JP2017147805A - チャージポンプ - Google Patents

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Abstract

【課題】コマンド誤認識やレジスタ化けが生じても出力電圧を正常範囲に収める。【解決手段】チャージポンプ28は、第1設定値D1に応じた第1基準電圧を第2設定値D2に応じた第1昇圧倍率で昇圧することにより第1昇圧電圧VGHを生成する第1チャージポンプ部281と、第1設定値D1と第2設定値D2の入力を受けて第1昇圧電圧VGHに相当する第1予想電圧値D5を算出する第1昇圧電圧算出部283と、第1予想電圧値D5が正常範囲に収まっているか否かを判定する判定部286と、判定部286の判定結果S1に応じて第1設定値D1及び第2設定値D2の少なくとも一方を調整する調整部287と、を有する。【選択図】図10

Description

本発明は、チャージポンプに関する。
チャージポンプを搭載したICでは、その出力電圧を基準電圧と昇圧倍率で決定するのが一般的である。例えば、IC外部のホストから送られてくるコマンドに応じて基準電圧と昇圧倍率を設定する場合には、コマンドで指示された設定値をIC内部のレジスタに格納しておき、これを読み出してチャージポンプのアナログ制御信号に変換すればよい。
なお、上記に関連する従来技術の一例としては、特許文献1を挙げることができる。
特開2005−318787号公報
しかしながら、コマンドの誤認識によりレジスタに誤った設定値が格納された場合や、外乱ノイズなどによりレジスタに格納された設定値が変化した場合には、チャージポンプの出力電圧が正常範囲を外れてしまい、ICの誤動作や破壊を招くおそれがあった。
特に、近年では、車載用ICに対して、ISO26262(自動車の電気/電子に関する機能安全についての国際規格)を順守することが求められており、チャージポンプについても、フェイルセーフを念頭に置いた信頼性設計が重要となっている。
本明細書中に開示されている発明は、本願の発明者により見出された上記の問題点に鑑み、コマンド誤認識やレジスタ化けが生じても出力電圧を正常範囲に収めることのできるチャージポンプを提供することを目的とする。
本明細書中に開示されているチャージポンプは、第1設定値に応じた第1基準電圧を第2設定値に応じた第1昇圧倍率で昇圧することにより第1昇圧電圧を生成する第1チャージポンプ部と、前記第1設定値と前記第2設定値の入力を受けて前記第1昇圧電圧に相当する第1予想電圧値を算出する第1昇圧電圧算出部と、前記第1予想電圧値が正常範囲に収まっているか否かを判定する判定部と、前記判定部の判定結果に応じて前記第1設定値及び前記第2設定値の少なくとも一方を調整する調整部と、を有する構成(第1の構成)とされている。
なお、上記第1の構成から成るチャージポンプは、第3設定値に応じた第2基準電圧を第4設定値に応じた第2昇圧倍率で昇圧することにより第2昇圧電圧を生成する第2チャージポンプ部と、前記第3設定値と前記第4設定値の入力を受けて前記第2昇圧電圧に相当する第2予想電圧値を算出する第2昇圧電圧算出部と、前記第1予想電圧値と前記第2予想電圧値との差分電圧値を算出する減算部と、をさらに有し、前記判定部は、前記第1予想電圧値に代えて前記差分電圧値が正常範囲に収まっているか否かを判定し、前記調整部は、前記判定部の判定結果に応じて各設定値の少なくとも一つを調整する構成(第2の構成)にするとよい。
また、上記第2の構成から成るチャージポンプにおいて、前記第1昇圧電圧は正電圧であり、前記第2昇圧電圧は負電圧である構成(第3の構成)にするとよい。
また、上記第2または第3の構成から成るチャージポンプにおいて、前記第1チャージポンプ部及び前記第2チャージポンプ部は、それぞれ、フライングキャパシタと、出力キャパシタと、電荷転送トランジスタと、クロック信号に同期して前記フライングキャパシタの一端をパルス駆動すると共に前記電荷転送トランジスタをオン/オフさせる制御部とを含む構成(第4の構成)にするとよい。
また、上記第4の構成から成るチャージポンプにおいて、前記第1チャージポンプ部及び前記第2チャージポンプ部は、それぞれ、デジタルの設定値をアナログの基準電圧に変換するDACをさらに含む構成(第5の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されている半導体装置は、上記第1〜第5いずれかの構成から成るチャージポンプと、前記チャージポンプの各設定値を格納するレジスタと、前記チャージポンプから電力供給を受けて動作する負荷と、を集積化して成る構成(第6の構成)とされている。
なお、上記第6の構成から成る半導体装置は、前記レジスタに格納された各設定値を定期的に書き直すリフレッシュ部をさらに集積化した構成(第7の構成)にするとよい。
また、上記第6若しくは第7の構成から成る半導体装置において、前記負荷は、LCD[liquid crystal display]パネルのゲート駆動を行うゲートドライバである構成(第8の構成)にするとよい。
また、本明細書中に開示されている液晶表示装置は、上記第8の構成から成る半導体装置と、前記半導体装置によって駆動されるLCDパネルと、を有する構成(第9の構成)とされている。
また、本明細書中に開示されている車両は、上記第9の構成から成る液晶表示装置を有する構成(第10の構成)とされている。
本明細書中に開示されている発明によれば、コマンド誤認識やレジスタ化けが生じても出力電圧を正常範囲に収めることのできるチャージポンプを提供することが可能となる。
液晶表示装置の一構成例を示すブロック図 チャージポンプの第1実施形態を示すブロック図 正昇圧チャージポンプ部の一構成例を示す回路図 正昇圧動作の一例を示す回路図(第1フェイズ) 正昇圧動作の一例を示す回路図(第2フェイズ) 負昇圧チャージポンプ部の一構成例を示す回路図 負昇圧動作の一例を示す回路図(第1フェイズ) 負昇圧動作の一例を示す回路図(第2フェイズ) チャージポンプの第2実施形態を示すブロック図 チャージポンプの第3実施形態を示すブロック図 車載ディスプレイの一例を示す運転席付近の配置図
<液晶表示装置>
図1は、液晶表示装置の一構成例を示すブロック図である。本構成例の液晶表示装置1は、LCD[liquid crystal display]ドライバ20とLCDパネル35を有する。
LCDドライバ20は、ホストコントローラ10(マイコン等)から入力される映像信号、及び、各種コマンドに基づいてLCDパネル35の駆動制御を行う。
LCDパネル35は、液晶素子を画素として用いた映像出力手段であり、LCDドライバ20の負荷として駆動される。
<LCDドライバ>
引き続き、図1を参照しつつLCDドライバ20について詳述する。LCDドライバ20は、インタフェース21、コマンドレジスタ22、タイミングコントローラ23、データラッチ部24、ソースDAC(D/Aコンバータ)25、ソースドライバ26、DC/DCコンバータ27、チャージポンプ28、ゲートドライバ29、レギュレータ30、コモン電圧生成部31、ガンマ電圧生成部32、及び、異常検知部33の各要素を含み、これらの各要素を一つのチップに集積化した半導体装置(IC)である。
インタフェース21は、ホストコントローラ10との間でデータのやり取りを行うものであり、映像データや各種コマンドなどをホストコントローラ10から受け取ったり、異常検知部33の検知結果をホストコントローラ10に送出したりする。
コマンドレジスタ22は、ホストコントローラ10からインタフェース21を介して送られた各種コマンドを格納する。
タイミングコントローラ23は、コマンドレジスタ22に格納されたコマンドに基づいてLCDドライバ20の各種タイミング制御を行う。例えば、タイミングコントローラ23は、ゲートドライバ29の垂直同期制御、及び、ソースドライバ26の水平同期制御などを行う。
データラッチ部24は、ホストコントローラ10からインタフェース21を介して入力される映像データをラッチしてソースDAC25に出力する。
ソースDAC25は、正電源電圧VSPと負電源電圧VSNの供給を受けて動作し、データラッチ部24からラッチ入力されるデジタル(mビット)の映像データをD/A変換してアナログ映像信号を生成する。
ソースドライバ26は、正電源電圧VSPと負電源電圧VSNの供給を受けて動作し、ソースDAC25から入力されるアナログ映像信号をソース信号S(1)〜S(x)に変換する。なお、ソース信号S(1)〜S(x)は、LCDパネル35の液晶素子(LCDパネル35がアクティブマトリクス型である場合には、液晶素子にそれぞれ接続されたアクティブ素子のソース端子)に供給される。
DC/DCコンバータ27は、入力電圧VDDを正昇圧して正電源電圧VSPを生成する正昇圧コンバータ部と、入力電圧VDDを負昇圧して負電源電圧VSNを生成する負昇圧コンバータ部とを含むスイッチング電源回路である。なお、正電源電圧VSP及び負電源電圧VSNは、ソースDAC25、ソースドライバ26、レギュレータ30、コモン電圧生成部31、及び、ガンマ電圧生成部32などに供給される。
チャージポンプ28は、タイミングコントローラ23から入力されるクロック信号に同期してフライングキャパシタを駆動することにより、所定の基準電圧を所定の昇圧倍率で昇圧して、所望の正昇圧電圧VGH及び負昇圧電圧VGLを生成する。
ゲートドライバ29は、正昇圧電圧VGHと負昇圧電圧VGLの供給を受けて動作し、タイミングコントローラ23から入力される垂直同期信号に基づいて、LCDパネル35のゲート信号G(1)〜G(y)を生成する。なお、ゲート信号G(1)〜G(y)は、LCDパネル35の液晶素子(LCDパネル35がアクティブマトリクス型である場合には、液晶素子にそれぞれ接続されたアクティブ素子のゲート端子)に供給される。
レギュレータ30は、正電源電圧VSP及び負電源電圧VSNをそれぞれ降圧することにより、種々の内部電圧を生成する。
コモン電圧生成部31は、負電源電圧VSNを降圧することによりコモン電圧VCを生成し、LCDパネル35の液晶素子(LCDパネル35がアクティブマトリクス型である場合には、液晶素子にそれぞれ接続されたアクティブ素子のドレイン端子)に供給する。
