JP2017128524A - ジェル状化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】温感が得られ、かつ塗布時の展延性に優れる、使用感が良好なジェル状化粧料を提供する。【解決手段】ジェル状化粧料に、a)グリセリン、b)ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテル、及びc)増粘剤を含有させる。【選択図】なし

Description

本発明は、温感が得られるジェル状化粧料に関する。
パックやマッサージ等のスキンケアは、停滞した血流を正常化して、皮膚全体の新陳代謝を促進したり、細胞機能を活性化して重要な成分の産生を高めたり、ダメージを受けた部分の修復力を高めたりすることで、皮膚に活力を与え、いきいきとした肌、ふっくらとしたうるおいとはりに満ちた肌を実現する美容法である。
一般に、パックやマッサージ等のスキンケアを行う際には、顔や四肢の肌にそれ用の化粧料を塗布する動作工程を伴い、場合によっては塗布した化粧料を一定時間肌の上に留まらせる工程を設ける。これらの工程をスムーズに行うため、また良好な使用感と美容効果を得るため、パックやマッサージに用いられるスキンケア化粧料にはジェル、クリーム、泡(フォーム)等の剤型が採用されており、ジェル状化粧料は感触の良さや外観の美麗さが好まれている。
また、血行促進効果等を期待して肌に温感を付与する化粧料が、種々提案されている。かかる化粧料に配合する温感付与成分としては、トウガラシやショウガ等の植物抽出物やバニリルアルキルエーテル等が知られている(特許文献1)。また、グリセリンやポリエチレングリコール等の多価アルコールも、高い水和熱を生じるため、化粧料に配合する温感付与剤として知られており(特許文献2、3)、特にグリセリンとポリエチレングリコールとを組み合わせてジェル状化粧料とすると良好な温感が得られることが開示されている(特許文献4)。
特開2012−153675号公報 特開2010−100577号公報 特開2014−037404号公報 特開2011−116726号公報
一般に、クリーム剤型に比べてジェル剤型は塗布時の展延性に劣る場合がある。特許文献4に記載のジェル状化粧料も、グリセリンとポリエチレングリコールとの組み合わせにより良好な温感を与えるが、塗布時にすべりが悪く、肌へ伸ばしにくいという問題がある。
このような状況に鑑みて、本発明は、温感が得られ、かつ塗布時の展延性に優れる、使用感が良好なジェル状化粧料を提供することを課題とする。
本発明者らは鋭意研究を行った結果、グリセリンとポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルとを組み合わせると、ジェル状化粧料の塗布時のすべりが良くなることを見出し、さらにグリセリンとポリエチレングリコールとを組み合わせた場合と同等以上の温感が得られることをも見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]a)グリセリン、b)ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテル、及びc)増
粘剤を含有する、ジェル状化粧料。
[2]a)グリセリンの含有量が、化粧料全量に対して50〜95質量%である、[1]に記載のジェル状化粧料。
[3]b)ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルの含有量が、化粧料全量に対して3〜20質量%である、[1]又は[2]に記載のジェル状化粧料。
[4]b)ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルが、ポリオキシエチレングリセリルエーテルである、[1]〜[3]の何れかに記載のジェル状化粧料。
[5]c)増粘剤がアルキル変性されていてもよいカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩である、[1]〜[4]の何れかに記載のジェル状化粧料。
[6]実質的に界面活性剤を含有しない、[1]〜[5]の何れかに記載のジェル状化粧料。
[7]水の含有量が0〜15質量%である、[1]〜[6]の何れかに記載のジェル状化粧料。
本発明の化粧料は、肌に塗布するだけで温感が得られる上、塗布時にすべりが良く肌への展延を容易に行うことができる。したがって、本発明により、使用感が良好なジェル状化粧料が提供される。
本発明の化粧料は、a)グリセリン、b)ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテル、及びc)増粘剤を含有する。
a)グリセリンの含有量は、化粧料全体に対して好ましくは50〜95質量%、より好ましくは60〜78質量%である。このような含有量とすることにより、良好な温感が得られやすい。
b)ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルは、ポリオキシアルキレンが多価アルコールにエーテル結合で付加した化合物であり、通常は保湿剤として化粧料に配合され、グリセリンと組み合わせることにより良好な温感付与剤となり得ることは知られていなかった。
好ましくは炭素数2〜4のオキシアルキレン単位が2〜30繰り返すポリオキシアルキレンが、グリセリンに付加したものが挙げられる。オキシアルキレン単位の繰り返し数は、2〜25がより好ましく、2〜15がさらに好ましい。より好ましくはポリオキシエチレングリセリルエーテルであり、オキシアルキレン単位の繰り返し数の異なる製品を購入することができる。例えば、グリセレス−7(リポ製のリポニックEG−7)、グリセレス−12(UPI製のユニペグ−ETG−12)、グリセレス−20(ユニオン・カーバイド製のカーボワックスTPEG990)等が挙げられる。
a)ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルの含有量は、化粧料全体に対して好ましくは3〜20質量%、より好ましくは5〜10質量%である。このような含有量とすることにより、塗布時のすべりが良くなりやすくなり、また良好な温感が得られやすい。
c)増粘剤は、本発明の化粧料に粘性を付与する役割を果たす。
増粘剤としては、特に限定されないが、水溶性ポリマーが好ましく、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼ
ラチン、ヒアルロン酸等)等の天然の水溶性高分子、
デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末、塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等の半合成の水溶性高分子、
ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリ(アクリル酸−メタクリル酸アルキル)、(ジメチルアクリルアミド/アクリロイルジメチルタウリンNa)クロスポリマー、ポリ(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸/ビニルピロリドン)、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス−25)クロスポリマー、等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー;(ポリオキシエチレンデシルテトラデシルエーテル・ヘキサメチレンジイソシアネート・ポリエチレングリコール11000共重合体;塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ローカストビーンガム;ビニルピロリドン・メタクリル酸N;N−ジメチルアミノエチル・アクリル酸ステアリル・ジアクリル酸トリプロピレングリコール共重合体;合成ケイ酸ナトリウム・マグネシウム等の合成の水溶性高分子が挙げられ、これらを1種又は2種以上を任意に用いることができる。
なお、本発明の好ましい態様においては、多価アルコールの含有量が大きく、かつ水の含有量が小さいか含まない。かかる態様とする場合は、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルアルコール等は増粘性を発揮しないため、好ましくない。
また、これらの水溶性ポリマーの分子量は、通常化粧料に配合されるものを適宜選択すればよい。
特に好ましい増粘剤としては、アルキル変性されていてもよいカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩が挙げられる。
カルボキシビニルポリマーとしては、特に限定されないが、アルキル変性されていないカルボキシビニルポリマーがより好ましい。
また、アルキル変性されているものとしては、炭素数10〜30のアルキル基でエステル化されたアクリル酸又はメタクリル酸とアクリル酸又はメタクリル酸とのコポリマーが好ましく例示でき、該コポリマーはジビニルエーテルなどによって部分的に架橋構造を有していてもよい。この様なアルキル変性カルボキシビニルポリマーは、化粧品原料として販売されているものを購入して利用することができる。例えば、グッドリッチ社より販売されている「ペムレンTR−1」「ペムレンTR−2」又はルーブリゾール社より販売されている「カーボポール1382」「カーボポール Ultrez 10」等が好ましく例示できる。
また、カルボキシビニルポリマーの塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、トリエタノールアミン塩、トリエチルアミン塩等の有機アミン塩類、リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が好ましく例示できる。特に好ましいものは、多価アルコールにおいて溶解する塩基である、トリエタノールアミンの塩である。
a)増粘剤の含有量は、化粧料全体に対して好ましくは0.2〜1質量%、より好ましくは0.3〜0.5質量%である。0.2質量%より少ないと塗布に適した粘性が得られない場合があり、また1質量%より多いと塗布時にすべりにくくなる場合がある。
本発明の化粧料は、さらに水を含有することができるが、その含有量は0〜15質量%が好ましく、0〜10質量%がより好ましく、0〜5質量%がさらに好ましい。水の含有量を多くすると、温感が得られ難くなる傾向があり、好ましくない。
本発明の化粧料は、グリセリンの他の多価アルコールを含有してもよい。
他の多価アルコールを含有する場合、その含有量は化粧料全体に対して好ましくは1〜50質量%、より好ましくは10〜30質量%である。
多価アルコールとしては、2価以上であれば特に限定されないが、具体的には、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル等が挙げ
られる。
なお、多価アルコールは、一種又は二種以上を組み合わせて化粧料に含有させることができる。
本発明の化粧料は、好ましくは実質的に界面活性剤(アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等)を含有しない。ここで、実質的に含有しないとは、化粧料全量に対して1質量%以下、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0.01質量%以下であることをいう。
本発明の化粧料は、本発明の効果を損なわない限りにおいて、通常化粧料に用いられる他の成分を任意に配合することができる。かかる任意成分としては、例えば、粉末成分、保湿剤、金属イオン封鎖剤、低級アルコール、単糖、オリゴ糖、多糖、アミノ酸、有機アミン、pH調整剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤等が挙げられる。
粉末成分としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1− ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、
コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
低級アルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D−エリトロース、D−エリトルロース、D−トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L−アラビノース、D−キシロース、L−リキソース、D−アラビノース、D−リボース、D−リブロース、D−キシルロース、L−キシルロース等);六炭糖(例えば、D−グルコース、D−タロース、D−ブシコース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ガラクトース、L−マンノース、D−タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2−デオキシ−D−リボース、6−デオキシ−L−ガラクトース、6−デオキシ−L−マンノース等);アミノ糖(例えば、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D−グルクロン酸、D−マンヌロン酸、L−グルロン酸、D−ガラクツロン酸、L−イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。
pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
また、その他の配合可能成分としては、例えば、防腐剤(エチルパラベン、ブチルパラ
ベン等);消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
本発明の化粧料は、ジェル状の剤型であり、通常は透明又は半透明の外観である。
本発明の化粧料は、温感が得られ、かつ塗布時の展延性に優れるため、パックやマッサージ等のスキンケア用途に好適に適用できる。なお、本発明の化粧料を適用するのは、顔、四肢、胴体等特に限定されない。また、塗布後あるいは塗布して一定時間おいた後に、洗い流してもよく、スキンケア用化粧料としてはパック用やマッサージ用の他に又は兼ねて洗浄用であってもよい。
本発明の化粧料は、定法により製造することができ、例えば任意の温度で処方成分を均一に撹拌して得ることができる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
表1に示す処方成分を均一に撹拌して、実施例及び比較例の各ゲル状化粧料を調製した。
調製した各化粧料を腕に1gずつ取り、手で軽くのばした際の使用感(温感及びすべりの良さ)について、以下の4段階で評価した。結果を表1に示す。
(温感)
◎:温感が非常に優れる、○:温感が優れる、△:温感がやや弱い、×:温感が得られない
(すべりの良さ)
◎:すべりが非常に良い、○:すべりが良い、△:ややすべりにくい、×:すべりにくい
(安定性)
また、調製した各化粧料を40℃で1ヶ月間保した際の安定性についても評価を行った。結果を表1に示す。
◎:まったく変化なし、○:ごくわずかに分離したが使用上の問題なし、△:わずかに分離した、×:分離した
Figure 2017128524
本発明により、温感が得られ、かつ塗布時の展延性に優れる、使用感が良好なジェル状化粧料が提供されるため、産業上非常に有用である。

Claims (7)

  1. a)グリセリン、b)ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテル、及びc)増粘剤を含有する、ジェル状化粧料。
  2. a)グリセリンの含有量が、化粧料全量に対して50〜95質量%である、請求項1に記載のジェル状化粧料。
  3. b)ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルの含有量が、化粧料全量に対して3〜20質量%である、請求項1又は2に記載のジェル状化粧料。
  4. b)ポリオキシアルキレン多価アルコールエーテルが、ポリオキシエチレングリセリルエーテルである、請求項1〜3の何れか一項に記載のジェル状化粧料。
  5. c)増粘剤がアルキル変性されていてもよいカルボキシビニルポリマー及び/又はその塩である、請求項1〜4の何れか一項に記載のジェル状化粧料。
  6. 実質的に界面活性剤を含有しない、請求項1〜5の何れか一項に記載のジェル状化粧料。
  7. 水の含有量が0〜15質量%である、請求項1〜6の何れか一項に記載のジェル状化粧料。
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