JP2017140974A - 防曇装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍サイクルを利用した空調装置による曇り抑制と、ヒータを利用した曇り抑制とを統合することで、空調装置側の動力低減を実現する防曇装置を提供する。
【解決手段】この防曇装置2は、エアミックスドア107の位置に応じてコンプレッサ103の挙動を抑制する抑制制御を実行し、抑制制御の実行中においてフロントウィンドウ20に設けられたヒータ部21への通電が必要だと判断される場合に通電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のフロントウィンドウの曇りを抑制する防曇装置に関する。
車両には空調装置が設けられており、この空調装置によって車両のフロントウィンドウの曇りが抑制される。空調装置としては、冷凍サイクルを利用したものが知られている。冷凍サイクルを構成するエバポレータによって除湿された空気が車室内に供給され、フロントウィンドウの曇りが抑制される。
このような空調装置を利用した防曇装置の他に、下記特許文献1記載の防曇装置も提案されている。下記特許文献1記載の防曇装置は、車両のフロントウィンドウに視界を確保できる程度の薄さの金属パターンであるヒータを形成し、このヒータに通電することでフロントウィンドウを昇温して曇りを抑制している。
特開2014−218103号公報
上記特許文献1に記載の防曇装置は、ヒータに通電することのみを考慮しているため、フロントウィンドウの曇りを除去しようとする間はヒータに通電し続ける必要がある。また、空調装置と連動した曇り除去には言及がないため、ヒータへの通電電力の低減にも空調装置の駆動動力の低減にもいずれも配慮されておらず、エネルギーの効率的な利用という観点からは改善の余地があるものであった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷凍サイクルを利用した空調装置による曇り抑制と、ヒータを利用した曇り抑制とを統合することで、空調装置側の動力低減を実現する防曇装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る防曇装置は、車両のフロントウィンドウ(20)の曇りを抑制する防曇装置であって、空調風路(101)に設けられ冷凍サイクルの一部を構成するエバポレータ(102)と、エバポレータから流出した冷媒を圧縮するコンプレッサ(103)と、空調風路においてエバポレータよりも下流側に設けられているヒータコア(106)と、エバポレータを通過した空気のヒータコアへの流入を調整するエアミックスドア(107)と、エアミックスドア及びンプレッサの挙動を制御する制御部(30)と、を備え、フロントウィンドウの車室内側にフロントウィンドウの視界を遮らずにフロントウィンドウを加熱するヒータ部(21)が設けられている。制御部は、ヒータ部への通電も制御するものであって、エアミックスドアの位置に応じてコンプレッサの挙動を抑制する抑制制御を実行し、抑制制御の実行中においてヒータ部への通電が必要だと判断される場合にヒータ部に通電する。
本発明によれば、制御部はエアミックスドアの位置に応じて抑制制御を実行するので、例えばエアミックスドアの位置によってコンプレッサを駆動することが必須ではない場合を把握し、コンプレッサの挙動を抑制することができる。コンプレッサの挙動を抑制すれば、エバポレータを通過した空気の除湿効果が低くなる。そこで制御部は、抑制制御の実行中においてヒータ部への通電が必要な場合にはヒータ部に通電することで、コンプレッサの挙動を抑制しつつフロントウィンドウの曇りを低減することができる。
尚、「課題を解決するための手段」及び「特許請求の範囲」に記載した括弧内の符号は、後述する「発明を実施するための形態」との対応関係を示すものであって、「課題を解決するための手段」及び「特許請求の範囲」に記載の発明が、後述する「発明を実施するための形態」に限定されることを示すものではない。
本発明によれば、冷凍サイクルを利用した空調装置による曇り抑制と、ヒータを利用した曇り抑制とを統合することで、空調装置側の動力低減を実現する防曇装置を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態である防曇装置の概略構成を説明するための図である。 図2は、本発明の実施形態である防曇装置の機能的な構成要素の相互関係を説明するための図である。 図3は、本発明の実施形態である防曇装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図4は、本発明の実施形態である防曇装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態である防曇装置の動作を説明するためのフローチャートである。 図6は、本発明の実施形態である防曇装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、本発明の実施形態である防曇装置2は、空調装置10と、フィルムヒータ21とを備えている。防曇装置2は更に、湿度センサ22と、操作パネル23と、外気温センサ24と、日射量センサ25と、を備えている。
