JP2017130576A - リードフレーム及びこれを用いた半導体装置、並びにそれらの製造方法 - Google Patents

リードフレーム及びこれを用いた半導体装置、並びにそれらの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、上記状況を鑑み発明されたもので、フリップチップ実装に適し、チップサイズの小型化、多ピン化が可能で、かつ、低コスト化が可能であるとともに、バンプのリフロー時の濡れ広がりを制御できるリードフレーム及びこれを用いた半導体装置、並びにそれらの製造方法を提供することを目的とする。【解決手段】金属材料からなる半導体素子実装用のリードフレーム50であって、表面側の所定領域に半導体素子60をフリップチップ接続可能な内部端子部110、120を有するリード部11、12と、該リード部の前記内部端子部の表面に形成された凹部20と、該凹部の内側に形成されためっき層30と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、リードフレーム及びこれを用いた半導体装置、並びにそれらの製造方法に関する。
近年、電子機器の小型化・軽量化が急速に進み、それら電子機器に用いられる半導体装置も小型化・軽量化・高機能化、が要求されている。一般的な半導体装置のうち、比較的小型で薄型の半導体装置としては、QFN(Quad Flat No-Lead)等の金属板を加工したリードフレームを用いた半導体装置が挙げられる。
また、半導体素子とリード部を連結する際には、一般的に、金線を使用したワイヤボンディング方式が採用されていた。しかし、近年のAu価格の高騰で、金線を使用せず、半導体素子とリード部を直接接続するフリップチップ方式の採用が増えてきている。
例えば、特許文献1では、金属製のリードフレームの表面のボンディング性を良くするため、半導体素子実装部を含む領域にAu、Ag等貴金属めっき等の表面処理が予めなされたリードフレームを用意し、半導体素子の電極部と、金属バンプ等を介して熱圧着または超音波併用熱圧着等により接合している。その後、半導体素子及びリードフレーム全体を樹脂封止し、所定の寸法に切断することにより、半導体装置を完成させている。
また、特許文献2には、パワー半導体装置に関する記載がある。パワー半導体装置には比較的大きな電流を流すことから、1ヶ所のリード部に対し複数本の金ワイヤを接続し、半導体素子の電極とリード部との間の抵抗を低減している。また、1ヶ所リード部に対し半導体素子の電極部に複数のはんだバンプを形成し、フリップチップ実装する記載もある。
更に、特許文献3には、1つ又は複数の端子に対し、同一の平面上に複数のAuバンプを用いフリップチップ実装を行うパワー半導体装置が記載されている。
上述の状況から、半導体装置は、小型化・薄型化とともに低コスト化の要請を受け、QFN等金属板を加工したリードフレームを使用した半導体装置で、半導体素子の電極部とリード部の接続方法がフリップチップ方式を用いる装置が増加している。加えて、更なる小型化、多ピン化の要求もある。フリップチップ実装の場合、半導体素子の電極部は半導体素子の外形周辺部に配置される。これに従い、リード部先端の内部端子部はこれに合わせるように配置する。特許文献1に示されるように、従来のリード部の先端形状は、バンプ形成部を含みバンプより十分大きな形状とされていた。
特開平10−294411号公報 特開2003−188203公報 特開2000−223634公報
しかしながら、小型化や多ピン化等の要求から、半導体素子自体が小さく、かつ、多ピン化になるに従い、電極間のピッチが狭くなってきている。そして、リード部の先端形状も、隣接するリード部に接触しないように、また、リード部の内部端子部の先端が半導体素子自体に接触しないように、バンプの大きさと、内部端子部を含むリード部先端形状の大きさがほぼ同等になるように要求されてきている。このような状態でフリップチップ実装を行うと、電極の位置とリード部の位置がずれる不具合が発生する。また、バンプがはんだバンプの場合は、リフロー時にはんだがリード側面にも濡れ広がり、隣接するリードと接触する可能性もある。特許文献2や特許文献3に記載のパワー半導体装置の場合は、1つ又は複数の端子に対し、同一の平面上に複数のフリップチップ実装を行うため、バンプ間の間隔が狭くなり、バンプの一部が隣接するバンプと接触する可能性が大きくなる。また、接触は発生しないものの、バンプが膨らみあるいは拡がり、バンプ間の間隔が狭くなることにより、その後の工程である樹脂封止工程でバンプ間に十分に樹脂が入り込めず、樹脂未充填の不具合が発生する可能性が大きくなる。特に、抵コスト化のため、フリップチップ実装にはんだバンプを使用したパワー半導体装置においては、はんだバンプのリフロー時の濡れ広がりを制御することは重要である。
そこで、本発明は、上記状況を鑑み発明されたもので、フリップチップ実装に適し、チップサイズの小型化、多ピン化が可能で、かつ、低コスト化が可能であるとともに、はんだバンプのリフロー時の濡れ広がりを制御できるリードフレーム及びこれを用いた半導体装置、並びにそれらの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るリードフレームは、金属材料からなる半導体素子実装用のリードフレームであって、
表面側の所定領域に半導体素子をフリップチップ接続可能な内部端子部を有するリード部と、
該リード部の前記内部端子部の表面に形成された凹部と、
該凹部の内側に形成されためっき層と、を有する。
また、他の態様に係る半導体装置は、金属材料からなり、表面に形成された凹部の内側にめっき層が形成された内部端子部を表面側に有するリード部と、
前記凹部内の前記めっき層上に設けられたバンプを介して前記内部端子部とフリップチップ接続された半導体素子と、
前記半導体素子、前記バンプ、及び前記リード部の前記表面側を含む領域を封止する樹脂と、を有する。
また、他の態様に係るリードフレームの製造方法は、表面側に内部端子部を有するリード部を備えた半導体素子実装用のリードフレームの製造方法であって、
金属板の前記表面側の前記内部端子部を形成しようとする所定領域内に凹部を形成する工程と、
前記凹部の内側にめっき層を形成する工程と、
該凹部を前記内部端子部内に有し、所定形状を有する前記リード部を形成する工程と、
を有する。
更に、他の態様に係る半導体装置の製造方法は、前記リードフレームの製造方法により製造されたリードフレームの前記凹部内の前記めっき層上にバンプを形成する工程と、
該バンプを用いて半導体素子を前記リード部の前記表面側にフリップチップ実装する工程と、
前記半導体素子、前記バンプ、及び前記リード部の前記裏面側の表面以外の領域を樹脂で封止する工程と、を有する。
