JP2017142043A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸気発生装置の容器内のスケール量を高精度に推測できる加熱調理器を提供する。【解決手段】加熱調理器は、蒸気発生装置(70)の温度を検出するための温度センサ(74)と、温度センサ(74)に検出された温度が所定温度以上であるとき、ヒータ(73)をオフする一方、温度センサ(74)に検出された温度が所定温度未満であるとき、ヒータ(73)をオンするヒータ温度制御部(80a)と、ヒータ温度制御部(80a)によってヒータ(73)がオフされたオフ時間を検出するヒータオフ時間検出部(80b)と、ヒータオフ時間検出部(80b)によって検出されたオフ時間に基づいて、容器(71)の内面に付着するスケール量を推測するスケール量推測部(80c)とを備える。【選択図】図4

Description

この発明は加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器としては、特開2009−002628号公報(特許文献1)に開示されているように、貯水部内の水を加熱部で加熱して蒸気に換え、この蒸気を調理室に供給することにより、被加熱物を加熱するものがある。
特開2009−002628号公報
ところが、上記従来の加熱調理器では、水の蒸発が繰り返されることにより、貯留部内でスケールが堆積する。このスケールが増えると、貯水部内の水の加熱効率が低下するなどいった問題が起きてしまう。この問題の発生を防ぐ方法としては、蒸気の発生回数が所定回数に達したとき、貯水部内のスケール量が多いと推測し、貯水部内の洗浄をユーザに報知することにより、ユーザに貯水部を洗浄してもらう方法が考えられる。
しかしながら、上記貯水部内の水は地域によって水質が異なるため、蒸気の発生回数が同じであっても、貯水部のスケール量は同じにならない。したがって、ユーザが貯水部内を洗浄するとき、貯留部内のスケール量が少ないという状況が起こり得る。
したがって、上記問題の発生を防ぐには、貯水部のスケール量を高精度に推測する必要がある。
そこで、この発明の課題は、蒸気発生装置の容器内のスケール量を高精度に推測できる加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
被加熱物を収容する加熱室と、
水を溜める容器と、この容器内に溜まった水を加熱するためのヒータとを有して、上記加熱室に供給すべき蒸気を発生させる蒸気発生装置と、
上記蒸気発生装置の温度を検出するための温度センサと、
上記温度センサに検出された温度が所定温度以上であるとき、上記ヒータをオフする一方、上記温度センサに検出された温度が所定温度未満であるとき、上記ヒータをオンするヒータ温度制御部と、
上記ヒータ温度制御部によって上記ヒータがオフされたオフ時間を検出するヒータオフ時間検出部と、
上記ヒータオフ時間検出部によって検出されたオフ時間に基づいて、上記容器の内面に付着するスケール量を推測するスケール量推測部と
を備えることを特徴としている。
一実施形態の加熱調理器は、
上記容器に水を供給するポンプと、
上記ポンプによる上記容器への単位時間あたりの給水量を検出する給水量検出部と
を備える。
一実施形態の加熱調理器は、
上記給水量検出部によって検出された給水量に基づいて、上記ポンプによる上記容器への単位時間あたりの給水量が所定給水量となるように、上記ポンプを制御するポンプ制御部を備える。
一実施形態の加熱調理器は、
上記ヒータをデューティ制御でオンオフするヒータデューティ制御部と、
ヒータオン部と
を備え、
上記ヒータオン部は、上記ヒータデューティ制御部によって上記ヒータをオンオフするときのオン期間内で上記ヒータオフ時間検出部によってオフ時間が検出された場合、上記ヒータデューティ制御部によって上記ヒータをオンオフするときのオフ期間内で上記ヒータをオンする。
一実施形態の加熱調理器では、
上記ヒータオン部によって上記ヒータをオンするオン時間は、上記ヒータデューティー制御部によって上記ヒータをオンオフするときのオン期間内で上記ヒータオフ時間検出部によって検出されたオフ時間に相当する。
一実施形態の加熱調理器は、
上記スケール量推測部によって推測されたスケール量が所定量に達したとき、上記スケール量に関する報知を行う報知部を備える。
この発明の加熱調理器は、上記ヒータオフ時間検出部によって検出されたオフ時間に基づいて、容器の内面に付着するスケール量を推測するスケール量推測部を備えるので、蒸気発生装置の容器内のスケール量を高精度に推測できる。
この発明の第1実施形態の加熱調理器の扉閉鎖時の概略正面図である。 上記加熱調理器の扉開放時の概略正面図である。 上記加熱調理器の主要部の構成を説明するための模式図である。 上記加熱調理器の制御ブロック図である。 この発明の発明者が実験により得たヒータオフ時間、スケール量および蒸気量の関係を示す表である。 上記ヒータオフ時間とスケール量の関係を示すグラフである。 上記加熱調理器におけるスケール量の報知を説明するためのフローチャートである。 この発明の第2実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。 この発明の第3実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。 この発明の第4実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。 上記加熱調理器のヒータオン部の制御を説明するための図である。 上記加熱調理器の蒸気発生用ヒータのオンオフを説明するためのフローチャートである。 図12Aに続くフローチャートである。 図12Aに続くフローチャートである。 図12Cに続くフローチャートである。
