JP2017123453A - チップ抵抗素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、チップ抵抗素子に関する。
【解決手段】本発明の一実施形態は、互いに反対に位置した第1及び第2面を有する絶縁基板と、上記絶縁基板の第1面に配置された抵抗層と、上記絶縁基板の第1面の両側にそれぞれ配置され、上記抵抗層に連結された第1及び第2内部電極と、上記抵抗層を覆い、上記第1及び第2内部電極の一部に延びた抵抗保護層と、上記抵抗保護層の一部と重なるように上記第1及び第2内部電極上にそれぞれ配置され、CuNi合金粉末と樹脂を含む電極保護層と、上記電極保護層を覆うように上記第1及び第2内部電極上に配置され、上記抵抗保護層に連結される第1及び第2外部電極と、を含む、チップ抵抗素子を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、チップ抵抗素子に関する。
通常、チップ抵抗素子は、外部環境で長期間用いられる場合、内部電極などの要所で不所望の反応が起こって、素子の信頼性が低下したり、性能を喪失したりすることがある。例えば、内部電極に通常的に用いられる銀(Ag)などの金属は硫化しやすいため、不利な反応物(例えば、AgS)を形成し、さらには断線を起こす恐れがある。
従来は、このような問題を解決するために、内部電極の代替や内部電極保護層の導入などの方法が提案されていたが、これらは、優れた伝導性を確保しにくいだけでなく、メッキ性が不良となって外部電極のためのメッキ層が形成されにくいという問題や、下部構造との接着力が弱くなって剥離されてしまうという問題があった。
特開2004−259864号公報
本発明の一実施形態の目的は、メッキ性に優れており、下部構造との接着力が強い電極保護層を有するチップ抵抗素子を提供することにある。
本発明の一実施形態は、互いに反対に位置した第1及び第2面を有する絶縁基板と、上記絶縁基板の第1面に配置された抵抗層と、上記絶縁基板の第1面の両側にそれぞれ配置され、上記抵抗層に連結された第1及び第2内部電極と、上記抵抗層を覆い、上記第1及び第2内部電極の一部に延びた抵抗保護層と、上記抵抗保護層の一部と重なるように上記第1及び第2内部電極上にそれぞれ配置され、CuNi合金粉末と樹脂を含む電極保護層と、上記電極保護層を覆うように上記第1及び第2内部電極上に配置され、上記抵抗保護層に連結される第1及び第2外部電極と、を含むチップ抵抗素子を提供する。
一例において、上記CuNi合金粉末のNi重量比が20wt%以上であることができる。
一例において、上記CuNi合金粉末は、上記電極保護層の全体重量を基準として80〜95wt%で含まれることができる。
一例において、上記CuNi合金粉末の平均粒度(d50)は2μm〜30μmの範囲であることができる。
一例において、上記電極保護層はカーボンナノチューブ(CNT)をさらに含むことができる。例えば、上記カーボンナノチューブ(CNT)は0.2〜1.5wt%で含まれることができる。上記カーボンナノチューブ(CNT)は、5μm〜20μmの範囲の長さ及び3nm〜20nmの範囲の直径を有することができる。
本発明の一実施形態は、複数の電極パッドを有する回路基板と、上記回路基板に配置されたチップ抵抗素子と、を含み、上記チップ抵抗素子は、互いに反対に位置した第1及び第2面を有する絶縁基板と、上記絶縁基板の第1面に配置された抵抗層と、上記絶縁基板の第1面の両側にそれぞれ配置され、上記抵抗層に連結された第1及び第2内部電極と、上記抵抗層を覆い、上記第1及び第2内部電極の一部に延びた抵抗保護層と、上記抵抗保護層の一部と重なるように上記第1及び第2内部電極上にそれぞれ配置され、CuNi合金粉末と樹脂を含む電極保護層と、上記電極保護層を覆うように上記第1及び第2内部電極上に配置され、上記抵抗保護層に連結される第1及び第2外部電極と、を含み、上記チップ抵抗素子の第1及び第2外部電極は、ボンディングメタルを介して上記複数の電極パッドに電気的に連結される、チップ抵抗素子アセンブリーを提供する。
本実施形態によると、樹脂含量比が異なる多層電極保護構造を導入することで、下部に位置した抵抗保護層からの剥離を防止するとともに、外部電極のためのメッキ層を容易に形成することができる。
