JP4200110B2 - 洗浄具を備えた毛髪化粧料用具 - Google Patents

洗浄具を備えた毛髪化粧料用具 Download PDF

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Description

本発明は、染毛剤等の薬液を毛髪に塗布するために用いられる毛髪化粧料用具に関するものである。
従来、この種の毛髪化粧料用具は、薬液を収容する収容容器と、導出口を有する基端部が収容容器に取付けられる櫛体と、可撓性蛇腹状に形成された胴部及び注出口を有する洗浄具とを備えている(例えば、特許文献1参照。)。この毛髪化粧料用具の櫛体は、洗浄されるときには収容容器から取外される。そして、櫛体は、水に浸漬されるとともに導出口に洗浄具の注出口が嵌合され、洗浄具の胴部の伸縮により内部が洗浄される。
特開平9−28446号公報
ところが、この従来の毛髪化粧料用具は、櫛体の導出口に洗浄具の注出口が嵌合されるために、櫛体内がその導出口側から洗浄される。このため、櫛体内の洗浄は導出口側のみで主に行われ、櫛体内全体を洗浄するのが困難であるという問題があった。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、櫛体内全体の洗浄が容易な洗浄具を備えた毛髪化粧料用具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具は、薬液を収容する収容容器と、収容容器内の薬液を毛髪に塗布する櫛体と、弾性変形可能な袋状をなす洗浄具とを備え、前記櫛体は、収容容器内に連通する連通路が設けられた本体部と、本体部の外面に設けられた基台面と、基台面に突設された櫛歯と、連通路に連通するとともに基台面に開口する吐出路とを備え、前記洗浄具は吐出路の開口部よりも大きく開口する注出口を備え、注出口の先端部には基台面に当接される当接部が設けられているものである。
請求項2に記載の発明の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具は、請求項1に記載の発明において、前記基台面には当接部の当接箇所を位置決めするための位置決め手段が設けられているものである。
請求項3に記載の発明の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具は、請求項2に記載の発明において、前記位置決め手段は基台面に突設された対向する1対の位置決め用凸部を備え、両位置決め用凸部は開口部を挟む対向位置に設けられているものである。
請求項4に記載の発明の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具は、請求項2に記載の発明において、前記位置決め手段は基台面に突設された対向する各1対の位置決め用凸部を備え、対向する各1対の位置決め用凸部はそれぞれ開口部を挟む対向位置に設けられているものである。
請求項5に記載の発明の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具は、請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記対向する1対の位置決め用凸部間の距離が2〜9mmに設定されているものである。
請求項6に記載の発明の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具は、請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の発明において、前記位置決め手段は基台面に凹設された係合凹部を備え、係合凹部は当接部が係入可能に構成されているものである。
請求項7に記載の発明の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明において、前記吐出路は開口部から奥部に向かうに従い連通路の先端側に位置するように設けられているものである。