ガンマ電圧生成部32は、正電源電圧VSP及び負電源電圧VSNの供給を受けて動作し、2通りの階調電圧V(0)〜V(n)(ただしn=2−1)を生成してソースDAC25に供給する。なお、階調電圧V(0)〜V(n)は、それぞれ、ソースDAC25に入力される映像データのデータ値「0」〜「n」に一対一で対応している。
異常検知部33は、DC/DCコンバータ27の動作を監視することにより、LCDパネル35における表示動作の異常を検知する。
<チャージポンプ(第1実施形態)>
図2は、チャージポンプ28の第1実施形態(及びその周辺回路)を示すブロック図である。本実施形態のチャージポンプ28は、正昇圧チャージポンプ部281と、負昇圧チャージポンプ部282と、を含む。
正昇圧チャージポンプ部281は、設定値D1に応じた正基準電圧VGHR(>0)を設定値D2に応じた昇圧倍率(×A)で昇圧することにより、正昇圧電圧VGH(=VGHR×A)を生成する。
負昇圧チャージポンプ部282は、設定値D3に応じた負基準電圧VGLR(<0)を設定値D4に応じた昇圧倍率(×B)で昇圧することにより、負昇圧電圧VGL(=VGLR×B)を生成する。
なお、上記の設定値D1〜D4は、コマンドレジスタ22のレジスタ部221〜224にそれぞれ格納されている。
また、半導体装置20には、コマンドレジスタ22に格納された設定値D1〜D4を定期的に書き直すリフレッシュ部40がさらに集積化されている。リフレッシュ部40は、タイマ41と、不揮発性メモリ42と、セレクタ43と、を含む。
タイマ41は、設定値D1〜D4のリフレッシュタイミングを決めるカウンタであり、不揮発性メモリ42に対して所定のインターバルで正規データの読み出しを指示する。
不揮発性メモリ42は、設定値D1〜D4の正規データを不揮発的に格納する。不揮発性メモリ42としては、例えば、半導体装置20に集積化されたOTPROM[one time programmable read-only memory]などを用いてもよいし、或いは、半導体装置20に外付けされたEEPROM[electrically erasable programmable read-only memory]などを用いてもよい。
セレクタ43は、ホストコントローラ10から入力されるコマンドと、不揮発性メモリ42から読み出される正規データの一方をコマンドレジスタ22に送出する。より具体的に述べると、セレクタ43は、コマンドレジスタ22の外部設定時には、ホストコントローラ10から入力されるコマンドを選択出力し、コマンドレジスタ22のリフレッシュ時には、不揮発性メモリから読み出される正規データを選択出力する。
このようなリフレッシュ部40を設けることにより、コマンドの誤認識によりコマンドレジスタ22に誤った設定値D1〜D4が格納された場合や、外乱ノイズなどによりコマンドレジスタ22に格納された設定値D1〜D4が変化した場合であっても、定期的なリフレッシュ動作により設定値D1〜D4を正規データに書き直すことができる。従って、チャージポンプ28の出力異常が長期に亘って継続することはない。
<正昇圧チャージポンプ部>
図3は、正昇圧チャージポンプ部281の一構成例を示す回路図である。本構成例の正昇圧チャージポンプ部281は、DAC281aと、制御部281bと、フライングキャパシタCf1〜Cf3(以下では単にキャパシタCf1〜Cf3と呼ぶ)と、出力キャパシタCo1(以下では単にキャパシタCo1と呼ぶ)と、電荷転送トランジスタP1〜P4(本図の例ではいずれもPMOSFET[P-channel type metal oxide semiconductor field effect transistor]であり、以下では単にトランジスタP1〜P4と呼ぶ)と、バッファB1〜B3と、を含むディクソン型のチャージポンプである。
DAC281aは、正電源電圧VSPの印加端と接地電圧GNDの印加端との間に接続されており、デジタルの設定値D1をアナログの正基準電圧VGHR(ただしGND<VGHR<VSP)に変換する。
制御部281bは、クロック信号CLKに同期して、バッファB1〜B3へのパルス出力(=キャパシタCf1〜Cf3のパルス駆動)と、トランジスタP1〜P4のオン/オフ制御を行う。また、制御部281bは、設定値D2に応じて昇圧倍率(×A)の切替制御を行う機能も備えている。なお、本構成例の正昇圧チャージポンプ281では、昇圧倍率がA=2、A=3、または、A=4のいずれかに切り替えられる。
トランジスタP1のドレインは、正基準電圧VGHRの印加端に接続されている。トランジスタP1のソースは、キャパシタCf1の第1端とトランジスタP2のドレインに接続されている。トランジスタP2のソースは、キャパシタCf2の第1端とトランジスタP3のドレインに接続されている。トランジスタP3のソースは、キャパシタCf3の第1端とトランジスタP4のドレインに接続されている。トランジスタP4のソースは、キャパシタCo1の第1端と正昇圧電圧VGHの出力端に接続されている。キャパシタCf1の第2端は、バッファB1の出力端に接続されている。キャパシタCf2の第2端は、バッファB2の出力端に接続されている。キャパシタCf3の第2端は、バッファB3の出力端に接続されている。キャパシタCo1の第2端は、接地端に接続されている。
