JP2017140136A - 電気かみそり - Google Patents

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Abstract

【課題】揺動性能が低下してしまうのを抑制しつつ、異音や振動が発生してしまうのを抑制することのできる電気かみそりを提供する。
【解決手段】電気かみそり10は、把持部60aを有する本体ブロック20と、刃部33を有し、本体ブロック20に軸部40を中心として揺動可能に支持されるヘッド部30と、を備えている。また、本体ブロック20とヘッド部30とが連結部材50を介して連結されている。具体的には、連結部材50は、本体ブロック20に、軸部40の延在方向と交差する交差方向へ相対移動できるように連結されるとともに、軸部40を介してヘッド部30に連結されている。そして、連結部材50は、弾性部材110を介して本体ブロック20に連結されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、電気かみそりに関する。
従来、電気かみそりとして、グリップ部と、当該グリップ部に揺動可能に支持されるヘッド部と、を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1では、ヘッド部とモータとを一体化させたユニット部を形成し、このユニット部に一対のピボット部を形成している。一対のピボット部はモータを前後で挟むように配置されている。そして、一対のピボット部をグリップ部に形成された一対の凹部にそれぞれ係合させることで、ヘッド部がグリップ部に左右揺動可能に支持されるようにしている。
特開2010−252941号公報
しかしながら、上記従来の技術では、ヘッド部をグリップ部に支持させた際に、各部品の寸法公差等により、グリップ部に形成された一対の凹部のうち、一方の凹部の中心軸が他方の凹部の中心軸に対して軸方向と交差する方向にずれてしまうおそれがある。
すなわち、一対の凹部の中心軸が同一直線上に存在しなくなってしまうおそれがある。
そして、一対の凹部の中心軸が同一直線上に存在しなくなってしまうと、一対のピボット部を一対の凹部にそれぞれ係合させた際に、一対のピボット部に軸ずれ起因の反力が発生してしまう。
このように、一対のピボット部に軸ずれ起因の反力が発生すると、ヘッド部のグリップ部に対するスムーズな揺動が妨げられて、ヘッド部の揺動性能が低下してしまうおそれがある。
ここで、一対のピボット部に軸ずれ起因の反力が発生しないようにするため、ピボット部と凹部との間に隙間を設けることが考えられるが、ピボット部と凹部との間に隙間を設けると、電気かみそりの駆動時に異音や振動が生じてしまうおそれがある。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、揺動性能が低下してしまうのを抑制しつつ、異音や振動が発生してしまうのを抑制することのできる電気かみそりを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電気かみそりは、把持部を有する本体ブロックと、刃部を有し、前記本体ブロックに軸部を中心として揺動可能に支持されるヘッド部と、を備えている。
また、前記本体ブロックと前記ヘッド部とが連結部材を介して連結されている。具体的には、前記連結部材は、前記本体ブロックに、前記軸部の延在方向と交差する交差方向へ相対移動できるように連結されるとともに、前記軸部を介して前記ヘッド部に連結されている。
そして、前記連結部材は、弾性部材を介して前記本体ブロックに連結されている。
これにより、軸ずれに起因する反力が生じたとしても、当該反力を連結部材の本体ブロックに対する交差方向への相対移動により吸収することができる。さらに、連結部材は、弾性部材を介して本体ブロックに連結されているため、電気かみそりの駆動時等に異音や振動が生じてしまうのを抑制することが可能となる。
本発明によれば、揺動性能が低下してしまうのを抑制しつつ、異音や振動が発生してしまうのを抑制することのできる電気かみそりを得ることができる。
本発明の実施の形態にかかる電気かみそりを示す正面図である。 本発明の実施の形態にかかる電気かみそりを示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる前側ハウジングを外した状態における電気かみそりのヘッド部を拡大して示す正面図である。 本発明の実施の形態にかかる後側ハウジングを外した状態における電気かみそりのヘッド部を拡大して示す背面図である。 本発明の実施の形態にかかる駆動機構収容ケース、軸部、連結部材、弾性部材およびホルダ部材を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態にかかる駆動機構収容ケースと基台部との連結状態を示す正面図である。 図6のA−A断面図である。 図6のB−B断面図である。
