JP2003033006A - チャージポンプ回路 - Google Patents

チャージポンプ回路

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JP2003033006A
JP2003033006A JP2001218242A JP2001218242A JP2003033006A JP 2003033006 A JP2003033006 A JP 2003033006A JP 2001218242 A JP2001218242 A JP 2001218242A JP 2001218242 A JP2001218242 A JP 2001218242A JP 2003033006 A JP2003033006 A JP 2003033006A
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JP
Japan
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charge transfer
transfer mos
voltage
mos transistor
pump circuit
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JP2001218242A
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Inventor
Takao Nano
隆夫 名野
Akira Uemoto
彰 植本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高効率で大出力電流のチャージポンプ回路を実
現することができると共に、リセット時には消費電力を
大幅に削減する。 【解決手段】チャージポンプ回路において、電荷転送用
MOSトランジスタM1〜M4のバックゲートバイアス
効果を防止するために、各電荷転送用MOSトランジス
タM1〜M4のソースSと基板Bとを接続する。そし
て、制御信号(例えば、リセット信号)に応じて電荷転
送MOSトランジスタM1への入力電圧の供給を遮断す
るためのPチャネル型MOSトランジスタ11、電荷転
送用MOSトランジスタM4からの出力電圧Voutを接
地電圧0Vに強制的に固定するためのPチャネル型MO
Sトランジスタ14を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源回路等に用い
られるチャージポンプ回路に関し、特に高効率、大電流
出力を可能としたチャージポンプ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のビデオカメラ、デジタルスチール
カメラ(DSC)、DSCフォーン等の映像機器は、その映像
を取り込むためにCCD(Charge Coupled Devices)を使
用している。CCDを駆動するためのCCD駆動回路は、プラ
ス、マイナスの高電圧(十数V)で且つ大電流(数mA)
の電源回路を必要とする。従来、この高電圧はスイッチ
ングレギュレータを用いて生成している。
【0003】スイッチングレギュレータは高性能、即ち
高い電力効率(出力電力/入力電力)にて、高電圧を生
成することができる。しかし、この回路は電流のスイッ
チング時に高調波ノイズを発生する欠点があり、電源回
路をシールドして用いなければならない。更に外部部品
としてコイルを必要とする。
【0004】一方チャージポンプ回路は、小ノイズで高
電圧を生成できるが、従来より電力効率が悪いという欠
点があり、電力効率を最優先の仕様とする携帯機器の電
源回路として、これを使用することはできない。そこ
で、高性能のチャージポンプ回路が実現できれば、携帯
機器の小型化に貢献できる。
【0005】従来の最も基本的なチャージポンプ回路と
してディクソン(Dickson)チャージポンプ回路が知ら
れいる。この回路は、例えば技術文献「John F.Dickson
On-chip High-Voltage Generation in MNOS Integrate
d Circuits Using an Improved V oltage Multiplier T
echnique IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUITS,VOL.
SC-11,NO.3 pp.374-378 JUNE 1976.」に詳しく記載され
ている。図12は4段のディクソン・チャージポンプ回
路を示す概略回路図である。
【0006】図12において5つのダイオードが直列接
続されている。Cは結合容量、CLは出力容量、CLKとC
LKBは互いに逆相の入力クロックパルスである。また、
51はクロックドライバー、52は電流負荷である。
【0007】安定状態において、出力に定電流Ioutが流
れる場合、チャージポンプ回路への入力電流は、入力電
圧Vinからの電流とクロックドライバーから供給され
る電流となる。これらの電流は、寄生容量への充放電電
流を無視すると次のようになる。Φ1=ハイ(High)、Φ
2=ロウ(Low)の期間、図中の実線矢印の方向に2Iout
の平均電流が流れる。また、Φ1=ロウ(Low)、Φ2=
ハイ(High)の期間、図の破線矢印の方向に2Ioutの平
均電流が流れる。クロックサイクルでのこれらの平均電
