JP2017137084A - ノズル洗浄器及びノズルの洗浄方法 - Google Patents
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Abstract
Description
しかし、この洗浄器では、流体を分岐するための流通路を有するため、部品数が多くなり、組み立て等に手間がかかるという問題がある。
すなわち、本発明は、以下のノズル洗浄器又はノズル洗浄方法である。
その他、このノズル洗浄器によれば、ポンプ部から吐出される流体の勢いを、そのままノズルの流路に送り込むことが可能であるため、ノズルの洗浄作用が向上するという効果も奏する。
この特徴によれば、容器とノズルの組み付けを容易に行うことができる。また、ノズルの洗浄時には、カバーからノズルを取り外すことにより、手軽にノズルを洗浄することができる。
この特徴によれば、ノズル洗浄器の口部が、ノズルの導入部、吐出部のいずれにも嵌合可能となることから、洗浄時の流体がノズル内を流通する方向を任意に選択することが可能となり、詰まりの状態に応じた洗浄が可能となる。
この特徴によれば、一つのノズルの吐出部から流体を吸入排出することが可能となるため、ノズル洗浄器を付け替えることなく、ノズルの内部を洗浄することができる。
この特徴によれば、複数剤吐出容器に付属する他の部品とノズル洗浄器を一体とすることにより、部品数が更に削減されるため、ノズル洗浄器等を紛失するリスクを低減することができる。
この特徴によれば、洗浄に係る構成部品数が少ないため、簡単にノズル洗浄器をノズルに組み付けることができる。また、ノズルとノズル洗浄器を直接嵌合することにより、ノズル内に残留する剤を十分な水圧で除去することが可能となる。
以下に、本発明の複数剤吐出容器の実施例として、2剤吐出容器1を図面と共に説明する。なお、本発明の複数剤吐出容器は、実施例の内容に限定されるものではなく、公知の複数剤吐出容器を任意に使用可能である。
図1a及び図1bに示すように、本発明の実施例の2剤吐出容器1は、複数の剤がそれぞれ別個に充填された複数の容器からなる本体容器部10と、本体容器部10から放出された内容物を導入部から導入して吐出部から吐出するノズル20、及び、本体容器部10とノズル20を組み付けるためのカバー30により構成される。
図1aに示す本体容器部10は、第1剤を充填する第1エアゾール容器(以下、第1容器と記す)11と、第2剤を充填する第2エアゾール容器(以下、第2容器と記す)12と、を備え、第1容器11及び第2容器12は、容器本体と、容器本体の上部を塞ぐためのマウンテインカップ14a及び14bと、該容器内の内容物を放出させるための円筒状の管であるステム15a及び15bと、とを備えた構成である。
また、マウンテインカップ14a及び14bは連結部13により係止され、第1容器及び第2容器のステム15a、15bの先端が略同じ高さになるように固定されている。
クリーム状、ジェル状、ペースト状等の剤型とする場合には、後者の放出手段を利用することが好ましい。
なお、25℃における粘度の測定方法は、B型粘度計(東機産業社製)を用いて測定する。粘度が250〜1000mPa・sの範囲の場合には、ロータ2号、30rpm、1分の条件で測定する。ロータ2号、30rpm、1分の条件において粘度が250mPa・s未満である場合には、粘度は、ロータ1号、60rpm、1分の条件で測定した結果を採用する。ロータ2号、30rpm、1分の条件において粘度が1000mPa・sを超える場合には、ロータ3号、12rpm、1分の条件で測定した結果を採用する。
例えば、本実施例で用いられている第1剤は、p−トルイレンジアミン、p−フェニレンジアミン、p−メチルアミノフェノール、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、1−アミノ−4−メチルアントラキノン、ポリオキシエチレン(9)ラウリルエーテル、ポリオキシエチレン(15)ノニルフェニルエーテル、セチル硫酸ナトリウム、臭化セチルトリメチルアンモニウム、セチルアルコール、ワセリン、ステアリン酸、プロピレングリコール、ヒドロキシエチルセルロースヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテル、エデト酸二ナトリウム、アスコルビン酸、28%アンモニア水およびモノエタノールアミン、精製水を成分としており、これらを調製したものである。また、第1容器11で用いられている噴射剤の成分は、窒素ガスである。
図1bに示すノズル20は、略箱状に形成された基部21と、この基部21の下面に設けられ、ステム15a及び15bと水密に係合することができる一対の導入部23a及び23bと、基部21の前方側面に突設され、第1容器11及び第2容器12から排出された内容物を外部に吐出するための吐出部24とからなる。また、基部21の下面には、基部21の内部とステム15a及び15bの内部とを連通する貫通口22a及び22bが形成されている。さらに、基部21の上面は、ステム15a及び15bの押下方向に対して垂直な平面状に形成されている。
また、吐出部の長さ(筒長)は、好ましくは8〜14mmであり、より好ましくは10〜12mmである。
図1bに示すカバー30は、ノズル20と本体容器部10を組み付けるものであり、ノズル20の導入部23a及び23bと、本体容器部10のステム15a及び15bを容易に係合させることができる。