本発明の実施の形態にかかる電気かみそりは、把持部を有する本体ブロックと、刃部を有し、前記本体ブロックに軸部を中心として揺動可能に支持されるヘッド部と、を備えている。
また、前記本体ブロックと前記ヘッド部とが連結部材を介して連結されている。具体的には、前記連結部材は、前記本体ブロックに、前記軸部の延在方向と交差する交差方向へ相対移動できるように連結されるとともに、前記軸部を介して前記ヘッド部に連結されている。
そして、前記連結部材は、弾性部材を介して前記本体ブロックに連結されている。
こうすれば、軸ずれに起因する反力が生じたとしても、当該反力を連結部材の本体ブロックに対する交差方向への相対移動により吸収することができる。さらに、連結部材は、弾性部材を介して本体ブロックに連結されているため、電気かみそりの駆動時等に異音や振動が生じてしまうのを抑制することが可能となる。
また、前記連結部材を前記本体ブロックに連結した状態で、前記軸部の延在方向から視た際に、前記連結部材と前記本体ブロックとの間には、前記連結部材の前記本体ブロックに対する前記交差方向への相対移動を許容する隙間が形成されている。そして、前記隙間に前記弾性部材が配置されている。
こうすれば、連結部材の本体ブロックに対する交差方向への相対移動を許容しつつ、連結部材のがたつきをより確実に抑制することができるようになる。
また、前記連結部材および前記本体ブロックのうち少なくともいずれか一方に、前記軸部の延在方向に突出する第1の突部が形成されており、他方の前記第1の突部と対応する位置に当該第1の突部が挿通される第1の挿通孔が形成されている。
そして、前記第1の突部を前記第1の挿通孔に挿通した状態で、前記隙間が前記第1の突部の周囲に環状に形成されている。
こうすれば、連結部材の本体ブロックに対する任意の交差方向への相対移動を許容することができるようになる。
また、前記環状の隙間の全周に前記弾性部材が配置されている。
こうすれば、連結部材の本体ブロックに対する任意の交差方向への相対移動を許容しつつ、連結部材のがたつきをより確実に抑制することができるようになる。
また、前記連結部材および前記本体ブロックのうち少なくともいずれか一方に、前記軸部の延在方向に突出する第2の突部が形成されるとともに、他方の前記第2の突部と対応する位置に、当該第2の突部が挿通される第2の挿通孔が形成されている。
そして、前記第2の挿通孔の周縁部には、前記連結部材を前記本体ブロックに対して前記交差方向に相対移動させた際に前記第2の突部が当接する当接部が形成されている。
こうすれば、例えば、落下による衝撃等、ヘッド部に比較的大きな力が加わった際に、連結部材に生じる反力を複数箇所に分散させることができ、ヘッド部と連結部材との間に配された軸部への負荷を軽減させることが可能となる。
また、前記軸部の延在方向から視た際に、前記第2の突部が前記弾性部材の両側に配置されている。
こうすれば、弾性部材による連結部材のがたつき抑制構造と、第2の突部による反力分散構造の両立を省スペースで実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
また、以下では、複数の外刃が並設される方向を前後方向(剃り方向)X、各外刃が延在する方向を左右方向Y、外刃が上方を向くようにヘッド部を配置した状態における上下方向を上下方向Zとして説明する。また、電気かみそりのスイッチ部が設けられている側を前後方向Xの前方として説明する。
(実施の形態)
本実施の形態にかかる電気かみそり10は、図1に示すように、手で把持する把持部60aを有する本体ブロック20と、刃部33を有し、本体ブロック20に支持されるヘッド部30と、を備えている。
本実施の形態では、ヘッド部30は、前後方向Xに延在する軸部40を軸として、本体ブロック20に対して左右方向Yに揺動できるようになっている。
すなわち、ヘッド部30は、本体ブロック20に、軸部40を中心として揺動できるように支持されている。
本体ブロック20は、図2に示すように、把持部60aを有するグリップ部(本体部)60と、グリップ部60の一端側(上下方向Zの上側)に固定されてヘッド部30を支持する基台部70と、を備えている。
グリップ部60は、合成樹脂製の本体ハウジング61を備えており、この本体ハウジング61は、複数の分割体を継ぎ合わせることで形成されている。そして、分割体を継ぎ合わせて形成した本体ハウジング61の内部には空洞が形成されており、この空洞内に、各種電気部品が収容されている。これら複数の分割体は、例えば、ねじを用いたり、分割体同士を嵌合させたりすることで継ぎ合わせることができる。
本実施の形態では、本体ハウジング61は、前側ハウジング62、後側ハウジング63、下側ハウジング64などの分割体を継ぎ合わせることで形成されている。そして、前側ハウジング62と後側ハウジング63との間に形成される空洞に、図示せぬ充電池や制御基板等で構成される電源装置(電気部品)65を収容している(図2参照)。
