JP2017115448A - 太陽光発電屋根 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽光発電屋根に太陽光パネル及び屋根材の両方を敷設する場合に、意匠性を向上させた太陽光発電屋根を提供すること。【解決手段】太陽光パネル2及びスレート3が敷設された太陽光発電屋根1は、屋根面1Aの傾斜方向に延びるとともに屋根面1Aに固定され、太陽光パネル2を支持する複数の太陽光パネル用縦桟21と、ケラバ9に沿って延びるとともに、ケラバ9に隣接する太陽光パネル用縦桟21に固定され、太陽光パネル2のケラバ側端部を覆う第1ケラバ化粧材10Aと、屋根面1B、1Cの傾斜方向に延びるとともに屋根面1B、1Cに固定され、スレート3を支持する複数の屋根材用縦桟4と、ケラバ9に沿って延びるとともに、ケラバ9に隣接する屋根材用縦桟4に固定され、スレート3のケラバ側端部を覆う第2ケラバ化粧材10Bと、を備え、第1ケラバ化粧材10Aと第2ケラバ化粧材10Bは、少なくとも外側側面の形状が同一である。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光発電屋根に関し、具体的には、太陽光パネル及び屋根材が敷設された屋根における太陽光発電屋根に関する。
従来、建物の屋根において、日当たりの良好な面に太陽光パネルを設置し、日当たりの悪い面には瓦やスレート等の屋根材を敷設して、太陽光パネルと屋根材を張り分けることが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、屋根の棟から軒先へと延びるケラバと呼ばれる妻側の端縁に、ケラバ化粧材を配置して、屋根の美観を向上させることが知られている。
特開平10−317619号公報
ところで、太陽光パネルは、通常、縦桟等により構成される架台の上に取り付けられる。この場合、太陽光パネルのケラバ側端部を覆うケラバ化粧材は、縦桟を内部に収容するように適合した形状に構成される。太陽光パネルは、縦桟の上に取り付けられ、ケラバ化粧材と太陽光パネルの間の隙間は、ケラバ化粧材で覆われる。
太陽光パネルと屋根材は、厚さ等の形状が異なる。太陽光パネルを屋根に敷設する場合、ケラバ化粧材は、太陽光パネルのケラバ側の端部を覆うように最適化されたものが用いられる。ここで、屋根の一部に太陽光パネルと屋根材との両方を張り分けようとすると、同じケラバ化粧材では屋根材のケラバ側端部を覆うことができないという問題があった。
即ち、屋根材を取り付ける際、内部に縦桟を収容して、太陽光パネルのケラバ側端部を覆うように最適化されたケラバ化粧材では、屋根材と縦桟の両方をケラバ化粧材の内部に納めることができなかった。また、仮に屋根材の厚さに合わせたケラバ化粧材を設けると、太陽光パネルを覆う部分と屋根材を覆う部分で形状が異なり、美観が損なわれるという問題があった。
本発明は、太陽光発電屋根に太陽光パネル及び屋根材の両方を敷設する場合に、意匠性を向上させた太陽光発電屋根を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、太陽光パネル(例えば、後述の太陽光パネル2)及び屋根材(例えば、後述のスレート3)が敷設された太陽光発電屋根(例えば、後述の太陽光発電屋根1)であって、屋根面(例えば、後述の屋根面1A、1B、1C)の傾斜方向に延びるとともに該屋根面に固定され、前記太陽光パネルを支持する複数の太陽光パネル用縦桟(例えば、後述の太陽光パネル用縦桟21)と、ケラバ(例えば、後述のケラバ9)に沿って延びるとともに、該ケラバに隣接する前記太陽光パネル用縦桟に固定され、前記太陽光パネルのケラバ側端部を覆う第1ケラバ化粧材(例えば、後述の第1ケラバ化粧材10A)と、前記屋根面の傾斜方向に延びるとともに該屋根面に固定され、前記屋根材を支持する複数の屋根材用縦桟(例えば、後述の屋根材用縦桟4)と、ケラバに沿って延びるとともに、該ケラバに隣接する前記屋根材用縦桟に固定され、前記屋根材のケラバ側端部を覆う第2ケラバ化粧材(例えば、後述の第2ケラバ化粧材10B)と、を備え、前記第1ケラバ化粧材と前記第2ケラバ化粧材は、少なくとも外側側面の形状が同一である太陽光発電屋根を提供する。
また、前記太陽光パネルと前記屋根材は、同一の屋根面に配置されるとともにその傾斜方向に並んで配置され、前記第1ケラバ化粧材と前記第2ケラバ化粧材は、前記傾斜方向に連続して配置されることが好ましい。
また、前記屋根材用縦桟は、前記屋根材のケラバ側端部における下面に配置される下面部(例えば、後述の下面部41)と、前記屋根材の前記ケラバ側端部の外側に配置され、前記下面部から立ち上がる立上がり部(例えば、後述の立上がり部42)と、前記立上がり部の上端から屋根材側に延出する上面部(例えば、後述の上面部43)と、を有することが好ましい。
また、前記屋根材用縦桟は、前記下面部における前記ケラバ側端部から前記屋根材側へ所定距離離間するとともに、前記下面部から立ち上がるリブ部(例えば、後述のリブ部44)を有することが好ましい。
また、前記リブ部は、前記屋根材の前記ケラバ側端部側に配置された第1リブ部(例えば、後述の第1リブ部441)と、該第1リブ部から前記屋根材側に離間して配置された第2リブ部(例えば、後述の第2リブ部442)と、を少なくとも有し、
前記第2リブ部は、その上端に前記下面部に平行に延びる屋根材支持面部(例えば、後述の屋根材支持面部46)を有することが好ましい。
本発明によれば、太陽光発電屋根に太陽光パネル及び屋根材の両方を敷設する場合に、意匠性を向上させた太陽光発電屋根を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る太陽光発電屋根1を示す斜視図である。 図1のA−A線の端面の部分拡大図である。 図1のB−B線の端面の部分拡大図である。 上記実施形態における第1ケラバ化粧材及び第2ケラバ化粧材を示す図であり、(a)図は部分拡大正面図であり、(b)図は部分拡大斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る太陽光発電屋根1を示す斜視図である。図1に示すように、建物101の太陽光発電屋根1(以下、単に屋根1とも言う)は、棟の両側で下方に傾斜する屋根面1A、1Bを有する切妻屋根を構成する。日当たりの良い側の屋根面1Aの上部側には、太陽光パネル2が敷設されている。日当たりの悪い側の屋根面1Bと、屋根面1Aの下側の面1Cには、屋根材としてのスレート3が敷設されている。
図2は、図1のA−A線の端面の部分拡大図である。図2では、屋根面1Aの太陽光パネル2が敷設されたケラバ9側の断面を示している。ケラバ9とは、切妻屋根や片流れ屋根の妻側の端部を言い、本実施形態では、切妻屋根の端部として説明する。図2を参照して、太陽光パネル2が配置された屋根面1Aの構成について説明する。
屋根1の一方の屋根面1Aは、下地材5と、太陽光パネル架台20と、太陽光パネル2と、第1ケラバ化粧材10Aと、を備える。
下地材5は、野地板51と、防水シート52と、鋼板53と、を備える。下地材5は、屋根1の土台部分を構成し、後述する太陽光パネル架台20を固定支持する。
野地板51は、屋根1の骨組みである垂木の上に張られて配置される。この野地板51は、屋根1の全面に配置される。野地板51としては、合板等の板材が用いられる。
防水シート52は、上述の野地板51上に配置される。防水シート52としては、板紙にアスファルトを含浸させたアスファルトルーフィング等の防水材料が用いられる。
鋼板53は、上述の防水シート52上に配置される。鋼板53としては、従来公知の防火鋼板等が用いられる。
太陽光パネル架台20は、上述の下地材5上に配置される。太陽光パネル架台20は、ビス止めされることで下地材5に固定される。太陽光パネル架台20は、太陽光パネル2を下方から支持する。
太陽光パネル架台20は、格子状に枠組みされた複数の太陽光パネル用縦桟21及び複数の横桟22を有する。
太陽光パネル用縦桟21は、屋根面1Aの傾斜方向に延びて、棟から軒先に亘って設けられる。太陽光パネル用縦桟21は、屋根面1Aの傾斜方向に沿い、傾斜方向に直交する方向に一定間隔を空けて複数配置され、下地材5にビス止めされる。
横桟22は、屋根面1Aの傾斜方向に直交する方向に延びて設けられ、太陽光パネル用縦桟21上にビス止めされる。横桟22は、隣接する太陽光パネル用縦桟21同士を、橋渡しするように複数設けられる。
太陽光パネル2は、以上の太陽光パネル架台20を構成する太陽光パネル用縦桟21及び横桟22に取り付けられ、固定支持される。
第1ケラバ化粧材10Aは、屋根面1Aのケラバ9に配置される。第1ケラバ化粧材10Aは、屋根面1Aの傾斜方向に延びて屋根面1Aのケラバ9をそれぞれ覆い、ケラバ9を保護する部材である。
図2に示すように、第1ケラバ化粧材10Aは、第1外側枠材11と、第1内側枠材12と、隙間カバー13と、を有する。
第1外側枠材11は、ケラバ9に沿って延設され、第1内側枠材12にビス止めされる。第1外側枠材11は、上面部11aと、内側面部11bと、外側面部11cと、を有する。
上面部11aは、第1外側枠材11の天面側に延びる。
内側面部11bは、上面部11aの太陽光パネル2側の端部から下方に垂設される。
外側面部11cは、上面部11aのケラバ側端部から下方に垂設置され、下地材5よりも下方に延出する。
第1内側枠材12は、ケラバ9に沿って延設され、第1外側枠材11の下方内側に配置される。第1内側枠材12は、太陽光パネル用縦桟21にビス止めされて固定される。具体的には、第1内側枠材12は、取り付け面12aと、下地材接触面12bと、中壁部12cと、を有する。
取り付け面12aは、下地材5と平行に延びて太陽光パネル用縦桟21の上面に接触可能な面である。
下地材接触面12bは、下地材5と平行に延びて下地材5に直接接触する面である。
中壁部12cは、取り付け面12a及び下地材接触面12bを接続するとともに、太陽光パネル用縦桟21の高さ方向に立ち上がる。取り付け面12a及び中壁部12cにより、内部に太陽光パネル用縦桟21の一部を収容可能な凹部125が形成され、太陽光パネル用縦桟21のケラバ9側の端部が取り付け面12aに固定される。
隙間カバー13は、第1外側枠材11の上面部11aに取り付けられる。隙間カバー13は、上面部11aに沿って下地材5と略平行に延びる板状の部材であり、第1外側枠材11にビス止めされて固定される。隙間カバー13は、第1ケラバ化粧材10Aと太陽光パネル2との間に形成される隙間を塞ぐ。
次に、図3を参照して、スレート3が敷設された屋根面1B及び屋根面1Aの下側の面1Cの構成について説明する。
屋根1の日が良く当たる屋根面1Aの下側の面1C及び日が当たりにくい屋根面1Bは、下地材5と、スレート3と、屋根材用縦桟4と、第2ケラバ化粧材10Bと、垂下部7と、を備える。
下地材5は、野地板51と、防水シート52と、を備える。野地板51及び防水シート52は、屋根面1Aの太陽光パネル2の下に配置されるものと同様に構成される。
スレート3は、屋根面1B及び屋根面1Aの下側の面1Cを覆う板部材であり、複数の板部材を並べて屋根面1Bの表側を覆う部材である。スレート3は、波状に曲面を有する場合もあるが、図3では、簡略化して一枚の平面状に示されている。スレート3は、太陽光パネル2が敷設された屋根面1Aと同一の屋根面1Aの下側の面1Cに配置され、傾斜方向に並んで配置されている。
屋根材用縦桟4は、屋根面1B及び屋根面1Aの下側の面1Cにおいて、屋根1の棟側から軒側へ上下に延び、ケラバ9に沿って配置される。屋根材用縦桟4は、スレート3を支持する。屋根材用縦桟4は、太陽光パネル2を支持する太陽光パネル用縦桟21とは形状が異なる。屋根面1B及び屋根面1Aの下側の面1Cでは、太陽光パネル2を設置しないため、横桟は設けられない。
屋根材用縦桟4は、側面視で略L字状に形成され、長辺が下地材に接触し、短辺が上方に立ち上がる。短辺の上方端部は、長辺と平行な方向にスレート3側へ延出している。屋根材用縦桟4は、下面部41と、立上がり部42と、上面部43と、リブ部44と、屋根材支持面部46と、を備える。
下面部41は、スレート3のケラバ側端部の下面側に位置し、屋根材用縦桟4におけるL字状の長辺部分に相当する。
立上がり部42は、スレート3のケラバ側端部の外側(ケラバ9側)に位置し、下面部41のケラバ側の端部41aからスレート3の厚さ方向上方へ立ち上がるように垂設される。立上がり部42は、屋根材用縦桟4におけるL字状の短辺部分に相当する。立上がり部42には、スレート3と立上がり部42との間の隙間を調節するとともに止水する止水材421が配置されていてよい。
上面部43は、立上がり部42の上端部から屈曲してスレート3側に延出する。上面部43は、下面部41と向かい合っている。
リブ部44は、第1リブ部441と、第2リブ部442と、を有する。
第1リブ部441は、下面部41におけるケラバ側の端部41aからスレート3側へ所定距離離間した位置に、下面部41からスレート3の厚さ方向上方へ向かって突出する。第1リブ部441は、屋根材用縦桟4の長手方向に沿って延びる。
第2リブ部442は、第1リブ部441からスレート3側に所定距離離間した位置で、下面部41からスレート3の厚さ方向上方へ向かって突出する。第2リブ部442は、屋根材用縦桟4の長手方向に沿って延びる。
屋根材支持面部46は、第2リブ部442の上端から第1リブ部441に向かって屈曲し、下面部41と平行に延びる。屋根材支持面部46の上面と、第1リブ部441の上端とは、下面部41からの高さが略同じであり、第1リブ部441の上端及び屋根材支持面部46は、スレート3を支持する。
図4は、第1ケラバ化粧材10Aと第2ケラバ化粧材10Bが並んで配置される屋根面1A及び屋根面1Aの下側を示す図であり、(a)図は部分拡大正面図、(b)図は部分拡大斜視図を示す。
第2ケラバ化粧材10Bは、屋根面1B及び屋根面1Aの下側の面1Cのケラバ9に配置される。第2ケラバ化粧材10Bは、屋根面1B及び屋根面1Aの下側の面1Cの傾斜方向に延びてケラバ9をそれぞれ覆い、保護する部材である。第2ケラバ化粧材10Bは、太陽光パネル2が設置された屋根面1Aに設けられる第1ケラバ化粧材10Aと、外観が概ね共通する。図4(a)及び(b)に示すように、特に、少なくとも第1ケラバ化粧材10Aと第2ケラバ化粧材10Bとは、少なくとも外側側面の形状が同一である。
第2ケラバ化粧材10Bは、太陽光パネル2が設置される屋根面1Aの下側の面1Cでは、太陽光パネル2が設置された屋根面1Aにおいて太陽光パネルを覆う第1ケラバ化粧材10Aと傾斜方向に連続して配置される。
図3に戻って、第2ケラバ化粧材10Bは、それぞれ第2外側枠材110と、第2内側枠材120とを有する。
第2外側枠材110は、ケラバ9に沿って延設され、第2内側枠材120及び屋根材用縦桟4にビス止めされる。第2外側枠材110は、上面部110aと、外側面部110cと、を有する。
上面部110aは、第2外側枠材110の天面を構成する。
外側面部110cは、上面部110aのケラバ側端部から下方に垂設され、下地材5よりも下方に延出する。
第2内側枠材120は、ケラバ9に沿って延設され、第2外側枠材110の下方内側に配置される。第2内側枠材120は、屋根材用縦桟4にビス止めされて固定される。具体的には、第2内側枠材120は、取り付け面120aと、下地材接触面120bと、中壁部120cと、内側面部120dと、を有する。
取り付け面120aは、下地材5と平行に延びて屋根材用縦桟4の上面部43に接触可能な面である。取り付け面120aは、上面部43にビス止めされる。なお、取り付け面120aは、スレート3側で上方に屈曲し、第2外側枠材110の上面部110aの裏側に接する。
下地材接触面120bは、下地材5と平行に延びて下地材5に直接接触する面である。下地材接触面120bは、第2外側枠材110の外側面部110cから、この外側面部110cに直交して内側へ延びる面110dと重なり、係合する。
中壁部120cは、取り付け面120a及び下地材接触面120bを接続するとともに、スレート3及び屋根材用縦桟4の高さ方向に立ち上がる。取り付け面120a及び中壁部120cにより、内部に屋根材用縦桟4の一部を収容可能な凹部126が形成され、屋根材用縦桟4のケラバ側の端部が取り付け面120aに固定される。中壁部120cは、太陽光パネル2を敷設した屋根面1Aの第1外側枠材11における中壁部12cよりも、大きな高さ寸法を有する。第2外側枠材110の中壁部120cは、下地材接触面120bの上面と取り付け面120aの下面との間の距離が、屋根材用縦桟4の立上がり部42の高さに対応するような高さ寸法を有する。
内側面部120dは、取り付け面120aのスレート3側の端部から、下方に向かって垂設される。内側面部120dの下端部は、下地材接触面120bよりも上方にあり、第2内側枠材120は、取り付け面120a、中壁部120c及び内側面部120dにより開口した凹部126を有するように構成されている。この凹部126に、スレート3のケラバ側の端部が挿入される。
垂下部7は、第2外側枠材110と別体の部材である。垂下部7は、側面視で略L字状に形成され、調整部71と、水返し部72と、を有する。
調整部71は、L字型の長辺部分であり、その上端が内側面部120dの下端にビス止めして取り付けられる。
水返し部72は、L字型の短辺部分であり、調整部71の下端からスレート3側に向かって延出する。また、水返し部72は、面材当接部721を有する。面材当接部721は、調整部71から遠ざかった遠位端で屈曲し、下方に延出する。
なお、第1ケラバ化粧材10A及び第2ケラバ化粧材10Bの軒側の端部は、軒カバー102により覆われる(図1参照)。軒カバー102は、ケラバ9の軒側の端部を覆うことで、意匠性を高めるとともにケラバ9の軒側の端部を保護する。また、屋根1の棟部は、棟部化粧材103により覆われる(図1参照)。棟部化粧材103は、屋根1の屋根面1A、1Bの傾斜方向に直交する方向に延びてその棟部を覆うことで、棟部を保護する。
以下に、本実施形態の太陽光発電屋根1の設置手順について説明する。
太陽光発電屋根1は、屋根面1Aに太陽光パネル2を設置する際、太陽光パネル用縦桟21の上に横桟22が固定され、この横桟22の上に太陽光パネル2が固定される。
屋根面1Aのケラバ9には、第1ケラバ化粧材10Aが設置される。ケラバ9の外側側面には第1外側枠材11が設置され、その内側に第1内側枠材12が設置される。太陽光パネル用縦桟21のケラバ側の端部は、第1内側枠材12における取り付け面12a及び中壁部12cにより構成される凹部125に挿入され、ビス止めされる。
一方、屋根面1B又は屋根面1Aの下側の面1Cにスレート3を設置する際には、屋根面1B又は屋根面1Aの下側の面1Cのケラバ9には、第2ケラバ化粧材10Bが設置される。ケラバ9の外側側面には第2外側枠材110が設置され、その内側に第2内側枠材120が設置される。第2内側枠材120の取り付け面120a及び中壁部120cにより構成される凹部126に、捨て谷として屋根材用縦桟4が挿入される。詳細には、屋根材用縦桟4の立上がり部42を、凹部126に嵌めこみ、取り付け面120aと上面部43とをビス止めして固定する。
スレート3の下に配置される屋根材用縦桟4の下面部41には、第1リブ部441及び第2リブ部442が形成され、下面部41から突出するとともに屋根材用縦桟4に沿って延びているので、何らかの状況でスレート3の下に雨水が落ちても、第1リブ部441及び第2リブ部442の間を通って雨水は軒下へ排水される。
上述の通り、第2内側枠材120における中壁部120cは、太陽光パネル2を設置する屋根面1Aの第1ケラバ化粧材10Aにおける中壁部12cよりも高く形成されているので、スレート3を屋根材用縦桟4の上に載せるように、第2内側枠材120と屋根材用縦桟4との間に形成される凹部126の開口に、スレート3を挿入できる。挿入したスレート3の下面を、屋根材用縦桟4の第1リブ部441及び屋根材支持面部46に支持させて、スレート3を屋根に敷設する。
屋根面1A、1B及び屋根面1Aの下側の面1Cで構成が変わっても、第1ケラバ化粧材10A及び第2ケラバ化粧材10Bのケラバ9外側に配置される第1外側枠材11、第2外側枠材110は、その高さが略同一であり、外側側面の外観が同一である。
スレート3を敷設した状態では、スレート3の厚さによっては、スレート3の上面と、第2内側枠材120の内側面部120dの下端との間に隙間があく。図3に示すように、スレート3が薄ければ、隙間は大きくなる。そこで、隙間の大きさに合わせながら、垂下部7を面戸として内側面部120dのケラバ9側とは反対側の面にビス止めする。垂下部7は、スレート3の上面に接近又は離間する方向に調整可能である。この際、垂下部7の水返し部72における面材当接部721が、スレート3に当接ように調整されてビス止めされる。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、太陽光パネル2及びスレート3が敷設された太陽光発電屋根1に、屋根面1Aの傾斜方向に延びるとともに屋根面1Aに固定され、太陽光パネル2を支持する複数の太陽光パネル用縦桟21と、ケラバ9に沿って延びるとともに、ケラバ9に隣接する太陽光パネル用縦桟21に固定され、太陽光パネル2のケラバ側端部を覆う第1ケラバ化粧材10Aと、屋根面1B、1Cの傾斜方向に延びるとともに屋根面1B、1Cに固定され、スレート3を支持する複数の屋根材用縦桟4と、ケラバ9に沿って延びるとともに、ケラバ9に隣接する屋根材用縦桟4に固定され、スレート3のケラバ側端部を覆う第2ケラバ化粧材10Bと、を含んで構成した。第1ケラバ化粧材10Aと第2ケラバ化粧材10Bは、少なくとも外側側面の形状を同一とした。
本実施形態によれば、太陽光パネル2及びスレート3が敷設された太陽光発電屋根1において、太陽光パネル2とスレート3の厚さが異なっていても、太陽光パネル2を覆う第1ケラバ化粧材10Aとスレート3を覆う第2ケラバ化粧材10Bの少なくとも外側側面の形状が同一なので、屋根1を外側から見た場合に、ケラバ9の外観に統一感があり、意匠性が向上する。また、スレート32を支持する屋根材用縦桟4を、太陽光パネル2を支持する太陽光パネル用縦桟21とは別に設けたことで、スレート3をスムーズに第2ケラバ化粧材10Bの内側に固定することが可能となり、スレート3を屋根のケラバ9に取り付ける際の施工性が向上する。
本実施形態によれば、太陽光パネル2とスレート3を、同一の屋根面1Aに配置させるとともにその傾斜方向に並んで配置させ、第1ケラバ化粧材10と第2ケラバ化粧材10Bを、傾斜方向に連続して配置させた。これにより、同一の屋根面1Aに太陽光パネル2とスレート3を並べて配置するように張り分けた場合に、少なくとも外観側面の形状が同一の第1ケラバ化粧材10と第2ケラバ化粧材10Bとが連続するので、第1ケラバ化粧材10A、第2ケラバ化粧材10Bを屋根1の棟側から軒側まで通しで配置されるように見える。よって屋根1の外観の統一感が高まり、意匠性が向上する。
本実施形態によれば、屋根材用縦桟4を、スレート3のケラバ側端部における下面に配置される下面部41と、スレート3のケラバ側端部の外側に配置され、下面部41から立ち上がる立上がり部42と、立上がり部42の上端からスレート3側に延出する上面部43と、を含んで構成した。これにより、上面部43が立上がり部42によりかさ上げされ、下面部41と上面部43との間の立上がり部42で離間させた凹部126にスレート3を挿入することができる。スレート3を凹部126に挿入することで、第2ケラバ化粧材10Bで覆うことができるため、スレート3の交換が容易にでき、施工性が向上する。
本実施形態によれば、屋根材用縦桟4を、下面部41におけるケラバ側の端部41aからスレート3側へ所定距離離間するとともに、下面部41から立ち上がるリブ部44を含んで構成した。これにより、スレート3の下側に配置される下面部41に、上方へ立ち上がるリブ部が形成されているので、万が一、スレート3の下方に雨水が流れたとしても、リブ部44が水返し機能を発揮し、雨水がケラバ側やスレート3の内側へ流れることを防止することができ、屋根材用縦桟4に落ちた雨水を軒側まで排水することができる。
本実施形態によれば、リブ部を、スレート3のケラバ側端部側に配置された第1リブ部441と、第1リブ部441からスレート3側に離間して配置された第2リブ部442と、を少なくとも含んで構成した。また、第2リブ部442を、その上端に下面部41に平行に延びる屋根材支持面部46を有して構成した。これにより、屋根材支持面部46が点ではなく面でスレート3を支持することができるので、スレート3に何らかの力が加わった場合に、割れることを防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上記実施形態では、太陽光発電屋根1を切妻屋根として説明したが、これに限られない。屋根1は、片流れの屋根でもよい。
また、上記実施形態では、屋根面1A側に太陽光パネル2とスレート3が張り分けられているが、これに限られない。切妻屋根の一方の全面に太陽光パネルが敷設され、他方の全面に屋根材が配置された場合も、本発明の範囲内である。また、屋根面が広い場合などに、屋根面1A側及び屋根面1B側で太陽光パネルと屋根材を張り分けてもよい。
また、上記実施形態では、屋根材としてスレート3を例に説明しているが、これに限られない。屋根材としては、下地材の上に敷設されて屋根の表面を構成する部材であれば、瓦や金属板等であってもよく、特に限定されない。
1 太陽光発電屋根
1A,1B,1C 屋根面
2 太陽光パネル
3 スレート(屋根材)
4 屋根材用縦桟
9 ケラバ
10A 第1ケラバ化粧材
10B 第2ケラバ化粧材
21 太陽光パネル用縦桟
41 下面部
42 立上がり部
43 上面部
44 リブ部
441 第1リブ部
442 第2リブ部
46 屋根材支持面部

Claims (5)

  1. 太陽光パネル及び屋根材が敷設された太陽光発電屋根であって、
    屋根面の傾斜方向に延びるとともに該屋根面に固定され、前記太陽光パネルを支持する複数の太陽光パネル用縦桟と、
    ケラバに沿って延びるとともに、該ケラバに隣接する前記太陽光パネル用縦桟に固定され、前記太陽光パネルのケラバ側端部を覆う第1ケラバ化粧材と、
    前記屋根面の傾斜方向に延びるとともに該屋根面に固定され、前記屋根材を支持する複数の屋根材用縦桟と、
    ケラバに沿って延びるとともに、該ケラバに隣接する前記屋根材用縦桟に固定され、前記屋根材のケラバ側端部を覆う第2ケラバ化粧材と、を備え、
    前記第1ケラバ化粧材と前記第2ケラバ化粧材は、少なくとも外側側面の形状が同一である太陽光発電屋根。
  2. 前記太陽光パネルと前記屋根材は、同一の屋根面に配置されるとともにその傾斜方向に並んで配置され、
    前記第1ケラバ化粧材と前記第2ケラバ化粧材は、前記傾斜方向に連続して配置される請求項1に記載の太陽光発電屋根。
  3. 前記屋根材用縦桟は、
    前記屋根材のケラバ側端部における下面に配置される下面部と、
    前記屋根材の前記ケラバ側端部の外側に配置され、前記下面部から立ち上がる立上がり部と、
    前記立上がり部の上端から屋根材側に延出する上面部と、を有する請求項1又は2に記載の太陽光発電屋根。
  4. 前記屋根材用縦桟は、前記下面部における前記ケラバ側端部から前記屋根材側へ所定距離離間するとともに、前記下面部から立ち上がるリブ部を有する請求項3に記載の太陽光発電屋根。
  5. 前記リブ部は、前記屋根材の前記ケラバ側端部側に配置された第1リブ部と、該第1リブ部から前記屋根材側に離間して配置された第2リブ部と、を少なくとも有し、
    前記第2リブ部は、その上端に前記下面部に平行に延びる屋根材支持面部を有する請求項4に記載の太陽光発電屋根。
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