JP2017137039A - 自転車用スプロケット - Google Patents

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Kim Hong Kuan
ホン クワン キム
フォン ボン クワン
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フォン ボン クワン
チャーン チャイ ヨーン
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チャーン チャイ ヨーン
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【課題】カバー部材とベース部材とが互いに結合される軽量な自転車用スプロケットを、効率よく製造できるようにする。【解決手段】自転車用スプロケット10は、回転中心軸心RAを有する。自転車用スプロケット10は、ベース部材12と、カバー部材14と、ベース部材12とカバー部材14の少なくとも一方に設けられる複数のスプロケット歯16と、ベース部材12とカバー部材14とを互いに結合する機械的結合構造18と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、スプロケット、特に自転車用クランクに装着される自転車用スプロケットに関する。
従来、スプロケット歯を有するベース部材と、ベース部材の外側面をカバーするカバー部材とを有する自転車用スプロケットが知られている(例えば、特許文献1参照)。従来の自転車用スプロケットでは、カバー部材がベース部材に取り付けられた状態において、カバー部材とベース部材との間には内部空間が形成される。カバー部材は接着によってベース部材に取り付けられる。これによって、軽量な自転車用スプロケットを得ることができる。
特開2007−269192
従来の自転車用スプロケットでは、カバー部材をベース部材に接着するプロセスにおいて、カバー部材とベース部材の間からはみ出した接着剤を除去し、かつ接着剤を乾燥する必要がある。このため、自転車用スプロケットの製造プロセスが煩雑になり、軽量な自転車用スプロケットを効率よく製造しにくい。
本発明の課題は、カバー部材とベース部材とが互いに結合される軽量な自転車用スプロケットを、効率よく製造できるようにすることにある。
本発明に係る自転車用スプロケットは、回転中心軸心を有する。自転車用スプロケットは、ベース部材と、カバー部材と、ベース部材とカバー部材の少なくとも一方に設けられる複数のスプロケット歯と、ベース部材とカバー部材とを互いに結合する機械的結合構造と、を備える。
この自転車用スプロケットでは、カバー部材とベース部材とが機械的結合構造によって互いに結合されるため、接着作業が不要になる。このため、カバー部材とベース部材とが互いに結合される軽量な自転車用スプロケットを効率よく製造することができる。さらに、ベース部材に加えてカバー部材を備えることによって、自転車用スプロケットの剛性を向上させることができる。
機械的結合構造は、少なくとも一つの突起と、少なくとも一つの貫通孔と、有してもよい。少なくとも一つの突起は、ベース部材とカバー部材の一方に設けられ、近位端と遠位端を有してもよい。少なくとも一つの貫通孔は、ベース部材とカバー部材の他方に設けられ、少なくとも一つの突起が通過してもよい。カバー部材がベース部材に取り付けられた状態において、少なくとも一つの突起の遠位端は、少なくとも一つの突起の近位端よりも拡大されていてもよい。この構成によれば、ベース部材とカバー部材とを結合する機械的結合構造が、遠位端が近位端よりも拡大された突起と貫通孔とから構成されているため、ベース部材とカバー部材とを確実に結合することができる。
回転中心軸心に関する径方向において、少なくとも一つの貫通孔は、少なくとも一つの突起の近位端よりも同じかまたは大きく、少なくとも一つの突起の遠位端よりも少なくとも部分的に小さくてもよい。この構成によれば、突起の遠位端が、近位端及び貫通孔よりも径方向に大きいため、ベース部材とカバー部材とを確実に結合することができる。
少なくとも一つの突起及び少なくとも一つの貫通孔は、回転中心軸心と平行な軸方向に延びてもよい。この構成によれば、機械的結合構造を構成する突起及び貫通孔が自転車用スプロケットの回転中心軸心に関して軸方向に延びるため、自転車用スプロケットの厚み方向におけるベース部材とカバー部材との分離を防ぐことができる。
少なくとも一つの突起の遠位端と近位端とは、単一の部材として一体的に形成されてもよい。この構成によれば、突起の遠位端と近位端とが単一の部材として一体的に形成されるため、機械的結合構造の剛性を高めることができる。
少なくとも一つの突起の遠位端は、超音波変形によって、近位端よりも拡大されていてもよい。この構成によれば、遠位端が超音波変形によって拡大されるため、遠位端が近位端よりも拡大した突起を効率的に形成できる。
少なくとも一つの貫通孔は、小孔部と、小孔部よりも大きい大孔部と、を有してもよい。小孔部は、少なくとも一つの突起の近位端を受け入れるように構成され、大孔部は、少なくとも一つの突起の遠位端を受け入れるように構成されてもよい。この構成によれば、小孔部が突起の近位端を受け入れ、大孔部が突起の遠位端を受け入れるので、突起が貫通孔から外側に突出することなく貫通孔内に収まった状態で機械的結合構造を構成できる。
少なくとも一つの突起は、複数の突起を含んでもよい。少なくとも一つの貫通孔は、複数の貫通孔を含んでもよい。この構成によれば、機械的結合構造が複数の突起及び複数の貫通孔より構成されるため、ベース部材とカバー部材とを確実に結合することができる。
複数の突起は、回転中心軸心に関して周方向に間隔を隔てて配置され、複数の貫通孔は、回転中心軸心に関して周方向に間隔を隔てて配置されてもよい。この構成によれば、複数の突起及び複数の貫通孔が周方向に間隔を隔てて配置されるため、自転車用スプロケットの周方向において、ベース部材とカバー部材との結合強度を均一にできる。