流は全てIoutとなる。安定状態におけるチャージポンプ
回路の昇圧電圧Voutは以下のように表わされる。
【0008】
【数1】
【0009】ここで、Vφは各接続ノードにおいて、ク
ロックパルスの変化に伴い結合容量によって生じる電圧
振幅である。Vlは出力電流Ioutによって生じる電圧降
下、Vinは入力電圧であり、通常プラス昇圧では電源
電圧Vdd、マイナス昇圧では0Vとしている。Vdは順
方向バイアスダイオード電圧(Forward bias diode vol
tage)nはポンピング段数である。更に、Vl とVφは次
式で表される。
【0010】
【数2】
【0011】
【数3】
【0012】ここで、Cはクロック結合容量(clock cou
pling capacitance)、CSは各接続ノードにおける寄生
容量(stray capacitance at each node)、Vφはクロッ
クパルスの振幅(clock pulse amplitude)、fはクロ
ックパルスの周波数、Tはクロック周期(clock period)
である。チャージポンプ回路の電力効率は、クロックド
ライバーから寄生容量に流れる充放電電流を無視し、V
in=Vddとすると以下の式で表される。
【0013】
【数4】
【0014】上述したように、チャージポンプ回路にお
いては、ダイオードを電荷転送素子(charge transfer d
evice)として用いて電荷を次段へと次々に転送すること
により昇圧を行っている。
【0015】MOS集積回路への搭載を考えると、プロ
セスへの適合性からpn接合のダイオードよりMOSト
ランジスタを使用する方が実現しやすい。そこで、電荷
転送用素子としてダイオードの代わりにMOSトランジ
スタを用いることが提案された。この場合は式(1)に
おいて、VdはMOSトランジスタの閾値電圧(thresho
ld voltage)Vtとなる。
【0016】しかしながら、従来のチャージポンプ回路
では、Vt分だけ電圧ロスが生じてしまう。そこで、本
願出願人は、電荷転送用MOSトランジスタの閾値電圧
Vtに起因する電圧ロスを無くして高効率かつ大出力電
流のチャージポンプ回路を提案した(特願2000−0
16442号)。
【0017】その概要は、図13において、電荷転送用
MOSトランジスタM1〜M4のゲートソース間電圧V
gs(オン時)を高くする(例えばクロックドライバー
の電源電圧Vddの2倍)と共に、ゲートソース間電圧
Vgs(オン時)を各電荷転送用MOSトランジスタに
対して一定値に近づけることにより電荷転送用MOSト
ランジスタの最適設計を図ったものである。
【0018】また、電荷転送用MOSトランジスタM1
〜M4のバックゲートバイアス効果による閾値電圧Vt
の増大を抑制するために、ソースSと基板Bとを接続し
た。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、チャージポ
ンプ回路を例えば液晶パネルの電源回路として用いる場
合、液晶パネルの不使用時にはチャージポンプ回路の動
作を停止させ、消費電力を抑えることが必要である。
【0020】図13のチャージポンプ回路において、ク
ロックCLKB及びその反転クロックCLKBを停止す
れば、チャージポンプ動作は停止する。しかしながら、
本発明者の検討したところ、この停止状態においても出
力は0Vにならず、しかも電流負荷52(例えば、液晶
パネル)に定常的に電流が流れてしまうという問題があ
った。
【0021】この原因は以下の通りである。上述したよ
うに、電荷転送用MOSトランジスタM1〜M4のソー
スS1〜S4と基板B1〜B4とが接続されているため
に、電荷転送用MOSトランジスタM1〜M4に寄生ダ
イオードD1〜D4が順方向に直列接続される。したが
って、クロックCLKB及びその反転クロックCLKB
を停止した場合、出力電圧Voutは、Vin−4Vbi
となり、0V(接地電圧)とはならない。ここで、Vi
nは初段の電荷転送用MOSトランジスタM1のソース
Sに印加される入力電圧(例えば、Vdd)であり、V
biは寄生ダイオードD1〜D4の順方向オン電圧であ
る。
【0022】このため、クロックCLKB及びその反転
クロックCLKBの発生を停止しても、出力電圧Vout
が電流負荷52(例えば、液晶パネル)に供給され、電
力が消費されてしまう。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述したように、クロッ
クドライバーからのクロックパルスを停止することによ
り、チャージポンプ回路の昇圧動作は停止するが、図1
3の回路では、入力電圧Vinを供給する電源から電流
が定常的に流れてしまう。
【0024】そこで、制御信号(例えば、リセット信
号)に応じてスイッチングし、初段の電荷転送MOSト
ランジスタM1への入力電圧の供給を遮断するための第
1のスイッチを設けた。これにより、チャージポンプ回
路を用いた電源回路の消費電力を抑制することができ
る。
【0025】また、上記の第1のスイッチに加えて、制
御信号(例えば、リセット信号)に応じてスイッチング
し、最終段の電荷転送用MOSトランジスタからの出力
電圧を固定電圧に設定するための第2のスイッチを設け
た。固定電圧は好ましくは、電流負荷52の接地電圧0
Vである。
【0026】これにより、チャージポンプ回路の動作停
止時には、電流負荷52(例えば、液晶パネル)に加わ
