JP2017139431A - 固体撮像装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板で発生する応力によって撮像画像の画質が低下することを抑制する技術を提供する。【解決手段】撮像領域及び周辺領域を備えた基板と基板の上に配された絶縁膜とを含む固体撮像装置であって、周辺領域は撮像領域からの信号を保持する保持容量と保持容量と電気的に接続される第1の拡散領域を有する1つ以上の第1のトランジスタと第2の拡散領域を有する第2のトランジスタとを含み、絶縁膜は第1の膜と第2の膜とを含み、第1の拡散領域のうち第1の絶縁膜に覆われる第1の部分は第1の膜を介さずに第2の膜に覆われる第2の部分を含み、第2の拡散領域のうち第1の絶縁膜に覆われる第3の部分は第1の膜及び第2の膜に覆われる第4の部分を含み、第2の部分で基板に発生する応力よりも第4の部分で基板に発生する応力が大きく、第1の部分のうち第2の部分以外が占める面積の割合が第3の部分のうち第4の部分が占める面積の割合よりも小さい。【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置及びその製造方法に関する。
固体撮像装置において、酸化シリコンなどを用いた層間膜と基板との間に、層間膜とは屈折率の異なる窒化シリコンなどを用いた保護膜を形成した積層構造の絶縁膜によって、基板表面での入射光の反射を抑制し、画素の感度を向上させる技術が広く知られている。また、層間膜の平坦性を向上させるために、特許文献1のように保護膜を画素が配された撮像領域から周辺領域まで設けることが知られている。
特開2008−98373号公報
しかしながら、基板を覆うことによって層間膜よりも大きな応力が基板に発生する材料を保護膜として用いた場合、周辺領域においてLOCOSなどの素子分離領域とトランジスタとの境界付近でシリコン基板の結晶性が崩れる場合がある。素子分離領域とトランジスタとの境界付近で基板の結晶性が崩れた場合、トランジスタの拡散領域の結晶欠陥が増大し、この結晶欠陥によって、トランジスタのオフリーク電流が増大する。画素からの信号は、周辺領域に行ごとに読み出され、保持容量に保持された後、順次、後段の処理回路に読み出される。オフリーク電流が増大すると、保持容量から後段の回路に信号を読み出すまでの間、信号にオフリーク電流に起因するノイズが重畳され、得られる撮像画像の画質が低下してしまう可能性がある。
本発明は、積層構造の絶縁膜を撮像領域及び周辺領域に配した固体撮像装置において、基板で発生する応力によって撮像画像の画質が低下することを抑制する技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る固体撮像装置は、画素が配された撮像領域及び画素から出力される信号を処理する回路を含む周辺領域を備えた基板と、基板の上に配された第1の絶縁膜と、を含む固体撮像装置であって、周辺領域は、信号を保持する保持容量と、保持容量と電気的に接続される第1の拡散領域を有する1つ以上の第1のトランジスタと、第2の拡散領域を有し、画素の制御、第1のトランジスタの制御及び信号の処理の何れかを行うための第2のトランジスタと、を含み、第1の絶縁膜は、第1の材料によって形成された第1の膜と、第1の膜の上に第2の材料によって形成された第2の膜と、を含み、第1の膜及び第2の膜は、撮像領域及び周辺領域に配され、第1の拡散領域のうち第1の絶縁膜によって覆われる第1の部分は、第1の膜を介さずに第2の膜によって覆われる第2の部分を含み、第2の拡散領域のうち第1の絶縁膜によって覆われる第3の部分は、第1の膜及び第2の膜によって覆われる第4の部分を含み、第2の部分で基板に発生する応力よりも、第4の部分で基板に発生する応力が大きく、基板に対する平面視において、第1の部分のうち第2の部分以外が占める面積の割合が、第3の部分のうち第4の部分が占める面積の割合よりも小さいことを特徴とする。
上記手段によって、積層構造の絶縁膜を撮像領域及び周辺領域に配した固体撮像装置において、基板で発生する応力によって撮像画像の画質が低下することを抑制する技術が提供される。
本発明の第1の実施形態に係る固体撮像装置の構成例を示すブロック図。 図1の固体撮像装置の回路の平面図。 図1の固体撮像装置の回路の断面図。 図2の固体撮像装置の回路の平面図の変形例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る固体撮像装置の構成例を示すブロック図。 図5の固体撮像装置の回路の平面図。 図5の固体撮像装置の回路の断面図。 本発明の第3の実施形態に係る固体撮像装置の構成例を示すブロック図。 図8の固体撮像装置のオペアンプ及びバイアス回路の構成例を示す回路図。 図8の固体撮像装置の回路の平面図。 図10の固体撮像装置の回路の平面図の変形例を示す図。 本発明の実施形態に係る固体撮像装置の画素の回路図 本発明の実施形態に係る固体撮像装置の製造方法を示す工程図。
以下、本発明に係る放射線撮像装置の具体的な実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面において、複数の図面に渡って共通の構成については共通の符号を付している。そのため、複数の図面を相互に参照して共通する構成を説明し、共通の符号を付した構成については適宜説明を省略する。
第1の実施形態
図1〜4を参照して、本発明の一部の実施形態による固体撮像装置について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態における固体撮像装置100の構成例を示すブロック図である。固体撮像装置100は、画素120が配された撮像領域110と、画素120の駆動や画素120出力される信号を処理するための周辺領域111とを備える基板を含む。
画素120は、入射光に応じて所定の電圧値を有する信号を出力する光電変換素子を含み、撮像領域110に例えば2次元アレイ状に配される。また例えば、画素120は、撮像領域110に1次元ライン状に配されてもよい。画素120は、列ごとに共通の垂直出力線を介して信号を周辺領域111へ出力する。