複数のスプロケット歯と、ベース部材及びカバー部材の一方と、は単一の部材として一体的に形成されてもよい。この構成によれば、スプロケット歯がベース部材とカバー部材の一方に一体的に形成されるため、自転車用スプロケットを効率的に製造できる。
複数のスプロケット歯と、ベース部材とは、単一の部材として一体的に形成されてもよい。この構成によれば、スプロケット歯がベース部材と一体的に形成されるため、スプロケット歯の剛性を高めることができる。
ベース部材とカバー部材は、機械的結合構造による結合に加えて接着によって結合されてもよい。この構成によれば、機械的結合に加えて接着によってもベース部材とカバー部材とが結合されるため、ベース部材とカバー部材の結合強度をさらに高めることができる。
本発明の別の発明に係る自転車用スプロケットは、回転中心軸心を有する。自転車用スプロケットは、第1外周部を有するベース部材と、第2外周部を有するカバー部材と、複数のスプロケット歯と、を備える。複数のスプロケット歯は、ベース部材及びカバー部材の少なくとも一方に設けられる。第1外周部及び第2外周部の一方は、回転中心軸心に関して、少なくとも一つの軸方向突出部を含む。第1外周部及び第2外周部の他方は、回転中心軸心に関して、少なくとも一つの軸方向凹部を含む。少なくとも一つの軸方向凹部は、少なくとも一つの軸方向突出部を受け入れるように構成される。
この自転車用スプロケットでは、第1外周部及び第2外周部の少なくとの一方に設けられた軸方向突出部が、第1外周部及び第2外周部の少なくとの他方に設けられた軸方向凹部に受け入れられるので、ベース部材とカバー部材の外周部における結合強度を高めることができる。さらに、ベース部材に加えてカバー部材を備えることによって、自転車用スプロケットの剛性を向上させることができる。
少なくとも一つの軸方向突出部は、回転中心軸心と平行な軸方向に沿った軸方向長さを有してもよい。少なくとも一つの軸方向凹部は、回転中心軸心と平行な軸方向に沿った軸方向深さを有してもよい。少なくとも一つの軸方向突出部の軸方向長さは、少なくとも一つの軸方向凹部の軸方向深さよりも大きくてもよい。この構成によれば、少なくとも一つの軸方向突出部の軸方向長さが少なくとも一つの軸方向凹部の軸方向深さよりも大きいため、カバー部材がベース部材に取り付けられた状態において、カバー部材の第2外周部がベース部材の第1外周部に対して弾性的に押し付けられるように固定される。このことによって、自転車乗車時の振動等によって、カバー部材の第2外周部がベース部材の第1外周部から離間することを防ぐことができる。
少なくとも一つの軸方向突出部の軸方向長さは、少なくとも一つの軸方向凹部の軸方向深さよりも1mm大きくてもよい。この構成によれば、カバー部材がベース部材に取り付けられた状態におけるカバー部材の第2外周部の弾性変形量を適切に設定できる。
少なくとも一つの軸方向突出部及び少なくとも一つの軸方向凹部は、回転中心軸心に関して、周方向に延びてもよい。この構成によれば、少なくとも一つの軸方向突出部及び少なくとも一つの軸方向凹部が周方向に延びるため、ベース部材とカバー部材の外周部における結合強度をさらに高めることができる。
少なくとも一つの軸方向突出部及び少なくとも一つの軸方向凹部は、回転中心軸心に関して、環状の形状を有してもよい。この構成によれば、少なくとも一つの軸方向突出部及び少なくとも一つの軸方向凹部が環状であるため、ベース部材とカバー部材の外周部における結合強度をさらに高めることができる。
自転車用スプロケットは、ベース部材とカバー部材とを互いに結合する機械的結合構造をさらに備えてもよい。この構成によれば、ベース部材とカバー部材とが機械的に結合しているため、ベース部材とカバー部材とからなる軽量な自転車用スプロケットを効率的に製造できる。また、ベース部材とカバー部材の外周部における結合強度をさらに高めることができる。
機械的結合構造は、少なくとも一つの突起と、少なくとも一つの貫通孔と、を有してもよい。少なくとも一つの突起は、ベース部材とカバー部材の一方に設けられ、近位端と遠位端を有してもよい。少なくとも一つの貫通孔は、ベース部材とカバー部材の他方に設けられ、少なくとも一つの突起が通過してもよい。カバー部材がベース部材に取り付けられた状態において、少なくとも一つの突起の遠位端は、少なくとも一つの突起の近位端よりも拡大されていてもよい。この構成によれば、自転車用スプロケットが、遠位端が近位端よりも拡大された突起と貫通孔とから構成される機械的結合構造を備えているため、ベース部材とカバー部材とを確実に結合することができる。
回転中心軸心に関する径方向において、少なくとも一つの貫通孔は、少なくとも一つの突起の近位端よりも同じまたは大きく、少なくとも一つの突起の遠位端よりも少なくとも部分的に小さくてもよい。この構成によれば、突起の遠位端が、近位端及び貫通孔よりも径方向に大きいため、ベース部材とカバー部材とを確実に結合することができる。
少なくとも一つの突起及び少なくとも一つの貫通孔は、回転中心軸心と平行な軸方向に延びてもよい。この構成によれば、機械的結合構造を構成する突起及び貫通孔が自転車用スプロケットの回転中心軸心に関して軸方向に延びるため、自転車用スプロケットの厚み方向におけるベース部材とカバー部材との分離を防ぐことができる。
少なくとも一つの突起の遠位端と近位端とは、単一の部材として一体的に形成されてもよい。この構成によれば、突起の遠位端と近位端とが単一の部材として一体的に形成されるため、機械的結合構造の剛性を高めることができる。
少なくとも一つの突起の遠位端は、超音波変形によって、近位端よりも拡大されていてもよい。この構成によれば、遠位端が超音波変形によって拡大されるため、遠位端が近位端よりも拡大した突起を効率的に形成できる。
ベース部材とカバー部材とが接着により結合されてもよい。この構成によれば、べース部材とカバー部材とが接着により結合されるので、ベース部材とカバー部材の結合強度をさらに高めることができる。
本発明のさらに別の発明の自転車用スプロケットは、回転中心軸心を有する。自転車用スプロケットは、ベース部材と、ベース部材に取り付けられるカバー部材と、複数のスプロケット歯と、少なくとも一つの制音テープと、を備える。複数のスプロケット歯は、ベース部材とカバー部材の少なくとも一方に設けられる。カバー部材は、ベース部材に取り付けられた状態で、ベース部材とカバー部材との間に内部空間を形成するように構成される。少なくとも一つの制音テープは、カバー部材がベース部材に取り付けられた状態において、内部空間に配置される。
この自転車用スプロケットでは、カバー部材がベース部材に取り付けられた状態で、ベース部材とカバー部材との間に内部空間を形成するように構成される。この内部空間に少なくとも一つの制音テープが配置される。このため、自転車用スプロケットを使用時の騒音を効果的に低減できる。さらに、ベース部材に加えてカバー部材を備えることによって、自転車用スプロケットの剛性を向上させることができる。
カバー部材がベース部材に取り付けられた状態において、制音テープはカバー部材とベース部材とに接触してもよい。この構成によれば、制音テープがカバー部材とベース部材に接触するので、自転車用スプロケットを使用時の騒音をさらに低減できる。
少なくとも一つの制音テープは、複数の制音テープを含んでもよい。この構成によれば、複数の制音テープが内部空間に配置されるので、自転車用スプロケットを使用時の騒音をさらに低減できる。
複数の制音テープは、回転中心軸心に関して、周方向に間隔を隔てて配置されてもよい。この構成によれば、周方向の複数箇所に制音テープが配置されるので、自転車用スプロケットを使用時の騒音を効率的に低減できる。
少なくとも一つの制音テープは、第1接着面を有してもよい。この構成によれば、ベース部材及びカバー部材のいずれか一方に、制音部材が固定されるので、自転車用スプロケットを使用時に、制音テープがベース部材とカバー部材との間の内部空間内を移動するのを防止できる。
少なくとも一つの制音テープは、第1接着面と反対側の第2接着面を有してもよい。この構成によれば、ベース部材及びカバー部材に制音テープが固定されるので、制音テープをベース部材とカバー部材との間の内部空間内に確実に固定できる。
自転車用スプロケットは、ベース部材とカバー部材とを互いに結合する機械的結合構造をさらに備えてもよい。この構成によれば、ベース部材とカバー部材とが機械的に結合しているため、ベース部材とカバー部材とからなる軽量な自転車用スプロケットを効率的に製造できる。
機械的結合構造は、少なくとも一つの突起と、少なくとも一つの貫通孔と、有してもよい。少なくとも一つの突起は、ベース部材とカバー部材の一方に設けられ、近位端と遠位端を有してもよい。少なくとも一つの貫通孔は、ベース部材とカバー部材の他方に設けられ、少なくとも一つの突起が通過してもよい。カバー部材がベース部材に取り付けられた状態において、少なくとも一つの突起の遠位端は、少なくとも一つの突起の近位端よりも拡大されていてもよい。この構成によれば、自転車用スプロケットが、遠位端が近位端よりも拡大された突起と貫通孔とから構成される機械的結合構造を備えているため、ベース部材とカバー部材とを確実に結合することができる。
回転中心軸心に関する径方向において、少なくとも一つの貫通孔は、少なくとも一つの突起の近位端よりも同じまたは大きく、少なくとも一つの突起の遠位端よりも少なくとも部分的に小さくてもよい。この構成によれば、突起の遠位端が、近位端及び貫通孔よりも径方向に大きいため、ベース部材とカバー部材とを確実に結合することができる。
少なくとも一つの突起及び少なくとも一つの貫通孔は、回転中心軸心と平行な軸方向に延びてもよい。この構成によれば、機械的結合構造を構成する突起及び貫通孔が自転車用スプロケットの回転中心軸心に関して軸方向に延びるため、自転車用スプロケットの厚み方向におけるベース部材とカバー部材との分離を防ぐことができる。
少なくとも一つの突起の遠位端と近位端とは、単一の部材として一体的に形成されてもよい。この構成によれば、突起の遠位端と近位端とが単一の部材として一体的に形成されるため、機械的結合構造の剛性を高めることができる。
少なくとも一つの突起の遠位端は、超音波変形によって、近位端よりも拡大されていてもよい。この構成によれば、遠位端が超音波変形によって拡大されるため、遠位端が近位端よりも拡大した突起を効率的に形成できる。
ベース部材は、第1外周部を有してもよい。カバー部材は、第2外周部を有してもよい。1外周部及び第2外周部の一方は、回転中心軸心に関して、少なくとも一つの軸方向突出部を含み、第1外周部及び第2外周部の他方は、回転中心軸心に関して、少なくとも一つの軸方向凹部を含んでもよい。少なくとも一つの軸方向凹部は、少なくとも一つの軸方向突出部を受け入れるように構成されてもよい。この構成によれば、ベース部材の第1外周部及びカバー部材の第2外周部の少なくとの一方に設けられた軸方向突出部が、第1外周部及び第2外周部の少なくとの他方に設けられた軸方向凹部に受け入れられるので、ベース部材とカバー部材の外周部における結合強度を高めることができる。
少なくとも一つの軸方向突出部は、回転中心軸心と平行な軸方向に沿った軸方向長さを有してもよい。少なくとも一つの軸方向凹部は、回転中心軸心と平行な軸方向に沿った軸方向深さを有してもよい。少なくとも一つの軸方向突出部の軸方向長さは、少なくとも一つの軸方向凹部の軸方向深さよりも大きくてもよい。この構成によれば、少なくとも一つの軸方向突出部の軸方向長さが少なくとも一つの軸方向凹部の軸方向深さよりも大きいため、カバー部材がベース部材に取り付けられた状態において、カバー部材の第2外周部がベース部材の第1外周部に対して弾性的に押し付けられるように固定される。このことによって、自転車乗車時の振動等によって、カバー部材の第2外周部がベース部材の第1外周部から離間することを防ぐことができる。
少なくとも一つの軸方向突出部の軸方向長さは、少なくとも一つの軸方向凹部の軸方向深さよりも1mm大きくてもよい。この構成によれば、カバー部材がベース部材に取り付けられた状態におけるカバー部材の第2外周部の弾性変形量を適切に設定できる。