請求項8に記載の発明の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具は、薬液を収容する収容容器と、収容容器内の薬液を毛髪に塗布する櫛体と、弾性変形可能な袋状をなす洗浄具とを備え、前記櫛体は、収容容器内に連通する連通路が設けられた本体部と、本体部の外面に設けられた基台面と、基台面に突設された吐出櫛歯と、連通路に連通するとともに吐出櫛歯の表面に開口する吐出路とを備え、前記洗浄具は吐出櫛歯の基端部が挿通可能となるように開口された注出口を備え、注出口の先端部には基台面に当接される当接部が設けられているものである。
本発明によれば、櫛体内全体の洗浄が容易な洗浄具を備えた毛髪化粧料用具を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を毛髪化粧料用具に具体化した第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、第1実施形態の毛髪化粧料用具11は毛髪に薬液としての2剤式の染毛剤を塗布するために使用され、収容容器としての2剤吐出容器12と、櫛体13と、洗浄具14とから構成されている。2剤吐出容器12は、並設された2個のエアゾール容器15から構成されている。各エアゾール容器15には、それぞれ染毛剤の第1液及び第2液が充填されている。各エアゾール容器15の上部には、楕円筒状の連結部16が取付けられている。連結部16の下端部両側の外面には、係合突起16aがそれぞれ突設されている。
図1及び図2に示すように、櫛体13は、合成樹脂材料により有蓋楕円筒状に形成された蓋部17と、合成樹脂材料により有蓋筒状に形成された本体部18とを備えている。蓋部17の下端部両側には、長四角孔状の固定孔17aがそれぞれ貫通形成されている。蓋部17は連結部16に外挿され、連結部16の各係合突起16aが蓋部17の各固定孔17aにそれぞれ係合することにより連結部16に着脱可能に取付けられている。蓋部17の上部中央には、円筒状の支柱17bが上方へ突設されている。
蓋部17の内部には、合成樹脂材料により長四角箱状に形成された吐出部19が配設されている。吐出部19の下部には、円筒状の流入管19aが下方へ一対突設されている。各流入管19aの内部は吐出部19の内部と連通している。各流入管19aには、エアゾール容器15の先端部がそれぞれ嵌挿されている。吐出部19の上部中央には、円筒状のノズル19bが上方へ突設されている。ノズル19bの内部は吐出部19の内部と連通している。蓋部17には図示しないレバーが取付けられている。そして、毛髪化粧料用具11は、レバーを押し下げることにより、各エアゾール容器15内の第1液及び第2液が流入管19a内を介して吐出部19内に流入した後、ノズル19bの先端部から第1液及び第2液が混合されたクリーム状の染毛剤が吐出されるようになっている。ノズル19bは、支柱17bの基端部に嵌挿されている。
図1及び図3(a)に示すように、本体部18の先端部一側の外面には、長方形状をなす基台面20が形成されており、該基台面20には複数の櫛歯が突設されている。本体部18の内部には円孔状の連通路21が設けられており、ノズル内、吐出部内及び流入管内を介して2剤吐出容器12内、即ち各エアゾール容器15内に連通している。本体部18の基端部は前記連通路21の基端部が開口されており、支柱17bの先端部に嵌挿されている。ここで、本体部18の先端部は図1及び図3(a)における上端部を示し、基端部は同図における下端部を示す。
基台面20の両側部には、丸棒状をなす櫛歯としての複数の側部櫛歯22が長手方向に延びる列状にそれぞれ突設されている。基台面20の先端部及び基端部には、丸棒状をなす櫛歯としての2本の端部櫛歯23が短手方向に延びる列状にそれぞれ突設されている。
本体部18の先端部には、円孔状をなす複数の吐出路24が、所定間隔をおいて長手方向に延びる列状にそれぞれ開口形成されている。各吐出路24は、連通路21に連通するとともに基台面20の短手方向の中央部に開口するようにそれぞれ形成されている。さらに、各吐出路24は、開口部24aから奥部に向かうに従い連通路21の先端側に位置するように形成されている。即ち、各吐出路24は開口部24aから奥部に向かうに従い連通路21の先端側に傾斜する傾斜状に形成され、中心を通る直線が連通路21の中心を通る直線に対してそれぞれ鋭角に設定されている。