空調装置10は、防曇装置2が設けられている車両の室内空調を行う装置である。空調装置10は、空調風路101と、エバポレータ102と、コンプレッサ103と、コンデンサ104と、膨張弁105と、ヒータコア106と、エアミックスドア107と、空調ファン108と、エバ乾燥センサ109と、を備えている。
エバポレータ102、コンプレッサ103、コンデンサ104、及び膨張弁105は、冷凍サイクルを構成している。コンプレッサ103は、車両に搭載されているエンジンの駆動力によって駆動される。コンプレッサ103は、その駆動によりエバポレータ102から冷媒を吸引し、圧縮してコンデンサ104に送り出す。
コンデンサ104は、高温冷媒を冷卻する熱交換器である。コンデンサ104によって冷却された冷媒は膨張弁105に送り出される。膨張弁105に送り込まれた冷媒は、膨張し減圧されてエバポレータ102に送り出される。
エバポレータ102は、膨張弁105によって減圧された冷媒を蒸発させる。エバポレータ102は、空調風路101に配置されている。エバポレータ102を通過した空気は冷却されると共に除湿され、車室内側に送り出される。エバポレータ102の近傍には、エバ乾燥センサ109が配置されている。エバ乾燥センサ109は、エバポレータ102又はエバポレータ102近傍の湿度を検出するためのセンサである。
空調風路101において、エバポレータ102の下流側にはヒータコア106が配置されている。ヒータコア106は、車両を駆動するエンジンの冷却水が循環する熱交換器であって、通過する空気を加温する。
空調風路101において、エバポレータ102とヒータコア106との間には、エアミックスドア107が設けられている。エアミックスドア107は、エバポレータ102を通過した空気のヒータコア106への流入を調整するものである。エアミックスドア107が、図中破線のマックスクール位置107aに位置すると、エバポレータ102を通過した空気のヒータコア106への流入は完全に又は略完全に遮断される。
フィルムヒータ21は、フロントウィンドウ20の車室内側に設けられている。フィルムヒータ21は、フロントウィンドウ20を通した視界を遮らないように形成されている。フィルムヒータ21は、カーボンナノチューブ(CNTとも呼ばれる)、金属粒子、カーボン粒子、及び金属酸化物粒子のいずれかを含む透明薄膜状又は線状のヒータ部を含む層であり、金属蒸着膜として構成されていてもよい。また、例えばバインダとなる樹脂内にカーボンナノチューブ、金属粒子、カーボン粒子、及び金属酸化物粒子のいずれかを分散させた薄膜として構成されていてもよい。また、カーボンナノチューブを用いて形成したワイヤを用いた複数の線分状の発熱線によって構成されてもよい。フィルムヒータ21には、保護膜や断熱膜が設けられることも好ましい態様である。フィルムヒータ21及びそれに付随する構成要素は、本発明のヒータ部に相当する。
湿度センサ22は、車室内、特にフロントウィンドウ20近傍の湿度を検出するためのセンサである。湿度センサ22が検知する湿度に寄って、フロントウィンドウ20が曇っているか否かを判断できるので、湿度センサ22は本発明の曇り検知センサに相当する。
操作パネル23は、空調状態を設定することができる入力手段である。操作パネル23を操作することで、空調装置10をオートエアコンとして駆動させたり、温度風量といったパラメータを自由に調整可能なマニュアルエアコンとして駆動させたりすることができる。
外気温センサ24は、車室外の温度を検出するためのセンサである。日射量センサ25は、日射量を検出するためのセンサである。
図2に示されるように、本発明の制御部に相当するECU(Electronic Control Unit)30には、湿度センサ22、操作パネル23、外気温センサ24、日射量センサ25、及びエバ乾燥センサ109から出力される検出信号や操作信号が入力される。ECU30は、これらの検出信号や操作信号に基づいて演算を実行し、コンプレッサ103、エアミックスドア107、及びフィルムヒータ21に対して、それらを駆動するための駆動信号を出力する。
続いて、図3を参照しながら、防曇装置2の動作について説明する。尚、特記しない限り判断及び動作の主体はECU30である。ステップS101では、エアミックスドア107がマックスクール位置107aにあるか否かを判断する。エアミックスドア107がマックスクール位置107aにあれば、ステップS102の処理に進み、エアミックスドア107がマックスクール位置107aになければ、ステップS103の処理に進む。
ステップS102では、コンプレッサ103を作動させる通常モードで空調装置10を駆動する。温度設定や風量設定は、操作パネル23から入力された情報に基づいて適宜行われる。ステップS102の処理が終了するとリターンする。
ステップS103では、コンプレッサ103を作動させないヒータ利用モードで空調装置10及びフィルムヒータ21を駆動する。ヒータ利用モードは、本発明の抑制制御に相当する。コンプレッサ103は停止され、エバポレータ102による冷却及び除湿が行われない空気が供給される。