周辺領域111は、信号保持部200、画素120や信号保持部200を制御する制御部300及び350、信号保持部200で保持された信号を外部に出力する出力アンプ400を含む。信号保持部200は、転送部210と保持容量部220とを含み、画素120から出力された信号を一時、保持するサンプルホールド回路である。保持容量部220は、画素から入力する信号を保持する保持容量221を含む。転送部210は、画素120からの信号を保持容量221へ入力するための転送動作を行うトランジスタ211と、保持容量221から信号を出力アンプ400へ出力するための転送動作を行うトランジスタ212とを含む。トランジスタ211及び212の一方の拡散領域は、他の素子などを介さずに配線を用いて直接、保持容量221と電気的に接続される。制御部300は、保持容量部220の保持容量221に保持された信号を、各列で共用する水平出力線を介して出力アンプ400に出力させるための制御信号Psrを生成するシフトレジスタを含む。制御部300は、制御信号Psrによって、転送部210のトランジスタ212を制御する。この水平出力線は、各列の信号を読み出した後、制御信号Pchresによってリセットされる。制御信号Pchresは、図1に示すように制御部300から供給されてもよいし、他の制御部から供給されてもよい。制御部350は、撮像領域110の画素120の動作を制御する。また、制御部350は、画素120で生成された信号を、信号保持部200に転送させるための制御信号Ptsを生成し、制御信号Ptsによって転送部210のトランジスタ211を制御する。本実施形態において、画素120と信号保持部200とは、2つの制御部300及び350によって制御されるが、この形態に限定されることはない。例えば制御部300及び350が一体であってもよいし、3つ以上の制御部によって撮像領域110及び信号保持部200が制御されてもよい。出力アンプ400は、水平出力線の信号の電位Vchを入力電圧とし、後段の回路に信号として電位Voutを出力する。電極ノードVpixは、撮像領域110と信号保持部200とが接続する部分のノード、電極ノードVshは、保持容量221とトランジスタ211及び212とが接続する部分のノードである。また、それぞれの制御信号Pts、Psr及びPchres、電位Vch及びVout、電極ノードVpix及びVshの後に添えられた1、2〜nは、それぞれの列を示す。
図2は図1に示す信号保持部200の平面図、図3(a)は図2のA−A’間の断面図、図3(b)は図2のB−B’間の断面図をそれぞれ示す。本実施形態において、信号保持部200に配された各素子は、電位が接地(GNDに接続)された半導体を用いた基板500のp型のウェル(p−well)に配される。また、トランジスタ211及び212の拡散領域、GNDに接続される保持容量221の拡散領域は、n型の拡散領域として説明する。しかしながら、基板500の周辺領域111が配されるウェルの導電型や各拡散領域の導電型は、これに限られることはなく、それぞれ逆の導電型であってもよい。図2において、配線はそれぞれの電極や拡散領域に配されたコンタクトホール同士を結ぶ線として簡略化している。
図3(a)、(b)に示されるように、基板500の上には、互いに屈折率の異なる材料を用いた積層構造を有する第1の絶縁膜である絶縁膜550が配される。絶縁膜550は保護膜501と、層間膜502とで構成される。保護膜501は、層間膜502よりも基板500の側に配され、層間膜502の一部と基板500との間に配される。本実施形態において、シリコンを用いた半導体の基板500の上に、保護膜501は、材料として窒化シリコンを用い、層間膜502は、材料として酸化シリコンを用いて、それぞれ形成される。窒化シリコン、酸化シリコンは、それぞれプラズマCVD法や熱CVD法などを用いて形成されてもよい。また、層間膜502に用いられる酸化シリコンとして、BPSGやBSG、PSG、NSG(Non−doped Silicate Glass)などを用いてもよい。保護膜501は、基板500上に配された各素子を、例えば製造する際の各種プロセスや、水分の侵入などから保護しうる。層間膜502は、基板500と基板500の上に配される配線層との間を絶縁する層間絶縁膜として機能する。また、保護膜501も、層間絶縁膜として機能しうる。また、図1、2には図示されていないが、保護膜501と層間膜502とを含む絶縁膜550は、基板500に配された撮像領域110だけでなく周辺領域111の上にも配される。つまり、保護膜501及び層間膜502は、撮像領域110及び周辺領域111の上に配される。このため、層間膜502と屈折率の異なる保護膜501は、撮像領域110において反射防止膜としても機能しうる。
図2及び図3(a)、(b)に示されるように、トランジスタ211及び212の拡散領域のうち、保持容量221と電気的に接続される電極ノードVshに繋がる第1の拡散領域である拡散領域511の上の部分に、保護膜501が配されない。つまり、トランジスタ211及び212の保持容量221と電気的に接続される拡散領域511は、保護膜501に覆われない。
ここで、本実施形態の効果を説明する。上述のように保護膜501に窒化シリコン、層間膜502に酸化シリコンを用いる場合、換言すると基板を覆うことによって層間膜502よりも大きな応力が基板に発生する材料を保護膜501として用いる場合を考える。この場合、窒化シリコンによって覆われることによってシリコン基板に発生する応力の方が、酸化シリコンによって覆われることによってシリコン基板で発生する応力よりも大きくなる。このため、保護膜501が配されず、層間膜502が配された部分で基板500に発生する応力よりも、層間膜502及び保護膜501の積層された部分で基板500に発生する応力の方が大きくなる。このため、保護膜501を導入することによって、基板500で大きな応力が発生し、基板500のSTIやLOCOSなどの構造を有する素子分離領域503とトランジスタの拡散領域との境界部分で基板500の結晶性が崩れてしまう場合がある。基板500の結晶性が崩れた場合、トランジスタの素子分離領域503に近接する拡散領域周辺で結晶欠陥が増大しうる。この結晶欠陥によって、トランジスタ211及び212においてオフリーク電流が増大してしまう可能性がある。画素120からの信号は、周辺領域111に読み出され、保持容量221に保持された後、順次、後段の処理回路へ読み出される。トランジスタ211及び212においてオフリーク電流が増大すると、保持容量221から後段の回路に信号を読み出すまでの間、信号にオフリーク電流に起因するノイズが重畳され、得られる撮像画像の画質が低下する要因となりうる。そこで、トランジスタ211及び212の保持容量221と電気的に接続される拡散領域511の上に保護膜501を配さないことで、基板500の素子分離領域503と拡散領域511との境界付近で発生する応力を低減することができる。これによって、基板500の結晶欠陥の増大が抑制され、トランジスタ211及び212の拡散領域511で結晶欠陥が生じた場合に起こる基板500を介したGNDへのリーク電流の増大を抑制することができる。このため、保持容量221に画素信号を長時間保持するような動作をする場合でも、保持された信号の劣化を抑えることが可能となり、撮像画像の画質の低下を抑制できる。