以下、この発明の加熱調理器を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面において、同一の参照番号は、同一部分または相当部分を表わすものである。また、長さ、幅、厚さ、深さ等の図面上の寸法は、図面の明瞭化と簡略化のために実際の尺度から適宜変更されており、実際の相対寸法を表してはいない。
〔第1実施形態〕
図1は、この発明の第1実施形態の加熱調理器の扉閉鎖時の概略正面図である。また、図2は、上記加熱調理器の扉開放時の概略正面図である。
この第1実施形態の加熱調理器は、図1,図2に示すように、直方体形状の本体ケーシング1と、この本体ケーシング1内に設けられ、前側に開口部2aを有する加熱室2と、加熱室2の開口部2aを開閉する扉3とを備えている。
上記本体ケーシング1の上側かつ後側には、吹出口5aを有する排気ダクト5が設けられている。また、本体ケーシング1の前面の下部には、露受容器6が着脱可能に取り付けられている。この露受容器6は、扉3の下側に位置し、扉3の後面(加熱室2側の表面)や本体ケーシング1の前板55からの水滴を受けることができるようになっている。また、本体ケーシング1の前面の下部には、給水タンク26も着脱可能に取り付けられている。
上記扉3は、本体ケーシング1の前面側に下側の辺を軸に回動可能に取り付けられている。この扉3の前面(加熱室2とは反対側の表面)には、耐熱性を有する透明な外ガラス7が設けられている。また、扉3は、外ガラス7の上側に位置するハンドル8と、外ガラス7の右側に設けられた操作パネル9とを有している。
上記操作パネル9は、カラー液晶表示部10およびボタン群11を有している。このボタン群11は、途中で加熱を止めるときなどに押す取り消しキー12と、加熱を開始するときに押すあたためスタートキー13とを含んでいる。また、操作パネル9には、スマートフォンなどからの赤外線を受ける赤外線受光部14が設けられている。なお、カラー液晶表示部10は報知部の一例である。
上記加熱室2内には被加熱物15が収容される。また、加熱室2内への金属製の調理トレイ91,92(図3に示す)の出し入れが可能になっている。加熱室2の左側面部2b,右側面部2cの内面には、調理トレイ91を支持する上棚受け16A,16Bが設けられている。また、加熱室2の右側面部2c,左側面部2bの内面には、上棚受け16A,16Bよりも下側に位置するように、調理トレイ92を支持する下棚受け17A,17Bが設けられている。
図3は、上記加熱調理器の主要部の構成を説明するための模式図である。この図3では、加熱室2を左側から見た状態が示されている。
上記加熱調理器は、循環ダクト18と、循環ファン19と、上ヒータ20と、中ヒータ21と、下ヒータ22と、循環ダンパ23と、ポンプの一例としてのチューブポンプ25と、給水タンク26および蒸気発生装置70とを備えている。この上ヒータ20、中ヒータ21および下ヒータ22は、それぞれ、例えばシーズヒータから成っている。なお、蒸気発生装置70への給水を行えるポンプであれば、チューブポンプ25の換わりに用いてもよい。
上記加熱室2の天面部2eは、後方に行くにしたがって徐々に低くなるように水平方向に対して傾斜させた傾斜部2fを介して、加熱室2の後面部2dと連なっている。この傾斜部2fには、循環ファン19と対向するように複数の吸込口27が設けられている(図2参照)。また、加熱室2の天面部2eには上吹出口28が複数設けられている。また、加熱室2の後面部2dには、第1後吹出口29、第2後吹出口30および第3後吹出口31が、それぞれ、複数設けられている(図2参照)。なお、図3では、吸込口27、第1後吹出口29、第2後吹出口30および第3後吹出口31は、各1個だけ誇張して大きく示している。
上記循環ダクト18は、吸込口27、上吹出口28および第1〜第3後吹出口29〜31を介して加熱室2内と連通している。この循環ダクト18は、加熱室2の上側から後側に亘って設けられて、逆L字形状を呈するように延在している。また、循環ダクト18の左右方向の幅は、加熱室2の左右方向の幅より狭く設定されている。
上記循環ファン19は、遠心ファンであって、循環ファン用モータ56によって駆動される。この循環ファン用モータ56が循環ファン19を駆動すると、加熱室2内の空気や飽和蒸気(以下、「空気など」と言う)は、複数の吸込口27から循環ダクト18内に吸い込まれ、循環ファン19の径方向外側に吹き出される。より詳しくは、循環ファン19の上側では、空気などは、循環ファン19から斜め上方に流れた後、後方から前方に向かって流れる。一方、循環ファン19の下側では、空気などは、循環ファン19から斜め下方に流れた後、上方から下方に向かって流れる。
上記上ヒータ20は、循環ダクト18内に配置され、加熱室2の天面部2eに対向している。この上ヒータ20は、上吹出口28へ流れる空気などを加熱する。
上記中ヒータ21は、環状に形成され、循環ファン19を取り囲んでいる。この中ヒータ21は、循環ファン19から上ヒータ20に向かう空気などを加熱したり、循環ファン19から下ヒータ22に向かう空気などを加熱したりする。
