JP2017131069A - チャージポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】 高耐圧キャパシタを用いることなく、キャパシタの破壊を防止することが可能なチャージポンプを提供する。【解決手段】 チャージポンプ1において、ノードS5には、キャパシタC14およびC15からなる直列キャパシタ部の一端が接続されている。このキャパシタC14およびC15間のノードN5は、電位規制対象ノードである。また、キャパシタC14およびC15からなる直列キャパシタ部が接続されたノードS5よりも電圧入力端子側のノードS3は、電位規制基準ノードである。電位規制対象ノードN5と電位規制基準ノードS3との間には、逆並列接続されたダイオードD7およびD8が介挿されている。これにより電位規制対象ノードN5の電位が電位規制基準ノードS3の電位を基準とした所定範囲内に規制される。【選択図】図1

Description

この発明は、チャージポンプに関する。
図14は、従来のチャージポンプの一例であるチャージポンプ5の構成を示す回路図である。図14に示すように、チャージポンプ5は、電圧入力端子と電圧出力端子の間に順に直列接続された整流素子であるダイオードD1〜D6を有する。ここで、ダイオードD1は、アノードが電圧入力端子と接続され、ダイオードD2は、アノードがダイオードD1のカソードに接続され、ダイオードD3は、アノードがダイオードD2のカソードに接続され、…という具合に、各ダイオードD1〜D6は直列に接続されている。そして、ダイオードD6のカソードは電圧出力端子と接続されている。従って、ダイオードD1〜D6の各々は、電圧入力端子から電圧出力端子に向かう電流を通過させる。キャパシタC1の一方の電極は、ダイオードD1のカソードとダイオードD2のアノードとの接続点であるノードS1に接続され、他方の電極にはクロック信号CLKが与えられる。さらに、キャパシタC2の一方の電極は、ダイオードD2のカソードとダイオードD3のアノードとの接続点であるノードS2に接続され、他方の電極にはクロック信号CLKBが与えられる。さらに、キャパシタC3の一方の電極は、ダイオードD3のカソードとダイオードD4のアノードとの接続点であるノードS3に接続され、他方の電極にはクロック信号CLKが与えられる。さらに、キャパシタC4の一方の電極は、ダイオードD4のカソードとダイオードD5のアノードとの接続点であるノードS4に接続され、他方の電極にはクロック信号CLKBが与えられる。さらに、キャパシタC5の一方の電極は、ダイオードD5のカソードとダイオードD6のアノードとの接続点であるノードS5に接続され、他方の電極にはクロック信号CLKが与えられる。この例において、クロック信号CLKおよびCLKBのHレベルは高電位電源電圧VDDのレベルであり、Lレベルは0Vである。
チャージポンプ5では、電圧入力端子に高電位電源電圧VDDが与えられた状態においてクロック信号CLKがHレベル、クロック信号CLKBがLレベルになると、ダイオードD1、D3およびD5を介したキャパシタC1、C3およびC5の充電が行われる。また、クロック信号CLKがLレベル、クロック信号CLKBがHレベルになると、ダイオードD2およびD4を介したキャパシタC2およびC4の充電が行われる。そして、クロック信号CLKおよびCLKBのレベル反転が繰り返されると、それに応じて上記の2種類の充電が交互に繰り返される。その結果、ノードS1〜S5の電位が定常状態に落ち着く。具体的には、クロック信号CLKがHレベルの場合は、ノードS1の電位がVDD−Vf、ノードS3の電位が(VDD−Vf)×3、ノードS5の電位が(VDD−Vf)×5となる。ここで、VfはダイオードD1〜D5の順方向電圧である。また、クロック信号CLKBがHレベルの場合は、ノードS2の電位が(VDD−Vf)×2、ノードS4の電位が(VDD−Vf)×4となる。以上説明したチャージポンプ5は、例えば特許文献1に開示されている。
特許第4851903号公報
ところで、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor;金属−酸化膜−半導体構造の電界効果トランジスタ)による半導体集積回路により実現されるチャージポンプでは、MOSFETによりキャパシタが構成される場合がある。この種のキャパシタのうち高耐圧キャパシタでない通常のキャパシタの耐圧は、例えば6Vである。上述した図14のチャージポンプ5において、VDD=3.3V、Vf=0.7Vであると、クロック信号CLKがHレベルの場合にキャパシタC5に掛かる電圧は、(VDD−Vf)×5−VDD=9.7Vとなるので、キャパシタC5に通常のキャパシタを用いると、キャパシタC5が破壊される可能性がある。そこで、キャパシタC5を高耐圧キャパシタとすることも考えられるが、キャパシタC5を高耐圧キャパシタとすると、チャージポンプ5が高価格になる問題がある。
