JP6835439B2 - 日焼け止め化粧料 - Google Patents

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本発明は、日焼け止め化粧料に関する。
紫外線による肌のダメージを抑えるために、種々のUVケア化粧料が開発されている。UVケア化粧料の1つである日焼け止め化粧料(サンスクリーン、サンプロテクター)は、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤等を配合することにより、太陽光線中の紫外線を防御し、紫外線の悪影響から皮膚を守ることを目的とする化粧料である(非特許文献1)。
近年、マリンスポーツやスキー、ゴルフ等、強い太陽光に長時間さらされる屋外でのレジャーシーンに限らず、日常生活においても紫外線防御が重要と考えられており、日焼け止め化粧料の需要やその使用頻度が高まっている。そのため、日焼け止め化粧料には、紫外線防御能はもちろん、使用感の向上も求められている。
日焼け止め化粧料に配合する紫外線散乱剤として、微粒子酸化チタンや微粒子酸化亜鉛等の微粒子金属酸化物が汎用される。これらは、組成物中で凝集したり、経時的に沈降してしまうと、使用感触が悪くなったり、所望の紫外線防御効果が得られなくなったりすることがある。そのため、分散性向上のためにさまざまな手法が提案されており、例えば、特定の粘度を有するシリコーン油剤を用いたり、ソルビタン脂肪酸エステル等の分散剤や変性粘土鉱物等を配合したり、微粒子金属酸化物にシリコーンやイソステアリン酸やアクリルアミド系ポリマーで表面処理を施したりする方法がある(特許文献1〜3等)。
特開2007−210903号公報 特開2014−172837号公報 特開2007−210903号公報
「化粧品事典」、日本化粧品技術者会編、2004年、丸善株式会社発行、第495〜496頁
前述の通り、日焼け止め化粧料において微粒子金属酸化物の高い分散性は重要な要素であるが、従来の手法では不十分な場合があった。特に、微粒子金属酸化物を含む粉体を多く配合する処方では、粉体の凝集から粉っぽさが生じてしまいやすく、分散剤を増量したとしても、分散性の向上効果はあまり得られない一方、使用感は悪くなってしまう。特に、油性固形化粧料においては、分散剤を多く配合すると、硬度と成型を保持できなかったり、感触がべたつくといった問題がある。
このような状況に鑑みて、本発明は、微粒子金属酸化物を含む粉体を化粧料中に良好に分散し、使用感に優れ、高い紫外線防御能を有する化粧料を提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行った結果、ソルビタン脂肪酸エステルと、アクリル/シリコーン系共重合体とを組み合わせて分散剤として用いることにより、微粒子金属酸化チタン等の粉体の分散性をより向上させることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]下記の成分a)〜c)を含有することを特徴とする化粧料(以降、「本発明の化粧料」と記す)。
a)表面処理されていてもよい微粒子金属酸化物
b)ソルビタン脂肪酸エステル
c)アクリル/シリコーン系共重合体
[2]a)微粒子金属酸化物の含有量が、化粧料全体に対して1.0〜20.0質量%である、[1]に記載の化粧料。
[3]b)ソルビタン脂肪酸エステルとc)アクリル/シリコーン系共重合体との含有量の合計が、化粧料全体に対して0.5〜3質量%である、[1]又は[2]に記載の化粧料。
[4]b)ソルビタン脂肪酸エステルとc)アクリル/シリコーン系共重合体との含有量の質量比が、1:3〜5:1である、[1]〜[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5]前記微粒子金属酸化物が、疎水化処理されている、[1]〜[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6]油性固形化粧料である、[1]〜[5]のいずれかに記載の化粧料。
[7]d)高融点ワックスをさらに含有する、[6]に記載の化粧料。
[8]日焼け止め用である、[1]〜[7]のいずれかに記載の化粧料。
本発明により、分散剤の含有量を多くしなくても、微粒子酸化チタン等の粉体を化粧料中に良好に分散することを可能にし、その結果、使用感(のび)が向上し、また紫外線防御能が高い、優れた化粧料が実現される。
本発明の化粧料は、a)微粒子金属酸化物(以降、「成分a)」とも記す)を含有する。
金属酸化物としては、特に限定されないが酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄等が挙げられ、酸化チタンが特に好ましい。
また、微粒子とは、十分な紫外線散乱能を得る観点から、平均一次粒子径が好ましくは10nm〜100nm、より好ましくは10nm〜50nmであることをいう。なお、平均粒子径は定法、例えば透過電子顕微鏡写真の画像解析による個数平均径算出等によって測定することができる。
成分a)は、未処理のものでも、表面処理されたものでもよい。表面処理としては、疎水化処理が好ましく挙げられ、その方法は、特に制限されず、公知の方法による処理でよい。例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸を用いた処理;メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン・ジメチルポリシロキサンコポリマー、ジメチルポリシロキサン等のシリコーン類を用いた処理;オクチルトリエトキシシラン、ヘキシルトリメトキシシラン等のシラン化合物を用いた処理;脂肪酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩等を用いた金属セッケン処理;パーフルオロアルキルリン酸ジエタノールアミン塩、パーフルオロアルキルトリメトキシシラン等を用いたフッ素処理等が挙げられる。これらのうち、脂肪酸を用いた処理及びシリコーン類を用いた処理が好ましく、脂肪酸を用いた処理がより好ましく、イソステアリン酸処理が分散性の観点から特に好ましい。
成分a)の含有量は、化粧料全体に対して好ましくは1.0〜20.0質量%、より好ましくは2.0〜15.0質量%である。このような範囲とすることで、良好な使用感と十分な紫外線防御能が得られやすくなる。
本発明の化粧料は、b)ソルビタン脂肪酸エステル(以降、「成分b)」とも記す)を含有する。
成分b)において脂肪酸は、炭素数12〜22のものが好ましく、直鎖及び分岐鎖のいずれでもよく、飽和及び不飽和のいずれでもよい。また、成分b)は、モノエステル及びジエステルのいずれでもよい。特に好ましくは、成分b)はモノエステル又はジエステルのセスキイソステアリン酸ソルビタンである。
成分b)の含有量は、質量比で成分a)を1に対して、0.02〜1が好ましく、0.1〜0.6がより好ましく、0.1〜0.3がさらに好ましい。このような範囲の含有比とすることで、成分a)の分散性をより向上させることができる。
本発明の化粧料は、c)アクリル/シリコーン系共重合体(以降、「成分c)」とも記す)を含有する。
成分c)は、通常は、下記式(I)及び/又は(II)、並びに(III)で表される構成単位を含む共重合体であり、好ましくは(I)、(II)、及び(III)で表される構成単位を含むアルキル変性の共重合体である。共重合の態様は特に限定されず、グラフト共重合体、ブロック共重合体、ランダム共重合体等のいずれでもよいが、グラフト共重合体が特に好ましい。
Figure 0006835439
式(I)中、R1は水素原子又はメチル基を表す。
Figure 0006835439
式(II)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、Rは炭素原子数14〜24のア
ルキル基、より好ましくは16〜22のアルキル基、特に好ましくはステアリル基を表す。
Figure 0006835439
式(III)中、R1は水素原子又はメチル基を表し、nは3〜300の数を表す。
成分c)において、アクリル酸系の構成単位(例えば式(I)、(II))とシリコーン系の構成単位(例えば式(III))とのモル比は、1:10〜10:1が、分散性をより向上させる観点から好ましい。
また、成分c)は、融点が25〜35℃のもの、及び/又は半固体形状のものが、分散性をより向上させる観点から好ましい。ここで半固体形状とは1気圧、20℃で応力の存在しない環境では殆ど変形しないが、若干の応力(10〜100g/cm程度)がかかると変形するものをいう。
より好ましい成分c)としては、ステアリル変性アクリル酸/シリコーン系グラフト共重合体が挙げられ、さらに好ましくは、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマーが挙げられ、市販品として例えば「シリコーンKP561P(信越化学工業株式会社製)」を好ましく用いることができる。
本発明の化粧料に成分c)を含有させる態様としては特に限定されず、遊離の状態で化粧料中に存在してもよいし、成分a)の表面を成分c)で被覆処理した態様で含有されてもよいが、遊離の状態が分散性向上及びその結果使用感が良好になる観点から好ましい。
成分c)の含有量は、質量比で成分a)を1に対して、0.004〜0.2が好ましく、0.01〜0.16がより好ましく、0.6〜0.12がさらに好ましい。このような範囲の含有比とすることで、成分a)の分散性をより向上させることができる。
成分b)と成分c)との含有量の質量比は、1:3〜5:1が好ましく、1:2〜3:1がより好ましい。このような比率で組み合わせて用いることにより、多量の分散剤を用いずとも成分a)を含む粉体を良好に分散させることができる。
成分b)と成分c)との含有量の合計は、化粧料全体に対して0.5〜3質量%が好ましく、0.8〜2質量%がより好ましい。成分b)及び成分c)の含有量が多すぎると、効果が頭打ちになる他に、べたついた感触になる場合があったり、とりわけ化粧料が油性固形化粧料の場合は硬度と成型を保持できない場合があったりする。
また、成分b)と成分c)との含有量の合計は、質量比で成分a)を1に対して、0.03〜1.2好ましく、0.1〜0.8より好ましく、0.15〜0.4さらに好ましい。このような範囲の含有比とすることで、成分a)の分散性をより向上させることができる。なお、後述のように本発明の化粧料が成分a)の他にも粉体を含有する場合も、成分b)と成分c)との含有量の合計をこのような範囲の含有比とすることで、粉体全体の分散性をより向上させることができる。
本発明の化粧料の剤型は、特に限定されないが、油性固形剤型、水中油乳化剤型、油中
水乳化剤型、粉末固形剤型、オイルゲル剤型などいずれでもよいが、油性固形剤型及び乳化剤型がより好ましい。特に、従来、微粒子金属酸化物等の粉体を多量に分散することが難しかった油性固形剤型であっても、本発明の化粧料の構成であれば良好に分散し、良好な使用感と高い紫外線防御能が得られるので、好ましく適用できる。
ここで、油性固形化粧料とは、実質的に水及び水性成分を含まず、油剤を基材とする固形の化粧料をいう。基材となり得る油剤としては、通常は固形又は半固形の油剤であり、さらに通常化粧料に用いられる油剤(液状油剤などの流動性のある油剤も含む)も加えられてもよい。なお、ここで実質的に含まないとは化粧料全体に対して通常は1質量%未満、好ましくは0.5質量%未満をいい、水性成分とは例えば25〜65℃のミネラルオイルに懸濁して1時間静置した後にミネラルオイルと相分離する成分をいう。
油剤の種類や含有量は特に限定されず、所望の硬度、塗布後の皮膚上での粉末の白さの軽減、皮膚への密着感や塗布時のすべり感などの使用性によって適宜調整してよい。
より好ましくは、本発明の化粧料が油性固形化粧料の場合は、成分a)〜c)に加えて高融点ワックスをさらに含有する。これにより、油性固形化粧料の硬度と成型を保持しやすくなる。
高融点ワックスは、通常は80〜105℃の融点のものをいう。
高融点ワックスの含有量は、油性固形化粧料全体に対して好ましくは2.0〜10.0質量%、より好ましくは3.0〜7.0質量%、さらに好ましくは3.5〜6.0質量%である。このような範囲とすることで、油性固形化粧料において良好な使用感(塗布時の伸び・滑りやすさ)を与える硬度と成型が保持しやすくなる。
高融点ワックスとしては、化粧料に用いることができるものであれば特に限定されないが、他の成分との混和性が良好なことから、高融点キャンデリラワックス、合成炭化水素ワックス(表示名称)、セレシンワックスを特に好ましく例示できる。
本発明の化粧料中において、微粒子酸化チタン等の紫外線散乱剤を含む粉体は良好に分散するため、塗布時の使用感(のび)が良く、また高い紫外線防御能を発揮することができる。そのため、本発明の化粧料は、日焼け止め化粧料として好ましく利用できる。特に、多量の粉体を含有させた場合であっても、粉っぽくならないため、使用者に快適な使用感を与えることができる。
本発明の化粧料は、その効果を損なわない限りにおいて、またその剤型に合わせて、通常化粧料に用いられるその他の任意成分を適宜含有することができる。
任意成分としては、成分a)の他の粉体を含有することができる。
粉体としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサ
イト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔
料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。また、粉体の形状についても、例えば、板状、塊状、鱗片状、球状、多孔性球状等、どのような形状のものでも用いることができ、粒径についても特に制限されない。
成分a)を含め粉体全体の含有量は、特に限定されず、剤型によって適宜調節することができる。例えば、乳化剤型の場合は、化粧料全体に対して1〜25質量%が好ましく、2〜20質量%がより好ましい。油性固形剤型の場合は、化粧料全体に対して30〜75質量%が好ましく40〜70質量%がより好ましい。
さらに他の任意成分としては、例えば、アルコール、油剤、界面活性剤(アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン性界面活性剤等)、金属イオン封鎖剤、紫外線吸収剤、有機変性粘土鉱物、増粘剤、単糖、オリゴ糖、多糖、アミノ酸、有機アミン、pH調整剤、ビタミン類、酸化防止剤、酸化防止助剤、防腐剤、清涼剤等が挙げられる。また、各種の有効成分も任意に配合することができる。
一価のアルコールとしては、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、イソブチルアルコール、t−ブチルアルコール等の低級アルコールや、バチルアルコール、セタノール、パルミトレイルアルコール、ヘプタデカノール、1−ヘプタデカノール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、エライジルアルコール、オレイルアルコール、リノレイルアルコール、エライドリノレイルアルコール、リノレニルアルコール、エライドリノレニルアルコール、リシノレイルアルコール、ノナデシルアルコール、アラキジルアルコール、ヘンエイコサノール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール等の高級アルコールが挙げられる。
二価以上のアルコールとしては、例えば、2価のアルコール(例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,3−ブチレングリコール、テトラメチレングリコール、2,3−ブチレングリコール、ペンタメチレングリコール、2−ブテン−1,4−ジオール、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール等);3価のアルコール(例えば、グリセリン、トリメチロールプロパン等);4価アルコール(例えば、1,2,6−ヘキサントリオール等のペンタエリスリトール等);5価アルコール(例えば、キシリトール等);6価アルコール(例えば、ソルビトール、マンニトール等);多価アルコール重合体(例えば、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ジグリセリン、ポリエチレングリコール、トリグリセリン、テトラグリセリン、ポリグリセリン等);2価のアルコールアルキルエーテル類(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコールモノ2−メチルヘキシルエーテル、エチレングリコールイソアミルエーテル、エチレングリコールベンジルエーテル、エチレングリコールイソプロピルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレングリコールジエチルエーテル、エチレングリコールジブチルエーテル等);2価アル
コールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル等が挙げられる。
油剤としては、合成油、天然油、炭化水素油、シリコーン油等が挙げられる。
合成油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパンを挙げることができる。さらに、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリル、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル、オクチルメトキシシンナメート等も挙げられる。
また、天然油として、アボカド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花
生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリオクタン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル等が挙げられる。
炭化水素油としては、イソドデカン、イソヘキサデカン、スクワラン、ワセリン、水添ポリ(C6−12オレフィン)、水添ポリイソブテン等が挙げられる。
シリコーン油としてはシクロペンタシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、カプリリルメチコン、ジメチコン、(ジメチコン/ビニルジメチコン)クロスポリマー、(ジメチコン/フェニルビニルジメチコン)クロスポリマー等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、脂肪酸セッケン(例えば、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等);高級アルキル硫酸エステル塩(例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等);アルキルエーテル硫酸エステル塩(例えば、POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等);N−アシルサルコシン酸(例えば、ラウロイルサルコシンナトリウム等);高級脂肪酸アミドスルホン酸塩(例えば、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、ラウリルメチルタウリッドナトリウム等);リン酸エステル塩(POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等);スルホコハク酸塩(例えば、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等);アルキルベンゼンスルホン酸塩(例えば、リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等);高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩(例えば、硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等);N−アシルグルタミン酸塩(例えば、N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等);硫酸化油(例えば、ロート油等);POEアルキルエーテルカルボン酸;POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩;α−オレフィンスルホン酸塩;高級脂肪酸エステルスルホン酸塩;二級アルコール硫酸エステル塩;高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩;ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム;N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン;カゼインナトリウム等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルトリメチルアンモニウム塩(例えば、塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルトリメチルアンモニウム等);アルキルピリジニウム塩(例えば、塩化セチルピリジニウム等);塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアルキルジメチルアンモニウム塩;塩化ポリ(N,N’−ジメチル−3
,5−メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベン
ジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POEアルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えば、イミダゾリン系両性界面活性剤(例えば、2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル−2−イミダゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキシエチロキシ2ナトリウム塩等);ベタイン系界面活性剤(例えば、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン等)等が挙げられる。
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレー
ト、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、POEソルビタン脂肪酸エステル類(例えば、POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンモノステアレート、POEソルビタンモノオレエート、POEソルビタンテトラオレエート等);POEソルビット脂肪酸エステル類(例えば、POEソルビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエート、POEソルビットペンタオレエート、POEソルビットモノステアレート等);POEグリセリン脂肪酸エステル類(例えば、POEグリセリンモノステアレート、POEグリセリンモノイソステアレート、POEグリセリントリイソステアレート等のPOEモノオレエート等);POE脂肪酸エステル類(例えば、POEジステアレート、POEモノジオレエート、ジステアリン酸エチレングリコール等);POEアルキルエーテル類(例えば、POEラウリルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリルエーテル、POE−ベヘニルエーテル、POE−2−オクチルドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等);プルロニック型類(例えば、プルロニック等);テトラPOE・テトラPOPエチレンジアミン縮合物類(例えば、テトロニック等);POEヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体(例えば、POEヒマシ油、POE硬化ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等);POEミツロウ・ラノリン誘導体(例えば、POEソルビットミツロウ等);アルカノールアミド(例えば、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等);POEプロピレングリコール脂肪酸エステル;POEアルキルアミン;POE脂肪酸アミド;ショ糖脂肪酸エステル;アルキルエトキシジメチルアミンオキシド;トリオレイルリン酸等が挙げられる。
金属イオン封鎖剤としては、例えば、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、エデト酸二ナトリウム、エデト酸三ナトリウム、エデト酸四ナトリウム、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸、エチレンジアミンヒドロキシエチル三酢酸3ナトリウム等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2−エチルヘキシル、ビス(レスルシニル)トリアジン、メチレンビスベンゾトリアゾリルテトラメチルブチルフェノール、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、t−ブチルメトキシベンゾイルメタン等のUV−A吸収剤;パラメトキシ桂皮酸2−エチルヘキシル、2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリル酸2−エチルヘキシル、ジメチコジエチルベンザルマロネート、2,4,6−トリアニリノ−p−(カルボ−2´−エチルヘキシル−1´−オキシ)−1,3,5−トリアジン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸オクチル等のUV−B吸収剤を挙げられる。
有機変性粘土鉱物としては、例えば、スメクタイト系(ヘクトライト、ベントナイト、
モンモリロナイト等)、カオリナイト、イライト、マリーン粘土鉱物(海泥)、デザートローズ粘土鉱物、パスカライト等の粘土鉱物を、4級アミン基やカルボキシル基等によって変性したものが挙げられる。
増粘剤としては、例えば、植物系高分子(例えば、アラビアガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウ
モロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサ
ンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン、ヒアルロン酸等)等の天然の水溶性高分子、
デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末、塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等の半合成の水溶性高分子、
ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー;(ポリオキシエチレンデシルテトラデシルエーテル・ヘキサメチレンジイソシアネート・ポリエチレングリコール11000共重合体;塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ローカストビーンガム;ビニルピロリドン・メタクリル酸N;N−ジメチルアミノエチル・アクリル酸ステアリル・ジアクリル酸トリプロピレングリコール共重合体;合成ケイ酸ナトリウム・マグネシウム等の合成の水溶性高分子が挙げられる。
単糖としては、例えば、三炭糖(例えば、D−グリセリルアルデヒド、ジヒドロキシアセトン等);四炭糖(例えば、D−エリトロース、D−エリトルロース、D−トレオース、エリスリトール等);五炭糖(例えば、L−アラビノース、D−キシロース、L−リキソース、D−アラビノース、D−リボース、D−リブロース、D−キシルロース、L−キシルロース等);六炭糖(例えば、D−グルコース、D−タロース、D−ブシコース、D−ガラクトース、D−フルクトース、L−ガラクトース、L−マンノース、D−タガトース等);七炭糖(例えば、アルドヘプトース、ヘプロース等);八炭糖(例えば、オクツロース等);デオキシ糖(例えば、2−デオキシ−D−リボース、6−デオキシ−L−ガラクトース、6−デオキシ−L−マンノース等);アミノ糖(例えば、D−グルコサミン、D−ガラクトサミン、シアル酸、アミノウロン酸、ムラミン酸等);ウロン酸(例えば、D−グルクロン酸、D−マンヌロン酸、L−グルロン酸、D−ガラクツロン酸、L−イズロン酸等)等が挙げられる。
オリゴ糖としては、例えば、ショ糖、グンチアノース、ウンベリフェロース、ラクトース、プランテオース、イソリクノース類、α,α−トレハロース、ラフィノース、リクノース類、ウンビリシン、スタキオースベルバスコース類等が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
有機アミンとしては、例えば、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モルホリン、トリイソプロパノールアミン、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノール等が挙げられる。
pH調整剤としては、例えば、乳酸−乳酸ナトリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム、コハク酸−コハク酸ナトリウム等の緩衝剤等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体
、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、トコフェロール類、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール、没食子酸エステル類等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、エチルパラベン、ブチルパラベン等が挙げられる。
清涼剤としては、カンファー、メントール等が挙げられる。
また、有効成分としては、例えば、美白剤、抗酸化剤、保湿剤、シワ改善剤、抗炎症剤、ビタミン類、各種アミノ酸、育毛剤、抗菌剤、ホルモン剤、酵素、各種植物抽出物、賦活剤、血行促進剤等が挙げられ、これらを1種のみを含有させてもよく、2種以上含有されていてもよい。
美白剤としては、例えば、L−アスコルビン酸(ビタミンC)及びその誘導体、パントテン酸誘導体、トラネキサム酸及びその誘導体、レゾルシン誘導体、4−メトキシサリチル酸カリウム等のサリチル酸誘導体、その他フェノール誘導体、アルブチン、プラセンタエキスや植物抽出物(例えばカミツレエキス、ユキノシタエキス、ハトムギエキス等)等の各種抽出物が好ましい。
抗酸化剤としては、例えば、グリチルリチン、グリチルリチン酸塩(例えば、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチルリチン酸アンモニウム)、アラントイン、チオタウリン、グルタチオン、カテキン、アルブミン、フェリチン、メタロチオネインが挙げられる。
保湿剤としては、例えば、尿素、グリセリン、キシリトール、エリスリトールが挙げられる。
シワ改善剤としては、例えば、レチノール、レチナール、レチノイン酸、トレチノイン、イソトレチノイン、レチノイン酸トコフェロール、パルミチン酸レチノール、酢酸レチノールやウルソール酸ベンジルエステル、ウルソール酸リン酸エステル、ベツリン酸ベンジルエステル、ベンジル酸リン酸エステル、コンドロイチン硫酸ナトリウム、2−メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン、センブリエキス、ゲットウ葉エキス、加水分解ヒカゲノツルニンジン根エキス、ヤグルマギクエキス等が挙げられる。
抗炎症剤としては、例えば、トラネキサム酸、チオタウリン、ヒポタウリンが挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンAおよびその誘導体;ビタミンB6、ビタミン
6塩酸塩等のビタミンB6誘導体;ニコチン酸、ニコチン酸アミドのニコチン酸誘導体;ビタミンEおよびその誘導体;β−カロチンなどが挙げられる。特に、油溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンE)ではなく、水溶性ビタミン又は親水化したビタミン誘導体が好ましい。
アミノ酸としては、例えば、ヒドロキシプロリン、l−セリン、トリメチルグリシン、l−アルギニンが挙げられる。
育毛剤としては、例えば、パントテニルエチルエーテル、アデノシン、β−グリチルレチン酸、ミノキシジルが挙げられる。
抗菌剤としては、例えば、レゾルシン、イオウ、サリチル酸が挙げられる。
ホルモン剤としては、例えば、オキシトシン、コルチコトロピン、バソプレッシン、セクレチン、ガストリン、カルシトニン、ヒノキチオール、エチニルエストラジオールが挙げられる。
酵素としては、例えば、トリプシン、塩化リゾチーム、キモトリプシン、セミアルカリプロテナーゼ、セラペプターゼ、リパーゼ、ヒアルロニダーゼが挙げられる。
植物抽出物としては、例えば、オウバク、オウレン、シコン、シャクヤク、センブリ、バーチ、セージ、ビワ、ニンジン、アロエ、ゼニアオイ、アイリス、ブドウ、ヨクイニン、ヘチマ、ユリ、サフラン、センキュウ、ショウキュウ、オトギリソウ、オノニス、ニンニク、トウガラシ、チンピ、トウキ、海藻等が挙げられる。
賦活剤としては、例えば、ローヤルゼリー、感光素、コレステロール誘導体等が挙げられる。
血行促進剤としては、例えば、カプサイシン、ジンゲロン、カンタリスチンキ、イクタモール、タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等が挙げられる。
本発明の化粧料は、定法により製造することができる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
表1〜3に示す処方成分で、定法により、実施例及び比較例の各化粧料を調製した。なお、表1は油性固形化粧料、表2は水中油乳化型化粧料、表3は油中水乳化型化粧料の処方である。
調製した各化粧料について、以下の項目について評価を行った。
評価結果を併せて表1〜3にそれぞれ示す。
<SPF>
実施例及び比較例の各化粧料について、SPFアナライザー(UV-2000S、Labsphere社
)を用いてSPF値を測定した。
<感触(伸び)>
熟練者がそれぞれ、実施例及び比較例の各化粧料を適量手の甲にとり、指で伸ばしたときの感触を以下の5段階で評価した。
5:とてもよく伸びる、4:よく伸びる、3:ふつう、2:伸びにくい、1:まったく伸びない
Figure 0006835439
Figure 0006835439
Figure 0006835439
本発明により、分散剤の含有量を多くしなくても、微粒子酸化チタン等の粉体を化粧料中に良好に分散することを可能にし、その結果、使用感(のび)が向上し、また紫外線防御能が高い、優れた化粧料が実現される。かかる化粧料は日焼け止め化粧料として優れるため、産業上非常に有用である。

Claims (8)

  1. 下記の成分a)〜c)を含有することを特徴とする油性固形化粧料。
    a)表面処理されている、またはされていない微粒子金属酸化物
    b)脂肪酸の炭素数が12〜22であり、モノエステル又はジエステルであるソルビタン脂肪酸エステル
    c)(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー
  2. a)微粒子金属酸化物の含有量が、化粧料全体に対して1.0〜20.0質量%である、請求項1に記載の化粧料。
  3. 成分b)と成分c)との含有量の合計が、化粧料全体に対して0.5〜3質量%である、請求項1又は2に記載の化粧料。
  4. 成分b)と成分c)との含有量の質量比が、1:3〜5:1である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧料。
  5. 前記微粒子金属酸化物が、疎水化処理されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧料。
  6. 成分b)と成分c)との含有量の合計が、質量比で成分a)を1に対して、0.03〜1.2である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧料。
  7. d)融点が80〜105℃の高融点ワックスをさらに含有する、請求項6に記載の化粧料。
  8. 日焼け止め用である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化粧料。
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