少なくとも一つの軸方向突出部及び少なくとも一つの軸方向凹部は、回転中心軸心に関して、周方向に延びてもよい。この構成によれば、少なくとも一つの軸方向突出部及び少なくとも一つの軸方向凹部が周方向に延びるため、ベース部材とカバー部材の外周部における結合強度をさらに高めることができる。
少なくとも一つの軸方向突出部及び少なくとも一つの軸方向凹部は、回転中心軸心に関して、環状の形状を有してもよい。この構成によれば、少なくとも一つの軸方向突出部及び少なくとも一つの軸方向凹部が環状であるため、ベース部材とカバー部材の外周部における結合強度をさらに高めることができる。
本発明によれば、カバー部材とベース部材とが互いに結合される軽量な自転車用スプロケットを、効率よく製造できるようになる。
本発明の一実施形態による自転車用スプロケットが装着された自転車用クランク組立体の正面図。 本発明の一実施形態による自転車用スプロケットの正面図。 自転車用スプロケットの図2の切断線III−IIIによって切断した断面図。 背面部自転車用スプロケットの図2の切断線IV−IVによって切断した断面図。 カバー部材の背面図。 図3の突起拡大部分に相当する断面図。
図1において本発明の一実施形態を採用した自転車用クランク組立体6は、クランク8、回転中心軸心RAの径方向に沿って配置される。第2端8dには、ペダルを固定可能な雌ねじ部の形態のペダル孔8eが設けられる。複数のスプロケット取付部8bは、アーム部8aの第1端8cから放射状に延びる。
<スプロケット>
図3に示すように、スプロケット10は、第1外周部22を有するベース部材12と、第2外周部32を有するカバー部材14と、ベース部材12とカバー部材14の少なくとも一方に設けられる複数のスプロケット歯16と、機械的結合構造18と、少なくとも一つの制音テープ20と、を備える。好ましくは、複数のスプロケット歯16は、ベース部材12に設けられる。
<ベース部材>
ベース部材12は、好ましくは、アルミニウム合金、チタン合金等の軽量な金属部材にある。本実施形態では、第1外周部22の外周面に少なくとも一つのスプロケット歯16が設けられる。複数のスプロケット歯16と、ベース部材12と、は単一の部材として一体的に形成される。
第1外周部22及び第2外周部32の一方は、回転中心軸心RAに関して、少なくとも一つの軸方向突出部34を含む。第1外周部22及び第2外周部32の他方は、回転中心軸心RAに関して、少なくとも一つの軸方向凹部24を含む。本実施形態では、第1外周部22が少なくとも一つの軸方向凹部24を含み、第2外周部32が少なくとも一つの軸方向突出部34を含む。
少なくとも一つの軸方向凹部24は、少なくとも一つの軸方向突出部34を受け入れるように構成される。図3左側に拡大して示すように、少なくとも一つの軸方向突出部34は、回転中心軸心RAと平行な軸方向に沿った軸方向長さL1を有する。少なくとも一つの軸方向凹部24は、回転中心軸心RAと平行な軸方向に沿った軸方向深さL2を有する。
本実施形態では、少なくとも一つの軸方向突出部34の軸方向長さL1は、少なくとも一つの軸方向凹部24の軸方向深さL2よりも大きい。少なくとも一つの軸方向突出部34の軸方向長さL1は、少なくとも一つの軸方向凹部24の軸方向深さL2よりも1mm大きい。ここでは、少なくとも一つの軸方向突出部34の軸方向長さL1が少なくとも一つの軸方向凹部24の軸方向深さL2よりも大きいため、カバー部材14がベース部材12に取り付けられた状態において、カバー部材14の第2外周部32がベース部材12の第1外周部22に対して弾性的に押し付けられるように固定される。少なくとも一つの軸方向突出部34及び少なくとも一つの軸方向凹部24は、回転中心軸心RAに関して、周方向に延びる。本実施形態では、少なくとも一つの軸方向突出部34及び少なくとも一つの軸方向凹部24は、回転中心軸心RAに関して、好ましくは環状の形状を有する。
図4に示すように、ベース部材12は、第1外周部22の内周面から径方向内側に延びる複数(例えば、3つから6つ、好ましくは4つ)のクランク取付部26を有する。各クランク取付部26は、回転中心軸心RAに向かって延びる。各クランク取付部26には、図示しないボルト部材によってスプロケット取付部8bに締結される取付孔26aが設けられる。取付孔26aには、ボルト部材に螺合する、図示しないナット部材が、軸方向移動不能かつ回転不能に連結される。複数のクランク取付部26は、ベース部材12の背面部12b側からタッピングビス40を装着可能な、少なくとも一つの孔部26bと、孔部26bの背面部12b側に連なるテーパ部26cと、を有する。タッピングビス40によって、カバー部材14の後述する内周側カバー36がベース部材12のクランク取付部26に固定される。
<カバー部材>
図4及び図5に示すように、カバー部材14は、弾性を有する合成樹脂製である。カバー部材14は、好ましくは、ABS樹脂(アクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂)製である。カバー部材14は、複数のスプロケット歯16を除いたベース部材12の正面部12aを覆う。カバー部材14は、前述した少なくとも一つの軸方向突出部34を含み、第1外周部22を覆う第2外周部32と、ベース部材12の複数のクランク取付部26を覆う複数の内周側カバー36と、を有する。
図4に示すように、カバー部材14は、ベース部材12に取り付けられた状態で、ベース部材12の正面部12aとカバー部材14の背面部14bとの間に内部空間42を形成するように構成される。このように、ベース部材12に加えてカバー部材14を備えることによって、スプロケット10の剛性を向上させることができる。さらに、ベース部材12とカバー部材14との間に内部空間42を形成されているため、スプロケット10の軽量化が達成できる。