そこで、キャパシタC5に高耐圧キャパシタを用いることなく、キャパシタC5に掛かる電圧を緩和するために、キャパシタC1〜C5の各々の代わりに、直列接続された2個のキャパシタからなる直列キャパシタ部を用いたチャージポンプ6が考えられている。図15は、このような直列キャパシタ部を有するチャージポンプ6の構成を示す回路図である。図15に示すように、チャージポンプ6では、キャパシタC1〜C5の各々の代わりに、キャパシタC6およびC7からなる直列キャパシタ部と、キャパシタC8およびC9からなる直列キャパシタ部と、キャパシタC10およびC11からなる直列キャパシタ部と、キャパシタC12およびC13からなる直列キャパシタ部と、キャパシタC14およびC15からなる直列キャパシタ部とが用いられている。キャパシタC6およびC7間のノードがノードN1であり、キャパシタC8およびC9間のノードがノードN2であり、キャパシタC10およびC11間のノードがノードN3であり、キャパシタC12およびC13間のノードがノードN4であり、キャパシタC14およびC15間のノードがノードN5である。ここで、キャパシタC14およびC15の容量値が同じであるとすると、VDD=3.3V、Vf=0.7Vであり、クロック信号CLKがHレベルである場合に、キャパシタC14およびC15に掛かる電圧の値の合計値は9.7Vであり、キャパシタC14およびC15の各々に掛かる電圧の値は9.7V/2=4.85Vになるので、キャパシタC14およびC15の破壊を防止することができる。
しかしながら、キャパシタにリーク電流や残留電荷が発生する状況では、直列接続された2個のキャパシタに均等に電圧が加わらない場合がある。例えばキャパシタC15に残留電荷が発生しており、キャパシタC15の両端間に正の電圧が発生していると、キャパシタC14およびC15の充電時に、キャパシタC15に掛かる電圧がキャパシタC14に掛かる電圧よりも大きくなり、キャパシタC15の耐圧を超えることがある。
図16は、キャパシタC15に残留電荷が発生しており、キャパシタC15の両端間に電圧8Vが発生している場合のチャージポンプ6の動作をシミュレーションした結果を示すタイムチャートである。図16では、ノードS5およびN5の電位と、クロック信号CLKとのシミュレーション結果が示されている。クロック信号CLKがHレベルの場合にキャパシタC15に掛かる電圧は、ノードN5の電位からクロック信号CLKのHレベルの電圧であるVDD=3.3Vを引いた値となる。例えば、キャパシタC15の耐圧が6Vであると、図16に示すように、キャパシタC15に掛かる電圧は耐圧を超えており、キャパシタC15は破壊される。
この発明は、以上説明した事情に鑑みてなされたものであり、高耐圧キャパシタを用いることなく、キャパシタの破壊を防止することが可能なチャージポンプを提供することを目的とする。
この発明は、電圧入力端子と電圧出力端子との間に直列に介挿された複数の整流素子と、前記複数の整流素子の隣り合った整流素子間のノードに一端が接続され、第1および第2のクロック信号のいずれかが他端に与えられる複数のキャパシタ部であって、前記複数のキャパシタ部の少なくとも一部のキャパシタ部が複数のキャパシタを直列接続してなる直列キャパシタ部である複数のキャパシタ部と、前記直列キャパシタ部の少なくとも1つにおける複数のキャパシタ間のノードを電位規制対象ノードとし、前記複数の整流素子の隣り合った整流素子間のノードのうち当該電位規制対象ノードを含む直列キャパシタ部の接続されたノードよりも前記電圧入力端子側のノードである電位規制基準ノードとし、前記電位規制対象ノードおよび前記電位規制基準ノード間に介挿された電位規制用整流素子とを具備することを特徴とするチャージポンプを提供する。
この発明によれば、電位規制対象ノードと電位規制基準ノードとの間に電位規制用整流素子が介挿されているため、電位規制対象ノードの電位は、電位規制基準ノードの電位を基準とした所定の範囲内に規制される。従って、電位規制対象ノードの直列キャパシタ部の各キャパシタに掛かる電圧を所定の範囲内に収めることができる。従って、当該直列キャパシタ部の各キャパシタが破壊されることを防止することができる。
好ましい態様において、前記電位規制用整流素子は、前記複数の整流素子の隣り合った整流素子間のノードのうち前記電圧出力端子に最も近いノードに一端が接続された前記直列キャパシタ部における複数のキャパシタ間のノードを前記電位規制対象ノードとする。
複数の整流素子の隣り合った整流素子間のノードのうち最も電圧出力端子に近いノードに一端が接続された直列キャパシタ部には、他の整流素子間のノードに一端が接続された直列キャパシタ部よりも大きな電圧が印加される。この態様によれば、そのような大きな電圧の印加される直列キャパシタ部の各キャパシタを破壊から保護することができる。
好ましい態様において、前記電位規制用整流素子は、共通の前記電位規制対象ノードと共通の前記電位規制基準ノードとを各々有し、互いに逆極性である第1および第2の電位規制用整流素子を含む。