る出力電圧は速やかに固定電圧に設定される。液晶パネ
ルの場合には、液晶が速やかに消灯される。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第
1の実施形態に係る3段チャージポンプ回路を示す概略
回路図である。
【0028】図1において、4つの電荷転送用MOSト
ランジスタM1〜M4は直列接続されている。前段のM
1、M2はNチャネル型、後段のM3、M4はPチャネ
ル型である。M1〜M4のゲート・基板間電圧Vgbは
ゲート・ソース間電圧Vgsと同一値となるように、ソ
ースS1〜S4と基板B1〜B4が接続されている。こ
れはバックゲートバイアス効果を無くして、閾値電圧V
tの増大を抑止するためである。これにより電圧ロスを
小さくすることができる。
【0029】また、初段の電荷転送用MOSトランジス
タM1のソースS1にはPチャネル型トランジスタ11
(第1のスイッチ)を介して、入力電圧Vinとして電
源電圧Vddが供給されている。Pチャネル型トランジ
スタ11のゲートには端子15からリセット信号Rが供
給されている。すなわち、リセット信号RがLレベル
(デジタル信号値「0」)の時、Pチャネル型トランジ
スタ11はオンし、入力電圧Vinが電荷転送用MOS
トランジスタM1のソースS1に供給される。リセット
時にはリセット信号RがHレベル(デジタル信号値
「1」)となり、Pチャネル型トランジスタ11はオフ
し、入力電圧Vinの供給が遮断される。
【0030】また、最終段の電荷転送用MOSトランジ
スタM4のソースS4から出力電圧Voutが出力され、
電流負荷12に供給される。最終段の電荷転送用MOS
トランジスタM4のソースS4には、リセット信号Rに
よって制御され、ソースが接地電圧(0V)に接続され
たNチャネル型MOSトランジスタ14(第2のスイッ
チ)が接続されている。すなわち、リセット信号RがL
レベル(デジタル信号値「0」)の時、Nチャネル型ト
ランジスタ14はオフする。リセット時にはリセット信
号RがHレベル(デジタル信号値「1」)となり、Nチ
ャネル型トランジスタ14はオンするので、出力容量C
outに蓄積された電荷がディスチャージされることによ
り、出力電圧Voutは強制的に0Vに固定される。
【0031】C1、C2、C3は電荷転送用MOSトラ
ンジスタM1〜M4の接続点(ポンピングノード)に一
端が接続された結合コンデンサである。結合コンデンサ
C1〜C3の他端にはクロックパルスCLKとこれと逆
相のクロックパルスCLKBが交互に印加される。クロ
ックパルスCLK、CLKBはクロックドライバー13
から出力される。このクロックドライバー13には電源
電圧Vddが供給されているものとする。すなわち、ク
ロックパルスCLK、CLKBの振幅はVddである。
【0032】電荷転送用MOSトランジスタM1とM2
の各ゲートには反転レベルシフト回路S1とS2の出力
が供給されている。また、電荷転送用MOSトランジス
タM3とM4の各ゲートには非反転レベルシフト回路S
3とS4の出力が供給されている。
【0033】反転レベルシフト回路S1、S2の回路構
成及び動作波形図を図2に示す。図2(a)に示すよう
に、この反転レベルシフト回路は入力インバータIN
V、差動入力MOSトランジスタM11とM12、クロ
ス接続されたMOSトランジスタM13とM14とを備
える。ここまでの構成は従来のレベルシフト回路と同様
である。
【0034】この反転レベルシフト回路は、これらに加
えてプルアップ接続されたMOSトランジスタM15、
M16を備えている。そして、MOSトランジスタM1
5のゲートには電圧V12が印加されると共にソースに
は電位Aが印加されている。
【0035】また、MOSトランジスタM16のゲート
にはV12と逆相の電圧V11が印加されると共にソー
スには電位Bが印加されている。ここで、電位A>電位
Bである。M11、M12はNチャネル型、M13〜M
16はPチャネル型である。
【0036】また、図2(b)に示すように、上述の構
成のレベルシフト回路においてMOSトランジスタM1
5、M16をインバータ構成とするように変更してもよ
い。
【0037】上述した構成の反転レベルシフト回路の動
作波形を図2(c)に示す。従来のレベルシフト回路が
ハイ(High)電圧と0Vを出力するのに対して、このレベ
ルシフト回路は電位Aと中間電位B(A>B>0V)を
交互に反転出力する点が特徴である。この回路を用いる
ことにより、後述するように、電荷転送用MOSトラン
ジスタM1、M2のゲート・ドレイン間電圧の絶対値を
一定電圧(2Vdd)に揃えることが可能になる。
【0038】次に、非反転レベルシフト回路S3、S4
の回路構成及び動作波形図を図3に示す。反転レベルシ
フト回路S1、S2と異なる点は、電位Aにプルアップ
されたMOSトランジスタM15のゲートに電圧V11
が印加され、電位BにプルアップされたMOSトランジ
スタM16のゲートに電圧V12が印加されている点で
ある(図3(a))。なお、図3(b)に示すように、
MOSトランジスタM15、M16をインバータ構成に
してもよい。
【0039】図3(c)の動作波形図に示すように、こ
の非反転レベルシフト回路S3、S4は入力電圧INに
対して非反転のレベルシフト動作を行う。このレベルシ
フト回路を用いることにより、後述するように、電荷転
送用MOSトランジスタM3、M4のゲート・ドレイン