本発明の一実施形態によるチップ抵抗素子を示す側断面図である。 図1に図示されたチップ抵抗素子を示す上部平面図である。 図1に図示された抵抗素子が実装基板に搭載された抵抗素子アセンブリーを示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるチップ抵抗素子を示す側断面図である。 図4に図示されたチップ抵抗素子を示す上部平面図である。 (a)は、本発明による実施例1によるチップ抵抗素子の耐硫化特性テスト後の断面状態を撮影した写真であり、(b)は、比較例によるチップ抵抗素子の耐硫化特性テスト後の断面状態を撮影した写真である。 本発明による実施例2(合金比率の変化)によるチップ抵抗素子の耐硫化特性を比較するグラフである。 本発明による実施例2(CNT追加量の変化)によるチップ抵抗素子の耐硫化特性を比較するグラフである。 本発明の一実施形態によるチップ抵抗素子を示す斜視図である。 図9に図示されたチップ抵抗素子を示す側断面図である。
以下では、添付の図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野で平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。したがって、図面における要素の形状及び大きさなどはより明確な説明のために誇張されることがある。
図1は本発明の一実施形態によるチップ抵抗素子を示す斜視図であり、図1は図2に図示された抵抗素子のI‐I´線に沿って切開して見た側断面図である。
図1及び図2を参照すると、本実施形態によるチップ抵抗素子10は、絶縁基板11と、抵抗層15と、第1及び第2内部電極12、13と、第1及び第2外部電極18、19と、を含む。上記チップ抵抗素子10は、上記抵抗層15を保護するための抵抗保護層16と、上記第1及び第2内部電極12、13を保護するための電極保護層17と、をさらに含む。
上記絶縁基板11はその一面に配置された抵抗層15を含む。上記絶縁基板11は、比較的薄い抵抗層15を支持し、チップ抵抗素子10の耐久性を確保することができる。上記絶縁基板11は熱伝導度に優れた材質からなることができる。上記絶縁基板11は、使用時に抵抗層15で生成された熱を外部に効果的に放出させることができる。例えば、上記絶縁基板11はアルミナ(Al)などのセラミックまたはポリマー基材であることができる。特定例において、上記絶縁基板11は、薄い板状のアルミニウムの表面をアノダイジング(anodizing)処理することで得られたアルミナ基板であることができる。
上記第1及び第2内部電極12、13は上記絶縁基板11の両側に配置される。上記抵抗層15は、上記第1及び第2内部電極12、13に連結されるように上記絶縁基板11の一面に配置される。上記抵抗層15としては、種々の金属または合金や、酸化物などの化合物が用いられることができる。例えば、CuNi合金、NiCr合金、Ru酸化物、Si酸化物、Mn及びMn系合金の少なくとも一つを含むことができる。上記抵抗層15は、ペーストに製造されて所望の領域に印刷されることができる。
上記第1及び第2内部電極12、13は、上記抵抗層15に連結され、上記絶縁基板11の上面(「第1面」ともいう)に配置された上面電極12a、13aを含む。上記第1及び第2内部電極12、13は、上面電極12a、13aの他にも、外部電極18、19が形成される領域にさらに形成されることができる。本実施形態のように、上記第1及び第2内部電極12、13は、上記絶縁基板11の両側面に配置された側面電極12b、13bを含むことができる。図1に示すように、上記側面電極12b、13bは、上記絶縁基板11の第1面の反対に位置した第2面まで延びることができる。
上記第1及び第2内部電極12、13は、導電性ペーストを用いた印刷工程(印刷後焼成)または蒸着工程により形成されることができる。上記第1及び第2内部電極12、13は、それぞれ第1及び第2外部電極18、19のためのメッキ工程でシード(seed)として用いられることができる。例えば、上記第1及び第2内部電極12、13は、銀(Ag)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)の少なくとも一つを含むことができる。上記内部電極12、13は、その形成位置に応じて異なる物質で形成されることができる。例えば、上記上面電極12a、13aは、上記抵抗層15と直接連結されるため、高い伝導性を確保するためにAgなどの高い伝導性を有する成分を含有し、上記側面電極12b、13bは、NiまたはPdなどの成分を含有することができる。
