖片10Aと袋本体10Bとが分離する部分である切り口が、対応するガイド線50、60から脱線することがある。このため、袋10から閉鎖片10Aが切り取られたとしても、パウチ1を容易に開封するために用いられる袋本体段差部11A、12Aが適切に形成されないおそれがある。
一方、パウチ1によれば、袋10から閉鎖片10Aが切り取られる過程において第1のシート11と第2のシート12との干渉が大きくなる前に、第1の切取手順および第2の切取手順のいずれにおいても閉鎖片10Aが袋10から切り取られるように各ガイド線50、60が設けられている。このため、閉鎖片10Aが袋10から切り取られる過程において、その切り口が対応するガイド線50、60から脱線しにくい、このため、袋本体段差部11A、12Aが適切に形成され、パウチ1を容易に開封できる。
パウチ1は、第1の内側ガイド線52の外側湾曲部分52Aの頂点と第2の外側ガイド線61の内側湾曲部分61Bの頂点とが投影面上において互いに接する。この構成によれば、第1の切取手順により閉鎖片10Aが袋10から切り取られる過程において、その切り口が第1の内側ガイド線52および第2の外側ガイド線61に誘導されやすい。このため、第1の内側ガイド線52の外側湾曲部分52Aの頂点と第2の外側ガイド線61の内側湾曲部分61Bの頂点とが投影面上において離れている場合と比較して、第1の切取手順により閉鎖片10Aがスムーズに切り取られやすい。また、パウチ1によれば、第1の外側ガイド線51の内側湾曲部分51Bの頂点と第2の内側ガイド線62の外側湾曲部分62Aの頂点とが投影面上において互いに接するため、第2の切取手順においても同様の効果が得られる。
第1のガイド線50および第2のガイド線60は波線である。このため、各ガイド線50、60が複数の頂点を含む線である場合と比較して、閉鎖片10Aがスムーズに切り取られやすい。また、閉鎖片10Aが袋10から切り取られた場合にその袋10の開口部14の形状も波線を構成するため、開口部14の意匠性が高められる。
第1のガイド線50および第2のガイド線60の種類が一列に並べられた点線または破線等である場合、閉鎖片10Aが袋10から切り取られる過程においてその切り口が各ガイド線50、60から脱線するおそれがある。一方、パウチ1は各ガイド線50、60の種類がハの字である。すなわち、個々のガイド線50、60が二列で並べられる。このため、閉鎖片10Aが袋10から切り取られる過程においてその切り口が各ガイド線50、60から脱線するおそれが低下し、袋10の開口部14が滑らかに形成されやすい。
(第2実施形態)
第2実施形態のパウチ1は、以下に説明する点において第1実施形態のパウチ1と相違し、その他の点において第1実施形態のパウチ1と実質的に同じ構成を備える。なお、第2実施形態のパウチ1の説明では、第1実施形態のパウチ1と共通する構成に同一の符号を付し、その構成の説明の一部または全部を省略する。
図6に示されるとおり、第2の実施形態のガイド部40は第2のガイド線60(図1参照)に代えて第2のガイド線160を含む。
第2のガイド線160は例えば一方のノッチ70から他方のノッチ70までの範囲において、第1の方向に伸びるように第2のシート12に設けられる。具体的には、第2のガイド線160は一方のノッチ70の先端と他方のノッチ70の先端とを繋ぐように第2のシート12に設けられる。図6に示される例では、第2のガイド線160は直線である。すなわち、第2のガイド線160は仮想線VL(図1参照)上に存在する。
第2のガイド線160は例えば投影面上において第1の外側ガイド線51および第1の内側ガイド線52と接する。具体的には、第1の外側ガイド線51の内側湾曲部分51Bの頂点と第2のガイド線160とは投影面上において互いに接する。すなわち、投影面上における第1の外側ガイド線51と第2のガイド線160との接点は仮想線VL上に位置する。第1の内側ガイド線52の外側湾曲部分52Aの頂点と第2のガイド線160とは投影面上において互いに接する。すなわち、投影面上における第1の内側ガイド線52と第2のガイド線160との接点は仮想線VL上に位置する。
