JP2017117395A - 自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置 - Google Patents

自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017117395A
JP2017117395A JP2015255091A JP2015255091A JP2017117395A JP 2017117395 A JP2017117395 A JP 2017117395A JP 2015255091 A JP2015255091 A JP 2015255091A JP 2015255091 A JP2015255091 A JP 2015255091A JP 2017117395 A JP2017117395 A JP 2017117395A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
station
user
time
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015255091A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6666143B2 (ja
Inventor
和久 山崎
Kazuhisa Yamazaki
和久 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2015255091A priority Critical patent/JP6666143B2/ja
Publication of JP2017117395A publication Critical patent/JP2017117395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6666143B2 publication Critical patent/JP6666143B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ticket-Dispensing Machines (AREA)
  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)

Abstract

【課題】不正使用を抑制することができる自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置を提供する。【解決手段】自動改札機10は、撮像部14と、画像処理部58と、第1判定部62と、第2判定部64と、許可判定部66とを持つ。撮像部は、利用者によって提示された媒体に表示された表示オブジェクトを撮像する。画像処理部は、撮像部により撮像された画像に基づいて、表示オブジェクトにエンコードされた区間情報、および駅構外への出場許可時刻を読み取る。第1判定部は、画像処理部により読み取られた区間情報に基づいて、利用者が出場可能か否かを判定する。第2判定部は、現在時刻と、画像処理部により読み取られた出場許可時刻とに基づいて、利用者が出場可能か否かを判定する。許可判定部は、第1判定部および第2判定部の双方により利用者が出場可能であると判定された場合に、利用者の通過を許可する。【選択図】図3

Description

本発明の実施形態は、自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置に関する。
従来、鉄道等の交通機関等を利用するための乗車券を処理する自動改札機が知られている。乗車券としては、磁気券やIC券の他、符号化されたコード情報が表示された紙券が使用される。コード情報が表示された乗車券を処理する場合、自動改札機の側から乗車券に対して情報を書き込まないケースが多いため、利用者が乗車券を不正に使用しないように工夫する必要があった。
特開2009−59319号公報
本発明が解決しようとする課題は、不正使用を抑制することができる自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置を提供することである。
実施形態の自動改札機は、撮像部と、画像処理部と、第1判定部と、第2判定部と、許可判定部とを持つ。撮像部は、利用者によって提示された媒体に表示された表示オブジェクトを撮像する。画像処理部は、前記撮像部により撮像された画像に基づいて、前記表示オブジェクトにエンコードされた区間情報、および駅構外への出場許可時刻を読み取る。第1判定部は、前記画像処理部により読み取られた区間情報に基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する。第2判定部は、現在時刻と、前記画像処理部により読み取られた前記出場許可時刻とに基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する。許可判定部は、前記第1判定部および前記第2判定部の双方により前記利用者が出場可能であると判定された場合に、前記利用者の通過を許可する。
自動改札機10を上方から見た図。 リーダ12を上方から見た図。 自動改札機10の機能構成を示す図。 券売機100の構成を示す図。 情報生成部126により生成された乗車券情報の一例を示す図。 乗車券発行部114に発行された乗車券TIXの一例を示す図。 自動改札機10により実行される処理の流れを示すフローチャート。 上面表示部20に表示される画像の一例を示す図。 第2の実施形態の乗車券TIX1の一例を示す図。 第2の実施形態の自動改札機10により実行される処理の流れを示すフローチャート。 第3の実施形態のサーバ装置200および携帯端末装置300の関係を示す図。 サーバ装置200の構成の一例を示す図。 サーバ装置200が表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を携帯端末装置300に送信する過程を示すシーケンス図。 携帯端末装置300の表示部に表示される乗車券購入に関する画像IM1の一例を示す図。 携帯端末装置300の表示部に表示される画像の一例を示す図。 第4の実施形態の自動改札機10、券売機100およびサーバ装置200Aの関係を示す図。 自動改札機10の制御部50Aの機能構成を示す図。 第4の実施形態のサーバ装置200Aの機能構成を示す図。 入場駅側または出場駅側の自動改札機10およびサーバ装置200Aにより実行される入場処理または出場処理の過程を示すフローチャート。 入場判定処理の流れを示すフローチャート。 サーバ側記憶部220に記憶された乗車券情報テーブル226の一例を示す図。 サーバ装置200により実行される出場判定処理の流れを示すフローチャート。 精算機400の構成図。 精算機400により実行される処理の流れを示すフローチャート。
以下、実施形態の自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置を、図面を参照して説明する。自動改札機は、駅の改札口に設けられる。自動改札機は、券売機により発行される乗車券TIXによって、利用者の通過を許可または禁止する。乗車券TIXは、利用者が駅構内に入場する際、または駅構外に出場する際に使用される。乗車券TIXは、例えばバーコード等の一次元コードや、QRコード(登録商標)等の二次元コードといった表示オブジェクトが、紙などの媒体に印刷された紙券である。表示オブジェクトは、機械によって内容が認識可能であると共に、人が視認することによって内容が認識できないものであれば如何なる態様であってもよい。
(第1の実施形態)
図1は、自動改札機10を上方から見た図である。自動改札機10は、筐体11と、リーダ12と、通過センサ18−1から18−4と、上面表示部20と、正面表示部22と、扉部24Aおよび24Bと、制御部50とを含んでよいが、これに限られない。
自動改札機10のリーダ12は、図1のa方向に通過しようとする利用者によって翳された乗車券TIXに表示された表示オジェクトを読み取って、読み取った情報を制御部50に供給する。
図2は、リーダ12を上方から見た図である。リーダ12は、タッチ検出センサStと、光学読取部14と、ライト16とを含んでよいが、これに限られない。タッチ検出センサStは、パネル状に形成され、利用者の体の一部(例えば手)が触れたか否かを検出する検出面を有する。タッチ検出センサStは、利用者が乗車券TIXをリーダ12に翳す際にパネルの検出面に手を触れた場合に、検出面がタッチされている旨を示す検出信号を生成する。これにより、タッチ検出センサStは、利用者によって乗車券TIXがリーダ12に翳されたことを検出する。
タッチ検出センサStは、例えば、抵抗膜型や、表面弾性波型、電磁誘導型、静電容量型等のタッチパネルである。また、タッチ検出センサStは、可視光を透過可能な透明(または半透明)型のパネルであり、これを透過した表示オブジェクトの撮像を可能とする。なお、自動改札機10は、タッチ検出センサStに代えて、対象物(例えば手)の接近を検出する接近検出センサにより、利用者によって乗車券TIXがリーダ12に翳された(利用者の手が所定距離以内まで接近した)ことを検出する構成を有してもよい。接近検出センサは、例えば、赤外線センサやステレオカメラ等により実現される。
光学読取部14は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を備えたカメラを含む。また、光学読取部14は、バーコードリーダのように受光素子と増幅器、情報解読部(デコード部)等を備えるものであってもよい。
光学読取部14は、利用者によって、リーダ12に表示面を向けて提示された乗車券TIXに表示された表示オブジェクトを撮像する。光学読取部14は、撮像した画像を制御部50に供給する。ライト16は、光学読取部14が乗車券TIXを撮像する際に、乗車券TIXに向けて光を照射する。
通過センサ18−1から18−4は、例えば自動改札機10の通路側の側面に複数設けられる。複数の通過センサ18は、自動改札機10により形成された通路内の利用者を検出する。通過センサ18は、例えば赤外線センサや、光センサなどで実現される。通過センサ18は、対向する補機に設けられた通過センサと連携して通路内の利用者を検出するものであってもよい。なお、自動改札機10は、任意の数の通過センサを備えてよい。以下、通過センサを他の通過センサと区別しない場合は、ハイフン(−)以下の符号を省略し、単に通過センサ18と表記する。
上面表示部20は、リーダ12に乗車券TIXが翳された場合に、制御部50によって処理された結果を表示する。正面表示部22は、図1のa方向に通過可能であるか否かを示すマークや図形、文字等を表示する。正面表示部22の表示内容または表示の有無は、制御部50によって決定される。なお、自動改札機10は、音声や、光で情報を出力する情報出力部(不図示)を備えてもよい。この場合、制御部50は、情報出力部を制御して、情報出力部に音声や光の点灯等によって情報を出力させる。
自動改札機10の制御部50は、扉部24Aおよび対向する補機の扉部24Bを開放状態または閉止状態に制御することで、図1のa方向に通過しようとしている利用者の通過を許可または禁止する。また、以下、扉部24Aおよび24Bを区別しない場合は、AまたはBの符号を省略し、単に扉部24と表記する。
なお、図1では、自動改札機10が紙券専用機であるものとして説明するが、自動改札機10は、ICカード、磁気券、またはこれらの双方と、紙券との双方を処理可能な併用機であってもよい。また、自動改札機10は、利用者の一方向の通過のみ許可するものに限らず、利用者の双方向の通過を許可するものであってもよい。
図3は、自動改札機10の機能構成を示す図である。自動改札機10の制御部50は、改札機側記憶部52と、画像処理部58と、判定処理部60と、通過制御部70とを含んでよいが、これに限られない。画像処理部58、判定処理部60、および通過制御部70は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムを実行することで実現されてよい。また、これらの機能部のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等のハードウェアで実現されてもよい。
改札機側記憶部52は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disk Drive)、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM(Random Access Memory)、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。改札機側記憶部52は、プロセッサが実行するプログラムや、各駅間(または利用距離ごと)の料金が記憶された料金テーブル54を格納する他、自機が設置された駅の識別情報や、自機の識別情報、各駅間の距離等を格納する。
画像処理部58は、光学読取部14により撮像された画像に対してデコード等の処理を行い、ビット列などで表されるコンピュータが認識可能な情報に変換する。画像処理部58は、表示オブジェクトにエンコードされた情報の内容を読み取る。画像処理部58は、利用者が利用可能な区間を示す区間情報や、利用者が駅構外に出場することを許可される出場許可時刻を認識する。なお、このような画像解析の機能を、光学読取部14が備えてもよい。区間情報とは、乗車券TIXが発券された駅(入場駅)と出場駅や、乗車券TIXが発券された駅から利用できる距離等を示す情報である。
判定処理部60は、第1判定部62と、第2判定部64と、許可判定部66とを含む。第1判定部62は、画像処理部58により認識された区間情報に基づいて、利用者が出場可能か否かを判定する。第2判定部64は、画像処理部58により認識された出場許可時刻に基づいて、利用者が出場可能か否かを判定する。許可判定部66は、第1判定部62および第2判定部64の双方により利用者が出場可能であると判定された場合に、利用者の通過を許可する。
通過制御部70は、許可判定部66の判定結果に基づいて、利用者の通過を許可、または禁止する制御を実行する。また、通過制御部70は、画像処理部58によって表示オブジェクトが認識されない場合、または認識された表示オブジェクトがデコードされない場合、通過センサ18により利用者が検出されると、利用者の通過を禁止する制御を行う。利用者の通過を禁止する制御をする場合、通過制御部70は、扉部24を閉止状態にしたり、上面表示部20に通過を不許可とする表示をさせたりする。利用者の通過を許可する制御をする場合、通過制御部70は、扉部24を開放状態にしたり、上面表示部20に通過を許可とする表示をさせたりする。
図4は、券売機100の構成を示す図である。券売機100は、例えば、入力部102と、購入画面表示部104と、金銭投入口106と、釣銭排出口108と、乗車券排出口110と、検銭部112と、乗車券発行部114と、券売機側制御部120と、券売機側記憶部140とを備える。
入力部102は、例えば、ボタン、キーボード、マウス、マイク、タッチパネル等の入力デバイスである。なお、購入画面表示部104がタッチパネルの場合、入力部102は、購入画面表示部104と一体として形成される。入力部102は、例えば、利用者から、乗車券TIXの購入を指示する入力を受け付ける。
購入画面表示部104は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示装置を含む。購入画面表示部104は、券売機側制御部120によって出力される情報に基づいて、乗車券TIXを購入するための画像を表示する。以下、購入画面表示部104を、上述した入力部102と機能が一体となったタッチパネル部と称して説明する。
金銭投入口106には、紙幣や硬貨が投入される。釣銭排出口108からは、釣銭が排出される。乗車券排出口110からは、乗車券TIXが排出される。
検銭部112は、金銭投入口106に投入された金銭を計数し、計数結果を券売機側制御部120に出力する。乗車券発行部114は、券売機側制御部120による制御によって、予めセットされた印紙に表示オブジェクトを画像として形成(印刷)する。例えば、乗車券発行部114は、熱転写方式やインクジェット方式で印紙に表示オブジェクトを形成する。乗車券発行部114は、表示オブジェクトを形成した印紙、すなわち乗車券TIXを乗車券排出口110から排出する。これによって、乗車券発行部114は、乗車券TIXを発行する。
券売機側制御部120は、券売機側表示制御部124と、情報生成部126と、発行制御部128とを含んでもよいが、これに限られない。これらの機能部のうち一部または全部は、CPU等のプロセッサが券売機側記憶部140に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。情報生成部126は、券売機の許可時刻導出部の一例である。発行制御部128および乗車券発行部114は、券売機の発行部の一例である。
券売機側記憶部140は、例えば、ROM、フラッシュメモリ、HDD、SDカード等の不揮発性の記憶媒体と、RAM、レジスタ等の揮発性の記憶媒体とによって実現される。券売機側記憶部140は、プロセッサが実行するプログラムを格納する他、鉄道のダイヤである運行計画情報142と料金テーブル144とを格納する。運行計画情報142には、鉄道の運行計画を示す情報、駅間の距離、および各駅の設備に関する情報が記憶されている。各駅の設備に関する情報とは、駅内の各ホーム間の距離(または移動時間)や、ホームから自動改札機10が設置された場所までの距離(または移動時間)などを含む。また、券売機側記憶部140には、券売機100の処理結果、または発行した乗車券TIXの乗車券情報(後述)が記憶される。
券売機側表示制御部124は、乗車券TIXの購入画面をタッチパネル部に表示させる。乗車券TIXの購入画面とは、利用者が鉄道に乗車する区間(目的の駅または利用する区間に対する料金)を入力させるための画面である。例えば、券売機側表示制御部124は、券売機側記憶部140に予め格納された料金テーブル144を参照し、目的の駅、または区間ごとに定められた料金を選択させる画面をタッチパネル部に表示させる。これによって、券売機100が設置された駅から使用することができる乗車券TIXが発行される。
情報生成部126は、乗車券情報を生成する。図5は、情報生成部126により生成される乗車券情報の一例を示す図である。乗車券情報とは、乗車券TIXが発行される度にインクリメント(あるいはデクリメント)される一連の番号(乗車券識別情報)と、区間情報と、乗車券TIXの発行日時を表す情報と、出場許可時刻とを含む情報である。区間情報は、自機が設置された駅の識別情報および出場駅の識別情報を含んでもよいし、自機が設置された駅の識別情報および「X駅からY円区間」といった料金情報を含んでもよい。
情報生成部126は、利用者によって入力された区間情報、現在時刻、および運行計画情報142に基づいて、入場駅から利用者により指定された目的の駅に到着するまでの到着予定時刻を導出する。入場駅とは、例えば、乗車券TIXを発券する券売機100が設置された駅であるが、他の駅を入場駅として入力を受け付けてもよい。情報生成部126は、利用者が途中下車駅で列車を乗り換えて目的の駅に向かう必要がある場合、列車を乗り換える際の待ち時間や、ホーム間、ホームと自動改札機10との間を移動する時間を加算して、到着予定時刻を導出する。また、情報生成部126は、導出した到着予定時刻に、所定の余裕時間を加算した時間を出場許可時刻として導出する。
なお、券売機100が、前述したような料金情報の入力を区間情報として受け付けた場合、情報生成部126は、利用者により入力された料金で利用できる区間内で、入場駅から最も遠い距離にある駅を出場駅として到着予定時刻を導出し、出場許可時刻を導出する。
発行制御部128は、タッチパネル部に対して入力された区間情報に基づいて、乗車券TIXの発行に要する購入金額を導出する。このとき券売機側表示制御部124は、発行制御部128によって導出された購入金額をタッチパネル部に表示させる。これによって、金銭投入口106には、これらに対応する金銭が投入される。発行制御部128は、検銭部112による計数結果を参照し、導出した購入金額を満たすか否かを判定する。発行制御部128は、計数結果が購入金額を満たす場合、タッチパネル部に入力された乗車券TIXの発行パターンに従って、乗車券発行部114に乗車券TIXを発行させる。例えば、発行制御部128は、情報生成部126によって生成された乗車券情報をエンコードして二次元コードを生成し、この二次元コードの画像情報を印刷用の情報として乗車券発行部114に出力する。
図6は、乗車券発行部114に発行された乗車券TIXの一例を示す図である。乗車券TIXには、例えば、表示オブジェクトOB、出場許可時刻、区間情報(入場駅および出場駅)、乗車券TIXの発行日時、および乗車券識別情報が印刷される。
図7は、自動改札機10により実行される処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートは出場駅に設置された自動改札機10の処理の一例である。まず、自動改札機10が、利用者により乗車券TIXが(より厳密には、何らかの物体が)リーダ12に翳されるまで待機する(ステップS100)。利用者により乗車券TIXがリーダ12に翳されると、光学読取部14が、ライト16により乗車券TIXに光が照射された状態で、利用者によりリーダ12に翳された乗車券TIXを撮像する(ステップS102)。次に、画像処理部58が、ステップS102で撮像された画像を取得し、取得した画像を解析する(ステップS104)。
次に、画像処理部58は、表示オブジェクトOBが認識されたか否かを判定する(ステップS106)。表示オブジェクトOBが認識されなかった場合、通過センサ18により利用者が検出されると、通過制御部70が扉部24を閉止状態に制御する(ステップS108)。
表示オブジェクトOBが認識された場合、第1判定部62が、表示オブジェクトOBにエンコードされた区間情報を示す情報に基づいて、当該駅が区間情報の示す区間に収まっているか否を判定する(ステップS110)。当該駅とは、自動改札機10が設置された駅のことである。
当該駅が区間情報の示す区間に収まっていない場合、許可判定部66が、利用者に精算処理を促すことを示す情報を上面表示部20に表示させ(ステップS122)、扉部24を所定時間の間、閉止状態にする(ステップS124)。
当該駅が区間情報の示す区間に収まっている場合、第1判定部62が、表示オブジェクトOBにエンコードされた区間情報を示す情報に基づいて、当該駅が途中下車駅であるか否かを判定する(ステップS112)。
当該駅が途中下車駅である場合、第2判定部64が、表示オブジェクトOBにエンコードされた入場駅の情報、および改札機側記憶部52により記憶された各駅間の距離の情報に基づいて、途中下車駅の出場許可時刻を導出する(ステップS114)。第2判定部64は、当該駅が途中下車駅である場合の出場許可時刻を、当該駅が出場駅である場合の出場許可時刻より早い時刻に変更する。第2判定部64は、例えば、入場駅から出場駅までの距離(区間情報の距離)に対する入場駅から途中下車駅までの距離の割合に基づいて、出場許可時刻を導出する。より具体的には、第2判定部64は、乗車券TIXが発券された時刻と出場許可時刻との差分の時間に、導出した距離の割合を乗算して修正時間を導出する。そして、第2判定部64は、乗車券TIXが発券された時刻に修正時間を加算した時刻を、途中下車駅における出場許可時刻として導出する。当該駅が途中下車駅でない(目的地の駅である)場合、ステップS116の処理に進む。
次に、第2判定部64が、表示オブジェクトOBにエンコードされた出場許可時刻、またはステップS114で変更された途中下車駅である場合の出場許可時刻に基づいて、現在の時刻が出場許可時刻以前であるか否かを判定する(ステップS116)。現在の時刻が出場許可時刻以前である場合、許可判定部66は、扉部24を開放状態にする(ステップS118)。
出場許可時刻以前でない(出場許可時刻よりも後である)場合、許可判定部66は、係員に問い合わせをすることが必要であることを示す情報を上面表示部20に表示させる(ステップS120)。図8は、上面表示部20に表示される画像IMの一例を示す図である。図示するように、上面表示部20には、出場許可時刻が過ぎていること、または係員のいる窓口に向かうことを指示する情報が表示される。また、許可判定部66は、扉部24を所定時間の間、閉止状態にする(ステップS124)。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
なお、ステップS114の処理において、第2判定部64は、改札機側記憶部52に記憶された運行計画情報に基づいて途中下車駅における出場許可時刻を導出してもよい。第2判定部64は、例えば、運行計画情報に基づいて入場駅から途中下車駅に到着する時刻を導出し、導出した時刻に余裕時間を加算した時刻を途中下車駅に対する出場許可時刻として導出してもよい。この場合、改札機側記憶部52には、鉄道の運行計画(鉄道ダイヤ)、各駅の設備に関する情報等が記憶されていている。
また、表示オブジェクトOBには「出場許可時刻」に代えて、「出場許可時間」がエンコードされていてもよい。出場許可時間とは、乗車券の発券から出場駅を出場することが許可される時間である。この場合、第2判定部64は、表示オブジェクトOBにエンコードされた乗車券TIXの発行日時を表す日時情報に出場許可時間を加算した時刻を、出場許可時刻として導出する。
以上説明した第1の実施形態によれば、乗車券TIXに表示された表示オブジェクトOBにエンコードされた出場許可時刻に基づいて、利用者が出場可能か否かを判定することにより、乗車券TIXの不正使用を抑制することができる。例えば、利用者がA駅からB駅まで行き、B駅からA駅まで帰って来た後に、再度同じ乗車券TIXでA駅からB駅まで向かうといった不正使用や、A駅からB駅まで行った利用者がB駅で荷物を誰かに手渡しし、B駅よりもA駅に近いC駅で出場するといった不正使用を抑制することができる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態と共通する機能等についての説明は省略する。第1の実施形態では、券売機100が出場許可時刻を導出して乗車券TIXの表示オブジェクトOBにエンコードするものとした。これに対して、第2の実施形態では、乗車券TIXの表示オブジェクトには乗車券TIXの発行日時がエンコードおよび/または直接印刷されており、自動改札機10の第2判定部64が、この情報に基づいて出場許可時刻を導出する。
図9は、第2の実施形態の乗車券TIX1の一例を示す図である。乗車券TIX1には、第1の実施形態の乗車券TIXと比較すると、出場許可時刻が表記されていない。
また、乗車券TIX1の表示オブジェクトOBにエンコードされた乗車券情報には、第1の実施形態の乗車券TIXの乗車券情報とは異なり、出場許可時刻は含まれていない。券売機100は、このような情報がエンコード、および表示された乗車券TIXを発行する。
第2の実施形態の自動改札機10の改札機側記憶部52には、第1の実施形態の改札機側記憶部52に記憶されている情報に加え、更に鉄道のダイヤである運行計画情報や、各駅の設備に関する情報等が記憶されている。第2の実施形態の第2判定部64は、画像処理部58により読み取られた表示オブジェクトOBにエンコードされた乗車券TIXが発行された日時と、区間情報に含まれる入場駅の情報と、改札機側記憶部52に記憶された情報とに基づいて、利用者が出場する出場駅における出場許可時刻を導出する。
図10は、第2の実施形態の自動改札機10により実行される処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートは出場駅に設置された自動改札機10の処理の一例である。
まず、自動改札機10が、利用者により乗車券TIX1がリーダ12に翳されるまで待機する(ステップS150)。利用者により乗車券TIX1がリーダ12に翳されると、光学読取部14が、ライト16により乗車券TIX1に光が照射された状態で、利用者によりリーダ12に翳された乗車券TIX1を撮像する(ステップS152)。次に、画像処理部58が、ステップS102で撮像された画像を取得し、取得した画像を解析する(ステップS154)。
次に、画像処理部58は、表示オブジェクトOBが認識されたか否かを判定する(ステップS156)。表示オブジェクトOBが認識されなかった場合、通過センサ18により利用者が検出されると、通過制御部70が扉部24を閉止状態に制御する(ステップS158)。
表示オブジェクトOBが認識された場合、第1判定部62が、表示オブジェクトOBにエンコードされた区間情報を示す情報に基づいて、当該駅が区間情報の示す区間に収まっているか否を判定する(ステップS160)。
当該駅が区間情報の示す区間に収まっていない場合、許可判定部66が、利用者に精算処理を促すことを示す情報を上面表示部20に表示させ(ステップS166)、扉部24を所定時間の間、閉止状態にする(ステップS170)。
当該駅が区間情報の示す区間に収まっている場合、第2判定部64が、表示オブジェクトOBにエンコードされた乗車券TIX1が発行された日時と、区間情報に含まれる入場駅の情報と、改札機側記憶部52に記憶された運行計画情報および各駅の設備に関する情報とに基づいて、利用者が出場する駅における出場許可時刻を導出する(ステップS162)。第2判定部64は、第1の実施形態の券売機100の情報生成部126が実行する処理と同様の処理により、出場許可時刻を導出する。なお、出場許可時刻の導出処理は、ステップS160の処理と並行して行われてもよい。
次に、第2判定部64が、ステップS162で導出された出場許可時刻に基づいて、現在の時刻が出場許可時刻以前であるか否かを判定する(ステップS164)。現在の時刻が出場許可時刻以前である場合、許可判定部66は、扉部24を開放状態にする(ステップS172)。
出場許可時刻以前でない(出場許可時刻よりも後である)場合、許可判定部66は、係員に問い合わせをすることが必要であることを示す情報を上面表示部20に表示させる(ステップS168)。次に、許可判定部66は、扉部24を所定時間の間、閉止状態にする(S170)。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
以上説明した第2の実施形態によれば、自動改札機10の第2判定部64が、表示オブジェクトOBにエンコードされた乗車券TIX1が発行された日時と、区間情報に含まれる入場駅の情報と、改札機側記憶部52に記憶された運行計画情報および各駅の設備に関する情報とに基づいて、出場許可時刻を導出し、現在の時刻が出場許可時刻以前の場合、利用者の出場を許可することにより、乗車券TIXの不正使用を抑制することができる。
(出場許可時刻の導出手法の他の例)
第1の実施形態における券売機100の情報生成部126、または第2の実施形態における自動改札機10の第2判定部64は、以下の手法により出場許可時刻を導出してもよい。また、第1の実施形態の第2判定部64は、利用者が途中下車する場合において、以下の手法により出場許可時刻を導出してもよい。この場合、「出場駅」を「途中下車駅」に読み替える。
以下、一例として情報生成部126の処理として説明する。情報生成部126は、例えば入場駅から出場駅までの距離に基づいて、出場許可時刻を導出してもよい。この場合、情報生成部126は、入場駅から出場駅までの距離が長くなると、余裕時間を長くして出場許可時刻が遅くなるようにする。情報生成部126は、例えば段階的に区分された距離の範囲と、現在時刻から出場許可時刻までの時間が互いに対応付けられたテーブル情報を参照し、出場許可時刻までの時間を導出する。そして、情報生成部126は、現在時刻に導出した時間を加算することで出場許可時刻を導出する。
また、情報生成部126は、入場駅から出場駅に向かう場合に利用する列車の走行速度に基づいて、出場許可時刻を導出してもよい。例えば、情報生成部126は、走行速度が遅い列車を利用する場合、走行速度が速い列車を利用する場合に比して、余裕時間を長くして出場許可時刻が遅くなるようにする。これにより、券売機100は、より精度よく出場許可時刻を導出することができる。なお、この場合、入場駅から出場駅に向かう経路に対応する列車の速度は、券売機側記憶部140(または改札機側記憶部52)に記憶されている。
また、情報生成部126は、上述した余裕時間を入場駅から出場駅に到着するまでの最短時間の0.5倍、1倍、2倍、または3倍未満に設定してもよい。情報生成部126が、余裕時間を出場許可時刻に加味することで、利用者が乗車する予定の列車に乗り遅れたり、駅構内で買い物をしたりしても出場が許可されるようにすることができる。また、情報生成部126は、例えば余裕時間を入場駅から出場駅に到着するまでの時間の3倍未満にすることで、利用者が入場駅から出場駅で乗車券を利用した後、再度、入場駅で乗車券を利用するような不正使用を行うことを抑制することができる。
また、情報生成部126は、入場駅から出場駅に向かうのに利用する列車の運行頻度に基づいて、余裕時間を導出してもよい。例えば、情報生成部126は、運行頻度が低い列車を利用する場合、運行頻度が高い列車を利用する場合に比して、余裕時間を長くして出場許可時刻が遅くなるようにする。例えば、情報生成部126は、入場駅から出場駅に向かうのに利用する列車の運行間隔の時間を、余裕時間として導出してもよい。これにより利用者は列車に乗り遅れた場合であっても、次の列車を利用することで出場許可時刻以前に出場駅に到着することができる。
また、情報生成部126は、上述した出場許可時刻の導出手法のうち、任意の手法を組み合わせて出場許可時刻を生成してもよい。例えば、情報生成部126は、各手法に基づいて導出された出場許可時刻の平均時刻を出場許可時刻として決定してもよい。また、例えば、情報生成部126は、各手法に基づいて導出された出場許可時刻のうち、最も遅い時刻を出場許可時刻として決定してもよい。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態と共通する機能等についての説明は省略する。第1の実施形態では、券売機100が表示オブジェクトOBを生成するものとした。これに対して、第3の実施形態では、表示オブジェクトOBを表示するための画像情報がサーバ装置200により生成され、生成された画像情報が携帯端末装置300に送信され、携帯端末装置300によって表示オブジェクトOBが表示される。第3の実施形態の自動改札機10の第2判定部64は、携帯端末装置300に表示された表示オブジェクトOBにエンコードされた情報に基づいて、利用者が出場可能か否かを判定する。
図11は、第3の実施形態のサーバ装置200および携帯端末装置300の関係を示す図である。例えば、携帯端末装置300は、無線基地局310を介してサーバ装置200と通信を行う。例えば、利用者は、携帯端末装置300を操作し、乗車券を購入可能なウェブサイトにアクセスして乗車券を電子的に購入する。これにより、携帯端末装置300が備えるディスプレイ等の画面に、表示オブジェクトOBが表示可能となる。なお、第3の実施形態のサーバ装置200は、自動改札機10と通信しないサーバ装置であってもよい。
図12は、サーバ装置200の構成の一例を示す図である。サーバ装置200は、サーバ側通信部210と、サーバ側制御部212と、サーバ側記憶部220とを含む。
サーバ側通信部210は、携帯端末装置300によって送信された情報を受信する。また、サーバ側通信部210は、サーバ側制御部212の処理結果を携帯端末装置300に送信する。
サーバ側制御部212は、携帯端末装置300から送信された乗車券購入のための画像の送信が要求された場合、乗車券購入に必要な情報を利用者に入力させるための画像を携帯端末装置300に送信する。また、サーバ側制御部212は、携帯端末装置300から送信された乗車券購入に必要な情報に基づいて、表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を生成し、サーバ側通信部210を制御して携帯端末装置300に送信させる。サーバ側記憶部220は、プロセッサが実行するプログラムを格納する他、料金テーブル222、運行計画情報224、および各駅の設備に関する情報等を格納する。
図13は、サーバ装置200が表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を携帯端末装置300に送信する過程を示すシーケンス図である。まず、携帯端末装置300が利用者により操作されることで、携帯端末装置300は、携帯端末装置300の識別情報、および購入要求信号をサーバ装置200に送信する(ステップS200)。購入要求信号は、乗車券購入に関する画像の送信を要求する信号である。次に、サーバ装置200が、取得した携帯端末装置300の識別情報および購入要求信号に基づいて、乗車券購入に関する画像を携帯端末装置300に送信する(ステップS202)。
次に、携帯端末装置300が、ステップS202でサーバ装置200から送信された情報に基づいて、乗車券購入に関する画像を、自装置の表示部に表示させる(ステップS204)。図14は、携帯端末装置300の表示部に表示される乗車券購入に関する画像IM1の一例を示す図である。携帯端末装置300の表示部には、例えば利用者が鉄道の利用を開始する駅である出発駅、目的地に向かうために経由する経由駅、および利用者が目的とする駅である行先駅(以下、これらを「入力情報」と称する。)を入力する乗車券購入に関する画像IM1が表示される。
次に、携帯端末装置300が、利用者によって入力された入力情報をサーバ装置200に送信する(ステップS206)。次に、サーバ装置200のサーバ側制御部212が、入力情報を受信し(ステップS208)、乗車券の購入を受け付けたことを示す情報を携帯端末装置300に送信する(ステップS210)。このときサーバ装置200は、乗車券の購入代金の決済処理を行う。サーバ装置200のサーバ側制御部212は、例えば、料金テーブル222を参照し、入力情報に基づいて料金を導出する。サーバ装置200は、利用者によって入力された区間情報、現在時刻、および運行計画情報224に基づいて、携帯端末装置300の通信料金の支払いに料金を加算して利用者に請求する決済処理を行ったり、利用者の所持するクレジットカードによる料金の決済処理を実行したりする。例えば、クレジットカードによる料金の決済処理を実行する場合、サーバ装置200は、利用者にクレジットカードの番号や、暗証番号の入力を求め、携帯端末装置300から送信されたクレジットカード番号や、暗証番号に基づいて、決済処理を実行する。これにより乗車券の購入処理が終了する。
以下、ステップS200からステップS210の処理により乗車券TIX1を予め購入しておいて、利用者が駅に到着すると「これから乗車する」ことを示す入力操作を携帯端末装置300に行う。その結果、携帯端末装置300が、利用者の操作に基づいて、表示オブジェクトOBを表示するための画像情報の送信を求める表示要求信号を生成し(ステップS212)、サーバ装置200に自装置の識別情報と共に表示要求信号をサーバ装置200に送信する(ステップS214)。
次に、サーバ装置200が、表示要求信号を契機として、ステップS214で送信された携帯端末装置300の識別情報、およびステップS214で表示要求信号が送信された時刻に基づいて、表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を生成する(ステップS216)。サーバ側制御部212は、例えば、運行計画情報224および表示要求信号を取得した時刻を参照し、入力情報に含まれる利用者の区間情報に基づいて出場許可時刻を導出する。サーバ側制御部212は、上述した券売機100の情報生成部126が実行する処理と同様の処理により出場許可時刻を導出する。サーバ側制御部212は、区間情報、および出場許可時刻を含む表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を生成する。
サーバ装置200は、表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を携帯端末装置300に送信する(ステップS218)。次に、携帯端末装置300が、ステップS218で送信された画像情報を取得し、取得した画像情報に基づいて表示オブジェクトOBを自装置の表示部に表示させる(ステップS220)。
図15は、携帯端末装置300の表示部に表示される画像の一例を示す図である。携帯端末装置300の表示部には、例えば表示オブジェクトOB、出場許可時刻、乗車券の発行日時、区間情報(入場駅、出場駅)、および乗車券識別情報が表示される。利用者は、携帯端末装置300の表示部に表示された表示オブジェクトOBを入場駅の自動改札機10に翳し駅構内に入場する。そして、出場駅で、出場許可時刻以前に表示オブジェクトOBを自動改札機10に翳した場合、利用者の出場が許可される。出場駅の自動改札機10は、上述した第1の実施形態の自動改札機10の処理と同様の処理を実行する。
なお、サーバ装置200は、乗車券購入の際に、乗車券を使用する予定の日時を利用者に入力させてもよい。この場合、サーバ装置200は、利用者により入力された乗車券を使用する日時から使用することができる表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を、携帯端末装置300に送信する。また、サーバ装置200は、利用者が乗車券TIXを使用する予定の日時の所定時間前(例えば1時間前)に、表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を携帯端末装置300に送信してもよい。この場合、利用者は、携帯端末装置300を操作して表示要求信号をサーバ装置200に送信する必要はない。
また、サーバ装置200は、携帯端末装置300に表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を送信した後、所定回数以内であれば、乗車券を使用する日時の変更を利用者から受け付けてもよい。サーバ装置200は、乗車券を使用する日時の変更を受け付けるごとに、乗車券を使用する日時を変更した表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を携帯端末装置300に送信する。
以上説明した第3の実施形態によれば、サーバ装置200が、利用者に入力された区間情報、および運行計画情報224に基づいて生成された出場許可時刻がエンコードされた表示オブジェクトOBを表示するための画像情報を、携帯端末装置300に送信する。利用者は、携帯端末装置300に表示された表示オブジェクトOBを自動改札機10に翳すことにより、鉄道を利用することができるため、第1の実施形態の効果と同様の効果を奏すると共に、利用者の利便性を向上させることができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について説明する。ここでは、第1の実施形態から第3の実施形態との相違点を中心に説明し、第1の実施形態から第3の実施形態と共通する機能等についての説明は省略する。第1の実施形態から第3の実施形態では、自動改札機10が利用者の出場を許可することができるか否かを判定するものとした。これに対して、第4の実施形態では、サーバ装置200Aの側にも利用者の入出場を許可することができるか否かを判定する機能を設ける。但し、自動改札機10がサーバ装置200Aに乗車券情報の送信を行ってから所定時間以内にサーバ装置200Aから判定結果を受信しない場合、自動改札機10が、利用者の入出場を許可することができるか否かを判定する。以下、第1の実施形態から第3の実施形態との相違点を中心に説明する。
図16は、第4の実施形態の自動改札機10、券売機100およびサーバ装置200Aの関係を示す図である。自動改札機10および券売機100は、それぞれ中継装置RLおよびネットワークNWを介してサーバ装置200Aと通信する。なお、本実施形態の券売機100は、サーバ装置200Aと通信する通信部を備える。
中継装置RLは、自動改札機10および券売機100とLAN(Local Area Network)等のネットワークを介して通信を行う。また、中継装置RLは、自動改札機10または券売機100から受信した情報を、ネットワークNWを介してサーバ装置200Aに送信する。また、中継装置RLは、サーバ装置200Aから受信した情報を自動改札機10に送信する。ネットワークNWは、例えば、LANや、WAN(Wide Area Network)等を含む。
図17は、自動改札機10の制御部50Aの機能構成を示す図である。制御部50Aの判定処理部60Aは、第1の実施形態の制御部50の機能構成に加え、更に改札機側通信部56および第3判定部68を備える。
改札機側通信部56は、画像処理部58の処理結果、または判定処理部60Aの処理結果を、例えば駅の識別情報および自機の識別情報と共に、中継装置RLを介してサーバ装置200Aに送信する。また、改札機側通信部56は、中継装置RLを介して送信された情報を受信し、受信した情報を判定処理部60Aに供給する。
第3判定部68は、サーバ装置200Aに乗車券情報の送信を行ってから所定時間以内にサーバ装置200Aから利用者の入場可能または出場可能であるか否かを示す判定結果を取得した場合にはサーバ装置200Aの判定結果を採用する。一方、第3判定部68は、所定時間以内にサーバ装置200Aから利用者の入場可能または出場可能であるか否かを示す判定結果を取得していない場合には第1判定部62および第2判定部64の判定結果を採用する。通過制御部70は、第3判定部68の判定結果に基づいて、上面表示部20または扉部24を制御する。
図18は、第4の実施形態のサーバ装置200Aの機能構成を示す図である。サーバ装置200Aは、サーバ側通信部210Aと、サーバ側第1判定部214と、サーバ側第2判定部216と、サーバ側許可判定部218とを含んでもよいが、これに限られない。
サーバ側通信部210Aは、自動改札機10の処理結果、自動改札機10が保持する情報を自動改札機10から取得する。また、サーバ側通信部210Aは、券売機100の処理結果、または券売機100が保持する情報を券売機100から取得する。
サーバ側第1判定部214は、サーバ側記憶部220に記憶された区間情報に基づいて、利用者が出場可能か否かを判定する。サーバ側第2判定部216は、自動改札機10から取得した情報に基づいて、利用者の出場駅での出場が出場許可時刻以前であるか否かを判定する。サーバ側許可判定部218は、サーバ側第1判定部214およびサーバ側第2判定部216の双方により利用者が出場可能であると判定された場合に、利用者の通過を許可する。サーバ側記憶部220には、券売機100および自動改札機10の処理結果が乗車券情報テーブル226(後述)として記憶されている。なお、入出場を判定する第4の実施形態のサーバ装置200Aは、第3の実施形態のサーバ装置200とは一体として機能してもよい。
図19は、入場駅側または出場駅側の自動改札機10およびサーバ装置200Aにより実行される入場処理または出場処理の過程を示すフローチャートである。乗車券は、第1の実施形態で説明した表示オブジェクトOBが表示された乗車券と、第3の実施形態で説明した表示オブジェクトOBが表示部に表示された携帯端末装置300とのいずれであってもよい。
[入出場処理]
まず、自動改札機10が、利用者により乗車券がリーダ12に翳されるまで待機する(ステップS300)。利用者により乗車券がリーダ12に翳されると、自動改札機10が、乗車券に表示された表示オブジェクトOBにエンコードされた情報を取得する(ステップS302)。自動改札機10は、上述したステップS102およびステップS104の処理を実行することで乗車券に表示された表示オブジェクトOBにエンコードされた情報を取得する。次に、自動改札機10が、ステップS302の処理で取得した情報、および自機の識別情報をサーバ装置200Aに送信する(ステップS304)。
次に、サーバ装置200Aが、ステップS304で送信された情報を取得する(ステップS306)。次に、サーバ装置200Aが入出場判定処理を実行する(ステップS308)。利用者の入場を判定する場合、後述する図20の処理を実行し、利用者の出場を判定する場合、後述する図22の処理を実行する。
次に、自動改札機10の第3判定部68が、所定時間以内にサーバ装置200Aの入出場判定処理の結果を取得したか否かを判定する(ステップS310)。所定時間以内にサーバ装置200Aの入出場判定処理の結果を取得した場合、第3判定部68は、サーバ装置200Aの判定結果に基づいて入出場判定を行う(ステップS312)。
所定時間以内にサーバ装置200Aの入出場判定処理の結果を取得しなかった場合、判定処理部60Aは、自機において入出場判定処理を実行する(ステップS314)。この場合、自動改札機10の第1判定部62は、当該駅がステップS302で取得した情報に含まれる区間情報の示す区間に含まれているか否かを判定する。当該駅がステップS302で取得した情報に含まれる区間情報の示す区間に含まれている場合、第1判定部62は、利用者の入場または出場を許可すると判定する。当該駅がステップS302で取得した情報に含まれる区間情報の示す区間に含まれていない場合、自動改札機10は、利用者の入場または出場を不許可すると判定する。なお、出場時において、自動改札機10は、ステップS302で取得した情報に基づいて、上述したステップS110からステップS124の処理を実行してもよい。
次に、自動改札機10の判定処理部60Aは、ステップS312またはステップS314の入出場判定処理の結果に基づいて、利用者の入場または出場を許可することができるか否かを判定する(ステップS316)。利用者の入場または出場を許可することができる場合、判定処理部60Aは、扉部24を開放状態にする(ステップS318)。利用者の入場または出場を許可することができない場合、判定処理部60Aは、扉部24を所定時間の間、閉止状態にする(ステップS320)。これにより本処理の1ルーチンは終了する。
[入場処理判定]
図20は、入場判定処理の流れを示すフローチャートである。サーバ側制御部212は、自動改札機10から取得した情報に含まれる乗車券TIXの識別情報が、券売機100により発行された乗車券TIXに対応付けられた識別情報であるか否かを判定する(ステップS400)。
図21は、サーバ側記憶部220に記憶された乗車券情報テーブル226の一例を示す図である。乗車券情報テーブル226には、乗車券の識別情報に対して、入場処理が行われた表示オブジェクトOBであるか否かを示す情報、入場時刻、出場処理が行われた表示オブジェクトOBであるか否かを示す情報、出場時刻、起点時刻(乗車券TIXの購入時刻、または携帯端末装置300が表示オブジェクトOBを取得した時刻)、出場許可時刻、乗車券TIXの発行駅、および区間情報が対応付けられている。サーバ側制御部212は、乗車券情報テーブル226を参照し、取得した情報が券売機100により発行された乗車券TIXに対応付けられた識別情報であるか否かを判定する。券売機100により発行された乗車券TIXに対応付けられた識別情報でない場合、ステップS408の処理に進む。
券売機100により発行された乗車券TIXに対応付けられた識別情報である場合、サーバ側第1判定部214は、乗車券情報テーブル226を参照し、入場駅が区間情報の示す区間に収まっているか否かを判定する(ステップS402)。入場駅が区間情報の示す区間に収まっていない場合、ステップS408の処理に進む。入場駅が区間情報の示す区間に収まっている場合、サーバ側制御部212は、乗車券情報テーブル226を参照し、乗車券TIXが未使用であるか否かを判定する(ステップS404)。
サーバ側許可判定部218は、上述したステップ400からステップS404までの判定結果がすべて肯定的である場合、当該乗車券TIXでの利用者の入場を許可すると判定する。この場合、サーバ側許可判定部218は、入場許可の判定結果を自動改札機10に送信する(ステップS406)。サーバ側許可判定部218は、上述したステップ400からステップS404までの判定結果のうちいずれかが否定的である場合、当該乗車券TIXでの利用者の入場を不許可すると判定する。この場合、サーバ側許可判定部218は、入場不許可の判定結果を自動改札機10に送信する(ステップS408)。これにより入場判定処理の1ルーチンは終了する。
[出場処理判定]
図22は、サーバ装置200Aにより実行される出場判定処理の流れを示すフローチャートである。まず、サーバ側制御部212が、乗車券情報テーブル226を参照し、利用者により翳された乗車券TIXは、既に入場処理判定が行われた乗車券TIXであるか否かを判定する(ステップS600)。未だ入場処理判定が行われていない乗車券TIXである場合、サーバ側許可判定部218は、出場不許可の判定結果を自動改札機10に送信する(ステップS612)。
既に入場処理判定が行われている乗車券TIXである場合、サーバ側第1判定部214が、乗車券情報テーブル226を参照し、当該駅が区間情報の示す区間に収まっている否かを判定する(ステップS602)。当該駅が区間情報の示す区間に収まっていない場合、サーバ側許可判定部218は、出場不許可の判定結果を自動改札機10に送信する(ステップS612)。
当該駅が区間情報の示す区間に収まっている場合、サーバ側第1判定部214が、乗車券情報テーブル226を参照して、当該駅が途中下車駅であるか否かを判定する(ステップS604)。当該駅が途中下車駅である場合、サーバ側第2判定部216は、当該駅に対する出場許可時刻を導出する(ステップS606)。サーバ側第2判定部216は、第2判定部64と同様の処理により途中下車駅の出場許可時刻を導出する。
当該駅が途中下車駅でない場合、ステップS608の処理に進む。次に、サーバ側第2判定部216は、利用者が出場駅を出場する時刻が、乗車券情報テーブル226に記憶されている出場許可時刻、またはステップS606で導出された出場許可時刻以前であるか否かを判定する(ステップS608)。サーバ側許可判定部218は、上述したステップ600およびステップS602の判定結果がすべて肯定的であり、且つ利用者が出場駅を出場する時刻が出場許可時刻以前である場合、当該乗車券TIXでの利用者の出場を許可すると判定する。この場合、サーバ側許可判定部218は、出場許可の判定結果を自動改札機10に送信する(ステップS610)。サーバ側許可判定部218は、上述したステップ600、ステップS602、またはステップS608の判定結果のうちいずれかが否定的である場合、当該乗車券TIXでの利用者の出場を不許可すると判定する。この場合、サーバ側許可判定部218は、出場不許可の判定結果を自動改札機10に送信する(ステップS612)。これにより本フローチャートの処理は終了する。
なお、乗車券が、第2の実施形態で説明したように出場許可時刻を示す情報がエンコードされていない乗車券TIX1である場合、サーバ装置200Aのサーバ側第2判定部216および自動改札機の第2判定部64は、第2の実施形態の自動改札機10の第2判定部64と同様に、表示オブジェクトOBにエンコードされた乗車券TIX1が発行された日時と、区間情報に含まれる入場駅の情報と、改札機側記憶部52に記憶された運行計画情報とに基づいて、出場許可時刻を導出する機能を有する。
以上説明した第4の実施形態によれば、サーバ装置200Aが判定処理を行うことで、より精度よく判定処理を行うことができる。一方、サーバ装置200Aの処理負荷や通信負荷が増大したなどの理由で、サーバ装置200Aからの応答が遅れた場合には、自動改札機10の側で判定処理を行うため、処理の遅れによって自動改札機10の前が渋滞するのを抑制することができる。
なお、自動改札機10は、入場時の判定処理についてはサーバ装置200Aに依頼し、出場時の判定処理については自機で処理を行ってもよい。例えば、利用者が入場するときに利用される自動改札機10およびサーバ装置200Aは、上述したステップS300からステップS320の処理を実行する。利用者が出場するときに利用される自動改札機10は、上述したステップS100からステップS124の処理を実行する。入場時にサーバ装置200Aに判定を依頼することで、より精度よく乗車券TIXが正規の乗車券TIXであるか否かを判定することができる。また、出場時は出場許可時刻に基づいて不正を抑制させることができる。これにより、通信負荷を抑制しつつ、不正を抑制することができる。
また、出場時または入場時にサーバ装置200Aに判定を依頼する処理を、予め設定された時間帯毎に変更してもよい。例えば自動改札機10を利用する利用者が多い時間帯(例えば7時から10時、または17時から20時)は、自動改札機10の第1判定部62、および第2判定部64が判定処理を実行し、その他の時間帯はサーバ装置200Aに判定処理を依頼してもよい。これにより、スムーズな入出場処理が必要な場合には、迅速に入出場の判定処理を実行することができ、正確な入出場処理が必要でない場合には、正確に入出場の判定処理を実行する。この結果、自動改札機10は、迅速、且つ正確に入出場の判定処理を実行することができる。
また、自動改札機10は、第2判定部64により出場駅を出場する時刻が出場許可時刻から所定時間以内であると判定された場合、サーバ装置200Aに判定処理の依頼を行ってもよい。この場合、サーバ装置200Aは、サーバ側記憶部220に記憶された利用者の鉄道利用の履歴に基づいて判定処理を実行することができる。この結果、自動改札機10は、より精度よく利用者の出場駅での出場の許可の判定を行うことができる。
また、自動改札機10は、第2判定部64により出場駅を出場する時刻が出場許可時刻から所定時間以上前であると判定された場合、サーバ装置200Aに判定処理の依頼を行ってもよい。出場駅を出場する時刻が出場許可時刻から所定時間以上前とは、鉄道を利用して入場駅から出場駅に向かう最短ルートで到着する時刻より前である。この場合、利用者が、不正な乗車券TIXを利用している可能性がある。サーバ装置200Aは、サーバ側記憶部220に記憶された利用者の鉄道利用の履歴に基づいて判定処理を実行する。例えば、サーバ装置200Aは、利用者が出場駅を出場する時刻が、鉄道の運行状況から想定される時刻より早い時間である場合、利用者の出場を不許可とする。これにより、より精度よく乗車券TIXの不正使用を抑制することができる。
なお、第2判定部64またはサーバ側第2判定部216は、鉄道の運行の遅延等があった場合には、利用者が出場駅を通過することができるか否かの判定処理の基準を緩めてもよい。例えば、第2判定部64またはサーバ側第2判定部216は、出場許可時刻を経過した後の所定時間以内に利用者が出場駅を出場することを許可してもよい。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態は、利用者が乗り越しの精算を行う精算機に関するものである。
図23は、精算機400の構成図である。精算機400は、例えば、入力部402と、購入画面表示部404と、金銭投入部406と、金銭排出部408と、検銭部410と、精算機側リーダ412と、精算機側画像処理部414と、出場券発行部416と、出場券排出部418と、精算機側制御部420と、精算機側記憶部440とを含んでもよいが、これに限定されない。
入力部402は、例えば、ボタン、キーボード、マウス、マイク、タッチパネル等のユーザインターフェースである。なお、購入画面表示部404がタッチパネルの場合、入力部402は、購入画面表示部404と一体として形成される。入力部402は、例えば、利用者から、精算処理を指示する入力を受け付ける。
購入画面表示部404は、例えば、LCDや有機ELディスプレイなどの表示装置を含む。購入画面表示部404は、精算機側制御部420によって出力される情報に基づいて、精算処理の指示を受け付けるための画像を表示する。以下、購入画面表示部404を、上述した入力部402と機能が一体となったタッチパネル部と称して説明する。
金銭投入口406には、紙幣や硬貨が投入される。金銭排出口408からは、釣銭が排出される。精算機側リーダ412は、例えばタッチ検出センサと、光学読取部と、ライトとを含む。精算機側リーダ412の光学読取部が、タッチ検出センサにより乗車券TIXが精算機側リーダ412に翳されたことを検出すると、乗車券TIXに表示された表示オブジェクトOBを撮像する。ライトは、光学読取部が乗車券TIXを撮像する際に、乗車券TIXに向けて光を照射する。精算機側リーダ412のタッチ検出センサと自動改札機10のリーダ12のタッチ検出センサとの機能、精算機側リーダ412の光学読取部と自動改札機10の光学読取部14との機能、および自動改札機10のライト16と精算機側リーダ412のライトとの機能は、同様であるため説明を省略する。
精算機側画像処理部414は、精算機側リーダ412の光学読取部により撮像された画像から表示オブジェクトOBを認識し、認識した表示オブジェクトOBをデコードして、ビット列などで表されるコンピュータが認識可能な情報に変換する。
検銭部410は、金銭投入口406に投入された金銭を計数し、計数結果を精算機側制御部420に出力する。出場券発行部416は、精算機側制御部420による制御によって、予めセットされた印紙に表示オブジェクトOBを画像として形成(印刷)する。出場券発行部416は、表示オブジェクトOBを形成した印紙、すなわち出場券を出場券排出口418から排出する。これによって、出場券発行部416は、当該駅から出場するための出場券を発行する。出場券排出部418は、出場券を排出する。
精算機側制御部420は、例えば、精算機側表示制御部424と、精算機側第1判定部426と、精算機側第2判定部428と、精算処理部430と、精算機側発行制御部432とを含んでもよいが、これに限定されない。
精算機側表示制御部424は、精算処理部430の処理結果である精算処理の画面をタッチパネル部に表示させる。精算処理部430は、精算機側記憶部440に記憶された情報を参照し、乗車券TIXに表示された表示オブジェクトOBにエンコードされた区間情報と、精算機400が設置された当該駅と、乗車券TIXが発行された駅とに基づいて、当該駅から出場するに必要な金額を導出する。このとき精算機側表示制御部424は、精算処理部430によって導出された金額をタッチパネル部に表示させる。利用者よって、これらに対応する金銭が金銭投入口406に投入されると、精算処理部430は、検銭部410による計数結果を参照し、導出した購入金額を満たすか否かを判定する。精算処理部430は、計数結果が購入金額を満たす場合、精算機側発行制御部432に出場券を発行させる。
精算機側第1判定部426は、精算機側画像処理部414により読み取られた区間情報に基づいて、利用者が出場可能か否かを判定する。精算機側第2判定部428は、精算機側画像処理部414により読み取られた出場許可時刻に基づいて、利用者が出場可能か否かを判定する。精算処理部430は、精算機側第1判定部426および精算機側第2判定部428の双方により利用者が出場可能でないと判定した場合に、精算機側第1判定部426または精算機側第2判定部428の判定結果に基づいて、精算額を導出し、導出した精算額を示す情報をタッチパネル部に表示させる。また、利用者によって投入された金銭が購入金額を満たす場合、精算処理部430は、当該駅から利用者が出場するための出場券情報を生成し、生成した出場券情報をエンコードして二次元コードを生成する。精算処理部430は、この二次元コードを印刷用の表示オブジェクトOBとして精算機側発行制御部432に出力する。
精算機側記憶部440は、プロセッサが実行するプログラムを格納する他、運行計画情報442と料金テーブル444とを格納する。運行計画情報442には、鉄道の運行計画を示す情報が記憶されている。精算機側記憶部440には、鉄道の運行計画、駅間の距離、各駅の設備に関する情報等が記憶されていてもよい。
図24は、精算機400により実行される処理の流れを示すフローチャートである。まず、精算機400が、利用者により乗車券TIXが翳されるまで待機する(ステップS700)。利用者により乗車券TIXが精算機側リーダ412に翳されると、利用者により翳された乗車券TIXを、ライトにより乗車券TIXに光が照射された状態で撮像する(ステップS702)。次に、精算機側画像処理部414が、ステップS702で撮像された画像を取得し、取得した画像を解析する(ステップS704)。
次に、精算機側画像処理部414が、表示オブジェクトOBが認識されたか否かを判定する(ステップS706)。表示オブジェクトOBが認識されなかった場合、精算機側表示制御部424が、タッチパネル部に受付不可を示す情報を表示させる(ステップS708)。
表示オブジェクトOBが認識された場合、精算機側第1判定部426が、表示オブジェクトOBにエンコードされた区間情報を示す情報に基づいて、当該駅が区間情報の示す区間に収まっているか否を判定する(ステップS710)。
当該駅が区間情報の示す区間に収まっていない場合、精算機側表示制御部424が、利用者に精算金額を示す情報をタッチパネル部に表示させる(ステップS712)。利用者により金銭投入口406に金銭が投入されると、精算機側発行制御部432が、表示オブジェクトOBを媒体に印刷させて出場券として発行させる(ステップS714)。
当該駅が区間情報の示す区間に収まっている場合、精算機側第1判定部426が、表示オブジェクトOBにエンコードされた区間情報を示す情報に基づいて、当該駅が途中下車駅であるか否かを判定する(ステップS716)。
当該駅が途中下車駅である場合、精算機側第2判定部428が、途中下車駅の出場許可時刻を導出する(ステップS718)。精算機側第2判定部428は、上述した第1の実施形態で説明した途中下車駅の出場許可時刻の導出手法を用いて、出場許可時刻を導出する。当該駅が途中下車駅でない(目的地の駅である)場合、ステップS720の処理に進む。
次に、精算機側第2判定部428が、表示オブジェクトOBにエンコードされた出場許可時刻を示す情報、またはステップS718で導出された出場許可時刻に基づいて、現在の時刻が出場許可時刻以前であるか否かを判定する(ステップS720)。現在の時刻が出場許可時刻以前である場合、精算処理部430は、出場許可することを示す情報をタッチパネル部に表示させる(ステップS722)。
現在の時刻が出場許可時刻以前でない場合、精算処理部430は、利用者に係員に問い合わせをすることが必要であることを示す情報をタッチパネル部に表示させる(ステップS724)。これにより本フローチャートの1ルーチンの処理は終了する。
以上説明した第5の実施形態によれば、精算機400の精算処理部430は、精算機側第1判定部426および精算機側第2判定部428の双方により利用者が出場可能でないと判定した場合に、精算機側第1判定部426または精算機側第2判定部428の判定結果に基づいて、利用者の通過の許可または不許可を示す情報を出力するタッチパネル部に表示させることで、利用者の利便性を向上させることができる。
なお、精算機400の精算機側第2判定部428は、表示オブジェクトOBに出場許可時刻がエンコードされていない場合、表示オブジェクトOBにエンコードされた乗車券TIXが発行された日時と、区間情報に含まれる入場駅の情報と、改札機側記憶部52に記憶された運行計画情報および設備に関する情報とに基づいて、出場許可時刻を導出してもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、利用者によって提示された媒体に表示された表示オブジェクトを撮像する撮像部と、前記撮像部により撮像された画像に基づいて、前記表示オブジェクトにエンコードされた区間情報、および駅構外への出場許可時刻を読み取る画像処理部と、前記画像処理部により読み取られた区間情報に基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する第1判定部と、現在時刻と、前記画像処理部により読み取られた前記出場許可時刻とに基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する第2判定部と、前記第1判定部および前記第2判定部の双方により前記利用者が出場可能であると判定された場合に、前記利用者の通過を許可する許可判定部とを持つことにより、不正使用を抑制することができる。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
利用者によって提示された媒体に表示された表示オブジェクトを撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された画像の画素信号に対して復号処理を行って、前記表示オブジェクトにエンコードされた区間情報、および駅構外への出場許可時刻を読み取る画像処理部と、
前記画像処理部により読み取られた区間情報に自駅が収まっている場合に、前記利用者が出場可能であると判定する第1判定部と、
現在時刻が、前記画像処理部により読み取られた前記出場許可時刻以前である場合、前記利用者が出場可能であると判定する第2判定部と、
前記第1判定部および前記第2判定部の双方により前記利用者が出場可能であると判定された場合に、前記利用者の通過を許可する許可判定部と
を備える自動改札機。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
利用者によって提示された媒体に表示された表示オブジェクトを撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された画像の画素信号に対して復号処理を行って、前記表示オブジェクトにエンコードされた区間情報、および媒体の発行日時を読み取る画像処理部と、
前記画像処理部により読み取られた区間情報に自駅が収まっている場合に、前記利用者が出場可能であると判定する第1判定部と、
鉄道の運行状況を示す情報を参照して、前記画像処理部により読み取られた前記媒体の発行日時と、前記画像処理部により読み取られた前記区間情報に含まれる入場駅の情報とに基づいて、駅構外への出場許可時刻を決定し、現在時刻が、前記決定した出場許可時刻以前である場合に、前記利用者が出場可能と判定する第2判定部と、
前記第1判定部および前記第2判定部の双方により前記利用者が出場可能であると判定された場合に、前記利用者の通過を許可する許可判定部と
を備える自動改札機。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
出場可否の判定に用いられる鉄道の利用区間を示す区間情報、および前記区間情報の入場側の駅から前記区間情報の出場側の駅を出場することができる出場許可時刻がエンコードされた表示オブジェクトが表示された、乗車券。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
利用者によって提示された媒体に表示された表示オブジュクトを撮像する撮像部と、
前記撮像部により撮像された表示オブジュクトにエンコードされた区間情報、および駅構外への出場許可時刻を決定するための時刻情報を読み取る画像処理部と、
前記画像処理部により読み取られた区間情報に基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する精算機側第1判定部と、
前記画像処理部により読み取られた前記出場許可時刻を決定するための時刻情報に基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する精算機側第2判定部と、
前記精算機側第1判定部および前記精算機側第2判定部の双方により前記利用者が出場可能でないと判定された場合に、前記精算機側第1判定部または前記精算機側第2判定部の判定結果に基づいて、情報を出力する出力部に利用者の通過の許可または不許可を示す情報を出力させる制御部と、
を備える精算機。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…自動改札機、12…リーダ、14…光学読取部、50,50A…制御部、52…改札機側記憶部、54…料金テーブル、56…改札機側通信部、58…画像処理部、60…判定処理部、62…第1判定部、64…第2判定部、66…許可判定部、68…第3判定部、70…通過制御部、100…券売機、102…入力部、114…乗車券発行部、120…券売機側制御部、124…券売機側表示制御部、126…情報生成部、128…発行制御部、140…券売機側記憶部、200,200A…サーバ装置、212…サーバ側制御部、214…サーバ側第1判定部、216…サーバ側第2判定部、218…サーバ側許可判定部、220…サーバ側記憶部、300…携帯端末装置、TIX…乗車券

Claims (16)

  1. 利用者によって提示された媒体に表示された表示オブジェクトを撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された画像に基づいて、前記表示オブジェクトにエンコードされた区間情報、および駅構外への出場許可時刻を読み取る画像処理部と、
    前記画像処理部により読み取られた区間情報に基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する第1判定部と、
    現在時刻と、前記画像処理部により読み取られた前記出場許可時刻とに基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する第2判定部と、
    前記第1判定部および前記第2判定部の双方により前記利用者が出場可能であると判定された場合に、前記利用者の通過を許可する許可判定部と、
    を備える自動改札機。
  2. 利用者によって提示された媒体に表示された表示オブジェクトを撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された画像に基づいて、前記表示オブジェクトにエンコードされた区間情報、および前記媒体の発行日時を読み取る画像処理部と、
    前記画像処理部により読み取られた区間情報に基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する第1判定部と、
    前記画像処理部により読み取られた前記媒体の発行日時と、前記画像処理部により読み取られた区間情報に含まれる入場駅の情報とに基づいて、駅構外への出場許可時刻を決定し、現在時刻と、前記決定した出場許可時刻とに基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する第2判定部と、
    前記第1判定部および前記第2判定部の双方により前記利用者が出場可能であると判定された場合に、前記利用者の通過を許可する許可判定部と、
    を備える自動改札機。
  3. 前記第2判定部は、前記画像処理部により読み取られた前記媒体の発行日時と、前記画像処理部により読み取られた前記区間情報に含まれる入場駅および出場駅の情報と、前記入場駅から前記出場駅に向かう列車の運行状況を示す情報とに基づいて、前記出場許可時刻を決定する、
    請求項2記載の自動改札機。
  4. 前記第2判定部は、前記画像処理部により読み取られた前記媒体の発行日時と、前記画像処理部により読み取られた前記区間情報に含まれる入場駅および出場駅の情報と、前記入場駅から前記出場駅に向かう列車の運行頻度を示す情報とに基づいて、前記出場許可時刻を決定する、
    請求項2記載の自動改札機。
  5. 前記第2判定部は、前記画像処理部により読み取られた前記媒体の発行日時と、前記画像処理部により読み取られた前記区間情報に含まれる入場駅および出場駅の情報と、前記入場駅から前記出場駅に向かう列車の運行速度を示す情報とに基づいて、前記出場許可時刻を決定する、
    請求項2記載の自動改札機。
  6. 前記第2判定部は、前記画像処理部により読み取られた区間情報に基づいて、前記利用者が途中下車するか否かを判定し、途中下車すると判定した場合、前記出場許可時刻を、途中下車しない場合よりも早い時刻に変更する、
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の自動改札機。
  7. 前記第2判定部は、前記画像処理部により読み取られた区間情報に含まれる入場駅から出場駅までの距離と、前記入場駅から途中下車する駅までの距離とに基づいて、前記出場許可時刻を、途中下車しない場合よりも早い時刻に変更する、
    請求項6記載の自動改札機。
  8. 前記第2判定部は、前記画像処理部により読み取られた前記区間情報に含まれる入場駅から、途中下車する駅までの列車の運行状況を示す情報に基づいて、前記出場許可時刻を、途中下車しない場合よりも早い時刻に変更する、
    請求項6又は請求項7記載の自動改札機。
  9. 前記画像処理部は、利用者によって提示された媒体に表示された表示オブジュクトから、更に前記表示オブジェクトに対応付けられた識別情報を読み取り、
    サーバ装置と通信する通信部と、
    前記画像処理部により読み取られた前記識別情報を前記サーバ装置に送信し、前記サーバ装置から受信した情報に基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定する第3判定部と、を更に備え、
    前記許可判定部は、前記第1判定部および前記第2判定部の双方により前記利用者が出場可能であると判定された場合、または前記第3判定部によって前記利用者が出場可能であると判定された場合、前記利用者の通過を許可する、
    請求項1乃至請求項8のいずれか1項記載の自動改札機。
  10. 前記通信部によって、前記画像処理部により読み取られた識別情報が前記サーバ装置に送信された後、所定の時間以内に、前記サーバ装置から前記利用者が出場可能か否かを判定した判定結果が受信されなかった場合、前記第1判定部および前記第2判定部が、前記利用者が出場可能か否かを判定し、
    前記通信部によって、前記画像処理部により読み取られた識別情報が前記サーバ装置に送信された後、所定の時間以内に、前記サーバ装置から前記判定結果が受信された場合、前記第3判定部が、前記利用者が出場可能か否かを判定する、
    請求項9項記載の自動改札機。
  11. 請求項9または請求項10記載の自動改札機と、
    前記自動改札機から取得した識別情報に対応付けられた区間情報に基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定するサーバ側第1判定部、
    前記自動改札機から取得した識別情報に対応付けられた前記出場許可時刻に基づいて、前記利用者が出場可能か否かを判定するサーバ側第2判定部、
    および前記第1判定部および前記第2判定部の双方により前記利用者が出場可能であると判定された場合に、前記利用者の通過を許可するサーバ側許可判定部、
    を有するサーバ装置と、
    を備える自動改札機システム。
  12. 利用者が利用する鉄道の区間である区間情報の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部により入力された区間情報と現在時刻とに基づいて、前記利用者が駅構内から駅構外へ通過する際に、自動改札機によって通過が許可される基準の一つとなる出場許可時刻を導出する許可時刻導出部と、
    前記入力部により入力された区間情報、および前記許可時刻導出部により導出された出場許可時刻をエンコードした表示オブジェクトが印刷された媒体を発行する発行部と、
    を備える券売機。
  13. 前記許可時刻導出部は、前記入力部により入力された区間情報に含まれる入場駅および出場駅の情報と、前記入場駅から出場駅に向かう場合に乗車する列車の運行状況とに基づいて、前記出場許可時刻を導出する、
    請求項12記載の券売機。
  14. 前記許可時刻導出部は、前記入力部により入力された区間情報に含まれる入場駅および出場駅の情報と、前記入場駅から出場駅に向かう場合に乗車する列車の運行頻度とに基づいて、前記出場許可時刻を導出する、
    請求項12記載の券売機。
  15. 前記許可時刻導出部は、前記入力部により入力された区間情報に含まれる入場駅および出場駅の情報と、前記入場駅から出場駅に向かう列車の運行速度とに基づいて、前記出場許可時刻を導出する、
    請求項12記載の券売機。
  16. 利用者が使用する端末装置から、前記利用者が利用する鉄道の区間である区間情報を通信によって取得するサーバ側通信部と、
    前記サーバ側通信部により取得された区間情報と、現在時刻または利用開始時刻とに基づいて、前記利用者が駅構内から駅構外へ通過する際に、自動改札機によって通過が許可される基準の一つとなる出場許可時刻を導出し、前記サーバ側通信部により取得された区間情報、および前記導出した出場許可時刻をエンコードした表示オブジェクトを前記端末装置が表示するための画像情報を生成し、前記サーバ側通信部を制御して、前記生成した画像情報を前記端末装置に送信させるサーバ側制御部と、
    を備えるサーバ装置。
JP2015255091A 2015-12-25 2015-12-25 自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置 Active JP6666143B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015255091A JP6666143B2 (ja) 2015-12-25 2015-12-25 自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015255091A JP6666143B2 (ja) 2015-12-25 2015-12-25 自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017117395A true JP2017117395A (ja) 2017-06-29
JP6666143B2 JP6666143B2 (ja) 2020-03-13

Family

ID=59234614

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015255091A Active JP6666143B2 (ja) 2015-12-25 2015-12-25 自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6666143B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020004322A1 (ja) * 2018-06-29 2020-01-02 株式会社エムティーアイ 運賃決済装置、運賃決済方法、運賃決済システム、及び運賃決済プログラム
JP2020071626A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
JP2020144566A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 オムロン株式会社 決済システム、通行制御システム、決済方法、及びプログラム
JP2021117707A (ja) * 2020-01-24 2021-08-10 株式会社三菱総合研究所 情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法

Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4954840A (en) * 1987-08-27 1990-09-04 Latilla Holdings (Guernsey) Limited Automatic ticket dispenser
JPH0896172A (ja) * 1994-09-26 1996-04-12 Nippon Signal Co Ltd:The 定期券及びその定期券用自動改札機
JPH0927053A (ja) * 1995-07-07 1997-01-28 Nippon Signal Co Ltd:The 自動精算機
JPH0935096A (ja) * 1995-07-13 1997-02-07 Omron Corp 自動改札システムおよび自動改札機
JPH09147154A (ja) * 1995-11-24 1997-06-06 Omron Corp 自動改札機
JP2002298169A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Sony Corp 携帯情報端末、非接触icカード、コンピュータプログラムおよび経路案内システム
JP2003006682A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Sanyo Electric Co Ltd 入場管理方法および入場管理システム
JP2006076445A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Hitachi Ltd 自動経路探索システム
JP2008242551A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Hitachi Software Eng Co Ltd 振替輸送券発行システム
JP2009059319A (ja) * 2007-09-04 2009-03-19 Omron Corp 自動改札機
JP2011180638A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Railway Technical Research Institute 鉄道駅用出改札システム
JP2011197825A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Toshiba Corp 券媒体処理システム及び券媒体処理方法
JP2013069105A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Toshiba Corp 発行装置、改札機、及び駅務システム
JP2013196408A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Railway Technical Research Institute 二次元コードを用いたモバイル乗車券の改札処理システム
JP2014044473A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Hitachi Ltd カード情報管理システム及び方法
JP2014182432A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Toshiba Corp 券媒体、及び改札機
JP2015013487A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 株式会社日立製作所 列車運行管理システム、列車運行シミュレーション装置及び列車運行シミュレーション方法

Patent Citations (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4954840A (en) * 1987-08-27 1990-09-04 Latilla Holdings (Guernsey) Limited Automatic ticket dispenser
JPH0896172A (ja) * 1994-09-26 1996-04-12 Nippon Signal Co Ltd:The 定期券及びその定期券用自動改札機
JPH0927053A (ja) * 1995-07-07 1997-01-28 Nippon Signal Co Ltd:The 自動精算機
JPH0935096A (ja) * 1995-07-13 1997-02-07 Omron Corp 自動改札システムおよび自動改札機
JPH09147154A (ja) * 1995-11-24 1997-06-06 Omron Corp 自動改札機
JP2002298169A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Sony Corp 携帯情報端末、非接触icカード、コンピュータプログラムおよび経路案内システム
JP2003006682A (ja) * 2001-06-22 2003-01-10 Sanyo Electric Co Ltd 入場管理方法および入場管理システム
JP2006076445A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Hitachi Ltd 自動経路探索システム
JP2008242551A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Hitachi Software Eng Co Ltd 振替輸送券発行システム
JP2009059319A (ja) * 2007-09-04 2009-03-19 Omron Corp 自動改札機
JP2011180638A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Railway Technical Research Institute 鉄道駅用出改札システム
JP2011197825A (ja) * 2010-03-17 2011-10-06 Toshiba Corp 券媒体処理システム及び券媒体処理方法
JP2013069105A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Toshiba Corp 発行装置、改札機、及び駅務システム
JP2013196408A (ja) * 2012-03-21 2013-09-30 Railway Technical Research Institute 二次元コードを用いたモバイル乗車券の改札処理システム
JP2014044473A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Hitachi Ltd カード情報管理システム及び方法
JP2014182432A (ja) * 2013-03-18 2014-09-29 Toshiba Corp 券媒体、及び改札機
JP2015013487A (ja) * 2013-07-03 2015-01-22 株式会社日立製作所 列車運行管理システム、列車運行シミュレーション装置及び列車運行シミュレーション方法

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020004322A1 (ja) * 2018-06-29 2020-01-02 株式会社エムティーアイ 運賃決済装置、運賃決済方法、運賃決済システム、及び運賃決済プログラム
JP2020004292A (ja) * 2018-06-29 2020-01-09 株式会社エムティーアイ 運賃決済装置、運賃決済方法、運賃決済システム、及び運賃決済プログラム
JP7134749B2 (ja) 2018-06-29 2022-09-12 株式会社エムティーアイ 運賃決済システム
JP2020071626A (ja) * 2018-10-30 2020-05-07 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
JP7096138B2 (ja) 2018-10-30 2022-07-05 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置、情報処理方法、情報処理プログラム
JP2020144566A (ja) * 2019-03-06 2020-09-10 オムロン株式会社 決済システム、通行制御システム、決済方法、及びプログラム
JP7074098B2 (ja) 2019-03-06 2022-05-24 オムロン株式会社 決済システム、通行制御システム、決済方法、及びプログラム
JP2021117707A (ja) * 2020-01-24 2021-08-10 株式会社三菱総合研究所 情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法
JP7069228B2 (ja) 2020-01-24 2022-05-17 株式会社三菱総合研究所 情報処理システム、情報処理装置、プログラム及び情報処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6666143B2 (ja) 2020-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11968592B2 (en) Position determination system, position determination apparatus, position determination method, position determination program, and computer-readable storage medium and storage device
EP2991041B1 (en) Secure short-distance-based communication and access control system
JP6666143B2 (ja) 自動改札機、自動改札機システム、券売機、およびサーバ装置
JP6457571B2 (ja) 交通システム、および交通利用管理方法
KR101556934B1 (ko) 휴대폰을 이용한 스마트 주차시스템
TWI748262B (zh) 位置特定系統、位置特定裝置、位置特定方法、位置特定程式及電腦可讀取之記錄媒體
JP2022079566A (ja) 駐車場管理システム
JP2017054349A (ja) 改札監視システム
JP6789644B2 (ja) 自動改札機
JP6780038B2 (ja) 交通システム、および自動改札機
JP6685778B2 (ja) 自動改札機、プログラム、乗車券、および乗車券用紙
JP6584878B2 (ja) サーバ装置、および券売機
TW201816677A (zh) 免手持且無票的收費系統
JP2021140798A (ja) 鉄道利用管理システムおよび管理装置
JP2011175550A (ja) 自動改札機、及び改札システム
JP7074098B2 (ja) 決済システム、通行制御システム、決済方法、及びプログラム
JP2020067745A (ja) 定期券発行管理装置、発券機、定期券発行システム、及び定期券発行方法
JP7140012B2 (ja) 輸送制御システム、サーバ装置、輸送制御方法、及びプログラム
JP6763053B2 (ja) 改札監視システム
JP2018045627A (ja) 駅務システム、自動改札機、および駅務機器
JP2022110324A (ja) 制御装置、制御方法、およびプログラム
JP2023011208A (ja) 通行管理システム、通行管理方法、プログラム、通行管理装置、および通行制御装置
JP2017167631A (ja) 駅務機器、発券機、管理装置、および駅務システム
JP2016130880A (ja) 自動改札機
CN115563229A (zh) 一种行动轨迹数据的处理方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20170912

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20170912

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190710

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190820

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6666143

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150