上記抵抗保護層16は、図2に示すように上記抵抗層15を覆うように配置され、上記抵抗層15を外部の衝撃から保護することができる。例えば、上記抵抗保護層16は、シリコン(SiO)やガラス(glass)またはポリマーを含むことができる。本実施形態において、上記抵抗保護層16は2層構造からなり、上記抵抗層15上に順に積層された第1抵抗保護層16aと第2抵抗保護層16bを含む。上記第1抵抗保護層16aは、トリミング(trimming)工程前に配置され、トリミング過程でレーザーなどによって不所望の領域が損傷することを防止することができる。上記第2抵抗保護層16bは、トリミング工程後に配置され、使用過程で外部衝撃から上記抵抗層15を保護することができる。例えば、上記第1抵抗保護層16aはガラス系物質を含み、上記第2抵抗保護層16bはポリマーの樹脂(resin)を含有することができる。
図1及び図2に示すように、上記電極保護層17は、上記抵抗保護層16の一部と重なるように上記第1及び第2内部電極12、13上にそれぞれ配置されることができる。上記電極保護層17は、上記第1及び第2内部電極12、13を外部への露出による損傷から保護する役割を担う。例えば、上記第1及び第2内部電極12、13のうち上面電極12a、13aはAgを含有することができるが、これにより、外部大気中の硫黄成分に接触されてAgSなどの硫化物が形成されやすく、深刻な断線不良が発生し得る。
本実施形態で採用された電極保護層17は、CuNi合金粉末と、CuNi合金粉末が分散された樹脂と、を含む。上記電極保護層17に採用される樹脂は、これに限定されるものではないが、エポキシ、シリコン樹脂、またはその組み合わせであることができる。上記電極保護層17に採用される導電性粉末は、硫黄との反応性が低いニッケル(Ni)を含有することができる。例えば、上記CuNi合金粉末のNi重量比が20wt%以上であることができる。このような合金粉末により、十分な耐硫化特性を確保することができる。電極保護層17の伝導性を十分に確保するために、上記Ni重量比は80wt%以下であることができる。特定例において、上記Ni重量比は40〜75wt%以下であることができる。
下部層との密着力とメッキ性を考慮して、上記CuNi合金粉末は、上記電極保護層17の全体重量を基準として80〜95wt%で含まれることができる。例えば、電極保護層のためのペーストは、CuNi合金粉末70〜80wt%、樹脂5〜10wt%、溶媒10〜15wt%を含んで製造されることができる
上記CuNi合金粉末の含量だけでなく、その粒度も第1及び第2外部電極18、19のためのメッキ性に影響を与える。例えば、上記CuNi合金粉末は2μm〜30μmの範囲の平均粒度(d50)を有することができる。特定例では、平均粒度(d50)が2μm〜10μmの範囲であることができる。
上記電極保護層17は、電極の一部として十分な伝導性を有するだけでなく、その下部に位置した層(すなわち、内部電極12、13と抵抗保護層16)との強固な結合と、その上部に第1及び第2外部電極18、19を形成するために、メッキ性に優れた表面を提供することができる。
上記電極保護層17は、樹脂を母材(matrix)として含有し、且つ抵抗保護層16の一部と重なるように配置されるため、上記電極保護層17と抵抗保護層16との界面付近Aへの浸透経路を遮断することで、上記第1及び第2内部電極12、13を効果的に保護することができる。本実施形態において、上記電極保護層17は、上記第2抵抗保護層16bの樹脂と同一の樹脂を含むことができる。
本実施形態で採用された電極保護層17はCuNi合金粉末を含有することで、メッキ性(例えば、ニッケルメッキ)を向上させることができる。さらに、上述のようにCuNi合金粉末の含量及び/または粒度を調節することで、電極保護層17の表面における第1及び第2外部電極18、19のためのメッキ工程をさらに円滑に行うことができる。