間電圧の絶対値を一定電圧(2Vdd)に揃えることが
可能になる。
【0040】反転レベルシフト回路S1、S2、非反転
レベルシフト回路S3、S4とチャージポンプ回路との
接続関係は以下の通りである。反転レベルシフト回路S
1にはクロックパルスCLK’、反転レベルシフト回路
S2にはクロックパルスCLKB’が入力される。クロ
ックパルスCLK’とCLKB’は夫々クロックパルス
CLKとCLKBから作成されるが、電荷転送用MOS
トランジスタM1〜M4に電流が逆流するのを防止する
ために、ロウ(Low)の期間が短くなっている。
【0041】すなわち、電荷転送用MOSトランジスタ
M1〜M4が完全にオフしてからクロックパルスCLK
とCLKBの変化により各ポンピングノードの昇圧を行
うようにしている。上記クロックパルスの位相関係は図
4に示されている。
【0042】また、図1に示されているように、反転レ
ベルシフト回路S1の高電位側の電源(電位A)として
は、昇圧された1段後のポンピングノードの電圧V2を
帰還して用いる。同様に反転レベルシフト回路S2の高
電位側の電源(電位A)として昇圧された1段後のポン
ピングノードの電圧V3を帰還して用いる。また、反転
レベルシフト回路S1、S2の低電位側の電源(電位
B)としては、各段の電圧であるVdd、V1が夫々印
加されている。
【0043】一方、非反転レベルシフト回路S3の低電
位側の電源(電位B)としては、1段前のポンピングノ
ードの電圧V1が用いられ、同様に非反転レベルシフト
回路S4の低電位側の電源(電位B)としては、1段前
のポンピングノードの電圧V2が用いられる。また、非
反転レベルシフト回路S3、S4の高電位側の電源(電
位A)としては、各段の電圧であるV3、Voutが夫
々印加されている。
【0044】上述した本実施形態によるチャージポンプ
回路の特徴を要約すれば以下の通りである。第1に、前
段2つの電荷転送用MOSトランジスタM1、M2はN
チャネル型で構成され、後段2つの電荷転送用MOSト
ランジスタM3、M4はPチャネル型で構成されている
点である。第2に中間電位の出力を可能にした反転レベ
ルシフト回路S1とS2、非反転レベルシフト回路S3
とS4を設けた点である。第3に、リセット時に入力電
圧Vinの供給を遮断するPチャネルMOSトランジス
タ11、出力電圧Voutを強制的に0Vに固定するNチ
ャネルMOSトランジスタ14を設けた点である。
【0045】上記第1、第2の構成により、電荷転送用
トランジスタM1〜M4のゲート ・ソース間電圧Vgs(トランジスタがオン状態の時)
は以下のとおり2Vddに揃えることが導かれる。ま
ず、次式の関係が成り立つ。 Vgs(M1)=V2(High)−Vdd Vgs(M2)=V3(High)−V1(High) Vgs(M3)=V1(Low)−V3(Low) Vgs(M4)=V2(Low)−Vout 次に、定常状態のチャージポンプの昇圧動作から、さら
に以下の関係が成り立つ。 V1(High)=2Vdd、V1(Low)=Vdd V2(High)=3Vdd、V2(Low)=2Vdd V3(High)=4Vdd、V3(Low)=3Vdd、Vou
t=4Vdd これらの関係式から、全ての電荷転送用MOSトランジ
スタのオン時のVgsの絶対値は表1に示すように同一
値2Vddとなることが導かれる。したがって、高いV
gsにより電荷転送用MOSトランジスタM1〜M4の
オン抵抗が下がり、高効率で大出力電流のチャージポン
プ回路が実現できる。また、電荷転送用MOSトランジ
スタM1〜M4のゲート酸化膜厚(thickness of ga te
oxide)は一律に2Vddに耐える厚みに設計すれば良い
ので、電荷転送用MOSトランジスタのVgsが不均一
である場合に比べて、オン抵抗(ON-state resistanc
e)を低く設計でき効率が良い。
【0046】
【表1】
【0047】図4はチャージポンプ回路の動作を説明す
るためのタイミング図である。電荷転送用MOSトラン
ジスタM1〜M4はクロックパルスに応じて交互にオン
・オフを繰り返す。ここで、反転レベルシフト回路S1
とS2、非反転レベルシフト回路S3とS4に印加され
るクロックパルスCLK’、CLKB’はデューティが
異なる。すなわち、図に示すようにロウ(Low)の期間が
短く設定されている。このため、電荷転送用MOSトラ
ンジスタM1〜M4のオンの期間は短くなる。この理由
は以下の通りである。
【0048】電荷転送用MOSトランジスタM1〜M4
はダイオード接続されていないので逆方向電流が流れる
危険があり、これは電力効率を悪化させる。そこで、こ
の逆方向電流を防ぐため、電荷転送用MOSトランジス
タM1〜M4のオンの期間は短くして、オフの期間に、
結合コンデンサC1〜C3に印加されるクロックパルス
CLK、CLKBを変化させてポンピングを行ってい
る。
【0049】また、図5は各ポンピングノードの電圧波
形V1、V2、V3を示す図である。図中、VΦはクロ
ックパルスCLK’、CLKB’の振幅、ΔVdsはM
OSトランジスタのソースドレイン間電圧である。
【0050】次に、リセット時に入力電圧Vinの供給
を遮断するPチャネルMOSトランジスタ11、出力電
圧Voutを強制的に0Vに固定するNチャネルMOSト
ランジスタ14を設けた点について説明する。上述した
ように、電荷転送用MOSトランジスタM1〜M4のバ
ックゲートバイアス効果による閾値電圧Vtの増大を抑
