JP2017141207A - 神経伸長促進剤、内服剤、培地用添加剤、細胞希釈液用添加剤、培地および細胞希釈液 - Google Patents
神経伸長促進剤、内服剤、培地用添加剤、細胞希釈液用添加剤、培地および細胞希釈液 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017141207A JP2017141207A JP2016024657A JP2016024657A JP2017141207A JP 2017141207 A JP2017141207 A JP 2017141207A JP 2016024657 A JP2016024657 A JP 2016024657A JP 2016024657 A JP2016024657 A JP 2016024657A JP 2017141207 A JP2017141207 A JP 2017141207A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nerve
- elongation
- nerve elongation
- promoter
- hyaluronic acid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Medicinal Preparation (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Abstract
Description
ここで、ヒト等の動物において認知機能や運動機能を可能としているのは、神経細胞の細胞体が神経突起を伸長し、お互いにシナプスを築くことによって形成される複雑な神経回路であり、多くの神経疾患では、その初期において、その神経回路を形成している神経突起が変性、脱落していくことが知られている。このため、神経疾患の進行抑制や症状軽減のためには、神経突起の変性を抑えるか、変性、脱落した神経突起を補うべく、神経突起の形成、伸長を促進する物質を投与することが有効であると考えられる。一方、神経損傷により損なわれた認知機能や運動機能を回復させるにも、神経突起の形成、伸長を促進する物質を投与して、神経回路を再構築することが効果的であると考えられる。このような点から、近年、神経突起の形成、伸長を促進する物質の開発が盛んに行われ、多くの報告がなされている。しかしながら、これまで報告されている神経突起の形成、伸長を促進する物質は、入手が困難であるか、内服に適さないか、効果が不十分な物質であり、高い効果が得られるとともに安価で内服に適した神経伸長促進剤は、未だ実現していないのが実情である。
[2] 前記組成物が鶏冠であることを特徴とする[1]に記載の神経伸長促進剤。
[3] 前記分解生成物が、分子量が380〜5000の低分子ヒアルロン酸を含有することを特徴とする[1]または[2]に記載の神経伸長促進剤。
[4] 前記分子量が380〜5000の低分子ヒアルロン酸の含有量が、神経伸長促進剤の全量に対して10質量%以上であることを特徴とする[1]〜[3]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
[5] 分子量が1520〜5000の低分子ヒアルロン酸の割合が、分子量が380〜5000の低分子ヒアルロン酸全量の60質量%以上であることを特徴とする[3]または[4]に記載の神経伸長促進剤。
[6] N−アセチルグルコサミンの含有量が、神経伸長促進剤の全量に対して0.01質量%以下であることを特徴とする[1]〜[5]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
[7] 総遊離アミノ酸量が神経伸長促進剤の全量に対する質量比で2質量%以上であり、且つ、総蛋白質量が神経伸長促進剤の全量に対する質量比で2質量%以上であることを特徴とする[1]〜[6]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
[8] 前記遊離アミノ酸が、イソロイシン、β−アミノイソ酪酸、アラニン、タウリン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、シスチンおよびチロシンから選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする[7]に記載の神経伸長促進剤。
[9] 前記分解生成物の凍結乾燥物を粉砕して得た粉砕物を含むことを特徴とする[1]〜[8]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
[10] 前記分解生成物に水と水飽和1−ブタノールによる分液操作を行うことで得た水飽和1−ブタノール画分を含有することを特徴とする[1]〜[9]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
[11] 神経体からの神経突起の形成を促進する作用を有することを特徴とする[1]〜[10]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
[12] 神経突起の伸長を促進する作用を有することを特徴とする[1]〜[11]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
[13] 幹細胞の神経細胞への分化を促進する作用を有することを特徴とする[1]〜[12]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
