JP2017122838A - 波長変換素子、照明装置及びプロジェクター - Google Patents

波長変換素子、照明装置及びプロジェクター Download PDF

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Abstract

【課題】色バランスを調整できる、波長変換素子、照明装置及びプロジェクターを提供する。【解決手段】光反射面を有する基材と、ダイクロイック膜と、該光反射面と該ダイクロイック膜との間に設けられた波長変換層と、を備え、ダイクロイック膜は、波長変換層が吸収する波長帯の光の一部を反射させ、かつ、所定の方向に沿って該光に対して反射率分布を有する波長変換素子に関する。【選択図】図2

Description

本発明は、波長変換素子、照明装置及びプロジェクターに関するものである。
近年、プロジェクターに用いる照明装置として、固体光源から射出される励起光によって励起された蛍光体から発せられた蛍光と、励起光の一部とを混ぜることで白色光を生成する技術が知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
特開2012−4009号公報
しかしながら、上記照明装置においては、製品出荷前に色バランスを調整できたとしても、使用時の経時変化に起因する色バランスのずれを調整することはできなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、色バランスを調整できる、波長変換素子、照明装置及びプロジェクターを提供することを目的とする。
本発明の第1態様に従えば、光反射面を有する基材と、ダイクロイック膜と、該光反射面と該ダイクロイック膜との間に設けられた波長変換層と、を備え、前記ダイクロイック膜は、前記波長変換層が吸収する波長帯の光の一部を反射させ、かつ、所定の方向に沿って該光に対して反射率分布を有する波長変換素子が提供される。
第1態様に係る波長変換素子が備えるダイクロイック膜は、所定方向に沿って反射率分布を有するので、光照射領域を移動させることでダイクロイック膜による反射光の量を調整できる。これにより、波長変換層から射出された光とダイクロイック膜による反射光とからなる光の色バランスを調整することができる。
上記第1態様において、前記反射率分布の変化は連続的であるのが好ましい。
この構成によれば、色バランスを精度良く調整することができる。
上記第1態様において、前記反射率分布の変化は不連続であるのが好ましい。
この構成によれば、ダイクロイック膜の製造が容易となるので、コスト低減を図ることができる。
上記第1態様において、前記ダイクロイック膜の厚さが、前記所定の方向に沿って分布を持っているのが好ましい。
この構成によれば、所定の方向に沿った反射率分布を有したダイクロイック膜を実現できる。
上記第1態様において、前記波長変換層と前記ダイクロイック膜との間に設けられた拡散手段をさらに備えるのが好ましい。
この構成によれば、ダイクロイック膜による反射光は散乱光であるため、拡散手段が設けられていない場合と比較して、その照度分布が波長変換層で生成された光の照度分布に近い。これにより、ダイクロイック膜による反射光と波長変換層で生成された光とによって生成された光の色むらが低減される。
本発明の第2態様に従えば、上記第1態様に係る波長変換素子と、前記波長帯の励起光を射出する発光素子と、前記基材を動かす駆動装置と、を備え、前記ダイクロイック膜は、前記励起光に対する反射率が互いに異なる第1の領域と第2の領域とを含み、前記駆動装置は、前記励起光の入射位置を前記第1の領域と前記第2の領域との間で移動可能に構成され、前記ダイクロイック膜によって反射された前記励起光の一部の成分と前記波長変換層で生成された蛍光とからなる照明光が射出される照明装置が提供される。
第2態様に係る照明装置によれば、駆動装置により基材を移動させることで、照明光の色バランスを簡便且つ確実に調整することができる。
上記第2態様において、前記照明光の光量を測定する検出部と、前記検出部の測定結果に基づいて、前記駆動装置を制御する制御装置と、をさらに備えるのが好ましい。
この構成によれば、照明光の色バランスの変化を小さくすることができる。
上記第2態様において、前記基材を所定の回転中心の周りに回転させる回転装置をさらに備え、前記波長変換層および前記ダイクロイック膜は、前記回転中心の周りに設けられており、前記所定の方向は、前記基材の半径方向であるのが好ましい。
この構成によれば、基材の半径方向に励起光の入射位置を移動させることで、照明光の色バランスを簡便且つ確実に調整することができる。
本発明の第3態様に従えば、上記第2態様に係る照明装置と、前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、前記画像光を投射する投射光学系と、を備えるプロジェクターが提供される。
第3態様に係るプロジェクターは上記第2態様に係る照明装置を備えるので、色バランスの変化が小さい表示を行うことができる。
第1実施形態に係るプロジェクターにおける概略構成図。 照明装置の概略構成を示す図。 蛍光体ホイールの要部構成を示す断面図。 蛍光体ホイールの要部構成を示す上面図。 センサーユニットの概略構成を示す図。 偏光変換素子におけるミラーの配置を示す正面図。 色バランスの調整の考え方を示すフローチャート図。 第2実施形態に係るダイクロイック膜の構成を示す図。 図8のA−A線矢視による断面図。 第2実施形態に係る励起光の入射位置の移動方向の説明図。 第3実施形態に係るダイクロイック膜の構成を示す図。 第4実施形態に係るダイクロイック膜の構成を示す図。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面は、特徴をわかりやすくするために、便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第1実施形態)
図1は本実施形態のプロジェクターにおける概略構成図である。
図1に示すように、本実施形態のプロジェクター1は、スクリーンSCR上にカラー画像を表示する投射型画像表示装置である。プロジェクター1は、赤色光LR、緑色光LG、青色光LBの各色光に対応した3つの光変調装置を用いている。プロジェクター1は、照明装置2の光源として、高輝度・高出力の光が得られる半導体レーザーを用いている。
プロジェクター1は、照明装置2と、色分離光学系3と、赤色光用光変調装置4Rと、緑色光用光変調装置4Gと、青色光用光変調装置4Bと、合成光学系5と、投射光学系6と、を概略備えている。
照明装置2は、白色の照明光WLを色分離光学系3に向けて射出する。照明装置2には、後述する本発明の一つの実施形態である波長変換素子が用いられる。
色分離光学系3は、照明装置2から射出された照明光WLを赤色光LRと緑色光LGと青色光LBとに分離する。色分離光学系3は、第1のダイクロイックミラー7aと、第2のダイクロイックミラー7bと、第1の反射ミラー8aと、第2の反射ミラー8bと、第3の反射ミラー8cと、第1のリレーレンズ9aと、第2のリレーレンズ9bと、を備えている。
第1のダイクロイックミラー7aは、照明装置2から射出された照明光WLを赤色光LRと、緑色光LGおよび青色光LBと、に分離する機能を有する。第1のダイクロイックミラー7aは、赤色光LRを透過し、緑色光LGおよび青色光LBを反射する。第2のダイクロイックミラー7bは、第1のダイクロイックミラー7aで反射した光を緑色光LGと青色光LBとに分離する機能を有する。第2のダイクロイックミラー7bは、緑色光LGを反射し、青色光LBを透過する。
第1の反射ミラー8aは、赤色光LRの光路中に配置されている。第1の反射ミラー8aは、第1のダイクロイックミラー7aを透過した赤色光LRを赤色光用光変調装置4Rに向けて反射する。第2の反射ミラー8bと第3の反射ミラー8cとは、青色光LBの光路中に配置されている。第2の反射ミラー8bと第3の反射ミラー8cとは、第2のダイクロイックミラー7bを透過した青色光LBを青色光用光変調装置4Bに向けて反射させる。緑色光LGは、第2のダイクロイックミラー7bで反射し、緑色光用光変調装置4Gに向けて進む。
第1のリレーレンズ9aと第2のリレーレンズ9bとは、青色光LBの光路中における第2のダイクロイックミラー7bの光射出側に配置されている。第1のリレーレンズ9aと第2のリレーレンズ9bとは、青色光LBの光路長が赤色光LRや緑色光LGの光路長よりも長くなることに起因した青色光LBの光損失を補償する機能を有している。
赤色光用光変調装置4Rは、赤色光LRを画像情報に応じて変調し、赤色光LRに対応した画像光を形成する。緑色光用光変調装置4Gは、緑色光LGを画像情報に応じて変調し、緑色光LGに対応した画像光を形成する。青色光用光変調装置4Bは、青色光LBを画像情報に応じて変調し、青色光LBに対応した画像光を形成する。
赤色光用光変調装置4R、緑色光用光変調装置4G、および青色光用光変調装置4Bには、例えば透過型の液晶パネルが用いられる。また、液晶パネルの入射側および射出側には、図示しない一対の偏光板が配置されている。偏光板は、特定の方向の直線偏光光を透過させる。
赤色光用光変調装置4Rの入射側には、フィールドレンズ10Rが配置されている。緑色光用光変調装置4Gの入射側には、フィールドレンズ10Gが配置されている。青色光用光変調装置4Bの入射側には、フィールドレンズ10Bが配置されている。フィールドレンズ10Rは、赤色光用光変調装置4Rに入射する赤色光LRを平行化する。フィールドレンズ10Gは、緑色光用光変調装置4Gに入射する緑色光LGを平行化する。フィールドレンズ10Bは、青色光用光変調装置4Bに入射する青色光LBを平行化する。
合成光学系5は、赤色光LR、緑色光LG、および青色光LBのそれぞれに対応した画像光を合成し、合成された画像光を投射光学系6に向けて射出する。合成光学系5には、例えばクロスダイクロイックプリズムが用いられる。
投射光学系6は、複数の投射レンズを含む投射レンズ群から構成されている。投射光学系6は、合成光学系5により合成された画像光をスクリーンSCRに向けて拡大投射する。これにより、スクリーンSCR上には、拡大されたカラー画像が表示される。
続いて、照明装置2について説明する。図2は照明装置2の概略構成を示す図である。
照明装置2は、図2に示すように、アレイ光源21と、コリメーター光学系22と、アフォーカル光学系123と、ホモジナイザ光学系124と、偏光分離素子150Aを含む光学素子125Aと、位相差板26と、ピックアップ光学系27と、インテグレータ光学系31と、偏光変換素子32と、重畳光学系33と、蛍光体ホイール110と、光量モニター用ミラー42と、センサーユニット(検出部)43と、駆動装置50と、制御装置CONTとを備えている。蛍光体ホイール110は特許請求の範囲の「波長変換素子」に相当する。
アレイ光源21は、複数の半導体レーザー21aが配列されたものからなる。具体的には、光軸と直交する面内に複数の半導体レーザー21aがアレイ状に並ぶことによって構成されている。半導体レーザー21aの個数は特に限定されない。なお、半導体レーザー21aは、例えば青色の励起光BLを射出する。
半導体レーザーは特許請求の範囲の「発光素子」に相当する。
本実施形態において、アレイ光源21の光軸を光軸ax2とする。また、後述する蛍光体ホイール110から射出された光の光軸を光軸ax3とする。光軸ax2と光軸ax3とは同一平面内にあり、且つ互いに直交している。
光軸ax2上においては、アレイ光源21と、コリメーター光学系22と、アフォーカル光学系123と、ホモジナイザ光学系124と、光学素子125Aとが、この順に並んで配置されている。一方、光軸ax3上においては、蛍光体ホイール110と、ピックアップ光学系27と、位相差板26と、光学素子125Aと、インテグレータ光学系31と、偏光変換素子32と、重畳光学系33とが、この順に並んで配置されている。
本実施形態において、アレイ光源21では、各半導体レーザー21aが射出する励起光BLの偏光方向を、偏光分離素子150Aで反射される偏光成分(例えばS偏光成分)の偏光方向と一致させている。このアレイ光源21から射出された励起光BLは、コリメーター光学系22に入射する。
コリメーター光学系22は、アレイ光源21から射出された励起光BLを平行光束に変換する。コリメーター光学系22は、例えばアレイ状に並んで配置された複数のコリメーターレンズ22aで構成されている。複数のコリメーターレンズ22aは、複数の半導体レーザー21aにそれぞれ対応して配置されている。
このコリメーター光学系22を通過することにより平行光に変換された励起光BLは、アフォーカル光学系123に入射する。
アフォーカル光学系123は、励起光BLのサイズ(スポット径)を調整するものであり、例えば2枚のアフォーカルレンズ123aおよびアフォーカルレンズ123bから構成されている。そして、このアフォーカル光学系123を通過することによりサイズが調整された励起光BLは、ホモジナイザ光学系124に入射する。
ホモジナイザ光学系124は、被照明領域において励起光BLの光強度分布を均一な状態(いわゆるトップハット分布)に変換するものであり、例えば一対のマルチレンズアレイ124aおよびマルチレンズアレイ124bからなる。そして、このホモジナイザ光学系124からの励起光BLは、光学素子125Aに入射する。
光学素子125Aは、例えば波長選択性を有するダイクロイックプリズムからなり、このダイクロイックプリズムは、光軸ax2に対して45°の角度をなす傾斜面Kを有している。また、この傾斜面Kは、光軸ax3に対して45°の角度をなしている。この傾斜面Kには、波長選択性を有する偏光分離素子150Aが設けられている。
偏光分離素子150Aは、この偏光分離素子150Aに入射した第1の波長帯の励起光BLを、この偏光分離素子150Aに対するS偏光成分とP偏光成分とに分離する偏光分離機能を有している。偏光分離素子150Aは、励起光BLのS偏光成分を反射させ、励起光BL(青色光)のP偏光成分を透過させる。
また、偏光分離素子150Aは、この偏光分離素子150Aに入射した光のうち、第1の波長帯とは異なる第2の波長帯の光(蛍光YL)を、その偏光状態にかかわらず透過させる色分離機能を有している。なお、光学素子125Aとしては、ダイクロイックプリズムのようなプリズム形状のものに限らず、平行平板状のダイクロイックミラーを用いてもよい。
そして、この偏光分離素子150Aに入射した励起光BLは、その偏光方向がS偏光成分と一致していることから、S偏光の励起光BLsとして、蛍光体ホイール110に向かって反射される。
位相差板26は、偏光分離素子150Aと蛍光体ホイール110の蛍光体層11との間の光路中に配置された1/4波長板からなる。この位相差板26に入射するS偏光(直線偏光)の励起光BLsは、円偏光の励起光BLcに変換された後、ピックアップ光学系27に入射する。
ピックアップ光学系27は、励起光BLcを蛍光体層11に向かって集光させるものであり、例えばピックアップレンズ27aおよびピックアップレンズ27bから構成されている。
本実施形態の蛍光体ホイール110は、いわゆる反射型の回転蛍光板である。
図3は蛍光体ホイール110の要部構成を示す断面図であり、図4は蛍光体ホイール110の要部構成を示す上面図である。
蛍光体ホイール110は、図3、4に示すように、円板状からなる回転基板110aと、回転基板110a上に設けられた反射膜15と、反射膜15上に設けられた蛍光体層11と、蛍光体層11上に設けられたマイクロレンズアレイ14と、マイクロレンズアレイ14上に設けられたダイクロイック膜13と、回転基板110aの中心を通る回転軸Oの周りに回転基板110aを回転させるモーター12と、を有している。つまり、反射膜15とダイクロイック膜13との間に蛍光体層11が設けられている。蛍光体層11は回転軸Oの周りにリング状に形成されている。マイクロレンズアレイ14のレンズ面は、マイクロレンズアレイ14のダイクロイック膜13側に設けられている。本実施形態において、回転基板110aの形状は円盤であるが、該回転基板110aの形状は円板状に限るものではない。
回転基板110aは特許請求の範囲の「基材」に相当し、反射膜15は特許請求の範囲の「光反射面」に相当し、蛍光体層11は特許請求の範囲の「波長変換素子」に相当し、モーター12は特許請求の範囲の「回転装置」に相当し、回転軸Oは特許請求の範囲の「回転中心」に相当し、マイクロレンズアレイ14は特許請求の範囲の「拡散手段」に相当し、第1の波長帯は波長変換層が吸収する波長帯に相当する。
蛍光体層11は、蛍光を発する複数の蛍光体粒子を有している。例えば、蛍光体粒子には、波長が約450nmの励起光BLc(青色光)によって励起されて黄色の蛍光YLを発する物質が含まれている。
蛍光体粒子としては、通常知られたYAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)系蛍光体を用いることができる。なお、蛍光体粒子の形成材料は、1種であっても良く、2種以上の形成材料を用いて形成されている粒子を混合したものを蛍光体粒子として用いることとしても良い。
ダイクロイック膜13は黄色の蛍光YLを透過させ、青色の励起光BLcの一部を反射する。励起光BLcのうちダイクロイック膜13を透過した成分は蛍光体層11に入射し、蛍光YLに変換される。
本実施形態においては、ダイクロイック膜13と蛍光体層11との間にマイクロレンズアレイ14が設けられているため、ダイクロイック膜13はマイクロレンズアレイ14のレンズ面の形状をある程度反映している。そのため、励起光BLcのうちダイクロイック膜13で反射した成分は散乱光である。当該散乱光を散乱反射光BLcsと称する。散乱反射光BLcsはピックアップ光学系27に入射する。
蛍光体層11で生成された蛍光YLは直接あるいは反射膜15に反射されることで、蛍光体層11からピックアップ光学系27に向かって射出される。
以下、励起光BLcのうち蛍光YLに変換されなかった成分を励起光BLcrと称す。励起光BLcrは反射膜15で反射され、マイクロレンズアレイ14で拡散された後、ダイクロイック膜13を透過する。ダイクロイック膜13を透過した励起光BLcrは散乱反射光BLcsと合成され、ピックアップ光学系27へ入射する青色光BLc1となる。青色光BLc1は、再び位相差板26を通過することによって、偏光分離素子150AにP偏光として入射する青色光BLpに変換される。
回転基板110aは、プロジェクター1の使用時において所定の回転数で回転する。これにより、蛍光体層11の特定の領域に対して励起光BLcが連続的に入射することが抑制されるので、蛍光体層11の長寿命化が図られる。
蛍光体層11から偏光分離素子150Aに向かって射出された蛍光(黄色光)YLは、ピックアップ光学系27及び位相差板26を通過する。蛍光YLは非偏光であるため、位相差板26を通過した後も、非偏光のまま偏光分離素子150Aに入射する。そして、この蛍光YLは、偏光分離素子150Aを透過する。
偏光分離素子150Aを透過した青色光BLp及び黄色の蛍光YLが混ざることによって、照明光(白色光)WLが得られる。この照明光WLは、偏光分離素子150Aを透過した後に、インテグレータ光学系31に入射する。
散乱反射光BLcsの照度分布は、マイクロレンズアレイ14の効果によって、蛍光YLの照度分布に近づいている。励起光BLcrもマイクロレンズアレイ14によって散乱されている。これにより、青色光BLc1(青色光BLp)と蛍光YLとによって生成された照明光WLの色むらが低減されている。
インテグレータ光学系31は、照明光WLを複数の小光束に分割する。インテグレータ光学系31は、例えば、第1レンズアレイ31aおよび第2レンズアレイ31bから構成されている。第1レンズアレイ31aおよび第2レンズアレイ31bは、複数のレンズがアレイ状に配列されたものからなる。
インテグレータ光学系31から射出された照明光WLは、偏光変換素子32に入射する。偏光変換素子32は、照明光WLの偏光方向を揃えるものである。偏光変換素子32は、例えば、偏光分離膜と位相差板とミラーとから構成されている。偏光変換素子32は、非偏光である蛍光YLの偏光方向と青色光BL1の偏光方向とを揃えるため、他方の偏光成分を一方の偏光成分に、例えばP偏光成分をS偏光成分に変換する。
インテグレータ光学系31と偏光変換素子32との間の光路上に、光量モニター用ミラー42が設けられている。光量モニター用ミラー42は、ハーフミラーであり、光軸ax3に対して45°の角度をなすように配置されている。光量モニター用ミラー42は、入射した光の一部を透過し、残りを反射する。光量モニター用ミラー42を透過した光は偏光変換素子32に入射し、光量モニター用ミラー42で反射した光はセンサーユニット43に入射する。
図5はセンサーユニット43の概略構成を示す図である。図6は偏光変換素子におけるミラーの配置を示す正面図である。
図5に示すように、センサーユニット43は、第1センサー43aと、第2センサー43bと、ダイクロイックミラー43cとを含む。ダイクロイックミラー43cは、誘電体多層膜から構成され、照明光WLのうち蛍光YLを透過させ、照明光WLのうち青色光BLpを反射する光学特性を有する。
第1センサー43aは、光量モニター用ミラー42で反射された照明光WLのうち、ダイクロイックミラー43cで反射された青色光BLpの光量を測定する。第2センサー43bは、光量モニター用ミラー42で反射された照明光WLのうち、ダイクロイックミラー43cを透過した蛍光YLの光量を測定する。第1センサー43aおよび第2センサー43bは、制御装置CONTに測定結果を送信する。制御装置CONTは、第1センサー43aおよび第2センサー43bの測定結果に基づき、後述のように蛍光体ホイール110の移動を制御する。
図6に示すように、光量モニター用ミラー42は、偏光変換素子32の光入射領域Rを避けて配置された保持部材48によって保持されている。偏光変換素子32の光入射領域Rとは、インテグレータ光学系31から射出された複数の小光束各々が入射する領域である。
第2レンズアレイ31bはアレイ光源21と共役関係にあるため、第2レンズアレイ31bが備える複数のレンズ各々には励起光BLの2次光源像Zが形成される。光量モニター用ミラー42は、第2レンズアレイ31bに形成される複数の2次光源像Zのうち1つの2次光源像Zが入射するように配置されている。そのため、被照明領域である赤色光用光変調装置4R、緑色光用光変調装置4G、および青色光用光変調装置4B上において照度ムラが生じることはない。したがって、2次光源像1個分の照度低下を許容できるならば、光量モニター用ミラー42は、ハーフミラーでなくてもよい。
ここでは、光量モニター用ミラー42がインテグレータ光学系31と偏光変換素子32との間の光路上に配置された例を示した。この例に代えて、光量モニター用ミラー42は、偏光変換素子32と重畳レンズ33aとの間の光路上に配置されていてもよい。
偏光変換素子32を通過した照明光WLは、重畳レンズ33aに入射する。重畳レンズ33aは、偏光変換素子32から射出された複数の小光束を照明対象物上で互いに重畳させる。これにより、照明対象物を均一に照明することができる。重畳光学系33は、第1レンズアレイ31aおよび第2レンズアレイ31bからなるインテグレータ光学系31と重畳レンズ33aとにより構成される。
続いて、蛍光体ホイール110について詳しく説明する。
説明の都合上、図4に示したように、蛍光体層11上に設けられたダイクロイック膜13は回転基板110aの回転軸Oを中心とする複数のリング状の領域Aから構成されているとする。複数の領域Aは、第1の領域A1と第2の領域A2を含む。蛍光体ホイール110はモーター12により回転駆動されるため、励起光BLcのダイクロイック膜13への入射位置IPは、回転基板110aの回転軸Oの周りに円を描く。
本実施形態において、ダイクロイック膜13は、所定の方向に沿って励起光BLcに対する反射率分布を有している。具体的に、反射率分布の方向は回転基板110aの半径方向に一致する。なお、反射率分布の方向とは、反射率が変化する勾配が最大となる方向である。
ダイクロイック膜13において、回転基板110aの内周側の反射率は外周側の反射率よりも低くなっている。具体的に、反射率分布は回転基板110aの内周側から外周側に向かって高くなるように連続的に変化している。
本実施形態において、ダイクロイック膜13は、図3に示したように、回転基板110aの内周側から外周側に向かって徐々に厚みを大きくすることで上記反射率分布を実現している。一般的に、ダイクロイック膜13の厚さが増すと、膜内にて励起光の反射される確率が上がり、結果的に反射率が高くなる。反対に、ダイクロイック膜13の厚みが小さくなれば、膜中にて励起光の反射される確率が下がり、結果的に反射率が相対的に低くなるからである。
本実施形態において、駆動装置50は、光軸ax3と交差する方向に蛍光体ホイール110を並進移動させることが可能である。駆動装置50は、制御装置CONTによって制御される。制御装置CONTは、上述のようにセンサーユニット43(第1センサー43aおよび第2センサー43b)から送信された結果に基づいて駆動装置50を駆動する。そして、駆動装置50は、蛍光体ホイール110を所定の方向に並進移動させる。
駆動装置50は、励起光BLcの入射位置IPにおけるダイクロイック膜13の反射率が変化するように、蛍光体ホイール110を並進移動させる。
ここで、ある時刻における入射位置IPが第1の領域A1に位置しているとする。また、駆動装置50により蛍光体ホイール110が所定の方向に並進移動された後には、入射位置IPが第2の領域A2に位置しているとする。図4では、入射位置IPは第2の領域A2に位置している。第1の領域A1におけるダイクロイック膜13の反射率は第2の領域A2におけるダイクロイック膜13の反射率より高い。
ここで、プロジェクター使用時の経時変化により半導体レーザー21aから射出される光の量が低下した場合を想定する。この場合に生じる色バランスのずれに対する本実施形態の対応策の考え方を、図7のフローチャートに基づいて説明する。
半導体レーザー21aの出力が低下すると(図7のステップS1)、それに伴って蛍光体層11を励起させる励起光BLの光量が低下する。励起光BLの光量が低下することは、励起光BLの光密度(単位面積あたりの光量)が低下することと等価である(図7のステップS2)。蛍光体層11は、一般的に、入射する励起光の光密度が低下すると、励起光を蛍光光に変換する際の変換効率が上昇する、という特性を有している。したがって、励起光BLの光量が低下したとしても、変換効率の上昇による蛍光YLの増加率が励起光BLの光量低下による蛍光YLの減少率を上回ったとき、蛍光体層11から射出される蛍光YLの光量は増加する(図7のステップS3)。ここでは、蛍光YLの光量が増加する場合を例にとって説明するが、蛍光YLの光量は減少する場合もある。しかし、いずれの場合も色バランスが崩れる。
ここで、半導体レーザー21aの出力の低下に伴って、励起光BLc,青色光BLpの光量はともに低下している。しかしながら、蛍光体層11の変換効率が上昇しているため、青色光BLpに対する蛍光YLの光量は相対的に増加する(図7のステップS4)。その結果、青色光BLpと黄色の蛍光YLとの比率が変化し、経時変化前に対して照明光WLの色バランスが崩れる(図7のステップS5)。具体的には、青色光BLpの光量に対する黄色の蛍光YLの光量が相対的に増加するため、照明光WLは黄色味を帯びた白色光に変化する。
本実施形態では、光量モニター用ミラー42から取り出された光に含まれる青色光BLpの光量(強度)と黄色の蛍光YLの光量(強度)とが、センサーユニット43により測定される(図7のステップS6)。センサーユニット43の測定結果は、制御装置CONTに送信される。
制御装置CONTは、プロジェクター1の使用開始時点の初期の強度値に基づいて決定された、青色光強度と黄色光強度との比(強度比)を基準値として記憶している。制御装置CONTは、センサーユニット43が検出した現在の強度比と基準値とを比較する。現在の強度比と基準値との差が許容範囲を超えている場合、駆動装置50により蛍光体ホイール110を並進移動させることで、強度比が基準値に近づくように、励起光BLcの入射位置を、ダイクロイック膜13の反射率が異なる他の領域へ移動させる(図7のステップS7)。例えば、励起光BLcの入射位置を第1の領域A1と第2の領域A2との間で移動させる。
このように励起光BLcの入射位置における反射率を変化させることで、照明光WLを構成する蛍光YLおよび青色光BLpの光量の割合を調整することができる。
具体的に、青色光BLpの光量を増やし、黄色光である蛍光YLの光量を減らすためには、ダイクロイック膜13により反射された励起光BLcsの量を増やせばよい。すなわち、励起光BLcがダイクロイック膜13の厚みが異なる部分、例えば厚い部分に入射するように、蛍光体ホイール110を並進移動させる。
これにより、ダイクロイック膜13により反射された青色光BLcsの量が多くなるため、蛍光体層11から射出される蛍光YLの量が減少して、青色光BLpの量が相対的に多くなる。これにより、白色光の色バランスが崩れたときと比べて、照明光WLはより白色に近い光となり、色バランスを改善することができる(図7のステップS8)。
一方、青色光BLpの光量を減らし、黄色光である蛍光YLの光量を増やすためには、ダイクロイック膜13により反射された励起光BLcsの量を減らせばよい。すなわち、励起光BLがダイクロイック膜13の厚みが異なる部分、例えば薄い部分に入射するように、蛍光体ホイール110を並進移動させる。
これにより、ダイクロイック膜13により反射された青色光BLcsの量が少なくなるため、蛍光体層11から射出される蛍光YLの量が増加して、青色光BLpの量が相対的に少なくなる。これにより、白色光の色バランスが崩れたときと比べて、照明光WLはより白色に近い光となり、色バランスを改善することができる(図7のステップS8)。
上記の説明では、励起光BLcがダイクロイック膜13の厚みが厚い部分に入射するように蛍光体ホイール110を並進移動させることで、青色光BLpの光量を増やし、蛍光YLの光量を減らした。しかし、すでに説明したように、蛍光体層11は、入射する励起光の光密度が低下すると、変換効率が上昇する、という特性を有している。そのため、蛍光体層11へ入射する励起光の量を減らした分、蛍光YLの量が減るとは限らない。また、ダイクロイック膜13の設計によっては、ダイクロイック膜13が厚いほど反射率が高いとは限らない。
したがって、ダイクロイック膜13の励起光BLcが入射する領域の厚さの変化量と変化の方向は、ダイクロイック膜13の設計や、蛍光体層11へ現在入射している励起光の光密度に応じて設定すればよい。
色バランスの調整を行うタイミングとして、青色光強度と黄色光強度の測定と蛍光体ホイール110の並進移動とは、例えばプロジェクター1の主電源投入直後に行う設定とすることが望ましい。その理由は、プロジェクター1の主電源投入直後に調整が行われる構成であれば、使用者に画像の色味の変化が認識されにくいからである。ただし、色バランスの調整をプロジェクター1の主電源投入直後だけに行ったのでは、プロジェクター1の使用中に色バランスがずれた場合に対応できない。したがって、プロジェクター1の使用中であっても所定の時間間隔で色バランスの調整を行う構成としてもよい。
以上説明したように、本実施形態の蛍光体ホイール110によれば、所定方向に反射率分布を有したダイクロイック膜13を備えるので、励起光BLcの入射位置を変化させることで蛍光YLおよび青色光BLpとからなる照明光WLの色バランスを調整することができる。また、ダイクロイック膜13における反射率分布の変化が連続的となっているため、上述した色バランスの調整を精度良く行うことができる。
また、本実施形態の照明装置2によれば、回転基板110aの半径方向に反射率分布が生じているため、励起光BLcの入射位置を半径方向に移動させることで照明光WLの色バランスを簡便且つ確実に調整することができる。
また、センサーユニット43が測定した青色光強度と黄色光強度とに基づいてダイクロイック膜13に対する励起光BLの入射位置を制御することで、色バランスの変化を小さくすることができる。
また、光量モニター用ミラー42により複数の2次光源像の一部を取り出して測定を行うため、赤色光用光変調装置4R、緑色光用光変調装置4G、および青色光用光変調装置4B上での照度ムラを生じさせることなく、色バランスの調整を精度良く行うことができる。
また、本実施形態のプロジェクター1によれば、上記照明装置2を備えるので、色バランスの変化が小さい表示を行うことができる。
(第2実施形態)
上記実施形態では、反射率分布が回転基板110aの内周側から外周側に向かって連続的に変化するダイクロイック膜13を例に挙げたが、本発明はこれに限定されず、ダイクロイック膜における反射率分布の変化は不連続であっても良い。
図8は第2実施形態に係る蛍光体ホイール210の構成を示す図である。図9は図8のC−C線矢視による断面図である。なお、図8,9において、上記実施形態と共通の部材については同じ符号を付している。
図8に示すように、蛍光体ホイール210において、ダイクロイック膜113は、回転基板110aの回転軸Oを中心とする複数のリング状の領域Bを含んでいる。
各領域Bにおいて反射率は一定であるが、各領域B毎に反射率は異なっている。外周側に位置する領域Bの反射率は、内周側に位置する領域Bの反射率よりも高くなっている。すなわち、図9に示すように、ダイクロイック膜113は、反射率の変化が不連続となっている。
このように反射率が不連続に変化している場合、反射率が連続的に変化している第1実施形態の構成に比べてダイクロイック膜の製造が容易となるため、コストを抑えることができる。なお、図9に示すダイクロイック膜113における各領域Bの膜厚は同じとなっているが、これに限定されず、領域Bごとに膜厚を異ならせることで各反射率を得るようにしても良い。
第1実施形態では、図10において2点鎖線で示すように、励起光の入射位置IPを回転基板110aの半径方向に沿って移動させた。しかし、本実施形態では、図10において実線で示したように入射位置IPを移動させた。要は、入射位置IPと回転基板110aの中心を通る回転軸Oとの距離を変化させればよい。ダイクロイック膜13は、回転基板110aの半径方向に沿って反射率分布を有するため、回転軸Oとの距離が変化すれば、入射位置IPにおけるダイクロイック膜13の反射率が変化するからである。なお、図10においては図を見易くするため、励起光の入射位置IPのスポット径を大きく示している。
(第3実施形態)
上記実施形態では、蛍光体ホイール110を用いる場合を例示したが、照明装置2はこの構成に限定されない。例えば、蛍光体層を回転しない基材上に設けてもよい。
図11は第3実施形態に係るダイクロイック膜213の構成を示す図である。図11では、図示を省略するものの、ダイクロイック膜213は、回転しない基材上に設けられた蛍光体層上に形成されている。なお、図11においては図を見易くするため、励起光の入射位置IPのスポット径を大きく示している。
図11に示すように、ダイクロイック膜213は、該ダイクロイック膜213への励起光の入射位置IPが移動する方向、つまり、ダイクロイック膜213(基材)の並進方向に沿って、反射率がそれぞれ異なる領域D1,D2,D3,D4,D5をこの順に備えている。例えば、領域D1は最も反射率が高く、領域D5が最も反射率が低く、領域D1と領域D5との間に挟まれた領域D2乃至D4は、順に反射率が低くなっている。
(第4実施形態)
第1〜第3実施形態では、ダイクロイック膜213を並進移動させることで励起光の入射位置IPを変更する場合を例示したが、本発明はこの構成に限定されない。例えば、図12に示したように、ダイクロイック膜213(基材)を回転させることで励起光の入射位置IPを変更するようにしても良い。この場合、ダイクロイック膜213は、該ダイクロイック膜213への励起光の入射位置IPが移動する方向、つまり、基材の回転方向に沿って、反射率がそれぞれ異なる領域E1,E2,E3,E4,E5をこの順に備えている。例えば、領域E1は最も反射率が高く、領域E5が最も反射率が低く、領域E2乃至E4は、順に反射率が低くなっている。
また、上記実施形態では、拡散手段としてマイクロレンズアレイを用いたが、これに限られない。例えば、蛍光体層11のダイクロイック膜13側の面に形成した凹凸構造を拡散手段として用いることができる。また、蛍光体層11とダイクロイック膜13との間に中間層を設け、中間層のダイクロイック膜13側の面に不規則な凹凸構造を形成してもよい。
また、上記の各実施形態では、本発明による照明装置をプロジェクターに応用する例を示したが、これに限られない。本発明による照明装置を自動車用ヘッドライトなどの照明器具にも適用できる。
1…プロジェクター、2…照明装置、4R…赤色光用光変調装置、4G…緑色光用光変調装置、4B…青色光用光変調装置、6…投射光学系、11…蛍光体層(波長変換層)、13,113,213…ダイクロイック膜、14…マイクロレンズアレイ(拡散手段)、21a…半導体レーザー(発光素子)、43…センサーユニット(検出部)、50…駆動装置、110,210…蛍光体ホイール、A1…第1の領域,A2…第2の領域、BL,BLc…励起光、CONT…制御装置、YL…蛍光、WL…照明光、IP…入射位置。

Claims (9)

  1. 光反射面を有する基材と、ダイクロイック膜と、該光反射面と該ダイクロイック膜との間に設けられた波長変換層と、を備え、
    前記ダイクロイック膜は、前記波長変換層が吸収する波長帯の光の一部を反射させ、かつ、所定の方向に沿って該光に対して反射率分布を有する
    波長変換素子。
  2. 前記反射率分布の変化は連続的である
    請求項1に記載の波長変換素子。
  3. 前記反射率分布の変化は不連続である
    請求項1に記載の波長変換素子。
  4. 前記ダイクロイック膜の厚さが、前記所定の方向に沿って分布を持っている
    請求項1乃至3のいずれか一項に記載の波長変換素子。
  5. 前記波長変換層と前記ダイクロイック膜との間に設けられた拡散手段をさらに備える
    請求項1乃至4のいずれか一項に記載の波長変換素子。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の波長変換素子と、
    前記波長帯の励起光を射出する発光素子と、
    前記基材を動かす駆動装置と、を備え、
    前記ダイクロイック膜は、前記励起光に対する反射率が互いに異なる第1の領域と第2の領域とを含み、
    前記駆動装置は、前記励起光の入射位置を前記第1の領域と前記第2の領域との間で移動可能に構成され、
    前記ダイクロイック膜によって反射された前記励起光の一部の成分と前記波長変換層で生成された蛍光とからなる照明光が射出される
    照明装置。
  7. 前記照明光の光量を測定する検出部と、
    前記検出部の測定結果に基づいて、前記駆動装置を制御する制御装置と、をさらに備える
    請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記基材を所定の回転中心の周りに回転させる回転装置をさらに備え、
    前記波長変換層および前記ダイクロイック膜は、前記回転中心の周りに設けられており、
    前記所定の方向は、前記基材の半径方向である
    請求項6又は7に記載の照明装置。
  9. 請求項6乃至8のいずれか一項に記載の照明装置と、
    前記照明装置からの光を画像情報に応じて変調することにより画像光を形成する光変調装置と、
    前記画像光を投射する投射光学系と、を備える
    プロジェクター。
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