JP2017122857A - 光学フィルム、光学フィルムの製造方法、ロールフィルム、偏光板及び画像表示装置 - Google Patents
光学フィルム、光学フィルムの製造方法、ロールフィルム、偏光板及び画像表示装置 Download PDFInfo
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Abstract
Description
すなわち、本発明に係る課題は、以下の手段により解決される。
両面のうち表面粗さRaが大きい面をA面、表面粗さRaが小さい面をB面としたとき、A面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数μ(A/A)と、B面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数μ(B/B)との差が、
0.5≦μ(B/B)−μ(A/A)≦10.0
を満たすことを特徴とする光学フィルム。
0.05≦μ(A/A)≦5.0
を満たすことを特徴とする第1項に記載の光学フィルム。
0.55≦μ(B/B)≦15.0
を満たすことを特徴とする第1項又は第2項に記載の光学フィルム。
2種以上の溶媒を用いた溶液流延法により製造することを特徴とする光学フィルムの製造方法。
前記光学フィルムの巻き取り方向の長さが、1000m以上であり、前記光学フィルムの幅方向の長さが1〜4mの範囲内であることを特徴とするロールフィルム。
第1項から第5項までのいずれか一項に記載の光学フィルムと、を備えることを特徴とする偏光板。
本発明の効果の発現機構ないし作用機構については、明確にはなっていないが、以下のように推察している。
本発明では、フィルム両面のうち表面粗さRaが大きい面をA面、表面粗さRaが小さい面をB面としたとき、A面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数μ(A/A)と、B面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数(B/B)との差が0.5〜10.0の範囲内であるため、A面の滑り性がB面よりも十分に高くなっている。これにより、薄膜且つ長尺な光学フィルムが巻き取られるときの中心軸近傍でも、A面とB面との間に十分な滑り性が発現し、良好な巻き形状とすることができる。
また、光学フィルムのA面及びB面の上記動摩擦係数の差を上記範囲に設定することで、シリカ微粒子等を過剰に添加することなく、良好な巻き形状とすることができるため、内部ヘイズ値を低減することができる。
本発明においては、前記動摩擦係数μ(A/A)が、0.05≦μ(A/A)≦5.0を満たすことが好ましい。これにより、巻き形状が更に良好な光学フィルムとすることができる。
また、本発明においては、前記動摩擦係数μ(B/B)が、0.55≦μ(B/B)≦15.0を満たすことが好ましい。これにより、巻き形状が更に良好な光学フィルムとすることができる。
また、本発明においては、厚さが、5〜40μmであることが好ましい。これにより、巻き形状が更に良好な光学フィルムとすることができる。
また、本発明においては、シクロオレフィン樹脂、セルロース樹脂及びアクリル樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂を含有することが好ましい。これにより、画像表示装置に搭載される際に必要とされる透明性・光学特性・強度・生産性を向上させることができる。
本発明においては、ストレート巻き又はオシレート巻きにより巻き取られていることが好ましい。
本発明の光学フィルムは、両面で表面粗さRaの異なる単層の光学フィルムであって、両面のうち表面粗さRaが大きい面をA面、表面粗さRaが小さい面をB面としたとき、A面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数μ(A/A)と、B面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数(B/B)との差が、0.5≦μ(B/B)−μ(A/A)≦10.0を満たすことを特徴とする。
JIS K7125(1987)に準じ、光学フィルムを切り出して、水平面上でA面同士又はB面同士が接触するように重ね合わせ、その上に200gの重りを載せ、移動速度100mm/分、接触面積80mm×200mmの条件で、重ね合わされたフィルムのうち上側のフィルムを水平に引っ張り、当該上側のフィルムが移動中の平均荷重(F)を測定し、下記式より動摩擦係数(μ)を求める。
