JP2017118638A - モータの製造方法 - Google Patents

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Hirokazu Tajima
博和 田嶋
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Abstract

【課題】回転軸と軸受との間のラジアル荷重を抑えつつジョイント部材の組み付けができるモータの製造方法を提供する。【解決手段】ジョイント部材9を圧入方向下流側で受ける受け面82aを有した受け治具82により、回転軸6とジョイント部材9の円環部をピン部材70の圧入方向下流側において当接させた状態で保持し、ピン部材70を貫通孔に圧入する。【選択図】図8

Description

本発明は、モータの製造方法に関する。
従来、ハウジングと該ハウジングから突出する回転軸とを有するモータ本体と、出力シャフトの回転軸線と直交するように該回転軸に設けられた支軸部と、支軸部に揺動可能に軸支され、回転軸と同軸回転するジョイント部材(コマ部材)とを備えたモータが知られている(例えば特許文献1、2参照)。
このようなモータでは、ジョイント部材を回転軸に遊嵌した状態で回転軸の軸直交方向において回転軸の貫通孔、並びにジョイント部材の挿通孔に対して支軸部を挿通される。このとき、回転軸の貫通孔には支軸部が圧入され、ジョイント部材の貫通孔には支軸部がクリアランスを有して挿通される。これにより、支軸部の軸線中心にジョイント部材が揺動可能軸支されるようになっている。
特開2008−160964号公報 特開2015−188302号公報
ところで、上記のようなモータでは、回転軸に対してジョイント部材を取り付ける際に支軸部を回転軸に圧入することとなるが、回転軸を軸受によって軸支しているため、回転軸の軸方向一端側で支軸部を圧入すると軸受と回転軸との間で大きなラジアル荷重が掛かっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、回転軸と軸受との間のラジアル荷重を抑えつつジョイント部材の組み付けができるモータの製造方法を提供することにある。
上記課題を解決するモータの製造方法は、ハウジングと該ハウジングから突出する回転軸と該回転軸を回転可能に支持する軸受とを有するモータ本体と、前記回転軸の回転軸線と直交するように形成された貫通孔に圧入固定される支軸部と、前記回転軸の外径よりも大きな直径の嵌合部を有し、該嵌合部を前記回転軸に外嵌した状態で前記支軸部が前記貫通孔に圧入固定されることで前記支軸部に対して揺動可能に軸支されるジョイント部材と、を備えたモータの製造方法であって、前記ジョイント部材を圧入方向下流側で受ける受け面を有した受け治具により、前記回転軸と前記ジョイント部材の前記嵌合部を前記支軸部の圧入方向下流側において当接させた状態で保持し、前記支軸部を前記貫通孔に圧入する。
この構成によれば、ジョイント部材を圧入方向下流側で受ける受け面を有した受け治具により、回転軸とジョイント部材の嵌合部を支軸部の圧入方向下流側において当接させた状態で保持し、支軸部を貫通孔に圧入する。これにより、圧入する際の荷重は受け面を有する受け治具にて受けることとなるため、回転軸と軸受との間でのラジアル荷重の発生を抑えてジョイント部材の組み付けを行うことができる。
上記モータの製造方法において、前記モータ本体の受け治具を可動させることで、前記回転軸と前記ジョイント部材の前記嵌合部を前記支軸部の圧入方向下流側において当接させた状態とすることが好ましい。
この構成によれば、モータ本体の受け治具を可動させることで、回転軸とジョイント部材の嵌合部を支軸部の圧入方向下流側において当接させた状態とすることができる。
上記モータの製造方法において、前記ジョイント部材の前記受け治具を可動させることで、前記回転軸と前記ジョイント部材の前記嵌合部を前記支軸部の圧入方向下流側において当接させた状態とすることが好ましい。
この構成によれば、ジョイント部材の前記受け治具を可動させることで、前記回転軸と前記ジョイント部材の前記嵌合部を前記支軸部の圧入方向下流側において当接させた状態とすることができる。
本発明のモータの製造方法によれば、回転軸へのラジアル荷重を抑えつつジョイント部材の組み付けができる。
一実施形態のブラシレスモータを軸方向から見た正面図。 同形態のブラシレスモータの側面図。 同形態のブラシレスモータの断面図。 同形態のブラシレスモータの分解斜視図。 同形態のロータとセンサマグネットを分解した分解斜視図。 同形態のロータの分解斜視図。 同形態の回転軸とジョイント部材との組み付け状態を示す斜視図。 同形態のブラシレスモータの回転軸とジョイント部材との組み付け方法について説明するための説明図。 同形態のブラシレスモータの回転軸とジョイント部材との組み付け方法について説明するための説明図。
以下、ランデル型モータの一実施形態について説明する。
図1〜図3に示すように、本実施形態のブラシレスモータMは、ランデル型モータであって、例えば車両のエンジンに連結されるバルブタイミング可変装置に用いられるモータである。
ブラシレスモータMは、モータケース1を有する。モータケース1は、筒状ヨーク2と、ベース部材3と、カバー部材4とを有する。筒状ヨーク2は、有底筒状をなし、その開口側にベース部材3が取り付けられる。ベース部材3は、アルミニウムによりなり、筒状ヨーク2の開口側に取り付けられている。カバー部材4は、略板状をなし、ベース部材3の前記筒状ヨーク2とは反対側に取り付けられている。ベース部材3とカバー部材4とでなる収容空間に回路基板5が収容される。
ブラシレスモータMは、筒状ヨーク2の内周面にステータ10が固定され、そのステータ10の内側には、回転軸6を有するロータ20が配設されている。回転軸6は、非磁性体のステンレス製シャフトであって、筒状ヨーク2に形成した軸受保持部2aに収容固定された軸受7及びベース部材3に形成した軸受保持部3aに収容固定された軸受8にて、モータケース1に対して回転可能に支持されている。なお、軸受8は、非磁性体よりなる。
回転軸6の先端部は、筒状ヨーク2から突出し、ジョイント部材9が取り付けられている。ジョイント部材9は、モータMから出力される回転トルクを調整機構(図示略)に伝達するため、前記調整機構と連結されている。調整機構はエンジンバルブ(図示略)を開閉するカムシャフト(図示略)と連結されている。即ち、モータMから出力される回転トルクにて作動された前記調整機構が前記カムシャフトを作動させてエンジンバルブを開閉するタイミングが調整されるようになっている。
[ステータ]
図3及び図4に示すように、筒状ヨーク2の内周面にはステータ10が固定されている。ステータ10は、円筒状のステータコア11を有し、そのステータコア11には、周方向に等ピッチに配置される複数のティース12が、径方向内側に向かって延出形成されている。各ティース12は、T型のティースであって、その径方向の内周面は、回転軸6の回転軸線Lを中心として同心円の円弧を軸線方向に延出した円弧面である。
各ティース12には、インシュレータ13を介して3相の巻線のそれぞれが巻回されている。具体的には、図4に示すように、12個のティース12には、周方向に3相巻線、即ちU相巻線14、V相巻線15、W相巻線16が順番に例えば集中巻きにて巻回されている。そして、こられ巻回した巻線14,15,16に3相の駆動電流が供給されてステータ10に回転磁界を形成し、ステータ10の内側に配置したロータ20を回転軸6中心に正逆回転させるようになっている。
[ロータ]
図3〜図6に示すように、ロータ20は、前記回転軸6と、第1及び第2ロータコア21,31と、界磁磁石40と、整流磁石42と、センサマグネット50とを有している。
[第1ロータコア]
図3〜図6に示すように、第1ロータコア21は、軟磁性材料よりなる電磁鋼板にて形成され、ベース部材3側に配置される。第1ロータコア21は、略円板状の第1コアベース22を有し、その中心位置に軸方向に貫通する貫通穴22aが形成されている。貫通穴22aのベース部材3側の外周部には、略円筒状のボス部22bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴22aとボス部22bを同時に形成している。なお、ボス部22bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受8の外径より短く形成される。即ち、ボス部22bの外径は、ベース部材3に設けた軸受8を収容固定する軸受保持部3aの内径より短く形成されている。
貫通穴22a(ボス部22b)には回転軸6が圧入して貫挿され、第1コアベース22が回転軸6に対して圧着固定される。この時、ボス部22bを形成することによって、第1コアベース22は、回転軸6に対して強固に圧着固定される。そして、この第1コアベース22が回転軸6に圧着固定されたとき、ボス部22bは、軸受保持部3aに収容固定された軸受8に対して、軸方向において離間するように配置される(図1参照)。
第1コアベース22の外周面22cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第1爪状磁極23が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第1爪状磁極23において、第1コアベース22の外周面22cから径方向外側に突出した部分を第1基部24といい、軸方向に屈曲された先端部分を第1磁極部25という。
第1基部24と第1磁極部25からなる第1爪状磁極23の周方向両端面23a,23bは、径方向に延びる(軸方向から見て径方向に対して傾斜していない)平坦面となっている。そして、各第1爪状磁極23の周方向の角度、即ち前記周方向両端面23a,23b間の角度は、周方向に隣り合う第1爪状磁極23同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、第1磁極部25の径方向外側面26は、軸直交方向断面形状が回転軸6の回転軸線Lを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面26に2つの補助溝27を有している。補助溝27は、径方向外側面26の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけずれた位置に形成されている。補助溝27は、軸直交方向断面形状がU字状、即ち底面が湾曲面にて形成されている。
[第2ロータコア]
図3〜図6に示すように、第2ロータコア31は、第1ロータコア21と同一材質及び同形状であって、筒状ヨーク2側に配置される。第2ロータコア31は、円板状の第2コアベース32を有し、その中心位置に軸方向に貫通する貫通穴32aが形成されている。貫通穴32aの筒状ヨーク2側の外周部には、略円筒状のボス部32bが突出形成されている。本実施形態では、バーリング加工により、貫通穴32aとボス部32bを同時に形成している。なお、ボス部32bの外径は、回転軸6の一側を回転可能に支持する軸受7の外径より短く形成される。即ち、ボス部32bの外径は、筒状ヨーク2に設けた軸受7を収容固定する軸受保持部2aの内径より短く形成されている。
貫通穴32a(ボス部32b)には回転軸6が圧入して貫挿され、第2コアベース32が回転軸6に対して圧着固定される。この時、ボス部32bを形成することによって、第2コアベース32は、回転軸6に対して強固に圧着固定される。そして、この第2コアベース32が回転軸6に圧着固定されたとき、ボス部32bは、軸受保持部2aに収容固定された軸受7に対して、軸方向において離間するように配置されるようになっている(図1参照)。
第2コアベース32の外周面32cには、等間隔に複数(本実施形態では4つ)の第2爪状磁極33が径方向外側に突出されるとともに軸方向に延出形成されている。ここで、第2爪状磁極33において、第2コアベース32の外周面32cから径方向外側に突出した部分を第2基部34といい、軸方向に屈曲された先端部分を第2磁極部35という。
第2基部34と第2磁極部35からなる第2爪状磁極33の周方向両端面33a,33bは径方向に延びる平坦面とされている。そして、各第2爪状磁極33の周方向の角度、即ち前記周方向両端面33a,33b間の角度は、周方向に隣り合う第2爪状磁極33同士の隙間の角度より小さく設定されている。
また、第2磁極部35の径方向外側面36は、軸直交方向断面形状が回転軸6の回転軸線Lを中心とする同心円形状の円弧面を有し、その径方向外側面36に2つの補助溝37を有している。補助溝37は、径方向外側面36の周方向中心から両側にそれぞれ同角度だけずれた位置に形成されている。補助溝37は、軸直交方向断面形状がU字状、即ち底面が湾曲面にて形成されている。
そして、このような第2ロータコア31は、各第2爪状磁極33が第1ロータコア21の各第1爪状磁極23間となるようにして第1ロータコア21と対向させて組み合わされる。このとき、第2コアベース32の内側面32dと第1コアベース22の内側面22dとの軸方向の間に界磁磁石40が介在される。
[界磁磁石]
図6に示すように、界磁磁石40は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通穴40aが形成されている。界磁磁石40は、その貫通穴40aに円筒状のスリーブ41が貫挿されている。スリーブ41は、非磁性体よりなり本実施形態では回転軸6と同じステンレス製にて形成されている。界磁磁石40の外径は、第1及び第2コアベース22,32の外径と一致するように設定されている。従って、界磁磁石40の外周面40bが第1及び第2コアベース22,32の外周面22c,32cと面一となる。
界磁磁石40は、円板状の永久磁石であって、その中央部に貫通穴40aが形成されている。界磁磁石40は、その貫通穴40aに円筒状のスリーブ41が貫挿されている。スリーブ41は、非磁性体よりなり本実施形態では回転軸6と同じステンレス製にて形成されている。界磁磁石40の外径は、第1及び第2コアベース22,32の外径と一致するように設定されている。従って、界磁磁石40の外周面40bが第1及び第2コアベース22,32の外周面22c,32cと面一となる。
従って、本実施形態のロータ20は、界磁磁石40を用いた所謂ランデル型ロータである。ロータ20は、N極となる第1爪状磁極23と、S極となる第2爪状磁極33とが周方向に交互に配置されており、磁極数が8極となる。すなわち、本実施形態のブラシレスモータMは、ロータ20の極数が2×n(但し、nは自然数)に設定されるとともに、ステータ10のティース12の数が3×nに設定され、具体的には、ロータ20の極数が「8」に設定され、ステータ10のティース12の数が「12」に設定されている。
[整流磁石(補助磁石)]
ロータ20は、界磁磁石40の外周側に補助磁石としての整流磁石42を備えている。整流磁石42は、円環状をなすよう形成される。なお、界磁磁石40と整流磁石42とは、異なる材料で構成される。具体的には、界磁磁石40は、例えば異方性の焼結磁石であり、例えばフェライト磁石、サマリウムコバルト(SmCo)磁石、ネオジム磁石等で構成される。整流磁石42は、例えばボンド磁石(プラスチックマグネット、ゴムマグネット等)であり、例えばサマリウム鉄窒素(SmFeN)系磁石、サマリウムコバルト(SmCo)系磁石、ネオジム磁石等などの希土類磁石で構成される。
図6に示すように、整流磁石42は、背面磁石部43,44と極間磁石部45とを有し、背面磁石部43,44及び極間磁石部45のそれぞれで漏れ磁束を抑えるように磁化された極異方性磁石である。
詳述すると、一方の背面磁石部43は、第1爪状磁極23の第1磁極部25の内周面と、第2コアベース32の外周面32cとの間に配置される。そして、背面磁石部43は、第1磁極部25の内周面に当接する側がその第1磁極部25と同極のN極に、第2コアベース32の外周面32cに当接する側がその第2コアベース32と同極のS極となるように径方向成分を主として磁化されている。
他方の背面磁石部44は、第2爪状磁極33の第2磁極部35の内周面と、第1コアベース22の外周面22cとの間に配置される。そして、背面磁石部44は、第2磁極部35の内周面に当接する側がその第2磁極部35と同極のS極に、第1コアベース22の外周面22cに当接する側がその第1コアベース22と同極のN極となるように径方向成分を主として磁化されている。
極間磁石部45は、第1爪状磁極23と第2爪状磁極33との周方向の間に配置されている。極間磁石部45は、周方向において第1爪状磁極23側がN極に、第2爪状磁極33側がS極となるように周方向成分を主として磁化されている。
[センサマグネット]
センサマグネット50は、断面略矩形状で円環状をなしているが、軸方向一端面において、径方向中央部分がロータ20の本体側の固定部位A1に対して固定するための固定面51となっている。固定面51は、センサマグネット50の全周に亘って設けられる円環状の平坦面をなしている。
これに対し、センサマグネット50を固定するためのロータ20の本体側の固定部位A1としては、第1ロータコア21と整流磁石42とに跨る円環状の面、詳しくは、第1コアベース22の第1爪状磁極23における第1基部24の端面と、整流磁石42における背面磁石部44の端面及び極間磁石部45の端面の一部とがなす周方向に略面一となる円環状の平坦面である。
そして、センサマグネット50は、固定面51とロータ20の本体側の固定部位A1との間に塗布される接着剤にてその固定部位A1に対して加圧されて接着固定される。このようにしてセンサマグネット50は、自身の磁極とロータ20の磁極、即ち第1及び第2爪状磁極23,33とが対応するようにして接着固定されている。
[磁気センサ]
また、本実施形態のブラシレスモータMは、回路基板5にセンサマグネット50に対して軸方向に所定の間隔を有して対向するホールIC等の磁気センサ60が設けられる。そして、ロータ20と一体的にセンサマグネット50が回転することで、磁気センサ60はそのセンサマグネット50の磁極に応じた検出信号を出力する。磁気センサ60からの検出信号を受けた制御回路(図示略)は、その検出信号に基づいてロータ20の回転位置(角度)を算出するとともに回転数(速度)等を算出し、ブラシレスモータMの駆動制御を行う。
次に、本実施形態のランデル型モータとしてのブラシレスモータMの特徴部分について説明する。
本実施形態のブラシレスモータMでは、支軸部としてのピン部材70を介してジョイント部材9が回転軸6に組み付けられる。
図7〜図9に示すように、円柱状をなすピン部材70は、筒状ヨーク2から突出から突出する回転軸6の先端部位に形成された貫通孔6aに圧入固定(締まりばめ)されている。ピン部材70は、その中心軸線Lxが回転軸6の回転軸線Lに対して直交するように回転軸6に組み付けられている。また、ピン部材70の長手方向両端部は、貫通孔6aからそれぞれ突出している。このピン部材70はジョイント部材9を揺動可能(傾動可能)に支持している。
図7及び図9に示すように、ジョイント部材9は、扁平形状をなす基部71と、基部71から軸方向に延びる一対の軸方向延出部72とを有している。
基部71は、回転軸6の先端部が内側に挿通される嵌合部としての円環部73と、その円環部73から径方向外側に互いに反対方向に延びる一対の腕部74とからなる。円環部73は、回転軸6に対して外嵌した状態で組み付けられるものであり、円環部73の内径は、回転軸6の外径よりも大きく設定されており、円環部73の内周面と回転軸6の外周面との間には隙間Sが形成されている(図7参照)。
円環部73には、ピン部材70が挿通(隙間ばめ)される挿通孔73aが180度対向位置にそれぞれ形成されている。この挿通孔73aに挿入されたピン部材70によって、ジョイント部材9が揺動可能に支持されている。つまり、ジョイント部材9は、回転軸6の回転軸線Lと直交するピン部材70の中心軸線Lxを中心に揺動可能となっている。
また、円環部73と回転軸6との間に径方向の隙間Sが設定されているため、ジョイント部材9は、ピン部材70に沿って軸線Lx方向(長手方向)に相対移動可能となっている。
次に、ブラシレスモータMの製造方法として、ジョイント部材9の組み付け方法について説明する。
本実施形態のブラシレスモータMでは、モータMの回転軸6に対してジョイント部材9を取り付ける際に、モータMの保持する受け治具81と、ジョイント部材9を受ける受け面82aを有する受け治具82とを用いられる。
受け治具81は、例えばモータMを載置するための載置台81aと、載置台81aを搬送するためのキャスター81bとを有する。載置台81aは、載置台81aからモータMが移動することを抑えるための嵌合形状を有することが好ましい。
上記のように構成された受け治具81の載置台81aにモータMを載置した状態でモータMを搬送する。より具体的には、ジョイント部材9が受け面82aと当接させるとともに、ジョイント部材9と回転軸6とを当接させる位置まで受け治具81を移動させる。
次いで、回転軸6の貫通孔6a及びジョイント部材9の挿通孔73aにピン部材70を挿通する。このとき、貫通孔6aに対してピン部材70が圧入されて、ピン部材70が貫通孔6aの両側から突出した状態で固定される。これによってジョイント部材9がピン部材70を介して回転軸6に組み付けられる。なお、貫通孔6aに対してピン部材70を圧入する際にはその荷重は受け面82aにて受けることとなる。このため、回転軸6と軸受7,8との間でラジアル荷重が発生することが抑えられている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)ジョイント部材9を圧入方向下流側で受ける受け面82aを有した受け治具82により、回転軸6とジョイント部材9の円環部73をピン部材70の圧入方向下流側において当接させた状態で保持し、ピン部材70を貫通孔6aに圧入する。これにより、圧入する際の荷重は受け面82aを有する受け治具82にて受けることとなるため、回転軸6と軸受7,8との間でのラジアル荷重の発生を抑えてジョイント部材9の組み付けを行うことができる。
(2)モータMの受け治具81を可動させることで、回転軸6とジョイント部材9の円環部73をピン部材70の圧入方向下流側において当接させた状態とすることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、モータMの受け治具81を可動させる構成としたが、これに限らず、ジョイント部材9の受け治具82を可動させても良い。このような構成であっても回転軸6とジョイント部材9の円環部73をピン部材70の圧入方向下流側において当接させた状態とすることができる。
・上記実施形態では、ロータ20を所謂ランデル型ロータ構造としたが、これにかぎらない。SPM型ロータやIPM型ロータであってもよい。
・上記実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
M…ブラシレスモータ(モータ本体)、1…モータケース(ハウジング)、2…モータケースを構成する筒状ヨーク、3…モータケースを構成するベース部材、4…モータケースを構成するカバー部材、6…回転軸、6a…貫通孔、7,8…軸受、9…ジョイント部材、10…ステータ、20…ロータ(ランデル型ロータ)、70…ピン部材(支軸部)、73…円環部(嵌合部)、73a…挿通孔、81…受け治具、82…受け治具、82a…受け面、L…回転軸線。

Claims (3)

  1. ハウジングと該ハウジングから突出する回転軸と該回転軸を回転可能に支持する軸受とを有するモータ本体と、
    前記回転軸の回転軸線と直交するように形成された貫通孔に圧入固定される支軸部と、
    前記回転軸の外径よりも大きな直径の嵌合部と前記支軸部を挿通可能な挿通孔とを有し、該嵌合部を前記回転軸に外嵌した状態で前記支軸部が前記貫通孔に圧入固定されることで前記支軸部に対して揺動可能に軸支されるジョイント部材と、
    を備えたモータの製造方法であって、
    前記ジョイント部材を圧入方向下流側で受ける受け面を有した受け治具により、前記回転軸と前記ジョイント部材の前記嵌合部を前記支軸部の圧入方向下流側において当接させた状態で保持し、前記支軸部を前記貫通孔に圧入することを特徴とするモータの製造方法。
  2. 請求項1に記載のモータの製造方法において、
    前記モータ本体の受け治具を可動させることで、前記回転軸と前記ジョイント部材の前記嵌合部を前記支軸部の圧入方向下流側において当接させた状態とすることを特徴とするモータの製造方法。
  3. 請求項1に記載のモータの製造方法において、
    前記ジョイント部材の前記受け治具を可動させることで、前記回転軸と前記ジョイント部材の前記嵌合部を前記支軸部の圧入方向下流側において当接させた状態とすることを特徴とするモータの製造方法。
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