上記下ヒータ22は、循環ダクト18内に配置され、加熱室2の後面部2dに対向している。この下ヒータ22は、第2,第3後吹出口30,31へ流れる空気などを加熱する。
上記循環ダンパ23は、循環ダクト18内かつ中ヒータ21と下ヒータ22との間に回動可能に設けられている。この循環ダンパ23の回動は循環ダンパ用モータ59(図4に示す)によって行われる。
また、上記蒸気発生装置70は、上側開口を有する金属製の蒸気発生容器71と、その蒸気発生容器71の上側開口を覆う耐熱性樹脂(例えばPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂)からなる蓋部72と、蒸気発生容器71の底部71aに鋳込まれたシーズヒータから成る蒸気発生用ヒータ73とを有する。この蒸気発生容器71の底部71a上には給水タンク26からの水が溜まり、蒸気発生用ヒータ73が蒸気発生容器71を介して上記水を加熱する。そして、蒸気発生用ヒータ73による加熱で発生した飽和蒸気は、樹脂製の蒸気チューブ35と金属製の蒸気管36とを流れて、複数の蒸気供給口37を介して加熱室2に供給される(図2参照)。なお、図3では、複数の蒸気供給口37のうちの1個だけを示している。なお、蒸気発生容器71は容器の一例である。また、蒸気発生用ヒータ73はヒータの一例である。
また、上記蒸気発生容器101の底部101aには、蒸気発生装置70の温度を検出するための蒸気発生用温度センサ74が取り付けられている。また、図3では、蒸気発生用温度センサ74は、見易くするため、蒸気発生容器101の底部101aの周縁部に位置するように図示しているが、蒸気発生容器101の底部101aの中央部に位置する。また、蒸気発生用ヒータ73は、蒸気発生用温度センサ74を囲むような形状を有している。なお、蒸気発生用温度センサ74は温度センサの一例である。
また、上記加熱室2内の飽和蒸気は、循環ファン19により上ヒータ20、中ヒータ21および下ヒータ22に送られ、上ヒータ20、中ヒータ21および下ヒータ22で加熱することにより、100℃以上の過熱蒸気となる。
また、上記蓋部72には、一対の電極棒75a,75bから成る水位センサ75が取り付けられている。この電極棒75a,75bの間が導通状態になったか否かに基づいて、蒸気発生容器71の底部71a上の水位が所定水位になったか否かが判定される。
上記チューブポンプ25は、蒸気発生容器71への水の供給と、その蒸気発生容器71からの水の回収とを行える。より詳しくは、チューブポンプ25は、シリコンゴム等からなる弾性変形可能な給排水チューブ40をローラ(図示せず)でしごいて、そのローラの駆動方向によって、給水タンク26内の水を蒸気発生装置70へ流したり、蒸気発生装置70内の水を給水タンク26へ流したりする。
上記給水タンク26は、給水タンク本体41および連通管42を有する。この連通管42の一端部が給水タンク本体41内に位置する一方、連通管42の他端部が給水タンク26外に位置する。給水タンク26がタンクカバー43内に収容されると、連通管42の他端部がタンクジョイント部44を介して給排水チューブ40に接続される。すなわち、給水タンク本体41内が連通管42などを介して蒸気発生装置70内と連通する。
図4は上記加熱調理器の制御ブロック図である。なお、図4では、制御装置80に接続される電気部品などの一部しか図示していない。
上記加熱調理器は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる制御装置80を備えている。この制御装置80には、上ヒータ20,中ヒータ21,下ヒータ22,循環ファン用モータ56,マグネトロン4,操作パネル9,湿度センサ53,庫内温度センサ76,水位センサ75,チューブポンプ25などが接続されている。
上記制御装置80は、操作パネル9,湿度センサ53,庫内温度センサ76,水位センサ75などからの信号に基づいて、上ヒータ20,中ヒータ21,下ヒータ22,蒸気発生用ヒータ73,循環ファン用モータ56,循環ダンパ用モータ59,チューブポンプ25,マグネトロン4などを制御する。
上記湿度センサ53は、加熱室2内の湿度を検出するためのものであって、例えば、加熱室2内の空気などを排気する通路などに取り付けられている。
また、上記制御装置80は、ヒータ温度制御部80aと、ヒータオフ時間検出部80bと、スケール量推測部80cとを有する。このヒータ温度制御部80a、ヒータオフ時間検出部80bおよびスケール量推測部80cは、それぞれ、ソフトウェアから成っている。
上記ヒータ温度制御部80aは、蒸気発生用温度センサ74に検出された温度が所定温度(例えば110℃)以上であるとき、蒸気発生用ヒータ73をオフする。一方、ヒータ温度制御部80aは、蒸気発生用温度センサ74に検出された温度が上記所定温度未満であるとき、蒸気発生用ヒータ73をオンする。
上記ヒータオフ時間検出部80bは、ヒータ温度制御部80aによって蒸気発生用ヒータ73がオフされたオフ時間を検出する。
上記スケール量推測部80cは、ヒータオフ時間検出部80bによって検出されたオフ時間に基づいて、蒸気発生容器71の内面に付着するスケール量を推測する。
図5は、この発明の発明者が実験により得たヒータオフ時間、スケール量および蒸気量の関係を示す表である。また、図6は、上記ヒータオフ時間とスケール量の関係を示すグラフである。ここで、上記ヒータオフ時間は、ヒータ温度制御部80aによって蒸気発生用ヒータ73がオフされたオフ時間である。また、上記スケール量は、蒸気発生容器71の内面に付着したスケール量である。また、上記蒸気量は、蒸気発生装置70が発生する単位時間あたりの蒸気量である。