動摩擦係数μ=F(g)/重りの重さ(g)
ここで、一般に、光学フィルムの組成物を含有するドープを支持体上に流延し、得られる膜状物から溶媒を乾燥させてフィルムを得る溶液流延法により光学フィルムを製造する際、支持体から膜状物を剥離するときの剥離性の観点から、ドープに低沸点溶媒を良溶媒として含有させることが好ましい。
当該方法により光学フィルムを作製する場合において、上記した微粒子と表面調整剤とはドープや膜状物の中で会合体を形成しており、当該会合体は良溶媒との親和性が高いものと考えられる。このため、支持体上に流延された膜状物が乾燥する過程で、膜状物から揮発する良溶媒とともに、上記会合体が膜状物の空気界面側の表面に移動し、この状態で固定化されて光学フィルムが製造される。これにより、微粒子を表面調整剤とともに光学フィルムの片面に偏在させることができ、光学フィルムの両面のうち一方の面(空気界面側の表面)が選択的に荒れる結果、顕著な滑り性を発現して、これがA面となる。
以上のような方法により、A面及びB面の動摩擦係数差を上記範囲内とすることができる。
本発明の光学フィルムの原料としては、主として熱可塑性樹脂が用いられることが好ましい。ここで、熱可塑性樹脂とは、ガラス転移温度又は融点まで加熱することによって軟らかくなり、目的の形に成形できる樹脂のことをいう。
特に、光学特性、製造性及びコスト面から、セルロースジアセテート、セルローストリアセテート、セルロースアセテートプロピオネート等のセルロース樹脂、シクロオレフィン樹脂、アクリル樹脂等が好ましく、耐熱性及び耐湿性の観点からシクロオレフィン樹脂が特に好ましい。
これらの原料は単独で用いても良いし、異なる熱可塑性樹脂を混合して用いても良い。
以下、特に好ましく用いられるシクロオレフィン樹脂について詳細に説明する。
本発明の光学フィルムに含有されるシクロオレフィン樹脂は、シクロオレフィン単量体の重合体、又はシクロオレフィン単量体とそれ以外の共重合性単量体との共重合体であることが好ましい。
(2)シクロオレフィン単量体と、それと開環共重合可能な共重合性単量体との開環共重合体
(3)上記(1)又は(2)の開環(共)重合体の水素添加物
(4)上記(1)又は(2)の開環(共)重合体をフリーデルクラフツ反応により環化した後、水素添加した(共)重合体
(5)シクロオレフィン単量体と、不飽和二重結合含有化合物との飽和共重合体
(6)シクロオレフィン単量体のビニル系環状炭化水素単量体との付加共重合体及びその水素添加物
(7)シクロオレフィン単量体と、(メタ)アクリレートとの交互共重合体
本発明に係る微粒子とは、透過型電子顕微鏡により測定した場合における数平均粒子径が400nm以下である粒子を指す。この場合、各粒子の粒径は透過型電子顕微鏡における投影面を同面積の円に換算した場合の直径として定義される。不要な散乱を発生させないためには、微粒子の粒径は可視光の波長より十分に小さいことが好ましく、具体的には1〜200nmが好ましい範囲であり、より好ましくは1〜100nmの範囲であり、特に好ましくは5〜60nmの範囲である。粒子の形状は、球状に限定されず不定形の形状であっても良い。
無機微粒子としては、例えば、ケイ素を含む化合物(ケイ素化合物)、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、炭酸カルシウム、タルク、クレイ、焼成カオリン、焼成ケイ酸カルシウム、水和ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム及びリン酸カルシウム等であることが好ましく、更に好ましくは、ケイ素化合物や酸化アルミニウムであるが、二酸化ケイ素が特に好ましく用いられる。これらは、球状、平板状又は無定形状等の形状の粒子が挙げられる。
本発明において表面調整剤とは、シリコーン材料、フッ素系材料、ビニル系材料及びアクリル系材料のうち少なくとも1種を含有するものをいう。
フッ素系材料とは、フッ素原子を少なくとも一つ繰り返し単位中に含有するオリゴマー又はポリマーである。この含フッ素繰り返し構造は、主鎖として有していても良いし、グラフトされた側鎖として有していても良い。
ビニル系材料とは、ビニル基、ビニリデン基、ビニレン基のうち少なくとも1種を繰り返し単位中に有するオリゴマー又はポリマーである。このビニル基含有繰り返し構造は、主鎖として有していても良いし、グラフトされた側鎖として有していても良い。
アクリル系材料とは、アクリロイル基を繰り返し単位中に有するオリゴマー又はポリマーである。このビニル基含有繰り返し構造は、主鎖として有していても良いし、グラフトされた側鎖として有していても良い。
上記したように、本発明の光学フィルムには、更に他の添加剤が含有されていても良い。そのような添加剤としては、例えば、紫外線吸収剤や酸化防止剤等が挙げられる。
本発明の光学フィルムは、添加剤として紫外線吸収剤を含有していても良い。
紫外線吸収剤は、400nm以下の紫外線を吸収するため、光学フィルムの耐久性を向上させることができる。紫外線吸収剤は、特に波長370nmでの透過率が10%以下であることが好ましく、より好ましくは5%以下、更に好ましくは2%以下である。
紫外線吸収剤の具体例としては特に限定されないが、例えば、オキシベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、シアノアクリレート系化合物、トリアジン系化合物、ニッケル錯塩系化合物、無機粉体等が挙げられ、特に好ましくはベンゾトリアゾール系化合物及びベンゾフェノン系化合物等である。
トリアジン系紫外線吸収剤としては、市販品であるBASFジャパン社製のチヌビン400(2−(4,6−ビス(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−ヒドロキシフェニルとオキシランとの反応生成物)、チヌビン460(2,4−ビス[2−ヒドロキシ−4−ブトキシフェニル]−6−(2,4−ジブトキシフェニル)−1,3−5−トリアジン)、チヌビン405(2−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−4,6−ビス−(2,4−ジメチルフェニル)−1,3,5−トリアジンと(2−エチルヘキシル)−グリシド酸エステルの反応生成物)等を用いることができる。
本発明の光学フィルムは、その他の添加剤として酸化防止剤(劣化防止剤)を含有していても良い。
酸化防止剤としては、ヒンダードフェノール系の化合物が好ましく用いられ、例えば2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ペンタエリスリチル−テトラキス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,5−トリアジン、2,2−チオ−ジエチレンビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕、オクタデシル−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、N,N′−ヘキサメチレンビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒドロシンナマミド)、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート等を挙げることができる。
(表面粗さRa)
本発明の光学フィルムの両面のうち表面粗さRaが大きい面であるA面の表面粗さRaは、3.0〜50.0nmの範囲内であることが好ましく、4.0〜40.0nmの範囲内であることがより好ましい。表面粗さRaが3.0nm以上であると、光学フィルムの滑り性が向上し、搬送中のツレやシワを抑制できる。表面粗さRaが50nm以下であると、光学フィルム表面の凹凸による光の散乱を抑制でき、ヘイズ値を低い値にすることができる。なお、本発明における表面粗さRaは、JIS B0601:2001で規定される算術平均粗さ(Ra)であるものとする。
これは、光学フィルムの製造における膜状物の乾燥工程において、溶媒は良溶媒から優先して揮発するが、乾燥の最終段階まで揮発しない良溶媒成分も若干存在するため、その良溶媒に溶媒和された上記会合体はフィルムの他方の面にも存在すると考えられる。このため、フィルムの一方の面に比べれば微粒子の存在量は少ないが、微粒子と表面調整剤とが会合体を形成している分、粒径が大きく、上記したような範囲の表面粗さRaを得ることができる。
B面の表面粗さRaを上記範囲内に制御する方法としては、微粒子及び表面調整剤の含有量や、フィルム製造時の延伸条件を適宜調整する方法が挙げられる。
光学フィルムは、全光線透過率が90%以上であることが好ましく、より好ましくは92%以上である。また、現実的な上限としては99%程度である。フィルム全体としてのヘイズ値は10%以下であることが好ましく、より好ましくは2%以下である。全光線透過率及びフィルム全体としてのヘイズ値は、それぞれJIS K7361及びJIS K7136に準じて測定することができる。