一方、画素120の上に保護膜501は設けられたままのため、上述した反射防止効果によって画素感度は向上し、良好な画質を得ることが可能となる。更に、周辺領域111を金属層やカラーフィルタ層などで十分な遮光ができない場合でも、周辺領域111の多くの部分を保護膜501で覆うことによって、周辺領域111から撮像領域110に拡散する光によって発生するゴーストやフレアなどを抑制できる。図3(d)に、画素120や、画素120の制御や信号保持部200の制御を行う制御部300及び350に含まれるトランジスタの断面図を示す。画素120の制御や信号保持部200の制御を行う制御部300及び350に含まれるトランジスタは、第2のトランジスタの一例である。また、画素120から出力される信号の処理を行うトランジスタであっても、保持容量221と電気的に接続されない拡散領域を有するトランジスタは、制御部300及び350などに含まれるトランジスタと同様の断面構造を有していてもよい。このトランジスタも、第2のトランジスタの一例である。これらのトランジスタの第2の拡散領域である拡散領域513は、保持容量221と直接、電気的に接続されない。図3(d)に示すように、拡散領域513は、拡散領域と電気的な接続をとるために絶縁膜550に設けられるコンタクトホール504以外の部分は、保護膜501によって覆われていてもよい。拡散領域513は、拡散領域511と比較して画素120からの信号が通過しない、又は通過した場合でも信号が保持される時間が短いため、結晶欠陥に起因するオフリーク電流の影響が拡散領域511よりも小さくなりうる。
また、保持容量221のGNDに接続される拡散領域は図2、図3(a)に示されるように、保護膜501によって覆われている。これは、この拡散領域がGNDに電位が固定されるためである。
また、トランジスタ211及び212の拡散領域と保持容量221の拡散領域とは、同じn型の拡散領域であるが、拡散領域中に含まれる不純物濃度は、互いに異なっていてもよい。後述する各実施形態においても同様に、トランジスタ211及び212の拡散領域と保持容量221の拡散領域とで、不純物濃度が互いに異なっていてもよい。
ここで、固体撮像装置100の製造工程において、保護膜501の上から不純物を注入する工程がある場合を考える。保護膜501を撮像領域110のみに配し、周辺領域111に配さない場合、周辺領域111の保護膜501の配されない部分のトランジスタ特性を変化させてしまう。注入される不純物と拡散層の導電型によって影響は異なるが、例えば、p型の拡散層にn型の不純物が注入された場合、不純物が注入されたトランジスタは、不純物の注入されなかったトランジスタに比べて閾値が上がり、駆動力は下がることになる。そのため、周辺領域111のうち高速動作を要求されるシフトレジスタなどのディジタル信号処理部は速度性能が制限されることになる。これを調整するために対象トランジスタの領域だけ不純物濃度を調整するためのフォトマスクの追加やイオン注入などの工程を追加すれば、その分チップコストが増加してしまう。しかしながら、本実施形態のように周辺領域111にも保護膜501を配することによって、制御部300に含まれるシフトレジスタのような、高速動作を要求される回路の特性変動による速度低下のリスクが抑制される。
また、図3(c)のように、酸化シリコンと窒化シリコンとで構成された保護膜501aが、サイドウォールとして機能するLDD(Lightly Doped Drain)構造を形成するプロセスについて考える。このような場合においても、トランジスタの拡散領域511の上に配される保護膜501aが占める割合は低下している。このため、コンタクトホール504以外の全面に保護膜501aが設けられている場合に比べて保護膜501aによって基板500で発生する応力は低下する。このため、図3(c)のように保持容量221と電気的に接続される拡散領域511の上の一部の保護膜501が取り除かれた場合においても、上述した本実施形態における効果を同様に得られることは明らかである。この効果は、窒化シリコン単層の保護膜501を用いた場合であっても同様である。
ここで、図3(a)〜(c)に示すように、拡散領域511のうち絶縁膜550によって覆われる部分521は、保護膜501を介さずに層間膜502に覆われる部分522を含む。部分521は、拡散領域511のうちコンタクトホールの開口が形成される部分を除いた部分と言える。図3(a)、(b)に示す構成では、部分521と部分522とは、同じ部分になる。また、図3(c)に示す構成では、拡散領域511の一部が保護膜501に覆われるため、部分521よりも部分522の方が小さくなる。一方、図3(d)に示すように、拡散領域513のうち絶縁膜550によって覆われる部分523は、保護膜501及び層間膜502に覆われる部分524を含む。部分523は、拡散領域513のうちコンタクトホールの開口が形成される部分を除いた部分と言える。図3(d)に示す構成では、部分523と部分524とは同じ部分となる。しかしながら、これに限られることなく、拡散領域513の一部が保護膜501を介さずに層間膜502に覆われることによって、部分524が部分523の一部であってもよい。上述した本実施形態の効果を得るために、基板500に対する平面視において、部分521のうち部分522以外が占める面積の割合が、部分523のうち部分524が占める面積の割合よりも小さくなればよい。図3(a)、(b)に示す構成のように、部分521と部分522とが同じ部分である場合、部分521のうち部分522以外が占める面積の割合はゼロである。周辺領域111において、画素からの信号を保持する保持容量221に直接接続された信号の伝達経路上のトランジスタの拡散領域で、基板でより強い応力を発生させる膜の占める割合が、容量に接続されない拡散領域で当該膜の占める割合よりも小さければよい。
また、図3(a)〜(c)に示すように、拡散領域511に電気的に接続するために絶縁膜550に形成されたコンタクトホール504の壁面が、層間膜502によって構成されていてもよい。また、拡散領域511に電気的に接続するために絶縁膜550に形成されたコンタクトホール504の壁面に、保護膜501が存在しなくてもよい。つまり、保護膜501は、拡散領域511に接続するために形成されるコンタクトプラグに対して離間して配されていてもよい。一方、図3(d)に示すように、拡散領域513に電気的に接続するために絶縁膜550に形成されたコンタクトホール504の壁面が、保護膜501及び層間膜502の積層構造によって構成されていてもよい。各コンタクトホールには、拡散領域511、拡散領域512、あるいは、拡散領域513に接続されるコンタクトプラグが配される。コンタクトプラグは複数の導電材料を含んで構成されうる。
トランジスタ211及び212において、図3(b)、(c)に示すように、保持容量221と直接、電気的に接続されない拡散領域512は、上述した拡散領域513と同様の構成を有していてもよい。ここで、拡散領域512のうち絶縁膜550によって覆われる部分525は、保護膜501及び層間膜502に覆われる部分526を含む。部分525は、拡散領域512のうちコンタクトホールの開口が形成される部分を除いた部分と言える。図3(b)、(c)に示す構成では、部分525と部分526とは同じ部分となる。しかしながら、これに限られることなく、拡散領域512の一部が保護膜501を介さずに層間膜502に覆われることによって、部分526が部分525の一部であってもよい。上述した本実施形態の効果を得るために、基板500に対する平面視において、上述の拡散領域511の部分521のうち部分522以外が占める面積の割合が、部分525のうち部分526が占める面積の割合よりも小さくなればよい。つまり、同じトランジスタに含まれる拡散領域511と拡散領域512で、保護膜501に覆われる割合や面積が異なっていてもよい。例えば、図2、図3(b)に示すように、拡散領域511は保護膜501に覆われず、拡散領域512はコンタクトホール504の開口部以外、保護膜501に覆われていてもよい。