また、本体ハウジング61には、電気かみそり10を動作させる(電源をオン・オフさせる)押圧式のスイッチ部65aが形成されている。なお、本実施の形態ではスイッチ部として押圧式のスイッチ部65aを例示したが、電源をオン・オフできるスイッチであればスライド式やその他のスイッチであってもよい。
本実施の形態では、スイッチ部65aは、前側ハウジング62の前面、すなわち、電気かみそり10の前面(正面)に形成されている。なお、電気かみそり10の前面とは、通常の使用時に、使用者が電気かみそり10の把持部60aを把持した状態で、使用者と対向する側の面のことである。
さらに、本実施の形態では、前側ハウジング62におけるスイッチ部65aの下部に、本体ハウジング61の内部に内蔵される図示せぬ充電池の充電状況等を表示する表示部65bが形成されている。
また、後側ハウジング63の後部、すなわち、電気かみそり10の後部には、トリマーユニット63aが設けられている。なお、トリマーユニット63aを設けないようにすることも可能である。
また、刃部33は、外刃35と、外刃35の内方(外刃35の下側)に配設された内刃34と、を備えている。
外刃35は、外面がヘッド部30の上方に向けて露出しており、外刃35のヘッド部30の上方に向けて露出する部分が使用者の肌表面に接触する肌接触面35dとなっている。
そして、電気かみそり10の電源をオンにし、外刃35の内方(外刃35の下側)に配設された内刃34を外刃35に対して相対移動(左右方向Yへ往復動)させた状態で、外刃35の肌接触面35dを使用者の肌表面に当てて滑らせながら移動させることで、外刃35の刃穴内に挿入された体毛を、外刃35と内刃34とで切断するようにしている。
以下、ヘッド部30およびヘッド部30を支持する基台部70の具体的な構成について説明する。
ヘッド部30は、図2に示すように、基台部70(本体ブロック20)に取り付けられるヘッド部本体80と、当該ヘッド部本体80に着脱自在に装着される外刃ブロック90と、を備えている。
ヘッド部本体80は、上方に向けて開口し、図示せぬ駆動機構が収容される駆動機構収容部82が形成されたヘッドケース81と、駆動機構を駆動機構収容部82内に収容した状態でヘッドケース81の上開口部を覆うヘッドケースカバー83と、を備えている(図2および図5参照)。
なお、駆動機構としては、従来公知のもの、例えば、振動型リニアアクチュエータや、回転モータと回転運動を往復直線運動に変換する変換機構とで構成される駆動機構等を用いることができる。
また、駆動機構収容部82を防水空間(封止空間)とし、刃部33によって剃られた体毛や内刃34を洗浄する際に使用する水などが、駆動機構収容部82内に侵入するのを抑制できるようにするのが好ましい。
一方、外刃ブロック90は、図2に示すように、外刃35が上下動自在に取り付けられる略筒状の外刃保持部材91を備えている。
本実施の形態では、外刃35は、第1のネット刃35aと、スリット刃35bと、第2のネット刃35cと、を備えており、第1のネット刃35a、スリット刃35bおよび第2のネット刃35cが前後方向Xに並ぶように配置されている。
すなわち、外刃保持部材91には、前後方向Xの前方から順に第1のネット刃35a、スリット刃35b、第2のネット刃35cが、上方に向けて露出するように配置されている。
これらの外刃35(第1のネット刃35a、スリット刃35bおよび第2のネット刃35c)は、例えば、以下の方法によって、外刃保持部材91に上下動自在に取り付けることができる。
まず、各外刃35(第1のネット刃35a、スリット刃35bおよび第2のネット刃35c)を、別個独立して上下動できるように、略枠状の外刃フレームに装着させることで、外刃カセットを形成する。なお、外刃フレームや外刃カセットとしては、従来公知のものを用いることができる。
そして、外刃カセットを各外刃35が上方を向くようにした状態で、略筒状の外刃保持部材91の内側に下方から挿入し、外刃フレームを外刃保持部材91に係合させる。
こうすることで、各外刃35を、別個独立して上下動できる状態で外刃保持部材91に取り付けることができる。
なお、外刃カセットは、外刃保持部材91に着脱自在に装着されるとともに、ヘッド部本体80に着脱自在に装着されるものである。
また、各ネット刃35a,35cは、一枚の略板状の部材を、側面視(左右方向Yから外刃を視た状態)で上方が凸となるように前後方向(短手方向)Xに沿って逆U字状に湾曲させることでそれぞれ形成されている。さらに、ネット刃35a,35cは、正面視(前後方向Xに外刃を視た状態)で上方に凸となるように左右方向(長手方向)Yに沿って若干湾曲するように形成されている。なお、本実施の形態では、ネット刃35a,35cを、正面視で上方に凸となるように湾曲させているが、必ずしも湾曲させる必要はない。
そして、このネット刃35a,35cには、多数の刃穴(図示せず)が画成されている。
一方、スリット刃35bは、一枚の略板状の部材を、前後方向(短手方向)Xに沿って略コ字状に湾曲させることで形成されており、このスリット刃35bには、平坦な上壁から側壁に至る多数のスリット(刃穴)が穿設されている。
