JPH0825951A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JPH0825951A
JPH0825951A JP11155295A JP11155295A JPH0825951A JP H0825951 A JPH0825951 A JP H0825951A JP 11155295 A JP11155295 A JP 11155295A JP 11155295 A JP11155295 A JP 11155295A JP H0825951 A JPH0825951 A JP H0825951A
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知久 吉見
Takamasa Kawai
孝昌 河合
Yuji Ito
裕司 伊藤
Masafumi Kawashima
誠文 川島
Yuji Honda
祐次 本田
Katsuhiko Sagawa
克彦 寒川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内に除湿手段の冷却により除湿された空気
を送風する際に、除湿手段からの異臭の発生を防止す
る。 【構成】 制御装置は、環境条件に応じてコンプレッサ
を駆動する。すると、コンプレッサの駆動によるエバポ
レータの冷却により凝縮水が生じ、エバポレータが湿っ
て菌類が発生するようになり、エバポレータを通過する
空気の温度が高くなると異臭が発生するようになる。そ
こで、制御装置は、エバポレータを停止できる条件とな
ったときに(ステップS705)、コンプレッサが所定
時間以上停止していたときは(ステップS709)、エ
バポレータの冷却により生じた凝縮水の蒸発により異臭
が発生する虞があると判断してエバポレータを所定温度
に冷却する(ステップS710,S704)。これによ
り、エバポレータを通過する空気が冷却されるので、エ
バポレータからの異臭の発生が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環境条件に応じて室内
への送風空気を冷却により除湿する空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば車両用空調装置では、
車室内湿度を検出或いは計算により推定することにより
窓ガラスが曇る環境条件となったときは、除湿手段とし
てのエバポレータの出口温度を防曇設定温度まで冷却す
るようにしている。従って、車室内の湿度が低下するの
で、窓ガラスが曇ることを防止することができる。この
場合、車室内の熱負荷に応じてエバポレータの出口温度
を制御することにより防曇性能と省動力とを両立せさる
制御が考えられている。一方、車室内湿度を快適湿度範
囲に制御する技術も特開平1−257621号公報によ
り公知となっている。さらに、省動力を図りながら防曇
性能及び快適性能を考慮した空調装置も特開平62−1
7521号公報で知られている。
【0003】このような空調装置においては、省動力を
図るために、熱負荷、防曇、快適湿度維持のためにコン
プレッサを稼動する必要がなければ停止するようにして
いる。このような制御により、コンプレッサの無駄な運
転を回避して燃費を向上することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エバポレー
タにより暖かい空気を冷却すると、空気が飽和状態とな
って凝縮水がエバポレータに付着するので、エバポレー
タの周囲に菌類が発生するようになる。このため、エバ
ポレータに付着した凝縮水が蒸発すると、その蒸発水が
車室内に送風されて異臭の要因となり、乗員が不快を感
じるという欠点がある。この場合、一般に車室内への送
風温度が所定温度以上となると、異臭が発生することが
知られている。
【0005】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、環境条件に応じて室内への送風空気を
冷却により除湿すると共に除湿の必要がない場合は除湿
を停止する構成において、室内に異臭が送風されてしま
うことを防止できる空調装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の空調装置は、室
内への送風空気を冷却により除湿する除湿手段を設け、
環境条件に応じて前記除湿手段の冷却温度を制御する除
湿制御手段を設け、この除湿制御手段による前記除湿手
段に対する制御が停止可能な環境条件が成立したときに
前記除湿手段の冷却停止状態が所定期間以上継続してい
たときは、前記除湿手段を所定温度に冷却する冷却手段
を設けたものである(請求項1)。
【0007】また、室内への送風空気を冷却により除湿
する除湿手段を設け、環境条件に応じて前記除湿手段の