第1のガイド線50における波の振幅の一例は1.5mmである。すなわち、第1の外側ガイド線51の外側湾曲部分51Aの頂点と第2のガイド線160との距離の一例は3.0mmである。各ガイド線50、160の種類の一例はハの字である。
第1の切取手順により袋10から閉鎖片10Aが切り取られることにより、袋本体10Bのうちの第2のシート12に袋本体段差部(図示略)が形成され、閉鎖片10Aのうちの第1のシート11に閉鎖片段差部(図示略)が形成される。袋本体段差部は第1の内側ガイド線52および第2のガイド線160により囲まれ、開口部14において第2のシート12の内面が露出する部分である。閉鎖片段差部は第1のシート11のうちの袋本体段差部と対向する部分であり、閉鎖片10Aにおいて第1のシート11の内面が露出する部分である。
第2の切取手順により袋10から閉鎖片10Aが切り取られることにより、袋本体10Bのうちの第1のシート11に袋本体段差部(図示略)が形成され、閉鎖片10Aのうちの第2のシート12に閉鎖片段差部(図示略)が形成される。袋本体段差部は第1の外側ガイド線51および第2のガイド線160により囲まれ、開口部14において第1のシート11の内面が露出する部分である。閉鎖片段差部は第2のシート12のうちの袋本体段差部と対向する部分であり、閉鎖片10Aにおいて第2のシート12の内面が露出する部分である。第2実施形態のパウチ1によれば、第1実施形態のパウチ1と実質的に同じ作用および効果が得られる。
(変形例)
上記実施形態に関する説明は本発明に従うパウチが取り得る形態の例示であり、その形態を制限することを意図していない。本発明に従うパウチは上記実施形態以外に例えば以下に示される実施形態の変形例、および、相互に矛盾しない少なくとも2つの変形例が組み合わせられた形態を取り得る。
・第1実施形態において、各ガイド線50、60の数は任意に変更可能である。一例では、図7に示されるとおり各ガイド線50、60の数は3本である。
複数の第1のガイド線50は第1の外側ガイド線51および第1の内側ガイド線52に加えて、第1の中間ガイド線53をさらに含む。第1の中間ガイド線53は例えば第1のシート11のうちの第1の外側ガイド線51と第1の内側ガイド線52との間に設けられる。第1の中間ガイド線53は例えば波線であり、第1の外側ガイド線51および第1の内側ガイド線52と同じ位相を有する。
複数の第2のガイド線60は第2の外側ガイド線61および第2の内側ガイド線62に加えて、第2の中間ガイド線63をさらに含む。第2の中間ガイド線63は例えば第2のシート12のうちの第2の外側ガイド線61と第2の内側ガイド線62との間に設けられる。第2の中間ガイド線63は例えば波線であり、第2の外側ガイド線61および第2の内側ガイド線62と同じ位相を有する。第1の中間ガイド線53は例えば投影面上において第2のガイド線60および仮想線VLと交差し、第2の中間ガイド線63は例えば投影面上において第1のガイド線50および仮想線VLと交差する。
この変形例によれば、パウチ1の製造過程における公差によって各ガイド線50、60とノッチ70との関係がばらついたとしても、各ガイド線50、60のいずれかに沿って閉鎖片10Aが切り取られやすい。すなわち、閉鎖片10Aが袋10から切り取られる過程において、閉鎖片10Aが対応するガイド線50、60に沿ってスムーズに切り取られない場合、閉鎖片10Aが各中間ガイド線53、63に沿って切り取られるようになる。なお、閉鎖片10Aが切り取られる場合に各ガイド線50、60のうちのいずれかのガイド線に沿って袋10が切断される。いずれのガイド線が切断されるかは、閉鎖片10Aを切り取るためにパウチ1に加えられる力に主に依存する。また、各ガイド線50、60の数は4本以上でもよい。
・第2実施形態において、第1のガイド線50の数は任意に変更可能である。一例では、図8に示されるとおり第1のガイド線50の数は3本である。
複数の第1のガイド線50は第1の外側ガイド線51および第1の内側ガイド線52に加えて、第1の中間ガイド線53をさらに含む。第1の中間ガイド線53は例えば第1のシート11のうちの第1の外側ガイド線51と第1の内側ガイド線52との間に設けられる。第1の中間ガイド線53は例えば波線であり、第1の外側ガイド線51および第1の内側ガイド線52と同じ位相を有する。また、第1の中間ガイド線53は例えば投影面上において第2のガイド線160と交差する。
