JP2017131170A - 防草緑化方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】雑草の防草効果に優れ、地域景観・環境保全の形成に効果を有し、交通の障害にならない所望植物が生育可能な防草緑化方法を提供する。
【解決手段】上から順にクラフト色の中芯原紙を両面コーティングしたコーティング紙、根や水も通さぬポリシート、保水性を有する不織布を重ねて熱接着にて1枚の防草シートとし、当該防草シート面に一定の間隔で直径十数ミリの植穴13を形成し、植穴付防草シートとする。この植穴付防草シートの上部面に、格子状のラッセルネット7を付着させて防草緑化シートし、この防草緑化シート面に良質土、種子、肥料、保護材、安定剤、水を加え泥んこ状に混合した肥沃土12を数ミリの厚さでコーティングした防草緑化方法。
【選択図】図5

Description

本発明は、道路や法面等の雑草防除を図り短草植物による景観緑化を図る防草と緑化を兼ね備えた防草緑化に関するものである。
道路や法面に生える雑草は、草丈も高くなり見通しが悪く交通の安全に支障をきたし、周囲の景観にも悪影響を及ぼすため、毎年膨大な経費を掛けて除草作業が行われてきた。そこで近年は、特許文献1の無機質粒子および無機質粒子を含有する合成樹脂より選ばれる表面層、改質アスファルト層および、基材層の少なくとも3層を積層した防草シートやこの3層に加え改質アスファルト層および、合成樹脂、ゴム、無機質粒子および無機質粒子を含有する合成樹脂より選ばれる裏面層との少なくとも5層を積層した防草シートを除草すべき箇所に敷設固定して雑草が生育しないようにする試みがなされている。
また特許文献2は、下から順に保水性を有する黒色不織布、根や水を通さぬ黒色ポリシート、撥水性と防根性を有する黒色不織布を重ね、熱接着にて1枚の防草シートを形成しこれに一定の間隔で貫通孔を多数設け、下面に2ミリ目合の黒色ラッセルネットシート、その下に種子と肥料が付着した種子シートを配置し、各シートが一体化するように熱接着にて1枚のシートに形成した防草緑化シートによる雑草防除と緑化を図った試みがなされている。
しかし、特許文献1の防草シートによる雑草防除は、雑草が生育しない反面、むきだしの防草シート一色だけが広がり地域景観の悪化が問題となりつつある。また、緑化と雑草防除を図った特許文献2は、季節により黒色シートが太陽光熱を高蓄熱してしまい、植物の発芽生育を妨げる問題と火のついたタバコのポイ捨てにより火災がおこる危険性の問題点がある。
特開2002−272348号公報 特開2014−094000号公報
本発明は、上記の問題を解決すべく防草シートによる防草だけではなく、防草と緑化を兼ね備えた前発明の防草緑化シートを改良し、シート内の高蓄熱を抑え、火のついたタバコのポイ捨てでもシートに火が付くことのない防草と緑化を兼ね備えた防草緑化方法の提供をすること。
太陽光を遮断し高蓄熱を抑え、所望植物を繁茂させることが可能な防草緑化シートを形成するために、上から順にクラフト色の中芯原紙を両面コーティングしたコーティング紙、根や水も通さぬポリシート、保水性を有する不織布を重ねて熱接着にて1枚の防草シートとし、当該防草シート面に一定の間隔で直径十数ミリの植穴を形成し、植穴付防草シートとする。この植穴付防草シートの上部面に、格子状のラッセルネットを付着させて防草緑化シートし、この防草緑化シート上面に良質土、種子、肥料、保護材、安定剤に水を加え泥んこ状に混合した肥沃土を数ミリの厚さでコーティングした防草緑化方法。
当該防草緑化シートに直径15ミリの植穴を1メートル四方の縦横共に39個づつ配置すると、標準として1平米当り1,521個の植穴が形成された防草緑化シートとなる。植穴部分の面積はこの防草シート1平米当に対し27パーセントを占め、この部分からのみ植物が生育可能となるが、この植穴部には所望の草刈不要のほふく茎型短草の野芝やセンチピートグラステイフ・ブレア等の種子による緑化がなされるため、雑草の生育を抑制可能な防草緑化方法。
当該防草緑化シートを従来除草作業が行われていた道路や法面の施工箇所に隙間無く敷設し、頭部にフックが付いたアンカーピン等を用いて打設固定した当該防草緑化シートの上面部に種子混合の肥沃土を数ミリの厚さで塗り付け、植穴部から短草系の所望植物を生育させる防草緑化方法。
防草緑化シートに種子混合の肥沃土で塗付コーティングする防草緑化方法は、設置箇所への雑草生育を抑制しつつ、所望植物(短草植物)が生育し繁茂することが可能となり、今まで除草管理が必要だった道路、法面、河川堤防等の管理費を削減させるとともに道路交通の視野が改善され、地域景観の向上も図ることができる防草緑化方法である。
また、当該防草緑化方法は、防草緑化シートの上部を肥沃土でコーティングされているので太陽光による防草緑化シート内の蓄熱も軽減されるとともにタバコのポイ捨てによる火災の危険性もない防草緑化方法である。
なお、腐食しにくい材質で形成された防草緑化シートは、軽量で施工が容易な上、耐久性の確保と複数のシートによる水分蒸発の抑制を実現し、保水期間が長期に渡り確保できるため、自然降雨のみで所望植物が長期生育可能な防草緑化シートでもある。
防草シートを形成する説明図である。 植穴付防草シートを示す斜視図である。 植穴付防草シートに格子状ラッセルネットを形成する説明図である。 防草緑化シートの使用方法の説明図である。 防草緑化シート上に肥沃土を塗り付けた状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の具体的な実施形態を詳述する。
図1は、太陽光の遮断、蓄熱の軽減、保水性、雑草防除を有する防草シートの構成を示す説明図である。上から順に中芯原紙の上部をポリフイルム、下部をポリエチレンでコーティングし、水をはじき植根を通さず太陽光熱を蓄熱しにくいクラフト色のコーティング紙1、その下に植根、水、光を遮断する黒色ポリシート2、その下に遮光性と保水性を有するポリエステル製黒色不織布3の三枚のシートを順に重ね、熱接着で1枚の水や光を通さない防草シート4を形成する。
なお、破損や腐蝕がしにくい材質のシート三枚から形成された前記防草シートは、厚さが1ミリ未満の軽量であるが破損や腐食がしにくく長期に渡り形状を保持し、防草効果が長期間発揮される防草シートである反面、刃物による加工は容易である防草シートである。
図2は、植穴付防草シートを示すもので、所望植物が前記防草シート4からシート上に伸長可能な直径15ミリの植穴5を1メートル四方当り縦列39植穴、横列39植穴を標準として1平米当り1,521個の植穴を形成した植穴付防草シート6とする。この植穴の数により1平米当りの防草シートに占める植穴の面積は約27パーセント、防草部分が約73パーセントとなる。この割合は試験施工により、雑草の防除を図りつつ、所望植物(短草種)が繁茂する最適な割合であった。
図3は、植穴付防草シートの上にラッセルネットを接着形成した防草緑化シートを示すものである。この防草シートは、図2で形成された植穴付防草シート6の上に、当該植穴付防草シートの保護と火災防除を図り、所望植物の長期生育を促進する肥沃土のコーティング保護を図る4ミリ角の格子状ラッセルネット7を接着し、一枚のシートに形成した防草緑化シート8である。
当該防草緑化シートの設置は、障害物のない場合防草緑化シートと敷設面との間に空隙を作らないようにゴミや雑草等の除去及び凹凸の修正を行い、平坦な面を作り防草緑化シートを密着させて片側から順次敷設する。その時、隣接する防草緑化シート間に隙間が生じることのないように、お互いの防草緑化シートを約5センチ前後重ねて敷設し、重ね合わせ部分を主体にアンカーピン等の止ピンにて当該防草緑化シートを設置面に固定する。