すなわち、スリット刃35bには、多数のスリット(刃穴)が、平坦な上壁から側壁に至る略コ字状の桟および側壁の下部で長手方向(左右方向)Yに沿って延在する桟によって画成されている。
また、内刃34は、外刃35を成す各ネット刃35a,35cおよびスリット刃35bに対して専用のものが設置されている。具体的には、各ネット刃35a,35cの下方(内方)に、対応するネット刃35a,35cの湾曲形状に沿う逆U字状の内刃(第1の内刃34a,第2の内刃34c)が配設されている(図2参照)。そして、スリット刃35bの下方(内方)には、このスリット刃35bの湾曲に沿うコ字状のスリット内刃(図示せず)が配設されている。
これらの内刃34は駆動機構に取り付けられており、駆動機構を駆動させると、各内刃34がそれぞれ左右方向(長手方向)Yに往復動するようになっている。
なお、本実施の形態では、第1の内刃34a,第2の内刃34cおよびスリット内刃(図示せず)は、駆動機構に別個独立して上下動できるように取り付けられており、各内刃34は、対応する外刃35の下側に、左右方向(長手方向)Yに往復動する際に外刃35の内面に摺接できるように配置されている。
このように、第1のネット刃35a,第2のネット刃35cおよびスリット刃35bの下方(内方)に配設された第1の内刃34a,第2の内刃34cおよびスリット内刃(図示せず)を、各外刃35に対してそれぞれ相対移動(左右方向Yへの往復動)させることで、各外刃35の刃穴やスリット内に挿入された体毛を、各外刃35と対応する内刃34とで協働して切断するように構成している。
なお、ヘッド部本体80の左右両端には、解除ボタン80aが左右方向Yに突没可能に設けられており、この解除ボタン80aを内側に没入させることで、外刃ブロック90とヘッド部本体80との装着が解除されるようになっている。
また、外刃ブロック90をヘッド部本体80に装着させた際には、ヘッドケースカバー83の上部に、刃部33によって剃られた体毛を溜めることが可能な空間部が形成されることとなる。
そして、ヘッド部30の前部には、空間部を外部空間に連通させる窓部80cが形成されている(図3参照)。この窓部80cは、空間部に溜まった体毛を洗浄する際に空間部内に水を導入する導入口や空間部内の体毛や水を排出する排出口として機能するものである。
そして、この窓部80cを開閉可能に覆うシャッター(蓋部)80bが、ヘッド部30の前部に上下方向にスライドできるように設けられている。
また、外刃保持部材91の後部には、刃部33で体毛を剃る際に肌表面に接触しつつ回転して、肌表面との摩擦を低減させる回転部材36が形成されている(図4参照)。
ここで、本実施の形態では、図3および図4に示すように、本体ブロック20とヘッド部30とを、連結部材50を介して連結している。
すなわち、連結部材50の一端(下側)を本体ブロック20に連結するとともに、他端(上側)をヘッド部30に連結している。
このとき、連結部材50が本体ブロック20に対して、軸部40の延在方向(前後方向X)と交差する交差方向(YZ平面に沿った方向)へ相対移動できるようにしている。
また、連結部材50は、軸部40を介してヘッド部30に連結されており、ヘッド部30が、連結部材50に対して、軸部40を中心として左右に揺動できるようにしている。
本実施の形態では、連結部材50は、本体ブロック20の一部を構成する基台部70のホルダ部材72に連結されるとともに、ヘッド部30の一部を構成するヘッドケース81に連結されている(図5〜図8参照)。
さらに、連結部材50は、前側連結部材50Aと、前側連結部材50Aとは別体に形成された後側連結部材50Bと、を備えている。そして、前側連結部材50Aおよび後側連結部材50Bのそれぞれが、ホルダ部材72(本体ブロック20)およびヘッドケース81(ヘッド部30)に連結されている。
また、本実施の形態では、ヘッド部30や連結部材50とは別体に形成された軸部40を用いており、この軸部40は、前側軸部40Aと、前側軸部40Aとは別体に形成された後側軸部40Bと、を備えている。
そして、前側連結部材50Aを、前側軸部40Aを介してヘッドケース81(ヘッド部30)の前部に連結するとともに、後側連結部材50Bを、後側軸部40Bを介してヘッドケース81(ヘッド部30)の後部に連結している(図7参照)。
具体的には、ヘッドケース81の前部には、前方に向けて突出する前側突出片81bと、前側突出片81bの前端に連設されて、下方に延設される前側延設片81cとで、下方に開口する前側挿入溝81aが形成されている(図7参照)。
また、前側連結部材50Aの上部には、前側軸部40Aが挿入される軸挿入孔51aAが形成され、前側挿入溝81aに挿入されるヘッド部側連結部51Aが形成されている(図5参照)。本実施の形態では、ヘッド部側連結部51Aは略円板状をしており、このヘッド部側連結部51Aの中央部に軸挿入孔51aAが形成されている。
そして、ヘッド部側連結部51Aを下方から前側挿入溝81aに挿入し、軸挿入孔51aAを前側延設片81cに形成された軸挿入孔81dに連通させた状態で、軸挿入孔51aAおよび軸挿入孔81dに前側軸部40Aを挿入することで、前側連結部材50Aを、前側軸部40Aを介してヘッドケース81(ヘッド部30)の前部に連結している。
一方、ヘッドケース81の後部には、後方に向けて突出する後側突出片81fと、後側突出片81fの後端に連設されて、下方に延設される後側延設片81gとで、下方に開口する後側挿入溝81eが形成されている(図7参照)。
また、後側連結部材50Bの上部には、後側軸部40Bが挿入される軸挿入孔51aBが形成され、後側挿入溝81eに挿入されるヘッド部側連結部51Bが形成されている(図5参照)。本実施の形態では、ヘッド部側連結部51Bは略円板状をしており、このヘッド部側連結部51Bの中央部に軸挿入孔51aBが形成されている。
そして、ヘッド部側連結部51Bを下方から後側挿入溝81eに挿入し、軸挿入孔51aBを後側延設片81gに形成された軸挿入孔81hに連通させた状態で、軸挿入孔51aBおよび軸挿入孔81hに後側軸部40Bを挿入することで、後側連結部材50Bを、後側軸部40Bを介してヘッドケース81(ヘッド部30)の後部に連結している。
基台部70は、グリップ部60の一端側(上下方向Zの上側)に固定される基台本体71と、基台本体71に取り付けられるとともに、連結部材50(前側連結部材50Aおよび後側連結部材50B)が連結されるホルダ部材72と、を備えている。
基台本体71は、グリップ部60に取り付けるとともに、グリップ部60の長手方向が鉛直方向となるようにした状態で、左右方向Yから視たときに、上部が前方かつ下方に傾斜する傾斜片となる三角形状をしている。そして、基台本体71の上部、すなわち、前方かつ下方に傾斜する傾斜面71aの上にホルダ部材72が取り付けられている(図2および図8参照)。
そして、本実施の形態では、傾斜面71aに垂直な方向がヘッド部30の上下方向である上下方向Zとなっている。したがって、本実施の形態では、ヘッド部30は、グリップ部60の長手方向が鉛直方向となるようにした状態で、左右方向Yから視たときに、上部が前方かつ下方に傾斜するようにグリップ部60に取り付けられている。
ホルダ部材72は、基台本体71の傾斜面71a上に載置される載置部73を備えており、載置部73の左右方向Yの両端には、下方かつ後方に延設された取付片73aがそれぞれ形成されている。
そして、左右の取付片73aをねじ73bで基台本体71に固定することで、ホルダ部材72を基台本体71に取り付けている(図2参照)。
また、ホルダ部材72は、図5に示すように、載置部73の前端に連設され、前方かつ上方に延設された前側連結片74と、載置部73の後端に連設され、後方かつ上方に延設された後側連結片75と、を備えている。
そして、前側連結片74に前側連結部材50Aが連結されるとともに、後側連結片75に後側連結部材50Bが連結されている(図7参照)。
具体的には、前側連結部材50Aの下部には、本体ブロック側連結部52Aが形成されている。この本体ブロック側連結部52Aは略板状をしており、ヘッド部側連結部51Aの下側の後部に連設されている。すなわち、前側連結部材50Aには、左右方向Yから視たときに、ヘッド部側連結部51Aと本体ブロック側連結部52Aとの連結部分にヘッド部側連結部51Aが前方に突出する段差部50aAが形成されている。
また、本体ブロック側連結部52Aは、ヘッド部側連結部51Aの下側の後部に連設される長方形状の連結部52aAと、当該連結部52aAの下方に幅広に形成される長方形状の幅広部52bAと、を備えている。
ここで、本実施の形態では、幅広部52bAの左右方向Yの中央部、すなわち、前側軸部40Aが挿入される軸挿入孔51aAの真下であって、軸挿入孔51aAとはずれた位置に、前方に突出する略円筒状の第1の突部52cAを形成している。
そして、前側連結片74に、第1の突部52cAが挿通される略円形の第1の挿通孔74aを形成している。
すなわち、本実施の形態では、連結部材50および本体ブロック20のうち少なくともいずれか一方である連結部材50(前側連結部材50A)に、前後方向X(軸部40の延在方向)に突出する第1の突部52cAを形成している。そして、他方である本体ブロック20(ホルダ部材72)の第1の突部52cAと対応する位置に、当該第1の突部52cAが挿通される第1の挿通孔74aを形成している。
このとき、第1の挿通孔74aの内径を第1の突部52cAの外径よりも大きくなるようにしている。こうすることで、連結部材50(前側連結部材50A)を本体ブロック20(ホルダ部材72)に連結した状態で、前後方向X(軸部40の延在方向)から視た際に、連結部材50(前側連結部材50A)と本体ブロック20(ホルダ部材72)との間に、連結部材50(前側連結部材50A)の本体ブロック20(ホルダ部材72)に対する交差方向(YZ平面に沿う方向)への相対移動を許容する隙間100が形成されるようにしている。
この隙間100は、第1の突部52cAを第1の挿通孔74aに挿通した際に、第1の突部52cAの周囲に環状に形成されることとなる(図6参照)。
そして、この隙間100に、Oリング(弾性部材)110を配置することで、連結部材50(前側連結部材50A)が、Oリング(弾性部材)110を介して本体ブロック20(ホルダ部材72)に連結されるようにしている。
このように、連結部材50(前側連結部材50A)が、Oリング(弾性部材)110を介して本体ブロック20(ホルダ部材72)に連結させることで、連結部材50(前側連結部材50A)のがたつきを抑制することができるようになる。
なお、本実施の形態では、弾性部材としてOリング110を用いているため、環状の隙間100の全周にOリング(弾性部材)110が配置されることとなる。
また、本実施の形態では、第1の突部52cAの前端の下部に径方向外側に突出する半円弧状のフランジ(抜け止め突起)52eAが設けられており、このフランジ(抜け止め突起)52eAによってOリング(弾性部材)110の抜け止めがなされている。
このように、本実施の形態では、前側軸部40Aの位置ずれ吸収構造を、上下に位置ずれし易い前側軸部40Aの真下(前側軸部40Aから上下方向Zの下方にずれた位置)に形成している。
さらに、本実施の形態では、幅広部52bAにおける第1の突部52cAの左右方向Yの両側に、前方に突出する略四角柱状の第2の突部52dAを形成している。
すなわち、前後方向X(軸部40の延在方向)から視た際に、第2の突部52dAがOリング(弾性部材)110の両側に配置されるようにしている。
そして、前側連結片74に、第2の突部52dAがそれぞれ挿通される略四角形の第2の挿通孔74bを形成している。
すなわち、本実施の形態では、連結部材50および本体ブロック20のうち少なくともいずれか一方である連結部材50(前側連結部材50A)に、前後方向X(軸部40の延在方向)に突出する第2の突部52dAを形成している。そして、他方である本体ブロック20(ホルダ部材72)の第2の突部52dAと対応する位置に、当該第2の突部52dAが挿通される第2の挿通孔74bを形成している。
このとき、第2の挿通孔74bの大きさを第2の突部52dAの大きさよりも一回り大きくなるようにし、第2の突部52dAの周囲に環状の隙間101が形成されるようにしている。
この隙間101は、大きさ(第2の挿通孔74bの中央に挿入した状態における第2の突部52dAの周面から第2の挿通孔74bの内周面までの距離)が、隙間100の大きさ(第1の挿通孔74aの中央に挿入した状態における第1の突部52cAの周面から第1の挿通孔74aの内周面までの距離)よりも小さくなるように設定されている(図6参照)。
このとき、寸法公差等によって、連結部材50(前側連結部材50A)が本体ブロック20(ホルダ部材72)に対して交差方向(YZ平面に沿う方向)に相対移動した際には、第2の突部52dAが第2の挿通孔74bの周縁部74cに当接しないように、隙間101の大きさを設定するのが好ましい。
そして、落下による衝撃等、ヘッド部30に比較的大きな力が加えられて、連結部材50(前側連結部材50A)が本体ブロック20(ホルダ部材72)に対して交差方向(YZ平面に沿う方向)に相対移動した際に、第1の突部52cAが本体ブロック20(ホルダ部材72)に対して交差方向(YZ平面に沿う方向)に相対移動可能な状態で、第2の突部52dAが第2の挿通孔74bの周縁部74cに当接するように、隙間101の大きさを設定するのが好ましい。
このように、本実施の形態では、第2の挿通孔74bの周縁部74cには、連結部材50(前側連結部材50A)を本体ブロック20(ホルダ部材72)に対して交差方向(YZ平面に沿う方向)に相対移動させた際に第2の突部52dAが当接する当接部74dが形成されている。
そして、上記の形状をした前側連結部材50Aは、例えば、下記の方法で、ホルダ部材72の前側連結片74に連設させることができる。
まず、第1の突部52cAにOリング(弾性部材)110を取り付ける。そして、第1の突部52cAにOリング(弾性部材)110を取り付けた状態で、第1の突部52cAを第1の挿通孔74aに挿入するとともに、一対の第2の突部52dAを対応する第2の挿通孔74bに、それぞれ後方から挿入する。このとき、第1の突部52cAの周面と第1の挿通孔74aの内周面との間に形成される隙間100にOリング(弾性部材)110が配置されるまで前側連結部材50Aを押し込む。こうすることで、前側連結部材50Aがホルダ部材72の前側連結片74に連設される。なお、前側連結片74の上部の左右方向Yの中央部には、半円弧状の凹部74eが形成されており、この凹部74eに前側連結部材50Aのヘッド部側連結部51Aが載置されるようになっている。
また、後側連結部材50Bの下部には、本体ブロック側連結部52Bが形成されている。この本体ブロック側連結部52Bは略板状をしており、ヘッド部側連結部51Bの下側の前部に連設されている。すなわち、後側連結部材50Bには、左右方向Yから視たときに、ヘッド部側連結部51Bと本体ブロック側連結部52Bとの連結部分にヘッド部側連結部51Bが後方に突出する段差部50aBが形成されている。
そして、本体ブロック側連結部52Bの左右方向Yの中央部には、後方に突出する略四角柱状の係合突部52aBが形成されている。
また、後側連結片75には、係合突部52aBが係合する係合孔75bが形成されている。具体的には、後側連結片75の左右方向Yの両端から上方に向けて延在するとともに、先端が左右方向Yの内側に向けて突出する一対の係止片75aを設けることで、後側連結片75に、係合突部52aBが係合する係合孔75bを形成している。
そして、係合突部52aBを係合孔75bに係合させることで、後側連結片75に後側連結部材50Bを連結させている。
このとき、後側連結部材50Bは、本体ブロック20(ホルダ部材72)に対する交差方向(YZ平面に沿う方向)への相対移動が抑制された状態で、後側連結片75に連結されている。
すなわち、後側連結部材50Bは、前側連結部材50Aに較べて、本体ブロック20(ホルダ部材72)に対する交差方向(YZ平面に沿う方向)への相対移動の許容量が小さくなるようにしている。
なお、係合突部52aBを係合孔75bに嵌合させて、本体ブロック20(ホルダ部材72)に対する交差方向(YZ平面に沿う方向)への相対移動ができないようにすることも可能である。
また、本実施の形態では、ヘッドケース81の下部に配線チューブ120が配線チューブ押さえ部材130によって固定されている。そして、配線チューブ押さえ部材130と基台本体71とが引っ張りばね140によって連結されている。このように、配線チューブ押さえ部材130と基台本体71とを引っ張りばね140によって連結させることで、ヘッド部30を中立位置へ復帰させられるようにしている。
かかる構成とすることで、前側軸部40Aの中心軸と後側軸部40Bの中心軸とが略一直線上に位置した状態で、ヘッド部30が本体ブロック20に支持されることとなって、ヘッド部30を本体ブロック20に対してよりスムーズに揺動させることができるようになる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる電気かみそり10は、把持部60aを有する本体ブロック20と、刃部33を有し、本体ブロック20に軸部40を中心として揺動可能に支持されるヘッド部30と、を備えている。
また、本体ブロック20とヘッド部30とが連結部材50を介して連結されている。具体的には、連結部材50は、本体ブロック20に、軸部40の延在方向と交差する交差方向へ相対移動できるように連結されるとともに、軸部40を介してヘッド部30に連結されている。
そして、連結部材50は、Oリング(弾性部材)110を介して本体ブロック20に連結されている。
こうすれば、軸ずれに起因する反力が生じたとしても、当該反力を連結部材50の本体ブロック20に対する交差方向への相対移動により吸収することができる。さらに、連結部材50は、Oリング(弾性部材)110を介して本体ブロック20に連結されているため、電気かみそり10の駆動時等に異音や振動が生じてしまうのを抑制することが可能となる。
このように、本実施の形態によれば、揺動性能が低下してしまうのを抑制しつつ、異音や振動が発生してしまうのを抑制することのできる電気かみそり10を得ることが可能となる。
また、連結部材50を本体ブロック20に連結した状態で、軸部40の延在方向から視た際に、連結部材50と本体ブロック20との間には、連結部材50の本体ブロック20に対する交差方向への相対移動を許容する隙間100が形成されている。そして、隙間100にOリング(弾性部材)110が配置されている。
こうすれば、連結部材50の本体ブロック20に対する交差方向への相対移動を許容しつつ、連結部材50のがたつきをより確実に抑制することができるようになる。
また、連結部材50および本体ブロック20のうち少なくともいずれか一方に、軸部40の延在方向に突出する第1の突部52cAが形成されており、他方の第1の突部52cAと対応する位置に当該第1の突部52cAが挿通される第1の挿通孔74aが形成されている。
そして、第1の突部52cAを第1の挿通孔74aに挿通した状態で、隙間100が第1の突部52cAの周囲に環状に形成されるようにしている。
こうすれば、連結部材50の本体ブロック20に対する任意の交差方向(YZ平面上の任意の方向)への相対移動を許容することができるようになる。
また、環状の隙間100の全周にOリング(弾性部材)110が配置されている。
こうすれば、連結部材50の本体ブロック20に対する任意の交差方向(YZ平面上の任意の方向)への相対移動を許容しつつ、連結部材50のがたつきをより確実に抑制することができるようになる。
また、連結部材50および本体ブロック20のうち少なくともいずれか一方に、軸部40の延在方向に突出する第2の突部52dAが形成されるとともに、他方の第2の突部52dAと対応する位置に、当該第2の突部52dAが挿通される第2の挿通孔74bが形成されている。
そして、第2の挿通孔74bの周縁部74cには、連結部材50を本体ブロック20に対して交差方向に相対移動させた際に第2の突部52dAが当接する当接部74dが形成されている。
こうすれば、例えば、落下による衝撃等、ヘッド部30に比較的大きな力が加わった際に、連結部材50に生じる反力を複数箇所に分散させることができ、ヘッド部30と連結部材50との間に配された軸部への負荷を軽減させることが可能となる。
また、軸部40の延在方向から視た際に、第2の突部52dAがOリング(弾性部材)110の両側に配置されている。
こうすれば、Oリング(弾性部材)110による連結部材50のがたつき抑制構造と、第2の突部52dAによる反力分散構造の両立を省スペースで実現することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、前側連結部材50Aおよび後側連結部材50Bを独立させる必要はなく、一体化させることも可能である。
また、前側軸部40Aを前側連結部材50Aやヘッドケース81に一体に形成することも可能であるし、後側軸部40Bを後側連結部材50Bやヘッドケース81に一体に形成することも可能である。
また、後側連結部材50Bを用いず、ホルダ部材72の後側連結片75を、後側軸部40Bを介して直接ヘッドケース81に連結させるようにすることも可能である。
また、基台部70を設けずに、ヘッド部30とグリップ部(本体部)60とを連結部材50によって連結させるようにすることも可能である。
また、刃部や本体ブロックその他細部のスペック(形状、大きさ、レイアウト等)も適宜に変更可能である。
本発明によれば、揺動性能が低下してしまうのを抑制しつつ、異音や振動が発生してしまうのを抑制することのできる電気かみそりを得ることができる。
10 電気かみそり
20 本体ブロック
30 ヘッド部
33 刃部
40 軸部
40A 前側軸部
40B 後側軸部
50 連結部材
50A 前側連結部材
50B 後側連結部材
52cA 第1の突部
52dA 第2の突部
60 グリップ部(本体部)
60a 把持部
70 基台部
74a 第1の挿通孔
74b 第2の挿通孔
74c 周縁部
74d 当接部
100 隙間
110 Oリング(弾性部材)

Claims (6)

  1. 把持部を有する本体ブロックと、
    刃部を有し、前記本体ブロックに軸部を中心として揺動可能に支持されるヘッド部と、
    を備え、
    前記本体ブロックと前記ヘッド部とが連結部材を介して連結されており、
    前記連結部材は、前記本体ブロックに、前記軸部の延在方向と交差する交差方向へ相対移動できるように連結されるとともに、前記軸部を介して前記ヘッド部に連結されており、
    前記連結部材は、弾性部材を介して前記本体ブロックに連結されていることを特徴とする電気かみそり。
  2. 前記連結部材を前記本体ブロックに連結した状態で、前記軸部の延在方向から視た際に、前記連結部材と前記本体ブロックとの間には、前記連結部材の前記本体ブロックに対する前記交差方向への相対移動を許容する隙間が形成されており、
    前記隙間に前記弾性部材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電気かみそり。
  3. 前記連結部材および前記本体ブロックのうち少なくともいずれか一方に、前記軸部の延在方向に突出する第1の突部が形成されており、他方の前記第1の突部と対応する位置に当該第1の突部が挿通される第1の挿通孔が形成されており、
    前記第1の突部を前記第1の挿通孔に挿通した状態で、前記隙間が前記第1の突部の周囲に環状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の電気かみそり。
  4. 前記環状の隙間の全周に前記弾性部材が配置されていることを特徴とする請求項3に記載の電気かみそり。
  5. 前記連結部材および前記本体ブロックのうち少なくともいずれか一方に、前記軸部の延在方向に突出する第2の突部が形成されるとともに、他方の前記第2の突部と対応する位置に、当該第2の突部が挿通される第2の挿通孔が形成されており、
    前記第2の挿通孔の周縁部には、前記連結部材を前記本体ブロックに対して前記交差方向に相対移動させた際に前記第2の突部が当接する当接部が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の電気かみそり。
  6. 前記軸部の延在方向から視た際に、前記第2の突部が前記弾性部材の両側に配置されていることを特徴とする請求項5に記載の電気かみそり。
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