冷却温度を制御する除湿制御手段を設け、この除湿制御
手段による前記除湿手段に対する制御が停止可能な環境
条件が成立したときに前記除湿手段への送風空気が所定
温度以上で且つ前記除湿手段の冷却停止状態が所定期間
以上継続していたときは、前記除湿手段を所定温度に冷
却する冷却手段を設けるようにしてもよい(請求項
2)。
【0008】また、室内への送風空気を冷却により除湿
する除湿手段を設け、環境条件に応じて前記除湿手段の
冷却温度を制御する除湿制御手段を設け、前記除湿手段
の冷却により生じた凝縮水の蒸発を検出する蒸発検出手
段を設け、前記除湿制御手段による前記除湿手段に対す
る制御が停止可能な環境条件が成立したときに前記除湿
手段の冷却停止状態が所定期間以上継続し且つ前記蒸発
検出手段による検出値が所定値以上となったときは、前
記除湿手段を所定温度に冷却する冷却手段を設けるよう
にしてもよい(請求項3)。
【0009】上記の各構成において、前記除湿手段の冷
却停止状態が継続したとみなされる所定期間は、当該除
湿手段の環境条件に応じて設定されるようにしてもよい
(請求項4)。
【0010】また、室内への送風空気を冷却により除湿
する除湿手段を設け、環境条件に応じて前記除湿手段の
冷却温度を制御する除湿制御手段を設け、前記除湿手段
の上流側の温度を検出する第1の温度検出手段を設け、
前記除湿手段の下流側の温度を検出する第2の温度検出
手段を設け、前記第1の温度検出手段による検出温度と
前記第2の温度検出手段による検出温度との温度差の変
動が所定パターンであったときは、前記除湿手段を所定
温度に冷却する冷却手段を設けるようにしてもよい(請
求項5)。
【0011】上記の各構成において、前記除湿制御手段
及び前記冷却手段を、前記除湿手段を間欠的に冷却する
ことにより所定温度に冷却するようにしてもよい(請求
項6)。
【0012】
【作用及び発明の効果】請求項1記載の空調装置の場
合、除湿手段は、室内への送風空気を冷却により除湿す
る。このとき、除湿制御手段は、環境条件に応じて除湿
手段の冷却温度を制御するので、環境条件に応じて室内
を適切に空調することができる。
【0013】ここで、除湿制御手段は、除湿の必要がな
いときは、除湿手段に対する制御を停止するようにな
る。すると、除湿手段の温度上昇に伴って除湿手段を通
過する空気の温度が上昇するので、除湿手段の冷却によ
り生じた凝縮水の蒸発により異臭が発生するようにな
る。このとき、冷却手段は、除湿制御手段による除湿手
段に対する制御の停止状態が成立したときに除湿手段の
冷却停止状態が所定期間以上継続していたときは、除湿
手段からの異臭の発生の可能性が高いと判断して除湿手
段を所定温度に冷却するので、除湿手段からの異臭の発
生を防止することができる。
【0014】請求項2記載の空調装置の場合、冷却手段
は、除湿制御手段による除湿手段に対する制御の停止状
態が成立したときに除湿手段への送風空気が所定温度以
上で且つ除湿手段の冷却停止状態が所定期間以上継続し
ていたときは、除湿手段からの異臭の発生の可能性が極
めて高いと判断して除湿手段を所定温度に冷却するの
で、除湿手段からの異臭の発生を防止しながら、除湿手
段からの異臭の発生がないときに除湿手段を無駄に冷却
してしまうことを防止することができる。
【0015】請求項3記載の空調装置の場合、冷却手段
は、除湿制御手段による除湿手段に対する制御が停止可
能な環境条件が成立したときに除湿手段の冷却停止期間
が所定期間以上継続し且つ凝縮水の蒸発を検出する蒸発
検出手段による検出値が所定値以上となったときは、除
湿手段により生じた凝縮水が蒸発していると判断して除
湿手段を所定温度に冷却するので、除湿手段からの異臭
の発生を防止することができる。
【0016】請求項4記載の空調装置の場合、除湿手段
の冷却停止期間が所定期間以上継続したときは、冷却手
段は、除湿手段を所定温度に冷却する条件或いは条件の
1つが成立したと判断する。
【0017】この場合、所定期間は除湿手段の環境条
件、つまり除湿手段から異臭が発生する条件に応じて設
定されるので、冷却手段による除湿手段が無駄に冷却さ
れてしまうことを防止しながら、異臭の発生を防止する
ことができる。
【0018】請求項5記載の空調装置の場合、冷却手段
は、除湿手段の上流側温度を検出する第1の温度検出手
段による検出温度と除湿手段の下流側の温度を検出する
第2の温度検出手段による検出温度との温度差の変動が
所定パターンとなったときは、除湿手段により生じた凝
縮水が蒸発していると判断して冷却手段を所定温度に冷
却するので、除湿手段からの異臭の発生を防止すること
ができる。
【0019】請求項6記載の空調装置の場合、除湿制御
手段及び冷却手段は、除湿手段を間欠的に冷却すること
により所定温度に冷却するので、除湿制御手段及び冷却