[14] 神経成長因子誘導性の神経突起の形成、伸長を促進する作用を有することを特徴とする[1]〜[13]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
[16] 前記組成物が鶏冠であり、前記酵素処理工程の前に、前記鶏冠を1辺0.5cm角以上に小片化する工程を有することを特徴とする[15]に記載の神経伸長促進剤の製造方法。
[17] 前記酵素処理工程の後に、前記酵素処理工程で得た分解生成物を、凍結乾燥した後、粉砕して粉砕物を得る工程を有することを特徴とする[15]または[16]に記載の神経伸長促進剤の製造方法。
[18] 前記酵素処理工程の後に、前記酵素処理工程で得た分解生成物を精製する精製工程を有することを特徴とする[15]〜[17]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤の製造方法。
[19] 前記精製工程が、前記分解生成物に水と水飽和1−ブタノールによる分液操作を行って水飽和1−ブタノール画分を得る分液工程を含むことを特徴とする[18]に記載の神経伸長促進剤の製造方法。
[20] [1]〜[14]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤からなることを特徴とする内服剤。
[21] [1]〜[14]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤からなることを特徴とする培地用添加剤。
[22] [1]〜[14]のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤からなることを特徴とする細胞希釈液用添加剤。
[23] [21]に記載の培地用添加剤を含有することを特徴とする培地。
[24] [22]に記載の細胞希釈液用添加剤を含有することを特徴とする細胞希釈液。
本発明の神経伸長促進剤は、ヒアルロン酸と蛋白質とを含有する組成物をプロテアーゼで分解した分解生成物を含有する点に特徴がある。
分解生成物に含まれる蛋白質の分解物としては、未分解の蛋白質よりも低分子量の蛋白質、ペプチド、遊離アミノ酸を挙げることができ、これらが混在していてもよい。
また、分解生成物は、遊離アミノ酸を含有することが好ましい。分解生成物が含有する遊離アミノ酸は、蛋白質の分解物としての遊離アミノ酸であってもよいし、プロテアーゼ添加前の組成物に遊離アミノ酸として元々含まれていたものであってもよい。遊離アミノ酸の種類は、組成物の成分によっても異なるが、例えば組成物が鶏冠である分解生成物では、比較的含有率が多いアミノ酸としてイソロイシン、β−アミノイソ酪酸、アラニン、タウリン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、シスチン、チロシン等を挙げることができ、この他にも、多種類のアミノ酸を含む。
本明細書中において「総蛋白質量」とは、Lowry法により求めた総蛋白質含量のことをいい、「総遊離アミノ酸量」とは、Ninhydrin法により求めた遊離アミノ酸の総量のことをいう。
本明細書中において「N−アセチルグルコサミン量」とはMorgan-Elson法により求めたN−アセチルグルコサミン含量のことをいう。
低分子ヒアルロン酸の分子量と質量比率は、ポリエチレングリコールを分子量マーカーに用いる高速液体クロマトグラフィにより分析することができる。
このため、本発明の神経伸長促進剤は、経口で摂取され、その成分が腸管から吸収された場合には、到達した神経系において神経突起の形成、伸長を効果的に促進し、神経突起の変性または損傷により損なわれた神経回路の再構築に寄与する。これにより、神経変性疾患や神経損傷に起因する認知機能や運動機能の障害を効果的に軽減することができる。ここで、本発明の神経伸長促進剤は、生体成分であるヒアルロン酸や蛋白質、反応が緩和な酵素を用いているため安全性が高く、経口で摂取する内服剤として使用し易いという利点がある。
また、本発明の神経伸長促進剤は、培地で培養している幹細胞の神経細胞への分化を促進する作用を有する。このため、本発明の神経伸長促進剤は、iPS細胞等の多能性幹細胞や神経前駆細胞を利用する再生医療の分野において、それら幹細胞の神経細胞への分化を促進する分化促進剤としても効果的に用いることができる。これにより、幹細胞からの神経細胞の生産を効率よく行うことが可能となり、再生医療に関連する各種産業の生産効率向上およびコスト削減に大いに貢献することができる。
例えば本発明の神経伸長促進剤を内服薬として経口投与する場合、その投与量は80〜2000mg/成人標準体重/日であることが好ましく、1日に2〜3回に分けて投与することが適当である。
また、本発明の神経伸長促進剤を、多能性幹細胞や神経前駆細胞を培養する培地に添加する場合、その添加量は、全量に対する質量比率で0.1質量%以上であることが好ましく、0.2質量%以上であることがより好ましく、0.2〜1.0質量%であることがさらに好ましい。また、プロテアーゼ分解物としての添加量は、凍結乾燥物量で0.03質量%以上であることが好ましく、0.05質量%以上であることがより好ましく、0.05〜0.25質量%であることがさらに好ましい。
次に、本発明の神経伸長促進剤の製造方法について説明する。
本発明の神経伸長促進剤の製造方法は、ヒアルロン酸と蛋白質とを含有する組成物をプロテアーゼで分解する酵素処理工程を含むことを特徴とする。