バッファB1〜B3は、それぞれ、正基準電圧VGHRの印加端と接地電圧GNDの印加端との間に接続されており、制御部281bからのパルス入力に応じて、キャパシタCf1〜Cf3それぞれの第2端をパルス駆動する。すなわち、キャパシタCf1〜Cf3それぞれの第2端は、正昇圧チャージポンプ部281の動作フェイズに応じて、ハイレベル(=VGHR)かローレベル(=GND)のいずれか一方となる。
上記構成から成る正昇圧チャージポンプ部281は、クロック信号CLKに同期して、第1フェイズと第2フェイズを交互に繰り返すことにより、正基準電圧VGHRよりも高い正昇圧電圧VGHを出力する。以下では、昇圧倍率が最大値(A=4)に設定されている場合を例に挙げて、各フェイズの動作状態を個別具体的に説明する。
図4は、正昇圧動作の一例を示す回路図(第1フェイズ)である。第1フェイズでは、バッファB1〜B3のパルス出力がそれぞれローレベル(=GND)、ハイレベル(=VGHR)、ローレベル(=GND)とされると共に、トランジスタP1及びP3がオンされて、トランジスタP2及びP4がオフされる。
このとき、キャパシタCf1には、正基準電圧VGHRの印加端からトランジスタP1を介して充電電流が流れる。従って、キャパシタCf1は、その両端間電圧が正基準電圧VGHRとなるまで充電される。
キャパシタCf2は、直前の第2フェイズにおいて、その両端間電圧が正基準電圧VGHRの2倍(=2VGHR)となるまで充電されている。従って、第1フェイズへの遷移により、キャパシタCf2の第2端がハイレベル(=VGHR)に引き上げられると、キャパシタCf2の第1端は、キャパシタCf2の電荷保存則に従い、第2端よりも両端間電圧分だけ高い電圧(=VGHR+2VGHR=3VGHR)に引き上げられる。
このとき、キャパシタCf2とキャパシタCf3との間では、トランジスタP3を介して電荷の転送が行われる。その結果、キャパシタCf3は、その両端間電圧が正基準電圧VGHRの3倍(=3VGHR)となるまで充電される。
また、キャパシタCo1は、直前の第2フェイズにおいて、その両端間電圧が正基準電圧VGHRの4倍(=4VGHR)となるまで充電されており、これが正昇圧電圧VGHとして出力される。
なお、第1フェイズでは、トランジスタP2及びP3がいずれもオフされているので、これらの素子を介する経路で電流が逆流することはない。
図5は、正昇圧動作の一例を示す回路図(第2フェイズ)である。第2フェイズでは、バッファB1〜B3のパルス出力がそれぞれハイレベル(=VGHR)、ローレベル(=GND)、ハイレベル(=VGHR)とされると共に、トランジスタP1及びP3がオフされて、トランジスタP2及びP4がオンされる。
キャパシタCf1は、直前の第1フェイズにおいて、その両端間電圧が正基準電圧VGHRとなるまで充電されている。従って、第2フェイズへの遷移により、キャパシタCf1の第2端がハイレベル(=VGHR)に引き上げられると、キャパシタCf1の第1端は、キャパシタCf1の電荷保存則に従い、第2端よりも両端間電圧分だけ高い電圧(=VGHR+VGHR=2VGHR)に引き上げられる。
このとき、キャパシタCf1とキャパシタCf2との間では、トランジスタP2を介して電荷の転送が行われる。その結果、キャパシタCf2は、その両端間電圧が正基準電圧VGHRの2倍(=2VGHR)となるまで充電される。
また、キャパシタCf3は、直前の第1フェイズにおいて、その両端間電圧が正基準電圧VGHRの3倍(=3VGHR)となるまで充電されている。従って、第2フェイズへの遷移により、キャパシタCf3の第2端がハイレベル(=VGHR)に引き上げられると、キャパシタCf3の第1端は、キャパシタCf3の電荷保存則に従い、第2端よりも両端間電圧分だけ高い電圧(=GHR+3VGHR=4VGHR)に引き上げられる。
このとき、キャパシタCf3とキャパシタCo1との間では、トランジスタP4を介して電荷の転送が行われる。その結果、キャパシタCo1は、その両端間電圧が正基準電圧VGHRの4倍(=4VGHR)となるまで充電される。
なお、第2フェイズでは、トランジスタP1及びP3がいずれもオフされているので、これらの素子を介する経路で電流が逆流することはない。
このように、正昇圧チャージポンプ部281では、クロック信号CLKに同期して第1フェイズと第2フェイズを交互に繰り返すことにより、正昇圧電圧VGHが生成される。
なお、上記では、昇圧倍率が最大値(A=4)に設定されている場合を例に挙げたが、昇圧倍率がA=3またはA=2である場合についても、基本的には同様のチャージポンプ動作が行われる。
例えば、昇圧倍率がA=3に設定されている場合には、トランジスタP4を常にオンとし、バッファB3を常に出力ハイインピーダンス状態とした上で、上記と同様のチャージポンプ動作を行えばよい。このような動作によれば、キャパシタCo1の両端間電圧が正基準電圧VGHRの3倍(=3VGHR)となるまで充電されるので、3倍昇圧動作を実現することができる。
