JP2017113203A - 壁取付ライニング用フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】壁面に単独で取り付けられた状態で変形を防止することができる壁取付ライニング用フレームを提供する。【解決手段】壁取付ライニング用フレーム10は、前枠20と、一対の上フレーム31A,31B、一対の下フレーム32A,32B、一対の後側縦フレーム33A,33B、及び前側縦フレーム21A,21Cを有する左右横枠30と、前側縦フレーム21A,21Cと後側縦フレーム33A,33Bとの間に連結されて左右横枠30の変形を防止する中間フレーム40と、一対の後側横フレーム51,52と、後側縦フレーム33A,33Bの下端部の間に連結されて左右方向に伸びた後側中間横フレーム60とを備えており、後側中間横フレーム60と下側の後側横フレーム52との間に壁面W1に固定されて横方向に配設された排水管を挿通する空間が設けられている。【選択図】図3

Description

本発明は壁取付ライニング用フレームに関するものである。
特許文献1は従来の壁取付ライニングを開示している。この壁取付ライニングは床置きライニングの隣に取り付けられている。この壁取付ライニング用フレームは前枠と左右横枠を備えている。前枠は、この壁取付ライニング用フレームが壁面に取り付けられた状態で、壁面から離れた位置で左右方向に隣り合って上下方向に伸びた2本の前側縦フレームと、これら前側縦フレームの上下端同士の間を連結し、上下に隣り合って左右方向に伸びた2本の前側横フレームを有している。この壁取付ライニングは、床置きライニング用フレームの縦フレームに隣接した前側縦フレームが、接続金具によって床置きライニング用フレームの縦フレームに連結されている。これによって、この壁取付ライニング用フレームは壁に取り付けられた状態で変形を防止することができる。
特開2013−240395号公報
しかし、特許文献1の壁取付ライニングは床置きライニングの隣に取り付けられるものである。このため、この壁取付ライニングは、床置きライニングの隣でなく単独で壁面に取り付けると、取付け後に上方から荷重がかかる等すると壁取付ライニング用フレームが変形してしまうおそれがある。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、壁面に単独で取り付けられた状態で変形を防止することができる壁取付ライニング用フレームを提供することを解決すべき課題としている。
本発明の壁取付ライニング用フレームは、壁面に取り付けられた状態において、
前記壁面から離れた位置で左右に隣り合って上下方向に伸びた少なくとも2本の前側縦フレーム、及び複数の前記前側縦フレームの間に連結され、上下に隣り合って左右方向に伸びた少なくとも2本の前側横フレームを有する前枠と、
前記前枠の左右両端の上端に連結されて前記壁面に向けて水平に伸びた一対の上フレーム、前記前枠の左右両端の下端に連結されて前記壁面に向けて水平に伸びた一対の下フレーム、前記壁面側の上端から前記壁面に沿って下方に伸び、又は/及び、前記壁面側の下端から前記壁面に沿って上方に伸びており、前記前側縦フレームよりも短い一対又は二対の後側縦フレーム、及び前記前枠の左右両端の前記前側縦フレームを有する左右横枠と、
前記左右横枠を構成する少なくとも2種類の前記フレームの間に連結されて前記左右横枠の変形を防止する補強部材と、
前記上フレームの前記壁面側の端部の間、及び前記下フレームの前記壁面側の端部の間に連結されて左右方向に伸びた一対の後側横フレームと、
前記後側縦フレームの前記上フレーム、又は/及び、前記下フレームに連結された端部の反対側の端部の間に連結されて左右方向に伸びた後側中間横フレームと、
を備えており、
前記後側縦フレームが連結されていない前記後側横フレームと前記後側中間横フレームとの間、又は上下に隣り合って左右方向に伸びた前記後側中間横フレームの間に前記壁面に固定されて横方向に配設された配管を挿通する空間が設けられていることを特徴とする。
この壁取付ライニング用フレームは、左右横枠を構成する少なくとも2種類のフレームを連結して左右横枠の変形を防止する補強部材を備えているため、壁面に取り付けられた状態で上方から荷重がかかる等しても左右横枠の変形を防止することができる。
したがって、本発明の壁取付ライニング用フレームは壁面に単独で取り付けられた状態で変形を防止することができる。
壁取付ライニングは前記壁取付ライニング用フレームにトイレ設備機器が取り付けられていることを特徴とする。この場合、この壁取付ライニングは、壁取付ライニング用フレームが壁面に単独で取り付けられた状態で変更を防止することができるため、トイレ設備機器を良好に使用することができる。
実施例1の壁取付ライニング用フレームを利用して手洗器及び洗面器が取り付けられた多目的トイレ室を示す斜視図である。 手洗器及び洗面器が取り付けられ、排水管を収納した実施例1の壁取付ライニング用フレームを示す透視図である。 実施例1の壁取付ライニング用フレームを示す斜視図である。 排水管が壁面に配設された状態を示す正面図である。 壁面に配設された排水管を収納して壁面に取り付けられた実施例1の壁取付ライニング用フレームを示す正面図である。
本発明における好ましい実施の形態を説明する。
本発明の壁取付ライニング用フレームにおける補強部材は、前記前側縦フレームと前記後側縦フレームとの間に連結された中間フレームであり得る。この場合、この壁取付ライニングは簡易な構造で変形を防止することができる。また、前側縦フレームと後側縦フレームとの間に連結されるとは、前側縦フレーム及び/又は後側縦フレームに別フレームを介して中間フレームが連結された状態も含まれる。
本発明の壁取付ライニング用フレームは上部にトイレ設備機器を収納する収納部が形成され得る。この場合、この壁取付ライニング用フレームは配管を収納するだけでなく、収納部に手洗器や、洗面器等のトイレ設備機器の一部を収納することができる。このため、この壁取付ライニング用フレームはトイレ設備機器をすっきりとした外観で取り付けることができる。ここで、トイレ設備機器とは、手洗器、洗面器等のトイレで使用される設備機器をいう。
次に、本発明の壁取付ライニング用フレームを具体化した実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
<実施例1>
実施例1の壁取付ライニング用フレーム10は、図1及び図2に示すように、多目的トイレ室の一つの壁面W1に沿って取り付けられている。また、この多目的トイレ室は、壁取付ライニング用フレーム10が取り付けられた壁面W1の一端側に連続した壁面W2に沿って床置きライニング用フレーム(図示せず)が取り付けられている。
床置きライニング用フレームは、多目的トイレ室の床面F上に設置され、床面Fと壁面W2に固定されている。この床置きライニング用フレームは、上面に天板1が取り付けられ、前面に前板2を取り付けて床置きライニングを構成している。この床置きライニングは、前板2の前面に大便器3A、背もたれ3B、跳ね上げ式手すり3C、紙巻器4、汚物流し5A、汚物流し5Aに向けて吐水する吐水管5B、操作ハンドル5C、及び汚物流し5Aに向けて吐水する手動水石けん供給栓5Dが取り付けられている。また、床置きライニングは汚物流し5Aが位置する部分の天板1上に前面に鏡6Aが取り付けられた収納棚6Bが設置されている。
壁取付ライニング用フレーム10は、手洗器11と洗面器12が一体に形成されたカウンタ13とバックガード14が上部に取り付けられ、前面に前板15を取り付けて壁取付ライニングを構成している。
カウンタ13は、手洗器11が設けられている左側の奥行き寸法が洗面器12が設けられている右側の奥行き寸法よりも小さい。ここで、左右は図2における左右である(以下同じ。)。バックガード14は手洗器11の上方に自動吐水管11Aが取り付けられている。また、バックガード14は洗面器12の上方に自動吐水管12Aと自動水石けん供給栓12Bが取り付けられている。
この壁取付ライニングは、前板15の前面に、2連の紙巻器16と固定式手すり17の支持部17Aが取り付けられている。また、前板15は紙巻器16の下方にゴミ投入口18が開口している。多目的トイレ室は、ゴミ投入口18の下方に着脱自在のゴミ箱(図示せず)が配置されており、このごみ箱を収納する開閉式収納部18Aが設けられている。また、多目的トイレ室は洗面器12が位置する部分のバックガード14の上方の壁面W1に鏡19が取り付けられている。
壁取付ライニング用フレーム10は、図2及び図3に示すように、前枠20、左右横枠30、補強部材である中間フレーム40、一対の後側横フレーム51,52、及び後側中間横フレーム60を備えている。
前枠20は、一直線上に伸び、断面が長方形状の金属製角材で形成された3本の前側縦フレーム21A,21B,21Cと、一直線上に伸び、断面が長方形状の金属製角材で形成された4本の前側横フレーム22A,22B,22C,22Dとを有している。3本の前側縦フレーム21A,21B,21Cは、壁取付ライニング用フレーム10が壁面W1に取り付けられた状態において、壁面W1から離れた位置で左右に隣り合って上下方向(略鉛直方向)に平行に伸びている。4本の前側横フレーム22A,22B,22C,22Dの内、2本の前側横フレーム22A,22Bは、左端に位置する前側縦フレーム21Aと左右中央に位置する前側縦フレーム21Bとの間に連結され、上下に隣り合って左右方向に平行に伸びている。詳しくは、下側の前側横フレーム22Bが、左端に位置する前側縦フレーム21Aの下端と、左右中央に位置する前側縦フレーム21Bの下端との間に連結されている。また、上側の前側横フレーム22Aが、左端に位置する前側縦フレーム21Aの上端側の中間部と、左右中央に位置する前側縦フレーム21Bの上端側の中間部との間に連結されている。上側の前側横フレーム22Aの左右両端の上部に固定式手すりが取り付けられる金属製溝型材で形成された支持部材23が接続されている。支持部材23は垂直面に固定式手すりを取り付けるボルトを挿通するボルト孔23Aを形成している。
また、残りの2本の前側横フレーム22C,22Dは、左右中央に位置する前側縦フレーム21Bと右端に位置する前側縦フレーム21Cとの間に連結され、上下に隣り合って左右方向に平行に伸びている。詳しくは、下側の前側横フレーム22Dが、左右中央に位置する前側縦フレーム21Bの下端と、右端に位置する前側縦フレーム21Cの下端との間に連結されている。また、上側の前側横フレーム22Cが、左右中央に位置する前側縦フレーム21Bの上端側の中間部と、右端に位置する前側縦フレーム21Cの上端側の中間部との間に連結されている。
左右横枠30A,30Bは、一直線上に伸び、断面が長方形状の金属製角材で形成された一対の上フレーム31A,31B、一直線上に伸び、断面が長方形状の金属製角材で形成された一対の下フレーム32A,32B、一直線上に伸び、断面が長方形状の金属製角材で形成された一対の後側縦フレーム33A,33B、及び前枠20の左右両端の前側縦フレーム21A,21Cを有している。一対の上フレーム31A,31Bは、前枠20の左右両端に位置する前側縦フレーム21A,21Cの上端に連結されて壁面W1に向けて水平に伸びている。右横枠30Bの上フレーム31Bは右側の前側縦フレーム21Cよりも前側に突出している。つまり、右横枠30Bの上フレーム31Bの方が左横枠30Aの上フレーム31Aよりも長い。
一対の下フレーム32A,32Bは、前枠20の左右両端に位置する前側縦フレーム21A,21Cの下端と下側の前側横フレーム22B,22Dとが連結されている角部に連結されて壁面W1に向けて水平に伸びている。これら下フレーム32A,32Bは同じ長さである。
一対の後側縦フレーム33A,33Bは一対の上フレーム31A,31Bの夫々の壁面W1側の端部に上側の後側横フレーム51を介して連結されて壁面W1に沿って下方に伸びている。つまり、一対の後側縦フレーム33A,33Bは、壁面W1側の上端から壁面W1に沿って下方に伸びている。これら後側縦フレーム33A,33Bは、前側縦フレーム21A,21B,21Cの約4分の1程度の長さであり、前側縦フレーム21A,21B,21Cよりも短い。
後側中間横フレーム60は、一直線上に伸び、断面が長方形状の金属製角材で形成されている。後側中間横フレーム60は一対の後側縦フレーム33A,33Bの下端部の間に連結されて左右方向に伸びている。中間フレーム40は一直線上に伸び、断面が長方形状の金属製角材で形成されている。中間フレーム40は、後側中間横フレーム60の両端と、左右両端に位置する前側縦フレーム21A,21Cの中間部との間に連結されている。つまり、中間フレーム40は、後端が後側中間横フレーム60を介して後側縦フレーム33A,33Bに連結され、前端が前側縦フレーム21A,21Cに連結されており、前後方向に略水平に伸びている。
一対の後側横フレーム51,52は、上フレーム31A,31Bの壁面W1側の端部の間、及び下フレーム32A,32Bの壁面W1側の端部の間に連結され、左右方向に伸びている。上側の後側横フレーム51は断面が長方形状の金属製角材51Aと金属製アングル材51Bとで構成されている。上側の後側横フレーム51は左右両端と左右中央部の上面に金属製角材51Aが位置している。左右両端の金属製角材51Aは、前面の端部に上フレーム31A,31Bの後端が連結され、下面の後側端部に後側縦フレーム33A,33Bが連結されている。左右中央部に位置する金属製角材51Aは、一方の端部が第1中央上フレーム34の後端部に連結されている。第1中央上フレーム34は、断面が長方形状の金属製角材で形成されており、左右中央に位置する前側縦フレーム21Bの上端に連結されている。また、左右中央部に位置する金属製角材51Aは、他方の端部が第2中央上フレーム35の後端部に連結されている。第2中央上フレーム35は断面が長方形上の金属製角材で形成されており、上側の前側横フレーム22Cから立ち上がった支持フレーム36の上端に連結されている。第2中央上フレーム35は、右横枠30Bの上フレーム31Bと同じ長さであり、支持フレーム36よりも前側に突出している。上側の後側横フレーム51の上面は2か所が切り欠かれた切り欠き部51Cが形成されている。また、上側の後側横フレーム51は垂直面の左右両端部と中央部に壁取付ライニング用フレーム10を壁面W1に取り付けるボルトを挿通するボルト孔51Dを形成している。
下側の後側横フレーム52は金属製溝型材で形成されている。下側の後側横フレーム52は垂直面の左右両端部と中央部に壁取付ライニング用フレーム10を壁面W1に取り付けるボルトを挿通するボルト孔52Aを形成している。下側の後側横フレーム52と後側中間横フレーム60との間は空間が設けられている。この空間は後述するように壁面W1に固定されて横方向に排泄された排水管D1,D2を挿通することができる。
一対の下フレーム32A,32Bの間であって、下側の後側横フレーム52と下側の前側横フレーム22B,22Dとの間に5本の中間下フレーム37が連結されている。これら中間下フレーム37は下側の後側横フレーム52と下側の前側横フレーム22B,22Dとの間の連結を強固にしている。
この壁取付ライニング用フレーム10は、上側の前側横フレーム22A,22Bより上側であって、上側の後側横フレーム51より前方に空間が形成されている。このため、この壁取付ライニング用フレーム10は、この空間にカウンタ13より下方に突出した手洗器11の鉢部と洗面器12の鉢部を収納することができる。つまり、この壁取付ライニング用フレーム10は上部にカウンタ13より下方に突出した手洗器11の鉢部と洗面器12の鉢部を収納する収納部Sが形成されている。
このような構成を有する壁取付ライニング用フレーム10は、次に説明するように壁面W1に取り付けられる。先ず、図4に示すように、手洗器11の排水口に連通する排水管D1、及び洗面器12の排水溝に連通する排水管D2を壁面W1に取り付ける。その後、図5に示すように、後側中間横フレーム60と下側の後側横フレーム52との間に設けられた空間に各排水管を挿通し、壁取付ライニング用フレーム10内に各排水管D1,D2を収納しつつ、一対の後側横フレーム51,52に形成された各ボルト孔51D,52Aにボルトをねじ込んで壁取付ライニング用フレーム10を壁面W1に取り付ける。
その後、壁取付ライニング用フレーム10の上部に手洗器11と洗面器12が一体に形成されたカウンタ13とバックガード14とを取り付け、手洗器11及び洗面器12の各排水口と各排水管D1,D2とをトラップT1,T2によって連結する。その後、壁取付ライニング用フレーム10の前面に前板15を取り付ける。そして、前板15の前面に、2連の紙巻器16と固定式手すり17を取り付ける。
このように、この壁取付ライニング用フレーム10は、左右横枠30を構成する前側縦フレーム21A,21Cと後側縦フレーム33A,33Bとの間を中間フレーム40が連結することによって、左右横枠30の変形を防止するため、壁面W1に取り付けられた状態で上方から荷重がかかる等しても左右横枠30の変形を防止することができる。
したがって、実施例1の壁取付ライニング用フレーム10は壁面W1に単独で取り付けられた状態で変形を防止することができる。
この壁取付ライニング用フレーム10に手洗器11及び洗面器12が取り付けられた壁取り付けライニングは、壁取付ライニング用フレーム10が壁面W1に単独で取り付けられた状態で変更を防止することができるため、手洗器11及び洗面器12を良好に使用することができる。
この壁取付ライニング用フレーム10は、前側縦フレーム21A,21Cと後側縦フレーム33A,33Bとの間に連結された中間フレーム40が補強部材であるため、簡易な構造で変形を防止することができる。
この壁取付ライニング用フレーム10は上部に手洗器11及び洗面器12の鉢部を収納する収納部Sが形成されている。このため、この壁取付ライニング用フレーム10は排水管D1,D2を収納するだけでなく、カウンタ13より下方に突出した手洗器11の鉢部と洗面器12の鉢部を収納することができる。このため、この壁取付ライニング用フレーム10は手洗器11及び洗面器12をすっきりとした外観で取り付けることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例1では、前側縦フレームと後側縦フレームとの間に連結された中間フレームが補強部材であったが、上フレームと後側縦フレームとの間に補強部材を連結してもよいし、上フレームと前側縦フレームとの間に補強部材を連結してもよい。
(2)実施例1では、補強部材である中間フレームは、一直線上に伸び、断面が長方形状の金属製角材で形成されていたが、補強部材は平板状であってもよい。この場合、補強部材を前後縦フレーム及び上フレームに連結するようにしてもよい。
(3)実施例1では、後側縦フレームが壁面側の上端から壁面に沿って下方に伸びているが、壁面がの下端から壁面に沿って上方に伸ばし、その上端に補強部材である中間フレームを連結してもよい。
(4)実施例1では、前枠が3本の前側縦フレームを有していたが、左右両端部に2本の前側縦フレームを有するものであってもよい。この場合、前側横フレームは2本でよい。
(5)実施例1では、後側縦フレームが左右横枠の上端から壁面に沿って下方に伸ばし、補強部材である中間フレームを連結していたが、さらに後側縦フレームを左右横枠の下端から壁面に沿って上方に伸ばし、補強部材である中間フレームを連結してもよい。
(6)実施例1では、後側縦フレームが左右横枠の上端から壁面に沿って下方に伸ばし、補強部材である中間フレームを連結していたが、後側縦フレームを左右横枠の上端から壁面に沿って伸ばさず、左右横枠の下端から壁面に沿って上方に伸ばし、補強部材である中間フレームを連結してもよい。
10…壁取付ライニング用フレーム
11…手洗器(トイレ設備機器)
12…洗面器(トイレ設備機器)
20…前枠
21A,21B,21C…前側縦フレーム
22A,22B,22C,22D…前側横フレーム
30…左右横枠
31A,31B…上フレーム
32A,32B…下フレーム
33A,33B…後側縦フレーム
40…中間フレーム(補強部材)
51,52…後側横フレーム
60…後側中間横フレーム
D1,D2…排水管(配管)
S…収納部
W1…壁面

Claims (4)

  1. 壁面に取り付けられた状態において、
    前記壁面から離れた位置で左右に隣り合って上下方向に伸びた少なくとも2本の前側縦フレーム、及び複数の前記前側縦フレームの間に連結され、上下に隣り合って左右方向に伸びた少なくとも2本の前側横フレームを有する前枠と、
    前記前枠の左右両端の上端に連結されて前記壁面に向けて水平に伸びた一対の上フレーム、前記前枠の左右両端の下端に連結されて前記壁面に向けて水平に伸びた一対の下フレーム、前記壁面側の上端から前記壁面に沿って下方に伸び、又は/及び、前記壁面側の下端から前記壁面に沿って上方に伸びており、前記前側縦フレームよりも短い一対又は二対の後側縦フレーム、及び前記前枠の左右両端の前記前側縦フレームを有する左右横枠と、
    前記左右横枠を構成する少なくとも2種類の前記フレームの間に連結されて前記左右横枠の変形を防止する補強部材と、
    前記上フレームの前記壁面側の端部の間、及び前記下フレームの前記壁面側の端部の間に連結されて左右方向に伸びた一対の後側横フレームと、
    前記後側縦フレームの前記上フレーム、又は/及び、前記下フレームに連結された端部の反対側の端部の間に連結されて左右方向に伸びた後側中間横フレームと、
    を備えており、
    前記後側縦フレームが連結されていない前記後側横フレームと前記後側中間横フレームとの間、又は上下に隣り合って左右方向に伸びた前記後側中間横フレームの間に前記壁面に固定されて横方向に配設された配管を挿通する空間が設けられていることを特徴とする壁取付ライニング用フレーム。
  2. 前記補強部材は前記前側縦フレームと前記後側縦フレームとの間に連結された中間フレームであることを特徴とする請求項1記載の壁取付ライニング用フレーム。
  3. 前記後側縦フレームは上部にトイレ設備機器を収納する収納部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の壁取付ライニング用フレーム。
  4. 請求項1乃至4のいずれか1項記載の壁取付ライニング用フレームにトイレ設備機器が取り付けられていることを特徴とする壁取付ライニング。
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