止するため、M1〜M4のゲート・基板間電圧Vgbは
ゲート・ソース間電圧Vgsと同一値となるように、ソ
ースS1〜S4と基板B1〜B4が接続されている。
【0051】このように構成すると、図1に示すよう
に、M1〜M4の寄生ダイオードD1〜D4が順方向に
直列接続される。このため、クロックドライバー13か
らのクロックCLK、CLKB、CLK’、CLKB’
の停止させた場合であっても、出力電圧VoutはVdd
−Vbiとなり、電流負荷12に出力電圧(Vdd−V
bi)及び出力電流が供給されてしまう。電流負荷12
が液晶パネルである場合には、不使用時に電力が消費さ
れ、また液晶が点灯してしまうという不具合につなが
る。
【0052】そこで、本実施形態によれば、リセット時
には上記のクロックを停止してチャージポンプ回路の動
作を停止すると共に、PチャネルMOSトランジスタ1
1をオフさせ、電源の供給を停止させた。また、出力電
圧Voutを0Vに強制的に固定し、出力電圧Voutが高い
状態のままになるのを防止し、液晶を確実に消灯させる
ようにした。
【0053】なお、本発明の実施形態による3段チャー
ジポンプ回路について説明したが、その段数は3段に限
定されることはない。すなわち、電荷転送用MOSトラ
ンジスタとして後段2段をPチャネル型、残りの前段を
Nチャネル型で構成することにより任意の段数のチャー
ジポンプ回路を実現することができる。
【0054】なお、上述の3段チャージポンプ回路にお
いては電荷転送用MOSトランジスタのVgsの絶対値
を2Vddに揃えることができることを示したが、多段
チャージポンプ回路においては電荷転送用MOSトラン
ジスタのVgsの絶対値として、3Vdd以上に設定す
ることも可能である。
【0055】そのためには、反転レベルシフト回路S
1、S2の高電位側の電源としてより後段の接続ノード
の電圧を利用し、非反転レベルシフト回路S3、S4の
高電位側の電源としてより後段の接続ノードの電圧を利
用すれば良い。ただし、ゲート酸化膜耐圧(breakdown v
oltage of gate oxide)を考慮すれば絶対値2Vddが
最も適している。
【0056】次に、図6は、本発明の第2の実施形態に
係る3段チャージポンプ回路を示す回路図である。図6
において、4つの電荷転送用MOSトランジスタM1〜
M4は直列接続されている。M1〜M4は全てPチャネ
ル型である。M1〜M4のゲート・基板間電圧Vgbは
ゲート・ソース間電圧Vgsと同一値となるように、ソ
ースS1〜S4と基板B1〜B4が同電位となるように
接続されている。これも第1の実施形態と同様、バック
ゲートバイアス効果を防止するためである。
【0057】また、初段の電荷転送用MOSトランジス
タM1のドレインD1にはPチャネル型トランジスタ1
1(第1のスイッチ)を介して、入力電圧Vinとして
電源電圧Vddが供給されている。Pチャネル型トラン
ジスタ11のゲートには端子15からリセット信号Rが
供給されている。すなわち、リセット信号RがLレベル
(デジタル信号値「0」)の時、Pチャネル型トランジ
スタ11はオンし、入力電圧Vinが電荷転送用MOS
トランジスタM1のドレインD1に供給される。リセッ
ト時にはリセット信号RがHレベル(デジタル信号値
「1」)となり、Pチャネル型トランジスタ11はオフ
し、入力電圧Vinの供給が遮断される。
【0058】また、最終段の電荷転送用MOSトランジ
スタM4のソースS4から出力電圧Voutが出力され、
電流負荷12に供給される。最終段の電荷転送用MOS
トランジスタM4のソースS4には、リセット信号Rに
よって制御され、ソースが接地電圧(0V)に接続され
たNチャネル型MOSトランジスタ14(第2のスイッ
チ)が接続されている。すなわち、リセット信号RがL
レベル(デジタル信号値「0」)の時、Nチャネル型ト
ランジスタ14はオフする。リセット時にはリセット信
号RがHレベル(デジタル信号値「1」)となり、Nチ
ャネル型トランジスタ14はオンするので、出力容量C
outに蓄積された電荷がディスチャージされることによ
り、出力電圧Voutは強制的に0Vに固定される。
【0059】C1、C2、C3は電荷転送用MOSトラ
ンジスタM1〜M4の接続点(ポンピングノード)に一
端が接続された結合コンデンサである。結合コンデンサ
C1〜C3の他端にはクロックパルスCLKとこれと逆
相のクロックパルスCLKBが交互に印加される。クロ
ックパルスCLK、CLKBはクロックドライバー13
を介して供給される。クロックドライバー13の電源電
圧はVddとすると、クロックパルスCLK、CLKB
の振幅はVddである。
【0060】電荷転送用MOSトランジスタM1〜M4
の各ゲートにはレベルシフト回路S1〜S4の出力が供
給されている。レベルシフト回路S11〜S14は後述
するようにいずれも同じ構成を有しており、クロックパ
ルスCLK’、CLKB’が交互に入力される。クロッ
クパルスCLK’、CLKB’も同様にクロックドライ
バー13を介して供給される。
【0061】なお、レベルシフト回路S11〜S14の
回路構成及び動作波形図については、図3に示した非反
転レベルシフト回路と同一のため、説明を省略する。
【0062】レベルシフト回路S11〜S14とチャー
ジポンプ回路との接続関係は以下の通りである。レベル
シフト回路S11にはクロックパルスCLK’が入力さ