この変形例によれば、パウチ1の製造過程における公差によって各ガイド線50、160とノッチ70との関係がばらついたとしても、各ガイド線50、160のいずれかに沿って閉鎖片10Aが切り取られやすい。すなわち、閉鎖片10Aが袋10から切り取られる過程において、閉鎖片10Aが対応するガイド線50、160に沿ってスムーズに切り取られない場合、閉鎖片10Aが第1の中間ガイド線53および第2のガイド線160に沿って切り取られるようになる。なお、閉鎖片10Aが切り取られる場合に各ガイド線50、60のうちのいずれかのガイド線に沿って袋10が切断される。いずれのガイド線が切断されるかは、閉鎖片10Aを切り取るためにパウチ1に加えられる力に主に依存する。また、第1のガイド線50の数は4本以上でもよい。
・第1実施形態における第1の外側ガイド線51の内側湾曲部分51Bの頂点と第2の内側ガイド線62の外側湾曲部分62Aの頂点との関係は任意に変更可能である。第1の例では、第1の外側ガイド線51の内側湾曲部分51Bの頂点と第2の内側ガイド線62の外側湾曲部分62Aの頂点とは投影面上において所定の間隔が空いている。所定の間隔は1mm以下である。第2の例では、第1の外側ガイド線51の内側湾曲部分51Bの頂点と第2の内側ガイド線62の外側湾曲部分62Aの頂点とは投影面上において交差する。投影面上における第1の外側ガイド線51の内側湾曲部分51Bの頂点と第2の内側ガイド線62の外側湾曲部分62Aの頂点との間隔は1mm以下である。なお、第1実施形態における第1の内側ガイド線52の外側湾曲部分52Aの頂点と第2の外側ガイド線61の内側湾曲部分61Bの頂点との関係においても同様の変形が成立する。また、第2実施形態における第1の外側ガイド線51の内側湾曲部分51Bの頂点と第2のガイド線160との関係、および、第1の内側ガイド線52の外側湾曲部分52Aの頂点と第2のガイド線160との関係においても同様の変形が成立する。
・第1のガイド線50の位相と第2のガイド線60の位相との関係は任意に変更可能である。第1の例では、第2のガイド線60は第1のガイド線50に対して90°ずれている。第2の例では、第2のガイド線60は第1のガイド線50に対して270°ずれている。
・第1実施形態の各ガイド線50、60における波の振幅は任意に変更可能である。第1の例では、各ガイド線50、60における波の振幅は0.75mmよりも大きい。第2の例では、各ガイド線50、60における波の振幅は0.75mm未満である。
・第2実施形態の第1のガイド線50における波の振幅は任意に変更可能である。第1の例では、第1のガイド線50における波の振幅は1.5mmよりも大きい。第2の例では、第1のガイド線50における波の振幅は1.5mm未満である。
・各ガイド線50、60の波長は任意に変更可能である。第1の例では、各ガイド線50、60の波長は60mmよりも大きい。第2の例では、各ガイド線50、60の波長は60mm未満である。
・第1のガイド線50が波線であるか否かは任意に変更可能である。第1の例では、第1のガイド線50は複数の頂点を含む線である。第2の例では、第1のガイド線50はその一部に直線を含む波線である。なお、第2のガイド線60においても同様の変形が成立する。
・第1のガイド線50の種類は任意に変更可能である。第1の例では、第1のガイド線50の種類は直線である。第2の例では、第1のガイド線50の種類は破線である。第3の例では、第1のガイド線50の種類は点線である。なお、第2のガイド線60、160においても同様の変形が成立する。
・各ガイド線50、60、160の製造方法は任意に変更可能である。一例では、各ガイド線50、60、160はレーザーを用いて形成される。このレーザーの種類は例えば炭酸ガスレーザー、YAGレーザー、半導体レーザー、および、アルゴンレーザーのうちのいずれかである。
・ノッチ70の数は任意に変更可能である。第1の例では、ノッチ70の数が1つである。第2の例では、ノッチ70の数が3つ以上である。
・パウチ1はファスナー30を省略した形態を取り得る。この変形例では、収容空間13は各シート11、12の内面に囲まれた空間の全部を構成する。
・パウチ1の形態は任意に変更可能である。一例では、パウチ1はスタンディングパウチである。
1 :パウチ
10 :袋
10A :閉鎖片
11 :第1のシート
12 :第2のシート
14 :開口部
20 :シール部
40 :ガイド部
50 :第1のガイド線
51 :第1の外側ガイド線
52 :第1の内側ガイド線
60,160:第2のガイド線
61 :第2の外側ガイド線
62 :第2の内側ガイド線
70 :ノッチ

Claims (8)

  1. 第1のシートと、
    前記第1のシートと対向する第2のシートと、
    前記第1のシートおよび前記第2のシートにより袋が構成されるように前記第1のシートと前記第2のシートとを接合するシール部と、
    前記袋に開口部を形成するために前記シール部の一部を含む閉鎖片を前記袋から分離できるように前記第1のシートおよび前記第2のシートに設けられるガイド部とを含み、
    前記ガイド部は、前記閉鎖片が前記袋から分離された場合に前記開口部において前記第1のシートの内面および前記第2のシートの内面の少なくとも一方が露出するように、かつ、前記閉鎖片が前記第1のシート側に飛び出すように前記閉鎖片が前記袋から分離される場合の前記開口部の形状と、前記閉鎖片が前記第2のシート側に飛び出すように前記閉鎖片が前記袋から分離される場合の前記開口部の形状とが異なるように設けられる
    パウチ。
  2. 前記ガイド部は、前記第1のシートに設けられる複数の第1のガイド線、および、前記第2のシートに設けられる少なくとも1本の第2のガイド線を含む
    請求項1に記載のパウチ。
  3. 前記複数の第1のガイド線は、前記閉鎖片に含まれる前記シール部寄りの箇所に設けられる第1の外側ガイド線、および、前記第1の外側ガイド線よりも前記閉鎖片に含まれる前記シール部から離れた箇所に設けられる第1の内側ガイド線を含み、
    前記少なくとも1本の第2のガイド線は、投影面上において前記第1の外側ガイド線および前記第1の内側ガイド線の少なくとも一方と交差または接する
    請求項2に記載のパウチ。
  4. 前記ガイド部は、複数の前記第2のガイド線を含み、
    前記複数の第2のガイド線は、前記閉鎖片に含まれる前記シール部寄りの箇所に設けられる第2の外側ガイド線、および、前記第2の外側ガイド線よりも前記閉鎖片に含まれる前記シール部から離れた箇所に設けられる第2の内側ガイド線を含み、
    前記第2の外側ガイド線は、投影面上において前記第1の外側ガイド線と交差し、
    前記第2の内側ガイド線は、投影面上において前記第1の内側ガイド線と交差する
    請求項3に記載のパウチ。
  5. 前記ガイド部は、前記シール部に設けられるノッチをさらに含み、
    前記第1の外側ガイド線の端および前記第2の内側ガイド線の端、または、前記第1の内側ガイド線の端および前記第2の外側ガイド線の端は前記ノッチの先端部と繋がる
    請求項4に記載のパウチ。
  6. 前記第1のガイド線および前記第2のガイド線の少なくとも一方は波線である
    請求項2〜5のいずれか一項に記載のパウチ。
  7. 前記第1の外側ガイド線および前記第1の内側ガイド線の位相は同じであり、
    前記第2の外側ガイド線および前記第2の内側ガイド線の位相は同じであり、前記第1の外側ガイド線および前記第1の内側ガイド線の位相と異なる
    請求項4を直接的または間接的に引用する請求項6に記載のパウチ。
  8. 前記第1の外側ガイド線および前記第1の内側ガイド線と前記第2の外側ガイド線および前記第2の内側ガイド線とのずれは半周期であり、
    前記第1の外側ガイド線の谷の頂点と前記第2の内側ガイド線の山の頂点とは、投影面上において互いに接し、
    前記第1の内側ガイド線の山の頂点と前記第2の外側ガイド線の谷の頂点とは、投影面上において互いに接する
    請求項7に記載のパウチ。
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