本発明の神経伸長促進剤の製造方法は、さらに必要に応じて、この他の工程を有していてもよい。例えば、組成物が鶏冠である場合には、酵素処理工程の前に、鶏冠を小片化する小片化工程を有していてもよい。また、酵素処理工程の後に、分解生成物を濾過する濾過工程、濾過した分解生成物を乾燥した後、粉砕する製粉工程、濾過した分解生成物を精製する精製工程を有していてよい。以下において、本発明の神経伸長促進剤の製造方法を詳細に説明する。
また、濾過した分解生成物や粉末状の分解生成物を精製することにより、神経伸長促進効果がより高い神経伸長促進剤とすることができる。分解生成物の精製方法の詳細については、後掲の実施例の<プロテアーゼ分解物の精製>の欄を参照することができる。分解生成物を精製するに当たっては、分解生成物に、水と水飽和1−ブタノールによる分液操作を行うことが好ましい。この分液操作により得られる水飽和1−ブタノール画分は、神経伸長促進効果が高い成分を含んでおり、さらにカラムクロマトグラフィ等の他の精製操作を行うことにより、神経伸長促進効果が極めて高い神経伸長促進剤を得ることができる。
上記のように、本発明の神経伸長促進剤は、神経伸長促進作用を有するとともに、多能性幹細胞や神経前駆細胞のような幹細胞の神経細胞への分化を促進する作用を有する。
このため、本発明の神経伸長促進剤は、ヒト等の動物に投与して、その神経変性疾患や神経損傷に起因する機能障害を軽減する内服剤として効果的に用いることができる。内服剤としての神経伸長促進剤には、必要に応じて、上記の分解生成物や賦形剤以外にも、さまざまな成分を含有させることができる。例えば、ビタミン、野菜粉末、ミネラル、酵母エキス、着色剤、増粘剤などを必要に応じて含有させることができる。これらの成分の種類は特に制限されず、含有量は目的とする機能を十分に発揮させることができる範囲内で適宜調節することができる。
また、本発明の神経伸長促進剤は、iPS細胞等の多能性幹細胞や神経前駆細胞を利用する再生医療の分野において、培地や細胞の希釈液に添加して、これら幹細胞の神経細胞への分化を促進する分化促進剤として好適に用いることができる。神経伸長促進剤を添加する培地は、液体(ブイヨン)培地、半流動培地、固形(寒天)培地のいずれであってもよく、その組成も特に制限されない。また、希釈液についても、生理食塩水等、細胞の希釈液として通常用いられているものの、いずれにも適用可能である。
(1)水分含有量の測定
水分含有量は、神経伸長促進剤の1gを105℃で3時問加熱乾燥し、精密天秤で恒量を求め定量した。
全窒素はAOAC法に基づくセミミクロケルダール法によって定量した。
総遊離アミノ酸量はNinhydrin法によって定量した。定量には標準アミノ酸としてロイシンの検量線を作成し使用した。また、遊離アミノ酸の組成は、生体分析用カラムを装着したアミノ酸自動分析機(日立社製、L-8500型)を用いて分析した。この分析には、神経伸長促進剤の50mgを蒸留水に溶解し、ロータリーエバポレーダー(60℃)で減圧乾固させた後、0.02N塩酸5mLで溶出し、ろ紙でろ過したのち、滅菌フィルターでろ過したろ液50μLを分析試料として使用した。
総タンバク質量はLawry法によって決定した。標準検量線の作成には牛血清アルブミンを使用した。
N−アセチル−D−グルコサミン含有量はMorgan-Elson法で定量した。
2−ニトロフェニルヒドラジンカップリング法による比色定量法で分析した。標準検量の作成には鶏冠由来ヒアルロン酸ナトリウム(和光純薬社製、HARC)およびstreptococcus zooepidemicus由来のヒアルロン酸ナトリウム(和光純薬社製、HASZ)を用いた。
示差屈折計(Shimazu社製、RID-10A型)を装着した高速液体クロマトグラフィー(Shimazu社製)によってヒアルロン酸の分子量を推定した。カラムとしてTSKgel G-2,500PWXL(7.8mmID×30cm)を用い、水を移動相として流速1ml/minで分析を行った。分子量マーカーには分子量400、1000、2000、6000の4種のポリエチレングリコール(Aldrich社製)を用いた。また、各低分子ヒアルロン酸の構成重量比は、神経伸長促進剤とデキストリンのみのサンプルを高速液体クラマトグラフィにより分析し、神経伸長促進剤で現れたピークのピーク面積からデキストリンのピーク面積を差し引くことにより求めた。
採取したてのニワトリの鶏冠1kgを約1cm角に切断して小片化し、100℃で蒸きょうを行うことにより加熱殺菌した。この小片状の鶏冠にプロテアーゼを中心とした食物由来の酵素類を添加して45℃で1.5時間反応させた後、攪拌して均質化した。その後、濾過して粗大な固形成分を除去し、液状の分解生成物(以下、「プロテアーゼ分解物」という)を得た。このプロテアーゼ分解物は、pH6.5、Brix値6.20、固形分濃度5.91質量%であった。このプロテアーゼ分解物を凍結乾燥して粉砕し、プロテアーゼ分解物の凍結乾燥粉末(神経伸長促進剤1)を得た。また、このプロテアーゼ分解物の凍結乾燥粉末に3倍等量(質量比)のデキストリンを添加することにより、デキストリン添加凍結乾燥粉末(神経伸長促進剤1’)を製造した。
製造した神経伸長促進剤1’について、上記の方法により成分分析を行った。測定された一般成分の含有率を表1に示し、遊離アミノ酸の組成を表2に示し、低分子ヒアルロン酸の分子量の分析結果を表3に示す。なお、表1〜3中の「%」は「質量%」を表す。
