JP2017130304A - 電気化学反応単セルおよび電気化学反応セルスタック - Google Patents

電気化学反応単セルおよび電気化学反応セルスタック Download PDF

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Abstract

【課題】動作中に電気化学反応単セルの性能が変化する(低下する)ことを抑制する。
【解決手段】電気化学反応単セルは、電解質層と、電解質層の第1の方向における一方側に配置された空気極と、電解質層の第1の方向における他方側に配置され、金属粒子を含む燃料極とを備える。燃料極は、第1の方向視で空気極に重なる重複部と、第1の方向視で空気極に重ならない非重複部とを含む。重複部の第1の方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第1の領域と非重複部の第1の方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第2の領域との組合せであって、以下の関係P1を満たす組合せが存在する。関係P1:N(1)<N(2)(ただし、N(1)は、第1の領域における単位面積あたりの金属粒子の個数であり、N(2)は、第2の領域における単位面積あたりの金属粒子の個数である。)
【選択図】図6

Description

本明細書によって開示される技術は、電気化学反応単セルに関する。
水素と酸素との電気化学反応を利用して発電を行う燃料電池の種類の1つとして、固体酸化物を含む電解質層を備える固体酸化物形の燃料電池(以下、「SOFC」という)が知られている。SOFCの最小構成単位である燃料電池単セル(以下、単に「単セル」という)は、電解質層と、電解質層の所定の方向(以下、「第1の方向」という)における一方側に配置された空気極と、電解質層の第1の方向における他方側に配置され、金属粒子(例えばNi粒子)を含む燃料極とを備える。
発電および発熱の均一化等のため、単セルの燃料極に含まれる金属粒子の粒径に関し、燃料ガスの上流側に位置する金属粒子ほど粒径を大きくする技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2014−216297号公報
上記従来の構成では、発電動作中に、特に燃料極における燃料ガスの下流側において、燃料極に含まれる金属粒子の凝集が進み、金属粒子のサイズが大きくなって比表面積が減少し、反応場となる三相界面が減少して単セルの発電性能が変化する(低下する)おそれがある。
なお、このような課題は、水の電気分解反応を利用して水素の生成を行う固体酸化物形の電解セル(以下、「SOEC」という)の最小構成単位である電解セルにも共通の課題である。なお、本明細書では、燃料電池単セルと電解セルとをまとめて電気化学反応単セルと呼ぶ。
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
本明細書に開示される技術は、例えば、以下の形態として実現することが可能である。
(1)本明細書に開示される電気化学反応単セルは、電解質層と、前記電解質層の第1の方向における一方側に配置された空気極と、前記電解質層の前記第1の方向における他方側に配置され、金属粒子を含む燃料極と、を備える電気化学反応単セルにおいて、前記空気極と前記燃料極とは、前記第1の方向において、少なくとも一部が対向しており、前記燃料極は、前記第1の方向視における大きさが前記空気極より大きく、前記第1の方向視で前記空気極に重なる重複部と、前記第1の方向視で前記空気極に重ならない非重複部と、を含み、前記重複部の前記第1の方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第1の領域と前記非重複部の前記第1の方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第2の領域との組合せであって、以下の関係P1を満たす組合せが存在する。
関係P1 : N(1)<N(2)(ただし、N(1)は、前記第1の領域における単位面積あたりの前記金属粒子の個数であり、N(2)は、前記第2の領域における単位面積あたりの前記金属粒子の個数である。)
本電気化学反応単セルによれば、燃料極の重複部では、非重複部と比較して、金属粒子の個数を少なくすることで、動作中に金属粒子のさらなる凝集が起こりにくいため、動作中に電気化学反応単セルの性能が変化する(低下する)ことを抑制することができる。
(2)上記電気化学反応単セルにおいて、前記第1の領域と前記第2の領域との組合せは、以下の関係Q1を満たす組合せである構成としてもよい。
関係Q1 : S(1)>S(2)(ただし、S(1)は、前記第1の領域における平均した金属粒子サイズであり、S(2)は、前記第2の領域における平均した金属粒子サイズである。)
本電気化学反応単セルによれば、燃料極の重複部では、非重複部と比較して、金属粒子の凝集がある程度完了しており、動作中に金属粒子のさらなる凝集が起こりにくいため、動作中に電気化学反応単セルの性能が変化する(低下する)ことを効果的に抑制することができる。
(3)上記電気化学反応単セルにおいて、前記第1の領域と前記第2の領域との組合せは、以下の関係P2を満たす組合せである構成としてもよい。
関係P2 : N(1)<0.9×N(2)
本電気化学反応単セルによれば、燃料極の重複部では、非重複部と比較して、金属粒子の数が十分に少ないので、動作中に金属粒子のさらなる凝集が極めて起こりにくいため、動作中に電気化学反応単セルの性能が変化する(低下する)ことをより確実に抑制することができる。
(4)上記電気化学反応単セルにおいて、前記第1の領域と前記第2の領域との組合せは、以下の関係Q2を満たす組合せである構成としてもよい。
関係Q2 : S(1)>1.09×S(2)
本電気化学反応単セルによれば、燃料極の重複部では、非重複部と比較して、金属粒子の凝集がかなりの程度完了しており、動作中に金属粒子のさらなる凝集が極めて起こりにくいため、動作中に電気化学反応単セルの性能が変化する(低下する)ことをさらに確実に抑制することができる。
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、電気化学反応単セル(燃料電池単セルまたは電解セル)、複数の電気化学反応単セルを備える電気化学反応セルスタック(燃料電池スタックまたは電解セルスタック)、それらの製造方法等の形態で実現することが可能である。
本実施形態における燃料電池スタック100の外観構成を示す斜視図である。 図1のII−IIの位置における燃料電池スタック100のXZ断面構成を示す説明図である。 図1のIII−IIIの位置における燃料電池スタック100のYZ断面構成を示す説明図である。 図2に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のXZ断面構成を示す説明図である。 図3に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のYZ断面構成を示す説明図である。 燃料極116の重複部Poの断面(XZ断面)の構成を模式的に示す説明図である。 燃料極116の非重複部Pnの断面(XZ断面)の構成を模式的に示す説明図である。 本実施形態における燃料電池スタック100の製造方法の一例を示すフローチャートである。 性能評価の結果を示す説明図である。 性能評価の結果を示す説明図である。
A.実施形態:
A−1.構成:
(燃料電池スタック100の構成)
図1は、本実施形態における燃料電池スタック100の外観構成を示す斜視図であり、図2は、図1のII−IIの位置における燃料電池スタック100のXZ断面構成を示す説明図であり、図3は、図1のIII−IIIの位置における燃料電池スタック100のYZ断面構成を示す説明図である。各図には、方向を特定するための互いに直交するXYZ軸が示されている。本明細書では、便宜的に、Z軸正方向を上方向と呼び、Z軸負方向を下方向と呼ぶものとするが、燃料電池スタック100は実際にはそのような向きとは異なる向きで設置されてもよい。図4以降についても同様である。
燃料電池スタック100は、複数の(本実施形態では7つの)発電単位102と、一対のエンドプレート104,106とを備える。7つの発電単位102は、所定の配列方向(本実施形態では上下方向)に並べて配置されている。一対のエンドプレート104,106は、7つの発電単位102から構成される集合体を上下から挟むように配置されている。なお、上記配列方向(上下方向)は、特許請求の範囲における第1の方向に相当する。
燃料電池スタック100を構成する各層(発電単位102、エンドプレート104,106)のZ方向回りの周縁部には、上下方向に貫通する複数の(本実施形態では8つの)孔が形成されており、各層に形成され互いに対応する孔同士が上下方向に連通して、一方のエンドプレート104から他方のエンドプレート106にわたって上下方向に延びる連通孔108を構成している。以下の説明では、連通孔108を構成するために燃料電池スタック100の各層に形成された孔も、連通孔108と呼ぶ場合がある。
各連通孔108には上下方向に延びるボルト22が挿通されており、ボルト22とボルト22の両側に嵌められたナット24とによって、燃料電池スタック100は締結されている。なお、図2および図3に示すように、ボルト22の一方の側(上側)に嵌められたナット24と燃料電池スタック100の上端を構成するエンドプレート104の上側表面との間、および、ボルト22の他方の側(下側)に嵌められたナット24と燃料電池スタック100の下端を構成するエンドプレート106の下側表面との間には、絶縁シート26が介在している。ただし、後述のガス通路部材27が設けられた箇所では、ナット24とエンドプレート106の表面との間に、ガス通路部材27とガス通路部材27の上側および下側のそれぞれに配置された絶縁シート26とが介在している。絶縁シート26は、例えばマイカシートや、セラミック繊維シート、セラミック圧粉シート、ガラスシート、ガラスセラミック複合剤等により構成される。
各ボルト22の軸部の外径は各連通孔108の内径より小さい。そのため、各ボルト22の軸部の外周面と各連通孔108の内周面との間には、空間が確保されている。図1および図2に示すように、燃料電池スタック100のZ方向回りの外周における1つの辺(Y軸に平行な2つの辺の内のX軸正方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22A)と、そのボルト22Aが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、燃料電池スタック100の外部から酸化剤ガスOGが導入され、その酸化剤ガスOGを各発電単位102に供給するガス流路である酸化剤ガス導入マニホールド161として機能し、該辺の反対側の辺(Y軸に平行な2つの辺の内のX軸負方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22B)と、そのボルト22Bが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、各発電単位102の空気室166から排出されたガスである酸化剤オフガスOOGを燃料電池スタック100の外部へと排出する酸化剤ガス排出マニホールド162として機能する。なお、本実施形態では、酸化剤ガスOGとして、例えば空気が使用される。
また、図1および図3に示すように、燃料電池スタック100のZ方向回りの外周における1つの辺(X軸に平行な2つの辺の内のY軸正方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22D)と、そのボルト22Dが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、燃料電池スタック100の外部から燃料ガスFGが導入され、その燃料ガスFGを各発電単位102に供給する燃料ガス導入マニホールド171として機能し、該辺の反対側の辺(X軸に平行な2つの辺の内のY軸負方向側の辺)の中点付近に位置するボルト22(ボルト22E)と、そのボルト22Eが挿通された連通孔108とにより形成された空間は、各発電単位102の燃料室176から排出されたガスである燃料オフガスFOGを燃料電池スタック100の外部へと排出する燃料ガス排出マニホールド172として機能する。なお、本実施形態では、燃料ガスFGとして、例えば都市ガスを改質した水素リッチなガスが使用される。
燃料電池スタック100には、4つのガス通路部材27が設けられている。各ガス通路部材27は、中空筒状の本体部28と、本体部28の側面から分岐した中空筒状の分岐部29とを有している。分岐部29の孔は本体部28の孔と連通している。各ガス通路部材27の分岐部29には、ガス配管(図示せず)が接続される。また、図2に示すように、酸化剤ガス導入マニホールド161を形成するボルト22Aの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、酸化剤ガス導入マニホールド161に連通しており、酸化剤ガス排出マニホールド162を形成するボルト22Bの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、酸化剤ガス排出マニホールド162に連通している。また、図3に示すように、燃料ガス導入マニホールド171を形成するボルト22Dの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、燃料ガス導入マニホールド171に連通しており、燃料ガス排出マニホールド172を形成するボルト22Eの位置に配置されたガス通路部材27の本体部28の孔は、燃料ガス排出マニホールド172に連通している。
(エンドプレート104,106の構成)
一対のエンドプレート104,106は、略矩形の平板形状の導電性部材であり、例えばステンレスにより形成されている。一方のエンドプレート104は、最も上に位置する発電単位102の上側に配置され、他方のエンドプレート106は、最も下に位置する発電単位102の下側に配置されている。一対のエンドプレート104,106によって複数の発電単位102が押圧された状態で挟持されている。上側のエンドプレート104は、燃料電池スタック100のプラス側の出力端子として機能し、下側のエンドプレート106は、燃料電池スタック100のマイナス側の出力端子として機能する。
(発電単位102の構成)
図4は、図2に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のXZ断面構成を示す説明図であり、図5は、図3に示す断面と同一の位置における互いに隣接する2つの発電単位102のYZ断面構成を示す説明図である。
図4および図5に示すように、発電の最小単位である発電単位102は、単セル110と、セパレータ120と、空気極側フレーム130と、空気極側集電体134と、燃料極側フレーム140と、燃料極側集電体144と、発電単位102の最上層および最下層を構成する一対のインターコネクタ150とを備えている。セパレータ120、空気極側フレーム130、燃料極側フレーム140、インターコネクタ150におけるZ方向回りの周縁部には、上述したボルト22が挿通される連通孔108に対応する孔が形成されている。
インターコネクタ150は、略矩形の平板形状の導電性部材であり、例えばフェライト系ステンレスにより形成されている。インターコネクタ150は、発電単位102間の電気的導通を確保すると共に、発電単位102間での反応ガスの混合を防止する。なお、本実施形態では、2つの発電単位102が隣接して配置されている場合、1つのインターコネクタ150は、隣接する2つの発電単位102に共有されている。すなわち、ある発電単位102における上側のインターコネクタ150は、その発電単位102の上側に隣接する他の発電単位102における下側のインターコネクタ150と同一部材である。また、燃料電池スタック100は一対のエンドプレート104,106を備えているため、燃料電池スタック100において最も上に位置する発電単位102は上側のインターコネクタ150を備えておらず、最も下に位置する発電単位102は下側のインターコネクタ150を備えていない(図2および図3参照)。
単セル110は、電解質層112と、電解質層112を挟んで上下方向(発電単位102が並ぶ配列方向)に互いに対向する空気極(カソード)114および燃料極(アノード)116とを備える。なお、本実施形態の単セル110は、燃料極116で電解質層112および空気極114を支持する燃料極支持形の単セルである。
電解質層112は、略矩形の平板形状部材であり、例えば、YSZ(イットリア安定化ジルコニア)、ScSZ(スカンジア安定化ジルコニア)、SDC(サマリウムドープセリア)、GDC(ガドリニウムドープセリア)、ペロブスカイト型酸化物等の固体酸化物により形成されている。空気極114は、略矩形の平板形状部材であり、例えば、ペロブスカイト型酸化物(例えばLSCF(ランタンストロンチウムコバルト鉄酸化物)、LSM(ランタンストロンチウムマンガン酸化物)、LNF(ランタンニッケル鉄))により形成されている。燃料極116は、略矩形の平板形状部材であり、例えば、Ni(ニッケル)粒子、Ni粒子とセラミック粒子からなるサーメット、Ni基合金等により形成されている。このように、本実施形態の単セル110(発電単位102)は、電解質として固体酸化物を用いる固体酸化物形燃料電池(SOFC)である。なお、図4および図5に示すように、本実施形態では、燃料極116は、Z方向視における大きさが空気極114より大きい。すなわち、燃料極116は、Z方向視で空気極114に重なる重複部Poと、Z方向視で空気極114に重ならない非重複部Pnとを含んでいる。燃料極116の内、重複部Poは主として発電反応に寄与する部分であり、非重複部Pnは発電反応にほとんど寄与しない部分である。燃料極116の構成については、後に詳述する。
セパレータ120は、中央付近に上下方向に貫通する略矩形の孔121が形成されたフレーム状の部材であり、例えば、金属により形成されている。セパレータ120における孔121の周囲部分は、電解質層112における空気極114の側の表面の周縁部に対向している。セパレータ120は、その対向した部分に配置されたロウ材(例えばAgロウ)により形成された接合部124により、電解質層112(単セル110)と接合されている。セパレータ120により、空気極114に面する空気室166と燃料極116に面する燃料室176とが区画される。なお、セパレータ120が接合された単セル110をセパレータ付き単セルともいう。
接合部124に対して空気室166側には、ガラスにより形成されたガラスシール部125が配置されている。ガラスシール部125は、セパレータ120の表面と、単セル110の表面(本実施形態では単セル110を構成する電解質層112の表面)との両方に接触するように形成されている。ガラスシール部125により、空気室166と燃料室176との間がシールされ、両者の間のガスリーク(クロスリーク)が効果的に抑制される。
空気極側フレーム130は、中央付近に上下方向に貫通する略矩形の孔131が形成されたフレーム状の部材であり、例えば、マイカ等の絶縁体により形成されている。空気極側フレーム130の孔131は、空気極114に面する空気室166を構成する。空気極側フレーム130は、セパレータ120における電解質層112に対向する側とは反対側の表面の周縁部と、インターコネクタ150における空気極114に対向する側の表面の周縁部とに接触している。また、空気極側フレーム130によって、発電単位102に含まれる一対のインターコネクタ150間が電気的に絶縁される。また、空気極側フレーム130には、酸化剤ガス導入マニホールド161と空気室166とを連通する酸化剤ガス供給連通孔132と、空気室166と酸化剤ガス排出マニホールド162とを連通する酸化剤ガス排出連通孔133とが形成されている。
燃料極側フレーム140は、中央付近に上下方向に貫通する略矩形の孔141が形成されたフレーム状の部材であり、例えば、金属により形成されている。燃料極側フレーム140の孔141は、燃料極116に面する燃料室176を構成する。燃料極側フレーム140は、セパレータ120における電解質層112に対向する側の表面の周縁部と、インターコネクタ150における燃料極116に対向する側の表面の周縁部とに接触している。また、燃料極側フレーム140には、燃料ガス導入マニホールド171と燃料室176とを連通する燃料ガス供給連通孔142と、燃料室176と燃料ガス排出マニホールド172とを連通する燃料ガス排出連通孔143とが形成されている。
燃料極側集電体144は、燃料室176内に配置されている。燃料極側集電体144は、インターコネクタ対向部146と、電極対向部145と、電極対向部145とインターコネクタ対向部146とをつなぐ連接部147とを備えており、例えば、ニッケルやニッケル合金、ステンレス等により形成されている。電極対向部145は、燃料極116における電解質層112に対向する側とは反対側の表面に接触しており、インターコネクタ対向部146は、インターコネクタ150における燃料極116に対向する側の表面に接触している。ただし、上述したように、燃料電池スタック100において最も下に位置する発電単位102は下側のインターコネクタ150を備えていないため、当該発電単位102におけるインターコネクタ対向部146は、下側のエンドプレート106に接触している。燃料極側集電体144は、このような構成であるため、燃料極116とインターコネクタ150(またはエンドプレート106)とを電気的に接続する。なお、電極対向部145とインターコネクタ対向部146との間には、例えばマイカにより形成されたスペーサー149が配置されている。そのため、燃料極側集電体144が温度サイクルや反応ガス圧力変動による発電単位102の変形に追随し、燃料極側集電体144を介した燃料極116とインターコネクタ150(またはエンドプレート106)との電気的接続が良好に維持される。
空気極側集電体134は、空気室166内に配置されている。空気極側集電体134は、複数の略四角柱状の集電体要素135から構成されており、例えば、フェライト系ステンレスにより形成されている。空気極側集電体134は、空気極114における電解質層112に対向する側とは反対側の表面と、インターコネクタ150における空気極114に対向する側の表面とに接触している。ただし、上述したように、燃料電池スタック100において最も上に位置する発電単位102は上側のインターコネクタ150を備えていないため、当該発電単位102における空気極側集電体134は、上側のエンドプレート104に接触している。空気極側集電体134は、このような構成であるため、空気極114とインターコネクタ150(またはエンドプレート104)とを電気的に接続する。なお、本実施形態では、空気極側集電体134とインターコネクタ150とは一体の部材として形成されている。すなわち、該一体の部材の内の、上下方向(Z軸方向)に直交する平板形の部分がインターコネクタ150として機能し、該平板形の部分から空気極114に向けて突出するように形成された複数の凸部である集電体要素135が空気極側集電体134として機能する。また、空気極側集電体134とインターコネクタ150との一体部材は、導電性のコートによって覆われていてもよく、空気極114と空気極側集電体134との間には、両者を接合する導電性の接合層が介在していてもよい。
A−2.燃料電池スタック100の動作:
図2および図4に示すように、酸化剤ガス導入マニホールド161の位置に設けられたガス通路部材27の分岐部29に接続されたガス配管(図示せず)を介して酸化剤ガスOGが供給されると、酸化剤ガスOGは、ガス通路部材27の分岐部29および本体部28の孔を介して酸化剤ガス導入マニホールド161に供給され、酸化剤ガス導入マニホールド161から各発電単位102の酸化剤ガス供給連通孔132を介して、空気室166に供給される。また、図3および図5に示すように、燃料ガス導入マニホールド171の位置に設けられたガス通路部材27の分岐部29に接続されたガス配管(図示せず)を介して燃料ガスFGが供給されると、燃料ガスFGは、ガス通路部材27の分岐部29および本体部28の孔を介して燃料ガス導入マニホールド171に供給され、燃料ガス導入マニホールド171から各発電単位102の燃料ガス供給連通孔142を介して、燃料室176に供給される。
各発電単位102の空気室166に酸化剤ガスOGが供給され、燃料室176に燃料ガスFGが供給されると、単セル110において酸化剤ガスOGおよび燃料ガスFGの電気化学反応による発電が行われる。この発電反応は発熱反応である。各発電単位102において、単セル110の空気極114は空気極側集電体134を介して一方のインターコネクタ150に電気的に接続され、燃料極116は燃料極側集電体144を介して他方のインターコネクタ150に電気的に接続されている。また、燃料電池スタック100に含まれる複数の発電単位102は、電気的に直列に接続されている。そのため、燃料電池スタック100の出力端子として機能するエンドプレート104,106から、各発電単位102において生成された電気エネルギーが取り出される。なお、SOFCは、比較的高温(例えば700℃から1000℃)で発電が行われることから、起動後、発電により発生する熱で高温が維持できる状態になるまで、燃料電池スタック100が加熱器(図示せず)により加熱されてもよい。
各発電単位102の空気室166から排出された酸化剤オフガスOOGは、図2および図4に示すように、酸化剤ガス排出連通孔133を介して酸化剤ガス排出マニホールド162に排出され、さらに酸化剤ガス排出マニホールド162の位置に設けられたガス通路部材27の本体部28および分岐部29の孔を経て、当該分岐部29に接続されたガス配管(図示せず)を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。また、各発電単位102の燃料室176から排出された燃料オフガスFOGは、図3および図5に示すように、燃料ガス排出連通孔143を介して燃料ガス排出マニホールド172に排出され、さらに燃料ガス排出マニホールド172の位置に設けられたガス通路部材27の本体部28および分岐部29の孔を経て、当該分岐部29に接続されたガス配管(図示しない)を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。
A−3.燃料極116の詳細構成:
上述したように、本実施形態では、燃料極116は、重複部Poと非重複部Pnとを有する(図4および図5参照)。図6は、燃料極116の重複部Poの断面(XZ断面)の構成を模式的に示す説明図であり、図7は、燃料極116の非重複部Pnの断面(XZ断面)の構成を模式的に示す説明図である。図6および図7に示す例では、燃料極116は、金属粒子MPであるNi粒子と、セラミック粒子CPであるYSZ粒子とから構成されており、粒子間には空隙SPが存在している。
図6および図7に示すように、燃料極116の重複部PoのXZ断面では、非重複部PnのXZ断面と比較して、単位面積あたりの金属粒子MPの個数が少ない。また、燃料極116の重複部PoのXZ断面では、非重複部PnのXZ断面と比較して、平均した金属粒子MPのサイズが大きい。すなわち、燃料極116の重複部Poでは、非重複部Pnと比較して、金属粒子MPの凝集の進行程度が大きい。そのため、燃料極116の重複部Poでは、非重複部Pnと比較して、金属粒子MPの凝集がある程度完了しており、発電動作中に金属粒子MPのさらなる凝集が起こりにくいと言える。なお、単位面積あたりの金属粒子MPの個数や、平均した金属粒子MPのサイズの特定方法については、後述する。
上述したように、燃料極116の重複部Poは、Z方向視で空気極114に重なる部分であり、主として発電反応に寄与する部分である。そのため、燃料極116の重複部Poにおいて発電動作中に金属粒子MPの凝集がさらに進行すると、金属粒子MPのサイズが大きくなって比表面積が減少し、反応場となる三相界面が減少して単セル110の発電性能が変化する(低下する)おそれがある。本実施形態では、燃料極116の重複部Poでは、非重複部Pnと比較して、金属粒子MPの凝集がある程度完了しており、発電動作中に金属粒子MPのさらなる凝集が起こりにくいため、発電動作中に単セル110の発電性能が変化する(低下する)ことを抑制することができ、ひいては燃料電池スタック100の発電性能が変化する(低下する)ことを抑制することができる。なお、燃料極116の非重複部Pnについては、重複部Poと比べて、発電動作中に金属粒子MPの凝集が進みやすいが、非重複部Pnは発電反応にほとんど寄与しない部分であるため、仮に非重複部Pnにおいて金属粒子MPの凝集が進んでも、単セル110の発電性能への影響はほとんど無い。
なお、燃料極116の重複部Poおよび非重複部PnのそれぞれのZ方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれるある領域について、上述のような構成となっていれば、上述の効果を奏すると言える。そのため、単セル110の燃料極116が、重複部PoのZ方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第1の領域と、非重複部PnのZ方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第2の領域との組合せであって、以下の関係P1を満たす組合せが存在するように構成されていると、発電動作中に単セル110(燃料電池スタック100)の発電性能が変化する(低下する)ことを抑制することができるため、好ましい。例えば、単セル110の出荷時(燃料電池スタック100の形態での出荷時や、燃料電池スタック100を備える燃料電池システムの形態での出荷時を含む)にこのような構成となっていれば、出荷後に単セル110(燃料電池スタック100)の発電性能が変化する(低下する)ことを抑制することができる(以降の関係Q1,P2,Q2についても同様である)。
関係P1 : N(1)<N(2)
(ただし、N(1)は、重複部Poの上記断面の上記第1の領域における単位面積あたりの金属粒子MP(Ni粒子)の個数であり、N(2)は、非重複部Pnの上記断面の上記第2の領域における単位面積あたりの金属粒子MP(Ni粒子)の個数である。)
また、重複部Poの上記断面の上記第1の領域と、非重複部Pnの上記断面の上記第2の領域との組合せは、以下の関係Q1を満たす組合せであると、発電動作中に単セル110(燃料電池スタック100)の発電性能が変化する(低下する)ことを効果的に抑制することができるため、さらに好ましい。
関係Q1 : S(1)>S(2)
(ただし、S(1)は、重複部Poの上記断面の上記第1の領域における平均した金属粒子MP(Ni粒子)のサイズであり、S(2)は、非重複部Pnの上記断面の上記第2の領域における平均した金属粒子MP(Ni粒子)のサイズである。)
A−4.単セル110の製造方法:
図8は、本実施形態における燃料電池スタック100の製造方法の一例を示すフローチャートである。はじめに、単セル110を作製する(S110)。単セル110の作製方法は、例えば次の通りである。
BET法による比表面積が例えば5〜7m/gであるYSZ粉末に対して、ブチラール樹脂と、可塑剤であるジオクチルフタレート(DOP)と、分散剤と、トルエンとエタノールとの混合溶剤とを加え、ボールミルにて混合して、スラリーを調製する。得られたスラリーをドクターブレード法により薄膜化して、例えば厚さ約10μmの電解質層用グリーンシートを得る。また、BET法による比表面積が例えば3〜4m/gであるNiOの粉末を、Ni重量に換算して55質量部となるように秤量し、BET法による比表面積が例えば5〜7m/gであるYSZの粉末45質量部と混合して混合粉末を得る。この混合粉末に対して、ブチラール樹脂と、可塑剤であるDOPと、分散剤と、トルエンとエタノールとの混合溶剤とを加え、ボールミルにて混合して、スラリーを調製する。得られたスラリーをドクターブレード法により薄膜化して、例えば厚さ270μmの燃料極用グリーンシートを得る。電解質層用グリーンシートと燃料極用グリーンシートとを貼り付けて、乾燥させる。その後、例えば1400℃にて焼成を行うことによって、電解質層112と燃料極116との積層体を得る。
次に、LSCF粉末と、アルミナ粉末と、有機バインダとしてのポリビニルアルコールと、有機溶媒としてのブチルカルビトールとを混合し、粘度を調整して、空気極用ペーストを調製する。調整された空気極用ペーストを、電解質層112と燃料極116との積層体における電解質層112側の表面に、スクリーン印刷によって塗布し、乾燥させる。なお、空気極用ペーストの塗布方法として、例えば噴霧塗布といった他の方法も採用可能である。その後、例えば1100℃にて焼成を行うことによって、電解質層112と燃料極116との積層体における電解質層112側の表面に、空気極114が形成される。以上の工程により、単セル110が作製される。
次に、作製された複数の単セル110を用いて、燃料電池スタック100を組み立てる(S120)。この段階では、各単セル110の燃料極116には、NiOが含まれている。
次に、燃料電池スタック100に対して還元処理を行う(S130)。具体的には、例えば、燃料電池スタック100の酸化剤ガス導入マニホールド161に空気を供給すると共に、燃料ガス導入マニホールド171に、発電反応により生成される水蒸気量よりも多い量の水蒸気を加えた燃料ガス(例えば、水蒸気20%−水素80%のガス)を供給しつつ、燃料電池スタック100を例えば700℃になるように加熱する。この還元処理により、各単セル110の燃料極116に含まれるNiOがNiに還元され、各単セル110が発電可能な状態となる。
次に、燃料電池スタック100に対して通電処理を行う(S140)。具体的には、例えば、燃料電池スタック100の酸化剤ガス導入マニホールド161に空気を供給すると共に、燃料ガス導入マニホールド171に燃料ガス(例えば、水蒸気4%−水素96%のガス)を供給しつつ、燃料電池スタック100を、発電動作中の温度よりも数十℃〜100℃程度高い所定の温度になるように加熱する。このときの電流値は例えば0.5A/cmであり、通電時間は例えば10時間である。この通電処理の際には、各単セル110の燃料極116の重複部Poでは、発熱反応が起こり、反応熱によって上記所定の温度より高い温度となるため、Ni粒子の凝集が進む。一方、各単セル110の燃料極116の非重複部Pnでは、発熱反応が起こらないため、重複部Poに比べて低温となり、Ni粒子の凝集が進まない。そのため、還元処理と通電処理が完了した後の燃料電池スタック100では、各単セル110の燃料極116が、上述したように、重複部PoのZ方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第1の領域と非重複部PnのZ方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第2の領域との組合せであって、上記関係P1および関係Q1を満たす組合せが存在するような構成となる。以上により、上述した構成の燃料電池スタック100の製造が完了する。
なお、上記通電処理に代えて、燃料電池スタック100を外部から加熱する処理を行うことによっても、燃料極116の重複部PoにおけるNi粒子の凝集を進行させることは可能である。しかし、この方法では、燃料極116の重複部Poの温度をNi粒子の凝集が進行するような温度にするために、燃料電池スタック100全体をそれ以上の温度になるように加熱する必要がある。そのため、この方法では、燃料電池スタック100の他の部材(例えばガラスシール部125やインターコネクタ150)が高温に晒されて耐久性能が低下したり、汚染物質(例えばCr)を含む部材(例えばインターコネクタ150やセパレータ120)から汚染物質が拡散して電極活性が低下することにより発電性能が低下する等の問題が発生するおそれがある。しかし、本実施形態では、上記還元処理と上記通電処理によって燃料極116の重複部PoにおけるNi粒子の凝集を進行させているため、そのような問題の発生を抑制することができる。
A−5.性能評価:
燃料極116の構成が互いに異なる複数のサンプルを用いて性能評価を行った。図9および図10は、性能評価の結果を示す説明図である。性能評価では、サンプル1(実施例)およびサンプル2(比較例)の2つの燃料電池スタック100のサンプルを用いて、発電運転を1000時間行った後の電圧(試験後電圧)を測定し、初期電圧に対する試験後電圧の割合を、電圧維持率(%)として算出した。
2つのサンプルは、製造方法が互いに異なっており、その結果、燃料極116の構成が互いに異なっている。具体的には、図9に示すように、サンプル1(実施例)の燃料電池スタック100は、上述した本実施形態の製造方法の通り、還元処理(図3のS130)および通電処理(同S140)を経て製造されたものである。そのため、サンプル1の燃料電池スタック100では、各単セル110の燃料極116の重複部Poにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(1)は、非重複部Pnにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(2)より少ない。また、サンプル1の燃料電池スタック100では、各単セル110の燃料極116の重複部Poにおける平均したNi粒子のサイズS(1)は、非重複部Pnにおける平均したNi粒子のサイズS(2)より大きい。実際にサンプル1の燃料電池スタック100を構成するある単セル110の燃料極116を対象に、Z方向に平行な断面の構成を調べたところ、重複部Poにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(1)は0.38(個/μm)であり、非重複部Pnにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(2)は0.43(個/μm)であり、両者の比(N(1)/N(2))は0.88であった。また、重複部Poにおける平均したNi粒子のサイズS(1)は1.04(μm)であり、非重複部Pnにおける平均したNi粒子のサイズS(2)は0.95(μm)であり、両者の比(S(1)/S(2))は1.09であった。
一方、サンプル2(比較例)の燃料電池スタック100は、還元処理(図3のS130)を経て製造されたものであるが、製造の際に通電処理(同S140)は実行されていない。そのため、サンプル2の燃料電池スタック100では、各単セル110の燃料極116の重複部Poにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(1)は、非重複部Pnにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(2)と同等である。また、サンプル2の燃料電池スタック100では、各単セル110の燃料極116の重複部Poにおける平均したNi粒子のサイズS(1)は、非重複部Pnにおける平均したNi粒子のサイズS(2)と同等である。実際にサンプル2の燃料電池スタック100を構成するある単セル110の燃料極116を対象に、Z方向に平行な断面の構成を調べたところ、重複部Poにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(1)は0.43(個/μm)であり、非重複部Pnにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(2)は0.43(個/μm)であり、両者の比(N(1)/N(2))は1.00であった。また、重複部Poにおける平均したNi粒子のサイズS(1)は0.95(μm)であり、非重複部Pnにおける平均したNi粒子のサイズS(2)は0.95(μm)であり、両者の比(S(1)/S(2))は1.00であった。
図9および図10に示すように、サンプル1(実施例)では、1000時間運転後の電圧維持率が98.8%と比較的高く、合格(〇)と判定された。一方、サンプル2(比較例)では、1000時間運転後の電圧維持率が98.1%と比較的低く、不合格(×)と判定された。この要因としては、以下のことが考えられる。すなわち、サンプル1の燃料電池スタック100では、各単セル110の燃料極116の重複部Poにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(1)が非重複部Pnにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(2)より少なく、また、各単セル110の燃料極116の重複部Poにおける平均したNi粒子のサイズS(1)が非重複部Pnにおける平均したNi粒子のサイズS(2)より大きいため、重複部PoではNi粒子の凝集がある程度完了しており、重複部Poにおいて発電動作中にNi粒子の凝集がさらに進行することが抑制され、各単セル110の発電性能が変化する(低下する)ことが抑制され、ひいては、燃料電池スタック100の発電性能が変化する(低下する)ことが抑制されたものと考えられる。一方、サンプル2(比較例)の燃料電池スタック100では、各単セル110の燃料極116の重複部Poにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(1)が非重複部Pnにおける単位面積あたりのNi粒子の個数N(2)と同等であり、また、各単セル110の燃料極116の重複部Poにおける平均したNi粒子のサイズS(1)が非重複部Pnにおける平均したNi粒子のサイズS(2)と同等であるため、発電動作中に燃料極116の重複部PoにおいてNi粒子の凝集がさらに進行し、Ni粒子のサイズが大きくなって比表面積が減少し、反応場となる三相界面が減少して各単セル110の発電性能が変化し(低下し)、ひいては、燃料電池スタック100の発電性能が変化した(低下した)ものと考えられる。
以上説明した性能評価の結果から、単セル110の燃料極116が、重複部PoのZ方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第1の領域と、非重複部PnのZ方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第2の領域との組合せであって、上述の関係P1(N(1)<N(2))を満たす組合せが存在するように構成されていると、単セル110の発電性能が変化する(低下する)ことを抑制することができるため、好ましいと言える。また、重複部Poの上記断面の上記第1の領域と、非重複部Pnの上記断面の上記第2の領域との組合せが、以下の関係P2を満たす組合せであると、重複部Poにおける単位面積あたりのNi粒子の個数が非重複部Pnにおける単位面積あたりのNi粒子の個数を大きく下回るため、重複部PoにおけるNi粒子の個数が十分に少ないと言え、単セル110の発電性能が変化する(低下する)ことをより確実に抑制することができるため、さらに好ましいと言える。
関係P2 : N(1)<0.9×N(2)
また、重複部Poの上記断面の上記第1の領域と、非重複部Pnの上記断面の上記第2の領域との組合せは、上述の関係Q1(S(1)>S(2))を満たす組合せであると、単セル110の発電性能が変化する(低下する)ことを効果的に抑制することができるため、さらに好ましいと言える。また、重複部Poの上記断面の上記第1の領域と、非重複部Pnの上記断面の上記第2の領域との組合せが、以下の関係Q2を満たす組合せであると、重複部Poにおける平均したNi粒子のサイズが非重複部Pnにおける平均したNi粒子のサイズを大きく上回るため、重複部PoにおけるNi粒子の凝集がかなりの程度完了していると言え、単セル110の発電性能が変化する(低下する)ことをより確実に抑制することができるため、さらに好ましいと言える。
関係Q2 : S(1)>1.09×S(2)
A−6.燃料極116の分析方法:
(分析画像M1の取得方法)
金属粒子MPの個数やサイズ等に関して燃料極116を分析する方法について説明する。まず、燃料極116の分析に用いられる分析画像M1を以下の方法により取得する。単セル110において、上下方向(Z軸方向)に平行な断面(ただし燃料極116を含む断面)を任意に設定し、当該断面において燃料極116の上下方向における全体が確認できる画像を、分析画像M1として取得する。より詳細には、燃料極116の一方側の表面(燃料極側集電体144と接触する表面)が、画像を上下方向に10等分して得られた10個の分割領域の内の最も上の分割領域内に位置し、かつ、燃料極116と電解質層112との境界が、最も下の分割領域内に位置している画像を、例えばFIB−SEMにより撮影し、分析画像M1として取得する。燃料極116の重複部Poの分析のための分析画像M1と非重複部Pnの分析のための分析画像M1とは、同一の断面から取得してもよいし、互いに異なる断面から取得してもよい。なお、この分析画像M1は、FIB−SEMにより撮影された画像を2値化処理した後の2値化画像でもよい。ただし、2値化画像における粒子等が実際の形態と大きく異なる場合には、FIB−SEMにより撮影された2値化処理前の画像のコントラストを調整し、その調整後の画像を2値化処理した画像でもよい。また、分析画像M1は、FIB−SEMにより撮影された2値化処理前の画像そのものでもよい。FIB−SEMの画像の倍率は、上記のように燃料極116の上下方向における全体が分析画像M1に収まるような値に設定され、例えば200〜30,000倍とすることができるが、これに限定されず、適宜変更することができる。
(金属粒子MPの個数の特定方法)
燃料極116の重複部Poまたは非重複部Pnの分析のための分析画像M1における任意の領域を、上記第1の領域または第2の領域として設定する。設定された各領域について、EDSにより金属元素(Ni元素)を特定することにより金属粒子MP(Ni粒子)を特定し、特定された金属粒子MPの個数をカウントすることにより、各領域における単位面積あたりの金属粒子MP(Ni粒子)の個数(N(1)またはN(2))を特定する。
(金属粒子MPのサイズの特定方法)
燃料極116における金属粒子MP(Ni粒子)のサイズは、"水谷惟恭、尾崎義治、木村敏夫、山口喬著、「セラミックプロセッシング」、技報堂出版株式会社、1985年3月25日発行、第192頁から第195頁"に記載されている方法(インターセプト方法)に従って特定される。具体的には、燃料極116の重複部Poまたは非重複部Pnの分析のための分析画像M1における任意の領域を、上記第1の領域または第2の領域として設定し、各領域において、上下方向(Z軸方向)の直線および上下方向に直交する方向の直線を所定間隔(例えば0.5μm間隔)で複数本引き、各直線上の金属粒子MPにあたる部分の長さを金属粒子MPのサイズとして測定する。なお、この長さは、金属粒子MPの粒径ではないため金属粒子MPのサイズと呼ぶが、金属粒子MPのサイズは金属粒子MPの粒径に相関する指標であると言える。各領域内に位置する1つまたは複数の直線上のすべての金属粒子MPについてのサイズを測定し、測定値の平均値を各領域における平均した金属粒子MPのサイズとして特定する。
B.変形例:
本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
上記実施形態(または変形例、以下同様)では、燃料極116は、金属粒子MPであるNi粒子と、セラミック粒子CPであるYSZ粒子とを含むとしているが、燃料極116は、Ni粒子に代えて他の金属(例えば、Co、Pt、Pd、Fe、Ru)の粒子を含んでいてもよい。また、燃料極116は、必ずしもセラミック粒子CPを含んでいる必要は無い。
また、上記実施形態では、燃料電池スタック100に含まれるすべての単セル110について、燃料極116が上述した構成であるとしているが、燃料電池スタック100に含まれる少なくとも1つの単セル110について、燃料極116がそのような構成となっていれば、当該単セル110について、発電動作中に発電性能が変化する(低下する)ことを抑制することができる。
また、上記実施形態において、燃料電池スタック100に含まれる単セル110の個数は、あくまで一例であり、単セル110の個数は燃料電池スタック100に要求される出力電圧等に応じて適宜決められる。また、上記実施形態における各部材を形成する材料は、あくまで例示であり、各部材が他の材料により形成されてもよい。
本明細書において、部材(または部材のある部分、以下同様)Aを挟んで部材Bと部材Cとが互いに対向するとは、部材Aと部材Bまたは部材Cとが隣接する形態に限定されず、部材Aと部材Bまたは部材Cとの間に他の構成要素が介在する形態を含む。例えば、電解質層112と空気極114との間に他の層が設けられていてもよい。このような構成であっても、空気極114と燃料極116とは電解質層112を挟んで互いに対向すると言える。
また、上記実施形態では、燃料電池スタック100は複数の平板形の発電単位102が積層された構成であるが、本発明は、他の構成、例えば特開2008−59797号に記載されているように、複数の略円筒形の燃料電池単セルが直列に接続された構成にも同様に適用可能である。
また、上記実施形態では、燃料ガスに含まれる水素と酸化剤ガスに含まれる酸素との電気化学反応を利用して発電を行うSOFCを対象としているが、本発明は、水の電気分解反応を利用して水素の生成を行う固体酸化物形電解セル(SOEC)の最小単位である電解セルや、複数の電解セルを備える電解セルスタックにも同様に適用可能である。なお、電解セルスタックの構成は、例えば特開2014−207120号に記載されているように公知であるためここでは詳述しないが、概略的には上述した実施形態における燃料電池スタック100と同様の構成である。すなわち、上述した実施形態における燃料電池スタック100を電解セルスタックと読み替え、発電単位102を電解セル単位と読み替え、単セル110を電解セルと読み替えればよい。ただし、電解セルスタックの運転の際には、空気極114がプラス(陽極)で燃料極116がマイナス(陰極)となるように両電極間に電圧が印加されると共に、連通孔108を介して原料ガスとしての水蒸気が供給される。これにより、各電解セル単位において水の電気分解反応が起こり、燃料室176で水素ガスが発生し、連通孔108を介して電解セルスタックの外部に水素が取り出される。このような構成の電解セルおよび電解セルスタックにおいても、燃料極116を上記実施形態と同様の構成とすれば、動作中に単セル110の性能が変化する(低下する)ことを抑制することができる。
22:ボルト 24:ナット 26:絶縁シート 27:ガス通路部材 28:本体部 29:分岐部 100:燃料電池スタック 102:発電単位 104:エンドプレート 106:エンドプレート 108:連通孔 110:単セル 112:電解質層 114:空気極 116:燃料極 120:セパレータ 121:孔 124:接合部 125:ガラスシール部 130:空気極側フレーム 131:孔 132:酸化剤ガス供給連通孔 133:酸化剤ガス排出連通孔 134:空気極側集電体 135:集電体要素 140:燃料極側フレーム 141:孔 142:燃料ガス供給連通孔 143:燃料ガス排出連通孔 144:燃料極側集電体 145:電極対向部 146:インターコネクタ対向部 147:連接部 149:スペーサー 150:インターコネクタ 161:酸化剤ガス導入マニホールド 162:酸化剤ガス排出マニホールド 166:空気室 171:燃料ガス導入マニホールド 172:燃料ガス排出マニホールド 176:燃料室

Claims (6)

  1. 電解質層と、
    前記電解質層の第1の方向における一方側に配置された空気極と、
    前記電解質層の前記第1の方向における他方側に配置され、金属粒子を含む燃料極と、
    を備える電気化学反応単セルにおいて、
    前記空気極と前記燃料極とは、前記第1の方向において、少なくとも一部が対向しており、
    前記燃料極は、前記第1の方向視における大きさが前記空気極より大きく、前記第1の方向視で前記空気極に重なる重複部と、前記第1の方向視で前記空気極に重ならない非重複部と、を含み、
    前記重複部の前記第1の方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第1の領域と前記非重複部の前記第1の方向に平行な少なくとも1つの断面に含まれる第2の領域との組合せであって、以下の関係P1を満たす組合せが存在することを特徴とする、電気化学反応単セル。
    関係P1 : N(1)<N(2)
    (ただし、N(1)は、前記第1の領域における単位面積あたりの前記金属粒子の個数であり、N(2)は、前記第2の領域における単位面積あたりの前記金属粒子の個数である。)
  2. 請求項1に記載の電気化学反応単セルにおいて、
    前記第1の領域と前記第2の領域との組合せは、以下の関係Q1を満たす組合せであることを特徴とする、電気化学反応単セル。
    関係Q1 : S(1)>S(2)
    (ただし、S(1)は、前記第1の領域における平均した金属粒子サイズであり、S(2)は、前記第2の領域における平均した金属粒子サイズである。)
  3. 請求項1または請求項2に記載の電気化学反応単セルにおいて、
    前記第1の領域と前記第2の領域との組合せは、以下の関係P2を満たす組合せであることを特徴とする、電気化学反応単セル。
    関係P2 : N(1)<0.9×N(2)
  4. 請求項2に記載の電気化学反応単セルにおいて、
    前記第1の領域と前記第2の領域との組合せは、以下の関係Q2を満たす組合せであることを特徴とする、電気化学反応単セル。
    関係Q2 : S(1)>1.09×S(2)
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電気化学反応単セルにおいて、
    前記電気化学反応単セルは、燃料電池単セルであることを特徴とする、電気化学反応単セル。
  6. 前記第1の方向に並べて配置された複数の電気化学反応単セルを備える電気化学反応セルスタックにおいて、
    前記複数の電気化学反応単セルの少なくとも1つは、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の電気化学反応単セルであることを特徴とする、電気化学反応セルスタック。
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