吐出路24の直径は0.8〜3mmが好ましく、1.0〜2.5mmがより好ましく、1.2〜2.2mmが最も好ましい。0.8mm未満では、吐出路24が過剰に小さいために各開口部24aから一度に吐出される染毛剤の量が少なく、染毛剤の毛髪への塗布が煩雑になるおそれが高い。一方、3mmを超えると、吐出路24が過剰に大きいたいめに各開口部24aから一度に吐出される染毛剤の量が過剰になるおそれが高い。このため、吐出路24の直径を0.8〜3mmに設定することにより、各開口部24aからの染毛剤の吐出量を適量に調節することができる。ここで、吐出路24を流通する染毛剤の圧力は、ノズル19bの先端部から離間するに従い低下する。このため、吐出路24は、各開口部24aから一度に吐出される染毛剤の量を均一にするために、本体部18の基端側から先端側に位置するに従い直径が大きくなるように構成されているのが好ましい。
図3(a)及び(b)に示すように、基台面20には、係合凹部としての正面円形状をなす嵌合凹部25が凹設されている。各嵌合凹部25は各開口部24aの周囲を取囲むように形成されており、各嵌合凹部25の内底面25aは中心に開口部24aが位置するように形成されている。各内底面25aは、基台面20をそれぞれ構成している。各内底面25aの周縁部には、丸棒状をなす対向する2対の位置決め用櫛歯26が突設されている。各位置決め用櫛歯26は櫛歯を構成するとともに位置決め用凸部を構成している。
ここで、側部櫛歯22、端部櫛歯23及び位置決め用櫛歯26は、基端部から先端部に向かうに従い縮径する先細りにそれぞれ形成されている。さらに、側部櫛歯22の直径は0.5〜1.5mmが好ましく、0.8〜1.2mmがより好ましい。加えて、側部櫛歯22の長さ(基台面20から側部櫛歯22の先端部までの距離)は3〜10mmが好ましく、4〜8mmがより好ましい。側部櫛歯22の直径又は長さを前記範囲に設定することにより、染毛剤を毛髪に容易に塗布することができるとともに、毛髪に塗布された染毛剤を側部櫛歯22によって容易に伸ばすことができる。
一方、端部櫛歯23及び位置決め用櫛歯26の直径は0.8〜3mmがそれぞれ好ましく、1〜2mmがそれぞれより好ましい。加えて、端部櫛歯23及び位置決め用櫛歯26の長さ(基台面20から端部櫛歯23又は位置決め用櫛歯26の先端部までの距離)は5〜15mmがそれぞれ好ましく、7〜12mmがそれぞれより好ましい。端部櫛歯23若しくは位置決め用櫛歯26の直径又は長さを前記範囲に設定することにより、染毛剤が基台面20から垂れ落ちるのを抑制して染毛剤を保持することができる。
図3(b)に示すように、各1対の位置決め用櫛歯26は、開口部24aからわずかに離間した位置に設けられるとともに開口部24aを挟む対向位置にそれぞれ突設されている。さらに、各1対の位置決め用櫛歯26は、嵌合凹部25の内周面25bからわずかに離間した位置にそれぞれ突設されている。本実施形態では、対向する各1対の位置決め用櫛歯26の中心間を通る各直線26aのなす角度θは直角に設定されている。これら嵌合凹部25及び各位置決め用櫛歯26は、位置決め手段をそれぞれ構成している。
図1及び図3(a)に示すように、本実施形態の本体部18は、ポリプロピレン(PP)等の弾性変形が困難な硬質の合成樹脂材料により略有蓋円筒状に形成された軸部27と、低密度ポリエチレン等の弾性変形が容易な軟質の合成樹脂材料により略長四角板状に形成された基台部28とから構成されている。軸部27は内部に連通路21を有し、先端部一側に連通路21に連通する嵌合孔29が開口形成されている。一方、基台部28は一側面(図3(a)では左側面)に基台面20を有し、他側面(図3(a)では右側面)には長四角板状の嵌合脚30が突設されている。そして、基台部28は、嵌合脚30が嵌合孔29に嵌合されることにより、軸部27に取付けられている。
図1に示すように、洗浄具14はポリエチレン、PP、塩化ビニール、ナイロン等の透明な樹脂材料により袋状に形成されている。この洗浄具14は、胴部31及び接続部32を備えている。胴部31は、周壁が弾性変形可能な蛇腹状をなす有底円筒状に形成されている。一方、接続部32は基端部から先端部に向かうに従い縮径する漏斗形状に形成されている。