内周側カバー36の背面部36aには、ベース部材12の孔部26bに隣接するボス部36bが形成される。ボス部36bには、例えば皿頭のタッピングビス40のねじ部40aがねじ込まれる。内周側カバー36の正面部36cの内周側の端部36dは、スプロケット取付部8bと面一に形成される。内周側カバー36は、タッピングビス40によって、カバー部材14のクランク取付部26に固定される。
<機械的結合構造>
機械的結合構造18は、ベース部材12とカバー部材14とを互いに結合する。機械的結合構造18は、図3の右側に拡大して示すように、少なくとも一つの突起38と、少なくとも一つの貫通孔28と、を有する。少なくとも一つの突起38及び少なくとも一つの貫通孔28は、回転中心軸心RAと平行な軸方向に延びる。少なくとも一つの突起38は、ベース部材12とカバー部材14の一方に設けられ、近位端38aと遠位端38bを有する。少なくとも一つの貫通孔28は、ベース部材12とカバー部材14の他方に設けられ、少なくとも一つの突起38が通過する。本実施形態では、少なくとも一つの突起38はカバー部材14に設けられ、少なくとも一つの貫通孔28はベース部材12に設けられる。しかし、少なくとも一つの突起38がベース部材12に設けられ、少なくとも一つの貫通孔28がカバー部材14に設けられてもよい。
少なくとも一つの突起38の遠位端38bと近位端38aとは、好ましくは、単一の部材として一体的に形成される。回転中心軸心RAに関する径方向において、少なくとも一つの貫通孔28は、少なくとも一つの突起38の近位端38aよりも同じまたは大きく、少なくとも一つの突起38の遠位端38bよりも少なくとも部分的に小さい。本実施形態では、図5に示すように、少なくとも一つの突起38は、複数(例えば、3個から10個、好ましくは、4個から8個)の突起38を含む。複数の突起38は、断面が円形であり、カバー部材14のベース部材12の正面部12aに対向する背面部14bに、回転中心軸心RAに関して周方向に間隔を隔てて配置される。カバー部材14がベース部材12に取り付けられた状態において、少なくとも一つの突起38の遠位端38bは、少なくとも一つの突起38の近位端38aよりも拡大されている。少なくとも一つの突起38の遠位端38bは、図3に実線で示すように、超音波変形によって、近位端38aよりも拡大されている。本実施形態では、遠位端38bは、丸頭状(キノコ状)に拡大するように超音波変形される。カバー部材14がベース部材12に取り付けられていない状態において、図3に破線で示すように、少なくとも一つの突起38の近位端38aは、遠位端38bと同じ大きさである。
少なくとも一つの貫通孔28は、小孔部28aと、小孔部28aよりも大きい大孔部28bと、を有する。小孔部28aは、少なくとも一つの突起38の近位端38aを受け入れるように構成され、大孔部28bは、少なくとも一つの突起38の遠位端38bを受け入れるように構成される。少なくとも一つの貫通孔28は、複数(例えば、3個から10個、好ましくは、4個から8個)の貫通孔28を含む。図5に示すように、少なくとも一つの突起38を超音波変形させると、大孔部28bと小孔部28aとの段差面28cに遠位端38bが接触する。これによって、カバー部材14がベース部材12に機械的に結合される。複数の貫通孔28は円形であり、回転中心軸心RAに関して周方向に間隔を隔てて配置される。ベース部材12とカバー部材14との結合強度をさらに高めるために、ベース部材12とカバー部材14は、機械的結合構造18による結合に加えて、接着剤等を用いた接着によって結合されてもよい。
<制音テープ> 少なくとも一つの制音テープ20は、振動による音の発生を抑えるために設けられる。図4及び図5に示すように、少なくとも一つの制音テープ20は、カバー部材14がベース部材12に取り付けられた状態において、内部空間42に配置される。少なくとも一つの制音テープ20は、複数(例えば3つから8つ)の制音テープ20を含む。複数の制音テープ20は、回転中心軸心RAに関して、周方向に間隔を隔てて配置される。本実施形態では、図5に示すように、制音テープ20は、90度間隔で4枚設けられる。カバー部材14がベース部材12に取り付けられた状態において、複数の制音テープ20は、カバー部材14とベース部材12とに接触する。複数の制音テープ20は、ベース部材12の第1外周部22とカバー部材14の第2外周部32に接触して配置される。
好ましくは、少なくとも一つの制音テープ20は、第1接着面20aを有する。さらに好ましくは、少なくとも一つの制音テープ20は、第1接着面20aと反対側の第2接着面20bを有する。本実施形態では第1接着面20aはベース部材12に、第2接着面20bはカバー部材14にそれぞれ接着される。少なくとも一つの制音テープ20は、第1接着面20aと第2接着面20bの間に配置された弾性層20cを有する。弾性層20cは、例えば、合成ゴムまたは発泡ウレタン等の弾性体によって構成される。制音テープ20は、周方向において突起38を挟んで、複数の軸方向突出部34に沿うように屈曲して配置される。ここでは、制音テープ20が第1接着面20aと第2接着面20bを有しているので、ベース部材12とカバー部材14は、機械的結合構造18による結合に加えて制音テープ20の接着によっても結合される。
<スプロケットの組み立て手順>
スプロケット10を組み立てる際には、予め、ベース部材12とカバー部材14と制音テープ20を用意する。最初に、ベース部材12またはカバー部材14のいずれか一方に制音テープ20を貼り付ける。例えば、4枚の制音テープ20の第1接着面20aまたは第2接着面20bを、カバー部材14の第2外周部32の背面部14bに周方向に間隔を隔てて貼り付ける。
次に、カバー部材14をベース部材12に取り付ける。カバー部材14をベース部材12に取り付けると、カバー部材14の環状の軸方向突出部34が、ベース部材12の環状の軸方向凹部24に当接する。また、機械的結合構造18の突起38が貫通孔28を貫通し、遠位端38bがベース部材12の背面部12bから突出する。この状態で、ベース部材12の背面部12bからタッピングビス40をねじ込んで内周側カバー36をクランク取付部26に固定する。
最後に、カバー部材14を、例えば治具によってベース部材12に強く押しつけた状態で、貫通孔28から突出した突起38の遠位端38bに超音波によって熱を加え軟化させ、近位端38aよりも拡大するように成形する。このとき工具の形状或いは金型によって遠位端38bの形状を丸頭状(キノコ状)に拡大する。これによって、軸方向凹部24に軸方向突出部34が当接し、弾性によって1mm程度、カバー部材14の第2外周部32が正面部14a側にたわみ、カバー部材14の第2外周部32がベース部材12の第1外周部22に弾性変形した状態で、カバー部材14とベース部材12とが結合される。
ここでは、ベース部材12とカバー部材14とが機械的に結合しているため、ベース部材12とカバー部材14とからなる軽量なスプロケット10を効率的に製造できる。また、機械的結合構造18が、合成樹脂製のカバー部材14に設けられた突起38の遠位端38bが近位端38aよりも拡大された突起と、金属製のベース部材12に設けられた貫通孔28から構成されているため、ベース部材12とカバー部材14とを確実に結合することができる。
さらに、第1外周部22に軸方向凹部24を設け、第2外周部32に軸方向突出部34を設け、軸方向凹部24が軸方向突出部34を受け入れるように構成した。このため、ベース部材12とカバー部材14の外周部における結合強度を高めることができる。また、軸方向突出部34の軸方向長さL1が軸方向凹部24の深さL2よりも大きい。このため、カバー部材14がベース部材12に取り付けられた状態において、カバー部材14の第2外周部32がベース部材12の第1外周部22に対して弾性的に押し付けられるように固定される。このことによって、自転車乗車時の振動等によって、カバー部材14の第2外周部32がベース部材12の第1外周部22から離間することを防ぐことができる。
さらにまた、ベース部材12とカバー部材14の内部空間42に、少なくとも一つの制音テープ20を配置したので、スプロケット10を使用時の騒音を効果的に低減できる。
<変形例>
図6において、変形例では、スプロケット110は、上記実施形態とベース部材112の貫通孔128の構成が異なる。少なくとも一つの貫通孔128は、上記実施形態と同様の小孔部28aと小孔部28aから徐々に拡径するテーパ孔128bと、を有する。したがって段差面28cは形成されない。少なくとも一つの突起138は、近位端138a及び遠位端138bを有する。また、超音波変形された突起138の遠位端138bは、テーパ孔128bに沿うように拡大される。このような構成でも上記実施形態と同様な作用効果が得られる。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)上記実施形態では、スプロケット歯16がベース部材12に一体的に形成されたが、本発明はこれに限定されない。スプロケット歯16は、ベース部材及びカバー部材一方と一体的に形成されてよいため、カバー部材14だけに設けられてもよい。この場合、カバー部材を金属製にする、若しくは、金属製のスプロケット歯16を合成樹脂製のカバー部材14に一体成型する、ことが好ましい。或いは、スプロケット歯16は、ベース部材12とカバー部材14の両方に設けられてもよい。
(b)カバー部材の第2外周部が少なくとも一つの軸方向凹部を含み、ベース部材の第1外周部が少なくとも一つの軸方向突出部を含んでもよい。この場合、軸方向突出部は、かしめなどの塑性加工によって拡大させてもよい。
(c)本発明における機械的結合構造は、少なくとも一つの突起38と少なくとも一つの貫通孔28に限らず、例えば、図4に示されるタッピングビス40等のねじ結合や、材料の弾性変形を利用した弾性係合も含む。
(d)上記実施形態では、突起38の断面形状は円形であったが、本発明はこれに限定されない。突起38の断面形状は、三角形、四角形、多角形、楕円、半円等の形状であってもよい。同様に、貫通孔28の形状に関しても、円形に限らず、三角形、四角形、多角形、楕円、半円等の形状であってもよい。
(e)上記実施形態では、変速用の自転車用スプロケットを例に本発明を説明したが、本発明はこれに限定されない。変速用ではないスプロケットにも本発明を適用できる。また、上記実施形態では、自転車用スプロケットはフロントスプロケットであったが、本発明はリアスプロケットにも適用可能である。
10、110 自転車用スプロケット
12、112 ベース部材
14 カバー部材
16 スプロケット歯
18 機械的結合構造
20 制音テープ
20a 第1接着面
20b 第2接着面
22 第1外周部
24 軸方向凹部
28、128 貫通孔
28a 小孔部
28b 大孔部
32 第2外周部
34 軸方向突出部
38、138 突起
38a,138a 近位端
38b、138b 遠位端
L1 軸方向突出部の長さ
L2 軸方向凹部の深さ
RA 回転中心軸心
内周側カバー36の背面部36aには、ベース部材12の孔部26bに隣接するボス部36bが形成される。ボス部36bには、例えば皿頭のタッピングビス40のねじ部40aがねじ込まれる。内周側カバー36の正面部36cの内周側の端部36dは、スプロケット取付部8bと面一に形成される。内周側カバー36は、タッピングビス40によって、ベース部材12のクランク取付部26に固定される。

Claims (41)

  1. 回転中心軸心を有する自転車用スプロケットであって、
    ベース部材と、
    カバー部材と、
    前記ベース部材と前記カバー部材の少なくとも一方に設けられる複数のスプロケット歯と、
    前記ベース部材と前記カバー部材とを互いに結合する機械的結合構造と、
    を備える自転車用スプロケット。
  2. 前記機械的結合構造は、
    前記ベース部材と前記カバー部材の一方に設けられ、近位端と遠位端を有する少なくとも一つの突起と、
    前記ベース部材と前記カバー部材の他方に設けられ、前記少なくとも一つの突起が通過する少なくとも一つの貫通孔と、を有し、
    前記カバー部材が前記ベース部材に取り付けられた状態において、前記少なくとも一つの突起の前記遠位端は、前記少なくとも一つの突起の前記近位端よりも拡大されている、請求項1に記載の自転車用スプロケット。
  3. 前記回転中心軸心に関する径方向において、前記少なくとも一つの貫通孔は、前記少なくとも一つの突起の前記近位端よりも同じまたは大きく、前記少なくとも一つの突起の前記遠位端よりも少なくとも部分的に小さい、請求項2に記載の自転車用スプロケット。
  4. 前記少なくとも一つの突起及び前記少なくとも一つの貫通孔は、前記回転中心軸心と平行な方向に延びる、請求項2または3に記載の自転車用スプロケット。
  5. 前記少なくとも一つの突起の前記遠位端と前記近位端とは、単一の部材として一体的に形成される、請求項2から4のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  6. 前記少なくとも一つの突起の前記遠位端は、超音波変形によって、前記近位端よりも拡大されている、請求項2から5のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  7. 前記少なくとも一つの貫通孔は、小孔部と、前記小孔部よりも大きい大孔部と、を有し、
    前記小孔部は、前記少なくとも一つの突起の前記近位端を受け入れるように構成され、前記大孔部は、前記少なくとも一つの突起の前記遠位端を受け入れるように構成される、請求項2から6のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  8. 前記少なくとも一つの突起は、複数の突起を含み、
    前記少なくとも一つの貫通孔は、複数の貫通孔を含む、請求項2から7のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  9. 前記複数の突起は、前記回転中心軸心に関して周方向に間隔を隔てて配置され、
    前記複数の貫通孔は、前記回転中心軸心に関して周方向に間隔を隔てて配置され
    る、請求項8に記載の自転車用スプロケット。
  10. 前記複数のスプロケット歯と、前記べース部材及び前記カバー部材の一方と、は単一の部材として一体的に形成される、請求項2から9のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  11. 前記複数のスプロケット歯と、前記ベース部材とは、単一の部材として一体的に形成される、請求項10に記載の自転車用スプロケット。
  12. 前記ベース部材と前記カバー部材は、前記機械的結合構造による結合に加えて接着によって結合される、請求項1から11のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  13. 回転中心軸心を有する自転車用スプロケットであって、
    第1外周部を有するベース部材と、
    第2外周部を有するカバー部材と、
    前記ベース部材及び前記カバー部材の少なくとも一方に設けられた複数のスプロケット歯と、を備え
    前記第1外周部及び前記第2外周部の一方は、前記回転中心軸心に関して、少なくとも一つの軸方向突出部を含み、前記第1外周部及び前記第2外周部の他方は、前記回転中心軸心に関して、少なくとも一つの軸方向凹部を含み、
    前記少なくとも一つの軸方向凹部は、前記少なくとも一つの軸方向突出部を受け入れるように構成される、自転車用スプロケット。
  14. 前記少なくとも一つの軸方向突出部は、前記回転中心軸心と平行な軸方向に沿った軸方向長さを有し、
    前記少なくとも一つの軸方向凹部は、回転中心軸心と平行な軸方向に沿った軸方向深さを有し、
    前記少なくとも一つの軸方向突出部の前記軸方向長さは、前記少なくとも一つの軸方向凹部の前記軸方向深さよりも大きい、請求項13に記載の自転車用スプロケット。
  15. 前記少なくとも一つの軸方向突出部の前記軸方向長さは、前記少なくとも一つの軸方向凹部の前記軸方向深さよりも1mm大きい、請求項14に記載の自転車用スプロケット。
  16. 前記少なくとも一つの軸方向突出部及び前記少なくとも一つの軸方向凹部は、前記回転中心軸心に関して、周方向に延びる、請求項13から15のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  17. 前記少なくとも一つの軸方向突出部及び前記少なくとも一つの軸方向凹部は、前記回転中心軸心に関して、環状の形状を有する、請求項13から16のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  18. 前記ベース部材と前記カバー部材とを互いに結合する機械的結合構造をさらに備える、請求項13から17のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  19. 前記機械的結合構造は、
    前記ベース部材と前記カバー部材の一方に設けられ、近位端と遠位端を有する少なくとも一つの突起と、
    前記ベース部材と前記カバー部材の他方に設けられ、前記少なくとも一つの突起が通過する少なくとも一つの貫通孔と、を有し、
    前記カバー部材が前記ベース部材に取り付けられた状態において、前記少なくとも一つの突起の前記遠位端は、前記少なくとも一つの突起の前記近位端よりも拡大されている、請求項18に記載の自転車用スプロケット。
  20. 前記回転中心軸心に関する径方向において、前記少なくとも一つの貫通孔は、前記少なくとも一つの突起の前記近位端よりも同じまたは大きく、前記少なくとも一つの突起の前記遠位端よりも少なくとも部分的に小さい、請求項19に記載の自転車用スプロケット。
  21. 前記少なくとも一つの突起及び前記少なくとも一つの貫通孔は、前記回転中心軸心と平行な軸方向に延びる、請求項19または20に記載の自転車用スプロケット。
  22. 前記少なくとも一つの突起の前記遠位端と前記近位端とは、単一の部材として一体的に形成される、請求項19から21のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  23. 前記少なくとも一つの突起の前記遠位端は、超音波変形によって、前記近位端よりも拡大されている、請求項19から22のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  24. 前記べース部材と前記カバー部材とが接着により結合される、請求項13から23のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  25. 回転中心軸心を有する自転車用スプロケットであって、
    ベース部材と、
    前記ベース部材に取り付けられるカバー部材と、
    前記ベース部材と前記カバー部材の少なくとも一方に設けられる複数のスプロケット歯と、
    少なくとも一つの制音テープと、を備え
    前記カバー部材は、前記ベース部材に取り付けられた状態で、前記ベース部材と前記カバー部材との間に内部空間を形成するように構成され、
    前記少なくとも一つの制音テープは、前記カバー部材が前記ベース部材に取り付けられた状態において、前記内部空間に配置される、自転車用スプロケット。
  26. 前記カバー部材がベース部材に取り付けられた状態において、前記制音テープは前記カバー部材と前記ベース部材とに接触する、請求項25に記載の自転車用スプロケット。
  27. 前記少なくとも一つの制音テープは、複数の前記制音テープを含む、請求項25または26に記載の自転車用スプロケット。
  28. 前記複数の制音テープは、前記回転中心軸心に関して、周方向に間隔を隔てて配置される、請求項25から27のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  29. 前記少なくとも一つの制音テープは、第1接着面を有する、請求項25から28のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  30. 前記少なくとも一つの制音テープは、前記第1接着面と反対側の第2接着面を有する、請求項29に記載の自転車用スプロケット。
  31. 前記ベース部材と前記カバー部材とを互いに結合する機械的結合構造をさらに備える、請求項25から30のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  32. 前記機械的結合構造は、
    前記ベース部材と前記カバー部材の一方に、近位端と遠位端を有する少なくとも一つの突起と、
    前記ベース部材と前記カバー部材の他方に設けられ、前記少なくとも一つの突起が通過する少なくとも一つの貫通孔と、を有し、
    前記カバー部材が前記ベース部材に取り付けられた状態において、前記少なくとも一つの突起の前記遠位端は、前記少なくとも一つの突起の前記近位端よりも拡大されている、請求項31に記載の自転車用スプロケット。
  33. 前記回転中心軸心に関する径方向において、前記少なくとも一つの貫通孔は、前記少なくとも一つの突起の前記近位端よりも同じまたは大きく、前記少なくとも一つの突起の前記遠位端よりも少なくとも部分的に小さい、請求項32に記載の自転車用スプロケット。
  34. 前記少なくとも一つの突起及び前記少なくとも一つの貫通孔は、前記回転中心軸心と平行な軸方向に延びる、請求項32または33に記載の自転車用スプロケット。
  35. 前記少なくとも一つの突起の前記遠位端と前記近位端とは、単一の部材として一体的に形成される、請求項32から34のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  36. 前記少なくとも一つの突起の前記遠位端は、超音波変形によって、前記近位端よりも拡大されている、請求項32から35のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  37. 前記ベース部材は、第1外周部を有し、
    前記カバー部材は、第2外周部を有し、
    前記第1外周部及び前記第2外周部の一方は、前記回転中心軸心に関して、少なくとも一つの軸方向突出部を含み、前記第1外周部及び前記第2外周部の他方は、前記回転中心軸心に関して、少なくとも一つの軸方向凹部を含み、
    前記少なくとも一つの軸方向凹部は、前記少なくとも一つの軸方向突出部を受け入れるように構成される、請求項25から35のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  38. 前記少なくとも一つの軸方向突出部は、前記回転中心軸心と平行な軸方向に沿った軸方向長さを有し、
    前記少なくとも一つの軸方向凹部は、回転中心軸心と平行な軸方向に沿った軸方向深さを有し、
    前記少なくとも一つの軸方向突出部の前記軸方向長さは、前記少なくとも一つの軸方向凹部の前記軸方向深さよりも大きい、請求項37に記載の自転車用スプロケット。
  39. 前記少なくとも一つの軸方向突出部の前記軸方向長さは、前記少なくとも一つの軸方向凹部の前記軸方向深さよりも1mm大きい、請求項38に記載の自転車用スプロケット。
  40. 前記少なくとも一つの軸方向突出部及び前記少なくとも一つの軸方向凹部は、前記回転中心軸心に関して、周方向に延びる、請求項37から39のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
  41. 前記少なくとも一つの軸方向突出部及び前記少なくとも一つの軸方向凹部は、前記回転中心軸心に関して、環状の形状を有する、請求項37から40のいずれか1項に記載の自転車用スプロケット。
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