また例えば、図4に示すように、トランジスタ211及び212のうち拡散領域511、拡散領域512及び拡散領域511と拡散領域512との間のチャネル領域を形成するためのゲート部505が、保護膜501によって覆われなくてもよい。ゲート部は、ゲート電極とゲート絶縁膜とを含む。保護膜501を除去する領域の大きさは、保護膜501を除去するために使用するプロセス条件や、トランジスタ211及び212のサイズによって決定されうる。この保護膜501を配さない領域の大きさは、例えば、製造上生じるフォトリソグラフィ工程におけるアライメントばらつきなどの影響を受けないように適宜決定すればよい。このアライメントばらつきのマージンを確保するために、図4に示すように信号保持部200において保護膜501を配さない領域を広げてもよい。これによって、アライメントばらつきなどの製造上のばらつきによる影響を抑制し、保護膜501を配さない領域に配されるトランジスタの特性が安定し、歩留まりや量産性を向上することが可能となる。
第2の実施形態
図5〜7を参照して、本発明の一部の実施形態による固体撮像装置について説明する。図5は、本発明の第2の実施形態における固体撮像装置101の構成例を示すブロック図である。固体撮像装置101の周辺領域112は、上述の固体撮像装置100の周辺領域111と比較して、画素120から出力される信号をクランプする機能を有している。このため、信号保持部200の転送部210と保持容量部220とが、信号保持部201の転送部210a及び210bと保持容量部220aとに変更される。これ以外の構成は、固体撮像装置100と同様であってもよい。
信号保持部201は、信号保持部200と同様に、画素120からの信号を保持容量221aへ入力する転送動作を行うトランジスタ211aと、保持容量221aから信号を出力アンプ400へ出力する転送動作を行うトランジスタ212aとを含む。また、信号保持部201は、画素120から出力され、保持容量221aで保持された信号をクランプするトランジスタ213と、保持容量221aをリセットするためのトランジスタ214とを含む。トランジスタ213の一方の拡散領域511は、保持容量221aと電気的に接続され、他方の拡散領域512は、クランプ電位Vclampに接続される。同様にトランジスタ214の一方の拡散領域511は、保持容量221aと電気的に接続され、他方の拡散領域512は、GNDに接続される。
図6は図5に示す信号保持部201の平面図、図7は図6のC−C’間の断面図をそれぞれ示す。図5及び図6に示されるように、上述の第1の実施形態と同様に、トランジスタ211a、212a、213及び214の拡散領域のうち、保持容量221aと電気的に接続される拡散領域511の上の部分に保護膜501が配されない。トランジスタ211a、212a、213及び214の保持容量221aと電気的に接続される拡散領域511は、保護膜501に覆われなくてもよい。つまり、トランジスタ211a、212a、213及び214は、上述のトランジスタ211及び212と同様の構成を有していてもよい。このため、例えば、図3(c)に示したように、トランジスタ211a、212a、213及び214に配された拡散領域511のうち、コンタクトホールの部分を除く一部が、保護膜501に覆われていてもよい。保持容量221aと電気的に接続される拡散領域511の上のコンタクトホールを除く一部が保護膜501によって覆われないことで、コンタクトホールを除く拡散領域511全体が覆われる場合よりも基板500で発生する応力を低減することが可能となる。このため、本実施形態においても、上述と同様の効果を得ることができる。
本実施形態において、図7に示されるように、保持容量221aは、第2の絶縁膜である絶縁膜701を上部の電極703と拡散領域702とで挟むことによって形成された容量素子を使用している。電極703は、周辺領域112に配されるトランジスタの電極と同じ材料によって構成されていてもよい。例えば、ポリシリコン電極であってもよい。このような容量素子は、MIM(Metal−Insulator−Metal)容量のような容量素子を使用できない安価なプロセスを使用する場合や、チップサイズを縮小するために面積効率の向上した容量素子を用いる場合などに使われうる。
保持容量221aの第4の拡散領域である拡散領域702の上に配された保護膜501によって、基板500に配された拡散領域702で保護膜501がない場合と比較して強い応力が発生しうる。上述の第1の実施形態において、保持容量221の拡散領域は、GNDに電位が固定されるため結晶欠陥が発生してもリーク電流の影響は小さいが、本実施形態の場合、保持容量221aの拡散領域702を画素120で生成された信号が通過する。このため、拡散領域702と素子分離領域503との境界付近で結晶欠陥が増大した場合、結晶欠陥に起因したリーク電流による信号の劣化の原因箇所となりうる。
これに対して、図6、7に示すように、保持容量221aの拡散領域702のうち絶縁膜701で覆われない部分において、保護膜501で覆われる面積を少なくすることによって、上述した効果と同様の効果を得ることが可能となる。図6、7に示すように、拡散領域702のうち絶縁膜701で覆われない部分が、保護膜501に覆われなくてもよい。
ここで、図7に示すように、拡散領域702のうち絶縁膜701に覆われず、絶縁膜550に覆われる部分527は、保護膜501を介さずに層間膜502に覆われる部分528を含む。図7に示す構成では、部分527と部分528とは、同じ部分となる。しかしながら、これに限られることなく、拡散領域702の部分527の一部が保護膜501に覆われることによって、部分528が部分527の一部であってもよい。上述した本実施形態の効果を得るために、基板500に対する平面視において、部分527のうち部分528以外が占める面積の割合が、上述した拡散領域513の部分523のうち部分524が占める面積の割合よりも小さくなればよい。保持容量221aの絶縁膜550に直接覆われる拡散領域で、基板でより強い応力を発生させる膜の占める割合が、保持容量221aに電気的に直接、接続されないトランジスタの拡散領域で当該膜の占める割合よりも小さければよい。
また、本実施形態で示した保持容量221のように、面積効率のよい容量素子を適用することで、製造コストやチップサイズ縮小によるチップ単価を抑制することが可能となる。
第3の実施形態