この態様によれば、電位規制対象ノードの電位を、電位規制基準ノードの電位の近傍の範囲内に規制することができる。
好ましい態様において、前記電位規制用整流素子は、共通の前記電位規制対象ノードと互いに異なる前記電位規制基準ノードとを各々有し、互いに逆極性である第1および第2の電位規制用整流素子を含む。具体的には、前記複数の整流素子は、前記電圧入力端子から前記電圧出力端子に向かう電流を通過させるものであり、前記第1の電流規制用整流素子は、前記電位規制対象ノードにアノードが接続され、前記電位規制基準ノードにカソードが接続され、前記第2の電流規制用整流素子は、前記電位規制対象ノードにカソードが接続され、前記電位規制基準ノードにアノードが接続され、前記第2の電流規制用整流素子の電位規制基準ノードは前記第1の電位規制基準ノードよりも前記電圧入力端子側にある。あるいは前記複数の整流素子は、前記電圧出力端子から前記電圧入力端子に向かう電流を通過させるものであり、前記第1の電流規制用整流素子は、前記電位規制対象ノードにカソードが接続され、前記電位規制基準ノードにアノードが接続され、前記第2の電流規制用整流素子は、前記電位規制対象ノードにアノードが接続され、前記電位規制基準ノードにカソードが接続され、前記第2の電流規制用整流素子の電位規制基準ノードは前記第1の電位規制基準ノードよりも前記電圧入力端子側にある。
この態様によれば、電位規制対象ノードの電位は、第1の電位規制基準ノードの電位の近傍の電位から第2の電位規制基準ノードの電位の近傍の電位までの範囲内に規制される。
好ましい態様において、前記電流規制対象ノードを含む直列キャパシタ部と、前記電流規制基準ノードに接続されたキャパシタ部には、同相のクロック信号が供給され、前記電流規制対象ノードおよび前記電流規制基準ノード間の電流規制用整流素子の両端間には、寄生容量が介在する。
この態様によれば、寄生容量を介した電流規制対象ノードおよび電流規制基準ノード間のカップリングがあるため、クロック信号のエッジによる電流規制対象ノードの電位変化に応じて電位規制基準ノードの電位が変化する。これにより電圧出力端子からの電流供給量が増加する。
好ましい態様において、前記第1の電位規制用整流素子は、MOSFETのドレインおよびウェル間のPN接合からなる寄生ダイオードである。あるいは前記第1の電位規制用整流素子と前記第2の電位規制用整流素子の少なくとも一方は、MOSFETのドレインおよびウェル間のPN接合からなる寄生ダイオードである。
好ましい態様において、前記第1の電位規制用整流素子と前記第2の電位規制用整流素子の少なくとも一方は、MOSFETの寄生ダイオードである。
好ましい態様において、チャージポンプは、前記電位規制対象ノードおよび前記電位規制基準ノードの一方にウェルとソースとが接続されるとともに、他方にゲートおよびドレインが接続されたMOSFETを有し、前記第1および第2の電位規制用整流素子の一方は、前記MOSFETのドレインおよびウェル間のPN接合からなる寄生ダイオードであり、他方は当該MOSFETである。
この態様によれば、第1および第2の電位規制用整流素子として1つのトランジスタを用いることができ、半導体基板におけるチャージポンプの所要面積を他の態様よりも小さくすることができる。
他の好ましい態様において、前記MOSFETは、第1の導電型のウェル内に形成された第2の導電型のウェルに形成されており、前記MOSFETのドレインおよびゲートが前記第1の導電型のウェルに接続されている。
この発明の第1実施形態であるチャージポンプ1の構成を示す回路図である。 同チャージポンプ1のダイオードD7およびD8の各々を実現するPチャネルトランジスタT1およびT2の基板構造を示す断面図である。 同チャージポンプ1の動作をシミュレーションした結果を示すタイムチャートである。 この発明の第2実施形態であるチャージポンプ2の構成を示す回路図である。 この発明の第3実施形態であるチャージポンプ3の構成を示す回路図である。 この発明の第4実施形態であるチャージポンプ4の構成を示す回路図である。 同チャージポンプ4の動作をシミュレーションした結果を示すタイムチャートである。 変形例(3)を説明するための断面図である。 変形例(4)を説明するための断面図である。 変形例(5)を説明するための断面図である。 変形例(6)を説明するための回路図である。 変形例(6)を説明するための回路図である。 変形例(6)を説明するための回路図である。 従来のチャージポンプ5の構成を示す回路図である。 従来のチャージポンプ6の構成を示す回路図である。 同チャージポンプ6の動作をシミュレーションした結果を示すタイムチャートである。
以下、図面を参照し、この発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
(A:構成)