上記ヒータオフ時間が増加すると、図5に示すように、スケール量は増加する一方、蒸気量は減少する。すなわち、上記ヒータオフ時間とスケール量および蒸気量との間には相関関係がある。また、上記ヒータオフ時間とスケール量の相関関係は図6の近似曲線で示すことができ、この近似曲線が予め求められてメモリ(図示せず)に記憶させている。スケール量推測部80cは、蒸気発生容器71の内面に付着するスケール量を推測するとき、上記近似曲線を用いる。なお、上記メモリは、制御装置80内に設けられているものであってもよいし、制御装置80外に設けられているものであってもよい。
以下、図7のフローチャートを用いて、スケール量の報知について説明する。
上記被加熱物15を蒸気で加熱調理するための制御がスタートすると、まず、ステップS1に示すように、ヒータオフ時間検出部80bがオフ時間を検出したか否かを判定する。このステップS1で、ヒータオフ時間検出部80bがオフ時間を検出したと判定されると、ステップS2に進む。一方、ステップS1で、ヒータオフ時間検出部80bがオフ時間を検出していないと判定されると、再び、ステップS1が行われる。すなわち、ヒータオフ時間検出部80bがオフ時間を検出したと判定されるまで、ステップS1が繰り返される。
次に、ステップS2で、スケール量推測部80cが、ヒータオフ時間検出部80bによって検出されたオフ時間に基づいて、蒸気発生容器71の内面に付着するスケール量を推測する。
次に、ステップS3で、スケール量推測部80cによって推測するスケール量が所定量以上であるか否かが判定される。このステップS3で、上記スケール量が所定量以上であると判定されると、ステップS4に進む一方、上記スケール量が所定量以上でないと判定されると、ステップS1に戻る。
次に、ステップS4で、被加熱物15の加熱調理が終了したか否かを判定する。このステップS4は、被加熱物15の加熱調理が終了したと判定されるまで繰り返される。
最後に、ステップS5で、カラー液晶表示部10による報知を行う。具体的には、例えば、蒸気発生容器71の清掃または交換を促す内容が、カラー液晶表示部10に表示されて、被加熱物15を蒸気で加熱調理するための制御がエンドとなる。
このように、上記ヒータオフ時間検出部80bによって検出されたオフ時間に基づいて、蒸気発生容器71の内面に付着するスケール量が推測されるので、この推測の精度および信頼性を高めることができる。
また、上記スケール量推測部80cによって推測されたスケール量が所定量以上であれば、そのスケール量に関する報知がカラー液晶表示部10で行われるので、蒸気発生容器71内のスケール量が多い状態が放置される可能性を下げることができる。
上記第1実施形態では、ヒータ温度制御部80a、ヒータオフ時間検出部80bおよびスケール量推測部80cは、それぞれ、ソフトウェアから成っていたが、少なくとも1つが、ハードウェアから成るようにしてもよい。
上記第1実施形態では、操作パネル9は、報知部の一例としてのカラー液晶表示部10を有していたが、例えば、報知部の一例としてのモノクロ液晶表示を有してもよい。
上記第1実施形態では、すなわち、カラー液晶表示部10の換わりに、スピーカを報知部の一例として用いてもよい。
上記実施形態1では、蒸気発生容器71内のスケール量に関する情報をカラー液晶表示部10に表示させていたが、例えば、蒸気発生容器71内のスケール量に関する情報をスピーカ(図示せず)に出力させてもよい。すなわち、スケール量に関する報知は、視覚的なものに限定されず、聴覚的に行われるものであってもよい。
上記第1実施形態では、蒸気発生容器101の底部101aの中央部に蒸気発生用温度センサ74を取り付けていたが、例えば、蒸気発生容器101の底部101aの周縁部に蒸気発生用温度センサ74を取り付けてもよい。要するに、蒸気発生装置70の少なくとも一部(例えば、蒸気発生容器101の底部101aと蒸気発生用ヒータ73のうちの少なくとも一方)の温度を直接的または間接的に検出できるのであれば、蒸気発生用温度センサ74の位置はどのような位置でもよい。
上記第1実施形態では、ステップS3で、スケール量推測部80cによって推測されたスケール量が所定量以上であると判定されたとき、被加熱物15の加熱調理後、上記スケール量に関する情報がカラー液晶表示部10に表示されるようになっていたが、ステップS3で、スケール量推測部80cによって推測されたスケール量が所定量以上であると判定されたとき、上記スケール量に関する情報が例えばインターネットを介してメーカのサービスセンターに送信されるようにしてもよい。このようにする場合、上記加熱調理器には、インターネットに有線または無線で接続可能とするための通信装置を搭載する。
〔第2実施形態〕
図8は、この発明の第2実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置280を備えている点だけが異なっている。この制御装置280は、制御装置80とは一部が異なるが、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
上記制御装置280は、ソフトウェアからなる給水量検出部280dを備える。この給水量検出部280dは、例えばチューブポンプ25への通電時間に基づいて、チューブポンプ25による蒸気発生容器71への単位時間あたりの給水量を検出する。
