JP6835439B2 - 日焼け止め化粧料 - Google Patents
日焼け止め化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6835439B2 JP6835439B2 JP2016080517A JP2016080517A JP6835439B2 JP 6835439 B2 JP6835439 B2 JP 6835439B2 JP 2016080517 A JP2016080517 A JP 2016080517A JP 2016080517 A JP2016080517 A JP 2016080517A JP 6835439 B2 JP6835439 B2 JP 6835439B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- acid
- component
- cosmetic
- ether
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 CCC(*)(CC)N Chemical compound CCC(*)(CC)N 0.000 description 1
Description
近年、マリンスポーツやスキー、ゴルフ等、強い太陽光に長時間さらされる屋外でのレジャーシーンに限らず、日常生活においても紫外線防御が重要と考えられており、日焼け止め化粧料の需要やその使用頻度が高まっている。そのため、日焼け止め化粧料には、紫外線防御能はもちろん、使用感の向上も求められている。
このような状況に鑑みて、本発明は、微粒子金属酸化物を含む粉体を化粧料中に良好に分散し、使用感に優れ、高い紫外線防御能を有する化粧料を提供することを課題とする。
[1]下記の成分a)〜c)を含有することを特徴とする化粧料(以降、「本発明の化粧料」と記す)。
a)表面処理されていてもよい微粒子金属酸化物
b)ソルビタン脂肪酸エステル
c)アクリル/シリコーン系共重合体
[2]a)微粒子金属酸化物の含有量が、化粧料全体に対して1.0〜20.0質量%である、[1]に記載の化粧料。
[3]b)ソルビタン脂肪酸エステルとc)アクリル/シリコーン系共重合体との含有量の合計が、化粧料全体に対して0.5〜3質量%である、[1]又は[2]に記載の化粧料。
[4]b)ソルビタン脂肪酸エステルとc)アクリル/シリコーン系共重合体との含有量の質量比が、1:3〜5:1である、[1]〜[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5]前記微粒子金属酸化物が、疎水化処理されている、[1]〜[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6]油性固形化粧料である、[1]〜[5]のいずれかに記載の化粧料。
[7]d)高融点ワックスをさらに含有する、[6]に記載の化粧料。
[8]日焼け止め用である、[1]〜[7]のいずれかに記載の化粧料。
金属酸化物としては、特に限定されないが酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄等が挙げられ、酸化チタンが特に好ましい。
また、微粒子とは、十分な紫外線散乱能を得る観点から、平均一次粒子径が好ましくは10nm〜100nm、より好ましくは10nm〜50nmであることをいう。なお、平均粒子径は定法、例えば透過電子顕微鏡写真の画像解析による個数平均径算出等によって測定することができる。
成分b)において脂肪酸は、炭素数12〜22のものが好ましく、直鎖及び分岐鎖のいずれでもよく、飽和及び不飽和のいずれでもよい。また、成分b)は、モノエステル及びジエステルのいずれでもよい。特に好ましくは、成分b)はモノエステル又はジエステルのセスキイソステアリン酸ソルビタンである。
成分c)は、通常は、下記式(I)及び/又は(II)、並びに(III)で表される構成単位を含む共重合体であり、好ましくは(I)、(II)、及び(III)で表される構成単位を含むアルキル変性の共重合体である。共重合の態様は特に限定されず、グラフト共重合体、ブロック共重合体、ランダム共重合体等のいずれでもよいが、グラフト共重合体が特に好ましい。
また、成分c)は、融点が25〜35℃のもの、及び/又は半固体形状のものが、分散性をより向上させる観点から好ましい。ここで半固体形状とは1気圧、20℃で応力の存在しない環境では殆ど変形しないが、若干の応力(10〜100g/cm2程度)がかかると変形するものをいう。
より好ましい成分c)としては、ステアリル変性アクリル酸/シリコーン系グラフト共重合体が挙げられ、さらに好ましくは、(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマーが挙げられ、市販品として例えば「シリコーンKP561P(信越化学工業株式会社製)」を好ましく用いることができる。
また、成分b)と成分c)との含有量の合計は、質量比で成分a)を1に対して、0.03〜1.2が好ましく、0.1〜0.8がより好ましく、0.15〜0.4がさらに好ましい。このような範囲の含有比とすることで、成分a)の分散性をより向上させることができる。なお、後述のように本発明の化粧料が成分a)の他にも粉体を含有する場合も、成分b)と成分c)との含有量の合計をこのような範囲の含有比とすることで、粉体全体の分散性をより向上させることができる。
水乳化剤型、粉末固形剤型、オイルゲル剤型などいずれでもよいが、油性固形剤型及び乳化剤型がより好ましい。特に、従来、微粒子金属酸化物等の粉体を多量に分散することが難しかった油性固形剤型であっても、本発明の化粧料の構成であれば良好に分散し、良好な使用感と高い紫外線防御能が得られるので、好ましく適用できる。
油剤の種類や含有量は特に限定されず、所望の硬度、塗布後の皮膚上での粉末の白さの軽減、皮膚への密着感や塗布時のすべり感などの使用性によって適宜調整してよい。
高融点ワックスは、通常は80〜105℃の融点のものをいう。
高融点ワックスの含有量は、油性固形化粧料全体に対して好ましくは2.0〜10.0質量%、より好ましくは3.0〜7.0質量%、さらに好ましくは3.5〜6.0質量%である。このような範囲とすることで、油性固形化粧料において良好な使用感(塗布時の伸び・滑りやすさ)を与える硬度と成型が保持しやすくなる。
高融点ワックスとしては、化粧料に用いることができるものであれば特に限定されないが、他の成分との混和性が良好なことから、高融点キャンデリラワックス、合成炭化水素ワックス(表示名称)、セレシンワックスを特に好ましく例示できる。
粉体としては、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、雲母、絹雲母(セリサ
イト)、白雲母、金雲母、合成雲母、紅雲母、黒雲母、パーミキュライト、炭酸マグネシ
ウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム(焼セッコウ)、リン酸カルシウム、弗素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、セラミックパウダー、金属石鹸(例えば、ミリスチン酸亜鉛、パルミチン酸カルシウム、ステアリン酸アルミニウム)、窒化ホウ素等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、酸化鉄(ベンガラ)、チタン酸鉄等);無機褐色系顔料(例えば、γ−酸化鉄等);無機黄色系顔料(例えば、黄酸化鉄、黄土等);無機黒色系顔料(例えば、黒酸化鉄、低次酸化チタン等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔
料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);パール顔料(例えば、酸化チタンコーテッドマイカ、酸化チタンコーテッドオキシ塩化ビスマス、酸化チタンコーテッドタルク、着色酸化チタンコーテッドマイカ、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号などの有機顔料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β−カロチン等)等が挙げられる。また、粉体の形状についても、例えば、板状、塊状、鱗片状、球状、多孔性球状等、どのような形状のものでも用いることができ、粒径についても特に制限されない。
成分a)を含め粉体全体の含有量は、特に限定されず、剤型によって適宜調節することができる。例えば、乳化剤型の場合は、化粧料全体に対して1〜25質量%が好ましく、2〜20質量%がより好ましい。油性固形剤型の場合は、化粧料全体に対して30〜75質量%が好ましく40〜70質量%がより好ましい。
コールアルキルエーテル類(例えば、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル、ジエチレングリコールブチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールメチルエーテル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ジプロピレングリコールブチルエーテル等);2価アルコールエーテルエステル(例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノフェニルエーテルアセテート、エチレングリコールジアジベート、エチレングリコールジサクシネート、ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノフェニルエーテルアセテート等);グリセリンモノアルキルエーテル(例えば、キシルアルコール、セラキルアルコール、バチルアルコール等);糖アルコール(例えば、ソルビトール、マルチトール、マルトトリオース、マンニトール、ショ糖、エリトリトール、グルコース、フルクトース、デンプン分解糖、マルトース、キシリトース、デンプン分解糖還元アルコール等);グリソリッド;テトラハイドロフルフリルアルコール;POE−テトラハイドロフルフリルアルコール;POP−ブチルエーテル;POP・POE−ブチルエーテル;トリポリオキシプロピレングリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテル;POP−グリセリンエーテルリン酸;POP・POE−ペンタンエリスリトールエーテル等が挙げられる。
合成油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12−ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ−2−エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N−アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリ−2−エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリ−2−エチルヘキシル酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパンを挙げることができる。さらに、セチル2−エチルヘキサノエート、2−エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリル、トリ−2−ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2−ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸−2−オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ−2−ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2−エチルヘキシル、ミリスチン酸2−ヘキシルデシル、パルミチン酸2−ヘキシルデシル、アジピン酸2−ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2−エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル、オクチルメトキシシンナメート等も挙げられる。
生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリオクタン酸グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル等が挙げられる。
炭化水素油としては、イソドデカン、イソヘキサデカン、スクワラン、ワセリン、水添ポリ(C6−12オレフィン)、水添ポリイソブテン等が挙げられる。
,5−メチレンピペリジニウム);アルキル四級アンモニウム塩;アルキルジメチルベン
ジルアンモニウム塩;アルキルイソキノリニウム塩;ジアルキルモリホニウム塩;POEアルキルアミン;アルキルアミン塩;ポリアミン脂肪酸誘導体;アミルアルコール脂肪酸誘導体;塩化ベンザルコニウム;塩化ベンゼトニウム等が挙げられる。
ト、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等);グリセリンポリグリセリン脂肪酸類(例えば、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等);プロピレングリコール脂肪酸エステル類(例えば、モノステアリン酸プロピレングリコール等);硬化ヒマシ油誘導体;グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
モンモリロナイト等)、カオリナイト、イライト、マリーン粘土鉱物(海泥)、デザートローズ粘土鉱物、パスカライト等の粘土鉱物を、4級アミン基やカルボキシル基等によって変性したものが挙げられる。
モロコシ、バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸);微生物系高分子(例えば、キサ
ンタンガム、デキストラン、サクシノグルカン、ブルラン等);動物系高分子(例えば、コラーゲン、カゼイン、アルブミン、ゼラチン、ヒアルロン酸等)等の天然の水溶性高分子、
デンプン系高分子(例えば、カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等);セルロース系高分子(メチルセルロース、エチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、結晶セルロース、セルロース末、塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ヒドロキシエチルセルロース等);アルギン酸系高分子(例えば、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等)等の半合成の水溶性高分子、
ビニル系高分子(例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー等);ポリエチレンイミン;カチオンポリマー;(ポリオキシエチレンデシルテトラデシルエーテル・ヘキサメチレンジイソシアネート・ポリエチレングリコール11000共重合体;塩化O−〔2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモニオ)プロピル〕ローカストビーンガム;ビニルピロリドン・メタクリル酸N;N−ジメチルアミノエチル・アクリル酸ステアリル・ジアクリル酸トリプロピレングリコール共重合体;合成ケイ酸ナトリウム・マグネシウム等の合成の水溶性高分子が挙げられる。
多糖としては、例えば、セルロース、クインスシード、コンドロイチン硫酸、デンプン、ガラクタン、デルマタン硫酸、グリコーゲン、アラビアガム、ヘパラン硫酸、ヒアルロン酸、トラガントガム、ケラタン硫酸、コンドロイチン、キサンタンガム、ムコイチン硫酸、グアガム、デキストラン、ケラト硫酸、ローカストビーンガム、サクシノグルカン、カロニン酸等が挙げられる。
ビタミン類としては、例えば、ビタミンA、B1、B2、B6、C、E及びその誘導体
、パントテン酸及びその誘導体、ビオチン等が挙げられる。
酸化防止助剤としては、例えば、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、マレイン酸、マロン酸、コハク酸、フマル酸、ケファリン、ヘキサメタフォスフェイト、フィチン酸、エチレンジアミン四酢酸等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、エチルパラベン、ブチルパラベン等が挙げられる。
清涼剤としては、カンファー、メントール等が挙げられる。
B6塩酸塩等のビタミンB6誘導体;ニコチン酸、ニコチン酸アミドのニコチン酸誘導体;ビタミンEおよびその誘導体;β−カロチンなどが挙げられる。特に、油溶性ビタミン(ビタミンA、ビタミンE)ではなく、水溶性ビタミン又は親水化したビタミン誘導体が好ましい。
調製した各化粧料について、以下の項目について評価を行った。
評価結果を併せて表1〜3にそれぞれ示す。
実施例及び比較例の各化粧料について、SPFアナライザー(UV-2000S、Labsphere社
)を用いてSPF値を測定した。
熟練者がそれぞれ、実施例及び比較例の各化粧料を適量手の甲にとり、指で伸ばしたときの感触を以下の5段階で評価した。
5:とてもよく伸びる、4:よく伸びる、3:ふつう、2:伸びにくい、1:まったく伸びない
Claims (8)
- 下記の成分a)〜c)を含有することを特徴とする油性固形化粧料。
a)表面処理されている、またはされていない微粒子金属酸化物
b)脂肪酸の炭素数が12〜22であり、モノエステル又はジエステルであるソルビタン脂肪酸エステル
c)(アクリレーツ/アクリル酸ステアリル/メタクリル酸ジメチコン)コポリマー - a)微粒子金属酸化物の含有量が、化粧料全体に対して1.0〜20.0質量%である、請求項1に記載の化粧料。
- 成分b)と成分c)との含有量の合計が、化粧料全体に対して0.5〜3質量%である、請求項1又は2に記載の化粧料。
- 成分b)と成分c)との含有量の質量比が、1:3〜5:1である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の化粧料。
- 前記微粒子金属酸化物が、疎水化処理されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の化粧料。
- 成分b)と成分c)との含有量の合計が、質量比で成分a)を1に対して、0.03〜1.2である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の化粧料。
- d)融点が80〜105℃の高融点ワックスをさらに含有する、請求項6に記載の化粧料。