図3は図1に図示された抵抗素子が実装基板に搭載された抵抗素子アセンブリーを示す斜視図である。
図3を参照すると、本実施形態によるチップ抵抗素子アセンブリー100は、図1に図示されたチップ抵抗素子10と、上記チップ抵抗素子10が実装された回路基板110と、を含む。
上記回路基板110は、素子実装領域に第1及び第2電極パッド118、119を含む。上記第1及び第2電極パッド118、119は、上記回路基板110に具現された回路パターンに連結され、素子の実装のために提供されるランドパターンを指す。上記第1及び第2外部電極18、19は半田120を介して第1及び第2電極パッド118、119に連結されることができる。
図3に示すように、上記チップ抵抗素子10は、抵抗層15が形成された面(ここでは、抵抗保護層16で表示されている)が上部に向くように実装されることができる。この場合、外部の大気に露出されやすいため内部電極が硫化しやすいが、上述のように、CuNi粉末が含有された電極保護層17を採用して、耐硫化特性とともにメッキ性を確保することにより、優れたチップ抵抗素子及びアセンブリー製品を提供することができる。
図4は本発明の一実施形態によるチップ抵抗素子を示す側断面図である。
図4に図示されたチップ抵抗素子10Aは、電極保護層17´の構成、トリミング工程の適用有無、及び内部電極12´の形成方法のみが異なって、それ以外は図1及び図2に図示されたチップ抵抗素子10と類似すると理解することができる。本実施形態の構成要素は、特に反対される説明がない限り、図1及び図2に図示されたチップ抵抗素子10の同一または類似の構成要素についての説明を参照して理解されることができる。
上記電極保護層17´は、樹脂Eと、上記樹脂Eに含有されたCuNi合金粉末Pと、カーボンナノチューブ(CNT)と、を含むことができる。
本実施形態では、CuNi合金粉末Pとともにカーボンナノチューブ(CNT)を用いることにより、十分な伝導性を確保することができる。上記CuNi合金粉末Pは、上記電極保護層17´の全体重量を基準として80〜95wt%で含まれることができ、カーボンナノチューブ(CNT)がさらに含まれることができる。例えば、カーボンナノチューブ(CNT)の含量は、全体重量を基準として0.2〜1.5wt%であることができる。上述のように、上記電極保護層17´は、ペーストを製造した後印刷することで形成されることができる。このような作業性を考慮して、カーボンナノチューブ(CNT)の長さは5μm〜20μmの範囲であり(であるか)、カーボンナノチューブ(CNT)の直径は3nm〜20nmの範囲であることができる。
上記電極保護層17´に採用される樹脂は、これに限定されるものではないが、エポキシ、シリコン樹脂、またはその組み合わせであることができる。
このように、CuNi合金粉末を用いて電極保護層を提供することができ、その含量及び粒度だけでなく、他の粉末(例えば、カーボンナノチューブ)との組み合わせにより、所望の特性(例えば、伝導性)を選択的に強化させることができる。
本実施形態で採用された第1及び第2内部電極12´、13´は、上述の実施形態と異なる工程により形成されることができる。第1及び第2内部電極12´、13´において、上面電極12a、13aは、上述の実施形態と類似して、抵抗層15´に連結されるように上記絶縁基板11の第1面に配置される。しかし、上述の実施形態と異なって、側面電極12b´、13b´は、上記絶縁基板11の側面だけでなく、上記電極保護層17´の側面にも提供されることができる。これは、電極保護層17´が形成された後に側面電極12b´、13b´が形成されるためである。これに限定されないが、図4に示すように、上記側面電極12b´、13b´は、上記絶縁基板11の第1面の反対に位置した第2面まで延びることができる。
上記抵抗層15´は部分的に除去された部分Tを含むことができる。これは、抵抗値を高精度に調整するためにトリミングした結果である。ここで、「トリミング」とは、上記抵抗層15´を形成した後、回路設計に必要な抵抗値を得るための微細切断(cutting)などのような部分的除去工程を意味する。