また、表3に示すように、神経伸長促進剤1’に含まれる低分子ヒアルロン酸は、推定分子量5000、1520、1140、760および380の5種類からなることがわかった。また、ヒアルロン酸の繰り返し単位1つの分子量を約400とすると、各低分子ヒアルロン酸の繰り返し単位数は、分子量の大きい順に、13〜14、4、3、2および1であり、質量比率は、33%、47%、10%、6%および4%であった。よって、低分子ヒアルロン酸の主要成分は、分子量1520程度の4分子成分と分子量5000程度の13〜14分子成分の2成分であることがわかった。なお、神経伸長促進剤1’における、分子量380〜5000の低分子ヒアルロン酸の含有率は、神経伸長促進剤1’の全量に対して13.4質量%であった。
(a)ジブチリルcAMP誘導性神経突起形成促進作用の評価
製造例で製造した神経伸長促進剤1(プロテアーゼ分解物の凍結乾燥粉末)について、ジブチリルcAMP誘導性神経突起形成促進作用を評価した。評価用サンプルは、神経伸長促進剤1を各種濃度で下記の液体培地に溶解した溶液である。
ジブチリルcAMP誘導性神経突起形成促進作用は、Biol. Pharm. Bull., 26, 341-346(2003)に記載された方法に従い、ラット副腎髄質褐色細胞腫由来PC−12細胞を用いて評価した。
まず、10%HS(Horse Serum)と5%FBS(Fetal Bovine Serum)を含むRPMI−1640培地(液体培地)に、PC−12細胞を4.4×104cells/mLとなるように懸濁して細胞懸濁液を調製した。この細胞懸濁液を、コラーゲンコートした96穴マイクロプレートに90μL/wellで播種した後、5%CO2を含む空気気相下、37℃で24時間培養した。培養後、ジブチリルcAMP(Dibutyryl Cyclic Adenosine Monophosphate)を終濃度が0.5mMとなるように各ウェルに添加するとともに、各評価用サンプルをそれぞれ5nLずつ各ウェルに添加した。ジブチリルcAMPと各評価用サンプルを添加してから24時間後に、培地を除去し、1%グルタルアルデヒドを100μLずつ各ウェルに分注し、20分間静置することで細胞を固定した。その後、グルタルアルデヒドを除去し、ギムザ染色液を100μLずつ各ウェルに分注し、20分間放置することで染色を行った。その後、ギムザ染色液を除去し、超純水で2回洗浄し、乾燥させた。
以上のようにして細胞の固定、染色を行った後、1ウェル当たり250〜400個の細胞について長さを計測し、細胞体の長径よりも長い神経突起を有する細胞を陽性細胞と判定した。計測に供した細胞の全数に対する陽性細胞数の百分率(神経突起形成率)を求めた結果を図1に示す。
また、PC−12細胞を培養している各ウェル内にジブチリルcAMPを添加せず、その代わりに上記の液体培地5μLを添加したこと以外は同様の評価を行った。その結果も図1に併せて示す。
図1を見ると、ジブチリルcAMP添加および無添加のいずれの系においても、神経伸長促進剤1の添加により神経突起形成率が高くなることがわかる。このことから、神経伸長促進剤1が神経突起の形成、伸長を促進する作用を有することを確認することができた。ただし、ジブチリルcAMPを添加した系では、神経伸長促進剤1の培地における濃度が0.3μg/mLまでは、その濃度に依存して神経突起形成率が高くなるものの、濃度が0.3μg/mLを超えると、逆に神経突起形成率が低くなる傾向が見られた。このことから、培地に添加する神経伸長促進剤1の濃度は0.3μg/mL以下とすることが好ましいことがわかった。
実際の生体においては、神経成長因子(NGF:nerve growth factor)が、神経軸策の伸長及び神経伝達物質の合成促進作用、神経細胞の維持作用、細胞損傷時の修復作用、脳神経の機能回復作用を果たしている。そこで、ここでは、本発明の神経伸長促進剤が生体内と近似した条件で有効に作用することを確認するため、NGF誘導性神経突起形成促進作用を評価するとともに、形成された神経突起が正常に分化誘導されたものであるか否かを調べた。評価用サンプルは、神経伸長促進剤1を各種濃度で上記の液体培地に溶解した溶液である。
NGF誘導性神経突起形成促進作用の評価は、培地に懸濁するPC−12細胞の数を2.2×104cells/mLに変更し、ジブチリルcAMPの代わりに神経成長因子を終濃度が10ng/mLとなるように各ウェルに添加し、NGFおよび評価用サンプルを添加してから48時間後に培地を除去してグルタルアルデヒドによる細胞固定を行ったこと以外は、上記のジブチリルcAMP誘導性神経突起形成促進作用の評価と同様にして行った。各ウェル内の細胞群について神経突起形成率を求めた結果を図2に示す。
図2から、NGF誘導性の神経突起形成率も、図1に示すジブチリルcAMP誘導性の神経突起形成率と同様の濃度依存性が見られ、神経伸長促進剤1の添加により、0.003μg/mL程度の低濃度範囲で有意な神経突起形成促進効果が認められた。
また、NGFと神経伸長促進剤1を作用させたPC−12細胞について、1次抗体Anti-neurofilament 200 IgG fraction of antiserum)と2次抗体(Anti-Rabbit IgG (whole molecule)-FITC antibody produced in goat)で免疫蛍光染色を行ったところ、分化マーカーであるニューロフィラメントの発現が認められた。
これらのことから、神経伸長促進剤1は、NGF誘導性神経突起形成を促進する作用も有し、生体内での神経突起の形成、伸長の促進に効果的に寄与しうることを確認できた。
上記の製造例で調製したプロテアーゼ分解物の凍結乾燥粉末を以下のようにして精製した。
まず、プロテアーゼ分解物の凍結乾燥粉末32.0gに超純水を加えてろ過し、そのろ液を、全量が1.5Lになるように超純水を加えて希釈した。このろ液の希釈液について、1.5Lの酢酸エチル(EtOAc)による分液操作を2回行い、さらに、得られた水画分に750mlの水飽和1−ブタノールによる分液操作を2回行った。分液操作で得られた水飽和1−ブタノール画分、酢酸エチル画分、水画分について、上記のジブチリルcAMP誘導性神経突起形成促進作用の評価を行った。その結果を図3に示す。図3に示すように、水飽和1−ブタノール画分と酢酸エチル画分に高い神経突起形成促進効果が認められ、特に水飽和1−ブタノール画分に強い神経突起形成促進効果が認められた。また、分液操作で得られた水飽和1−ブタノール画分(固形分:403.3mg)、水画分(固形分:37.3g)について、以下のようにしてカラムクロマトグラフィによる精製を行った。その精製スキームを図4に示す。なお、図4に示すカラムのうち、カラム1、5以外のカラムに注入したサンプルは、その直前のカラムから溶出されたフラクションのうち、ジブチリルcAMP誘導性神経突起形成促進作用の評価で比較的高い活性が認められたフラクションまたはそれらのフラクションの混合液である。
まず、水飽和1−ブタノール画分を下記条件のカラム1に注入し、70%メタノール1Lを流して溶出を行った。
(カラム1の条件)
カラム1 :TOYOPEARL HW-40C(直径4.0cmx39.0cm、489.8cm3)
サンプル :水飽和1ブタノール画分(固形分:393.3mg)
フラクションサイズ :フラクション1;100mL、フラクション2〜19;50mL
溶出液 : 70%メタノール(1L)
(カラム2の条件)
カラム2 :TOYOPEARL HW-40F(直径2.5cm×長さ37.8cm、185.5cm3)
サンプル :カラム1のフラクション3(固形分:63.7mg)
流速 :1.2mL/min
フラクションサイズ :10mL
溶出液 :50%メタノール(400mL)
(カラム3の条件)
カラム3 :TOYOPEARL HW-40F(直径2.5cm×長さ34.2cm、167.8cm3)
サンプル :カラム2のフラクション9〜12の混合液(固形分:33.1mg)
流速 :1.2ml/min
フラクションサイズ :10mL
溶出液 :40%メタノール(330mL)
(カラム4の条件)
カラム4 :Sephadex LH-20(直径1.5cm×長さ34.8cm、61.5cm3)
サンプル :カラム3のフラクション7〜16の混合液(固形分:22.2mg)
流速 :0.5mL/min
フラクションサイズ:2.0mL
溶出液 :40%メタノール(120mL)
このカラム4から溶出したフラクション12〜15(固形分:12.1mg)を神経伸長促進剤2とした。
水画分を下記条件のカラム5に注入し、メタノールと水を、混合比率(メタノール/水)を0/100、5/95、10/90、20/80、40/60の順に変化させて5.0Lずつカラムに流して溶出を行った。
(カラム5の条件)
カラム5 :DIAION HP20(直径12.0cm×長さ40.5cm、4578cm3)
サンプル :水画分(固形分:37.3g)
フラクションサイズ:2.5L
溶出液 :水、メタノールと水の混合液
(カラム6の条件)
カラム6 :DIAION HP20(直径7.0cm×長さ39.5cm、1519cm3)
サンプル :カラム5のフラクション1〜2の混合液(固形分:4.8g)
フラクションサイズ:400mL
溶出液 :水、メタノールと水の混合液
(カラム7の条件)
カラム7 :TOYOPEARL HW-40C(直径4.0cm×長さ41.5cm、521.2cm3)
サンプル :カラム6のフラクション2〜6の混合液(固形分:3.5g)
フラクションサイズ:30mL
溶出液 :水(2.05L)
カラム7から溶出したフラクション11〜15を神経伸長促進剤3とした。
Claims (24)
- ヒアルロン酸と蛋白質とを含有する組成物をプロテアーゼで分解した分解生成物を含有することを特徴とする神経伸長促進剤。
- 前記組成物が鶏冠であることを特徴とする請求項1に記載の神経伸長促進剤。
- 前記分解生成物が、分子量が380〜5000の低分子ヒアルロン酸を含有することを特徴とする請求項1または2に記載の神経伸長促進剤。
- 前記分子量が380〜5000の低分子ヒアルロン酸の含有量が、神経伸長促進剤の全量に対して10質量%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
- 分子量が1520〜5000の低分子ヒアルロン酸の割合が、分子量が380〜5000の低分子ヒアルロン酸全量の60質量%以上であることを特徴とする請求項3または4に記載の神経伸長促進剤。
- N−アセチルグルコサミンの含有量が、神経伸長促進剤の全量に対して0.01質量%以下であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
- 総遊離アミノ酸量が神経伸長促進剤の全量に対する質量比で2質量%以上であり、且つ、総蛋白質量が神経伸長促進剤の全量に対する質量比で2質量%以上であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
- 前記遊離アミノ酸が、イソロイシン、β−アミノイソ酪酸、アラニン、タウリン、フェニルアラニン、アスパラギン酸、シスチンおよびチロシンから選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項7に記載の神経伸長促進剤。
- 前記分解生成物の凍結乾燥物を粉砕して得た粉砕物を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