- 日焼け止め用である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016080517A JP6835439B2 (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | 日焼け止め化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016080517A JP6835439B2 (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | 日焼け止め化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017190299A JP2017190299A (ja) | 2017-10-19 |
JP6835439B2 true JP6835439B2 (ja) | 2021-02-24 |
Family
ID=60085624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016080517A Active JP6835439B2 (ja) | 2016-04-13 | 2016-04-13 | 日焼け止め化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6835439B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7309456B2 (ja) * | 2019-05-30 | 2023-07-18 | 株式会社ノエビア | 水中油型乳化紫外線防御化粧料 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4191314B2 (ja) * | 1999-04-28 | 2008-12-03 | 株式会社コーセー | 化粧料 |
JP2002087924A (ja) * | 2000-09-13 | 2002-03-27 | Kose Corp | 油中水型化粧料 |
JP4669617B2 (ja) * | 2001-03-12 | 2011-04-13 | 株式会社コーセー | 化粧料 |
KR100862403B1 (ko) * | 2001-06-07 | 2008-10-08 | 신에쓰 가가꾸 고교 가부시끼가이샤 | 표면처리 분체 및 화장료 |
JP2003104825A (ja) * | 2001-09-28 | 2003-04-09 | Kose Corp | 化粧料並びに化粧料用組成物 |
JP2006052155A (ja) * | 2004-08-10 | 2006-02-23 | Kose Corp | 油性固形化粧料 |
JP2006265213A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Kose Corp | 油中水型乳化化粧料 |
JP6038433B2 (ja) * | 2011-07-28 | 2016-12-07 | ポーラ化成工業株式会社 | 乳化形化粧料 |
JP2013095705A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Kose Corp | 水中油型化粧料 |
JP6180136B2 (ja) * | 2013-03-07 | 2017-08-16 | 株式会社ディーエイチシー | 油中水型乳化化粧料 |
-
2016
- 2016-04-13 JP JP2016080517A patent/JP6835439B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017190299A (ja) | 2017-10-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2736524T3 (es) | Cosmético en polvo sólido | |
JP2008050271A (ja) | メーキャップ化粧料 | |
TWI771348B (zh) | 水中油型組成物 | |
CN111032815B (zh) | 非水系用增稠剂和增稠组合物 | |
JP7261594B2 (ja) | 皮膚外用剤および紫外線防御効果の向上方法 | |
JP7059196B2 (ja) | 水中油型皮膚外用組成物 | |
JP7076373B2 (ja) | 皮膚外用剤組成物 | |
JP6835439B2 (ja) | 日焼け止め化粧料 | |
US20220000758A1 (en) | Cosmetic | |
JP2006249049A (ja) | 皮膚外用組成物 | |
US20200246229A1 (en) | Powder containing water-based composition and external skin preparation | |
CN112714643B (zh) | 油包水型皮肤外用组合物 | |
JP7382129B2 (ja) | 油中水型乳化組成物 | |
JP7003360B2 (ja) | 固形粉末化粧料 | |
JP7290765B2 (ja) | 油中水型乳化組成物 | |
CN113164794B (zh) | 乳化型化妆料组合物 | |
JP7402599B2 (ja) | 油中水型乳化組成物 | |
JP2018095611A (ja) | 高粘性組成物 | |
JP6835441B2 (ja) | 水中油型乳化組成物 | |
WO2021020174A1 (ja) | 水性組成物 | |
JP2019089744A (ja) | 乳化組成物 | |
CN116322629A (zh) | 油包水型组合物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200131 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200609 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200803 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210202 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6835439 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |