JP2017126517A - バッテリの冷却装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸気ダクトに侵入した水がバッテリ側へ流れ込むことを抑制する【解決手段】吸気ダクト24内に、開口24eを閉塞する蓋部26aと、蓋部26aに取り付けられ凹部24dの水位に応じて上下方向へ移動するメッシュ部26bと、を備えるメッシュ部材26を配置する。吸気ダクト24に多量の水が浸入し凹部24dの水位が上昇すると、メッシュ部26bと共に蓋部26aが浮上し、開口24eから凹部24dに貯留された水が排出される。これにより、凹部24dに貯留された水が溢れ出ることが抑制され、吸気ダクト24に侵入した水がバッテリ側へ流れ込むことを抑制することができる。【選択図】図3
Description
本発明は、バッテリの冷却装置に関し、詳しくは、バッテリを冷却するための冷却風が流通する吸気ダクトを備えるバッテリの冷却装置に関する。
従来、この種のバッテリの冷却装置としては、電池パックへ冷却風を流通させるエアダクトを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、エアダクトに水を貯留する液溜め部を設け、液溜め部の底に孔を形成し、孔にレジンフェルト層を配置している。これにより、エアダクトからの空気の漏洩を抑制しながら、液溜め部に貯留した水をレジンフェルト層を介して孔からダクトの外側に排出している。
上述のバッテリの冷却装置では、エアダクトに多量の水が浸入すると、レジンフェルト層で吸収しきれない水が液溜め部から溢れ出し、バッテリ側へ流れ込む不都合が生じる場合がある。こうした不都合を回避する手法として、液溜め部を大きくする手法も考えられるが、この手法では、エアダクトの体格が大きくなってしまう。
本発明のバッテリの冷却装置は、吸気ダクトに侵入した水がバッテリ側へ流れ込むのを抑制することを主目的とする。
本発明のバッテリの冷却装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のバッテリの冷却装置は、
バッテリを冷却するための冷却風が流通する吸気ダクトを備え、前記吸気ダクト内には下方に窪む凹部が設けられており、前記凹部の底には開口が形成されているバッテリの冷却装置であって、
前記吸気ダクトの前記凹部には、前記開口を閉塞する蓋部と、前記蓋部に取り付けられ前記凹部の水位に応じて上下方向へ移動するメッシュ部と、を有するメッシュ部材、が配置されている、
ことを要旨とする。
バッテリを冷却するための冷却風が流通する吸気ダクトを備え、前記吸気ダクト内には下方に窪む凹部が設けられており、前記凹部の底には開口が形成されているバッテリの冷却装置であって、
前記吸気ダクトの前記凹部には、前記開口を閉塞する蓋部と、前記蓋部に取り付けられ前記凹部の水位に応じて上下方向へ移動するメッシュ部と、を有するメッシュ部材、が配置されている、
ことを要旨とする。
この本発明のバッテリの冷却装置では、吸気ダクト内に、下方に窪む凹部を設け、凹部の底に、開口を形成している。そして、吸気ダクトの凹部に、開口を閉塞する蓋部と、蓋部に取り付けられ凹部の水位に応じて上下方向へ移動するメッシュ部と、を有するメッシュ部材、を配置している。吸気ダクト内に水が浸入すると、侵入した水は、メッシュ部を通過して凹部に貯留される。吸気ダクト内に多量の水が侵入し凹部に貯留された水の水位が上昇すると、浮力によりメッシュ部が浮上し、メッシュ部と共に蓋部も浮上して、開口が開放され、凹部に貯留された水が開口から排水される。これにより、凹部に貯留された水が凹部から溢れ出すことを抑制できるから、吸気ダクトに侵入した水がバッテリ側へ流れ込むことを抑制することができる。
こうした本発明のバッテリの冷却装置において、冷却風を前記吸気ダクトに吐出する冷却ブロワを備え、前記吸気ダクトは、前記冷却ブロワから吐出された冷却風が導入される導入口から斜め下方に延在し、折れ曲がって水平方向に延在する形状に形成され、前記凹部は、前記水平方向に延在する部分に形成されている。こうすれば、冷却ブロワからの冷却風の風圧でメッシュ部材を下方に押圧するから、吸気ダクト内に水が侵入していないときに、より確実にメッシュ部材の蓋部で開口を閉塞することができる。したがって、開口からの空気の漏洩を抑制することができる。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのバッテリ10を冷却する冷却装置20の構成の概略を示す構成図である。図2は、吸気ダクト24およびメッシュ部材26の構成の概略を示す分解斜視図であり、図3は、図2のAA線での断面の概略を示す断面図である。冷却装置20は、図1に示すように、冷却ブロワ22と、吸気ダクト24と、メッシュ部材26と、を備えている。冷却装置20は、バッテリ10と共に、ハイブリッド自動車のリアシート後方のラゲージルーム内に配置されている。
冷却ブロワ22は、図示しないモータにより駆動される周知のブロワとして構成されており、車室からの空気を圧縮して吸気ダクト24に吐出している。
吸気ダクト24は、図2,図3に示すように、上側部材24aと、上側部材24aに取り付けられる下側部材24bと、から構成されている。吸気ダクト24は、冷却ブロワ22から吐出された空気(冷却風)が導入される導入口24cから斜め下方に延在し、折れ曲がって水平方向に延在する形状に形成され、水平方向に延在する部分の内側に凹部24dが形成されている。凹部24dの底には、2つの開口24eが形成されている。
メッシュ部材26は、図1〜図3に示すように、吸気ダクト24内に配置されており、水より密度が小さくなるよう、例えば、樹脂などにより形成されている。メッシュ部材26は、2つの蓋部26aと、メッシュ部26bと、を備える。2つの蓋部26aは、2つの開口24eをそれぞれ閉塞している。メッシュ部26bは、織網状に形成され、蓋部26aに取り付けられ凹部24dの水位に応じて上下方向へ移動する。なお、実施例では、メッシュ部26bを織網状に形成しているが、パンチングメッシュ状に形成してもよい。また、メッシュ部26bを、発泡スチロールなどの発泡素材で形成してもよい。
こうして構成されたバッテリ10の冷却装置20では、冷却ブロワ22を駆動することにより、車室内の空気を冷却風として吸気ダクト24内に導入する。図4は、吸気ダクト24内の冷却風の流れの一例を説明するための説明図である。図中、白抜きの矢印は、冷却風の流れを示している。吸気ダクト24内に導入された冷却風は、全体として、吸気ダクト24内をバッテリ10に向かう方向(図4における右から左に向かう方向)に流れていき、バッテリ10を冷却する。吸気ダクト24は、冷却ブロワ22から吐出された空気(冷却風)が導入される導入口24cから斜め下方に延在し、折れ曲がって水平方向に延在する形状に形成され、水平方向に延在する部分の内側に凹部24dが形成されている。したがって、メッシュ部材26は、吸気ダクト24内に導入された冷却風の風圧で、下方に押しつけられ、開口24eが蓋部26aによってより確実に閉塞される。これにより、開口24eからの空気の漏洩が抑制される。さらに、メッシュ部材26と凹部24dとの間の空間がレゾネータの機能を果たすから、消音効果を向上させることができる。
吸気ダクト24内に水が侵入すると、水は、メッシュ部材26のメッシュ部26bに付着したり、メッシュ部26bを通過して凹部24dに貯留される。メッシュ部26bには冷却ブロワ22からの冷却風が当たるから、水が付着したメッシュ部26bを迅速に乾燥させることができる。また、車両の走行に伴って凹部24dに貯留された水が動いたときには、水面がメッシュ部26bに当たることにより、水はねや水面の波打ちに伴う異音が抑制される。
吸気ダクト24内にさらに水が侵入すると、凹部24dに貯留された水の水位が上昇する。凹部24dの水位の上昇すると、メッシュ部26bが浮き上がる。図5は、メッシュ部26bが浮き上がっている様子の一例を示す説明図である。メッシュ部26bが浮き上がると、図示するように、蓋部26aもメッシュ部26bと共に浮き上がるから、開口24eが開放されて、凹部24dに貯留された水が排出される。これにより、凹部24dから水が溢れ出ることが抑制されるから、吸気ダクト24に侵入した水がバッテリ10側へ流れ込むことを抑制することができる。また、凹部24dには、多量の水が貯留されないから、水面の波打ちに伴う異音の発生を抑制することができる。さらに、凹部24dに水が滞留することが抑制されるから、異臭(例えば水の腐敗臭など)の発生を抑制することができる。
なお、こうして水が排出されると、凹部24dの水位が下がるから、メッシュ部26bが下降し、蓋部26aも下降して、開口24eが閉塞される。したがって、開口24eからの空気の漏洩が抑制される。
以上説明した実施例の冷却装置20によれば、吸気ダクト24内に、開口24eを閉塞する蓋部26aと、蓋部26aに取り付けられ凹部24dの水位に応じて上下方向へ移動するメッシュ部26bと、を備えるメッシュ部材26を配置することにより、吸気ダクト24に侵入した水がバッテリ10側へ流れ込むことを抑制することができる。
実施例の冷却装置20では、吸気ダクト24の導入口24cに冷却ブロワ22を配置することにしたが、導入口24cから離れた位置に冷却ブロワ22を配置するものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、吸気ダクト24が「吸気ダクト」に相当し、メッシュ部材26が「メッシュ部材」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、バッテリの冷却装置に製造産業などに利用可能である。
10 バッテリ、20 冷却装置、22 冷却ブロワ、24 吸気ダクト、24a 上側部材、24b 下側部材、24c 導入口、24d 凹部、24e 開口、26 メッシュ部材、26a 蓋部、26b メッシュ部。
Claims (1)
- バッテリを冷却するための冷却風が流通する吸気ダクト、を備え、前記吸気ダクトの内側には下方に窪む凹部が設けられており、前記凹部の底には開口が形成されているバッテリの冷却装置であって、
前記吸気ダクト内には、前記凹部に上下方向へ移動可能に嵌め込まれたメッシュ部と、前記メッシュ部に設けられ前記凹部に水が侵入していない状態で前記開口を閉塞する蓋部と、を有し、水より密度が小さいメッシュ部材、が配置されている、
バッテリの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016006107A JP2017126517A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | バッテリの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016006107A JP2017126517A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | バッテリの冷却装置 |
Publications (1)
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JP2017126517A true JP2017126517A (ja) | 2017-07-20 |
Family
ID=59365088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016006107A Pending JP2017126517A (ja) | 2016-01-15 | 2016-01-15 | バッテリの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2017126517A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113013561A (zh) * | 2021-02-25 | 2021-06-22 | 长春汽车工业高等专科学校 | 一种基于小孔节流的新能源汽车电池应急处理装置 |
-
2016
- 2016-01-15 JP JP2016006107A patent/JP2017126517A/ja active Pending
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