また、昇圧倍率がA=2に設定されている場合には、トランジスタP3及びP4を常にオンとし、バッファB2及びB3を常に出力ハイインピーダンス状態とした上で、上記と同様のチャージポンプ動作を行えばよい。このような動作によれば、キャパシタCo1の両端間電圧が正基準電圧VGHRの2倍(=2VGHR)となるまで充電されるので、2倍昇圧動作を実現することができる。
ただし、正昇圧チャージポンプ部281の構成や動作については、何ら上記に限定されるものではなく、正基準電圧VGHRを昇圧倍率(×A)で昇圧して正昇圧電圧VGHを生成することができる限り、いかなる構成及び動作を採用しても構わない。
<負昇圧チャージポンプ部>
図6は、負昇圧チャージポンプ部282の一構成例を示す回路図である。本構成例の負昇圧チャージポンプ部282は、DAC282aと、制御部282bと、フライングキャパシタCf4及びCf5(以下では単にキャパシタCf4及びCf5と呼ぶ)と、出力キャパシタCo2(以下では単にキャパシタCo2と呼ぶ)と、電荷転送トランジスタP5〜P7(本図ではいずれもPMOSFETであり、以下では単にトランジスタP5〜P7と呼ぶ)と、バッファB4及びB5と、を含むディクソン型のチャージポンプである。
DAC282aは、接地電圧GNDの印加端と負電源電圧VSNの印加端との間に接続されており、デジタルの設定値D3をアナログの負基準電圧VGLR(ただしVSN<VGLR<GND)に変換する。
制御部282bは、クロック信号CLKに同期して、バッファB4及びB5へのパルス出力(=キャパシタCf4及びCf5のパルス駆動)と、トランジスタP5〜P7のオン/オフ制御を行う。また、制御部282bは、設定値D4に応じて昇圧倍率(×B)の切替制御を行う機能も備えている。なお、本構成例の負昇圧チャージポンプ282では、昇圧倍率がB=2、または、B=3のいずれかに切り替えられる。
トランジスタP5のソースは、負基準電圧VGLRの印加端に接続されている。トランジスタP5のドレインは、キャパシタCf4の第1端とトランジスタP6のソースに接続されている。トランジスタP6のドレインは、キャパシタCf5の第1端とトランジスタP7のソースに接続されている。トランジスタP7のドレインは、キャパシタCo2の第1端と負昇圧電圧VGLの出力端に接続されている。キャパシタCf4の第2端は、バッファB4の出力端に接続されている。キャパシタCf5の第2端は、バッファB5の出力端に接続されている。キャパシタCo2の第2端は、接地端に接続されている。
バッファB4及びB5は、それぞれ、接地電圧GNDの印加端と負基準電圧VGLRの印加端との間に接続されており、制御部282bからのパルス入力に応じて、キャパシタCf4及びCf5それぞれの第2端をパルス駆動する。すなわち、キャパシタCf4及びCf5それぞれの第2端は、負昇圧チャージポンプ部282の動作フェイズに応じて、ハイレベル(=GND)かローレベル(=VGHR)のいずれか一方となる。
上記構成から成る負昇圧チャージポンプ部282は、クロック信号CLKに同期して、第1フェイズと第2フェイズを交互に繰り返すことにより、負基準電圧VGLRよりも低い負昇圧電圧VGLを出力する。以下では、各フェイズの動作状態について、個別具体的に説明する。
図7は、負昇圧動作の一例を示す回路図(第1フェイズ)である。第1フェイズでは、バッファB4及びB5のパルス出力がそれぞれハイレベル(=GND)、ローレベル(=VGLR)とされると共に、トランジスタP5及びP7がオンされて、トランジスタP6がオフされる。
このとき、キャパシタCf4には、トランジスタP5を介して負基準電圧VGLRの印加端に向けた充電電流が流れる。従って、キャパシタCf4は、その両端間電圧が負基準電圧VGLRとなるまで充電される。
キャパシタCf5は、直前の第2フェイズにおいて、その両端間電圧が負基準電圧VGLRの2倍(=2VGLR)となるまで充電されている。従って、第1フェイズへの遷移により、キャパシタCf5の第2端がローレベル(=VGLR)に引き下げられると、キャパシタCf5の第1端は、キャパシタCf5の電荷保存則に従い、第2端よりも両端間電圧分だけ低い電圧(=VGLR+2VGLR=3VGLR)に引き下げられる。
このとき、キャパシタCf5とキャパシタCo2との間では、トランジスタP7を介して電荷の転送が行われる。その結果、キャパシタCo2は、その両端間電圧が負基準電圧VGLRの3倍(=3VGLR)となるまで充電される。
なお、第1フェイズでは、トランジスタP6がオフされているので、当該素子を介する経路で電流が逆流することはない。
図8は、負昇圧動作の一例を示す回路図(第2フェイズ)である。第2フェイズでは、バッファB4、B5のパルス出力がそれぞれローレベル(=VGLR)、ハイレベル(=GND)とされると共に、トランジスタP5及びP7がオフされて、トランジスタP6がオンされる。
キャパシタCf4は、直前の第1フェイズにおいて、その両端間電圧が負基準電圧VGLRとなるまで充電されている。従って、第2フェイズへの遷移により、キャパシタCf4の第2端がローレベル(=VGLR)に引き下げられると、キャパシタCf4の第1端は、キャパシタCf4の電荷保存則に従い、第2端よりも両端間電圧分だけ低い電圧(=VGLR+VGLR=2VGLR)に引き下げられる。