- 前記分解生成物に水と水飽和1−ブタノールによる分液操作を行うことで得た水飽和1−ブタノール画分を含有することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
- 神経体からの神経突起の形成を促進する作用を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
- 神経突起の伸長を促進する作用を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
- 幹細胞の神経細胞への分化を促進する作用を有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
- 神経成長因子誘導性の神経突起の形成、伸長を促進する作用を有することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤。
- ヒアルロン酸と蛋白質とを含有する組成物をプロテアーゼで分解する酵素処理工程を含むことを特徴とする神経伸長促進剤の製造方法。
- 前記組成物が鶏冠であり、前記酵素処理工程の前に、前記鶏冠を1辺0.5cm角以上に小片化する工程を有することを特徴とする請求項15に記載の神経伸長促進剤の製造方法。
- 前記酵素処理工程の後に、前記酵素処理工程で得た分解生成物を、凍結乾燥した後、粉砕して粉砕物を得る工程を有することを特徴とする請求項15または16に記載の神経伸長促進剤の製造方法。
- 前記酵素処理工程の後に、前記酵素処理工程で得た分解生成物を精製する精製工程を有することを特徴とする請求項15〜17のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤の製造方法。
- 前記精製工程が、前記分解生成物に水と水飽和1−ブタノールによる分液操作を行って水飽和1−ブタノール画分を得る分液工程を含むことを特徴とする請求項18に記載の神経伸長促進剤の製造方法。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤からなることを特徴とする内服剤。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤からなることを特徴とする培地用添加剤。
- 請求項1〜14のいずれか1項に記載の神経伸長促進剤からなることを特徴とする細胞希釈液用添加剤。
- 請求項21に記載の培地用添加剤を含有することを特徴とする培地。
- 請求項22に記載の細胞希釈液用添加剤を含有することを特徴とする細胞希釈液。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016024657A JP6230638B2 (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | 神経伸長促進剤、内服剤、培地用添加剤、細胞希釈液用添加剤、培地および細胞希釈液 |
US16/076,780 US10973858B2 (en) | 2016-02-12 | 2017-02-10 | Nerve growth promoter and method for producing same, internal preparation, medium additive, cell dilution additive, medium, cell dilution, antioxidant and method for producing same, external preparation, and wound treatment agent and method for producing same |
CN201780010220.4A CN108603115A (zh) | 2016-02-12 | 2017-02-10 | 神经生长促进剂及其制造方法、内服剂、培养基用添加剂、细胞稀释液用添加剂、培养基、细胞稀释液、抗氧化剂及其制造方法、外用剂、以及伤口治疗剂及其制造方法 |
PCT/JP2017/004863 WO2017138626A1 (ja) | 2016-02-12 | 2017-02-10 | 神経伸長促進剤とその製造方法、内服剤、培地用添加剤、細胞希釈液用添加剤、培地、細胞希釈液、抗酸化剤とその製造方法、外用剤、および創傷治療剤とその製造方法 |
EP17750347.1A EP3415586B1 (en) | 2016-02-12 | 2017-02-10 | Wound treatment agent and method for producing same |
EP22210283.2A EP4166145A1 (en) | 2016-02-12 | 2017-02-10 | Nerve growth promoter and method for producing same, internal preparation, medium additive, cell dilution additive, medium, cell dilution, antioxidant and method for producing same, external preparation, and wound treatment agent and method for producing same |
HK18114929.7A HK1255853A1 (zh) | 2016-02-12 | 2018-11-22 | 神經生長促進劑及其製造方法、內服劑、培養基用添加劑、細胞稀釋液用添加劑、培養基、細胞稀釋液、抗氧化劑及其製造方法、外用劑、以及傷口治療劑及其製造方法 |
US17/194,625 US11911417B2 (en) | 2016-02-12 | 2021-03-08 | Nerve growth promoter and method for producing same, internal preparation, medium additive, cell dilution additive, medium, cell dilution, antioxidant and method for producing same, external preparation, and wound treatment agent and method for producing same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016024657A JP6230638B2 (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | 神経伸長促進剤、内服剤、培地用添加剤、細胞希釈液用添加剤、培地および細胞希釈液 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017141207A true JP2017141207A (ja) | 2017-08-17 |
JP6230638B2 JP6230638B2 (ja) | 2017-11-15 |
Family
ID=59628950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016024657A Active JP6230638B2 (ja) | 2016-02-12 | 2016-02-12 | 神経伸長促進剤、内服剤、培地用添加剤、細胞希釈液用添加剤、培地および細胞希釈液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6230638B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018225730A1 (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-13 | 株式会社らいむ | 神経伸長促進剤 |
JP7502882B2 (ja) | 2020-03-31 | 2024-06-19 | 直樹 林田 | ポリグルタミンタンパク質凝集抑制剤、及びポリグルタミン病の予防または治療用医薬 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0930979A (ja) * | 1995-07-24 | 1997-02-04 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | 神経疾患の治療剤 |
JP2002145800A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-22 | Raimu:Kk | 創傷治療剤 |
JP2008511613A (ja) * | 2004-09-01 | 2008-04-17 | ルピン・リミテッド | 精製アラビノガラクタン‐タンパク質(agp)組成物 |
WO2013125634A1 (ja) * | 2012-02-22 | 2013-08-29 | 株式会社ヒアルロン酸研究所 | ヒアルロン酸フラグメントを有効成分とするサーチュイン誘導剤、組織修復剤、肝細胞増殖因子誘導剤、組織恒常性維持剤、及びtlr4作用剤 |
JP2014129368A (ja) * | 2007-05-28 | 2014-07-10 | Amorepacific Corp | 高麗人参の実抽出物を含有する血行促進、血管老化防止及び虚血性心疾患治療用組成物 |
-
2016
- 2016-02-12 JP JP2016024657A patent/JP6230638B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0930979A (ja) * | 1995-07-24 | 1997-02-04 | Seikagaku Kogyo Co Ltd | 神経疾患の治療剤 |
JP2002145800A (ja) * | 2000-11-13 | 2002-05-22 | Raimu:Kk | 創傷治療剤 |
JP2008511613A (ja) * | 2004-09-01 | 2008-04-17 | ルピン・リミテッド | 精製アラビノガラクタン‐タンパク質(agp)組成物 |
JP2014129368A (ja) * | 2007-05-28 | 2014-07-10 | Amorepacific Corp | 高麗人参の実抽出物を含有する血行促進、血管老化防止及び虚血性心疾患治療用組成物 |
WO2013125634A1 (ja) * | 2012-02-22 | 2013-08-29 | 株式会社ヒアルロン酸研究所 | ヒアルロン酸フラグメントを有効成分とするサーチュイン誘導剤、組織修復剤、肝細胞増殖因子誘導剤、組織恒常性維持剤、及びtlr4作用剤 |
Non-Patent Citations (4)
Title |
---|
FEBS LETTERS, vol. 580, JPN6017014666, 2006, pages 3489 - 3492, ISSN: 0003545735 * |
JOURNAL OF NEUROCHEMISTRY, vol. 60, no. 6, JPN6017014663, 1993, pages 2153 - 2158, ISSN: 0003545733 * |
NEUROSCIENCE RESEARCH, vol. 30, JPN6017014662, 1998, pages 195 - 199, ISSN: 0003545734 * |
沖縄県工業技術センター研究報告書 第11号, JPN6017014659, 2008, pages 1 - 5, ISSN: 0003545732 * |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018225730A1 (ja) * | 2017-06-06 | 2018-12-13 | 株式会社らいむ | 神経伸長促進剤 |
US11246849B2 (en) | 2017-06-06 | 2022-02-15 | Laimu Corporation | Nerve growth promoter |
JP7502882B2 (ja) | 2020-03-31 | 2024-06-19 | 直樹 林田 | ポリグルタミンタンパク質凝集抑制剤、及びポリグルタミン病の予防または治療用医薬 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6230638B2 (ja) | 2017-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5588474B2 (ja) | コラーゲンおよび/またはヒアルロン酸産生促進用組成物 | |
CN108853486B (zh) | 一种具有增强免疫力功能的配方产品 | |
JP6622613B2 (ja) | 抗酸化剤 | |
JP2020506683A (ja) | 高麗人参の実多糖体を含む免疫増強用組成物 | |
CN101020715B (zh) | 鹿茸神经生长因子(deer ngf)提取及其制备方法 | |
CN103695516A (zh) | 大鲵提取物及其制备方法 | |
JP6230638B2 (ja) | 神経伸長促進剤、内服剤、培地用添加剤、細胞希釈液用添加剤、培地および細胞希釈液 | |
US11911417B2 (en) | Nerve growth promoter and method for producing same, internal preparation, medium additive, cell dilution additive, medium, cell dilution, antioxidant and method for producing same, external preparation, and wound treatment agent and method for producing same | |
WO2018021471A1 (ja) | 脳機能改善するための食品組成物 | |
CN111249338A (zh) | 一种苁蓉提取物及其工业化制备方法和用途 | |
JP6435072B1 (ja) | プロテアーゼ分解組成物の製造方法、繊維芽細胞増殖促進剤の製造方法、およびコラーゲン産生促進剤の製造方法 | |
JP2003327540A (ja) | ヒアルロニダーゼ阻害、抗アレルギー活性および免疫賦活物質 | |
KR101487541B1 (ko) | 인삼 다당체의 유효성분 및 인체반응 분석방법 | |
JP6198867B2 (ja) | 創傷治療剤 | |
JP6209580B2 (ja) | 紫外線障害低減剤、紫外線障害低減剤の製造方法、培地用添加剤、微生物希釈液用添加剤、培地、微生物希釈液、外用剤および化粧品 | |
CN108289809A (zh) | 刺激透明质酸合成的方法 | |
CN116963614A (zh) | 经过三个步骤加工处理的发酵鹿茸提取物的制备方法 | |
CN103276039A (zh) | 抗氧化肽及其制备方法 | |
JP7002212B2 (ja) | 疲労回復用組成物及び疲労回復用加圧酵素分解物を製造する方法 | |
JP2019006708A (ja) | アンジオテンシン変換酵素阻害活性剤とその製造方法、内服剤 | |
TWI726184B (zh) | 褐藻多醣及其製造方法暨應用 | |
CN115151140B (zh) | 含有肽和/或其盐的组合物、其生产方法、及用途 | |
CN117126238B (zh) | 具有降血糖功能的桑叶肽及咀嚼片 | |
JP2018131405A (ja) | カリクレイン7産生促進用組成物 | |
JP3592705B1 (ja) | ヒアルロン酸含有グルコサミノグリカンの製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170815 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170921 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171003 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6230638 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |