JP2018145130A - 固形粉末化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】化粧持ちと感触及び見た目の保湿感とを両立し、かつ紫外線防御効果が向上した固形粉末化粧料を提供する。【解決手段】(a)ジメチコノールと一般式(1)で表されるシラン化合物とで被覆された粉体、(b)半固形脂、(c)アスペクト比が30〜100の板状粉体、及び(d)紫外線散乱剤を含有する、固形粉末化粧料。RnSiX(4−n)・・・(1)(式中、Rはアミノ基、アミノメチル基、アミノエチル基、又はアミノプロピル基を表し、Xは炭素数1〜3のアルコキシ基を表し、nは1又は2の整数である。)【選択図】なし

Description

本発明は、固形粉末化粧料に関する。
パウダリーファンデーションは、メークアップの基礎をなすものであり、顔全体に塗布して肌を保護し、肌色を調整したり、シミやソバカスを隠したりするための粉末化粧料である。通常は、着色顔料、体質顔料、光輝性顔料、球状粉末等の粉体に、油剤を加えて分散した調製物が、容器に収容された固形の態様で供される。
従来、様々な観点から処方の改良が検討されている。例えば、伸び広がりの使用感、容器に充填された状態での耐衝撃性などの向上のため、特定の油剤複数種を用いることが開示されている(特許文献1)。また、肌に密着してしっとりした使用感を付与するために、特定のジメチコノールで被覆された処理粉体を用いることが開示されている(特許文献2)。
特開2015−189685号公報 特開2016−128497号公報
秋冬の乾燥する季節や、乾燥肌の人には、パウダリーファンデーションでもしっとりした使用感やうるおいを感じる保湿性が得られるものが好まれる傾向にある。しかしながら、従来、保湿性を高めた処方のものは、時間の経過で化粧崩れが生じやすいため、保湿感の付与と化粧持ちとは相反する課題となっている。
また、ファンデーションはメークアップの印象を左右する肌の質感をも演出するところ、パウダリーファンデーションでありながら粉っぽさのない質感でツヤ感のある仕上がり、すなわち見た目の保湿感が得られるという効果にも需要がある。
さらに、近年、紫外線により肌が受けるダメージを回避することへの関心も高く、ファンデーションにも高い紫外線防御効果が求められている。
このような状況に鑑みて、本発明は、化粧持ちと、感触及び見た目の保湿感とを両立し、かつ紫外線防御効果が向上した固形粉末化粧料を提供することを課題とする。
本発明者らは鋭意研究を行った結果、固形粉末化粧料において、ジメチコノールと特定のシラン化合物とで被覆された粉体、半固形脂、特定の板状粉体、及び紫外線散乱剤を含有させることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1](a)ジメチコノールと一般式(1)で表されるシラン化合物とで被覆された粉体、(b)半固形脂、(c)表面処理されていてもよいアスペクト比が30〜100の板状粉体、及び(d)紫外線散乱剤を含有する、固形粉末化粧料。
SiX(4−n) ・・・(1)
(式中、Rはアミノ基、アミノメチル基、アミノエチル基、又はアミノプロピル基を表し、Xは炭素数1〜3のアルコキシ基を表し、nは1又は2の整数である。)
[2](b)半固形脂の含有量が、化粧料全体に対して0.3〜3.0重量%である、[
1]に記載の固形粉末化粧料。
[3](c)板状粉体の含有量が、化粧料全体に対して10〜50重量%である、[1]又は[2]に記載の固形粉末化粧料。
[4](b)半固形脂が、ワセリンである、[1]〜[3]のいずれかに記載の固形粉末化粧料。
[5](c)板状粉体が、合成雲母及び/又はオキシ塩化ビスマスである、[1]〜[4]のいずれかに記載の固形粉末化粧料。
[6](d)紫外線散乱剤が、微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛である、[1]〜[5]のいずれかに記載の固形粉末化粧料。
[7]微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛が、粉体に付着又は結合した状態で含有される、[6]に記載の固形粉末化粧料。
本発明により、化粧持ちと、感触及び見た目の保湿感とを両立し、かつ紫外線防御効果が向上した固形粉末化粧料が提供される。
本発明の固形粉末化粧料は、(a)ジメチコノールと一般式(1)で表されるシラン化合物とで被覆された粉体、(b)半固形脂、(c)表面処理されていてもよいアスペクト比が30〜100の板状粉体、及び(d)紫外線散乱剤を含有する。なお、(a)の粉体と(c)の板状粉体とは、互いに異なるものである。
SiX(4−n) ・・・(1)
(式中、Rはアミノ基、アミノメチル基、アミノエチル基、又はアミノプロピル基を表し、Xは炭素数1〜3のアルコキシ基を表し、nは1又は2の整数である。)
(a)の粉体は、粉体表面を、ジメチコノールと一般式(1)で表されるシラン化合物とが、結合又は非結合を問わず被覆しているものである。
ジメチコノールは、両末端が水酸基で変性されていて架橋構造を持たないジメチコンであり、シリコーン化合物特有の滑らかな質感と水酸基の存在により、粉体の肌への密着性を高めるため、化粧持ちの向上に寄与する。
また、一般式(1)で表されるシラン化合物は、通常、ジメチコノールが粉体を被覆するのを媒介する役割の成分である。かかるシラン化合物の具体例としては、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシランなどが挙げられ、これらに限定されるものではなく、またこれらを2種以上混合して使用することもできる。
本発明において上記シラン化合物は、前述の(a)ジメチコノールと同様に粉体を被覆した態様で含有することが好ましく、前述の(a)ジメチコノールと共に粉体を被覆した態様で含有することがより好ましい。そのような粉体の被覆処理は既知の方法で行うことでき、例えば、特許第5901799号に記載の方法が好ましく挙げられる。
ジメチコノールで被覆される粉体としては、一般に化粧料に用いられている無機粉体、有機粉体、無機/無機複合粉体、無機/有機複合粉体、有機/有機複合粉体のいずれでもよい。また、その形状は、板状、球状、針状のいずれでもよいが、板状粉体が好ましい。板状粉体としては、平均粒子径が好ましくは1〜700μm、より好ましくは5〜600μmのもので、アスペクト比(粒子径/厚み)が2以上のものを好ましく挙げられる。なお、本明細書において平均粒子径は、顕微鏡法、光散乱法、レーザー回折法、液相沈降法、電気抵抗法等の周知の方法を適宜選択して測定した値をいう。
ジメチコノールで被覆される粉体の具体例としては、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム等の白色無機顔料、シリカ、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、
絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、等の白色体質粉体、窒化硼素、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆合成金雲母、ガラス末、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄雲母チタン、黒酸化鉄雲母チタン、酸化鉄・黒酸化鉄被覆雲母チタン、コンジョウ被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、カルミン・コンジョウ被覆雲母チタン、酸化鉄・カルミン被覆雲母チタン、酸化鉄・コンジョウ被覆雲母チタン、酸化クロム被覆雲母チタン、黒酸化チタン被覆雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、有機顔料被覆雲母チタン、多層被覆雲母チタン、ケイ酸・酸化チタン被覆雲母、ベンガラ被覆無水ケイ酸、酸化チタン被覆無水ケイ酸、酸化チタン被覆酸化アルミニウム、窒化ホウ素、アルミニウムパウダー、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、金属石鹸、セルロース、アルキルリン酸塩、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体等が挙げられる。
ジメチコノールによる粉体の被覆処理は既知の方法で行うことでき、例えば、特許第5901799号に記載の方法で表面処理されたものが好ましく挙げられる。
ジメチコノール被覆粉体としては、市販のものを用いてもよく、例えばSE−S−100S、SE−MA−23、及びSE−TA−13(いずれも三好化成株式会社製)が好ましく挙げられる。
本発明の化粧料において、(a)の粉体の含有量は、化粧料全体に対して5〜40重量%であることが好ましい。少なすぎると肌への密着性が不十分になる場合があり、多すぎると使用感が損なわれる場合があり、また化粧料の処方設計の自由度が制限される場合がある。
本発明において、(b)半固形脂は、うるおいやしっとりした感触(保湿感)を付与する。
半固形脂は、植物や動物から採取された混合脂又は石油や鉱物由来の油脂のうち、半固形のものをいう。ここで、「半固形」とは1気圧、20℃で応力の存在しない環境では殆ど変形しないが、若干の応力(10〜100g/cm程度)がかかると変形するものをいう。
具体的には、カルナウバロウ、モクロウ、キャンデリラロウ、コメヌカロウ、シアバター、アフリカマンゴバター等の植物由来のもの、ミツロウ、シェラックロウ、ラノリン、イボタロウ等の動物由来のもの、ワセリン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等の石油由来のもの、オゾケライト、セレシン、モンタンワックス等の鉱物由来のものが挙げられるが、これらに限定されるものではなく、またこれらを2種以上混合して使用することもできる。これらのうち保湿感を付与しつつ化粧持ちも維持する観点から、ワセリンが特に好ましい。
本発明の化粧料において、半固形脂の含有量は、化粧料全体に対して0.3〜3.0重量%であることが好ましく、より好ましくは0.5〜2.0重量%である。少なすぎると保湿感が不十分になる場合があり、多すぎると化粧崩れしやすくなる場合があり、また組成物の処方設計の自由度が制限される場合がある。
本発明において、(c)板状粉体は、化粧料を塗布した時の外観が粉っぽくならず、見た目の保湿感がある仕上がりとするための成分である。粉体の形状が板状であることにより、球状粉体では得られない、パウダーを塗りながらもうるおっているような自然なツヤ感が得られる。
板状粉体としては、アスペクト比(粒子径/厚み)が30〜100のものを用いる。また、平均粒子径が1.0〜150μmのものが好ましい。
また、板状粉体は表面処理が施されたものでもよく、表面処理としてはフッ素化合物、シリコーン化合物、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等の公知の処理剤によるものが挙げられる。
板状粉体の具体例としては、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム等の白色無機顔料、シリカ、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪素、ベントナイト、スメクタイト、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、等の白色体質粉体、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化チタン被覆合成金雲母、ガラス末、酸化チタン被覆ガラス末、酸化鉄雲母チタン、黒酸化鉄雲母チタン、酸化鉄・黒酸化鉄被覆雲母チタン、コンジョウ被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、カルミン・コンジョウ被覆雲母チタン、酸化鉄・カルミン被覆雲母チタン、酸化鉄・コンジョウ被覆雲母チタン、酸化クロム被覆雲母チタン、黒酸化チタン被覆雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、有機顔料被覆雲母チタン、多層被覆雲母チタン、ケイ酸・酸化チタン被覆雲母、ベンガラ被覆無水ケイ酸、酸化チタン被覆無水ケイ酸、酸化チタン被覆酸化アルミニウム、窒化ホウ素、アルミニウムパウダー、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末、金属石鹸、セルロース、アルキルリン酸塩、N−アシルリジン等の有機低分子性粉体等が挙げられる。これらのうち、表面処理されていてもよい、合成雲母及びオキシ塩化ビスマスが特に好ましい。
本発明の化粧料において、板状粉体の含有量は、化粧料全体に対して10〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは20〜40重量%である。少なすぎるとツヤ感のある仕上がりになりにくい場合があり、多すぎるとしっとりした感触を損なう場合があり、また化粧料の処方設計の自由度が制限される場合がある。
本発明において、(d)紫外線散乱剤は、紫外線防御効果を高めるための成分である。通常、微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛を用いる。
本発明の化粧料において、紫外線散乱剤の含有量は、化粧料全体に対して1〜15重量
%であることが好ましく、より好ましくは2〜10重量%である。少なすぎると紫外線防御効果が不十分になる場合があり、多すぎると使用感を損なう場合があり、また組成物の処方設計の自由度が制限される場合がある。
なお、紫外線散乱剤として微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛を用いる場合、これらは、粉体に付着又は結合した状態、すなわち微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛の被覆粉体(複合粉体)の態様で化粧料に含有させることが好ましい。かかる複合粉体におけるコアの粉体は、特に制限されないが、板状粉体が好ましく、タルク、セリサイト等のいわゆる体質顔料がより好ましい。ただし、本発明の化粧料に必須に含有される(a)被覆粉体及び(c)板状粉体とは別に、微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛で被覆された板状粉体であるものとする。市販のものでは、例えば、シリコーン処理微粒子酸化チタン被覆セリサイト「SMT−57S」(テイカ(株)製)が好ましく挙げられる。
さらに前記複合粉体は、表面処理が施されたものでもよく、表面処理としてはフッ素化合物、シリコーン化合物、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等の公知の処理剤によるものが挙げられる。
本発明の化粧料は、本発明の効果を損なわない限りにおいて、通常化粧料に用いられる
他の成分を任意に配合することができる。かかる任意成分としては、例えば、他の粉体、油剤、アルコール類、保湿剤、界面活性剤、他の紫外線防御剤、金属イオン封鎖剤、単糖、オリゴ糖、多糖、アミノ酸、有機アミン、高分子エマルジョン、pH調整剤、ビタミン類、酸化防止剤、防腐剤、水溶性高分子、香料、各種有効成分等が挙げられる。
他の粉体としては、球状や針状など板状以外の形状のものであって、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサイト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、アルミナ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン
酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリ
アミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリ(メタ)クリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、シリコーン樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四フッ化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッド雲母、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッド雲母、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。
油剤としては、シリコーン油、極性油、天然油、炭化水素油等が挙げられる。
シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン(ジメチコン)、シクロペンタシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、カプリリルメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマ
ー等が挙げられ、これらのうちジメチコンが好ましい。
本発明の組成物においてはジメチコンを油剤として、組成物全量に対して1〜10重量%含有することが好ましく、3〜7重量%含有することがより好ましい。
極性油としては、合成エステル油として、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリ
ル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル、オクチルメトキシシンナメート等が挙げられる。
天然油として、アボカド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等が挙げられる。
炭化水素油としては、イソドデカン、イソヘキサデカン、スクワラン、水添ポリ(C6−12オレフィン)、水添ポリイソブテン等が挙げられる。
アルコール類としては、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等の1価の低級アルコールが挙げられる。また、多価アルコールとして、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アルコールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル、ポリグリセリン等が挙げられる。
保湿剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キシリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイチン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキシステアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリセリン(EO)PO付加物、イザヨイバラ抽出物、セイヨウノコギリソウ抽出物、メリロート抽出物等が挙げられる。
界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、及び非イオン性界面活性剤が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等);N−アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N−アシルグルタミン酸塩(例えば、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POEアルキルエーテルカルボン酸;POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3
,5−メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベン
ジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POE
アルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、ポリエーテル変性シリコーン類(例えば、ポリエチレングリコール−10ジメチコン、ポリエチレングリコール−12ジメチコン等);ポリグリセリン変性シリコーン類(例えば、ポリグリセリル−3ジシロキサンジメチコン、ポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、(ポリグリセリル−3/ラウリルポリジメチルシロキシエチルジメチコン)クロスポリマー等);ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);POEヒマシ油・硬化ヒマシ油誘導体(POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油等);グリセリンアルキルエーテル等の非親水性非イオン性界面活性剤が挙げられる。また、ポリグリセリン脂肪酸エステル(例えば、モノオレイン酸ポリグリセリル、モノステアリン酸ポリグリセリル等);POEソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエート、POEソルビットペンタオレエート、POEソルビットモノステアレート等);POEグリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POEグリセリンモノステアレート、POEグリセリンモノイソステアレート、POEグリセリントリイソステアレート等のPOEモノオレエート等);POE脂肪酸エステル類(例えば、POEジステアレート、POEモノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POEアルキルエーテル類(例えば、POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POE−ベヘニルエーテル、POE−2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等);POEアルキルフェニルエーテル類(例えば、POEノニルフェニルエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);POE・POPアルキルエーテル類(例えば、POE・POPセチルエーテル、POE・POP−2−デシルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・POPグリセリンエーテル等);テトラ POE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック
等);POEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等);POEミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POEソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POEプロピレングリコール脂肪酸エステル;POEアルキルアミン;POE脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルグルコシド;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイ
ルリン酸等の親水性非イオン性界面活性剤も挙げられる。
他の紫外線防御剤としては、紫外線吸収剤が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、ビス(レスルシニル)トリアジン、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、t−ブチルメトキシベンゾイルメタン等のUV−A吸収剤;パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシル、ジメチコジエチルベンザルマロネート、2,4,6−トリアニリノ−p−(カルボ−2´−エチルヘキシル−1´−オキシ)−1,3,5−トリアジン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸オクチル等のUV−B吸収剤が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D−エリトロース、D−エリトルロース、D−トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L−アラビノース、D−キシロース、L−リキソース、D−アラビノース、D−リボース、D−リブロース、D−キシルロース、L−キシルロース等);六炭糖(例えば、D−グルコース、D−タロース、D−ブシコース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ガラクトース、L−マンノース、D−タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2−デオキシ−D−リボース、6−デオキシ−L−ガラクトース、6−デオキシ−L−マンノース等);アミノ糖(例えば、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D−グルクロン酸、D−マンヌロン酸、L−グルロン酸、D−ガラクツロン酸、L−イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム) 、アシ
ルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。
高分子エマルジョンとしては、例えば、アクリル樹脂エマルジョン、ポリアクリル酸エチルエマルジョン、アクリルレジン液、ポリアクリルアルキルエステルエマルジョン、ポリ酢酸ビニル樹脂エマルジョン、天然ゴムラテックス等が挙げられる。
pH調製剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体
、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、パラベン類、フェノキシエタノール等が挙げられる。
水溶性高分子としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ
、トウモロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば
、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン等)等の天然の水溶性高分子、
デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等の半合成の水溶性高分子、
ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリオキシエチレン系高分子(例えば、ポリエチレングリコール20,000、40,000、60,000等);アクリル系高分子(例えば、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリアクリルアミド等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー等の合成の水溶性高分子が挙げられる。
各種有効成分としては、例えば、消炎剤(例えば、グリチルリチン酸誘導体、グリチルレチン酸誘導体、サリチル酸誘導体、ヒノキチオール、酸化亜鉛、アラントイン等);美白剤(例えば、胎盤抽出物、ユキノシタ抽出物、アルブチン等);各種抽出物(例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等)、賦活剤(例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等);血行促進剤(例えば、ノニル酸ワレニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタ
モール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等);抗脂漏剤(例えば、硫黄、チアントール等);抗炎症剤(例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリン等)等が挙げられる。
本発明の化粧料は、通常は皿状の容器に収容され、その製造方法は乾式成形法や湿式法成型法等特に限定されず、通常の調製方法により製造することができる。
本発明の化粧料は、ファンデーション、ルースパウダー、チークカラー等のメークアップ化粧料に好ましく適用できる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
<組成物の調製>
表1に示す処方に従って、固形粉末化粧料(実施例1〜7及び比較例1〜3)を、通常の乾式成形法にて調製した。
<組成物の評価>
調製した各固形粉末化粧料をパネラーの全顔に塗布したときの、「化粧持ち」、「保湿持続性」及び「見た目の保湿感」について、それぞれ以下の基準で評価を行った。結果を表1にそれぞれ示す。
(化粧持ち)
塗布6時間後の外観を、熟練の評価者の目視により評価した。
◎:塗布直後と変わらない
○:ややヨレがあるが、塗布直後とほぼ同じ
△:崩れがやや目立つ
×:崩れやヨレが目立つ
(保湿持続性)
塗布6時間後の保湿感を、パネラー自身が官能評価した。
◎:しっとり感がある
○:ややしっとり感がある
△:やや乾燥を感じる
×:乾燥を感じる
(見た目の保湿感)
塗布直後の仕上がりの外観を、熟練の評価者の目視により評価した。
◎:うるおいとツヤ感がある
○:ややツヤ感がある
△:やや粉っぽさがある
×:粉っぽく乾燥した感じ
(紫外線防御効果)
実施例及び比較例の各化粧料について、SPF値を測定した。具体的には、各固形粉末化粧料を、サージカルテープ(Transporeスリーエムヘルスケア株式会社製)に、2mg/cmの載り量で6.4cm×6.4cmの広さで塗布し、Labsphere社製UV−2000S SPFアナライザーを用いて10回測定して得られた平均防御
スペクトルからSPF値を求めた。なお、表1には、実施例1の測定値を1とした相対値を以下の基準で記載した。
◎:0.95以上
○:0.90以上0.95未満
△:0.85以上0.90未満
×:0.85未満
Figure 2018145130
本発明により、化粧持ちと、感触及び見た目の保湿感とを両立し、かつ紫外線防御効果が向上した固形粉末化粧料が提供されるため、産業上非常に有用である。

Claims (7)

  1. (a)ジメチコノールと一般式(1)で表されるシラン化合物とで被覆された粉体、(b)半固形脂、(c)表面処理されていてもよいアスペクト比が30〜100の板状粉体、及び(d)紫外線散乱剤を含有する、固形粉末化粧料。
    SiX(4−n) ・・・(1)
    (式中、Rはアミノ基、アミノメチル基、アミノエチル基、又はアミノプロピル基を表し、Xは炭素数1〜3のアルコキシ基を表し、nは1又は2の整数である。)
  2. (b)半固形脂の含有量が、化粧料全体に対して0.3〜3.0重量%である、請求項1に記載の固形粉末化粧料。
  3. (c)板状粉体の含有量が、化粧料全体に対して10〜50重量%である、請求項1又は2に記載の固形粉末化粧料。
  4. (b)半固形脂が、ワセリンである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の固形粉末化粧料。
  5. (c)板状粉体が、合成雲母及び/又はオキシ塩化ビスマスである、請求項1〜4のいずれか一項に記載の固形粉末化粧料。
  6. (d)紫外線散乱剤が、微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の固形粉末化粧料。
  7. 微粒子酸化チタン及び/又は微粒子酸化亜鉛が、粉体に付着又は結合した状態で含有される、請求項6に記載の固形粉末化粧料。
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