このとき、キャパシタCf4とキャパシタCf5との間では、トランジスタP6を介して電荷の転送が行われる。その結果、キャパシタCf5は、その両端間電圧が負基準電圧VGLRの2倍(=2VGLR)となるまで充電される。
また、キャパシタCo2は、直前の第1フェイズにおいて、その両端間電圧が負基準電圧VGLRの3倍(=3VGLR)となるまで充電されており、これが負昇圧電圧VGLとして出力される。
なお、第2フェイズでは、トランジスタP5及びP7がいずれもオフされているので、これらの素子を介する経路で電流が逆流することはない。
このように、負昇圧チャージポンプ部282では、クロック信号CLKに同期して第1フェイズと第2フェイズを交互に繰り返すことにより、負昇圧電圧VGLが生成される。
なお、上記では、昇圧倍率が最大値(B=3)に設定されている場合を例に挙げたが、昇圧倍率がB=2である場合にも、基本的には同様のチャージポンプ動作が行われる。
例えば、昇圧倍率がB=2に設定されている場合には、トランジスタP7を常にオンとし、バッファB5を常に出力ハイインピーダンス状態とした上で、上記と同様のチャージポンプ動作を行えばよい。このような動作によれば、キャパシタCo2の両端間電圧が負基準電圧VGLRの2倍(=2VGHR)となるまで充電されるので、2倍昇圧動作を実現することができる。
ただし、負昇圧チャージポンプ部282の構成や動作については、何ら上記に限定されるものではなく、負基準電圧VGLRを昇圧倍率(×B)で昇圧して負昇圧電圧VGLを生成することができる限り、いかなる構成及び動作を採用しても構わない。また、正基準電圧VGHの入力を受けてこれを反転昇圧(×−B)するようにしてもよい。
<チャージポンプ(第2実施形態)>
図9は、チャージポンプ28の第2実施形態を示すブロック図である。先に説明した第1実施形態(図2)では、チャージポンプ28の設定値D1〜D4を定期的に書き直すリフレッシュ部40を有しているので、コマンド誤認識やレジスタ化けが生じた場合であっても、チャージポンプ28の出力異常が長期に亘って継続することはない。
ただし、このような対策では、チャージポンプ28の設定値D1〜D4が異常となってから、それらのリフレッシュ動作が行われるまでの間、短時間ながらもチャージポンプ28の出力異常が生じる。そのため、例えば、正昇圧電圧VGHと負昇圧電圧VGLとの差電圧(=VGH−VGL)がゲートドライバ29の耐圧を超えていた場合には、出力異常が生じた時点でゲートドライバ29が破壊されてしまうおそれもある。
上記を鑑みると、コマンド誤認識やレジスタ化けに対して、定期的なリフレッシュ動作だけでは不十分であり、さらなる対策を施すことが望ましいと言える。そこで、本実施形態のチャージポンプ28には、正昇圧チャージポンプ部281と負昇圧チャージポンプ部282よりも前段に、正昇圧電圧算出部283と、負昇圧電圧算出部284と、減算部285と、判定部286と、調整部287と、が追加されている。
正昇圧電圧算出部283は、正基準電圧VGHRを設定するための設定値D1と、昇圧倍率(×A)を設定するための設定値D2の入力を受けて、正昇圧電圧VGHに相当する予想電圧値D5(=D1×D2)を算出する。
負昇圧電圧算出部284は、負基準電圧VGLRを設定するための設定値D3と、昇圧倍率(×B)を設定するための設定値D4の入力を受けて、負昇圧電圧VGLに相当する予想電圧値D6(=D3×D4)を算出する。
減算部285は、予想電圧値D5から予想電圧値D6を差し引いた差分電圧値D7(=D5−D6)を算出する。なお、この差分電圧値D7は、ゲートドライバ29への印加電圧(=VGH−VGL)に相当する。
判定部286は、差分電圧値D7が正常範囲に収まっているか否かを判定し、その判定結果を判定信号S1として調整部287に出力する。例えば、判定信号S1は、差分電圧値D7が所定の上限値DUよりも高いときにハイレベルH(=異常時の論理レベル)とされて、差分電圧値D7が上限値DUよりも低いときにローレベルL(=正常時の論理レベル)とされる。
調整部287は、判定信号S1に応じて設定値D1〜D4の少なくとも一つを調整し、これを調整設定値D1a〜D4aとして、正昇圧チャージポンプ部281及び負昇圧チャージポンプ部282に出力する。
以下では、具体的な数値例を挙げて各部の動作を説明する。まず、正常時の例として、VGHR=+5V、A=3倍、VGLR=−5V、B=3倍であるときの各部動作を説明する。なお、DU=+32V(=ゲートドライバ29の耐圧)とする。この場合には、D5=+15V(=(+5V)×3)となり、D6=−15V(=(−5V)×3)となるので、D7=+30V(=(+15V)−(−15V))となる。従って、D7<DUであることから、S1=Lとなる。このとき、調整部287は、設定値D1〜D4をそのまま調整設定値D1a〜D4aとして出力する。
次に、異常時の例として、VGHR=+5V、A=4倍、VGLR=−5V、B=3倍であるとき(昇圧倍率Aが3倍から4倍に化けてしまったとき)の各部動作を説明する。この場合には、D5=+20V(=(+5V)×4)となり、D6=−15V(=(−5V)×3)となるので、D7=+35V(=(+20V)−(−15V))となる。従って、D7>DUであることからS1=Hとなる。このとき、調整部287は、設定値D1〜D4の少なくとも一つを調整した上で、調整設定値D1a〜D4aとして出力する。
なお、設定値D1〜D4の調整動作としては、例えば、D1=+5VであるところをD1a=+4Vに引き下げることにより、設定値D1(延いては正基準電圧VGHR)のみのクリップ処理を行えばよい。このようなクリップ処理を行うことにより、調整後の正昇圧電圧VGHが+16V(=(+4V)×4)となるので、ゲートドライバ29への印加電圧が+31V(=(+16V)−(−15V))に引き下げられる。
従って、コマンド誤認識やレジスタ化けにより設定値D1〜D4が異常となった場合、それらのリフレッシュ動作を待つ間においても、ゲートドライバ29の耐圧破壊を未然に防止することが可能となる。
また、上記の例からも分かるように、設定値D1〜D4の調整動作は、必ずしも異常値を正常値に戻す動作(上記の例では昇圧倍率Aを4倍から3倍に戻す動作)である必要はなく、ゲートドライバ29への印加電圧が耐圧を超えないようになるのであれば、設定値D1〜D4のいずれを調整しても構わない。例えば、設定値D1〜D4に対してどのような調整動作を行うかを任意に設定し得る構成としておけば、アプリケーション毎に自由度の高い調整を行うことが可能となる。
なお、正昇圧電圧VGHないし負昇圧電圧VGLを微調整する必要がある場合には、昇圧倍率AないしBよりも、正基準電圧VGHRないし負基準電圧VGLRを調整する方が望ましいと言える。
また、上記の例では、判定部286において、ゲートドライバ29への印加電圧(=VGH−VGL)に相当する差分電圧値D7と所定の上限値DUを比較する例を挙げたが、例えば、差分電圧値D7と所定の下限値DLとを比較したり、若しくは、差分電圧値D7と上限値DU及び下限値DLの双方とを比較して、異常判定を行うようにしてもよい。
<チャージポンプ(第3実施形態)>
図10は、チャージポンプ28の第3実施形態を示すブロック図である。本実施形態のチャージポンプ28では、先の第2実施形態(図9)から、負昇圧チャージポンプ部282、負昇圧電圧算出部284、及び、減算部285が省略されている。
本図で示したように、単一の昇圧電圧(ここでは正昇圧電圧VGH)のみを生成するチャージポンプ28を本発明の適用対象とする場合、判定部286では、正昇圧電圧算出部283で生成される予想電圧値D5(=D1×D2)が正常範囲に収まっているか否かを判定すればよい。また、調整部287では、判定信号S1に応じて設定値D1及びD2の少なくとも一方を調整すればよい。
このような構成とすることにより、チャージポンプ28が単一出力型である場合についても、コマンド誤認識やレジスタ化けに対して十分な対策を実施することが可能となる。
なお、改めて図示は行わないが、先の第2実施形態(図9)から、正昇圧チャージポンプ部281、正昇圧電圧算出部283、及び、減算部285を省略した場合についても、上記と同様に理解することが可能である。
<車載ディスプレイ>
これまでに説明してきた液晶表示装置1は、特に車載ディスプレイに適用することが好適である。車載ディスプレイは、例えば、図11に示した車載ディスプレイ81〜83のように、車両における運転席前方のダッシュボードに設けられる。
例えば、車載ディスプレイ81は、スピードメータ、タコメータ等を表示するインパネ(instrument panel:ダッシュボードに組み付けられる計器盤)として機能する。車載ディスプレイ82は、燃料計、燃費計、シフトポジション等を表示する。車載ディスプレイ83は、車両の現在位置情報、目的地までの経路情報等を表示するナビゲーション機能を有すると共に、車両後方の撮像画像を表示するバックモニタ機能も有する。
このように、昨今の車両には、従来のカーナビゲーション装置に加えて、全面的に液晶表示を行うインパネや、車両後方の画像を表示するバックモニタなどのアプリケーションが搭載されるようになってきており、車載ディスプレイの用途が広がっている。従って、車載ディスプレイ81〜83に表示される情報は、運転者にとって益々重要性を増しており、車両を安全に運行するためには、車載ディスプレイ81〜83の信頼性をより一層高めることが求められる。
その点、先述の液晶表示装置1であれば、フェイルセーフを念頭に置いた信頼性設計がなされているので、何らかの不具合が生じた場合であっても、車両の安全運行を阻害するほどの致命的な事態には陥らずに済む。
<その他の変形例>
なお、上記の実施形態では、車載ディスプレイの電源手段として用いられるチャージポンプに本発明を適用した構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、その他の用途に供されるチャージポンプにも広く適用することが可能である。
また、本明細書中に開示されている種々の技術的特徴は、上記実施形態のほか、その技術的創作の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えることが可能である。すなわち、上記実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の技術的範囲は、上記実施形態の説明ではなく、特許請求の範囲によって示されるものであり、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内に属する全ての変更が含まれると理解されるべきである。
本明細書中に開示されている発明は、例えば、車載ディスプレイの電源手段として用いられるチャージポンプに利用することが可能である。
1 液晶表示装置
10 ホストコントローラ
20 LCDドライバ
21 インタフェース
22 コマンドレジスタ
221〜224 レジスタ部
23 タイミングコントローラ
24 データラッチ部
25 ソースDAC
26 ソースドライバ
27 DC/DCコンバータ
28 チャージポンプ
281 正昇圧チャージポンプ部
282 負昇圧チャージポンプ部
283 正昇圧電圧算出部
284 負昇圧電圧算出部
285 減算部
286 判定部
287 調整部
281a、282a DAC
281b、282b 制御部
Cf1〜Cf5 フライングキャパシタ
Co1、Co2 出力キャパシタ
P1〜P7 電荷転送用トランジスタ(PMOSFET)
B1〜B5 バッファ
29 ゲートドライバ
30 レギュレータ
31 コモン電圧生成部
32 ガンマ電圧生成部
33 異常検知部
35 LCDパネル
40 リフレッシュ部
41 タイマ
42 不揮発性メモリ
43 セレクタ
81〜83 車載ディスプレイ

Claims (10)

  1. 第1設定値に応じた第1基準電圧を第2設定値に応じた第1昇圧倍率で昇圧することにより第1昇圧電圧を生成する第1チャージポンプ部と、
    前記第1設定値と前記第2設定値の入力を受けて前記第1昇圧電圧に相当する第1予想電圧値を算出する第1昇圧電圧算出部と、
    前記第1予想電圧値が正常範囲に収まっているか否かを判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果に応じて前記第1設定値及び前記第2設定値の少なくとも一方を調整する調整部と、
    を有することを特徴とするチャージポンプ。
  2. 第3設定値に応じた第2基準電圧を第4設定値に応じた第2昇圧倍率で昇圧することにより第2昇圧電圧を生成する第2チャージポンプ部と、
    前記第3設定値と前記第4設定値の入力を受けて前記第2昇圧電圧に相当する第2予想電圧値を算出する第2昇圧電圧算出部と、
    前記第1予想電圧値と前記第2予想電圧値との差分電圧値を算出する減算部と、
    をさらに有し、
    前記判定部は、前記第1予想電圧値に代えて前記差分電圧値が正常範囲に収まっているか否かを判定し、
    前記調整部は、前記判定部の判定結果に応じて各設定値の少なくとも一つを調整する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャージポンプ。
  3. 前記第1昇圧電圧は正電圧であり、前記第2昇圧電圧は負電圧であることを特徴とする請求項2に記載のチャージポンプ。
  4. 前記第1チャージポンプ部及び前記第2チャージポンプ部は、それぞれ、
    フライングキャパシタと、
    出力キャパシタと、
    電荷転送トランジスタと、
    クロック信号に同期して前記フライングキャパシタの一端をパルス駆動すると共に前記電荷転送トランジスタをオン/オフさせる制御部と、
    を含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のチャージポンプ。
  5. 前記第1チャージポンプ部及び前記第2チャージポンプ部は、それぞれ、デジタルの設定値をアナログの基準電圧に変換するDACをさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のチャージポンプ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のチャージポンプと、
    前記チャージポンプの各設定値を格納するレジスタと、
    前記チャージポンプから電力供給を受けて動作する負荷と、
    を集積化して成る半導体装置。
  7. 前記レジスタに格納された各設定値を定期的に書き直すリフレッシュ部をさらに集積化して成ることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置。
  8. 前記負荷は、LCD[liquid crystal display]パネルのゲート駆動を行うゲートドライバであることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の半導体装置。
  9. 請求項8に記載の半導体装置と、
    前記半導体装置によって駆動されるLCDパネルと、
    を有することを特徴とする液晶表示装置。
  10. 請求項9に記載の液晶表示装置を有することを特徴とする車両。
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