本発明の光学フィルムの使用用途は特に限定されず、偏光板保護フィルムとして用いられても良いし、位相差フィルムとして用いられても良い。位相差フィルムとして用いられる場合は、その用途に応じて種々のリターデーション値をとり得る。
式(i):Ro=(nx−ny)×d
式(ii):Rt={(nx+ny)/2−nz}×d
(式(i)及び(ii)中、nxは光学フィルム面内の遅相軸方向の屈折率、nyは光学フィルム面内で遅相軸に直交する方向の屈折率、nzは光学フィルムの厚さ方向の屈折率、dは光学フィルムの厚さ(nm)をそれぞれ表す。)
光学フィルムの厚さは、上記リターデーション値RoとRtが上記範囲を満たし、かつ薄膜化の観点から、例えば3〜200μmであることが好ましく、5〜100μmであることがより好ましく、7〜40μmであることが更に好ましく、5〜40μmであることが特に好ましい。特に、本発明の光学フィルムは、滑り性が付与されているため搬送張力を緩和することができ、薄膜化しても良好な搬送性を有し得る。
本発明の光学フィルムは、2種以上の溶媒を用いた溶液流延法で製造される。すなわち、本発明の光学フィルムの製造方法は、少なくとも熱可塑性樹脂と微粒子と表面調整剤とを2種類以上の溶媒に溶解させてドープ(樹脂溶液)を得る工程(ドープ調製工程)と、ドープを支持体上に流延した後、剥離して膜状物を得る工程(流延・剥離工程)と、膜状物を乾燥させる工程(乾燥工程)と、を有することが好ましい。また、本発明の光学フィルムの製造方法は、流延・剥離工程と乾燥工程との間に、膜状物を延伸する工程(延伸工程)を有することが好ましく、乾燥工程の後に、得られた光学フィルムを巻取る工程(巻き取り工程)を有することが好ましい。
ドープ調製工程について説明する。ドープ中の樹脂濃度は、濃い方が金属支持体に流延した後の乾燥負荷が低減できて好ましいが、樹脂の濃度が濃過ぎると濾過時の負荷が増えて、濾過精度が悪くなる。これらを両立する濃度としては、10〜45質量%が好ましく、更に好ましくは、15〜40質量%である。
濾圧は小さい方が好ましい。具体的には、濾圧が1.6MPa以下であることが好ましく、1.2MPa以下であることがより好ましく、1.0MPa以下であることが更に好ましい。
得られたドープを流延ダイから吐出させて金属支持体上に流延し、得られた流延膜を乾燥及び剥離して膜状物を得る。流延幅は、例えば1〜4mとすることができる。金属支持体としては、ステンレススティールベルト又は鋳物で表面をメッキ仕上げしたドラムを用いることができる。金属支持体の表面は、鏡面仕上げされていることが好ましい。なお、ドープが流延される支持体は金属製に限られるものではなく、樹脂製等、いずれの材質であっても良い。
温風を用いる場合は溶媒の蒸発潜熱によるウェブの温度低下を考慮して、溶媒の沸点以上の温風を使用しつつ、発泡も防ぎながら目的の温度よりも高い温度の風を使用する場合がある。
ここで、膜状物の残留溶媒量は、下記式で定義される。
残留溶媒量(質量%)={(M−N)/N}×100
(上記式中、Mは、膜状物の質量を示し、Nは、当該膜状物を120℃で1時間加熱した後の質量を示す。)
乾燥工程は、金属支持体より剥離した膜状物を、残留溶媒量が1質量%以下になるまで乾燥することが好ましく、更に好ましくは0.1質量%以下、特に好ましくは0〜0.01質量%の範囲内である。これにより、光学フィルムを得ることができる。
特に、流延から剥離するまでの間で、上記金属支持体の温度及び乾燥風の温度を変更し、効率的に乾燥を行うことが好ましい。
これにより、2種以上の溶媒を用いた溶液流延法で光学フィルムを製造することで、光学フィルムに滑り性を付与して搬送性を向上させることができ、プロテクトフィルムを用いることなく高収率で偏光板等を作製することができる。
延伸工程では、剥離して得られた膜状物を延伸して位相差の調整を行う。
延伸は、少なくとも一方向に行うことができる。延伸方向は、膜状物の長手方向(MD方向)、膜状物の長手方向と直交する幅手方向(TD方向)、及び膜状物の長手方向に対して斜め方向のいずれであっても良い。延伸は、逐次延伸でも良いし、同時延伸でも良い。
巻き取り工程では、得られた光学フィルムを、巻き取り機で巻き取る。これにより、本発明のロールフィルムを得ることができる。巻き取り方法は、一般に使用される方法を採用でき、例えば、定トルク法、定テンション法、テーパーテンション法、内部応力一定のプログラムテンションコントロール法等を用いることができる。
本発明の偏光板は、偏光子と、上記光学フィルムと、を備えることを特徴とする。
本発明の画像表示装置は、上記光学フィルムを備えることを特徴とする。これにより、視認性やムラに優れる性能が発揮される点で好ましい。画像表示装置としては、反射型、透過型、半透過型液晶表示装置又は、TN型、STN型、OCB型、VA型、IPS型、ECB型等の各種駆動方式の液晶表示装置、タッチパネル表示装置、有機EL表示装置やプラズマディスプレイ等が挙げられる。
また、本発明の光学フィルムは、例えば液晶表示装置(上面側偏光板/液晶セル/下面側偏光板構成)の上面側偏光板の下にタッチパネル部材を用いたインナータッチパネルや静電容量方式のタッチパネル等にも使用することができる。
(1−1)シクロオレフィン樹脂(COP)
G7810:ARTON−G7810(JSR社製)、シクロオレフィン樹脂(式(A−2)で表される単量体と他の単量体との共重合体(前述の(5)の重合体)、重量平均分子量Mw=140000)
R5000:ARTON−R5000(JSR社製)、シクロオレフィン樹脂(式(A−1)で表される単量体と、式(A−2)で表される単量体と、他の単量体との共重合体(前述の(5)の重合体)、重量平均分子量Mw=50000)
RX4500:ARTON−RX4500(JSR社製)、シクロオレフィン樹脂(式(A−1)で表される単量体と、式(A−2)で表される単量体と、他の単量体との共重合体(前述の(5)の重合体)、重量平均分子量Mw=63000)
TAC:セルローストリアセテート(イーストマンケミカル社製)、アセチル置換度3.0、重量平均分子量Mw=300000
BR85:ダイヤナールBR85(三菱レイヨン(株)製)、ポリメチルメタクリレート(PMMA、重量平均分子量Mw=280000)
PI:ポリイミド樹脂(2,2-bis(3,4-anhydrodicarboxyphenyl) hexafluoropropane(6FDA)と4,4'-Diamino-2,2'-bis(trifluoromethyl)biphenyl(TFMB)との交互共重合体、重量平均分子量Mw=200000)
(2−1)ケイ素化合物を含有する微粒子
R812:トリメチルシリル基で表面修飾されたシリカ微粒子(日本アエロジル社製)、平均一次粒径7nm
R972V:ジメチルシリル基で表面修飾されたシリカ微粒子(日本アエロジル社製)、平均一次粒径12nm
200V:シリカ微粒子(日本アエロジル社製)、平均一次粒径12nm
300V:シリカ微粒子(日本アエロジル社製)、平均一次粒径7nm
RY300:ジメチルシリコーンオイルで表面修飾されたシリカ微粒子(日本アエロジル社製)、平均一次粒径12nm
RA200HS:トリメチルシリル基とアミノ基で表面修飾されたシリカ微粒子(日本アエロジル社製)、平均一次粒径12nm
R711:メタクリロキシシランで表面修飾されたシリカ微粒子(日本アエロジル社製)、平均一次粒径12nm
Alu130:アルミナ微粒子(日本アエロジル社製)、平均一次粒径20nm
TiO2P90:チタニア微粒子(日本アエロジル社製)、平均一次粒径20nm
(3−1)シリコーン材料
GL−01:アクリル変性シリコーン(共栄社化学社製)、重量平均分子量Mw=5200
GL−03:アクリル変性シリコーン(共栄社化学社製)、重量平均分子量Mw=4100
GL−04R:アクリル変性シリコーン(共栄社化学社製)、重量平均分子量Mw=4700
ルブロン:四フッ化エチレン樹脂(ダイキン社製)、重量平均分子量Mw=2000
P−410EF:ビニル重合体(楠本化成社製)、重量平均分子量Mw=4500
LF−1984:アクリル重合体(楠本化成社製)、重量平均分子量Mw=3000
(二酸化ケイ素分散希釈液の調製)
10質量部のアエロジルR812と、80質量部のエタノールとをディゾルバーで30分間撹拌混合した後、マントンゴーリンで分散を行い、二酸化ケイ素分散液を調製した。調製した二酸化ケイ素分散液に、80質量部のジクロロメタンを撹拌しながら投入し、ディゾルバーで30分間撹拌混合した後、微粒子分散希釈液濾過器(アドバンテック東洋(株):ポリプロピレンワインドカートリッジフィルターTCW−PPS−1N)で濾過して二酸化ケイ素分散希釈液を調製した。
熱可塑性樹脂:G7810 120質量部
紫外線吸収剤:TINUVIN 928(BASFジャパン(株)製)
3質量部
微粒子:二酸化ケイ素分散希釈液 10質量部
ジクロロメタン 357質量部
エタノール 19質量部
上記光学フィルム101の作製において、最終的に得られるフィルムの微粒子の含有量が表1に記載のとおりになるように微粒子の添加量を変更した以外は同様にして、光学フィルム102を作製した。
上記光学フィルム101の作製において、最終的に得られるフィルムの微粒子の含有量が表1に記載のとおりになるように微粒子の添加量を変更するとともに、フィルムの厚さを40μmに変更した以外は同様にして、光学フィルム103を作製した。
上記光学フィルム101の作製において、ドープの調製時に、更に表面調整剤を0.06質量部添加した以外は同様にして、光学フィルム104を作製した。
上記光学フィルム104の作製において、最終的に得られるフィルムの表面調整剤及び微粒子の含有量が表1に記載のとおりになるように表面調整剤及び微粒子の添加量を変更した以外は同様にして、光学フィルム105〜112を作製した。
上記光学フィルム107の作製において、表面調整剤を表1に記載のとおりに変更した以外は同様にして、光学フィルム113〜117を作製した。
上記光学フィルム107の作製において、フィルムの厚さを表1に記載のとおりに変更した以外は同様にして、光学フィルム118〜121を作製した。
上記光学フィルム101の作製において、熱可塑性樹脂をTACに変更した以外は同様にして、光学フィルム122を作製した。
上記光学フィルム104の作製において、熱可塑性樹脂をTACに変更するとともに、最終的に得られるフィルムの表面調整剤及び微粒子の含有量が表1に記載のとおりになるように表面調整剤及び微粒子の添加量を変更した以外は同様にして、光学フィルム123を作製した。
上記光学フィルム107の作製において、熱可塑性樹脂をTACに変更した以外は同様にして、光学フィルム124を作製した。
上記光学フィルム113の作製において、熱可塑性樹脂をTACに変更した以外は同様にして、光学フィルム125を作製した。
上記光学フィルム114の作製において、熱可塑性樹脂をTACに変更した以外は同様にして、光学フィルム126を作製した。
上記光学フィルム101の作製において、熱可塑性樹脂をBR85(アクリル樹脂)に変更した以外は同様にして、光学フィルム127を作製した。
上記光学フィルム107の作製において、熱可塑性樹脂をBR85(アクリル樹脂)に変更した以外は同様にして、光学フィルム128を作製した。
上記光学フィルム128の作製において、最終的に得られるフィルムの表面調整剤及び微粒子の含有量が表2に記載のとおりになるように表面調整剤及び微粒子の添加量を変更した以外は同様にして、光学フィルム129、130を作製した。
上記光学フィルム113の作製において、熱可塑性樹脂をBR85(アクリル樹脂)に変更した以外は同様にして、光学フィルム131を作製した。
上記光学フィルム131の作製において、最終的に得られるフィルムの表面調整剤及び微粒子の含有量が表2に記載のとおりになるように表面調整剤及び微粒子の添加量を変更した以外は同様にして、光学フィルム132を作製した。
上記光学フィルム114の作製において、熱可塑性樹脂をBR85(アクリル樹脂)に変更した以外は同様にして、光学フィルム133を作製した。
上記光学フィルム107の作製において、熱可塑性樹脂及び微粒子を表2に記載のとおりに変更した以外は同様にして、光学フィルム134〜144を作製した。
作製した光学フィルム101〜144に対して、以下の物性測定及び評価を行った。測定結果及び評価結果を表1及び表2に示す。
作製した各光学フィルムの幅方向両縁から15cm幅をそれぞれスリットして除去し、スリット後の光学フィルムの幅方向両縁部から、フィルムの巻き取り方向80mm×幅方向200mmのサイズの試験片をそれぞれ1枚ずつ切り出した。JIS K7125(1987)に準じ、水平面上で2枚の試験片のA面同士又はB面同士が接触するように重ね合わせ、その上に200gの重りを載せ、移動速度100mm/分、接触面積80mm×200mmの条件で、重ね合わされた試験片のうち上側の試験片を水平に引っ張り、当該上側の試験片が移動中の平均荷重Fを測定し、下記式より光学フィルムの幅方向両縁部の動摩擦係数μを求めた。
また、上記スリット後の光学フィルムの幅方向中央部から、フィルムの巻き取り方向80mm×幅方向200mmのサイズの試験片を2枚切り出し、上記と同様にして、下記式より光学フィルムの幅方向中央部の動摩擦係数μを求めた。
動摩擦係数μ=F(g)/重りの重さ(g)
なお、動摩擦係数μ(A/A)は、光学フィルムの幅方向両縁部におけるA面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数μと、光学フィルムの幅方向中央部におけるA面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数μとの平均値とした。また、動摩擦係数μ(B/B)は、光学フィルムの幅方向両縁部におけるB面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数μと、光学フィルムの幅方向中央部におけるB面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数μとの平均値とした。
作製した各光学フィルムのA面及びB面にシリコーンオイルを数滴滴下し、厚さ1mmのガラス板(ミクロスライドガラス品番S 9111、MATSUNAMI製)2枚で、両面側より挟み込んだ。両面をガラス板で挟み込んだ光学フィルムを、2枚のガラス板と光学的に完全に密着させ、この状態でヘイズ(Ha)をJIS K7105及びJIS K7136に準じて測定した。次に、ガラス板2枚の間にシリコーンオイルのみ数滴滴下して挟み込んでガラスヘイズ(Hb)を測定した。そして、ヘイズ(Ha)の値からガラスヘイズ(Hb)の値を引くことで内部ヘイズ値を算出し、下記基準に従って評価した。
○:内部ヘイズ値が0.05未満
△:内部ヘイズ値が0.05以上0.1未満
×:内部ヘイズ値が0.1以上
作製した各光学フィルムを、巻取装置を用いて巻芯にロール状に巻き取ることによって、光学フィルムロールを製造した。
具体的には、光学フィルムを、巻芯に速度80m/分、巻き取り初期張力140N、巻き終わり張力90N、タッチローラのニップ力は20Nで一定として、4000m巻き取り、ストレート巻きのロールフィルムを作製した。また、光学フィルムを巻芯に巻き取る際、巻芯を振動させながら巻き取った以外は同様にして、オシレート巻きのロールフィルムを作製した。
各ロールフィルムにおけるフィルム端部のズレ発生の有無を目視観察し、下記基準に従って評価した。
◎:フィルム端部のズレが全くない
○:フィルム端部に5mm未満のズレがある
△:フィルム端部に5mm以上10mm未満のズレがある
×:フィルム端部に10mm以上のズレがある
Claims (10)
- 両面で表面粗さRaの異なる単層の光学フィルムであって、
両面のうち表面粗さRaが大きい面をA面、表面粗さRaが小さい面をB面としたとき、A面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数μ(A/A)と、B面同士を重ね合わせて測定したときの動摩擦係数μ(B/B)との差が、
0.5≦μ(B/B)−μ(A/A)≦10.0
を満たすことを特徴とする光学フィルム。 - 前記動摩擦係数μ(A/A)が、
0.05≦μ(A/A)≦5.0
を満たすことを特徴とする請求項1に記載の光学フィルム。 - 前記動摩擦係数μ(B/B)が、
0.55≦μ(B/B)≦15.0
を満たすことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学フィルム。 - 厚さが、5〜40μmであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の光学フィルム。
- シクロオレフィン樹脂、セルロース樹脂及びアクリル樹脂から選ばれる熱可塑性樹脂を含有することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか一項の光学フィルム。
- 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の光学フィルムを製造する光学フィルムの製造方法であって、
2種以上の溶媒を用いた溶液流延法により製造することを特徴とする光学フィルムの製造方法。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の光学フィルムを巻き取ったロールフィルムであって、
前記光学フィルムの巻き取り方向の長さが、1000m以上であり、前記光学フィルムの幅方向の長さが1〜4mの範囲内であることを特徴とするロールフィルム。 - ストレート巻き又はオシレート巻きにより巻き取られていることを特徴とする請求項7に記載のロールフィルム。
- 偏光子と、
請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の光学フィルムと、を備えることを特徴とする偏光板。 - 請求項1から請求項5までのいずれか一項に記載の光学フィルムを備えることを特徴とする画像表示装置。
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