本発明によれば、フリップチップ実装に適し、チップサイズの小型化、多ピン化が可能で、かつ、低コスト化が可能なリードフレーム及びこれを用いた半導体装置、並びにそれらの製造方法を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るリードフレームの一例を示す図である。図1(a)は本発明の実施形態に係るリードフレームの一例を示した断面図である。図1(b)は本発明の第1の実施形態に係るリードフレームの一例を示した平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るリードフレームのリード部先端形状の一例を示した斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の一例を示した断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50の実施例を比較例とともに示した図である。図4(a)は、本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50の実施例を示した図である。図4(b)は、比較例に係るリードフレームを示した図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法の一例の前半の一連の工程を示した図である。図5(a)は、金属板用意工程の一例を示した図である。図5(b)は、凹部用レジスト形成工程の一例を示した図である。図5(c)は、凹部エッチング工程の一例を示した図である。図5(d)は、凹部めっき工程の一例を示した図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法の一例の後半の一連の工程を示した図である。図6(a)は、凹部用レジスト剥離工程の一例を示した図である。図6(b)は、リード部用レジスト形成工程の一例を示した図である。図6(c)は、リード部エッチング工程の一例を示した図である。図6(d)は、リード部用レジスト剥離工程の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例の一連の工程を示した図である。図7(a)は、バンプ形成工程の一例を示した図である。図7(b)は、半導体素子実装工程の一例を示した図である。図7(c)は、樹脂封止工程の一例を示した図である。図7(d)は、個片化工程の一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係るリードフレームの一例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の一例を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法の一例の前半の一連の工程を示した図である。図10(a)は、金属板用意工程の一例を示した図である。図10(b)は、凹部用レジスト形成工程の一例を示した図である。図10(c)は、凹部エッチング工程の一例を示した図である。図10(d)は、凹部めっき工程の一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法の一例の中盤の一連の工程を示した図である。図11(a)は、凹部用レジスト剥離工程の一例を示した図である。図11(b)は、裏面めっき用レジスト形成工程の一例を示した図である。図11(c)は、裏面めっき工程の一例を示した図である。図11(d)は、裏面めっき用レジスト剥離工程の一例を示した図である。 本発明の第2の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法の一例の後半の一連の工程を示した図である。図12(a)は、リード部用レジスト形成工程の一例を示した図である。図12(b)は、リード部エッチング工程の一例を示した図である。図12(c)は、リード部用レジスト剥離工程の一例を示した図である。 本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法100aの一例の一連の工程を示した図である。図13(a)は、バンプ形成工程の一例を示した図である。図13(b)は、半導体素子実装工程の一例を示した図である。図13(c)は、樹脂封止工程の一例を示した図である。図13(d)は、樹脂封止後のエッチング工程の一例を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の説明を行う。
[第1の実施形態のリードフレーム及び半導体装置]
図1は、本発明の第1の実施形態に係るリードフレームの一例を示す図である。図1(a)は本発明の実施形態に係るリードフレームの一例を示した断面図である。図1(b)は本発明の第1の実施形態に係るリードフレームの一例を示した平面図である。図2は、本発明の第1の実施形態に係るリードフレームのリード部先端形状の一例を示した斜視図である。
図1(a)、(b)に示されるように、本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50は、半導体素子を実装可能な半導体素子実装領域40を有する。また、リードフレーム50は、半導体素子実装領域40に包含される領域から、半導体素子実装領域40の周辺に延びるように延在するリード部11、12を有する。リード部11、12は、裏面側には外部機器と接続するための外部端子部111、121を有し、表面側には半導体素子の電極を接続するための内部端子部110、120を有している。なお、内部端子部110120は、リード部11、12の先端の一定の幅を有して内側に延びている領域である。図1及び図2に示されるように、内部端子部110、120の表面には凹部20が形成され、かつ凹部20の内側にはめっき層30が形成されている。なお、パワー半導体装置用リードフレームにおいては、リード部11、12は、詳細には制御系リード部11及びパワー系リード部12であるが、特に両者を区別する必要の無いときには、単にリード部11、12と呼んでもよいこととする。
なお、図2において、凹部20の底面21と側面22が明確に分かれているように描かれているが、凹部20はエッチングにより形成されているので、実際には、底面21と側面22との境界が曖昧な、なだらかな曲面を有する窪み形状となる。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の一例を示した断面図である。図3に示されるように、第1の実施形態に係る半導体装置100は、上述の第1の実施形態に係るリードフレーム50を用いて構成される。具体的には、半導体装置100は、リードフレーム50のリード部11、12上に、バンプ70を介して半導体素子60がフリップチップ接続され、半導体素子60、バンプ70及びリード部11、12の上面及び側面を樹脂80で封止して構成される。
以下、第1の実施形態に係るリードフレーム50及び半導体装置100の各構成要素について個別に説明する。
図3に示されるように、半導体装置100は、半導体素子60の電極61とリードフレーム50のリード部11、12とをフリップチップ方式の接続方法により接続する。このため、リードフレーム50は、半導体素子60を搭載するダイパッド部等は有しない。図1(b)に示されるように、半導体素子実装領域40は、リード部11、12の内部端子部110、120を覆う領域となる。
図1及び図3に示されるように、リード部11、12は、金属板10をエッチング加工して形成されたものである。金属板10は一般的にCu材またはCu合金材を使用する。リード部11、12の先端部の表面側に、半導体素子60の電極61と接続する内部端子部110、120を配置している。裏面側には、はんだ合金等で外部機器と接続する外部端子部111、121が設けられている。なお、リード部11、12の裏面にめっき層を形成し、めっき層が形成された領域を外部端子部111、121としてもよい。