手段の制御が容易となる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を自動車の空調装置に適用した
第1実施例について図1乃至図7を参照しながら説明す
る。図1は全体の機能ブロック構成を示すもので、図示
しない車室の前部に配置されたエアダクト1において、
その上流側入口には内外気切換ダンパ2が回動可能に設
けられ、その下流側にブロワ3が設けられている。内外
気切換ダンパ2は、サーボモータ2aにより駆動される
もので、空気の吸入口を内気導入口4a或は外気導入口
4bのいずれかに切換える。ブロワ3はブロワモータ5
により回転駆動され、内気導入口4a或は外気導入口4
bのいずれか設定された側から空気を吸引して下流側に
送風する。
【0021】除湿手段たるエバポレータ6は、ブロワ3
の下流側に配設され、ブロワ3により送られてくる空気
を冷却して下流側に送るもので、冷凍サイクル7を構成
する要素のひとつである。冷凍サイクル7は、エバポレ
ータ6からコンプレッサ8,凝縮器9,レシーバ10及
びエキスパンションバルブ11を介してエバポレータ6
に冷媒が循環するように形成されたもので、コンプレッ
サ8の運転によりエバポレータ6による上記冷却機能を
得ることができる。
【0022】エアミックスダンパ12は、エバポレータ
6の下流側に回動可能に設けられ、サーボモータ12a
により駆動される。エアミックスダンパ12の下流側に
は、エアダクト1の一部を占めるように加熱手段として
のヒータコア13が配設される。ヒータコア13は、図
示しないエンジンの冷却水を熱源として空気を加熱する
もので、エバポレータ6から送られてくる冷風を加熱す
る。エアミックスダンパ12は、サーボモータ12aに
より設定される開度に応じて、エバポレータ6から送ら
れてくる冷風をヒータコア13及びバイパス通路14に
分配する。
【0023】エアダクト1の出口側には、デフロスト吹
出口15,フェイス吹出口16及びフット吹出口17の
3つの吹出口が配設されており、それぞれに対応してデ
フロスト吹出口ダンパ18,フェイス吹出口ダンパ19
及びフット吹出口ダンパ20が配設されている。各吹出
口ダンパ18乃至20はサーボモータ18a乃至20a
により駆動される。
【0024】デフロスト吹出口15は、窓ガラス21の
車室内側の面に向けて配置されており、サーボモータ1
8aによりデフロスト吹出口ダンパ18が開放されるこ
とにより窓ガラス21に送風可能な状態となる。
【0025】除湿制御手段及び冷却手段としての機能を
有する制御装置22は、CPU22a,ROM22b及
びRAM22c等を含んで構成されるもので、予め空調
制御のための自動空調制御プログラムが記憶されてい
る。ROM22bは、後述する外気温度及び外気湿度に
応じてコンプレッサ8を停止可能な目標吹出温度が記憶
されている。
【0026】制御装置22の出力端子A乃至Eは、それ
ぞれ前記各サーボモータ2a,12a,18a,20
a,19aに接続され、出力端子Fは駆動回路5aを介
してブロワモータ5に接続されている。サーボモータ1
2aにはエアミックスダンパ12の開度θを検出するエ
アミックスダンパ開度センサ12bが設けられ、制御装
置22の入力端子Gに接続されている。
【0027】また、制御装置22の出力端子Hは、駆動
回路8aを介してコンプレッサ8の電磁クラッチ(図示
せず)に接続されており、その電磁クラッチのコイルに
通電することによりエンジンの回転力を伝達してコンプ
レッサ8を駆動する。尚、駆動回路8aは、電磁クラッ
チのコイルの通電電流を検出する機能を有し、その出力
端子は制御装置22の入力端子Iに接続されている。
【0028】制御装置22の入力端子J乃至Lは、それ
ぞれ図示しない操作パネルに配置された内外気切換スイ
ッチ23,温度設定スイッチ24及びデフロストモード
設定スイッチ25に接続され、入力端子M乃至Rは、そ
れぞれ内気センサ26,外気センサ27,水温センサ2
8,日射センサ29,エバポレータセンサ30及び内気
湿度センサ31に接続されている。
【0029】尚、内気センサ26及び外気センサ27
は、それぞれ車室内及び車外の温度Tr 及びTamを検出
し、水温センサ28はエンジンの冷却水温度Tw を検出
し、日射センサ29は車室内に入射する日射量Ts を検
出し、内気湿度センサ31は車室内の相対湿度RHr を
検出する。
【0030】次に、本実施例の作用について図2乃至図
7を参照して説明する。制御装置22は、電源が投入さ
れて空調制御プログラムをスタートすると、図2のフロ
ーチャートに従って制御を実施する。即ち、制御装置2
2は、まず、ステップS1において初期化処理を行なっ
て、各種カウンタやフラグ等を初期化してステップS2
に移行する。
【0031】制御装置22は、ステップS2において、
温度設定スイッチ24から設定温度Tset を読込み、R
AM22cに記憶する。続いて、制御装置22は、ステ