上記構成の加熱調理器によれば、チューブポンプ25による蒸気発生容器71への単位時間あたりの給水量は、蒸気発生装置70が発生する単位時間あたりの蒸気量と相関がある。この蒸気量は、図5に示すように、スケール量と相関がある。したがって、給水量検出部280dに検出された単位時間あたりの給水量と、スケール量推測部80cによって推測されたスケール量とを比較することにより、このスケール量を信頼性を確認することができる。
上記第2実施形態では、給水量検出部280dは、ソフトウェアからなっていたが、ハードウェアからなってもよい。
上記第2実施形態では、給水量検出部280dによって、チューブポンプ25による蒸気発生容器71への単位時間あたりの給水量を検出していたが、給排水チューブ40に設けた流量計によって、チューブポンプ25による蒸気発生容器71への単位時間あたりの給水量を検出してもよい。
〔第3実施形態〕
図9は、この発明の第3実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置380を備えている点だけが異なっている。この制御装置380は、制御装置80とは一部が異なるが、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
上記制御装置380は、ソフトウェアからなるポンプ制御部380eを備える。このポンプ制御部380eは、給水量検出部280dによって検出された給水量に基づいて、チューブポンプ25による蒸気発生容器71への単位時間あたりの給水量が所定給水量となるように、チューブポンプ25を制御する。具体的には、例えば、給水量検出部280dによって検出された給水量と所定水量の差が所定値以上になったとき、その差に対応する時間分、チューブポンプ25の駆動時間が長くなったり、短くなったりするようになっている。
上記構成の加熱調理器によれば、ポンプ制御部380eの制御により、蒸気発生容器71への単位時間あたりの給水量が所定給水量から変動するのを抑制できるので、いわゆる空焚きを防ぐことができる。
ところで、仮に、上記蒸気発生用ヒータ73への投入電力を略一定に保ったとしても、蒸気発生容器71への単位時間あたりの給水量が変動すれば、蒸気発生装置70で発生する蒸気は変動してしまう。
これに対して、この第3実施形態では、蒸気発生容器71への単位時間あたりの給水量が所定給水量から変動するのを抑制できるので、蒸気発生装置70で発生する単位時間あたりの蒸気量を略一定に保つことができる。
上記第3実施形態では、ポンプ制御部380eは、ソフトウェアからなっていたが、ハードウェアからなってもよい。
〔第4実施形態〕
図10は、この発明の第4実施形態の加熱調理器の制御ブロック図である。
上記加熱調理器は、上記第1実施形態の加熱調理器と比べ、制御装置480を備えている点だけが異なっている。この制御装置480は、制御装置80とは一部が異なるが、制御装置200と同様に、マイクロコンピュータと入出力回路などからなる。
上記制御装置480はヒータデューティ制御部480fおよびヒータオン部480gを備え、このヒータデューティ制御部480fおよびヒータオン部480gのそれぞれがソフトウェアからなっている。
上記ヒータデューティ制御部480fは、蒸気発生用ヒータ73をデューティ制御でオンオフする。これにより、例えば、蒸気発生用ヒータ73の一周期中のオン時間が30秒となる一方、蒸気発生用ヒータ73の一周期中のオフ時間が30秒となる。
上記ヒータオン部480gは、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオフ期間内で蒸気発生用ヒータ73をオンする。このオフ期間内において蒸気発生用ヒータ73がオンされるオン時間は、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオン期間内でヒータオフ時間検出部80bによって検出されたオフ時間と等しくなるようになっている。
より詳しく説明すると、図11に示すように、蒸気発生容器71にスケールが蓄積していない初期状態では、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオン期間において、蒸気発生用ヒータ73がオンされる時間は30秒となる。また、上記初期状態では、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオフ期間において、蒸気発生用ヒータ73がオフされる時間は30秒となる。すなわち、蒸気発生用ヒータ73の30秒間のオンと、蒸気発生用ヒータ73の30秒間のオフとが、交互に繰り返される。
その後、上記蒸気発生装置70による蒸気の発生が繰り返されると、蒸気発生容器71にスケールが蓄積する。このようなスケール蓄積状態では、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオン期間において、ヒータ温度制御部80aによって蒸気発生用ヒータ73がオフされるオフ時間が生じてしまうため、蒸気発生用ヒータ73がオンされる時間は30秒より短くなってしまう。
そこで、上記ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオフ期間において、ヒータ温度制御部80aによって蒸気発生用ヒータ73がオフされるオフ時間と同じ時間、ヒータオン部480gが蒸気発生用ヒータ73をオンするようになっている。