次に、本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50の特徴について、図1乃至図3を参照して説明する。本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50の特徴は、半導体素子60の電極61とフリップチップ方式で接続する内部端子部110、120の領域に凹部20を形成し、その凹部20内にめっき層30を形成したことである。フリップチップ実装の場合、半導体素子60の電極61は半導体素子60の外形周辺部に配置されることが多い。これに従い、リード部11、12の先端の内部端子部110、120はこれに合わせるように配置する。小型化や多ピン化等により、半導体素子60自体が小さく、かつ、多ピン化になるに従い、電極間のピッチが狭くなり、リード部11、12の先端形状も、隣接するリード部11、12に接触しないように、また、リード部11、12の内部端子部110、120の先端が半導体素子60自体に接触しないように、バンプの大きさと、内部端子部110、120を含むリード部11、12の先端形状の大きさがほぼ同等になるように要求されてきている。このため、バンプ70の搭載位置の精度を向上させ、半導体素子60の電極61の位置に合わせる必要がある。このため、バンプ70が所定の位置よりはみ出すとリード形状を超え、隣接するリード部11、12と接触する危険性がある。また、バンプ70がはんだバンプの場合は、リフロー時にはんだがリード部11、12の側面にも濡れ広がり、隣接するリード部11、12と接触する可能性もある。
また、図1及び図3では、パワー半導体素子実装用のリードフレーム50及びパワー半導体装置100を例に挙げている。パワー半導体素子60は、電力を制御する半導体素子60である。このため、パワー半導体装置100は、比較的大きな電流を流す、電力の入出力をするパワー系リード部12と、電力の入出力を制御するための制御系リード部11とがある。パワー半導体装置100の特徴は、このパワー系リード部12で、比較的大きな電流が流れるため、パワー系リード部12と半導体素子の電極の接続は、低抵抗が好ましく、通常の半導体素子では、1ヶ所のリードに対し1ヶ所接続であるのに対し、複数のバンプ70を形成し、かつ、バンプ形状も楕円形状と面積を大きくすることにより、抵抗を低減させている。これらをフリップチップ実装する場合、同一平面に複数のバンプ70を形成するため接合部にストレスがかかりやすく、これを防止するためバンプ70ははんだバンプを使用することが多い。以下、バンプ70をはんだバンプとして構成した例を挙げて説明する。はんだバンプ70は、このようなストレスを吸収する。但し、はんだバンプ70の場合、リフロー時の濡れ広がりが大きくなる傾向がある。特に、パッケージサイズが小型化されたパワー半導体装置100のパワー系リード部12は、バンプ70間の間隔が狭くなり、リフロー時にはんだブリッジが発生する可能性がある。また、はんだブリッジまでには至らなくとも、はんだバンプ70が所定の範囲を超えて濡れ広がる可能性がある。これらは、その後フリップチップ接合部を含め樹脂封止されるが、この時はんだブリッジや所定の範囲を超えた濡れ広がり部が支障となり、バンプ70間の一部に未充填部が発生する。よって、パワー系半導体装置100では、はんだ濡れ広がりを管理することが重要である。
そこで、本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50は、上述の問題点を踏まえて検討されたものである。本実施形態に係るリードフレーム50のリード部11、12の先端の内部端子部110、120には凹部20を形成し、凹部20の内側にめっき層30を形成した。また、めっき層30は凹部20の内側の面を覆い、かつ、めっき層30の周辺部が高く、中央部が低い窪み形状を有している。
図4は、本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50の実施例を比較例とともに示した図である。図4(a)は、本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50の実施例を示した図である。図4(a)に示されるように、凹部20の内側にめっき層30が形成されているが、凹部20は、中央部がやや深く窪んだ形状となっており、周縁部が中央部よりも浅く、底面が高くなっている。それに伴い、めっき層30も、中央部が周縁部よりも低い窪み形状を有している。
一方、図4(b)は、比較例に係るリードフレームを示した図であるが、凹部20が形成されずに平坦面上にめっき層が形成された場合、めっき層は表面よりも突起した形状となっている。
このように、リード部11、12の内部端子部110、120の表面にエッチングにより凹部20を形成し、その上にめっき層30を形成すると、めっき層30は、中央部が周縁部よりも窪んだ窪み形状となる。このめっき層30の窪みの形状の深さは、例えば、3μmから20μmである。この窪み部にははんだバンプ70が形成され、その後フリップチップ接合により半導体素子60が搭載される。この時、はんだがリフローされる。この窪み部の深さは、はんだがリフローされた時にめっき層30以外に濡れ広がりが起きないように、はんだバンプ70の大きさに応じて窪み深さを設定する。窪み深さが深い場合、リード部11、12と半導体素子の下面が接触するリスクが高くなり、かつ、その隙間が狭いとその隙間に封止樹脂が未充填になる可能性がある。逆に窪み深さが浅いとその効果がない。そこで、窪み深さは、5μmから20μmになるようにする。好ましくは、5μmから10μmである。
めっき層30のめっきの種類は、はんだバンプ等と接合性が良いものであれば、限定されない。Au、Ag、Pdの単層めっき、あるいは、凹部20の表面から、Niめっき層、Pdめっき層、Auめっき層を積層した積層めっきであっても良い。なお、めっき層30の最表面層は、はんだバンプと濡れ性が良好なAuめっきであることが好ましい。本発明の第1の実施形態に係るリードフレーム50では、リード部11、12においては、めっき層30の形成は、はんだバンプ等が形成される凹部20の内側の表面上のみに限定される。凹部20の周辺にはめっきが施されず、リードフレーム50の素材面(金属板10の表面)が露出している。めっき層30の最表面層がAuめっき層であれば、はんだバンプがリフローされた時、はんだ濡れ性がよいAuめっきにはんだが集中し、リードフレーム50の素材面が露出している凹部20の周辺の濡れ広がりを防止できる。凹部20の周辺にも同種のめっきを施した場合、はんだが濡れ広がる可能性がある。また、金バンプの場合は、はんだめっきでもよい。
めっき層30の厚さは、限定されない。めっき層30の厚さは、めっきの種類やはんだバンプ70との接合性等を考慮して設定する。なお、めっき層30の厚さは、凹部20の深さと密接に関係する。
凹部20は、フリップチップ実装を行う位置に配置する。大きさは、はんだバンプ70をリフロー時に、はんだの濡れ広がりを防止できる程度に設定する。なお、その後、凹部20の内側には、めっきが施されるので、めっき層30の厚みを考慮し、最終的にめっき層30の窪み深さが5μmから20μmになるように、凹部20の深さとめっき層30の厚さを設定する。例えば、凹部20の深さを10μmとし、凹部20の内面にAgめっきをめっき厚さ5μmで行う場合、めっき層30は、凹部20の側面にもめっきすることにより、めっき層30の周辺部が高く中央部が低い窪み形状を形成することが出来る。前述したパワー系半導体装置100のパワー系リード部12等、はんだバンプ70の量が多い場合やはんだバンプ70の量がばらつきやすい場合は、めっき層30の窪みの深さでそれを調整することができ、有効である。
図2に示されるように、凹部20は、底面21と、下に凸の曲面状の側面22とを有する。側面22は、必ずしも曲面状でなくてもよいが、凹部20は、金属板10の表面をエッチングすることにより形成されるため、エッチング面は曲面状となる。底面21もエッチング面であるため、完全な平坦面ではなく、若干の凹凸を有する面である。
また、凹部20の深さを10μmとし、凹部20の内面にNiめっきし、めっき厚さを10μmとし、その後Pdめっきを0.05μmの厚さで形成し、更にその上にAuめっき層を0.005μmの厚さで形成する三層積層めっきをした場合、めっき層30の中央部は、リード部表面の位置と略同じ高さになる。一方、めっき層30の周辺部では、凹部20の側面からめっきが施され、かつ凹部20のエッジ部に電流が集中し、周辺部にめっきが厚く付くエッジ効果により、めっき層30の周辺部が高くなる。半導体装置が小型化、集積化、多ピン化し、フリップチップ接続する領域が小さく、かつはんだバンプ70が小さい場合は、リード部11、12と半導体素子との距離を確保し、かつはんだの濡れ広がりを防止する凹部20を形成する方法として有効である。また、めっき層30の窪み形状を形成し、凹部20の深さよりめっき層30の厚みを厚くすることで、リード部11、12の表面の位置よりめっき層30の中央部の位置を高くすることもできる。即ち、リード部11、12と半導体素子60との距離をより広くすることが可能となる。なお、この場合には、はんだバンプ70がリフローした時、めっき層30の窪み部からめっき層30の側面に濡れ広がることがあるので、バンプの大きさには注意が必要である。
パワー系半導体装置100は、前述したように、パワー系リード部12と制御系リード部リード部11という機能の違うリード部11、12が存在する。そこで、パワー系リード部12は、半導体素子の電極の接続は低抵抗が好ましく、接続形状を楕円形状等にし、面積を大きくしておりはんだバンプの量も多い。このためパワー系リード部12の表面よりめっき層30の窪み位置が低くなるように設定し、制御系リード部11では、めっき層30の窪み位置がほぼ制御系リード部11と同等の高さになるようにめっき層30を形成してもよい。
なお、パワー系半導体装置としては、パワーMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)トランジスタ、IGBT(Insulator Gate Bipolar Transistor)等のゲートを制御入力端子とするトランジスタが挙げられる。入力端子及び出力端子は、パワーMOSFETの場合はソース及びドレインとなり、IGBTの場合はエミッタ及びコレクタとなる。
凹部20の形状については、特に限定はないが、一般には円形である場合が多い。また、パワー系半導体装置100のパワー系リード部12等は、大きな電流を流す必要があり、接地面積を多くとる必要から、楕円形状等、面積を大きくとる形状を用いることが好ましい。
めっき層30は、周辺部が高く中央部が低い窪み形状を有しているため、はんだバンプ70を形成する時のガイドにも有効である。中央部が低い窪み形状になるため、はんだバンプ70がめっき層30の中央部による傾向にあり、フリップチップ接続を行うときに、はんだバンプ70との位置精度の向上が期待できる。
[第1の実施形態のリードフレームの製造方法]
次に、図5乃至図6を参照して本発明の第1の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレーム50の製造方法について説明する。図5は、本発明の第1の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法の一例の前半の一連の工程を示した図である。
図5(a)は、金属板用意工程の一例を示した図である。図5(a)に示されるように、本発明の実施形態に係るリードフレームを製造するに当たり、まずは金属板10を用意する。使用する金属板10の材質は、リードフレーム材料であれば特に限定はないが、一般的にCu合金又はCuが使用される。
図5(b)は、凹部用レジスト形成工程の一例を示した図である。凹部用レジスト形成工程では、詳細には、金属板10の表面にレジスト被覆、露光、現像を行い、凹部用レジストマスク92を形成する。金属板10の表・裏面全体を、レジスト90で被う。使用するレジスト90としては、ドライフィルムレジストのラミネート、又は液状レジストの塗布及び乾燥によるレジスト層の被覆等、従来からの公知の方法を用いて行うことができる。次に、露光では、前のレジスト被覆工程で金属板10の表・裏面にレジスト90を被覆した後、そのレジスト90上に、表面側では、内部端子部110、120に凹部20となる位置に所望のパターン、裏面側は全面を覆うパターンが形成されたマスク(紫外光遮蔽ガラスマスク)を被せ、露光を行う。
現像では、マスクを除去してレジスト90を現像することにより、表面に凹部20を形成する部分(未硬化部分)を除去して開口部91を形成し、金属板10の表面を露出させる。これにより、硬化して残留したレジスト90と開口部91からなる凹部用マスク92が形成される。
図5(c)は、凹部エッチング工程の一例を示した図である。図5(c)に示されるように、形成したレジストマスク92を凹部エッチング用マスク92として、金属板10の表面上にエッチング加工を行い、凹部20を形成する。エッチング深さは5μm以上30μm以下で、好ましくは、5μm〜20μmである。
図5(d)は、凹部めっき工程の一例を示した図である。図5(d)に示されるように、形成したレジストマスク92を凹部めっき用マスクとして、金属板10の凹部20が形成された面にめっき加工を行い、凹部20内側にめっき層30を形成する。めっき層30は、凹部20の底面21及び側面22に形成される。めっきの種類は、特に限定はない。めっき層30の表面層には、接合性の良いAu等を用いることが好ましい。
図6は、本発明の第1の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法の一例の後半の一連の工程を示した図である。
図6(a)は、凹部用レジスト剥離工程の一例を示した図である。凹部用レジスト剥離工程では、硬化しているレジスト90を剥離する。これにより、金属板10の表面側に凹部20が形成され、その凹部20の内側にめっき層30が形成された状態となる。
なお、裏面側の外部端子部にめっき層を必要とする場合は、図6(a)の工程後、再度、図5(c)の凹部エッチング工程を除き、図5(b)から図6(a)の一連の工程を行い、凹部に変えて、外部端子部111、121の該当する範囲にめっきするようにレジストマスクを作成し、めっき層を形成する(図示せず)。
図6(b)は、リード部用レジスト形成工程の一例を示した図である。リード部用レジスト形成工程では、詳細には、金属板10の表面側及び裏面側にレジスト被覆、露光、現像を行い、リード部用レジストマスク96、97を形成する。図6(b)において、最初に、金属板10に凹部20が形成された表面側と金属板10の裏面側の全体を、レジスト94で被う。使用するレジスト94としては、ドライフィルムレジストのラミネート、又は液状レジストの塗布及び乾燥によるレジスト層の被覆等、従来からの公知の方法を用いて行うことができる。次に露光では、前のレジスト被覆で金属板10の表・裏面にレジスト94を被覆した後、表裏面側に、リード部形状を形成可能なように所定のパターンを形成する。なお、少なくとも内部端子部110、120を形成する領域は、レジスト94で覆う。次に、パターンが形成されたマスク(紫外光遮蔽ガラスマスク)を被せ、露光を行う。
現像では、マスクを除去してレジスト94を現像することにより、未硬化部分を除去して開口95を形成し、金属板10の表面を露出させる。これにより、硬化して残留したレジスト94と開口部95からなるリード部用マスク96、97が形成される。
図6(c)は、リード部エッチング工程の一例を示した図である。リード部エッチング工程では、図6(b)で形成したリード部用レジストマスク96、97を使用し、金属板10をエッチング加工してリード部11、12を形成する。
図6(d)は、リード部用レジスト剥離工程の一例を示した図である。リード部めっき用レジスト剥離工程では、硬化しているレジスト94を剥離する。
これにより、リードフレーム50が完成する。なお、必要に応じ、所定の寸法に切断しシート状にしても良い。
このように、上述の各工程を順に経ることにより、本発明の実施形態に係るリードフレーム50が作製される。
[第1の実施形態の半導体装置の製造方法]
次に、図7を用いて、上述の製造方法によって作製されたリードフレーム50を用いて半導体装置100を製造する半導体装置100の製造方法の一例について説明する。なお、図7では、半導体素子60とリード部30の接続方法がフリップチップ方式である例について説明する。
図7は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例の一連の工程を示した図である。
図7(a)は、バンプ形成工程の一例を示した図である。バンプ形成工程においては、半導体素子実装用リードフレーム50のリード部11、12の内部端子部110、120のめっき層30の表面上に、半導体素子60と接続するためのバンプ70を形成する。
図7(b)は、半導体素子実装工程の一例を示した図である。半導体素子60の電極61は、図7(a)で形成されたバンプ70に接続され、リード部11、12の内部端子部110、120の上側に半導体素子60が実装される。
図7(c)は、樹脂封止工程の一例を示した図である。樹脂封止工程では、リードフレーム50の半導体素子60を実装した面全体を樹脂80により封止する。これにより、樹脂80よりリード部11、12の外部端子部111、121の底面のみが露出した半導体装置100が得られる。
図7(d)は、個片化工程の一例を示した図である。最後に、個片化工程において、図7(d)に示すように、所定の半導体装置100の寸法になるように切断し、半導体装置を100完成させる。
第1の実施形態に係るリードフレーム50及び半導体装置100によれば、パワー系半導体素子60をフリップチップ接続により実装する場合に、隣接するバンプの間隔が狭い場合であっても、バンプの濡れ広がりを防止し、小型化及び薄型化の要請に応えることができる。
[第2の実施形態のリードフレーム及び半導体装置]
図8は、本発明の第2の実施形態に係るリードフレーム50aの一例を示す断面図である。図9は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置100aの一例を示す断面図である。
本発明の第2の実施形態に係るリードフレーム50aは、半導体素子60a(図9参照)を実装可能な半導体素子実装領域40aを有する。半導体素子実装領域40aに上面視において包含される領域には、リード部11aを配置している。リード部11aの表面側は、内部端子部110aとして機能し、内部端子部110a内に凹部20aが形成されている。また、凹部20aの内側には、リード表面めっき層30aが形成されている。更に、リード部11aの裏面側には、リード裏面めっき層31が形成されている。リード裏面めっき層31は、外部機器と接続するための外部端子部として機能し、リード表面めっき層30aは、半導体素子60aの電極61aを接続するための内部端子部110aとなる。リード部11aは、金属板10aを表面側から裏面に向かって、リード表面めっき層30aの略平面形状に沿って金属板10aの一部からリード部11a、及び裏面連結金属部13を形成する非貫通の窪み領域14を備える。リード部11aは、非貫通の窪み領域14を加工することにより柱状の形状となる。
第1の実施形態に係るリードフレーム50と比較して、第2の実施形態に係るリードフレーム50aは、リード部11aの形成が、リード表面めっき層30aの略平面形状に沿っており、金属板10の一部からリード部11a、及び裏面連結金属部13を形成する非貫通の窪み領域14を形成したこと、及び、非貫通の窪み加工をしたことで、裏面側の全面に金属板10が残っていることが相違する。第1の実施形態では、リード部11、12は互いに所定間隔を有して分離されているため、リードフレーム50の枠部と連結片等で連結していないと保持できない。樹脂封止後、連結片を枠部より切断することで各リード部11、12を個別に独立させている。第2の実施形態では、裏面側に金属板10が全面に残っていることにより、連結片の配置を考慮せずに自由に設定することができる。例えば、連結片の配置を気にすることなくリード部11aを2列、3列と複数列設けることができる。
なお、本発明の特徴である内部端子部110aに凹部20aを形成し、その内側にめっき層30aを形成することについては、第1の実施形態に係るリードフレーム50と同様である。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置100aの一例を示す断面図である。柱状のリード部11aの上面は、内部端子部110aとして機能し、内部端子部110aの表面には凹部20aが設けられ、凹部20aの内面上にリード表面めっき層30aが設けられている。そして、バンプ70aを介して内部端子部110aに半導体素子60aがフリップチップ接続されている。半導体素子60a、バンプ70a、及びリード部11aの表面側は、樹脂80aにより封止されている。また、柱状のリード部11aの裏面側の一部は樹脂80aに封止されずに突出し、裏面にはリード裏面めっき層31が形成されている。
第2の実施形態に係る半導体装置100aは、第1の実施形態と比較して、樹脂80aで封止した後、裏面側より、リード裏面めっき層31をエッチングマスクとして、裏面連結金属部13をエッチングしてリード部11aを個々に独立させ、樹脂80aより外部端子部111aが突出している所が相違する。
このように、本発明は、テープレスQFN基板にも適用可能であり、フリップチップ接続を行う種々のリードフレーム50a及び半導体装置100aに適用可能である。
[第2の実施形態のリードフレームの製造方法]
次に、図10乃至図12を参照して本発明の第2の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法について説明する。
図10は、本発明の第2の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法の一例の前半の一連の工程を示した図である。
図10(a)は、金属板用意工程の一例を示した図である。図10(a)に示されるように、本発明の実施形態に係るリードフレーム50aを製造するに当たり、まずは金属板10aを用意する。使用する金属板10aの材質は、リードフレーム材料であれば特に限定はないが、一般的にCu合金又はCuが使用される。
図10(b)は、凹部用レジスト形成工程の一例を示した図である。凹部用レジスト形成工程では、詳細には、金属板10aにレジスト被覆、露光、現像を行い、凹部用レジストマスク92aを形成する。金属板10の表・裏面全体を、レジスト90aで被う。使用するレジスト90aとしては、ドライフィルムレジストのラミネート、又は液状レジストの塗布及び乾燥によるレジスト層の被覆等、従来からの公知の方法を用いて行うことができる。次に、露光では、前のレジスト被覆工程で金属板10aの表・裏面にレジスト90aを被覆した後、表面側では、レジスト90a上に内部端子部110a内の凹部20aとなる位置に所望のパターン、裏面側では全面を覆うパターンが形成されたマスク(紫外光遮蔽ガラスマスク)を被せ、露光を行う。
現像では、マスクを除去してレジスト90aを現像することにより、表面に凹部20aを形成する部分(未硬化部分)を除去して開口部91aを形成し、金属板10aの表面を露出させる。これにより、硬化して残留したレジスト90aと開口部91aからなる凹部用マスク92aが形成される。
図10(c)は、凹部エッチング工程の一例を示した図である。図10(c)に示されるように、形成したレジストマスク92aを凹部エッチング用マスクとして、金属板10aの表面上にエッチング加工を行い、凹部20aを形成する。エッチング深さは5μm以上30μm以下で、好ましくは、5μm〜20μmである。
図10(d)は、凹部めっき工程の一例を示した図である。図10(d)に示されるように、形成したレジストマスク92aを凹部めっき用マスクとして、金属板10aの凹部20aが形成された面にめっき加工を行い、凹部20aの内側にめっき層30aを形成する。めっきの種類は、特に限定はないが、薄膜でも強度があるNiめっきを用いることが好ましい。表面層は接合性の良いAu等を用いる。
図11は、本発明の第2の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法の一例の中盤の一連の工程を示した図である。
図11(a)は、凹部用レジスト剥離工程の一例を示した図である。凹部用レジスト剥離工程では、硬化しているレジスト90aを剥離する。これにより、金属板10aの上に凹部20aが形成され、その凹部20aの内側にめっき層30aが形成された状態となる。
図11(b)は、裏面めっき用レジスト形成工程の一例を示した図である。裏面めっき用レジスト形成工程では、図10(b)と同様に、金属板10aの表面側にレジスト94aを被覆し、露光、現像を行い、開口95aを有する裏面めっき用レジストマスク96aを形成する。
図11(c)は、裏面めっき工程の一例を示した図である。図11(c)に示されるように、形成したレジストマスク96aを裏面めっき用マスクとして、金属板10aの裏面側にめっき加工を行い、リード裏面めっき層31を形成する。
図11(d)は、裏面めっき用レジスト剥離工程の一例を示した図である。裏面めっき用レジスト剥離工程では、硬化しているレジスト94aを剥離する。
図12は、本発明の第2の実施形態に係る半導体素子実装用リードフレームの製造方法の一例の後半の一連の工程を示した図である。
図12(a)は、リード部用レジスト形成工程の一例を示した図である。リード部用レジスト形成工程では、詳細には、レジスト被覆、露光、現像を行い、リード部用レジストマスク99aを形成する。図10(d)で金属板10aに凹部20aが形成された表面側の全面と裏面側の全面を、レジスト97aで被う。使用するレジスト97aとしては、ドライフィルムレジストのラミネート、又は液状レジストの塗布及び乾燥によるレジスト層の被覆等、従来からの公知の方法を用いて行うことができる。次に露光では、前のレジスト被覆で金属板10aの表・裏面にレジスト97aを被覆した後、表面側にリード部形状を形成可能なようなパターン、裏面側は全面レジストマスクが覆うようなパターンが形成されたマスク(紫外光遮蔽ガラスマスク)を被せ、露光を行う。なお、少なくとも内部端子部110aは、レジスト97aで覆う。
現像では、マスクを除去してレジスト97aを現像することにより、未硬化部分を除去して開口98aを形成し、金属板10aの表面側を露出させる。これにより、硬化して残留したレジスト97aと開口部98aからなるリード部用マスク99aが形成される。
図12(b)は、リード部エッチング工程の一例を示した図である。リード部エッチング工程では、図12(a)で形成したリード部用レジストマスク99aを使用し、金属板10aの表面側をエッチング加工して非貫通の窪み加工を行い、柱状のリード部11aを形成する。
図12(c)は、リード部用レジスト剥離工程の一例を示した図である。リード部めっき用レジスト剥離工程では、硬化しているレジスト97aを剥離する。
これにより、リードフレーム50aが完成する。なお、必要に応じ、所定の寸法に切断しシート状にしても良い。
このように、上述の各工程を順に経ることにより、本発明の第2の実施形態に係るリードフレーム50aが作製される。
[第2の実施形態の半導体装置の製造方法]
次に、図13を参照して本発明の第2の実施形態に係る半導体装置100aの製造方法について説明する。
図13は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法100aの一例の一連の工程を示した図である。
図13(a)は、バンプ形成工程の一例を示した図である。バンプ形成工程においては、半導体素子実装用リードフレーム50aのリード部11aの内部端子部110aのめっき層30aの表面上に、半導体素子60aと接続するためのバンプ70aを形成する。
図13(b)は、半導体素子実装工程の一例を示した図である。半導体素子60aの電極部61aは、図13(a)で形成されたバンプ70aに接続され、リード部11aの内部端子部110aの上側に半導体素子60aがフリップチップ実装される。
図13(c)は、樹脂封止工程の一例を示した図である。樹脂封止工程では、半導体素子60a、バンプ70a、窪み領域14を含めリードフレーム50aの表面側の上方を樹脂80aにより樹脂封止する。
図13(d)は、樹脂封止後のエッチング工程の一例を示した図である。樹脂封止工程後、裏面側よりリード裏面めっき層31をマスクとして金属板10aの裏面連結金属部13をエッチング加工することで、リード部11aを個別分離する。
最後に所定の半導体装置100aの寸法になるように切断し、半導体装置100aを完成させる。
このように、本発明の第2の実施形態に係るリードフレーム50a及び半導体装置100aの製造方法によれば、テープレスQFN基板についても、小型化及び薄型化に対応したリードフレーム50a及び半導体装置100aを製造することができる。
以下、本発明の実施形態に係るリードフレーム及び半導体装置を作製して実施した実施例について説明する。
[実施例1]
金属板として板厚0.2mmのCu板(古河電気工業株式会社製:EFTEC64−T)を幅140mmの長尺板状に加工し、次に厚み0.05mmの感光性ドライフィルムレジスト(旭化成イーマテリアルズ社製AQ−5038)をラミネートロールで、金属板の両面に貼り付けた。
次に、表面側は半導体素子を実装する内部端子領域に凹部を形成する所望のパターン、裏面側は全面を覆うパターンを形成したガラスマスクをドライフィルムレジストの上に被せ、紫外光で露光した。
その後、炭酸ナトリウム溶液を用いて、紫外光の照射が遮られ、感光しなかった未硬化のドライフィルムレジストを溶かす現像処理を行った。
次にレジスト層が除去された開口部の金属板の露出部表面をエッチングした。エッチング液としては、塩化第二鉄溶液を使用した。エッチング深さは、10μmとした。これにより、内部端子部に凹部が形成された。
次に、エッチングにより形成された凹部に、凹部側面を含めNiめっきを5μm、Pdめっきを0.01μm、Auめっきを約0.003μmの順番にめっきを施した。その後、水酸化ナトリウム溶液でドライフィルムレジストを剥離した。これにより、金属板上にリード部の内部端子部に凹部を形成しその内側にめっき層を形成した。めっき層は、10μmの窪みが形成された。
次に、再度、厚み0.05mmの感光性ドライフィルムレジスト(旭化成イーマテリアルズ社製AQ−5038)をラミネートロールで、導電性基材の両面に貼り付けた。
次に、表面側は全面を覆うパターン、裏面側は外部端子部領域にめっき層を形成する所望のパターンを形成したガラスマスクをドライフィルムレジストの上に被せ、紫外光で露光した。
その後、炭酸ナトリウム溶液を用いて、紫外光の照射が遮られ、感光しなかった未硬化のドライフィルムレジストを溶かす現像処理を行った。
次にレジスト層が除去された開口部の金属板の露出部表面にNiめっきを5μm、Pdめっきを0.01μm、Auめっきを約0.003μmの順番にめっきを施した。その後、水酸化ナトリウム溶液でドライフィルムレジストを剥離した。これにより、外部端子部にめっき層を形成した。
次に、再度、厚み0.05mmの感光性ドライフィルムレジスト(旭化成イーマテリアルズ社製AQ−5038)をラミネートロールで、導電性基材の両面に貼り付けた。
次に、リード部に該当する所望のパターンを形成したガラスマスクをドライフィルムレジストの上に被せ、紫外光で露光した。
その後、炭酸ナトリウム溶液を用いて、紫外光の照射が遮られ、感光しなかった未硬化のドライフィルムレジストを溶かす現像処理を行った。
次にレジスト層が除去された開口部の金属板の露出部表面をエッチングした。エッチング液としては、塩化第二鉄溶液を使用した。その後、水酸化ナトリウム溶液でドライフィルムレジストを剥離した。これにより、リード部が形成された。
その後、所定寸法に切断することにより、本発明の実施例1に係るリードフレームを得た。
次いで、作製したリードフレームの内部端子部の接続領域にフリップチップ用のバンプを形成した。次に、半導体素子の電極部と前記バンプをフリップチップ方式にて実装し、半導体素子とリード部を接続した。次に、半導体素子が実装されている面を樹脂で封止した。
最後に、所定の半導体装置の寸法になるように切断し、半導体装置を完成させた。
[実施例2]
金属板として板厚0.2mmのCu板(古河電気工業株式会社製:EFTEC64−T)を幅140mmの長尺板状に加工し、次に厚み0.05mmの感光性ドライフィルムレジスト(旭化成イーマテリアルズ社製AQ−5038)をラミネートロールで、金属板の両面に貼り付けた。
次に、表面側は半導体素子を実装する内部端子領域に凹部形成する所望のパターン、裏面は全面を覆うパターンを形成したガラスマスクをドライフィルムレジストの上に被せ、紫外光で露光した。
その後、炭酸ナトリウム溶液を用いて、紫外光の照射が遮られ、感光しなかった未硬化のドライフィルムレジストを溶かす現像処理を行った。
次にレジスト層が除去された開口部の金属板の露出部表面をエッチングした。エッチング液としては、塩化第二鉄溶液を使用した。エッチング深さは、10μmとした。これにより、内部端子部に凹部が形成された。
次に、エッチングにより形成された凹部に、凹部側面を含めNiめっきを10μm、Pdめっきを0.01μm、Auめっきを約0.003μmの順番にめっきを施した。その後、水酸化ナトリウム溶液でドライフィルムレジストを剥離した。これにより、金属板上にリード部の内部端子部に凹部形成しその内側にめっき層を形成した。めっき層は、5μmの窪みが形成された。
次に、再度、厚み0.05mmの感光性ドライフィルムレジスト(旭化成イーマテリアルズ社製AQ−5038)をラミネートロールで、導電性基材の両面に貼り付けた。
次に、表面側は全面を覆うパターン、裏面側は外部端子部領域にめっき層を形成する所望のパターンを形成したガラスマスクをドライフィルムレジストの上に被せ、紫外光で露光した。
その後、炭酸ナトリウム溶液を用いて、紫外光の照射が遮られ、感光しなかった未硬化のドライフィルムレジストを溶かす現像処理を行った。
次にレジスト層が除去された開口部の金属板の露出部表面にNiめっきを5μm、Pdめっきを0.01μm、Auめっきを約0.003μmの順番にめっきを施した。その後、水酸化ナトリウム溶液でドライフィルムレジストを剥離した。これにより、外部端子部にめっき層を形成した。
次に、再度、厚み0.05mmの感光性ドライフィルムレジスト(旭化成イーマテリアルズ社製AQ−5038)をラミネートロールで、導電性基材の両面に貼り付けた。
次に、表面側にリード部に該当する所望のパターン、裏面側は全面マスクで覆うようなパターンを形成したガラスマスクをドライフィルムレジストの上に被せ、紫外光で露光した。
その後、炭酸ナトリウム溶液を用いて、紫外光の照射が遮られ、感光しなかった未硬化のドライフィルムレジストを溶かす現像処理を行った。
次に表面側のレジスト層が除去された開口部の金属板の露出部表面をエッチングした。エッチング液としては、塩化第二鉄溶液を使用した。その後、水酸化ナトリウム溶液でドライフィルムレジストを剥離した。これにより、表面側に柱状のリード部が形成された。
その後、所定寸法に切断することにより、本発明の実施例2に係るリードフレームを得た。
次いで、作製したリードフレームの内部端子部の接続領域にフリップチップ用のバンプを形成した。次に、半導体素子の電極部と前記バンプをフリップチップ方式にて実装し、半導体素子とリード部を接続した。次に、半導体素子が実装されている面を樹脂で封止した。その後、裏面側よりエッチング加工してリード部を個別に独立させた。
最後に、所定の半導体装置の寸法になるように切断し、半導体装置を完成させた。
[実施例3]
実施例3は、実施例1において、パワー半導体装置用リードフレームである。リード部は、制御系リード部とパワー系リード部とを有し、パワー系リード部は、1端子に対し、複数のフリップチップ接続を行うパターンである。制御系リード部の凹部の深さを10μmとし、パワー系リード部の凹部の深さを20μmとした。制御系リード部のめっき層は、10μmの窪みができた。パワー系リード部のめっき層には、20μmのめっき層が出来た。その他は実施例1同様である。
[比較例]
比較例は、実施例3において、凹部をエッチングする工程を削除し、次のめっき工程においては、Niめっきを5μm、Pdめっきを0.01μm、Auめっきを約0.003μmの順番にリードフレーム全面にめっきを施した。その他は、実施例と同様である。
各実施例のリードフレームにおいて、実体顕微鏡にて内部端子部のめっき層を確認した所、実施例1〜3については、めっき層が窪み形状になっていることを確認できた。
また、実施例1〜3、及び比較例について、半導体装置製作工程において、フリップチップ方式にて半導体素子を実装したが、その接合状況を顕微鏡にて確認を行った。実施例1〜3においては、特に不具合はなく良好であった。比較例においては、パワー系のリード部のフリップチップ接合時、一部に隣接するはんだバンプに接触する不具合が発生した。また、はんだの濡れ広がり量も、実施例1〜3に比べ大きくなっている。実施例1〜3のフリップチップ領域を限定し、その範囲での濡れ広がりを抑制する効果を確認できた。
以上、本発明の好ましい実施形態及び実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施形態及び実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施形態及び実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
10、10a 金属板
11、11a、12 リード部
13 裏面連結金属部
14 窪み領域
20、20a 凹部
30、30a、31 めっき層
40、40a 半導体素子実装領域
50、50a リードフレーム
60、60a 半導体素子
70、70a バンプ
80、80a 樹脂
100、100a 半導体装置

Claims (22)

  1. 金属材料からなる半導体素子実装用のリードフレームであって、
    表面側の所定領域に半導体素子をフリップチップ接続可能な内部端子部を有するリード部と、
    該リード部の前記内部端子部の表面に形成された凹部と、
    該凹部の内側に形成されためっき層と、を有するリードフレーム。
  2. 前記めっき層は、前記凹部に形成され、前記周縁部が前記中央部よりも高く形成されている請求項1に記載のリードフレーム。
  3. 前記めっき層の前記周縁部は前記中央部よりも5μm以上20μm高い、請求項1又は2に記載のリードフレーム。
  4. 前記凹部の深さは、5μm以上30μm以下である請求項3記載のリードフレーム。
  5. 前記めっき層の最表面層は、Auめっき層からなる請求項1乃至4のいずれか一項に記載のリードフレーム。
  6. 前記リード部は複数設けられ、複数の前記リード部は、前記表面側に前記凹部及び前記めっき層が1個のみ形成された第1のリード部を少なくとも1つ含む請求項1乃至5のいずれか一項に記載のリードフレーム。
  7. 前記リード部は複数設けられ、複数の前記リード部は、前記表面側に前記凹部及び前記めっき層が複数個形成された第2のリード部を少なくとも1つ含む請求項6に記載のリードフレーム。
  8. 前記めっき層は、前記リード部の前記表面側では、前記凹部の内側以外には形成されていない請求項1乃至7のいずれか一項に記載のリードフレーム。
  9. 前記リード部は、裏面側に外部機器と接続可能な外部端子部を有し、該外部端子部に第2のめっき層が形成されている請求項1乃至8のいずれか一項に記載のリードフレーム。
  10. 前記リード部の前記表面側の前記内部端子部以外の領域は、前記内部端子部より窪んだ窪み形状を有する請求項9に記載のリードフレーム。
  11. 金属材料からなり、表面に形成された凹部の内側にめっき層が形成された内部端子部を表面側に有するリード部と、
    前記凹部内の前記めっき層上に設けられたバンプを介して前記内部端子部とフリップチップ接続された半導体素子と、
    前記半導体素子、前記バンプ、及び前記リード部の前記表面側を含む領域を封止する樹脂と、を有する半導体装置。
  12. 前記リード部は複数設けられ、複数の前記リード部は、前記表面側に前記凹部及び前記めっき層が1個のみ形成された第1のリード部を少なくとも1つ含む請求項11に記載の半導体装置。
  13. 前記リード部は複数設けられ、複数の前記リード部は、前記表面側に前記凹部及び前記めっき層が複数個形成された第2のリード部を少なくとも1つ含む請求項12に記載の半導体装置。
  14. 前記半導体素子は、制御入力端子、入力端子及び出力端子を有するパワートランジスタであり、
    前記第1のリード部に前記制御入力端子がフリップチップ接続され、
    前記第2のリード部に前記入力端子及び前記出力端子がフリップチップ接続された請求項13に記載の半導体装置。
  15. 前記リード部は、裏面側に外部機器と接続可能な外部端子部を有し、該外部端子部に第2のめっき層が形成されている請求項11乃至14のいずれか一項に記載の半導体装置。
  16. 前記リード部は柱状の形状を有し、
    前記裏面側の柱状部分の一部が前記樹脂から突出している請求項15に記載の半導体装置。
  17. 表面側に内部端子部を有するリード部を備えた半導体素子実装用のリードフレームの製造方法であって、
    金属板の前記表面側の前記内部端子部を形成しようとする所定領域内に凹部を形成する工程と、
    前記凹部の内側にめっき層を形成する工程と、
    該凹部を前記内部端子部内に有し、所定形状を有する前記リード部を形成する工程と、
    を有するリードフレームの製造方法。
  18. 前記めっき層は、前記表面側では前記凹部の内側にのみ選択的に形成される請求項17に記載のリードフレームの製造方法。
  19. 前記リード部の裏面側の外部端子部を形成する所定領域内に第2のめっき層を形成する工程を更に有する請求項17又は18に記載のリードフレームの製造方法。
  20. 前記リード部の前記表面側の前記内部端子部以外の領域をエッチングにより窪み形状に加工する工程を更に有する請求項19に記載のリードフレームの製造方法。
  21. 請求項17乃至20のいずれか一項に記載のリードフレームの製造方法により製造されたリードフレームの前記凹部内の前記めっき層上にバンプを形成する工程と、
    該バンプを用いて半導体素子を前記リード部の前記表面側にフリップチップ実装する工程と、
    前記半導体素子、前記バンプ、及び前記リード部の裏面側の表面以外の領域を樹脂で封止する工程と、を有する半導体装置の製造方法。
  22. 請求項22に記載のリードフレームの製造方法により製造されたリードフレームの前記凹部内の前記めっき層上にバンプを形成する工程と、
    該バンプを用いて半導体素子を前記リード部の前記表面側にフリップチップ実装する工程と、
    前記半導体素子、前記バンプ、及び前記リード部の前記裏面側の表面以外の領域を樹脂で封止する工程と、
    前記第2のめっき層をマスクとして前記リード部の前記裏面側からエッチングを行い、前記リード部以外の領域の前記金属板を除去するとともに、前記リード部を柱状に加工する工程と、を有する半導体装置の製造方法。
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