カバー30を設ける場合には、ノズル20と脱着可能な構成とすることが好ましい。これにより、ノズルの洗浄において、ノズルのみを洗浄することができる。
カバー下部30aは、ノズル20aを収容できる筒体からなり、筒体の内側には、第1容器および第2容器の配列方向に沿ってノズル係止帯体31aが設けられ、ノズル20aの押下方向への移動を制限する。また、ノズル20aの押下方向に沿ってノズル摺動片31bが設けられており、ノズル20aは、配列方向への移動が制限され、押下方向への上下摺動が可能となる。なお、ノズル摺動片31bと、ノズル摺動片31bに係止するノズル20aの背面突部(図示しない)の間には間隙が形成されており、配列方向へのノズル20aの移動はわずかに許容される。
また、カバー下部30aの後方には、レバー揺動切り欠き部32cが形成されており、レバー突起32bを押下方向に揺動可能としている。
基部21及び吐出部24aの中央に設置された仕切り板25aは、吐出部24aの途中まで設置されており、吐出部24aの先端において、第1剤と第2剤の接触領域が形成されている。接触領域を設けることにより、第1剤と第2剤が一筋となって吐出されるため、所定の位置に吐出しやすく、また、混合しやすいという効果がある。
以下に、本発明のノズル洗浄器の構成について、図面と共に説明する。
本発明のノズル洗浄器は、流体を流通する口部と、前記口部を介して前記流体を吸入排出するポンプ部と、を備え、前記口部がノズルの導入部又は吐出部と嵌合可能に形成されていることを特徴とする。
図2aには、本発明の第一の実施例のノズル洗浄器100の概略説明図を示す。図2aに図示するように、ノズル洗浄器100は、水などの流体を吸入排出することが可能なポンプ部110と、ノズル20の導入部23a、23b及び/または吐出部24に嵌合可能に形成され、ポンプ部110が吸入排出する流体をノズル20の内部に流通させる口部120と、からなる。
図3aには、本発明の第二の実施例のノズル洗浄器101の概略説明図を示す。図3aに図示するように、ノズル洗浄器101は、ポンプ部113と、口部121と、からなる。
図4には、本発明の第三の実施例のノズル洗浄器102として、櫛200と一体化した構成を、図5には、本発明の第四の実施例のノズル洗浄器103として、前記ノズルの保護キャップ300と一体化した構成を示す。なお、上記保護キャップは、ノズルの誤射等を防ぐことを目的とし、輸送時などの使用前にノズル又はカバーの上部に、ノズルを覆うように設置するものである。
本発明のノズルの洗浄方法は、流体を流通する口部と、前記口部を介して前記流体を吸入排出するポンプ部と、を有するノズル洗浄器の口部を、前述したノズルの導入部又は吐出部に嵌合する工程と、口部とノズルの導入部又は吐出部を嵌合した状態で、ポンプ部に流体を吸入排出させる工程と、を備えたことを特徴とする複数剤吐出容器のノズル洗浄方法である。
Claims (6)
- 複数の容器と、前記複数の容器から放出した剤を導入する導入部、及び、前記導入部から導入された剤を吐出する吐出部を有するノズルと、を備えた複数剤吐出容器の前記ノズルを洗浄するノズル洗浄器であって、
流体を流通する口部と、前記口部を介して前記流体を吸入排出するポンプ部と、を備え、前記口部が前記ノズルの導入部又は吐出部と嵌合可能に形成されていることを特徴とするノズル洗浄器。 - 前記複数剤吐出容器は、前記容器及び前記ノズルを組み付けるカバーを有し、前記ノズルは前記カバーから脱着可能な構成であることを特徴とする請求項1に記載のノズル洗浄器。
- 前記口部は、前記ノズルの導入部及び吐出部の両方と嵌合可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載のノズル洗浄器。
- 前記口部は、前記ノズルの吐出部と嵌合可能であり、前記ノズルの吐出部が一つであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のノズル洗浄器。
- 前記ノズル洗浄器は、塗布具または前記ノズルの保護キャップと一体化した構成であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のノズル洗浄器。
- 複数の容器と、前記複数の容器から放出した剤を導入する導入部、及び、前記導入部から導入された剤を吐出する吐出部を有するノズルと、を備えた複数剤吐出容器の前記ノズルを洗浄するノズル洗浄方法であって、
流体を流通する口部と、前記口部を介して前記流体を吸入排出するポンプ部と、を有するノズル洗浄器の前記口部を、前記ノズルの導入部又は吐出部に嵌合する工程と、
前記口部と、前記ノズルの導入部又は吐出部を嵌合した状態で、前記ポンプ部に流体を吸入排出させる工程と、
を備えたことを特徴とするノズル洗浄方法。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020157231A (ja) * | 2019-03-26 | 2020-10-01 | 株式会社ホリ・コン | カートリッジ容器、カートリッジシステム、溶剤カートリッジ、接着剤注入器の洗浄システムおよび接着剤注入器の洗浄方法 |
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