以下、図12A〜図12Dのフローチャートを用いて、蒸気発生用ヒータ73のオンオフについて説明する。
上記被加熱物15を蒸気で加熱調理するための制御がスタートすると、まず、図12Aに示すように、ステップS11で、蒸気発生用温度センサ74で検出された温度が所定温度(例えば110℃)以上か否を判定する。このステップS11で、上記温度が所定温度以上でないと判定すると、ステップS12に進む一方、上記温度が所定温度以上であると判定すると、図12BのステップS51に進む。
上記ステップS11からステップS51に進んだ場合、蒸気発生用ヒータ73をオフにした後、ステップS52で、蒸気発生用ヒータ73のオフ時間の計測を開始する。なお、ステップS11において、蒸気発生用ヒータ73がオフになっていたのであれば、ステップS11からステップS51に進んだとき、蒸気発生用ヒータ73のオフが維持される。
次に、ステップS53で、蒸気発生用温度センサ74で検出された温度が所定温度(例えば110℃)以上か否を判定する。このステップS53で、上記温度が所定温度以上でないと判定すると、ステップS54に進む一方、上記温度が所定温度以上であると判定すると、ステップS53が再び行われる。
次に、ステップS54で、蒸気発生用ヒータ73のオフ時間の計測を終了した後、図12AのステップS12に進む。この蒸気発生用ヒータ73のオフ時間の計測が終了したとき、蒸気発生用ヒータ73のオフ時間がメモリ(図示せず)に記憶される。なお、上記メモリは、制御装置80内に設けられているものであってもよいし、制御装置80外に設けられているものであってもよい。
上記ステップS11またはS54からステップS12に進んだ場合、蒸気発生用ヒータ73をオンにする。
次に、ステップS13で、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオン期間が終了したか否かを判定する。このステップS13で、上記オン期間が終了したと判定すると、ステップS14で、蒸気発生用ヒータ73をオフにした後、図12CのステップS21に進む。一方、ステップS13で、上記オン期間が終了していないと判定すると、図12AのステップS11に戻る。
次に、図12Cに示すように、ステップS21で、上記メモリ内の情報に基づいて、直前の上記オン期間における蒸気発生用ヒータ73のオフ時間が0秒を超えているか否かを判定する。このステップS21で、直前の上記オン期間における蒸気発生用ヒータ73のオフ時間が0秒を超えていると判定すると、ステップS22に進む。一方、ステップS21で、直前の上記オン期間における蒸気発生用ヒータ73のオフ時間が0秒を超えていないと判定すると、図12DのステップS27に進む。
次に、図12Cに示すように、ステップS22で、蒸気発生用温度センサ74で検出された温度が所定温度(例えば110℃)以上か否を判定する。このステップS22で、上記温度が所定温度以上でないと判定すると、ステップS23に進む一方、上記温度が所定温度以上であると判定すると、図12DのステップS27に進む。
次に、ステップS23で、蒸気発生用ヒータ73をオンにした後、ステップS24で、蒸気発生用ヒータ73のオン時間の計測を開始する。
次に、ステップS25で、直前の上記オン期間における蒸気発生用ヒータ73のオフ時間を補填できたか否かを判定する。別の言い方をすれば、ステップS25では、
蒸気発生用ヒータ73の計測中のオン時間が、直前の上記オン期間における蒸気発生用ヒータ73のオフ時間に到達したかを判定する。このステップS25で、蒸気発生用ヒータ73の計測中のオン時間が、直前の上記オン期間における蒸気発生用ヒータ73のオフ時間に到達したと判定すると、図12DのステップS26に進む。一方、ステップS25で、蒸気発生用ヒータ73の計測中のオン時間が、直前の上記オン期間における蒸気発生用ヒータ73のオフ時間に到達していないと判定すると、図12CのステップS22に戻る。
次に、図12Dに示すように、ステップS26で、蒸気発生用ヒータ73のオン時間の計測を終了した後、ステップS27で、蒸気発生用ヒータ73をオフにして、ステップS28に進む。なお、蒸気発生用ヒータ73のオン時間の計測を終了させたとき、上記メモリ内の蒸気発生用ヒータ73のオフ時間は消去される。
次に、ステップS28で、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオフ期間が終了したか否かを判定する。このステップS28で、上記オフ期間が終了したと判定すると、ステップS31に進む。一方、ステップS28で、上記オフ期間が終了していないと判定すると、図12CのステップS22に戻る。
次に、図12Dに示すように、ステップS31で、被加熱物15の加熱調理が終了したか否かを判定する。このステップS31で、被加熱物15の加熱調理が終了したと判定すると、被加熱物15を蒸気で加熱調理するための制御がエンドとなる。一方、ステップS31で、被加熱物15の加熱調理が終了していないと判定すると、図12AのステップS11に戻る。
このように、上記ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオフ期間において、ステップS52,S54で計測されたヒータオフ時間、蒸気発生用ヒータ73がオンされる。したがって、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオン期間内で発生させることができなかった蒸気量を補填できる。その結果、蒸気発生用ヒータ73で発生させる単位時間あたりの蒸気量の変動を低減することができる。