図1は、この発明の第1実施形態であるチャージポンプ1の構成を示す回路図である。本実施形態によるチャージポンプ1は、従来のチャージポンプ6(図15参照)に第1および第2の電位規制用整流素子であるダイオードD7およびD8を付け加えた構成となっている。ダイオードD7およびD8以外はチャージポンプ1とチャージポンプ6は同一である。従って、図1において、図15に示されたものと同一の構成要素には同一の符号を付けて、その説明を省略する。以下ではダイオードD7およびD8を中心に説明する。
図1に示すように、チャージポンプ1において、電圧入力端子と電圧出力端子との間に直列に介挿されたダイオードD1〜D6の隣り合ったダイオード間のノードS1〜S5のうち最も電圧出力端子に近いノードS5には、キャパシタC14およびC15からなる直列キャパシタ部の一端が接続されている。本実施形態では、このキャパシタC14およびC15間のノードN5を電位規制対象ノードとしている。また、本実施形態では、キャパシタC14およびC15からなる直列キャパシタ部が接続されたノードS5よりも電圧入力端子側のノードS3を電位規制基準ノードとしている。そして、本実施形態では、電位規制対象ノードN5と電位規制基準ノードS3との間に、逆並列接続されたダイオードD7およびD8が介挿されている。具体的には、ダイオードD7のアノードとダイオードD8のカソードが電位規制対象ノードN5に接続されており、ダイオードD7のカソードとダイオードD8のアノードが電位規制基準ノードS3に接続されている。
図2は、ダイオードD7およびD8の各々を実現するPチャネルMOSFET(以下、単にトランジスタという。)T1およびT2の構造を示す断面図である。P型基板上の各々別個のNウェルにPチャネルトランジスタT1およびT2が各々独立して設けられている。図2に示すように、PチャネルトランジスタT1のドレインが電位規制対象ノードN5に接続され、PチャネルトランジスタT1のゲートおよびソースとNウェルとが電位規制基準ノードS3に接続されている。PチャネルトランジスタT1のゲートおよびソースとNウェルとが同電位であるので、PチャネルトランジスタT1はOFFとなる。ノードN5の電位がノードS3の電位にVfを足した値よりも高い場合、PチャネルトランジスタT1のドレインからNウェルに電流が流れるが、ノードN5の電位がノードS3の電位からVfを引いた値よりも低い場合、NウェルからPチャネルトランジスタT1のドレインに電流が流れることがない。このように、PチャネルトランジスタT1はドレインをアノード、NウェルをカソードとするダイオードD7として機能する。
さらに、図2に示すように、PチャネルトランジスタT2のドレインが電位規制基準ノードS3に接続され、PチャネルトランジスタT2のゲートおよびソースとNウェルとが電位規制対象ノードN5に接続されている。PチャネルトランジスタT2のゲートおよびソースとNウェルとが同電位であるので、PチャネルトランジスタT2はOFFとなる。ノードN5の電位がノードS3の電位からVfを引いた値よりも低い場合、PチャネルトランジスタT2のドレインからNウェルに電流が流れるが、ノードN5の電位がノードS3の電位にVfを足した値よりも高い場合、NウェルからPチャネルトランジスタT2のドレインに電流が流れることがない。このようにPチャネルトランジスタT2はドレインをアノード、NウェルをカソードとするダイオードD8として機能する。
以上が、チャージポンプ1の構成である。
(B:動作)
次に、チャージポンプ1の動作について説明する。仮にキャパシタC6〜C15に残留電荷がない状態でチャージポンプ1の動作を開始させると、上述したように、クロック信号CLKがHレベルの場合の各ノードの電位は、ノードS1の電位がVDD−Vf、ノードS3の電位が(VDD−Vf)×3、ノードS5の電位が(VDD−Vf)×5となる。また、クロック信号CLKがHレベルの場合、キャパシタC14およびC15間の電位規制対象ノードN5の電位は、ノードS5の電位とクロック信号CLKの電位VDDとの中間の電位、すなわち、((VDD−Vf)×5+VDD)/2=((VDD−Vf)×5+VDD−Vf)/2+Vf/2=3(VDD−Vf)+Vf/2となり、ノードS3の電位に近い電位となる。また、キャパシタC10およびC11からなる直列キャパシタ部と、キャパシタC14およびC15からなる直列キャパシタ部には同相のクロック信号CLKが与えられる。従って、ノードS3の電位はノードN5の電位に連動し、前者が上昇するときは後者が上昇し、前者が低下するときは後者が低下する。
そこで、本実施形態では、電位規制対象ノードN5と電位規制基準ノードS3との間に第1および第2の電位規制用整流素子であるダイオードD7およびD8が介挿されている。従って、例えば残留電荷の影響により、キャパシタC14およびC15の一方の充電電圧が他方の充電電圧よりも増加したとしても、ダイオードD7およびD8により電位規制対象ノードN5の電位を電位規制基準ノードS3の電位±Vfの範囲内に規制する動作が行われる。具体的には、例えば電位規制対象ノードN5の電位が電位規制基準ノードS3の電位に順方向Vfを足した値よりも高くなると、電位規制対象ノードN5からダイオードD7を経由して電位規制基準ノードS3に電流が流れ、電位規制対象ノードN5の電位の上昇が妨げられる。また、電位規制対象ノードN5の電位が電位規制基準ノードS3の電位からVfを引いた値よりも低くなると、電位規制基準ノードS3からダイオードD8を経由して電位規制対象ノードN5に電流が流れ、電位規制対象ノードN5の電位の低下が妨げられる。このように電位規制対象ノードN5の電位の規制が行われるため、キャパシタC14およびC15のいずれかの充電電圧が過剰になってキャパシタC14およびC15のいずれかが破壊に至るのを防止することができる。
図3は、キャパシタC15の残留電荷の発生により、チャージポンプ1の動作前の電位規制対象ノードN5の電位が8Vである場合のチャージポンプ1の動作をシミュレーションした結果を示すタイムチャートである。図3では、ノードS3、S5およびN5の電位と、クロック信号CLKとのシミュレーション結果が示されている。このシミュレーション結果によると、クロック信号CLKがHレベルである場合の電位規制基準ノードS3の電位は7.8Vであるが、電位規制対象ノードN5の電位は、この電位規制基準ノードS3の電位7.8Vに対してVfを加えた8.3Vに規制されている。従って、クロック信号CLKがHレベルの場合、キャパシタC14に掛かる電圧値は、ノードS5の電位10.6VからノードN5の電位8.3Vを引いた電圧値2.3Vとなり、キャパシタC15に掛かる電圧の値は、ノードN5の電位8.3Vからクロック信号CLKのHレベルの電圧であるVDD=3.3Vを引いた電圧値5.0Vとなる。例えば、キャパシタC14およびC15の耐圧が6Vである場合、図3に示すように、キャパシタC14およびC15の各々に掛かる電圧は耐圧を超えることがないので、キャパシタC14およびC15が破壊されることがない。
以上のように、本実施形態によれば、電位規制対象ノードN5の電位の規制が行われるため、キャパシタC14およびC15のいずれかが破壊に至るのを防止することができる。また、本実施形態において、電位規制対象ノードN5を中間に含むキャパシタC14およびC15と、電位規制基準ノードS3に接続されたキャパシタC10およびC11に同相のクロック信号CLKが与えられる。この場合、クロック信号CLKの立ち上がり時に、ダイオードD7およびD8を構成する各トランジスタのゲートおよびソース(ドレイン)間の寄生容量によりノードN5およびS3間のカップリングが生じ、ノードS3の電位を上昇させる。これにより、チャージポンプ1の電圧出力端子からの電流供給量が増加するという効果が得られる。
<第2実施形態>
図4は、この発明の第2実施形態であるチャージポンプ2の構成を示す回路図である。本実施形態によるチャージポンプ2は、従来のチャージポンプ6(図15参照)にダイオードD8を付け加えた構成となっている。図4に示すように、チャージポンプ2では、ノードS3とノードN5間にダイオードD8が介挿されている。具体的には、ダイオードD8のアノードはノードS3に接続されており、カソードはノードN5に接続されている。
この態様では、ダイオードD8が無い場合に比べて、キャパシタC14に掛かる電圧の値を一定の値以下にすることができ、キャパシタC14の破壊を防止することができる。
<第3実施形態>
図5は、この発明の第3実施形態であるチャージポンプ3の構成を示す回路図である。本実施形態によるチャージポンプ3は、従来のチャージポンプ6(図15参照)にダイオードD7を付け加えた構成となっている。図5に示すように、チャージポンプ3では、ノードS3とノードN5間にダイオードD7が介挿されている。具体的には、ダイオードD7のアノードはノードN5に接続されており、カソードはノードS3に接続されている。
この態様によれば、ダイオードD7が無い場合に比べて、キャパシタC15に掛かる電圧の値を一定の値以下にすることができ、キャパシタC15の破壊を防止することができる。
<第4実施形態>
図6は、この発明の第4実施形態であるチャージポンプ4の構成を示す回路図である。本実施形態によるチャージポンプ4は、従来のチャージポンプ6(図15参照)にダイオードD9およびD10を付け加えた構成となっている。図6に示すように、チャージポンプ4では、ノードS3とノードN5間に逆並列接続されたダイオードD9およびD10が介挿されている。具体的には、ダイオードD9のアノードはノードN5に接続されており、カソードはノードS4に接続されている。さらに、ダイオードD10のアノードはノードS2に接続されており、カソードはノードN5に接続されている。
本実施形態では、電位規制対象ノードN5と第1の電位規制基準ノードS4との間に第1の電位規制用整流素子であるダイオードD9が介挿され、電位規制対象ノードN5と第2の電位規制基準ノードS2との間に第2の電位規制用整流素子であるダイオードD10が介挿されている。従って、例えば残留電荷の影響により、キャパシタC14およびC15の一方の充電電圧が他方の充電電圧よりも増加したとしても、ダイオードD9およびD10により電位規制対象ノードN5の電位を第2の電位規制基準ノードS2の電位−Vfと第1の電位規制基準ノードS4の電位+Vfとの範囲内に規制する動作が行われる。具体的には、例えばノードN5の電位がノードS4の電位に順方向電圧Vfを足した値よりも高くなると、ノードN5からダイオードD9を経由してノードS4に電流が流れ、ノードN5の電位の上昇が妨げられる。また、ノードN5の電位がノードS2の電位からVfを引いた値よりも低くなると、ノードS2からダイオードD10を経由してノードN5に電流が流れ、ノードN5の電位の低下が妨げられる。このように電位規制対象ノードN5の電位の規制が行われるため、キャパシタC14およびC15のいずれかの充電電圧が過剰になってキャパシタC14およびC15のいずれかが破壊に至るのを防止することができる。
図7は、キャパシタC15の残留電荷の発生により、チャージポンプ4の動作前のノードN5の電位が8Vである場合のチャージポンプ4の動作をシミュレーションした結果を示すタイムチャートである。図7では、ノードS2、S4、S5およびN5の電位と、クロック信号CLKとのシミュレーション結果が示されている。このシミュレーション結果によると、クロック信号CLKがHレベルである場合のノードS4の電位は7.5Vであるが、電位規制対象ノードN5の電位は、このノードS4の電位7.5Vに対してVfを加えた8.0Vに規制されている。従って、クロック信号CLKがHレベルの場合、キャパシタC14に掛かる電圧値は、ノードS5の電位10.6VからノードN5の電位8.0Vを引いた電圧値2.6Vとなり、キャパシタC15に掛かる電圧の値は、ノードN5の電位8.0Vからクロック信号CLKのHレベルの電圧であるVDD=3.3Vを引いた電圧値4.7Vとなる。例えば、キャパシタC14およびC15の耐圧が6Vである場合、図7に示すように、キャパシタC14およびC15の各々に掛かる電圧は耐圧を超えることがないので、キャパシタC14およびC15が破壊されることがない。
この態様によれば、上記第1実施形態と同様と同様な効果が得られる。また、本実施形態によれば、上記第1実施形態の効果に加え、電位規制対象ノードN5の電位が収まる範囲を上記第1実施形態に比べて緩和することができる。従って、電位規制用整流素子D9およびD10がチャージポンプ4の動作に与える影響を減らしつつキャパシタC14およびC15に掛かる電圧が過大になるのを防止することができる。
<他の実施形態>
以上、この発明の各実施形態について説明したが、この発明には、これ以外にも他の実施形態が考えられる。例えば次の通りである。
(1)上記各実施形態において示した各電圧の値は一例であり、これらの値に限られることはない。例えば、VDD=5Vであってもよい。
(2)上記各実施形態では、キャパシタC6〜C15の耐圧は6Vであったが、これに限られることはない。
(3)上記第1実施形態では、ダイオードD7およびD8の各々をPチャネルトランジスタT1およびT2の各々により実現していたが、ダイオードD7およびD8の両者を1つのトランジスタにより実現してもよい。すなわち、電位規制対象ノードおよび電位規制基準ノードの一方にウェルとソースとが接続されるとともに、他方にゲートおよびドレインが接続されたトランジスタを設け、第1および第2の電位規制用整流素子の一方を、当該トランジスタのドレインおよびウェル間のPN接合からなる寄生ダイオードにより実現し、他方は当該トランジスタにより実現するのである。
図8は、ダイオードD7およびD8を実現するPチャネルトランジスタT3の構造を示す断面図である。図8に示すように、PチャネルトランジスタT3は、P型基板上のNウェルに設けられている。PチャネルトランジスタT3のドレインおよびゲートは、電位規制対象ノードN5に接続され、PチャネルトランジスタT3のソースとNウェルとは電位規制基準ノードS3に接続されている。この構成において、PチャネルトランジスタT3のドレイン(P型拡散層)およびNウェル間のPN接合は第1の電位規制用整流素子であるダイオードD7として機能する。また、PチャネルトランジスタT3は、第2の電位規制用整流素子であるダイオードD8として機能する。
さらに詳述すると、電位規制対象ノードN5の電位が電位規制基準ノードS3の電位に上記PN接合の順方向電圧Vfを足した値よりも高い場合、PチャネルトランジスタT3のドレインからNウェルに電流が流れる。ただし、PチャネルトランジスタT3はOFFとなる。一方、電位規制対象ノードN5の電位が電位規制基準ノードS3の電位からPチャネルトランジスタT3の閾値電圧Vthを引いた電位よりも低い場合、PチャネルトランジスタT3がONとなり、電位規制基準ノードS3から電位規制対象ノードN5に電流が流れる。ただし、このときPチャネルトランジスタT3のドレインおよびNウェル間のPN接合は逆バイアスされるので、PN接合に電流は流れない。この態様によれば、PチャネルトランジスタT3のみでダイオードD7およびD8の両者を実現できるので、上記第1実施形態よりも回路面積を小さくすることができる。
(4)上記第1実施形態では、ダイオードD7およびD8の各々をPチャネルトランジスタT1およびT2の各々により実現していたが、2個のNチャネルトランジスタにより実現してもよい。
図9は、ダイオードD7およびD8を実現するNチャネルトランジスタT4およびT5の構造を示す断面図である。P型基板上の各々別個のディープNウェルにPウェルが各々設けられ、このPウェルにNチャネルトランジスタT4およびT5が各々設けられている。図9に示すように、NチャネルトランジスタT4のゲートおよびソースとPウェルとディープNウェルとがノードN5に接続され、NチャネルトランジスタT4のドレインがノードS3に接続されている。NチャネルトランジスタT4のゲートおよびソースとPウェルとディープNウェルとが同電位であるので、NチャネルトランジスタT4はOFFとなる。ノードN5の電位がノードS3の電位にVfを足した値よりも高い場合、PウェルからNチャネルトランジスタT4のドレインに電流が流れるが、ノードN5の電位がノードS3の電位からVfを引いた値よりも低い場合、NチャネルトランジスタT4のドレインからPウェルに電流が流れることがない。このため、NチャネルトランジスタT4はダイオードD7を実現する。同様に、NチャネルトランジスタT5はダイオードD8を実現する。
(5)変形例(3)では、1個のPチャネルトランジスタによりダイオードD7およびD8を実現したが、1個のNチャネルトランジスタによりダイオードD7およびD8を実現してもよい。図10は、ダイオードD7およびD8を実現するNチャネルトランジスタT6の構造を示す断面図である。この変形例において、NチャネルトランジスタT6は、ディープNウェル内に形成されたPウェル内に形成されている。また、トランジスタT6のドレインおよびゲートがディープNウェルに接続されている点にある。他の点は変形例(3)と同様である。
(6)上記第1および第2実施形態では、ノードN5とノードS3との間に電位規制用整流素子を介挿したが、ノードN5と、電圧入力端子および電圧出力端子間に直列接続された複数のダイオード間のノードのうちノードS3以外のノードとの間に電位規制用整流素子を介挿してもよい。図11に示す例では、ダイオードD8のカソードがノードN5に、アノードがノードS2に接続されている。また、図12に示す例では、ダイオードD7のアノードがノードN5に、カソードがノードS2に接続されている。また、図13に示す例では、ダイオードD7のアノードがノードN5に、カソードがノードS4に接続されている。これらの態様においても、電位規制対象ノードN5の電位が適切に規制され、キャパシタC14およびC15を破壊から保護することができる。
図11および図12の構成では、ノードN5を中間に含むキャパシタC14およびC15にクロック信号CLKが供給されるのに対し、ノードS2に接続されたキャパシタC
8およびC9にはクロック信号CLKと逆相のクロック信号CLKBが供給される。このため、図11に示すダイオードD8と図12に示すダイオードD7の両方を設けると、ノードN5の電位が過剰に規制され、チャージポンプの動作に支障を来す。そこで、図11および図12では、ダイオードD8またはD7の一方のみが設けられている。
(7)上記各実施形態では、チャージポンプはキャパシタの接続点に接続されたダイオードを1または2個有していたが、ダイオードを3個以上有していてもよい。
(8)上記各実施形態では、キャパシタに掛かる電圧を緩和するために、直列接続された2個のキャパシタを用いたが、3個以上が直列接続されたキャパシタを用いてもよい。さらに、ノードS1〜S5に直列接続されたキャパシタの数が一致していなくてもよい。例えば、ノードS1〜S2にはキャパシタが1個だけ接続されており、ノードS3〜S5には直列接続された2個のキャパシタが接続されていてもよい。
(9)上記各実施形態は、電圧出力端子から出力される電圧VPPHは正電圧であったが、ダイオードD1〜D6の向きを反転させて、電圧出力端子から負電圧の電圧VPPHを出力させてもよい。ただし、この場合、第4実施形態では、ダイオードD9およびD10のアノードとカソードを逆にする必要がある。このようにすることで、電位規制対象ノードN5の電位を一定の範囲内に収めることができる。
1〜5……チャージポンプ、D1〜D10……ダイオード、C1〜C15……キャパシタ、T1〜T6……トランジスタ、S1〜S5,N1〜N5……ノード。

Claims (11)

  1. 電圧入力端子と電圧出力端子との間に直列に介挿された複数の整流素子と、
    前記複数の整流素子の隣り合った整流素子間のノードに一端が接続され、第1および第2のクロック信号のいずれかが他端に与えられる複数のキャパシタ部であって、前記複数のキャパシタ部の少なくとも一部のキャパシタ部が複数のキャパシタを直列接続してなる直列キャパシタ部である複数のキャパシタ部と、
    前記直列キャパシタ部の少なくとも1つにおける複数のキャパシタ間のノードを電位規制対象ノードとし、前記複数の整流素子の隣り合った整流素子間のノードのうち当該電位規制対象ノードを含む直列キャパシタ部の接続されたノードよりも前記電圧入力端子側のノードである電位規制基準ノードとし、前記電位規制対象ノードおよび前記電位規制基準ノード間に介挿された電位規制用整流素子と
    を具備することを特徴とするチャージポンプ。
  2. 前記電位規制用整流素子は、前記複数の整流素子の隣り合った整流素子間のノードのうち前記電圧出力端子に最も近いノードに一端が接続された前記直列キャパシタ部における複数のキャパシタ間のノードを前記電位規制対象ノードとする
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ。
  3. 前記電位規制用整流素子は、共通の前記電位規制対象ノードと共通の前記電位規制基準ノードとを各々有し、互いに逆極性である第1および第2の電位規制用整流素子を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のチャージポンプ。
  4. 前記電位規制用整流素子は、共通の前記電位規制対象ノードと互いに異なる前記電位規制基準ノードとを各々有し、互いに逆極性である第1および第2の電位規制用整流素子を含むことを特徴とする請求項1または2に記載のチャージポンプ。
  5. 前記複数の整流素子は、前記電圧入力端子から前記電圧出力端子に向かう電流を通過させるものであり、
    前記第1の電流規制用整流素子は、前記電位規制対象ノードにアノードが接続され、前記電位規制基準ノードにカソードが接続され、
    前記第2の電流規制用整流素子は、前記電位規制対象ノードにカソードが接続され、前記電位規制基準ノードにアノードが接続され、
    前記第2の電流規制用整流素子の電位規制基準ノードは前記第1の電位規制基準ノードよりも前記電圧入力端子側にあることを特徴とする請求項4に記載のチャージポンプ。
  6. 前記複数の整流素子は、前記電圧出力端子から前記電圧入力端子に向かう電流を通過させるものであり、
    前記第1の電流規制用整流素子は、前記電位規制対象ノードにカソードが接続され、前記電位規制基準ノードにアノードが接続され、
    前記第2の電流規制用整流素子は、前記電位規制対象ノードにアノードが接続され、前記電位規制基準ノードにカソードが接続され、
    前記第2の電流規制用整流素子の電位規制基準ノードは前記第1の電位規制基準ノードよりも前記電圧入力端子側にあることを特徴とする請求項4に記載のチャージポンプ。
  7. 前記電流規制対象ノードを含む直列キャパシタ部と、前記電流規制基準ノードに接続されたキャパシタ部には、同相のクロック信号が供給され、
    前記電流規制対象ノードおよび前記電流規制基準ノード間の電流規制用整流素子の両端間には、寄生容量が介在することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1の請求項に記載のチャージポンプ。
  8. 前記第1の電位規制用整流素子は、MOSFETのドレインおよびウェル間のPN接合からなる寄生ダイオードである
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1の請求項に記載のチャージポンプ。
  9. 前記第1の電位規制用整流素子と前記第2の電位規制用整流素子の少なくとも一方は、MOSFETのドレインおよびウェル間のPN接合からなる寄生ダイオードである
    ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1の請求項に記載のチャージポンプ。
  10. 前記電位規制対象ノードおよび前記電位規制基準ノードの一方にウェルとソースとが接続されるとともに、他方にゲートおよびドレインが接続されたMOSFETを有し、
    前記第1および第2の電位規制用整流素子の一方は、前記MOSFETのドレインおよびウェル間のPN接合からなる寄生ダイオードであり、他方は当該MOSFETである
    ことを特徴とする請求項3に記載のチャージポンプ。
  11. 前記MOSFETは、第1の導電型のウェル内に形成された第2の導電型のウェルに形成されており、
    前記MOSFETのドレインおよびゲートが前記第1の導電型のウェルに接続されていることを特徴とする請求項10に記載のチャージポンプ。
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