図8〜11を参照して、本発明の一部の実施形態による固体撮像装置について説明する。図8は、本発明の第3の実施形態における固体撮像装置102の構成例を示すブロック図である。固体撮像装置102の周辺領域113は、固体撮像装置100の周辺領域111と比較して、撮像領域110の画素120と信号保持部202との間に画素からの信号を増幅する増幅部であるスイッチトキャパシタ(SC)アンプ部600を含む。更に、周辺領域113は、SCアンプ部600にバイアス電圧Vbを供給するためのバイアス回路661を含む。また、信号保持部202は、相関2重サンプリングを行うために、トランジスタ211s及び211nを備える転送部210c、トランジスタ212s及び212nを備える転送部210d、保持容量221s及び221nを備える保持容量部220bを含む。これ以外の構成は、固体撮像装置100と同様であってもよい。
SCアンプ部600は、トランジスタ611及び631と保持容量621、フィードバック容量641とオペアンプ651とを含む。トランジスタ611は、制御部350から出力される制御信号Pinに従って、画素120からの信号をSCアンプ部600の保持容量621に入力するための転送動作を行う。保持容量621は、画素120から入力する信号の保持、クランプ処理に用いられる。フィードバック容量641は、オペアンプ651の負帰還素子となっている。保持容量621とフィードバック容量641との容量の比に基づいて、SCアンプ部600の入力された信号の増幅率が決定する。オペアンプ651は、例えば図9(a)に示すような差動増幅回路の構成を有し、増幅された信号を信号保持部202に出力する。電極ノードVoは、SCアンプ部600と信号保持部202とが接続する部分のノードである。電位Vddは、オペアンプの電源電圧である。SCアンプ部600の出力とトランジスタ631は、制御部350から出力される制御信号Pc0rに従って、SCアンプ部600をリセットするリセットスイッチである。リセット時は、オペアンプ651の正入力端子Vin+に印加される基準電位Vc0rでフィードバック容量641の両端子とオペアンプ651の負入力端子Vin−とがリセットされる。
信号保持部202は、画素120から出力されSCアンプ部600で増幅された信号を、上述の第1の実施形態の信号保持部200と同様に一時、保持するサンプルホールド回路である。ただし、信号保持部200と異なり相関2重サンプリングを行うために、トランジスタ211及び212と保持容量221とを列ごとに2組、備えている。トランジスタ211s及び211nは、制御部350から出力される制御信号Pts及びPtnに従って、電極ノードVoの信号を保持容量221s及び221nに転送する。制御信号Ptnによって、トランジスタ211nが転送動作を行い、SCアンプ部600のオフセット電圧などのノイズレベルが保持容量221nに保持される。また、制御信号Ptsによって、トランジスタ211nが転送動作を行い、SCアンプ部600によって増幅された信号が保持容量221sに保持される。制御部300から出力される制御信号Psrに従って、トランジスタ212s及び212nが、保持容量221s及び221nに保持された信号及びノイズレベルを出力アンプ400に転送する。出力アンプ400は、保持容量221sに保持されていた信号と保持容量221nに保持されていたノイズレベルとの差分を、後段の回路に信号の電位Voutとして出力する。
図10は図8に示すSCアンプ部600の平面図である。信号保持部202のトランジスタ211及び212、保持容量221の各構成は、上述した信号保持部200と同様の構成であってもよいため、ここでは説明を省略する。トランジスタ611及び631の拡散領域のうち、保持容量621と電気的に接続される画素120からの信号の伝達経路にある拡散領域1001の上の部分に保護膜501が配されない。つまり、トランジスタ611及び631は、上述のトランジスタ211及び212と同様の構成を有していてもよい。また、画素120からの信号の伝達経路にある保持容量621の拡散領域1002の上の部分に保護膜501が配されない。つまり、保持容量621は、上述の保持容量221aと同様の構成を有していてもよい。拡散領域1001及び拡散領域1002以外のSCアンプ部600は、保護膜501によって覆われていてもよい。SCアンプ部600においても、信号保持部200、201及び202と同様に、保護膜501と層間膜502とによって基板500で発生する応力を、保護膜501を取り除くことによって低減する。これによって、画素120からSCアンプ部600に入力する信号に対して、基板500で発生した応力によって結晶欠陥が生じ、トランジスタのオフリーク電流が増大することを抑制することができる。周辺領域113に増幅部を有する構成においても、信号の劣化を引き起こす可能性のあるノードを適宜選択し、保護膜501を配さないことによって、上述と同様の効果を得ることが可能となる。また、本実施形態において、周辺領域113に増幅部を内包することで、画素120から出力される信号のSNR(signal−noise ratio)を向上させ、得られる画質の向上が可能となる。
また、図10に示すSCアンプ部600の構成において、フィードバック容量641の拡散領域の上は、保護膜501が配されたままとなっている。これは、フィードバック容量641の拡散領域に繋がる電極ノードVoが、オペアンプ651によって所定の電位で駆動されているため、オペアンプ651が動作している場合、上述のリーク電流による信号の劣化の影響を受けないためである。
また、SCアンプ部600において保護膜501を除去する形状は図10に示す構成に限られるものではない。拡散領域1001及び拡散領域1002のコンタクトホールの部分を除く少なくとも一部が、保護膜501に覆われないことによって、上述と同様の効果を得ることが可能となる。例えば、保持容量621の電極に拡散領域1002のうち電極に覆われない部分の一部が、保護膜501によって覆われず、保持容量621の電極部分は保護膜501によって覆われていてもよい。また例えば、図4で示したように、固体撮像装置102を製造する際のアライメントずれなどの影響を低減するために、使用するプロセステクノロジに応じて保護膜501を設けない領域を広げてもよい。
また、保持容量621とフィードバック容量641との容量比によってSCアンプ部600での増幅率が決まるため、増幅率の精度や安定性の観点からデバイス特性は同一であるとよい。そのため、図11に示すように、フィードバック容量641上も保持容量621上と同様に保護膜501によって覆われていなくてもよい。また例えば、保持容量621の一部が保護膜501によって覆われていない場合、同様の形状の保護膜501をフィードバック容量641の上に配してもよい。図11に示す構成において、保護膜501は、トランジスタ611及び631、保持容量621、フィードバック容量641を覆わない。また、保護膜501は、オペアンプ651のうちp型のトランジスタが配される基板500のn型のウェル(n−well)の部分を除き覆わない。具体的には、図9(a)の点線901で囲まれた電流源に接続されるトランジスタ671、入力差動対であるトランジスタ681及び682は、保護膜501によって覆われない。また、図9(a)に示すように、オペアンプ651のトランジスタ671上の保護膜501が取り除かれる。これに対応して、カレントミラー回路の電流精度向上のために、図9(b)の点線902で囲まれているバイアス回路661のトランジスタ691上の保護膜501を取り除いてもよい。