洗浄具14の先端部、即ち接続部32の先端部32aは円筒状に形成された注出口33となっている。注出口33は、その開口面積が開口部24aよりも大きいとともに嵌合凹部25の内底面25aの面積よりも小さく形成されている。さらに注出口33は、流入管19aに外挿可能に構成されている。接続部32の先端面は、嵌合凹部25の内底面25aに当接される当接部32bとして構成されている。当接部32bは、その全体にわたって内底面25aに当接されるように構成されている。各位置決め用櫛歯26と嵌合凹部25の内周面25bとの間隔は、接続部32の先端部32aの周壁の厚みと同じ長さにそれぞれ設定されている。
図3(b)に示すように、洗浄具14の先端部32aは、その内周面に各位置決め用櫛歯26が当接するとともに嵌合凹部25に嵌挿されるように構成されている。ここで、対向する各1対の位置決め用櫛歯26間の距離rは2〜9mmが好ましく、3〜6mmがより好ましい。距離rが2mm未満では、位置決め用櫛歯26同士が近接するために位置決め用櫛歯26に挟まれた開口部24aの直径が過剰に小さくなり、各開口部24aから一度に吐出される染毛剤の量が少なくなるおそれが高い。一方、9mmを超えると、位置決め用櫛歯26同士が離間しすぎるために、それら位置決め用櫛歯26間に染毛剤を保持させるのが困難になるうえ、染毛作業の作業性が著しく低下するおそれが高い。よって、距離rを2〜9mmに設定することにより、染毛作業の作業性を高めつつ当接部32bの内底面25aへの位置決めが容易である。
さて、この毛髪化粧料用具11を用いて染毛剤を毛髪に塗布するときには、櫛体13の蓋部17を2剤吐出容器12の連結部16に取付けた後、レバーを押し下げてクリーム状の染毛剤をノズル19bの先端部、連通路21及び各吐出路24を経由して各開口部24aから基台面20上に吐出させる。次いで、染毛剤を各櫛歯22,23,26間に保持した状態で、各櫛歯22,23,26により毛髪を梳くことにより、染毛剤を毛髪に塗布する。
毛髪に染毛剤を塗布した毛髪化粧料用具11を洗浄するときには、連結部16の係合突起16aと蓋部17の固定孔17aとの係合を解除することにより、櫛体13を2剤吐出容器12から取外す。次いで、図4に示すように、櫛体13を水に浸漬させた状態で、洗浄具14の先端部32aを本体部18の嵌合凹部25に嵌挿する。このとき、洗浄具14は、その先端部32a内周面に各位置決め用櫛歯26が当接するとともに当接部32bが内底面25aに当接された状態となっている。
洗浄具14の先端部32aを本体部18の嵌合凹部25に嵌挿した状態で胴部31を収縮及び復元させることにより、吐出路24及び連通路21に図3(a)の矢印で示す水流を発生させる。このため、洗浄具14は、吐出路24及び連通路21に発生した水流により、櫛体13内から染毛剤を排出して櫛体13内を洗浄する。このとき、当接部32bはその全体にわたって内底面25aに当接されるために、内底面25aとの間から水が漏れ出すのを防止する。そして、前記一連の操作は一つの吐出路24に対して複数回繰返すとよい。
続いて、図5に示すように、洗浄具14の先端部32aを本体部の嵌合凹部から離間させた後、櫛体13を水に浸漬させた状態で先端部32aを一方の流入管19aに外挿する。そして、洗浄具14の先端部32aを流入管19aに外挿した状態で胴部31を収縮及び復元させることにより、流入管19a内、吐出部19内及びノズル19b内に図5の矢印で示す水流を発生させる。このため、洗浄具14は、流入管19a内、吐出部19内及びノズル19b内に発生した水流により、櫛体13内をさらに洗浄する。このとき、洗浄具14の先端部32aは、流入管19aの外周面との間に隙間が形成されることなく流入管に外挿され、流入管19aとの間から水が漏れ出すのを防止する。そして、前記一連の操作は一方の流入管19aに対して複数回繰返すとよい。
前記の実施形態によって発揮される効果について、以下に記載する。
・ 第1実施形態の洗浄具14は、当接部32bが嵌合凹部25の内底面25aに当接されることにより注出口33が吐出路24に連通される。さらに、洗浄具14は、先端部32aが流入管19aに外挿されることにより、内部が流入管19a内に連通される。このため、洗浄具14は、従来の洗浄具に比べて吐出路24、連通路21、ノズル19b内、吐出部19内及び各流入管19a内全体から染毛剤を容易に排出することができ、櫛体13内の洗浄が容易である。さらに、毛髪化粧料用具11は、一つの洗浄具14によって櫛体13内を染毛剤の入口側及び出口側の両側から洗浄することができ、入口側から櫛体13内を洗浄するための洗浄具を省略することができる。
・ 基台面20には嵌合凹部25が凹設され、嵌合凹部25には洗浄具14の先端部32aが内挿される。このため、毛髪化粧料用具11は、当接部32bの内底面25aへの位置決め及びその保持が容易である。
・ 嵌合凹部25の内底面25aには位置決め用櫛歯26が突設されている。この位置決め用櫛歯26は、洗浄具14の先端部32a内周面に当接することにより、先端部32aの内底面25aへのガイド機能を発揮している。このため、毛髪化粧料用具11は、当接部32bの内底面25aへの位置決めがより容易である。
・ 位置決め用櫛歯26は4本突設されている。このため、毛髪化粧料用具11は、ガイド機能を発揮する位置決め用櫛歯26が数多く突設されているために、当接部32bの内底面25aへの位置決めがさらに容易である。加えて、毛髪化粧料用具11は、各位置決め用櫛歯26の角度θが直角に設定されているために、当接部32bの内底面25aに対する揺動を規制することができる。よって、毛髪化粧料用具11は、当接部32bの内底面25aへの位置決めがより一層容易である。
・ 各吐出路24は、開口部24aから奥部に向かうに従い連通路21の先端側に位置するように形成されている。このため、各吐出路24は、図3(a)の矢印で示すように、連通路21の先端側に向かって水流を発生させることができる。よって、毛髪化粧料用具11は、連通路21の先端部の洗浄が容易である。
・ 各吐出路24は、本体部18の基端側から先端側に位置するに従い大きくなるように構成されているのが好ましい。このように構成したときには、毛髪化粧料用具11は、従来の毛髪化粧料用具では洗浄が困難であった本体部18の先端側に位置する吐出路24及び連通路21の先端部の洗浄が容易である。さらに、毛髪化粧料用具11は、各開口部24aから一度に吐出される染毛剤の量を均一にすることができる。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、この第2実施形態については、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図6及び図7に示すように、第2実施形態の櫛体13は、合成樹脂材料により有蓋筒状に形成された本体部18を備えている。本体部18の先端側一側の外面には、長方形状をなす基台面20が形成されている。基台面20には、三角板状をなす複数の吐出櫛歯34が、所定間隔をおいて基台面20の長手方向に延びる列状にそれぞれ突設されている。各吐出櫛歯34は、基台面20に対する直交方向及び短手方向に延びるようにそれぞれ形成されている。
各吐出櫛歯34の頂部には、吐出路を構成する円孔状の第1吐出路35が吐出櫛歯34の厚み方向に延びるようにそれぞれ開口形成されている。さらに、各吐出櫛歯34には、吐出路を構成する円孔状の第2吐出路36が、第1吐出路35の中央部に開口するとともに連通路21に連通するように開口形成されている。各第2吐出路36の中心を通る直線及び連通路21の中心を通る直線のなす角度はそれぞれ直角に設定されている。各吐出路35,36の直径は、第1実施形態の吐出路と同様に0.8〜3mmが好ましく、1.0〜2.5がより好ましく、1.2〜2.2mmが最も好ましい。さらに、各吐出路35,36は、第1実施形態の吐出路と同様に本体部18の基端側から先端側に位置するに従い直径が大きくなるように構成されているのが好ましい。
洗浄具14の接続部32は横長四角筒状に形成されている。洗浄具14の注出口33は吐出櫛歯34の基端部を挿通可能となるように形成されている。さらに、洗浄具14は、その内部に吐出櫛歯34全体を挿通可能に構成されている。
さて、この毛髪化粧料用具11を用いて染毛剤を毛髪に塗布するときには、櫛体13の蓋部を2剤吐出容器の連結部に取付けた後、染毛剤をノズルの先端部、連通路21及び各吐出路36,35を経由して吐出櫛歯34の頂部外面上に吐出させる。次いで、染毛剤を各吐出櫛歯34間に保持した状態で各吐出櫛歯34により毛髪を梳くことにより、染毛剤を毛髪に塗布する。
毛髪化粧料用具11を洗浄するときには、櫛体13を2剤吐出容器から取外す。次いで、櫛体13を水に浸漬させた状態で、図7に示すように洗浄具14を吐出櫛歯34に外挿する。このとき、洗浄具14は、その当接部32bが基台面20に当接された状態となっている。さらに、洗浄具14の内周面と吐出櫛歯34との間にはわずかな間隙が形成されている。
洗浄具14を吐出櫛歯34に外挿した状態で胴部31を収縮及び復元させることにより、各吐出路35,36及び連通路21に水流を発生させる。このため、洗浄具14は、各吐出路35,36及び連通路21に発生した水流により、櫛体13内から染毛剤を排出して櫛体13内を洗浄する。従って、第2実施形態の毛髪化粧料用具11は、洗浄具14の当接部32bを基台面20に当接させることにより、注出口33及び各吐出路35,36を連通させることができる。このため、第2実施形態の毛髪化粧料用具11は、第1実施形態の毛髪化粧料用具11と同様に櫛体13内の洗浄が容易である。
尚、前記各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1実施形態において、各嵌合凹部25の内底面25aに位置決め用櫛歯26を1本のみ突設してもよいし、3本又は5本以上突設してもよい。さらに、内底面25aに位置決め用櫛歯26を1対のみ突設してもよい。このとき、位置決め用櫛歯26を2本以上突設することにより、1本のみ突設するときに比べて当接部32bの内底面25aへの位置決めが容易である。ここで、位置決め用櫛歯26を2本以上突設するときには、各位置決め用櫛歯26及び開口部24aを通る各直線のなす角度は、位置決め用櫛歯26が2本のときには180度、3本のときには120度のように360度を位置決め用櫛歯26の本数で割ることにより得られる値が好ましい。
・ 位置決め用凸部としての位置決め用櫛歯26の代わりに、内底面25aに対して直交方向に延びる四角板状や円環状等の形状をなす位置決め用突起を設けてもよい。
・ 第1実施形態において、各位置決め用櫛歯26を、洗浄具14の先端部32a外周面と当接するように基台面20に突設してもよい。
・ 第1実施形態において、洗浄具14の先端部32aの形状を四角筒状等に変更してもよい。このとき、嵌合凹部25の形状は、先端部32aの形状に対応して変更される。さらに、各位置決め用櫛歯26は、嵌合凹部25の内底面25aにおいて、先端部32a内周面に当接するように突設されるのが好ましい。このとき、当接部32bの基台面20に対する揺動を規制することができる。
・ 第1実施形態において、嵌合凹部25及び位置決め用櫛歯26の少なくとも一方を省略してもよい。
・ 第1実施形態において、基台面20の各開口部24aの周囲に、嵌合凹部25の代りに洗浄具14の先端部32aが係入される係合凹部を凹設してもよい。即ち、係合凹部に係入された先端部32aと係合凹部の内周面との間にわずかな遊びがあってもよい。
・ 第1実施形態において、各吐出路24の中心を通る直線及び連通路21の中心を通る直線のなす角度を直角に設定してもよい。また、各吐出路24を、開口部24aから奥部に向かうに従い連通路21の基端側に傾斜する傾斜状に形成してもよい。
・ 第1実施形態において、一部の吐出路24(好ましくは基台面20の先端部にある吐出路24)に対してのみ当接部32bを内底面25aに当接するように構成してもよい。また、第2の実施形態において、一部の吐出櫛歯34(好ましくは基台面20の先端部にある吐出櫛歯34)にのみ洗浄具14を外挿するように構成してもよい。
・ 第1実施形態において、嵌合凹部25の代わりに位置決め手段を構成する円環状の嵌合溝を設けてもよい。嵌合溝は、その幅が洗浄具14の先端部32aの周壁の厚さに設定され、先端部32aが嵌挿されるように形成されている。また、第2実施形態において、洗浄具14の当接部32bが当接される基台面20の箇所に、位置決め手段としての四角環状をなす嵌合溝を凹設してもよい。嵌合溝は、その幅が洗浄具14の先端部32aの周壁の厚さに設定され、先端部32aが嵌挿されるように形成されている。このように構成したときには、洗浄具14の当接部32bの位置決め及びその保持が容易である。
・ 各実施形態において、薬液を1剤式の染毛剤に変更してもよいし、脱色剤や整髪剤等の毛髪化粧料に変更してもよい。さらに、薬液の形態を泡状、液状、ゲル状等に変更してもよい。
さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想について以下に記載する。
・ 前記洗浄具は、周壁が蛇腹状をなす有底筒状の胴部を備えている請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具。この構成によれば、櫛体内の洗浄が容易である。
・ 前記基台面には当接部の当接箇所を位置決めするための位置決め手段が設けられている請求項8に記載の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具。この構成によれば、当接部の位置決めが容易である。
第1実施形態の毛髪化粧料用具を示す分解斜視図。 櫛体を示す要部拡大断面図。 (a)は櫛体を示す要部拡大断面図、(b)は嵌合凹部を示す正面図。 櫛体の洗浄工程を示す要部断面図。 櫛体の洗浄工程を示す要部拡大断面図。 第2実施形態の櫛体及び洗浄具を示す斜視図。 櫛体を示す要部拡大断面図。
符号の説明
r…距離、11…毛髪化粧料用具、12…収容容器としての2剤吐出容器、13…櫛体、14…洗浄具、18…本体部、20…基台面、21…連通路、22…櫛歯としての側部櫛歯、23…櫛歯としての端部櫛歯、24…吐出路、24a…開口部、25…係合凹部としての嵌合凹部、26…櫛歯及び位置決め手段を構成する位置決め用凸部としての位置決め用櫛歯、32a…先端部、32b…当接部、33…注出口、34…吐出櫛歯、35…第1吐出路、36…第2吐出路。

Claims (8)

  1. 薬液を収容する収容容器と、収容容器内の薬液を毛髪に塗布する櫛体と、弾性変形可能な袋状をなす洗浄具とを備え、
    前記櫛体は、収容容器内に連通する連通路が設けられた本体部と、本体部の外面に設けられた基台面と、基台面に突設された櫛歯と、連通路に連通するとともに基台面に開口する吐出路とを備え、
    前記洗浄具は吐出路の開口部よりも大きく開口する注出口を備え、注出口の先端部には基台面に当接される当接部が設けられていることを特徴とする洗浄具を備えた毛髪化粧料用具。
  2. 前記基台面には当接部の当接箇所を位置決めするための位置決め手段が設けられている請求項1に記載の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具。
  3. 前記位置決め手段は基台面に突設された対向する1対の位置決め用凸部を備え、両位置決め用凸部は開口部を挟む対向位置に設けられている請求項2に記載の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具。
  4. 前記位置決め手段は基台面に突設された対向する各1対の位置決め用凸部を備え、対向する各1対の位置決め用凸部はそれぞれ開口部を挟む対向位置に設けられている請求項2に記載の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具。
  5. 前記対向する1対の位置決め用凸部間の距離が2〜9mmに設定されている請求項3又は請求項4に記載の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具。
  6. 前記位置決め手段は基台面に凹設された係合凹部を備え、係合凹部は当接部が係入可能に構成されている請求項2から請求項5のいずれか一項に記載の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具。
  7. 前記吐出路は開口部から奥部に向かうに従い連通路の先端側に位置するように設けられている請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の洗浄具を備えた毛髪化粧料用具。
  8. 薬液を収容する収容容器と、収容容器内の薬液を毛髪に塗布する櫛体と、弾性変形可能な袋状をなす洗浄具とを備え、
    前記櫛体は、収容容器内に連通する連通路が設けられた本体部と、本体部の外面に設けられた基台面と、基台面に突設された吐出櫛歯と、連通路に連通するとともに吐出櫛歯の表面に開口する吐出路とを備え、
    前記洗浄具は吐出櫛歯の基端部が挿通可能となるように開口された注出口を備え、注出口の先端部には基台面に当接される当接部が設けられていることを特徴とする洗浄具を備えた毛髪化粧料用具。
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