れ、高電位側の電源としてM1とM2の接続点の電位V
1、低電位側の電源として接地電圧(=0V)が供給さ
れている。
【0063】レベルシフト回路S11はクロックパルス
CLK’がロウレベルの時「0V」をM1のゲートに出
力する。これにより、M1はオンする。また、クロック
パルスCLK’がハイレベルの時、「V1=2Vdd」
をM1のゲートに出力する。これにより、M1はオフす
る。
【0064】レベルシフト回路S12にはクロックパル
スCLKB’が入力され、高電位側の電源としてM2と
M3の接続点の電位V2、低電位側の電源として接地電
圧(=0V)が供給されている。レベルシフト回路S1
2はクロックパルスCLKB’がロウレベルの時、「0
V」をM2のゲートに出力する。これにより、M2はオ
ンする。また、クロックパルスCLKB’がハイレベル
の時、「V2」をM1のゲートに出力する。これによ
り、M2はオフする。
【0065】レベルシフト回路S13にはクロックパル
スCLK’が入力され、高電位側の電源として、M3と
M4の接続点の電位V3、低電位側の電源として接地電
圧(=0V)が供給されている。レベルシフト回路S1
3はクロックパルスCLK’がロウレベルの時、「0
V」をM3のゲートに出力する。これにより、M3はオ
ンする。また、クロックパルスCLKB’がハイレベル
の時、「V3」をM3のゲートに出力する。これによ
り、M3はオフする。
【0066】レベルシフト回路S14にはクロックパル
スCLKB’が入力され、高電位側の電源としてVou
t(=4Vdd)、低電位側の電源として接地電圧(=
0V)が供給されている。レベルシフト回路S14はク
ロックパルスCLKB’がロウレベルの時、「0V」を
M4のゲートに出力する。これにより、M4はオンす
る。また、クロックパルスCLKB’がハイレベルの
時、「Vout」をM4のゲートに出力する。これによ
り、M4はオフする。
【0067】なお、クロックパルスCLK’とCLK
B’は夫々クロックパルスCLKとCLKBから作成さ
れるが、電荷転送用MOSトランジスタM1〜M4に電
流が逆流するのを防止するために、ロウ(Low)の期間
が短くなっている。電荷転送用MOSトランジスタM1
〜M4はダイオード接続されていないので逆方向電流が
流れる危険があり、これは電力効率を悪化させる。そこ
で、この逆方向電流を防ぐため、電荷転送用MOSトラ
ンジスタM1〜M4のオンの期間は短くして、オフの期
間に、結合コンデンサC1〜C3に印加されるクロック
パルスCLK、CLKBを変化させてポンピングを行っ
ている。このようなクロックパルスの位相関係は図7に
示されている。
【0068】上述した構成のチャージポンプ回路によれ
ば、電荷転送用トランジスタM1〜M4のゲート・ソー
ス間電圧Vgs(トランジスタがオン状態の時)の値は
以下の通りである。 Vgs(M1)=0V−V1 Vgs(M2)=0V−V2 Vgs(M3)=0V−V3 Vgs(M4)=0V−V4 次に、定常状態のチャージポンプの昇圧動作について考
える。図8は各ポンピングノードの電圧波形V1、V
2、V3、Voutを示す図である。この図から明らか
なように、M1,M3オンの時(CLK’=L)には、
V1=Vdd,V2=3Vdd,V3=3Vddであ
る。
【0069】一方、M2,M4オンの時、(CLKB’
=L)、V1=2Vdd,V2=2Vdd,V3=4V
ddである。
【0070】したがって、Vgs(M1オン時)=−V
1=−Vdd Vgs(M2オン時)=−V2=−2Vdd Vgs(M3オン時)=−V3=−3Vdd Vgs(M4オン時)=−V4=−4Vdd したがって、M2〜M4については、絶対値で2Vdd
以上の高いVgsが加えられるため、M2〜M4のオン
抵抗がより低減され、高効率で大出力電流のチャージポ
ンプ回路が実現できる。また、電荷転送MOSトランジ
スタM1〜M4は全てPチャネル型で構成しているの
で、製造工程を短縮することができる。なお本実施形態
では、3段チャージポンプ回路について説明したが、そ
の段数は3段に限定されることはない。
【0071】また、リセット時に入力電圧Vinの供給
を遮断するPチャネルMOSトランジスタ11、出力電
圧Voutを強制的に0Vに固定するNチャネルMOSト
ランジスタ14を設けた点については、第1の実施形態
と同様である。
【0072】次に本発明の第3の実施形態に係るチャー
ジポンプ回路について図9を参照しながら説明する。第
2の実施形態と異なる点は、レベルシフト回路S13,
S14の低電位側の電源として、電源電圧Vdd(外部
電圧であり、例えば+5V)が供給されている点であ
る。
【0073】これにより、電荷転送用トランジスタM1
〜M4のゲート・ソース間電圧Vgs(トランジスタが
オン状態の時)は以下の通りである。 Vgs(M1)=0V−V1 Vgs(M2)=0V−V2 Vgs(M3)=Vdd−V3 Vgs(M4)=Vdd−V4 ここで、定常状態の各ポンピングノードの電圧V1、V
2、V3、Voutは第2の実施形態と同じである(図
8参照)。
【0074】したがって、Vgs(M1オン時)=−V
1=−Vdd Vgs(M2オン時)=−V2=−2Vdd Vgs(M3オン時)=Vdd−V3=Vdd−3Vd
d=−2Vdd Vgs(M4オン時)=Vdd−V4=Vdd−4Vd
d=−3Vdd このように、電荷転送用トランジスタM1〜M4がオン
状態の時のゲート・ソース間電圧Vgsは、均一ではな
いが、第1の実施形態に比してその差は小さくすること
ができる。したがって、電荷転送用MOSトランジスタ
M1〜M4のゲート酸化膜厚(thickness of gate oxid
e)は一律に3Vdd(絶対値)に耐える厚みに設計すれ
ば良いので、第2の実施形態(電荷転送用MOSトラン
ジスタのVgsがより不均一である)に比べて、オン抵
抗(ON-state resistance)を低く設計でき効率が良
い。
【0075】また、リセット時に入力電圧Vinの供給
を遮断するPチャネルMOSトランジスタ11、出力電
圧Voutを強制的に0Vに固定するNチャネルMOSト
ランジスタ14を設けた点については、第1の実施形態
と同様である。
【0076】次に本発明の第4の実施形態に係るチャー
ジポンプ回路について図6を参照しながら説明する。第
2の実施形態と異なる点は、レベルシフト回路S13,
S14の低電位側の電源として、チャージポンプ回路の
途中段の出力、V1,V2を供給している点である。
【0077】これにより、電荷転送用トランジスタM1
〜M4のゲート・ソース間電圧Vgs(トランジスタが
オン状態の時)は以下の通りである。 Vgs(M1)=0V−V1 Vgs(M2)=0V−V2 Vgs(M3)=V1−V3 Vgs(M4)=V2−V4 ここで、定常状態の各ポンピングノードの電圧V1、V
2、V3、Voutは第1の実施形態と同じである(図
8参照)。
【0078】したがって、Vgs(M1オン時)=−V
1=−Vdd Vgs(M2オン時)=−V2=−2Vdd Vgs(M3オン時)=V1−V3=Vdd−3Vdd
=−2Vdd Vgs(M4オン時)=V2−V4=2Vdd−4Vd
d=−2Vdd このように、ゲートソース間電圧Vgsは、M1につい
てのみ−Vdd、M2〜M4については、全て−2Vd
dとすることができる。したがって、電荷転送用MOS
トランジスタM1〜M4のゲート酸化膜厚(thickness o
f gate oxide)は一律に2Vdd(絶対値)に耐える厚
みに設計すれば良いので、第1および第2の実施形態
(電荷転送用MOSトランジスタのVgsがより不均一
である)に比べて、オン抵抗(ON-state resistance)
を低く設計でき効率が良い。
【0079】また、リセット時に入力電圧Vinの供給
を遮断するPチャネルMOSトランジスタ11、出力電
圧Voutを強制的に0Vに固定するNチャネルMOSト
ランジスタ14を設けた点については、第1の実施形態
と同様である。
【0080】次に本発明の第5の実施形態に係るチャー
ジポンプ回路について図7を参照しながら説明する。第
2の実施形態と異なる点は、レベルシフト回路S13の
低電位側の電源として、電源電圧Vddを供給すると共
に、レベルシフト回路S14の低電位側の電源として、
チャージポンプ回路の途中段の出力V2を供給している
点である。
【0081】これにより、電荷転送用トランジスタM1
〜M4のゲート・ソース間電圧Vgs(トランジスタが
オン状態の時)は以下の通りである。 Vgs(M1)=0V−V1 Vgs(M2)=0V−V2 Vgs(M3)=Vdd−V3 Vgs(M4)=V2−V4 ここで、定常状態の各ポンピングノードの電圧V1、V
2、V3、Voutは第1の実施形態と同じである(図
4参照)。
【0082】したがって、Vgs(M1オン時)=−V
1=−Vdd Vgs(M2オン時)=−V2=−2Vdd Vgs(M3オン時)=Vdd−V3=Vdd−3Vd
d=−2Vdd Vgs(M4オン時)=V2−V4=2Vdd−4Vd
d=−2Vdd このように、ゲートソース間電圧Vgsは、M1につい
てのみ−Vdd、M2〜M4については、全て−2Vd
dとなるので、この実施形態は前述した第4の実施形態
と等価である。
【0083】また、リセット時に入力電圧Vinの供給
を遮断するPチャネルMOSトランジスタ11、出力電
圧Voutを強制的に0Vに固定するNチャネルMOSト
ランジスタ14を設けた点については、第1の実施形態
と同様である。
【0084】
【発明の効果】本発明によれば、電荷転送用MOSトラ
ンジスタのバックゲートバイアス効果を防止するため
に、各電荷転送用MOSトランジスタM1〜M4のソー
スと基板とを接続したチャージポンプ回路において、制
御信号(例えば、リセット信号)に応じて初段の電荷転
送MOSトランジスタへの入力電圧の供給を遮断するた
めの第1のスイッチを設けているので、チャージポンプ
回路の効率が向上すると共に、不使用時の消費電力を削
減することができる。
【0085】また、最終段の電荷転送用MOSトランジ
スタからの出力電圧を強制的に固定するための第2のス
イッチを設けているので、出力電圧を速やかに所定レベ
ル(例えば0V)に固定できる。特に、チャージポンプ
回路を液晶パネルの電源回路として利用する場合には、
不使用時に液晶を速やかに消灯でき、消費電力を低減で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ
回路を示す概略回路図である。
【図2】反転レベルシフト回路の構成及び動作波形を示
す図である。
【図3】非反転レベルシフト回路の構成及び動作波形を
示す図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ
回路の動作を説明するためのタイミング図である。
【図5】本発明の第1の実施形態に係るチャージポンプ