第4の実施形態
図12、13を参照して、本発明の一部の実施形態による固体撮像装置の製造方法について説明する。図12は、撮像領域110に配される画素120の回路図を示す。画素120は、入射した光を電気信号に変換する光電変換部と、制御部350から出力される制御信号Ptxによって制御される転送トランジスタと、を含む。また、画素120は、制御信号Presによって動作するトランジスタによってリセットされる。制御信号Presは、例えば制御部350から出力されてもよい。
図13は、画素120と保持容量221と電気的に接続される拡散領域511を含むトランジスタ1310とのそれぞれ製造工程を示す断面図である。まず、画素120が配された撮像領域110及び画素120から出力される信号を処理する回路を含む周辺回路が配された周辺領域が、それぞれ基板500のp−wellに形成される。
本実施形態において、周辺領域は、上述の各実施形態の周辺領域111、112及び113の何れであってもよい。また、トランジスタ1310は、図2のB−B’間に示されるトランジスタ212と同様の構成を示すが、これに限られることなく、上述の保持容量221と電気的に接続される拡散領域511を含むトランジスタであれば何れの構成を有していてもよい。
画素120は、基板500のp−wellに形成されたn型の拡散領域1301及び1303、ゲート部1304を含む。拡散領域1301と基板500のp−wellは、pn接合を構成し、フォトダイオードとして機能する。拡散領域1303は、拡散領域1301と基板500とで構成されたフォトダイオードで生成された電荷を電気信号に変換するフローティングディフュージョン部として機能する。ゲート部1304は、ゲート電極とゲート絶縁膜とを含み、制御信号Ptxに従って、拡散領域1301と拡散領域1303との間のチャネル領域を形成する。また、図13(a)に示すように、拡散領域1301の基板500の表面側に、高濃度の拡散領域1301とは逆の導電型のp型の拡散領域1302を配してもよい。拡散領域1302を配することによって、拡散領域1301が基板500の表面から隔離され、これによって暗電流の成分が低減される。また、トランジスタ1310の拡散領域511及び512と、画素120の拡散領域1301及び1303とは、同じn型の拡散領域であるが、拡散領域中に含まれる不純物濃度は、互いに異なっていてもよい。例えば拡散領域511、512及び1303が同じ不純物濃度を有し、拡散領域511、512及び1303と拡散領域1301とが、互いに異なる不純物濃度を有していてもよい。上述の保持容量221の拡散領域を含め、それぞれの素子の構成に合わせ、適宜不純物濃度を決定すればよい。
画素120を含む撮像領域110、トランジスタ1310を含む周辺領域を形成した後、絶縁膜550を形成する絶縁膜形成工程に移る。絶縁膜形成工程として、まず、保護膜501を形成するために、例えばプラズマCVD法や熱CVD法などを用いて窒化シリコン551を成膜する。このとき、成膜された窒化シリコン551は、撮像領域110及び周辺領域の両方の上を覆う。また、成膜された窒化シリコン551は、基板500の上、全体を覆ってもよい。この窒化シリコン551が成膜された状態を図13(a)に示す。
次いで、成膜された窒化シリコン551のうち拡散領域511の上の少なくとも一部の窒化シリコンを除去することによって保護膜501を形成する除去工程を行う。図13(b)は、窒化シリコン551のうち除去される部分に開口を有するフォトレジストマスク1320を形成した状態を示す。本実施形態において、フォトレジストマスク1320は、トランジスタ1310の保持容量と電気的に接続される拡散領域511の上に開口を有する。また、フォトレジストマスク1320は、拡散領域511以外の拡散領域の上に開口を有していなくてもよい。フォトレジストマスク1320の開口は、上述の各実施形態の保護膜501の配されない領域に応じて設けられる。フォトレジストマスク1320の形成後、例えばウエットエッチング法やプラズマエッチング法などを用いて、図13(c)に示すようにフォトレジストマスク1320の開口部分の窒化シリコン551を除去する。この工程によって、保護膜501が形成される。撮像領域110の上に配された保護膜501は、反射防止膜としても機能しうる。
除去工程によって保護膜501を形成した後、BPSGを、例えば熱CVD法を用いて成膜し、CMP法を用いて平坦化することによって層間膜502を形成する。層間膜502が形成された状態を図13(d)に示す。層間膜502に用いられる材料は、BPSGのような酸化シリコンに限られることなく、保護膜501と屈折率の異なる材料で、基板500を覆った際に保護膜501よりも基板500で発生する応力が小さい材料であればよい。
層間膜502の形成後、撮像領域110や周辺領域に配された各素子と配線との間の電気的な接続をするためのコンタクトホールを絶縁膜550に形成する。まず、図13(e)に示すように、絶縁膜550のコンタクトホールの配される部分の上に開口を有するフォトレジストマスク1321を形成する。コンタクトホールは、図13(e)に示される画素120の拡散領域1303や、トランジスタ1310の拡散領域511及び512の他、例えば、撮像領域110や周辺領域に配されるそれぞれの素子の拡散領域やゲート電極などの上に配されうる。
フォトレジストマスク1321の形成後、例えばプラズマエッチング法などを用いて、フォトレジストマスク1321の開口部の絶縁膜550をエッチングし、コンタクトホール504を開口する。ここで、保護膜501と層間膜502とが積層された部分にコンタクトホールを開口する場合、まず、保護膜501をエッチングストッパとして層間膜502をエッチングするエッチング工程を行う。層間膜502をエッチング後、コンタクトホールを開口するために、更に保護膜501をエッチングするエッチング工程と含んでいてもよい。図13(f)に、コンタクトホール504が開口した状態を示す。ここで、保持容量と電気的に接続される拡散領域511の上に配されたコンタクトホール504の壁面は層間膜502によって構成されていてもよい。一方、拡散領域511以外の拡散領域の上に配されたコンタクトホール504の壁面が、保護膜501及び層間膜502の積層構造によって構成されていてもよい。
コンタクトホール504の形成後、拡散領域とコンタクトホールに配される導電体との電気的な接続をより確実にするために、コンタクトホールを介してイオン注入法を用いてBFイオンなどの不純物を拡散領域に注入してもよい。イオン注入後、フォトレジストマスク1321を除去し、注入した不純物を活性化する。その後、ポリシリコンや金属などの導電体をコンタクトホールに埋め込み、更に配線層の形成を行う。コンタクトホール504の形成後の固体撮像装置の製造工程は、既知の技術が使用できるため、詳細な説明は省略する。