図5に示すように、抵抗層15´上に第1抵抗保護層16a´を形成した後、所望の抵抗値を得るためのトリミング工程を行うことができる。上記第1抵抗保護層16a´はガラス系物質を含み、トリミング過程でレーザーなどによって不所望の領域が損傷することを防止することができる。トリミング過程で、図5に示すように、部分的に除去されて所望の抵抗値を有することができる。次いで、上記第2抵抗保護層16b´が上記第1抵抗保護層16a´上に配置され、トリミング過程で露出された抵抗層15´も覆って保護することができる。上記第2抵抗保護層16b´はポリマーの樹脂を含有することができる。上記第2抵抗保護層16b´の樹脂は、上記電極保護層17´の樹脂Eと同一の樹脂を含むことができる。
本発明の具体的な実施形態による作用と効果を確認するために、下記のようにテストを行った。
実施例1
図1と類似のチップ抵抗素子に第1及び第2電極保護層を本発明の条件にしたがって製造した。
先ず、Agを主成分とするペーストを用いて上面電極を形成した。電極保護層は、85.5wt%のCuNi合金粉末(重量比55:45)、19wt%のエポキシ樹脂、及び1wt%のカーボンナノチューブを溶媒と混合したペーストを用いて形成した。上記ペーストにおいて、カーボンナノチューブとしては約8nmの直径及び10〜15μmの長さを有する製品を用いた。次いで、上記上面電極上にNiメッキ及びSnメッキを連続して施すことで外部電極を形成した。
比較例
電極保護層を形成せずに、Niメッキ及びSnメッキを連続して施すことで外部電極を形成したことを除き、実施例1と同様の方法によりチップ抵抗素子を製造した。
耐硫化特性の評価テスト(FoS)
実施例1及び比較例によるチップ抵抗素子に対して、IBMより提案されたFosテストを行った。具体的に、105℃に維持されたオーブンにガラスデシケーター(glass desiccator)を入れ、その内部に所定の固体硫黄(S)とともに実施例1及び比較例によるチップ抵抗素子を投入し、初期抵抗値に対する抵抗率の経時変化を測定した。
その結果、実施例1によるチップ抵抗素子は、1000時間露出した後にも抵抗値の変化率が0.5%以下であって、優れた安定性を示すのに対し、比較例によるチップ抵抗素子は、480時間後に抵抗値の変化率が30%以上であって、深刻な不良が発生した。
図6の(a)及び(b)から確認できるように、実施例1によるチップ抵抗素子(図6(a)参照)の場合、外部電極と抵抗保護層との界面で電極保護層17が安定して密着された状態が維持されているのに対し、比較例によるチップ抵抗素子(図6(b)参照)の場合、外部電極と抵抗保護層との界面でAgSの硫化物が形成されたことを確認することができる。このような硫化物は、外部電極と抵抗保護層との間の密着力が低いため、その空間の間に硫黄成分が浸透して上面電極の銀成分と反応した結果物であると理解することができる。
実施例2:CuNi合金の評価
本実施形態で有益に採用されることができるCuNi合金に対して評価を行った。Cu/Niの比率(Ni含量:0wt%、20wt%、45wt%、80wt%、100wt%)を異ならせて、それぞれのサンプルのための合金粉末の耐硫化特性と比抵抗値を測定した。本実験では、上記条件による合金粉末をエポキシ樹脂10wt%とともに90wt%混合して電極保護層サンプルを製造した。
先ず、それぞれのサンプルに対して、合金比率によるFoSテストを行った。テスト方法は、上述の方法と同様の方法により行った。さらに、カーボンナノチューブの添加量による各サンプルの比抵抗値の変化をともに測定した。
その結果を表1と、図7及び図8のグラフに示した。表1においてFoSの評価結果は、比抵抗値の変化率が±1%以下に維持された最大時間を記載した。
表1と図7を参照すると、FoS最大維持時間が、サンプルaは15時間に過ぎなかったが、ニッケルを含有する場合に増加し、ニッケルの含量が45wt%以上である場合には1000時間以上となって、耐硫化特性が強化されたことを確認することができる。
このように耐硫化特性の点で、CuNi合金のNi重量比を20wt%以上、さらには40wt%以上にすることができる。但し、Ni重量比が増加すると比抵抗が高くなるため、高いNi重量比を有する合金の場合、カーボンナノチューブを適宜混合することができる。