回路の各ポンピングノードの電圧波形を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ
回路を示す概略回路図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ
回路の動作を説明するためのタイミング図である。
【図8】本発明の第2の実施形態に係るチャージポンプ
回路の各ポンピングノードの電圧波形を示す図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係るチャージポンプ
回路を示す概略回路図である。
【図10】本発明の第4の実施形態に係るチャージポン
プ回路を示す概略回路図である。
【図11】本発明の第4の実施形態に係るチャージポン
プ回路を示す概略回路図である。
【図12】従来例に係るチャージポンプ回路を示す回路
図である。
【図13】従来例に係るチャージポンプ回路を示す回路
図である。
【符号の説明】
11 Pチャネル型MOSトランジスタ 12 電流負荷 13 クロックドライバー 14 Nチャネル型MOSトランジスタ M1〜M4 電荷転送用MOSトランジスタ C1〜C3 結合コンデンサ Cout 出力コンデンサ S1、S2 反転レベルシフト回路 S3、S4 非反転レベルシフト回路 CLK、CLKB クロックパルス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初段の電荷転送MOSトランジスタに入
    力電圧が供給されると共に直列接続された複数の電荷転
    送用MOSトランジスタと、前記各電荷転送用MOSト
    ランジスタの各接続点に一端が接続された結合コンデン
    サと、前記結合コンデンサの他端に交互に逆相のクロッ
    クパルスを供給するクロックドライバーとを備え、前記
    各電荷転送用MOSトランジスタのソースと基板とが接
    続されており、最終段の電荷転送用MOSトランジスタ
    から出力電圧を得るチャージポンプ回路であって、 制御信号に応じてスイッチングし、前記初段の電荷転送
    MOSトランジスタへの入力電圧の供給を遮断するため
    の第1のスイッチを設けたことを特徴とするチャージポ
    ンプ回路。
  2. 【請求項2】 制御信号に応じてスイッチングし、前記
    最終段の電荷転送用MOSトランジスタからの出力電圧
    を固定電圧に設定するための第2のスイッチを設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ回路。
  3. 【請求項3】 初段の電荷転送MOSトランジスタに所
    定の入力電圧が印加されると共に直列接続された(n+
    2)個の電荷転送用MOSトランジスタと、前記電荷転
    送用MOSトランジスタの各接続点に一端が接続された
    結合コンデンサと、前記結合コンデンサの他端に交互に
    逆相のクロックパルスを供給するクロックドライバー
    と、後段2個の電荷転送用MOSトランジスタをPチャ
    ネルで構成し残余のn個の電荷転送用MOSトランジス
    タをNチャネル型で構成すると共に、前記電荷転送用M
    OSトランジスタがオンする時にゲート・ソース間電圧
    が一定値となるようなゲート電圧を印加するレベルシフ
    ト回路と、を備え、前記各電荷転送用MOSトランジス
    タのソースと基板とが接続されており、最終段の電荷転
    送用MOSトランジスタから出力電圧を得るチャージポ
    ンプ回路であって、 制御信号に応じてスイッチングし、前記初段の電荷転送
    MOSトランジスタへの入力電圧の供給を遮断するため
    の第1のスイッチを設けたことを特徴とするチャージポ
    ンプ回路。
  4. 【請求項4】 制御信号に応じてスイッチングし、前記
    最終段の電荷転送用MOSトランジスタからの出力電圧
    を固定電圧に設定するための第2のスイッチを設けたこ
    とを特徴とする請求項3に記載のチャージポンプ回路。
  5. 【請求項5】 直列接続された複数のPチャネル型の電
    荷転送用のMOSトランジスタと、前記各電荷転送用M
    OSトランジスタの各接続点に一端が接続された結合コ
    ンデンサと、前記結合コンデンサの他端に交互に逆相の
    クロックパルスを供給するクロックドライバーとを備
    え、前記クロックパルスに応じて前記電荷転送用MOS
    トランジスタのオンオフを制御する複数のレベルシフト
    回路と、を備え、前記各電荷転送用MOSトランジスタ
    のソースと基板とが接続されており、最終段の電荷転送
    用MOSトランジスタから出力電圧を得るチャージポン
    プ回路であって、 制御信号に応じてスイッチングし、前記初段の電荷転送
    MOSトランジスタへの入力電圧の供給を遮断するため
    の第1のスイッチを設けたことを特徴とするチャージポ
    ンプ回路。
  6. 【請求項6】 制御信号に応じてスイッチングし、前記
    最終段の電荷転送用MOSトランジスタからの出力電圧
    を固定電圧に設定するための第2のスイッチを設けたこ
    とを特徴とする請求項5に記載のチャージポンプ回路。
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