以上のような工程を用いることによって、保護膜501によって基板500で発生する応力を低減し、応力に起因する基板の結晶欠陥の発生を抑制する。これによって、上述したように、画素120から出力される信号に対して、基板500の結晶欠陥によって発生するリーク電流の影響を抑制し、得られる撮像画像の画質の低下を抑制することが可能となる。
また、上述したような工程を用いることによって、保護膜501に大きく覆われるトランジスタと保護膜501が広い範囲で除去されたトランジスタとで、トランジスタの閾値電圧が異ならせることが可能となる。保護膜501が基板500を覆う場合と覆わない場合とで、基板500で発生する応力が異なるため、拡散領域やトランジスタの面積に対する保護膜501の占める面積の割合が異なることで、トランジスタの閾値電圧が異なってくるためである。例えば、画素120からの信号を保持する容量に接続された信号の伝達経路上にあるトランジスタと、画素120の制御や信号保持部200の制御を行う制御部300及び350に含まれるトランジスタとで、トランジスタの閾値電圧を異ならせてもよい。それぞれのトランジスタの閾値を決定するために、上述の拡散領域511の第1の部分のうち第2の部分以外が占める面積の割合や拡散領域512の第3の部分のうち第4の部分が占める面積の割合をそれぞれ決定してもよい。それぞれのトランジスタの上に配される保護膜501の範囲を変化させることによって、例えばそれぞれ異なる条件でチャネル領域に不純物注入を行うなどの工程を追加することなく、閾値電圧の異なるトランジスタを形成できる。これによって、工程数を抑えて安価な製造プロセスを構築することも可能となる。
以上、本発明に係る実施形態を4形態示したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、上述した各実施形態は適宜変更、組み合わせが可能である。例えば、上述の各実施形態において、画素から出力される信号を保持する容量に接続された信号の伝達経路上にあるすべての拡散領域が、保護膜501によって覆われないように示されている。しかしながら、少なくとも1つの当該拡散領域で、保護膜501の占める割合を低下させることによって、基板500で発生する応力を低減し、上述した効果を得ることが可能となる。例えば、第3の実施形態において、画素120からの信号の伝達経路上に拡散領域を有する信号保持部及び増幅部の保持容量のうち、何れか一方の拡散領域上の保護膜501の占める割合を低下させてもよい。また、上述したように、周辺領域111は、拡散領域上の保護膜501の占める割合を低下させた保持容量221及び621を複数備え、信号保持部及び増幅部のそれぞれに保持容量221及び保持容量621が配されてもよい。
100:固体撮像装置、110:撮像領域、111:周辺領域、120:画素、200:信号保持部、500:基板、504:コンタクトホール

Claims (19)

  1. 画素が配された撮像領域及び前記画素から出力される信号を処理する回路を含む周辺領域を備えた基板と、前記基板の上に配された第1の絶縁膜と、を含む固体撮像装置であって、
    前記周辺領域は、
    前記信号を保持する保持容量と、
    前記保持容量と電気的に接続される第1の拡散領域を有する1つ以上の第1のトランジスタと、
    第2の拡散領域を有し、前記画素の制御、前記第1のトランジスタの制御及び前記信号の処理の何れかを行うための第2のトランジスタと、を含み、
    前記第1の絶縁膜は、第1の材料によって形成された第1の膜と、前記第1の膜の上に第2の材料によって形成された第2の膜と、を含み、
    前記第1の膜及び前記第2の膜は、前記撮像領域及び前記周辺領域に配され、
    前記第1の拡散領域のうち前記第1の絶縁膜によって覆われる第1の部分は、前記第1の膜を介さずに前記第2の膜によって覆われる第2の部分を含み、
    前記第2の拡散領域のうち前記第1の絶縁膜によって覆われる第3の部分は、前記第1の膜及び前記第2の膜によって覆われる第4の部分を含み、
    前記第2の部分で前記基板に発生する応力よりも、前記第4の部分で前記基板に発生する応力が大きく、
    前記基板に対する平面視において、前記第1の部分のうち前記第2の部分以外が占める面積の割合が、前記第3の部分のうち前記第4の部分が占める面積の割合よりも小さいことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 画素が配された撮像領域及び前記画素から出力される信号を処理する回路を含む周辺領域を備えた基板と、前記基板の上に配された第1の絶縁膜と、を含む固体撮像装置であって、
    前記周辺領域は、
    前記信号を保持する保持容量と、
    前記保持容量と電気的に接続される第1の拡散領域を有する1つ以上の第1のトランジスタと、
    第2の拡散領域を有し、前記画素の制御、前記第1のトランジスタの制御及び前記信号の処理の何れかを行うための第2のトランジスタと、を含み、
    前記第1の絶縁膜は、窒化シリコンによって形成された第1の膜と、前記第1の膜の上に酸化シリコンによって形成された第2の膜と、を含み、
    前記第1の膜及び前記第2の膜は、前記撮像領域及び前記周辺領域に配され、
    前記第1の拡散領域のうち前記第1の絶縁膜によって覆われる第1の部分は、前記第1の膜を介さずに前記第2の膜によって覆われる第2の部分を含み、
    前記第2の拡散領域のうち前記第1の絶縁膜によって覆われる第3の部分は、前記第1の膜及び前記第2の膜によって覆われる第4の部分を含み、
    前記基板に対する平面視において、前記第1の部分のうち前記第2の部分以外が占める面積の割合が、前記第3の部分のうち前記第4の部分が占める面積の割合よりも小さいことを特徴とする固体撮像装置。
  3. 前記第1の拡散領域が、前記第1の膜に覆われないことを特徴とする請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記第1のトランジスタは、前記保持容量と電気的に接続されない第3の拡散領域を更に含み、
    前記第3の拡散領域のうち前記第1の絶縁膜に覆われる第5の部分は、前記第1の膜及び前記第2の膜に覆われる第6の部分を含み、
    前記基板に対する平面視において、前記第1の部分のうち前記第2の部分以外が占める面積の割合が、前記第5の部分のうち前記第6の部分が占める面積の割合よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  5. 前記第1のトランジスタは、前記保持容量と電気的に接続されない第3の拡散領域と、前記第1の拡散領域と前記第3の拡散領域との間のチャネル領域を形成するためのゲート部と、を更に含み、
    前記第1の拡散領域、前記第3の拡散領域及び前記ゲート部が、前記第1の膜に覆われないことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  6. 前記第1のトランジスタは、前記保持容量への前記信号の入力及び前記保持容量から前記信号の出力の少なくとも一方の転送動作を行うトランジスタを含むことを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  7. 前記第1のトランジスタは、前記保持容量に保持した前記信号をクランプするためのトランジスタを含むことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  8. 前記保持容量は、第4の拡散領域と、前記第4の拡散領域の一部の上に配された第2の絶縁膜と、前記第2の絶縁膜の上に配された電極と、を含み、
    前記第1の拡散領域と前記第4の拡散領域とが、電気的に接続され、
    前記第4の拡散領域のうち前記第2の絶縁膜によって覆われず前記第1の絶縁膜に覆われる第7の部分は、前記第1の膜を介さずに前記第2の膜に覆われる第8の部分を含み、
    前記基板に対する平面視において、前記第7の部分のうち前記第8の部分以外が占める面積の割合が、前記第3の部分のうち前記第4の部分が占める面積の割合よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  9. 前記第7の部分が、前記第1の膜に覆われないことを特徴とする請求項8に記載の固体撮像装置。
  10. 前記第1のトランジスタは、前記保持容量をリセットするためのトランジスタを含むことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  11. 前記周辺領域は、前記信号を一時、保持するための信号保持部を含み、
    前記信号保持部は、前記保持容量と前記第1のトランジスタとを含むことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  12. 前記周辺領域は、前記信号を増幅するための増幅部を含み、
    前記増幅部は、前記保持容量と、前記第1のトランジスタと、増幅率を決定するためのフィードバック容量と、前記信号を増幅するオペアンプと、を含むことを特徴とする請求項1乃至10の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  13. 前記周辺領域は、
    前記信号を一時、保持するための信号保持部を更に含み、
    前記保持容量を複数備え、
    前記信号保持部及び前記増幅部のそれぞれが、前記保持容量を含むことを特徴とする請求項12に記載の固体撮像装置。
  14. 前記フィードバック容量及び前記オペアンプの少なくとも一部が、前記第1の膜に覆われないことを特徴とする請求項12又は13に記載の固体撮像装置。
  15. 前記第1の部分のうち前記第2の部分以外が占める面積の割合が、ゼロであることを特徴とする請求項1乃至14の何れか1項に記載の固体撮像装置。
  16. 画素が配された撮像領域及び前記画素から出力される信号を処理する回路を含む周辺領域を備えた基板と、前記基板の上に配された第1の絶縁膜と、を含む固体撮像装置であって、
    前記周辺領域は、
    前記信号を保持する保持容量と、
    前記保持容量と電気的に接続される第1の拡散領域を有する1つ以上の第1のトランジスタと、
    第2の拡散領域を有し、前記画素の制御、前記第1のトランジスタの制御及び前記信号の処理の何れかを行うための第2のトランジスタと、を含み、
    前記第1の絶縁膜は、窒化シリコンによって形成された第1の膜と、前記第1の膜の上に酸化シリコンによって形成された第2の膜と、を含み、
    前記第1の膜及び前記第2の膜は、前記撮像領域及び前記周辺領域に配され、
    前記第1の拡散領域に接続される第1のコンタクトプラグのために前記第1の絶縁膜に形成された第1のコンタクトホールの壁面が前記第2の膜によって構成され、
    前記第1の膜は、前記第1のコンタクトプラグに対して離間して配され、
    前記第2の拡散領域に接続される第2のコンタクトプラグのために前記第1の絶縁膜に形成された第2のコンタクトホールの壁面が前記第1の膜及び前記第2の膜によって構成されることを特徴とする固体撮像装置。
  17. 固体撮像装置の製造方法であって、
    画素が配された撮像領域と、
    前記画素から出力される信号を処理する回路を含む周辺領域であって、
    前記信号を保持する保持容量と、
    前記保持容量と電気的に接続される第1の拡散領域を有する1つ以上の第1のトランジスタと、
    第2の拡散領域を有し、前記画素の制御、前記第1のトランジスタの制御及び前記信号の処理の何れかを行うための第2のトランジスタと、を含む周辺領域と、
    を備えた基板を形成する工程と、
    前記基板の上に第1の膜及び第2の膜を含む第1の絶縁膜を形成する絶縁膜形成工程と、を含み、
    前記絶縁膜形成工程は、
    前記撮像領域及び前記周辺領域の上に、第1の材料の膜を成膜する工程と、
    前記第1の材料の膜のうち前記第1の拡散領域の上の少なくとも一部の第1の材料の膜を除去することによって前記第1の膜を形成する除去工程と、
    前記除去工程の後、前記撮像領域及び前記周辺領域の上に、第2の材料を用いて第2の膜を形成する工程と、を含み、
    前記第1の膜を介さずに前記第2の膜に覆われる部分で前記基板に発生する応力よりも、前記第1の膜及び前記第2の膜に覆われる部分で前記基板に発生する応力が大きく、
    前記第1の拡散領域のうち前記第1の絶縁膜に覆われる第1の部分は、前記第1の膜を介さずに前記第2の膜に覆われる第2の部分を含み、
    前記第2の拡散領域のうち前記第1の絶縁膜に覆われる第3の部分は、前記第1の膜及び前記第2の膜に覆われる第4の部分を含み、
    前記基板に対する平面視において、前記第1の部分のうち前記第2の部分以外が占める面積の割合が、前記第3の部分のうち前記第4の部分が占める面積の割合よりも小さいことを特徴とする製造方法。
  18. 前記第1のトランジスタの閾値電圧及び前記第2のトランジスタの閾値電圧を決定するために、前記第1の部分のうち前記第2の部分以外が占める面積の割合及び前記第3の部分のうち前記第4の部分が占める面積の割合のそれぞれを決定することを特徴とする請求項17に記載の製造方法。
  19. 前記製造方法は、前記第2の拡散領域と電気的に接続するために、前記第1の絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程を更に含み、
    前記コンタクトホールを形成する工程は、前記第1の膜をエッチングストッパとして前記第2の膜をエッチングする第1のエッチング工程と、前記第1のエッチング工程の後に前記第1の膜をエッチングする第2のエッチング工程と、を含むことを特徴とする請求項17又は18に記載の製造方法。
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