ステップS103に続くステップS104では、フロントウィンドウ20に曇りが発生したか否かを判断する。ECU30は、湿度センサ22が検出する湿度データに基づいて曇り発生の有無を判断する。フロントウィンドウ20に曇りが発生していないと判断すれば、リターンし、フロントウィンドウ20に曇りが発生していると判断すれば、ステップS105の処理に進む。
ステップS105では、フィルムヒータ21に通電を行う。ステップS105の処理が完了すると、ステップS104の処理に戻る。
本実施形態によれば、制御部であるECU30は、エアミックスドア107の位置に応じて抑制制御を実行しており、エアミックスドア107の位置によってコンプレッサ103を駆動することが必須ではない場合を把握し、コンプレッサ103の挙動を抑制している。コンプレッサ103の挙動を抑制すれば、エバポレータ102を通過した空気の除湿効果が低くなる。そこでECU30は、抑制制御の実行中においてフィルムヒータ21への通電が必要な場合にフィルムヒータ21に通電することで、コンプレッサ103の挙動を抑制しつつフロントウィンドウ20の曇りを低減している。
ECU30は、エアミックスドア107の位置が、エバポレータ102を通過した空気が主にヒータコア106を通過しないマックスクール位置107aではない場合に、抑制制御を実行している。エアミックスドア107が、マックスクール位置107aにある場合、エバポレータ102を通過した空気はヒータコア106を通過せずに車室内に吹き出される。この状態でコンプレッサ103の駆動を停止してしまうと、車室内の温度が設定温度にならない蓋然性が高いので、抑制制御を実行せずにコンプレッサ103を駆動する。
また本実施形態では、フロントウィンドウ20の曇り状態を検知する曇り検知センサである湿度センサ22を備えている。ECU30は、抑制制御を実行している際に、湿度センサ22によってフロントウィンドウ20の曇を検知した場合に、フィルムヒータ21に通電している。抑制制御を実行すると、コンプレッサ103が停止するので、エバポレータ102を通過する空気は除湿されずに車室内に導入され、フロントウィンドウ20が曇る可能性が高くなる。そこで、湿度センサ22の検出結果に基づいてフロントウィンドウ20の曇り発生有無を判断し、その判断結果に基づいてフィルムヒータ21に通電することで、フロントウィンドウ20に曇りが発生してもコンプレッサ103を駆動させずに曇りを除去することができる。
続いて、図4を参照しながら、本実施形態の防曇装置2の別の動作について説明する。ステップS201では、防曇装置2が搭載される車両への熱負荷が所定負荷以上であるか否かを判断する。熱負荷とは、外気や日射によってもたらされる負荷であって、熱負荷が高いと車室内の温度を下げるように空調装置10を運転する必要が高まる。熱負荷を外気温で把握するとすれば、熱負荷が所定負荷以上であるか否かは、外気温度が閾値温度以上であるか否かに基づいて判断される。熱負荷を日射量で把握するとすれば、熱負荷が所定負荷以上であるか否かは、日射量が閾値量以上であるか否かに基づいて判断される。防曇装置2が搭載される車両への熱負荷が所定負荷以上であれば、ステップS202の処理に進み、防曇装置2が搭載される車両への熱負荷が所定負荷以上でなければ、ステップS203の処理に進む。
ステップS203では、エアミックスドア107がマックスクール位置107aにあるか否かを判断する。エアミックスドア107がマックスクール位置107aにあれば、ステップS202の処理に進み、エアミックスドア107がマックスクール位置107aになければ、ステップS204の処理に進む。
ステップS202では、コンプレッサ103を作動させる通常モードで空調装置10を駆動する。温度設定や風量設定は、操作パネル23から入力された情報に基づいて適宜行われる。ステップS202の処理が終了するとリターンする。
ステップS204では、コンプレッサ103を作動させないヒータ利用モードで空調装置10及びフィルムヒータ21を駆動する。ヒータ利用モードは、本発明の抑制制御に相当する。コンプレッサ103は停止され、エバポレータ102による冷却及び除湿が行われない空気が供給される。
ステップS204に続くステップS205では、フロントウィンドウ20に曇りが発生したか否かを判断する。ECU30は、湿度センサ22が検出する湿度データに基づいて曇り発生の有無を判断する。フロントウィンドウ20に曇りが発生していないと判断すれば、リターンし、フロントウィンドウ20に曇りが発生していると判断すれば、ステップS206の処理に進む。
ステップS206では、フィルムヒータ21に通電を行う。ステップS206の処理が完了すると、ステップS207の処理に戻る。
図4を参照しながら説明した例によれば、ECU30は、車両への熱負荷が所定負荷以下であると判断した場合に抑制制御を実行している。車両への熱負荷が所定負荷より高ければ、車室内の温度を下げる必要があり、フロントウィンドウ20における曇り発生の有無に関わらず、コンプレッサ103を駆動して空気を冷卻する必要が出てくる可能性が高い。そうすると、コンプレッサ103を停止させるヒータ利用モードに入ったとしても、すぐにコンプレッサ103を駆動させることになり、コンプレッサ103の駆動と停止とが頻繁に発生する可能性がある。これは、エバポレータ102における水分の凝縮と蒸発とが交互に且つ頻繁に発生することに繋がり、凝縮した水分に由来する臭気が室内に流れ込むことになる。そこで、コンプレッサ103を駆動して空気を冷卻する必要が出てくる可能性が高いと想定される場合には、あえてヒータ利用モードには入らないようにすることで、臭気の発生を抑制することができる。