上記第4実施形態では、ヒータデューティ制御部480fおよびヒータオン部480gは、それぞれがソフトウェアからなっていたが、少なくとも一方がハードウェアからなってもよい。
上記第4実施形態では、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオフ期間内において蒸気発生用ヒータ73がオンされるオン時間は、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオン期間内でヒータオフ時間検出部80bによって検出されたオフ時間と等しくなるようにしていたが、略等しくなるようにしてもよい。要するに、ヒータデューティ制御部480fによって蒸気発生用ヒータ73をオンオフするときのオン期間内でヒータオフ時間検出部80bがオフ時間を検出した場合、少なくとも、ヒータデューティ制御部480fによってヒータ73をオンオフするときのオフ期間内でヒータ73がオンされようにすればよい。
この発明の加熱調理器では、オーブンレンジなどにおいて、過熱蒸気または飽和蒸気を用いることによって、ヘルシーな調理を行うことができる。例えば、この発明の加熱調理器では、温度が100℃以上の過熱蒸気または飽和蒸気を食品表面に供給し、食品表面に付着した過熱蒸気または飽和蒸気が凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与えるので、食品に熱を効率よく伝えることができる。また、凝縮水が食品表面に付着して塩分や油分が凝縮水と共に滴下することにより、食品中の塩分や油分を低減できる。さらに、加熱室内は過熱蒸気または飽和蒸気が充満して低酸素状態となることにより、食品の酸化を抑制した調理が可能となる。ここで、低酸素状態とは、加熱室内において酸素の体積%が10%以下(例えば0.5〜3%)である状態を指す。
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第4実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第4実施形態の記載内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。あるいは、上記第4実施形態から給水量検出部280dおよびポンプ制御部380eを削除したものを、この発明の一実施形態としてもよい。
この発明および実施形態をまとめると、次のようになる。
この発明の加熱調理器は、
被加熱物を収容する加熱室2と、
水を溜める容器71と、この容器71内に溜まった水を加熱するためのヒータ73とを有して、上記加熱室2に供給すべき蒸気を発生させる蒸気発生装置70と、
上記蒸気発生装置70の温度を検出するための温度センサ74と、
上記温度センサ74に検出された温度が所定温度以上であるとき、上記ヒータ73をオフする一方、上記温度センサ74に検出された温度が所定温度未満であるとき、上記ヒータ73をオンするヒータ温度制御部80aと、
上記ヒータ温度制御部80aによって上記ヒータ73がオフされたオフ時間を検出するヒータオフ時間検出部80bと、
上記ヒータオフ時間検出部80bによって検出されたオフ時間に基づいて、上記容器71の内面に付着するスケール量を推測するスケール量推測部80cと
を備えることを特徴としている。
上記構成によれば、上記容器71の内面に付着するスケール量が増えたとき、容器71の放熱性が低下し、容器71の温度が上昇し易くなるため、ヒータ温度制御部80aによってヒータ73がオフされているオフ時間が増加する。したがって、上記容器71の内面に付着するスケール量と、ヒータ温度制御部80aによってヒータ73がオフされたオフ時間との間には、相関関係がある。したがって、上記ヒータ温度制御部80aによってヒータ73がオフされたオフ時間に基づいて、容器71の内面に付着するスケール量を推測することにより、この推測の精度を高めることができる。
一実施形態の加熱調理器は、
上記容器71に水を供給するポンプ25と、
上記ポンプ25による上記容器71への単位時間あたりの給水量を検出する給水量検出部280dと
を備える。
上記実施形態によれば、上記容器71の内面に付着するスケール量が増えたとき、水の加熱効率が低下するため、ポンプ25による容器71への単位時間あたりの給水量が少なくなる。したがって、上記容器71の内面に付着するスケール量と、ポンプ25による上記容器71への単位時間あたりの給水量との間にも、相関関係がある。したがって、上記給水量検出部280dによって検出された給水量に基づいて、スケール量推測部80cによって推測されたスケール量を検証することができる。
一実施形態の加熱調理器は、
上記給水量検出部280dによって検出された給水量に基づいて、上記ポンプ25による上記容器71への単位時間あたりの給水量が所定給水量となるように、上記ポンプ25を制御するポンプ制御部380eを備える。
上記実施形態によれば、上記ポンプ制御部380eがポンプ25を制御することにより、ポンプ25による容器71への単位時間あたりの給水量が所定給水量から変動するのを抑制できるので、上記容器71内に水が無い状態でヒータ73がオンされるのを防ぐことができる。
また、上記ポンプ制御部380eの制御によって、容器71への単位時間あたりの給水量が変動するのを抑制できるので、ヒータ73で発生させる単位時間あたりの蒸気量の変動を低減することができる。
一実施形態の加熱調理器は、
上記ヒータ73をデューティ制御でオンオフするヒータデューティ制御部480fと、
ヒータオン部480gと
を備え、
上記ヒータオン部480gは、上記ヒータデューティ制御部480fによって上記ヒータ73をオンオフするときのオン期間内で上記ヒータオフ時間検出部80bによってオフ時間が検出された場合、上記ヒータデューティ制御部480fによって上記ヒータ73をオンオフするときのオフ期間内で上記ヒータ73をオンする。
上記実施形態によれば、上記オン期間内でヒータ73がオフされても、上記オフ期間内で、ヒータ73がオンされるので、ヒータ73で発生させる単位時間あたりの蒸気量の変動を低減することができる。
一実施形態の加熱調理器では、
上記ヒータオン部480gによって上記ヒータ73をオンするオン時間は、上記ヒータデューティー制御部480fによって上記ヒータ73をオンオフするときのオン期間内で上記ヒータオフ時間検出部80bによって検出されたオフ時間に相当する。
上記実施形態によれば、上記オフ期間内でヒータ73がオンされるとき、このヒータ73をオンするオン時間は、上記オン期間内でヒータオフ時間検出部80bによって検出されたオフ時間に相当するので、ヒータ73で発生させる単位時間あたりの蒸気量の変動を確実に大きく低減することができる。
一実施形態の加熱調理器は、
上記スケール量推測部80cによって推測されたスケール量が所定量に達したとき、上記スケール量に関する報知を行う報知部10を備える。
上記実施形態によれば、上記スケール量に関する報知が行われることにより、容器71内のスケール量が多いまま使用され続ける可能性を下げることができる。
1 本体ケーシング
2 加熱室
3 扉
4 マグネトロン
9 操作パネル
10 カラー液晶表示部
15 被加熱物
19 循環ファン
20 上ヒータ
21 中ヒータ
22 下ヒータ
25 チューブポンプ
26 給水タンク
70 蒸気発生装置
71 蒸気発生容器
71a 底部
72 蓋部
73 蒸気発生用ヒータ
74 蒸気発生用温度センサ
75 水位センサ
75a,75b 電極棒
76 庫内温度センサ
80,280,380,480 制御装置
80a ヒータ温度制御部
80b ヒータオフ時間検出部
80c スケール量推測部
91,92 調理トレイ
280d 給水量検出部
380e ポンプ制御部
480f ヒータデューティ制御部
480g ヒータオン部

Claims (5)

  1. 被加熱物を収容する加熱室と、
    水を溜める容器と、この容器内に溜まった水を加熱するためのヒータとを有して、上記加熱室に供給すべき蒸気を発生させる蒸気発生装置と、
    上記蒸気発生装置の温度を検出するための温度センサと、
    上記温度センサに検出された温度が所定温度以上であるとき、上記ヒータをオフする一方、上記温度センサに検出された温度が所定温度未満であるとき、上記ヒータをオンするヒータ温度制御部と、
    上記ヒータ温度制御部によって上記ヒータがオフされたオフ時間を検出するヒータオフ時間検出部と、
    上記ヒータオフ時間検出部によって検出されたオフ時間に基づいて、上記容器の内面に付着するスケール量を推測するスケール量推測部と
    を備えることを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記容器に水を供給するポンプと、
    上記ポンプによる上記容器への単位時間あたりの給水量を検出する給水量検出部と
    を備えることを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項2に記載の加熱調理器において、
    上記給水量検出部によって検出された給水量に基づいて、上記ポンプによる上記容器への単位時間あたりの給水量が所定給水量となるように、上記ポンプを制御するポンプ制御部を備えることを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1から3までのいずれか一項に記載の加熱調理器において、
    上記ヒータをデューティ制御でオンオフするヒータデューティ制御部と、
    ヒータオン部と
    を備え、
    上記ヒータオン部は、上記ヒータデューティ制御部によって上記ヒータをオンオフするときのオン期間内で上記ヒータオフ時間検出部によってオフ時間が検出された場合、上記ヒータデューティ制御部によって上記ヒータをオンオフするときのオフ期間内で上記ヒータをオンすることを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項4に記載の加熱調理器において、
    上記ヒータオン部によって上記ヒータをオンするオン時間は、上記ヒータデューティー制御部によって上記ヒータをオンオフするときのオン期間内で上記ヒータオフ時間検出部によって検出されたオフ時間に相当することを特徴とする加熱調理器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114424892A (zh) * 2022-02-28 2022-05-03 杭州老板电器股份有限公司 用于蒸汽烹饪设备的水垢检测方法及蒸汽烹饪设备

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