表1と図8を参照すると、カーボンナノチューブの添加量を増加させることにより、全体比抵抗が大きく減少することを確認することができる。特に、ニッケルの重量比が80wt%以上であるCuNi合金粉末の場合にも、カーボンナノチューブと混合することで比抵抗を大きく減少させることができる。必要に応じて、ペーストの作業性のために、カーボンナノチューブの添加量を1.5wt%以下、さらには1.0wt%以下に調節することができる。
本実施形態によるチップ抵抗素子に採用される多層電極保護層の構造は、様々なタイプのチップ抵抗素子にも有益に適用されることができる。例えば、アレイタイプのチップ抵抗素子はもちろん、多端子(例えば、3端子)のチップ抵抗素子にも有益に適用されることができる。
図9は本発明の一実施形態(アレイタイプ)によるチップ抵抗素子を示す斜視図であり、図10は図9に図示されたチップ抵抗素子を示す側断面図である。
図9を参照すると、本実施形態によるチップ抵抗素子50は、5個の抵抗部が所定の間隔Dで配列された絶縁基板51を含む。
上記チップ抵抗素子50のそれぞれの抵抗部は、図10に示すように、抵抗層55と、第1及び第2内部電極52、53と、第1及び第2外部電極58、59と、抵抗保護層56と、電極保護層57と、を含む。本実施形態の構成要素は、特に反対される説明がない限り、図4及び図5に図示されたチップ抵抗素子10Aの類似の構成要素についての説明を参照して理解されることができる。
上記絶縁基板51の上面(または第1面)には、5個の抵抗層55が所定の間隔で配置されることができる。それぞれの抵抗層55に上記第1及び第2内部電極52、53は上記絶縁基板51の両側に配置される。上記第1及び第2内部電極52、53は、上記抵抗層55に連結され、上記絶縁基板51の上面に配置された上面電極52a、53aと、上記絶縁基板51の両側面に配置された側面電極52b、53bと、を含むことができる。図10に示すように、上記側面電極52b、53bは上記絶縁基板51の下面まで延びることができる。
上記抵抗保護層56は、上記抵抗層55を覆うように配置されており、第1抵抗保護層56aと第2抵抗保護層56bを含む。上記第1抵抗保護層56aはトリミング工程前に形成され、トリミング工程後に上記第2抵抗保護層56bが形成されることができる。
上記電極保護層57は、図10に示すように、上記抵抗保護層56の一部と重なるように上記第1及び第2内部電極52、53上にそれぞれ配置されることができる。
本実施形態で採用された電極保護層57は、CuNi合金粉末と、CuNi合金粉末が分散された樹脂と、を含む。例えば、上記CuNi合金粉末のNi重量比が20wt%以上であることができる。このような合金粉末により、十分な耐硫化特性を確保することができる。電極保護層57の伝導性を十分に確保するために、上記Ni重量比は80wt%以下であることができる。下部層との密着力及びメッキ性を考慮して、上記CuNi合金粉末は、上記電極保護層57の全体重量を基準として80〜95wt%で含まれることができる。
上記CuNi合金粉末の含量だけでなく、その粒度も第1及び第2外部電極58、59のためのメッキ性に影響を与える。例えば、上記CuNi合金粉末は2μm〜30μmの範囲の平均粒度(d50)を有することができる。特定例では、平均粒度(d50)が2μm〜10μmの範囲であることができる。
上記電極保護層57は、電極の一部として十分な伝導性を有するだけでなく、その下部に位置した層との強固な結合と、その上部に第1及び第2外部電極58、59を形成するために、メッキ性に優れた表面を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有する者には明らかである。
10 チップ抵抗素子
11 絶縁基板
12、13 第1及び第2内部電極
15 抵抗層
16 抵抗保護層
16a、16b 第1及び第2抵抗保護層
17 電極保護層
17a、17b 第1及び第2電極保護層
18、19 第1及び第2外部電極

Claims (15)

  1. 互いに反対に位置した第1及び第2面を有する絶縁基板と、
    前記絶縁基板の第1面に配置された抵抗層と、
    前記絶縁基板の第1面の両側にそれぞれ配置され、前記抵抗層に連結された第1及び第2内部電極と、
    前記抵抗層を覆い、前記第1及び第2内部電極の一部に延びた抵抗保護層と、
    前記抵抗保護層の一部と重なるように前記第1及び第2内部電極上にそれぞれ配置され、CuNi合金粉末と樹脂を含む電極保護層と、
    前記電極保護層を覆うように前記第1及び第2内部電極上に配置され、前記抵抗保護層に連結される第1及び第2外部電極と、を含む、チップ抵抗素子。
  2. 前記CuNi合金粉末のNi重量比が20wt%以上である、請求項1に記載のチップ抵抗素子。
  3. 前記CuNi合金粉末は、前記電極保護層の全体重量を基準として80〜95wt%で含まれる、請求項1または2に記載のチップ抵抗素子。
  4. 前記CuNi合金粉末の平均粒度(d50)は2μm〜30μmの範囲である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のチップ抵抗素子。
  5. 前記電極保護層はカーボンナノチューブ(CNT)をさらに含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のチップ抵抗素子。
  6. 前記カーボンナノチューブ(CNT)は0.2〜1.0wt%で含まれる、請求項5に記載のチップ抵抗素子。
  7. 前記カーボンナノチューブ(CNT)は、5μm〜20μmの範囲の長さ及び3nm〜20nmの範囲の直径を有する、請求項5または6に記載のチップ抵抗素子。
  8. 前記第1及び第2内部電極は銀(Ag)を含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載のチップ抵抗素子。
  9. 前記抵抗保護層は、前記電極保護層の樹脂と同一の樹脂を含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載のチップ抵抗素子。
  10. 前記抵抗保護層は、
    前記抵抗層上に配置され、ガラスを含有する第1抵抗保護層と、
    前記第1抵抗保護層上に配置され、樹脂を含有する第2抵抗保護層と、を含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載のチップ抵抗素子。
  11. 前記第1及び第2内部電極はそれぞれ、前記絶縁基板の第1面に位置した上面電極と、前記絶縁基板の側面に位置した側面電極と、を含み、前記電極保護層は前記上面電極上に配置される、請求項1〜10のいずれか一項に記載のチップ抵抗素子。
  12. 前記第1及び第2外部電極はそれぞれ、ニッケル(Ni)を含有する第1メッキ層と、前記第1メッキ層上に配置され、Sn及びPbの少なくとも一つを含有する第2メッキ層と、を含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載のチップ抵抗素子。
  13. 複数の電極パッドを有する回路基板と、
    前記回路基板に配置されたチップ抵抗素子と、を含み、
    前記チップ抵抗素子は、互いに反対に位置した第1及び第2面を有する絶縁基板と、前記絶縁基板の第1面に配置された抵抗層と、前記絶縁基板の第1面の両側にそれぞれ配置され、前記抵抗層に連結された第1及び第2内部電極と、前記抵抗層を覆い、前記第1及び第2内部電極の一部に延びた抵抗保護層と、前記抵抗保護層の一部と重なるように前記第1及び第2内部電極上にそれぞれ配置され、CuNi合金粉末と樹脂を含む電極保護層と、前記電極保護層を覆うように前記第1及び第2内部電極上に配置され、前記抵抗保護層に連結される第1及び第2外部電極と、を含み、
    前記チップ抵抗素子の第1及び第2外部電極は、ボンディングメタルを介して前記複数の電極パッドに電気的に連結される、チップ抵抗素子アセンブリー。
  14. 前記CuNi合金粉末は、前記電極保護層の全体重量を基準として80〜95wt%で含まれ、前記CuNi合金粉末の平均粒度(d50)は2μm〜30μmの範囲である、請求項13に記載のチップ抵抗素子アセンブリー。
  15. 前記電極保護層は、前記電極保護層の全体重量を基準として0.2〜1.5wt%のカーボンナノチューブ(CNT)をさらに含む、請求項14に記載のチップ抵抗素子アセンブリー。
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