図4は、防草緑化シートを敷設する場所にガードレールの支柱や立木等が点在している場合の敷設を示すものである。例えば敷設個所に立木が生育している場合、立木が生育している個所を除き前記で記述した手順で施工し、立木9の個所は、太さに合わせ50〜100cm四方にカットした防草緑化シート8の中心部に立木が収まる大きさの円周内の中心部より放射線状に切り込みを複数形成し、この中心部に立木を導く1本の切り込みをシートの一辺から中心部に設けた防草緑化シートにて立木根元を覆う。
上記の切り込みが入った防草緑化シートの設置は、立木やガードレールの支柱部分に防草緑化シート8の一辺より中心部に入った切り込み10部分から、中心部の切り込みシートが下に潜り込むことなく、立木等の根元部分を包み込むように立ち上げた状態で配置し、当該立ち上げ部分のシートは結束バンド11等にて結束固定、防草緑化シートの一辺からの切り込み部分は絞り込むように互いのシート部分を数センチ重ね合わせアンカーピン等の止ピンにて固定する。これにより除草が困難だった樹木の根元やガードレールの支柱部分の雑草も抑制される。
図5は、雑草の生育を抑制し、所望植物の繁茂を図る方法の防草緑化シート8を敷設した表面に 良質土(黒土等)、種子(草丈が短く横へのほふく力が強い洋芝センチピートグラステイフ・ブレア等)、肥料(高度化成肥料N15P15K15、コーティング肥料のハイコントロール)、保護材(乾燥草、もみ殻)、安定剤(粘着剤)に水を加え泥んこ状に混合した肥沃土12が数ミリの厚さで植穴13とラッセルネット7の網目を埋め込むように全面に塗付、雑草の抑制と植穴から所望植物を繁茂する方法を示したものである。
敷設された防草緑化シート面に種子混合の肥沃土を塗り付ける上記防草緑化方法は、太陽光からの熱を軽減し、シートの高蓄熱を抑えるとともに良質土と混合された種子は、飛来種子や一般の種子シートを附帯した緑化シート類よりも発芽・生育が早く、全体の約27パーセントを占める植穴を早期に覆い、雑草の発芽を抑制し、やがてほふく系芝で全面を覆い雑草の生育を抑制する。なお、防草緑化シートの植穴部分以外の防草部分に数ミリの厚さで塗られた肥沃土からは、生育に必要な基盤土の厚さがなく飛来種子が飛来発芽しても生育することはできません。
防草緑化方法は、雑草の生育を抑制し、所望の短草植物を繁茂させる防草と緑化を兼ね備えた緑化方法であり、施工が容易な上、破損や腐蝕がしにくく長期に渡り保持が可能な防草緑化シートにより、除草管理が必要な道路、法面、河川堤防等の緑化方法として、また雑草の背丈より低い杉や松の苗木(実生苗を含む)を保護育成し、景観形成等における自然環境の復元緑化方法として、これから大いに利用される可能性の高いものである。
1 コーティング紙
2 黒色ポリシート
3 不織布
4 防草シート
5 植孔
6 植穴付防草シート
7 ラッセルネット
8 防草緑化シート
9 立木
10 切り込み
11 結束バンド
12 肥沃土
13 植穴

Claims (2)

  1. コーティングされたクラフト紙とポリシートと保水性を有する不織布を重ね接着した防根シートに植穴を複数形成し、これに格子状ラッセルネットを張付けたことを特徴とする防草緑化シート。
  2. 請求項1に記載の防草緑化シートを敷設固定した表面に、泥んこ状の肥沃土(短草種子、良質土、もみ殻、乾燥草茎葉、肥料、粘着剤、水で混合したもの)を塗り付けることを特徴とする防草緑化方法。
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