続いて、図5を参照しながら、本実施形態の防曇装置2の別の動作について説明する。ステップS201Aでは、エバポレータ102が乾いているか否かを判断する。エバポレータ102が乾いているか否かは、エバ乾燥センサ109によって検出することができる。エバポレータ102が乾いていなければ、ステップS202の処理に進み、エバポレータ102が乾いていれば、ステップS203の処理に進む。ステップS202以降の処理は、図4を参照しながら説明した内容と同様であるので、その説明を省略する。
図5を参照しながら説明した例によれば、ECU30は、エバポレータ102が乾いていると判断した場合に抑制制御を実行している。上記したように、エバポレータ102に水分が残存している状態でヒータ利用モードに入ると、臭気が発生する可能性が高まる。そこで、エバ乾燥センサ109によって、エバポレータ102の湿度を検出し、エバポレータ102に残存する水分を精度良く検出することで、臭気が発生しそうな場合にはコンプレッサ103を通常モードで駆動することができる。エバポレータ102に水分が残存している場合にヒータ利用モードの実行を抑制することができるので、より確実に臭気の発生を抑制することができる。
続いて、図6を参照しながら、本実施形態の防曇装置2の別の動作について説明する。ステップS201Bでは、車室内の湿度が所定湿度以下であるか否かを判断する。車室内の湿度が所定湿度以下でなければ、ステップS202の処理に進み、車室内の湿度が所定湿度以下であれば、ステップS203の処理に進む。ステップS202以降の処理は、図4を参照しながら説明した内容と同様であるので、その説明を省略する。
図6を参照しながら説明した例によれば、ECU30は、車室内の湿度が所定湿度以下であると判断した場合に抑制制御を実行している。車室内の湿度が所定湿度を超えていると、エバポレータ102に水分が残存している可能性が高い。従って、車室内の湿度が所定湿度を超えている場合に、ヒータ利用モードを実行すると、上記したように臭気の発生が懸念される。そこでこの例では、車室内の湿度が所定湿度を超えている場合にヒータ利用モードの実行を抑制することができるので、より確実に臭気の発生を抑制することができる。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
2:防曇装置
10:空調装置
20:フロントウィンドウ
21:フィルムヒータ
101:空調風路
102:エバポレータ
104:コンデンサ
106:ヒータコア
107:エアミックスドア

Claims (6)

  1. 車両のフロントウィンドウ(20)の曇りを抑制する防曇装置であって、
    空調風路(101)に設けられ冷凍サイクルの一部を構成するエバポレータ(102)と、
    前記エバポレータから流出した冷媒を圧縮するコンプレッサ(103)と、
    前記空調風路において前記エバポレータよりも下流側に設けられているヒータコア(106)と、
    前記エバポレータを通過した空気の前記ヒータコアへの流入を調整するエアミックスドア(107)と、
    前記エアミックスドア及び前記コンプレッサの挙動を制御する制御部(30)と、を備え、
    前記フロントウィンドウの車室内側に前記フロントウィンドウの視界を遮らずに前記フロントウィンドウを加熱するヒータ部(21)が設けられ、
    前記制御部は、前記ヒータ部への通電も制御するものであって、
    前記制御部は、前記エアミックスドアの位置に応じて前記コンプレッサの挙動を抑制する抑制制御を実行し、前記抑制制御の実行中において前記ヒータ部への通電が必要だと判断される場合に前記ヒータ部に通電する、防曇装置。
  2. 前記制御部は、前記エアミックスドアの位置が、前記エバポレータを通過した空気が主に前記ヒータコアを通過しないマックスクール位置ではない場合に、前記抑制制御を実行する、請求項1記載の防曇装置。
  3. 更に、前記フロントウィンドウの曇り状態を検知する曇り検知センサ(22)を備え、
    前記制御部は、前記抑制制御を実行している際に、前記曇り検知センサによって前記フロントウィンドウの曇を検知した場合に、前記ヒータ部に通電する、請求項2記載の防曇装置。
  4. 前記制御部は、前記車両への熱負荷が所定負荷以下であると判断した場合に、前記抑制制御を実行する、請求項1記載の防曇装置。
  5. 前記制御部は、前記エバポレータが乾いていると判断した場合に、前記抑制制御を実行する、請求項1記載の防曇装置。
  6. 前記制御部は、車室内の湿度が所定湿度以下であると判断した場合に、前記抑制制御を実行する、請求項1記載の防曇装置。
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