JP2017127840A - 高分子凝集剤組成物及びその製造方法並びに該高分子凝集剤組成物を用いる汚泥の脱水方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アクリレート単量体単位を4mol%以上、メタクリレート単量体単位を6mol%以上含む高分子化合物Aと、アクリレート単量体単位を含んでなり、該アクリレート単量体単位を15mol%以上含む、又はアクリレート単量体単位及びメタクリレート単量体単位を計20mol%以上含む高分子化合物Bと、を含み、高分子化合物A及びBの合計質量に対し、高分子化合物Aを5〜95質量%含み、高分子化合物Aにおけるアクリレート単量体単位のモル分率aと、高分子化合物Bにおけるアクリレート単量体単位のモル分率bと、が0.25以上の差を有する高分子凝集剤組成物を提供する。
【選択図】なし
Description
前記高分子化合物Aが以下の化学式(1)
に由来する単量体単位を4mol%以上含むとともに、以下の化学式(2)
に由来する単量体単位を6mol%以上含む高分子化合物であり、
前記高分子化合物Bが前記化学式(1)に由来する単量体単位を含んで成り、該単量体単位を15mol%以上含む、又は該単量体単位及び前記化学式(2)に由来する単量体単位を合計で20mol%以上含む高分子化合物であり、
前記高分子化合物A及び前記高分子化合物Bの合計質量に対する前記高分子化合物Aの含有割合が5質量%以上95質量%以下であり、
前記高分子化合物Aにおける前記化学式(1)及び前記化学式(2)に由来する単量体単位に対する前記化学式(1)に由来する単量体単位のモル分率aと、
前記高分子化合物Bにおける前記化学式(1)及び前記化学式(2)に由来する単量体単位に対する前記化学式(1)に由来する単量体単位のモル分率bと、
が下記数式(1)
|b−a|≧0.25 ・・・数(1)
を満たすことを特徴とする高分子凝集剤組成物。
且つ、高分子化合物Aと高分子化合物Bとは、前記化学式(1)及び前記化学式(2)に由来する単量体単位に対する前記化学式(1)に由来するアクリレート単量体単位のモル分率が0.25(25%)以上相違することを特徴とする。
前記化学式(2)で示される単量体を6mol%以上と、
を含んで成る単量体混合物を重合して高分子化合物Aを得、
前記化学式(1)で示される単量体を15mol%以上、又は、前記化学式(1)で示される単量体及び前記化学式(2)で示される単量体を合計で20mol%以上含んで成る単量体混合物を重合して高分子化合物Bを得、
前記高分子化合物A及び前記高分子化合物Bを混合することを特徴とする〔1〕乃至〔4〕のいずれかに記載の高分子凝集剤組成物の製造方法。
(1)高分子凝集剤組成物
本発明の高分子凝集剤組成物は、後述する高分子化合物A及び高分子化合物Bを含む組成物である。高分子化合物A及び高分子化合物Bの合計質量に対する高分子化合物Aの含有割合は5質量%以上95質量%以下である。高分子化合物Aの含有割合の下限値は10質量%以上であることが好ましく、20質量%以上であることがより好ましい。また、高分子化合物Aの含有割合の上限値は、90質量%以下であることが好ましく、80質量%以下であることがより好ましい。同様に、高分子化合物A及び高分子化合物Bの合計質量に対する高分子化合物Bの含有割合は5質量%以上95質量%以下である。高分子化合物Bの含有割合の下限値は10質量%以上であることが好ましく、20質量%以上であることがより好ましい。また、高分子化合物Bの含有割合の上限値は、90質量%以下であることが好ましく、80質量%以下であることがより好ましい。
本発明において、高分子化合物Aは以下の化学式(1)に由来するアクリレート単量体単位を4mol%以上含むとともに、以下の化学式(2)に由来するメタクリレート単量体単位を6mol%以上含む。即ち、高分子化合物Aは以下に説明するアクリレート単量体を4mol%以上と、以下に説明するメタクリレート単量体を6mol%以上と、を必須成分として含み、アニオン性単量体及びノニオン性単量体を任意成分とする単量体混合物を重合することにより製造される。
これらのアクリレート単量体は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
これらのメタクリレート単量体は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
本発明において、高分子化合物Bは前述の化学式(1)に由来するアクリレート単量体単位を含むことを必須とする。即ち、本発明において、高分子化合物Bは以下に説明するアクリレート単量体を必須成分とし、メタクリレート単量体、アニオン性単量体及びノニオン性単量体を任意成分とする単量体混合物を重合することにより製造される。
高分子化合物Aにおける前述の化学式(1)に由来するアクリレート単量体単位及び前述の化学式(2)に由来するメタクリレート単量体単位の合計量に対する前述の化学式(1)に由来するアクリレート単量体単位のモル分率aと、
高分子化合物Bにおける前述の化学式(1)に由来するアクリレート単量体単位及び前述の化学式(2)に由来するメタクリレート単量体単位の合計量に対する前述の化学式(1)に由来するアクリレート単量体単位のモル分率bと、
が下記数式(1)
|b−a|≧0.25 ・・・数(1)
を満たすことを特徴とする。
|b−a|は0.35以上であることが好ましく、0.50以上であることがより好ましい。
|b−a|が0.25以上であることにより、高分子化合物Aと高分子化合物Bとにおける単量体組成の相違が大きく、幅広い汚泥に対して効果を発揮できる。
|b−a|の上限値は、0.96以下であり、0.90以下であることが好ましく、0.80以下であることがより好ましい。
本発明において、高分子化合物Aは前述の化学式(1)で示されるアクリレート単量体と、前述の化学式(2)で示されるメタクリレート単量体とを必須成分とし、アニオン性単量体及びノニオン性単量体を任意成分とする単量体混合物を重合することにより製造される。
化学式(1)で示されるアクリレート単量体の含有量が4mol%未満である場合、アクリレート単量体の添加効果が小さく、幅広い性状の汚泥に対して効果を発揮し難い。化学式(1)で示されるアクリレート単量体の含有量が94mol%超である場合、メタクリレート単量体の添加効果が小さく、幅広い性状の汚泥に対して効果を発揮し難い。
化学式(2)で示されるメタクリレート単量体の含有量が6mol%未満である場合、メタクリレート単量体の添加効果が小さく、幅広い性状の汚泥に対して効果を発揮し難い。化学式(2)で示されるメタクリレート単量体の含有量が96mol%超である場合、アクリレート単量体の添加効果が小さく、幅広い性状の汚泥に対して効果を発揮し難い。
これらのアニオン性単量体は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
これらのノニオン性単量体は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
架橋性単量体としては、下記化学式(5)で表される(メタ)アクリロイル基を、1分子中に2個以上有する(メタ)アクリレート系架橋性単量体(以下、単に「架橋性単量体」又は「架橋剤」と略記することもある)を挙げることができる。
前記架橋性単量体の1分子中に有する(メタ)アクリロイル基の数は、2個以上である。2〜5個であるものが好ましく、2〜3個であるものがさらに好ましい。1分子中に有する(メタ)アクリロイル基の数が5個を超えても、(メタ)アクリロイル基の数に相応の高分子凝集剤としての性能向上の効果が得られない場合がある。
本発明において、高分子化合物Bは前述の化学式(1)で示されるアクリレート単量体を必須成分とし、前述の化学式(2)で示されるメタクリレート単量体、アニオン性単量体及びノニオン性単量体を任意成分とする単量体混合物を重合することにより製造される。
化学式(1)で示されるアクリレート単量体の含有量が15mol%未満である場合、アクリレート単量体の添加効果が小さく、幅広い性状の汚泥に対して効果を発揮し難い。
化学式(2)で示されるメタクリレート単量体の含有量が85mol%超である場合、アクリレート単量体の添加効果が小さく、幅広い性状の汚泥に対して効果を発揮し難い。
高分子化合物A及び高分子化合物Bを得るための重合の方法は、ラジカル重合であること以外には特に制限されないが、本発明に適用可能なラジカル重合の具体的な形態として、水溶液重合や懸濁重合、エマルション重合等が例示される。これらの中でも操作方法が簡便且つ原料及び製品の取扱いが容易であり、工業的な生産における生産コストの面でも有利な水溶液重合やエマルション重合が好ましい。また、エマルション重合で水層や油層を揮発させて粉末化させても良い。
水溶液重合は、上記単量体混合物の水溶液をラジカル重合開始剤の存在下で重合する方法である。水溶液重合の場合、前記単量体混合物の濃度は、25〜85質量%とすることが好ましく、30〜65質量%とすることが特に好ましい。単量体混合物の水溶液のpHは2〜5に調整することが好ましい。
水溶性アゾ系開始剤の具体例としては、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)2塩酸塩、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)等が例示される。
これらの光重合開始剤は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
これらの連鎖移動剤は単独で使用しても、2種以上を併用してもよい。
エマルション重合は、所定の単量体、ラジカル開始剤及び連鎖移動剤等を含有する水相と、非混和性の炭化水素からなる油状物質と、油中水滴型エマルションを形成させる有効量の界面活性剤と、を用いて油中水滴型エマルションを形成させ、このエマルションの液滴内で単量体を重合させる方法である。
本発明の高分子凝集剤組成物を用いる汚泥の脱水方法では、下水処理、し尿処理及び生活廃水処理等で発生する汚泥の他、食品工場、食肉加工及び化学工場等の各種産業廃水処理で発生する汚泥、養豚場等の畜産関係で発生する生し尿及びその廃水処理で発生する汚泥、パルプ又は製紙工業で発生する汚泥等の各種汚泥が処理対象になる。汚泥の種類にも制限はなく、初沈汚泥、余剰汚泥及びこれらの混合汚泥、濃縮汚泥及び嫌気性微生物処理した消化汚泥等がいずれも処理対象になる。
純水500mLに塩化ナトリウム20.8g、及び試料(重合体)の0.50質量%となる量を加えて十分に溶解し、試料溶液を調製した。液温を25±1℃に調整し、M1ローターを付けた東機産業社製TV−10M型B型粘度計を用いて30rpm、3分間回転後の値を読み取り、これを0.5%溶液粘度とした。粘度がM1ローターの測定上限を超えた場合は、M2ローターを使用した。
目視により測定した。
内径75mm、深さ100mm、目開き80meshのステンレス製篩に、凝集した汚泥を一気にそそぎ込み、重力ろ過した。このとき、ろ液が200mLのメスシリンダーに入るようにロートをセットしておき、汚泥投入後、5秒、10秒、20秒、30秒経過後のろ液の容量を計測して、重力ろ過性を評価した。このうち、10秒経過後のろ液の容量を10秒後ろ液量(mL)とした。
前記のろ過速度測定後にステンレス製篩上に残った汚泥の含水ケーキを全量取り出し、ベルトプレス用ろ布(ポリエステル製、杉綾織)に挟んで卓上試験用ベルトプレス機を使用して170kPaで3分間圧搾することで脱水ケーキを得た。得られた脱水ケーキから中心の一部をサンプリングしてアルミパンに秤量し、105℃の熱風乾燥機で16時間乾燥した後、乾燥後の質量を測定し、乾燥による減少量と乾燥前の質量の質量比から含水率を求めた。
ステンレス製反応容器に、78質量%ジメチルアミノエチルメタクリレート塩化メチル水溶液(以下、「DMC」と略記する)及び50質量%アクリルアミド水溶液(以下、「AM」と略記する)を加え、さらに蒸留水を加えて全質量を1.0kgにして均一に混合した。各単量体は、表1に示した配合比とし、全単量体の合計濃度は40質量%とした。この溶液をpH=4に調整し、窒素ガスを60分間溶液に吹き込みながら、溶液温度を5℃に調節した。その後、2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミジン)2塩酸塩(以下、「V−50」と略記する)及びNaHSO3を、各単量体の合計質量に対して固形分換算で、それぞれ1500ppm、20ppmとなるように加えた。次いで、反応容器の上方からこの溶液に光照射して重合を行い、含水ゲル状の重合体を得た。光照射には13Wブラックライトを用いた。照射強度は0.4mW/cm2で、照射時間は60分間である。得られた含水ゲル状の重合体を、容器から取り出して細断した。これを温度80℃で5時間乾燥後、粉砕して粉末状の重合体を得た。この重合体の0.5%塩粘度を測定した。その結果を表1に示した。
単量体組成を表1又は表2に記載のように変更した以外は、製造例1と同様に操作して重合体を得た。これらの重合体の0.5%塩粘度を測定した。その結果を表1又は表2に示した。
(実施例1〜2、比較例1〜4)
表3に記載の割合で高分子化合物A及び高分子化合物Bを混合した。
製紙工場から採取した製紙汚泥を用い、凝集及び脱水性能を評価した。使用した汚泥は、pH=6.60、全蒸発残留物(TS)=30,200(mg/L)、強熱減量(VTS)=51.0(%TS)、浮遊物質(SS)=14,800(mg/L)である。この汚泥200mLを300mLのビーカーに入れ、各高分子凝集剤組成物を添加した。添加率(凝集剤の固形分として)は表3に記載した。この汚泥を、ジャーテスターを用いて200rpmで30秒間攪拌し、フロックを形成させ、10秒ろ過速度を測定した。ろ布上の汚泥を採取し、試験用ベルトプレス機を使用して170kPaで3.0分間圧搾して脱水ケーキを得、ケーキ含水率を測定した。これらの結果を表3に示した。
(実施例3〜4、比較例5〜9)
表4に記載の割合で高分子化合物A及び高分子化合物Bを混合した。
下水処理場から採取した消化汚泥を用い、凝集及び脱水性能を評価した。使用した汚泥は、pH=7.46、全蒸発残留物(TS)=16,800(mg/L)、強熱減量(VTS)=73.8(%TS)、浮遊物質(SS)=14,600(mg/L)、m−アルカリ度=2,250(CaCO3 mg/L)である。この汚泥200mLを300mLのビーカーに入れ、各高分子凝集剤組成物を添加した。添加率(凝集剤の固形分として)は表4に記載した。この汚泥を、ジャーテスターを用いて200rpmで30秒間攪拌し、フロックを形成させ、10秒ろ過速度を測定した。ろ布上の汚泥を採取し、試験用ベルトプレス機を使用して170kPaで3.0分間圧搾して脱水ケーキを得、ケーキ含水率を測定した。これらの結果を表4に示した。
1000ml四つ口セパラブルフラスコにDMCを203.6g、連鎖移動剤としてイソプロピルアルコール(単量体に対して2.0質量%)、及び蒸留水を投入し、濃硫酸でpHを4に調整した。その後、V−50を0.04g含む20gの水溶液を添加し、全量が400gとなるように蒸留水を加えて単量体水溶液を調製した。さらに、この単量体水溶液を、HLB 8.0のノニオン性界面活性剤10.0gを溶解したパラフィン油 155gに加え、ホモジナイザーを用いて約1分間高速攪拌し乳化した。その後、フラスコに窒素ガス吹き込み管、還流冷却器、温度計を取り付け、攪拌機を通常の化学反応用の攪拌機に代え、攪拌しながらこの乳化液中に30分間窒素ガスを通して脱気した。その後、50℃に昇温して、窒素ガス雰囲気下で重合を行った。重合終了後、HLBが13.0のノニオン性界面活性剤17.2gを加えてエマルション型高分子化合物を得た。この重合体の0.5%塩粘度を測定した。その結果を表5に示した。
単量体組成を表5に記載のように変更した以外は、製造例17と同様に操作して重合体を得た。これらの重合体の0.5%塩粘度を測定した。その結果を表5に示した。
(実施例5〜8、比較例10〜14)
表6に記載の割合で高分子化合物A及び高分子化合物Bを混合した。
養豚場から採取した畜産汚泥を用い、凝集及び脱水性能を評価した。使用した汚泥は、pH=7.59、全蒸発残留物(TS)=13,200(mg/L)、強熱減量(VTS)=52.7(%TS)、浮遊物質(SS)=10,800(mg/L)である。この汚泥200mLを300mLのビーカーに入れ、各高分子凝集剤組成物を添加した。添加率(凝集剤の固形分として)は表6に記載した。この汚泥を、ジャーテスターを用いて200rpmで30秒間攪拌し、フロックを形成させ、10秒ろ過速度を測定した。ろ布上の汚泥を採取し、試験用ベルトプレス機を使用して170kPaで3.0分間圧搾して脱水ケーキを得、ケーキ含水率を測定した。これらの結果を表6に示した。
Claims (6)
- 少なくとも以下の高分子化合物A及び高分子化合物Bを含む組成物であって、
前記高分子化合物Aが以下の化学式(1)
(但し、化学式(1)においてR1は炭素数1〜3のアルキル基又はベンジル基、R2及びR3はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、Xは酸素原子又はNH、Qは炭素数1〜4のアルキレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基、Z−は対アニオンをそれぞれ表す。)
に由来する単量体単位を4mol%以上含むとともに、以下の化学式(2)
(但し、化学式(2)においてR1は炭素数1〜3のアルキル基又はベンジル基、R2及びR3はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1〜3のアルキル基、Xは酸素原子又はNH、Qは炭素数1〜4のアルキレン基又は炭素数2〜4のヒドロキシアルキレン基、Z−は対アニオンをそれぞれ表す。)
に由来する単量体単位を6mol%以上含む高分子化合物であり、
前記高分子化合物Bが前記化学式(1)に由来する単量体単位を含んで成り、該単量体単位を15mol%以上含む、又は該単量体単位及び前記化学式(2)に由来する単量体単位を合計で20mol%以上含む高分子化合物であり、
前記高分子化合物A及び前記高分子化合物Bの合計質量に対する前記高分子化合物Aの含有割合が5質量%以上95質量%以下であり、
前記高分子化合物Aにおける前記化学式(1)及び前記化学式(2)に由来する単量体単位に対する前記化学式(1)に由来する単量体単位のモル分率aと、
前記高分子化合物Bにおける前記化学式(1)及び前記化学式(2)に由来する単量体単位に対する前記化学式(1)に由来する単量体単位のモル分率bと、
が下記数式(1)
|b−a|≧0.25 ・・・数(1)
を満たすことを特徴とする高分子凝集剤組成物。 - 前記モル分率aが0.60以下である請求項1に記載の高分子凝集剤組成物。
- 前記高分子凝集剤組成物の剤型がエマルションである請求項1又は2に記載の高分子凝集剤組成物。
- 前記高分子凝集剤組成物の剤型が粉末である請求項1又は2に記載の高分子凝集剤組成物。
- 前記化学式(1)で示される単量体を4mol%以上と、
前記化学式(2)で示される単量体を6mol%以上と、
を含んで成る単量体混合物を重合して高分子化合物Aを得、
前記化学式(1)で示される単量体を15mol%以上、又は、前記化学式(1)で示される単量体及び前記化学式(2)で示される単量体を合計で20mol%以上含んで成る単量体混合物を重合して高分子化合物Bを得、
前記高分子化合物A及び前記高分子化合物Bを混合することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高分子凝集剤組成物の製造方法。 - 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の高分子凝集剤組成物を汚泥に添加して脱水する脱水方法。
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