JP2017124392A - 多孔性中空糸膜、多孔性中空糸膜の製造方法、及び浄水方法 - Google Patents
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Description
多孔性中空糸膜は、細長い中空糸状に形成された濾過膜である。図1は、本実施形態に係る多孔性中空糸膜の長さ方向に直交する方向の断面を模式的に示したものである。図1に示すように、多孔性中空糸膜1は、内周面isによって中空部1aが画定される断面環状の経編紐2と多孔質膜層3とを備える。多孔性中空糸膜1は二層構造であり、経編紐2の外周面に多孔質膜層3が設けられる。外圧ろ過の観点から、外表面側に多孔質膜層3を配置し、内表面側に中空状の経編紐2を配置することが好ましい。後述するように、多孔質膜層3の経編紐2側の面に形成される係合片が経編紐2の空孔4を画定する内壁5(図2参照)に係合してアンカーとして機能し、これにより剥離強度を向上させることができる。また、経編紐2および多孔質膜層3の間の剥離強度は40N以上であることが好ましい。
経編紐2はマルチフィラメントからなる複数本の糸を、たとえばラッセル編みあるいはトリコット編みにより成形されている。図2に示すように、経編紐2は中空糸状、好ましくは管状であって、経編紐2の網目が外周面osから内周面isに通じる複数の空孔4を構成している。多孔性中空糸膜1の製造に使用する経編紐2、すなわち、多孔質膜層3を外表面に設ける前の経編紐2において、複数の空孔4の少なくとも一部の面積は0.05mm2以上であることが好ましい。面積の測定は、光学顕微鏡や電子顕微鏡などで撮影した画像によって測定する。まず経編紐を外力をかけずに顕微鏡の試料台に置き、外表面を50倍〜100倍で撮影する。その画像を画像解析ソフトを使用して、面積を測定する。面積の測定は、最外表面の開口の面積を測定する。
図1に示すように、多孔質膜層3は、経編紐2の外周面osに設けられている。多孔質膜層3は、経編紐2の外周面os全体を覆うことが好ましい。図4は、図1に示す多孔性中空糸膜1の断面の部分拡大図を示す図である。図4に示すように、多孔質膜層3は、複数の係合片8を有する。係合片8は、経編紐2の空孔4をそれぞれ画定する内壁5に係合するように空孔4に向かって突出している。そして、少なくとも一部の係合片8において、図5に示すように突出方向(矢印A方向)におけるいずれかの位置(たとえば中央位置)において、突出方向に垂直ないずれかの方向(たとえば矢印B方向)における太さが80μm以上である。なお、上記突出方向は、経編紐2の厚さ方向と同じ方向である。
上記熱可塑性樹脂の中でも、ポリエチレンを選択する場合には、特に粘度平均分子量が100万以上のポリエチレンを選択することが好ましい。粘度平均分子量100万以上のポリエチレンは、特に限定されないが、例えば、メタロセン系触媒を用いて懸濁重合等することにより、調製することができる。
本実施形態のポリエチレンの粘度平均分子量については、ISO1628−3(2010)従って、以下に示す方法によって求めた。まず、溶融管にパウダー状のポリエチレン20mgを秤量し、溶融管を窒素置換した後、20mLのデカヒドロナフタレン(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノールを1g/L加えたもの)を加え、150℃で2時間攪拌してパウダー状のポリエチレンを溶解させた。その溶液を135℃の恒温槽で、キャノン−フェンスケの粘度計(柴田科学器械工業社製:製品番号−100)を用いて、標線間の落下時間(ts)を測定した。同様に、パウダー状のポリエチレン量を10mg、5mg、2.5mgと変えたサンプルついても同様に標線間の落下時間(ts)を測定した。ブランクとしてパウダー状のポリエチレンを入れていない、デカヒドロナフタレンのみの落下時間(tb)を測定した。以下の式に従って求めたパウダー状のポリエチレンの還元粘度(ηsp/C)をそれぞれプロットして濃度(C)(単位:g/dL)と超高分子量エチレン系共重合体パウダーの還元粘度(ηsp/C)の直線式を導き、濃度0に外挿した極限粘度([η])を求めた。
多孔性中空糸膜1の製造方法について説明する。本実施形態に係る製造方法は、多孔質膜層3を構成する樹脂を経編紐2の空孔4内に突出させて係合片8を形成させるため、多孔質膜層3を形成する製膜原液は、その粘度が高い方が有利である。したがって多孔質膜層3の形成は熱誘起相分離法による方が有利であるが、非溶剤相分離法でも多孔質膜層3を形成する製膜原液の粘度が250Pa・s以上である場合には、この限りではない。
以下、熱誘起相分離法を採用する場合の多孔性中空糸膜1の製造方法を説明する。(a)製膜原液を準備する工程と、(b)製膜原液を多重構造の紡糸ノズルに供給する工程と、紡糸ノズルから製膜原液と経編紐2とを押し出すことによって中空糸膜1を得る工程とを備える。なお、内側のノズルは経編紐2を通し、外側のノズルは製膜原液を供給し、経編紐上に多孔質膜層3を作製するためのものである。
本実施形態の溶剤の三次元溶解性パラメーターPは以下の式で算出され、好ましくは11.0未満であり、より好ましくは7.0未満であり、さらに好ましくは6.0未満である。この値が8.0未満であると熱可塑性樹脂が溶剤により十分に溶解又は分散した製膜原液を得ることができる。
本実施形態の多孔性中空糸膜1の製造方法では、上述したように製膜原液をノズルから吐出する吐出工程により中空糸状に多孔質膜層3を形成することができる。また、上記のノズルはノズルの中央部に経編紐を通し、経編紐の外周面側から製膜原液をサイドフィードして吐出する方法が、経編紐の中まで製膜原液が染み込むため好ましい。サイドフィードノズルを用いた吐出工程としては、例えば、ノズルの中央部に経編紐を通し、製膜原液吐出部より前のノズル径は経編紐が通る程度の径にしておき、製膜原液吐出部の後のノズル径は多孔性中空糸膜の外径に合わせて調整するのが好ましい。この吐出積層工程を経た製膜原液は、後述する凝固工程により、製膜される。
本実施形態の凝固工程では、製膜原液を凝固して熱誘起相分離法により製膜させて多孔質膜層を形成することができる。多孔質膜層の製膜法としては、非溶剤と接触させることで相分離を起こし多孔質層を形成させる乾湿式法(非溶剤相分離法)、並びに、冷却することにより相分離を起こし多孔質層を形成させる熱誘起相分離法が挙げられる。これらの中では、製膜原液の粘度が上がりやすいため、熱誘起相分離法が好ましい。熱誘起相分離法は、例えば、製膜原液を約30℃程度の水に浸すことにより、相分離を起こさせることができる。非溶剤相分離法でも製膜原液の粘度が高い場合には採用できる。
本実施形態の浄水方法は、上述の多孔性中空糸膜を用いてろ過をする。ろ過する懸濁水としては、例えば、天然水、生活排水、及びこれらの処理水が挙げられる。天然水としては、河川水、湖沼水、地下水及び海水が例として挙げられる。これら天然水に対し沈降処理、砂濾過処理、凝集沈殿砂濾過処理、オゾン処理及び活性炭処理などの処理を施した処理水も、処理対象の懸濁水に含まれる。生活排水の例としては、例えば下水が挙げられる。下水に対してスクリーン濾過や沈降処理を施した下水1次処理水や、生物処理を施した下水2次処理水、さらには凝集沈殿砂濾過、活性炭処理及びオゾン処理などの処理を施した3次処理(高度処理)水も、処理対象の懸濁水に含まれる。処理対象の懸濁水には、μmオーダー以下の微細な有機物、無機物及び有機無機混合物からなる濁質(腐植コロイド、有機質コロイド、粘土、細菌など)が含まれ得る。また、研磨廃水など比較的堅い粒子を含んだ原水を濃縮、精製する用途にも使用できる
より具体的には、本発明は、膜濾過法により天然水、生活排水、及びこれらの処理水である懸濁水を除濁する方法において、膜の目詰まりによる透水性能劣化が少なく、また膜表面の擦過による透水性能劣化も少ない多孔性中空糸膜を提供することを目的とする。
HITACHI製の電子顕微鏡(製品名「SU8000シリーズ」)を使用し、加速電圧3kVで膜の表面及び断面の走査型電子顕微鏡(SEM)画像を5000倍で撮影した。
経編紐サンプルを5cmの長さにカットし、そのままマイクロスコープ(キーエンス製 VHX−5000)の試料台の上に置いた。マイクロスコープで倍率50倍により撮影し、その最外表面の開口の面積を空孔の面積として測定した。
多孔性中空糸膜サンプルを3cm程度にカットし、エポキシ樹脂中に包埋した。エポキシ樹脂には、EPOK812(応研商事)を使用した。多孔性中空糸膜の長さ方向に直交する方向から多孔性中空糸膜を含む包埋樹脂をスライスし、上記長さ方向について0.5mm間隔で連続する10か所の多孔性中空糸膜の断面をマイクロスコープ(キーエンス製 VHX−5000)により観察した。係合片の太さは経編紐の厚さ方向(係合片の突出方向)の中央位置で計測し、測定したすべての係合片の中で最も大きい値をその多孔性中空糸膜の係合片の太さとした。
エタノールに浸漬した後、数回純水への浸漬を繰り返した約10cm長の湿潤中空糸膜の一端を封止し、他端から中空部内に注射針を挿入し、25℃の環境下にて注射針から0.1MPaの圧力で25℃の純水を中空部内に注入し、外表面に透過してくる純水量を測定し、下記式により純水フラックスを決定した。
剥離強度の測定については、以下の方法で実施した。多孔性中空糸膜サンプルを10cmにカットする。2cm×2cmの範囲で接着剤を展開し、多孔性中空糸膜サンプルの一方の端部1cmだけ接着剤に触れないようにし、多孔性中空糸膜サンプルを接着剤の範囲の中央に位置するよう設置する。接着剤の厚みは5mm程度に調整する。このとき、多孔性中空糸膜内部の経編紐に接着剤が付着しないように成形する。接着剤は特に指定しないが、染み込み速度が遅く、速乾性のエポキシ系の2液混合型が好適に使用できる。こうして作成したサンプルをオートグラフによって引張強力を測定する。オートグラフに対して、接着剤に触れていない多孔性中空糸膜サンプルの端部と、接着固定されている多孔性中空糸膜サンプルの端部とを固定し、接着剤に触れていない端部側を引っ張ることによって剥離強度を測定した。試験間距離は50mmに設定し、引張速度は10mm/sに設定する。このとき、接着部の多孔質膜層と内部の経編紐とが剥離して分離するときの最大試験力を剥離強度とする。
懸濁水濾過時の透水性能保持率は、目詰まり(ファウリング)による透水性能劣化の程度を判断するための1指標である。エタノールに浸漬した後、数回純水への浸漬を繰り返した湿潤中空糸膜を用いて、膜有効長11cmにて外圧方式により濾過を行った。初めに純水を、膜外表面積1m2当たり1日当たり10m3透過する濾過圧力にて濾過し、透過水を2分間採取し、採取した水の量を初期純水透水量とした。次いで、天然の懸濁水である河川表流水(富士川表流水:濁度2.2、TOC濃度0.8ppm)を、初期純水透水量を測定したときと同じ濾過圧力にて10分間濾過し、濾過を開始してから8分後から10分後までの2分間透過水を採取し、採取した水の量を懸濁水濾過時透水量とした。それらの透水量から、懸濁水濾過時の透水性能保持率を、下記式により算出した。操作は全て25℃、膜面線速0.5m/秒で行った。
HSP距離[d熱可塑性樹脂−d溶媒]は、「Hansen, Charles(2007) Hansen Solubility Parameters: A user‘s handbook, Second Edition. Boca Raton, Fla:CRC Press(ISBN 978−0−8493 7248−3)」に記載する方法により求めた。
製膜原液の粘度は、キャピラリーレオメータ(東洋精機製作所製)を用いて、せん断速度100−10,000s−1の範囲で、使用温度での粘度を測定して求めた。また、本稿では代表値として100s−1の値を示す。
作製した多孔性中空糸膜を10cmにカットし、一方の端を接着剤を用いて封止し、他方の端から0.05MPaの圧力で空気を加圧した。この時、10cmの多孔性中空糸膜を水中に沈めるとピンホールから気泡が上がる。この個数をカウントしてピンホールの個数とした。
2重構造の紡糸ノズル(二重管ノズル)を用いて、実施例1の多孔性中空糸膜を得た。具体的には、まず、熱可塑性樹脂として超高分子量ポリエチレン(旭化成ケミカルズ社製、製品名「UH−900」、粘度平均分子量:3.3×106)12.5質量%と、フタル酸ビス(2−エチルヘキシル)(DEHP)87.5質量%とを準備した。
製膜原液の組成として、ポリプロピレン(アイソタクティック Mw:580,000 15%)、溶剤としてジフェニルエーテル(85%)を混合した製膜原液(粘度:500Pa・s)を用いて、混練温度および紡糸温度:180℃にて実施例1と同様に製膜した。中空糸状成型物は溶剤をイソプロピルアルコールで除去し実施例2の多孔性中空糸膜を得た。表1に、得られた多孔性中空糸膜の配合組成及び製造条件並びに各種性能を示す。
製膜原液の組成として、ポリフッ化ビニリデン(ソルベイソレクシス製:Solef6010 40%)、溶剤としてフタル酸ビス(2−エチルヘキシル)とフタル酸ジブチルを5:1の比で混合した混合溶剤(37%)、および疎水性シリカ微粉(日本アエロジル製:R972 23%)を混合した製膜原液(粘度:1000Pa・s)を用いて、実施例1と同様に製膜した。中空糸状成型物は溶剤をイソプロピルアルコールで除去し、5%苛性ソーダでシリカを抽出除去して、実施例3の多孔性中空糸膜を得た。表1に、得られた多孔性中空糸膜の配合組成及び製造条件並びに各種性能を示す。
製膜原液の組成をポリフッ化ビニリデン(ソルベイソレクシス製:Solef6010 25%)溶剤として、N−メチルピロリドン(三菱化学製 60%)、ポリエチレングリコール(クラリアント製:Polyglykol20,000 15%)を混合した原液(粘度:250Pas)を用いて、混練温度および紡糸温度:70℃にて実施例1と同様に製膜した。中空状成形物は溶剤を90℃温水中で除去し、実施例4の多孔性中空糸膜を得た。表1に、得られた多孔性中空糸膜の配合組成及び製造条件並びに各種性能を示す。
孔面積が0.05mm2である経編紐を用いた以外は、実施例1と同様にして製膜し、実施例6の多孔性中空糸膜を得た。表1に、得られた実施例5の多孔性中空糸膜の配合組成及び製造条件並びに各種性能を示す。
支持体として、420デニールのマルチフィラメント1本を丸編み法を用いて作製したリリヤン編紐を用いた。この編紐には、面積0.07mm2の孔が空いている。それ以外は実施例1と同様に製膜し、比較例1の多孔性中空糸膜を得た。表1に、得られた多孔性中空糸膜の配合組成及び製造条件並びに各種性能を示す。この編紐は、長さ方向に張力がかかると110%以上伸び、外表面に多孔質膜層を塗布する段階で欠陥ができやすく、ピンホールが多かった。
2 経編紐
3 多孔質膜層
4 空孔
5 内壁
8 係合片
FA 外表面
Claims (11)
- マルチフィラメントからなる複数本の糸を成形した中空状の経編紐と、前記経編紐の外周面に設けられた多孔質膜層とを備える多孔性中空糸膜。
- 前記多孔質膜層は、前記経編紐の空孔を画定する内壁に係合するように突出している係合片を有し、
少なくとも一部の前記係合片の突出方向における何れかの位置において、該突出方向に垂直な何れかの方向における太さが80um以上であることを特徴とする請求項1記載の多孔性中空糸膜。 - 前記係合片は前記経編紐の外周面から前記内周面に向かって貫通していることを特徴とする請求項2記載の多孔性中空糸膜。
- 前記多孔質膜層と前記経編紐との剥離強度が40N以上である請求項1から3いずれか1項記載の多孔性中空糸膜。
- 前記経編紐の複数の前記空孔の少なくとも一部の面積が0.05mm2以上である請求項1から4いずれか1項記載の多孔性中空糸膜。
- 請求項1から5のいずれか1項記載の多孔性中空糸膜の製造方法であって、溶剤および熱可塑性樹脂を含み、粘度が250Pa・s以上の製膜原液を、前記経編紐の外表面に塗布し、相分離法により前記多孔質膜層を形成することを特徴とする多孔性中空糸膜の製造方法。
- 前記相分離法は、熱誘起相分離法である請求項6記載の多孔性中空糸膜の製造方法。
- 前記製膜原液は、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリフッ化ビニリデンのうちのいずれかの熱可塑性樹脂と溶剤との混合物である請求項6または7記載多孔性中空糸膜の製造方法。
- 前記ポリエチレンは粘度平均分子量100万以上であることを特徴とする請求項8記載の多孔性中空糸膜の製造方法。
- 前記製膜原液は、熱可塑性樹脂、無機微粉および溶剤の混合物である請求項6から9のいずれか1項記載の多孔性中空糸膜の製造方法。
- 請求項1から5のいずれか1項記載の多孔性中空糸膜を用いてろ過をする浄水方法。
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