ップS3において、車両環境状態を検知するために各種
センサから検出信号を読込む。即ち、制御装置22は、
内気センサ26から内気温度(室温)Tr ,外気センサ
27から外気温度Tam,水温センサ28からエンジンの
冷却水温度Tw ,日射センサ29から日射量Ts ,エバ
ポレータセンサ30からエバポレータ6の出口温度Te
,内気湿度センサ31から車室内の相対湿度RHr を
読込んでRAM22cに記憶する。
【0032】次に、制御装置22は、ステップS4にお
いて、上記読出した各種データに基づいてROM22b
内に予め記憶されている演算式により目標吹出温度TAO
を算出する。この場合、データとしては設定温度Tset
,内気温度Tr ,外気温度Tam及び日射量Ts を用
い、次式(1)で示す演算式に代入することにより上述
の目標吹出温度TAOを求める。 TAO=A×Tset +B×Tr +C×Tam+D×Ts +E …(1) 但し、A乃至Eは利得を設定する任意の定数である。
【0033】続いて、制御装置22は、ステップS5に
おいて、ステップS2,S3において読出し記憶した設
定温度Tset 及び環境状態を検知する各種センサからの
検出信号に基づいて、ブロワ電圧Ve を設定する。この
ブロワ電圧Ve は、ブロワ3による送風量を設定するた
めに、駆動回路5aを介してブロアモータ5に与える電
圧である。
【0034】制御装置22は、ステップS6になると、
RAM22cに記憶した各種データに基づいてROM2
2b内に予め記憶されている演算式によりエアミックス
ダンパ12の目標開度θo を算出する。この場合、デー
タとしては、目標吹出温度TAO,冷却水温度Tw 及びエ
バポレータ6の出口温度Te を用い、次式(2)で示す
演算式に代入することにより上述のエアミックスダンパ
12の目標開度θo を求める。 θo =[(TAO−Te )/(Tw −Te )]×100(%) …(2)
【0035】次に、ステップS7では、コンプレッサ8
の駆動・停止処理を行う。そして、上述の各ステップで
求めた結果に基づいて、ステップS8で制御信号を出力
し、車室内の空調制御を行う。この場合、制御装置22
は、ブロワ駆動信号を駆動回路5aに与えてブロワモー
タ5をブロワ電圧Ve にて駆動させ、これによりブロワ
3を所定の送風量で運転する。また、制御装置22は、
エアミックスダンパ開度制御信号をサーボモータ12a
に与え、エアミックスダンパ12の開度θをステップS
6で算出した目標開度θo となるように制御する。さら
に、制御装置22は、内外気導入モード制御信号をサー
ボモータ2aに出力して内外気切換ダンパ2を所定位置
に駆動する。
【0036】続いて、制御装置22は、ステップS9に
移行して所定の制御周期τが経過するまで待機し、この
後、再び上述のステップを繰り返すようになる。従っ
て、制御装置22は、一定周期毎に上述のプログラムを
繰り返し実行し、これにより、設定温度Tset 及び車両
環境状態に応じた空調制御を行なって車室内を快適な状
態に保持するようになる。
【0037】さて、このような空調制御が行なわれてい
る状態で、ステップS7で行われているコンプレッサ8
の駆動・停止処理について説明する。図3はコンプレッ
サ8の駆動・停止処理を表している。この図3におい
て、制御装置22は、ステップS701において、熱負
荷制御、快適湿度制御、防曇制御という各制御を実行す
る際に必要となるエバポレータ6の出口設定温度(以
下、必要エバ後温度と称する)を算出する。
【0038】ここで、熱負荷制御とは、図4に示すよう
に目標吹出温度TAOに応じて必要エバ後温度Teo1とな
るようにコンプレッサ8を駆動する制御である。また、
快適湿度制御とは、図5に示すように車室内湿度に応じ
て必要エバ後温度Teo2となるようにコンプレッサ8を
駆動,停止するもので、車室内湿度が上限設定値を上回
ったときは、コンプレッサ8を駆動して除湿運転を行
い、車室内湿度が下限設定値以下のときは、コンプレッ
サ8を停止する制御である。そして、防曇制御とは、図
6に示すように車室内湿度が外気温に対する曇り限界室
内湿度となったときは必要エバ後温度Teo3となるよう
にコンプレッサ8を駆動する制御のことである。
【0039】さて、制御装置22は、上述のようにして
求めた必要エバ後温度、即ち温度調節のためのTeo1、
快適湿度のためのTeo2、防曇のためのTeo3のうちの
最も小さい値に応じて以後のコンプレッサ8に対する制
御内容を決定する。つまり、温度調節、快適湿度及び防
曇の全ての制御を適切に実行するには、必要エバ後温度
がステップS701で求めたTeo1乃至Teo3のうちの
最小値となるようにコンプレッサ8を駆動する必要があ
るからである。
【0040】そこで、制御装置22は、ステップS70
2においてTeo1,Teo2,Teo3のうちの最小値と現
在の必要エバ後温度Teoとを比較する。このとき、現在
の必要エバ後温度Teoの方がTeo1,Teo2,Teo3の
うちの最小値よりも小さいときは、省動力化のために必
要エバ後温度TeoにTeo1,Teo2,Teo3のうちの最
小値を設定してから(ステップS703)、コンプレッ
サ8の駆動処理を実行する(ステップS704)。
【0041】一方、制御装置22は、現在の必要エバ後
温度Teoの方がTeo1,Teo2,Teo3の最小値よりも
大きかったときは、Teo1,Teo2,Teo3のうちの最
小値と所定値Aとを比較し(ステップS705)、Teo
1,Teo2,Teo3のうちの最小値が所定値Aよりも大
きかったときは、コンプレッサ8の停止が可能であると
判断する。この場合、所定値Aとしては11℃に設定さ
れている。従って、必要エバ後温度Teoが11℃よりも
高かったときは、コンプレッサ8を停止できると判断す
る。これは、環境条件によっては、ダクト1に吸入され
た空気をエバポレータ8により冷却することなく、熱負
荷制御、快適湿度制御及び防曇制御の全ての制御を適切
に実行できるからである。
【0042】このような場合、制御装置22は、コンプ
レッサ8を直ちに停止するのではなく、コンプレッサ8
は所定時間以上停止しているか否かを判断する(ステッ
プS709)。このとき、コンプレッサ8を駆動してい
たときは、コンプレッサ8の駆動停止期間が零であるの
で、制御装置22は、コンプレッサ8を停止する(ステ
ップS714)。従って、コンプレッサ8の駆動状態で
コンプレッサ8を停止できる条件となったときは、コン
プレッサ8は停止する。
【0043】ところで、コンプレッサ8の駆動状態にお
いては、低温のエバポレータ6を湿った暖かい空気が通
過するので、エバポレータ6に凝縮水が付着する。これ
により、エバポレータ6が湿った状態が継続するので、
エバポレータ6に菌類が発生するようになる。このた
め、エバポレータ6に付着した凝縮水が蒸発する際に異
臭が発生するようになる。この場合、斯様な凝縮水は例
えば12℃以上の雰囲気温度で蒸発すると異臭を発生す
ることが知られている。
【0044】さて、コンプレッサ8の停止時点において
はエバポレータ6の温度は低くエバポレータ6を通過し
た空気の温度は低いので、エバポレータ6から異臭が発
生することはない。しかしながら、コンプレッサ8の冷
却停止状態が長時間にわたって継続すると、エバポレー
タ6に付着した凝縮水が蒸発して異臭が発生するように
なる。
【0045】そこで、本実施例では、次のようにしてエ
バポレータ6からの異臭の発生を防止するようにしてい
る。即ち、制御装置22は、コンプレッサ8を停止可能
な条件となったときに、コンプレッサ8の冷却停止状態
が所定時間以上継続していたときは(ステップS70
9)、必要エバ後温度をTeoAに設定してコンプレッサ
8を駆動する(ステップS710,S704)。この場
合、TeoAは11℃に設定されているので、以後におい
てはエバポレータ6は11℃に制御される。これによ
り、エバポレータ6を通過する空気は冷却されるように
なるので、エバポレータ6から異臭が発生することはな
い。
【0046】一方、制御装置22は、Teo1,Teo2,
Teo3のうちの最小値が11℃よりも小さい場合に、快
適湿度のためのTeo2若しくは防曇のためのTeo3が最
小値であったときは(ステップS707,S708)、
Teo2若しくはTeo3を必要エバ後温度に設定してコン
プレッサ8を駆動処理する(ステップS715,S71
6)。これにより、車室内が快適湿度環境に制御される
と共に、窓ガラス11の曇りが防止される。
【0047】ところで、Teo1,Teo2,Teo3のうち
最小値が11℃よりも小さい場合において、熱負荷制御
のためのTeo1が最小値であったときは(ステップS7
06)、車室内の湿度にかかわらず温度のみを制御すれ
ばよいので、外気温度によってはエアダクト1に吸込ま
れた外気をエバポレータ6により冷却することなく車室
内に送風してもよい条件が成立することがある。このよ
うな条件が成立したときは、熱負荷制御を適切に実行し
ながらコンプレッサ8を停止することができるので、省
動力を図ることができる。
【0048】即ち、制御装置22は、ステップS711
において目標吹出温度TAOがエアダクト1の吸込温度で
ある外気温度TAMよりも所定温度αを上回っているか否
かを判定する。つまり、外気がエアダクト1を通過する
際には周囲の熱により所定温度α(例えば5℃)だけ上
昇するので、目標吹出温度TAOの方が外気温度よりも所
定温度α以上であったときは、コンプレッサ8を停止若
しくはコンプレッサ8の停止状態を継続することが可能
となる。
【0049】ところが、上述のようにコンプレッサ8の
停止条件の成立によりコンプレッサ8を停止若しくはコ
ンプレッサ8の停止状態を継続した場合には、エバポレ
ータ6を通過した空気の温度が上昇するようになる。こ
の場合、上述したようにエバポレータ6から異臭が発生
するときの雰囲気温度は12℃であるので、制御装置2
2は、ステップS713においてTam+α>β(=12
℃)によりエバポレータ6を通過する空気の温度が12
℃を上回っているか否かを判定する。このとき、エバポ
レータ6を通過する空気の温度が12℃以下であったと
きは、エバポレータ6から異臭が発生することはないの
で、制御装置22は、コンプレッサ8を停止処理する
(ステップS714)。
【0050】一方、エバポレータ6を通過する空気の温
度が12℃を上回っているときは、エバポレータ6から
異臭が発生する虞がある。しかしながら、コンプレッサ
8を停止したとき、或いはコンプレッサ8の停止期間が
短いときは、エバポレータ6を通過する空気はエバポレ
ータ6により冷却されるので、エバポレータ6から異臭
が発生することはない。従って、制御装置22は、ステ
ップS709においてコンプレッサ8の駆動停止期間が
所定時間未満であったときは、エバポレータ6から異臭
が発生することはないと判断してコンプレッサ8を停止
し(ステップS714)、駆動停止期間が所定時間以上
であったときは、エバポレータ6から異臭が発生すると
判断して必要エバ後温度TeoにTeoA(=11℃)を設
定してコンプレッサ8を駆動処理する(ステップS71
0,S704)。
【0051】以上の制御装置22による制御の結果、図
7に示すように外気温等が高くなって車室内の熱負荷が
所定値以上(矢印Aで示すラインの右側領域)となる
と、車室内の温度が設定温度となるようにコンプレッサ
8が駆動されるので、車室内は設定温度に制御される。
また、車室内湿度が快適湿度範囲以上(矢印Bで示すラ
インの上側領域)となると、車室内湿度が快適湿度範囲
となるようにコンプレッサ8が駆動されるので、車室内
の湿度は設定湿度に制御される。また、外気温度(窓ガ
ラス21の表面温度)及び車室内湿度に基づいて窓ガラ
ス21が曇る条件(矢印Cで示すラインの上側領域)と
なったときは、車室内湿度は窓ガラス21が曇らない湿
度に制御される。
【0052】この場合、上記3条件が成立しない領域
(図中に斜線で示す領域)であったときは、基本的には
コンプレッサ8を停止して省動力運転を実現すると共
に、斯様にコンプレッサ8を停止可能な条件が成立した
場合であっても、エバポレータ6から異臭が発生する条
件が成立したときは、コンプレッサ8を停止することは
ない。
【0053】上記構成のものによれば、コンプレッサ8
の停止可能な条件が成立したときに、コンプレッサ8の
冷却停止状態が所定時間以上であったときは、エバポレ
ータ6から異臭が発生する可能性が高くなったと判断し
てエバポレータ6を所定温度に冷却するようにしたの
で、コンプレッサの停止可能な条件が発生したときは直
ちにコンプレッサを停止してしまう従来例のものと違っ
て、エバポレータ6から異臭が発生することを防止でき
る。
【0054】また、外気導入時においてコンプレッサ8
を停止可能な条件が成立し且つコンプレッサ8の停止期
間が所定時間以上であっても、エバポレータ6を通過す
る空気の温度が12℃未満であったときは、エバポレー
タ6からの異臭の発生の可能性がないと判断してコンプ
レッサ8を駆動しないようにしたので、省動力化を図る
ことができる。
【0055】図8は本発明の第2実施例における全体構
成の概略図であり、第1実施例と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。即ち、エバポレータ6の上流
側及び下流側には蒸発検出手段としての湿度センサ3
2,33が夫々配設されており、制御回路22は、それ
らの湿度センサ32,33の検出状態に基づいてエバポ
レータ6の上流側及び下流側の湿度を検出するようにな
っている。
【0056】さて、コンプレッサ8の停止状態で所定時
間が経過すると、エバポレータ6の冷却による除湿機能
が低下するようになるので、エアダクト1に吸込まれた
空気はエバポレータ6を通過する際に湿度変化を生じる
ことなく通過するようになる。従って、この状態でエバ
ポレータ6による凝縮水が蒸発すると、その蒸発により
エバポレータ6の下流側の湿度が高くなる。
【0057】そこで、制御装置22は、コンプレッサ8
を停止可能な条件が成立したときに、コンプレッサ8の
冷却停止状態が所定時間以上継続し且つ湿度センサ3
2,33の検出湿度に基づいて凝縮水が蒸発したと判断
したときは、コンプレッサ8を駆動してエバポレータ6
を所定温度に冷却する。これにより、エバポレータ6を
通過する空気が冷却されるようになるので、エバポレー
タ6からの異臭の発生を防止することができる。
【0058】図9及び図10は本発明の第3実施例を示
しており、第1実施例と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。全体構成を概略的に示す図9におい
て、エバポレータの上流側には第1の温度検出手段とし
ての温度センサ34が設けられており、制御回路22
は、温度センサ34及び第2の温度検出手段としてエバ
ポレータ6の下流側に設けられたエバポレータセンサ3
0による検出温度に基づいてエバポレータ6の上流側及
び下流側の温度を検出するようになっている。
【0059】さて、コンプレッサ8が停止すると、エバ
ポレータ6の冷却により生じた凝縮水が蒸発するように
なる。このとき、ダクト1を通過する送風空気の温度
は、図10に示すようにコンプレッサ8の停止タイミン
グから上昇すると共に、所定の上昇後一旦変化が少なく
なってから、再び上昇してダクト1の吸込温度となる傾
向を示す。
【0060】そこで、制御装置22は、温度センサ34
及びエバポレータセンサ30の検出温度に基づいてエバ
ポレータ6の上流側及び下流側の温度差が所定パターン
となったときは、コンプレッサ8を駆動してエバポレー
タ6を所定温度に冷却する。従って、エバポレータ6を
通過する空気が冷却されるようになるので、エバポレー
タ6からの異臭の発生を防止することができる。
【0061】図11及び図12は本発明の第4実施例を
示している。この第4実施例は、第1実施例を示す図3
のステップS709における所定時間の設定方法を示し
ている。第1実施例では、ステップS709における所
定時間としてコンプレッサ8が停止してからエバポレー
タ6から異臭が発生するのに要する時間を設定するよう
にしたが、斯様に異臭が発生する条件はエバポレータ6
の環境条件によって変化することから、所定時間をエバ
ポレータ6の環境条件によって設定する。
【0062】即ち、コンプレッサ8の駆動状態でエバポ
レータ6に付着する凝縮水量は、コンプレッサ8の駆動
時間ton、エバポレータ6の吸込温度Tin、湿度RHi
n、エバポレータ6の通過風量BLW(=ブロワ風量)
によって決定される。
【0063】一方、コンプレッサ8が停止してからエバ
ポレータ6に付着した凝縮水が再蒸発するまでに要する
時間tEWは、エバポレータ6に付着した凝縮水量、エバ
ポレータ6の吸込温度Tin、湿度RHin及びエバポレー
タ6の通過風量BLWによって決定される。従って、コ
ンプレッサ8が停止してから凝縮水が再蒸発するまでに
要する時間tEWは、次式で表すことができる。 tEW=f(tON,Tin,RHin,BLW)
【0064】そこで、本実施例では、コンプレッサ8の
駆動時間ton,エバポレータ6の吸込温度Tin、湿度R
Hin、エバポレータ6の通過風量BLWをパラメータと
して、再蒸発時間tEWを算出するようにしている。この
場合、第1実施例のステップS709の所定時間の設定
は、上記した各種環境条件からエバポレータ6の再蒸発
時間の最小値を満足するように設定されている。
【0065】図11は、制御装置22の制御を示すフロ
ーチャートであり、第1実施例と処理内容が異なる部分
のみを表している。つまり、制御装置22は、ステップ
S713或いはステップS705における判断の結果、
ステップS709に処理を移行すると、まず、ステップ
S7090でコンプレッサ8の駆動時間ton、エバポレ
ータ6の吸込温度Tin、湿度RHin、エバポレータ6の
通過風量BLWからエバポレータ6の再蒸発時間tEWを
算出する。具体的には、図12に示すように測定により
予め明らかになっているtEWと各パラメータ特性との関
係に基づいて行う。
【0066】そして、制御装置22は、ステップS70
91においてエバポレータ6の再蒸発時間tEWとコンプ
レッサ8の停止時間tOFF とを比較し、tOFF >tEWの
ときはステップS710へ移行し、tOFF ≦tEWの場合
はステップS714に移行する。
【0067】本発明は、上記実施例にのみ限定されるも
のではなく、次のように変形または拡張できる。コンプ
レッサ8をオフ可能な条件が成立しながらエバポレータ
6から異臭が発生する可能性が高い場合には、必要エバ
後温度Teoを例えば3℃に設定して所定周期でコンプレ
ッサをオンオフ制御することにより所定温度に制御する
ようにしてもよい。冷凍サイクル7としては、コンプレ
ッサ8をオンオフ制御する構成に代えて、エバポレータ
6とコンプレッサ8との間に蒸発圧力調整弁を設けたE
PR方式のものでもよい。また、コンプレッサ8として
は可変容量式のものを用いるようにしてもよい。
【0068】コンプレッサ8を制御するか否かをコンプ
レッサ8のオフ時間に基づいて判断するのに代えて、コ
ンプレッサ8のオンからの時間に基づいて判断するよう
にしてもよい。エアコンスイッチがオフされてからオン
したときに、コンプレッサ8に対する制御を実行するよ
うにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における全体構成を示す概
略図
【図2】制御装置のメイン動作を示すフローチャート
【図3】制御装置のサブルーチン動作を示すフローチャ
ート
【図4】目標吹出温度と必要エバ後温度との関係を示す
特性図
【図5】車室内湿度と必要エバ後温度との関係を示す特
性図
【図6】外気温と曇り限界室内湿度との関係を示す特性
【図7】外気温及び室内湿度に基づく制御を示す制御特
性図
【図8】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図10】コンプレッサの停止タイミングからのエバポ
レータの下流側の温度変化図
【図11】本発明の第4実施例における制御装置の要部
の動作を示すフローチャート
【図12】コンプレッサの駆動時間とエバポレータの再
蒸発時間との関係を示す図
【符号の説明】
1はエアダクト、6はエバポレータ(除湿手段)、12
はエアミックスダンパ、13はヒータ、22は制御装置
(除湿制御手段、冷却手段)、30はエバポレータセン
サ(第2の温度検出手段)、32,33は湿度センサ
(蒸発検出手段)、34は温度センサ(第1の検出手
段)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 誠文 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 本田 祐次 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 寒川 克彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内への送風空気を冷却により除湿する
    除湿手段と、 環境条件に応じて前記除湿手段の冷却温度を制御する除
    湿制御手段と、 この除湿制御手段による前記除湿手段に対する制御が停
    止可能な環境条件が成立したときに前記除湿手段の冷却
    停止状態が所定期間以上継続していたときは、前記除湿
    手段を所定温度に冷却する冷却手段とを備えたことを特
    徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】 室内への送風空気を冷却により除湿する
    除湿手段と、 環境条件に応じて前記除湿手段の冷却温度を制御する除
    湿制御手段と、 この除湿制御手段による前記除湿手段に対する制御が停
    止可能な環境条件が成立したときに前記除湿手段への送
    風空気が所定温度以上で且つ前記除湿手段の冷却停止状
    態が所定期間以上継続していたときは、前記除湿手段を
    所定温度に冷却する冷却手段とを備えたことを特徴とす
    る空調装置。
  3. 【請求項3】 室内への送風空気を冷却により除湿する
    除湿手段と、 環境条件に応じて前記除湿手段の冷却温度を制御する除
    湿制御手段と、 前記除湿手段の冷却により生じた凝縮水の蒸発を検出す
    る蒸発検出手段と、 前記除湿制御手段による前記除湿手段に対する制御が停
    止可能な環境条件が成立したときに前記除湿手段の冷却
    停止状態が所定期間以上継続し且つ前記蒸発検出手段に
    よる検出値が所定値以上となったときは、前記除湿手段
    を所定温度に冷却する冷却手段とを備えたことを特徴と
    する空調装置。
  4. 【請求項4】 前記除湿手段の冷却停止状態が継続した
    とみなされる所定期間は、当該除湿手段の環境条件に応
    じて設定されることを特徴とする請求項1乃至3の何れ
    かに記載の空調装置。
  5. 【請求項5】 室内への送風空気を冷却により除湿する
    除湿手段と、 環境条件に応じて前記除湿手段の冷却温度を制御する除
    湿制御手段と、 前記除湿手段の上流側の温度を検出する第1の温度検出
    手段と、 前記除湿手段の下流側の温度を検出する第2の温度検出
    手段と、 前記第1の温度検出手段による検出温度と前記第2の温
    度検出手段による検出温度との温度差の変動が所定パタ
    ーンであったときは、前記除湿手段を所定温度に冷却す
    る冷却手段とを備えたことを特徴とする空調装置。
  6. 【請求項6】 前記除湿制御手段及び前記冷却手段は、
    前記除湿手段を間欠的に冷却することにより所定温度に
    冷却することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記
    載の空調装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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