JP2017109549A - スライドドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗降性の高いスライドドア装置を提供すること。
【解決手段】スライドドア装置(Sd)は、車体(10)に形成された開口(11)を開閉するドア(20)が、車体(10)にスライド可能に設けられてなる。車体(10)は、開口(11)の上部にドア幅方向に沿って延びるアッパレール(70)を有すると共に、開口(11)の下部の端部に設けられ鉛直方向に延びる軸を中心に水平方向に回転可能なロアローラ(34)を有している。ドア(20)には、アッパレール(70)上をスライド可能であり、下端部がアッパレール(70)に当接することにより、ドア(20)の荷重を受けている鉛直アッパローラ(86)が設けられている。ロアローラ(34)上をスライド可能なスライダ(40)が、ドア幅方向に延びると共に、ドア(20)の下部に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、改良されたスライドドア装置に関する。
開口が形成された車体にスライド可能にドアが設けられ、このドアによって開口を開閉可能なスライドドア装置が知られている。このようなスライドドア装置に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
特許文献1に示されるような、スライドドア装置は、車体の下部、中部、上部にそれぞれレールが形成され、これらのレール上を転動可能なローラがドアによって支持されてなる。下部のレールは、開口の下部に設けられ、中部のレールは、開口の後方に設けられ、上部のレールは、開口の上部に設けられている。
乗員は、ドアをスライドさせて開口を開放させた状態にて、車両に乗降する。乗員は開口の下端を跨いで乗降するため、開口の下端が低ければ、車両に容易に乗降することができ望ましい。
実公昭58−9973号公報
本発明は、乗降性の高いスライドドア装置の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、車体に開口が形成され、この開口を開閉するドアが、前記車体にスライド可能に設けられてなるスライドドア装置において、
前記車体は、前記開口の上部にドア幅方向に沿って延びるアッパレールを有すると共に、前記開口の下部の端部に設けられ略鉛直方向に延びる軸を中心に略水平方向に回転可能なロアローラを有し、
前記ドアには、前記アッパレール上をスライド可能であり、下端部が前記アッパレールに当接することにより、前記ドアの荷重を受けている鉛直アッパローラが設けられ、
前記ロアローラ上をスライド可能なスライダが、ドア幅方向に延びると共に、前記ドアの下部に設けられていることを特徴とするスライドドア装置が提供される。
請求項2に記載のごとく、好ましくは、前記ロアローラは、略鉛直方向に延びる軸を中心に回動可能なロアアームによって支持され、
前記ロアアームの回動軸は、前記ドアの全開状態において前記ドアを正面から見た場合に、前記ドアによって覆われるよう、前記開口を避けた部位に位置する。
請求項3に記載のごとく、好ましくは、前記ロアアームは、前記全開状態を基準として、前記開口に向かって湾曲する湾局形状を呈する。
請求項4に記載のごとく、好ましくは、前記ロアアームは、略U字状を呈し、前記全開状態を基準として、前記ロアアームの回動軸から前記開口へ向かって延設される車室側部と、該車室側部の先端から車外側へ延設される中間部と、該中間部の先端を基準として前記開口から離れる方向へ向かって延設される車外側部と、からなる。
請求項5に記載のごとく、好ましくは、前記スライダは、前記ドアのインナパネルに取り付けられている。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、前記ドアの車室側の面には、樹脂製のライニングが設けられ、
前記スライダは、前記ライニングによって車室側の面が覆われている。
請求項7に記載のごとく、好ましくは、前記ドアには、略鉛直方向に延びる軸を中心に略水平方向に回転し、前記アッパレールに当接する水平アッパローラが設けられ、
前記車体には、前記アッパレールと前記ロアローラとの間の高さにおいて、前記アッパレールに略平行に延びるセンターレールが設けられ、
前記ドアには、前記センターレール上をスライドするセンターローラユニットが設けられ、
前記センターローラユニットは、下端部が前記センターレールに当接することにより、前記ドアの荷重を受けている鉛直センターローラを有すると共に、鉛直方向に延びる軸を中心に水平方向に回転する水平センターローラを有している。
請求項1に係る発明では、開口の下部の端部にロアローラが設けられ、ロアローラ上をスライド可能なスライダが、ドアの下部に設けられている。このため、開口の下部には、レール等の部品を配置する必要がない。これらの部品を配置する必要がない分、開口の下端をより下方に位置させることができる。開口の下端がより下方に位置することにより、乗員は、容易に開口を跨ぐことができる。即ち、乗降性を向上させることができる。
加えて、鉛直アッパローラは、下端部がアッパレールに当接することにより、ドアの荷重を受けている。鉛直アッパローラによってドアの荷重を受けるため、ロアローラによってドアの荷重を受ける必要がなくなる。重量物を支持する必要のない、ロアローラは、小型化することができる。開口の下部の端部に設けられるロアローラを小型化することができるため、乗降性をさらに向上させることができる。
請求項2に係る発明では、ロアアームの回動軸は、ドアの全開状態においてドアを正面から見た場合に、ドアによって覆われるよう、開口を避けた部位に位置する。乗員の乗降時には、ドアは全開状態となっていることが一般的である。この様な状態において、ロアアームの回動軸は、ドアによって覆われている。乗員はドアを避けて乗降するため、乗降の際に必然的にロアアームの回動軸も避けることとなる。さらに乗降性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、ロアアームは、ドアの全開状態を基準として、開口に向かって湾曲する湾局形状を呈する。ロアアームが湾曲形状を呈することにより、開口の縁を避けるような形状とすることができる。このため、ドアの全開状態時に開口からドアを十分に遠ざけることができる。これにより、ドアが開口を塞ぐことを抑制し、さらに乗降性を高めることができる。
請求項4に係る発明では、ロアアームは、略U字状を呈する。ドア閉時におけるロアアームの車室側への突出を抑制し、車室側の構造をコンパクトにすることが出来る。
請求項5に係る発明では、スライダは、ドアのインナパネルに取り付けられている。重量物であるドアのインナパネルに取り付けるため、スライダの高い取付剛性が確保される。これにより、ドアのスライド時において円滑にドアをスライドさせることができる。
請求項6に係る発明では、スライダは、ライニングによって車室側の面が覆われている。これにより、スライダが乗員の目に触れることを抑制することができ、外観性を高めることができる。
請求項7に係る発明では、下端部がセンターレールに当接することにより、ドアの荷重を受けている鉛直センターローラを有する。鉛直アッパローラと、鉛直センターローラとによって、ドアの荷重を支持する。これにより、ドアの回転を防止することができる。ドアの回転を防止することにより、ドアをスライド操作する際の操作性を向上させることができる。
本発明の実施例によるスライドドア装置が搭載された車両の左側面図である。 図1(a)に示されたスライドドア装置の要点を説明する図である。 図1(a)の3矢視図である。 図1(a)に示されたスライドドア装置が下方から見上げた状態によって示される斜視図である。 図4の5矢視図である。 図1(b)の6−6線断面図である。 図1(b)の7−7線断面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。また、図中Frは前、Rrは後、Ceは車幅中央、Riは乗員から見て右、Upは上、Dnは下を示している。
<実施例>
図1(a)及び図1(b)を参照する。図1(a)には、ドア20が全開状態の車両Veが示されている。図1(b)には、ドア20が全閉状態の車両Veが示されている。なお、図1(b)では、ドア20が想像線によって示されている。
車両Veは、左側面部にスライドドア装置Sdが設けられてなる。スライドドア装置Sdは、開口11が形成されている車体10と、この車体10にスライド可能に設けられ開口11を開閉するドア20と、を主要な構成要素とする。
車体10には、開口11の下部の後端部にロアローラ34が設けられ、開口11の後方にセンターレール50が設けられ、開口11の上部にアッパレール70が設けられている。高さ方向を基準とした場合に、車体10の下方から順に、ロアローラ34、センターレール50、アッパレール70が設けられている。
センターレール50は、開口11の後端略中央の位置から、後方に向かって略水平に延びている。アッパレール70は、開口11の上端に沿って前後方向に略水平に延びている。センターレール50と、アッパレール70とは、共に、ドア幅方向(車両前後方向)に略平行に延びている。
ドア20には、ロアローラ34上をスライド可能なスライダ40と、センターレール50上をスライド可能なセンターローラユニット60と、アッパレール70上をスライド可能なアッパローラユニット80と、が設けられている。
ドア20、スライダ40、センターローラユニット60、及び、アッパローラユニット80は、車体10に対して、前後方向にスライド可能に設けられている。
本発明は、ロアローラ34上をスライド可能なスライダ40が、ドア20の下部に設けられていることを特徴とする。図2において詳細に説明する。
図2(a)及び図2(b)を参照する。図2(a)には、比較例によるスライドドア装置を搭載した車両が示されている。図2(b)には、実施例によるスライドドア装置を搭載した車両が示されている。
図2(a)を参照する。比較例によるスライドドア装置100は、車体110に形成された開口111の下部にロアレール140が設けられている。ドア120には、ロアレール140上をスライド可能なロアローラ134が設けられている。
車体110のうち、開口111の下方の部位は、ロアレール140を取り付けるために、所定の長さL1が必要である。このとき、地面から開口111の下端までの高さは、H1である。
図2(b)を併せて参照する。実施例によるスライドドア装置Sdは、開口11の下部の端部にロアローラ34が設けられ、ロアローラ34上をスライド可能なスライダ40が、ドア20の下部に設けられている。このため、開口11の下部には、ロアレール140等の部品を配置する必要がない。
部品を配置する必要がない分、車体10のうち、開口11の下方の部位の長さL2を、短くすることができる。即ち、ロアレール140が配置された車体110の開口111の下部の長さL1に対して、これよりも短いL2とすることができる。これにより、地面から開口11の下端までの高さH2を低く設定することができる。即ち、H2<H1。
開口11の下端がより下方に位置することにより、乗員は、容易に開口11の下端を跨ぐことができる。即ち、乗降性を向上させることができる。
このようなスライドドア装置Sdについて、図3以降においてさらに詳細に説明する。
図3を参照する。ドア20は、インナパネル21の車外側にアウタパネル22が貼り合わされてなる。
車体10に形成された開口11の後方には、ロアローラユニット30が設けられている。ロアローラユニット30は、鉛直軸に沿って延びる(上下方向に延びる)ロアアーム支持軸31が設けられている。このロアアーム支持軸31によって、ロアアーム32が回動可能に支持されている。ロアアーム32には、鉛直軸に沿って延びるロアローラ支持軸33,33が2つ設けられ、これらのロアローラ支持軸33,33のそれぞれによってロアローラ34,34が回転可能に支持されている。ロアアーム32は、平板状の1枚板によって構成されている。
ロアローラ34,34は、鉛直方向に延びるロアローラ支持軸33,33によって、水平方向に回転可能に支持されている。
実線によって示されるロアアーム32は、ドア20の全開時におけるロアアーム32である。想像線によって示されるロアアーム32は、ドア20の全閉時におけるロアアーム32である。
ロアアーム32は、略U字状を呈し、ドア20の全開状態を基準として、ロアアーム支持軸31から前方に延びる車室側部32aと、この車室側部32aの先端から車外側へ延びる中間部32bと、この中間部32bの先端から後方且つ車外側に向かって延びる車外側部32cと、からなる。
換言すれば、ロアアーム32は、ドア20の全開状態を基準として、ロアアーム32の回動軸33から開口11へ向かって延設される車室側部32aと、この車室側部32aの先端から車外側へ延設される中間部32bと、この中間部32bの先端を基準として開口11から離れる方向へ向かって延設される車外側部32cと、からなる。
略U字状のロアアーム32は、全開状態を基準として、開口に向かって湾曲する湾局形状を呈するということもできる。
ロアアーム32の回動軸33は、ドア20の全開状態においてドア20を正面から見た場合に、ドア20によって覆われるよう、開口11を避けた部位に位置する。乗員の乗降時には、ドア20は全開状態となっていることが一般的である。この様な状態において、ロアアーム32の回動軸33は、ドア20によって覆われている。乗員はドア20を避けて乗降するため、乗降の際に必然的にロアアーム32の回動軸33も避けることとなる。さらに乗降性を高めることができる。
さらに、ロアアーム32は、ドア20の全開状態を基準として、開口11に向かって湾曲する湾局形状を呈する。ロアアーム32が湾曲形状を呈することにより、開口11の縁を避けるような形状とすることができる。このため、ドア20の全開状態時に開口11からドア20を十分に遠ざけることができる。これにより、ドア20が開口11を塞ぐことを抑制し、さらに乗降性を高めることができる。
さらに、ロアアーム32は、略U字状を呈する。ドア閉時におけるロアアーム32の車室側への突出を抑制し、車室側の構造をコンパクトにすることが出来る。
図4を参照する。スライダ40は、インナパネル21の下面部に固定されている。スライダ40は、概ね全体が前後方向に延び、後端において僅かに車外側に向かって曲げられている。
図5を参照する。スライダ40は、下方に向かって開口する略U字状を呈し、インナパネル21の下面部に固定されたスライダ底部41と、このスライダ底部41の車室側及び車外側の端部からそれぞれ下げられたスライダ車室側壁部42及びスライダ車外側壁部43と、からなる。
スライダ車室側壁部42からスライダ車外側壁部43までの幅は、ロアローラ34の直径よりも僅かに大きい。このため、スライダ車室側壁部42及びスライダ車外側壁部43は、ロアローラ34に同時に接触することはない。一方、スライダ車室側壁部42がロアローラ34に接触すると、ドア20の車外側へのさらなる変位が規制される。スライダ車外側壁部43がロアローラ34に接触すると、ドア20の車室側へのさらなる変位が規制される。
インナパネル21の車室側の面には、想像線で示される樹脂製のライニング23が設けられている。ライニング23は、インナパネル21の下端よりも下方まで延び、スライダ車室側壁部42に沿って前後方向に延びている。
スライダ40は、ドア20のインナパネル21に取り付けられている。重量物であるドア20のインナパネル21に取り付けるため、スライダ40の高い取付剛性が確保される。これにより、ドア20のスライド時において円滑にドア20をスライドさせることができる。
さらに、スライダ40は、インナパネル21の下面部に取り付けられている。これにより、ドア20を厚み方向にコンパクトにすることができる。
さらに、スライダ40は、ライニング23によって車室側の面が覆われている。これにより、スライダ40が乗員の目に触れることを抑制することができ、外観性を高めることができる。
図6を参照する。センターレール50は、車体10(図1(b)参照)に固定され、車外側に向かって開口する略C字状を呈する。センターレール50は、車幅方向に延びるセンターレール底部51と、このセンターレール底部51の車室側の端部から立ち上げられたセンターレール車室側壁部52と、このセンターレール車室側壁部52の上端から車外側に向かって延びるセンターレール頂部53と、このセンターレール頂部53の車外側の端部から下げられるセンターレール車外側壁部54と、からなる。
センターローラユニット60は、ドア20(図1(b)参照)に固定されるセンターローラベース部61と、このセンターローラベース部61に固定され略鉛直方向に延びるセンターベース部軸部材62と、このセンターベース部軸部材62にスイング可能に設けらればね63によって付勢されているセンターローラアーム部64と、このセンターローラアーム部64に固定され水平に延びるセンターローラ水平軸部65と、このセンターローラ水平軸部65に回転可能に支持された鉛直センターローラ66と、センターローラアーム部64に固定され鉛直に延びるセンターローラ鉛直軸部67と、このセンターローラ鉛直軸部67に回転可能に支持された水平センターローラ68と、からなる。
鉛直センターローラ66は、下端部がセンターレール底部51に当接することにより、ドア20の荷重を受けている。
水平センターローラ68は、水平方向に回転し、センターレール車室側壁部52と、センターレール車外側壁部54との間に位置する。
図7を参照する。アッパレール70は、車体10(図1(b)参照)に固定され、車外側に向かって開口する略C字状を呈する。アッパレール70は、車幅方向に延びるアッパレール底部71と、このアッパレール底部71の車室側の端部から立ち上げられたアッパレール車室側壁部72と、このアッパレール車室側壁部72の上端から車外側に向かって延びるアッパレール頂部73と、このアッパレール頂部73の車外側の端部から下げられるアッパレール車外側壁部74と、からなる。
アッパローラユニット80は、ドア20(図1(b)参照)に固定されるアッパローラベース部81と、このアッパローラベース部81に固定され略鉛直方向に延びるアッパベース部軸部材82と、このアッパベース部軸部材82にスイング可能に設けられているアッパローラアーム部84と、このアッパローラアーム部84に固定され水平に延びるアッパローラ水平軸部85と、このアッパローラ水平軸部85に回転可能に支持された鉛直アッパローラ86と、アッパローラアーム部84に固定され鉛直に延びるアッパローラ鉛直軸部87と、このアッパローラ鉛直軸部87に回転可能に支持された水平アッパローラ88と、からなる。
鉛直アッパローラ86は、下端部がアッパレール底部71に当接することにより、ドア20の荷重を受けている。
水平アッパローラ88は、水平方向に回転し、アッパレール車室側壁部72と、アッパレール車外側壁部74との間に位置する。
図1(b)を併せて参照する。鉛直アッパローラ86は、下端部がアッパレール70に当接することにより、ドア20の荷重を受けている。鉛直アッパローラ86によってドア20の荷重を受けるため、ロアローラ34によってドア20の荷重を受ける必要がなくなる。重量物を支持する必要のない、ロアローラ34は、薄肉化することができる。開口11の下部の端部に設けられるロアローラ34を薄肉化することができるため、乗降性をさらに向上させることができる。
図6を併せて参照する。センターローラユニット60(鉛直センターローラ66)は、アッパローラユニット80(鉛直アッパローラ86)に対して、上下方向に重ならない位置にオフセットされて設けられている。これにより確実にドア20が回転することを防止することができる。
ロアローラ34、水平センターローラ68、水平アッパローラ88の3箇所のローラによって、車体10とドア20との距離が規定される。ドア20のスライド操作の際に、ドア20が所定の軌道上をスライドすることとなり、円滑にドア20をスライドさせることができる。
尚、本発明によるスライドドア装置は、車両の左側面部を例に説明したが、車両の右側面部や後面部に設けられる形式のものであっても適用可能である。即ち、スライドドア装置の設けられる位置は、車両の左側面部に限られない。なお、スライドドア装置が車両の後面部に設けられた場合には、ドア幅方向とは、車幅方向に一致する。
本発明の作用及び効果を奏する限りにおいて、本発明は、実施例に限定されるものではない。
本発明のスライドドア装置は、ワゴン車のドア装置に好適である。
Sd…スライドドア装置
10…車体
11…開口
20…ドア
21…インナパネル
23…ライニング
32…ロアアーム
32a…車室側部
32b…中間部
32c…車外側部
33…ロアローラ支持軸(ロアアームの回動軸)
34…ロアローラ
40…スライダ
50…センターレール
60…センターローラユニット
66…鉛直センターローラ
68…水平センターローラ
70…アッパレール
86…鉛直アッパローラ
88…水平アッパローラ

Claims (7)

  1. 車体に開口が形成され、この開口を開閉するドアが、前記車体にスライド可能に設けられてなるスライドドア装置において、
    前記車体は、前記開口の上部にドア幅方向に沿って延びるアッパレールを有すると共に、前記開口の下部の端部に設けられ略鉛直方向に延びる軸を中心に略水平方向に回転可能なロアローラを有し、
    前記ドアには、前記アッパレール上をスライド可能であり、下端部が前記アッパレールに当接することにより、前記ドアの荷重を受けている鉛直アッパローラが設けられ、
    前記ロアローラ上をスライド可能なスライダが、ドア幅方向に延びると共に、前記ドアの下部に設けられていることを特徴とするスライドドア装置。
  2. 前記ロアローラは、略鉛直方向に延びる軸を中心に回動可能なロアアームによって支持され、
    前記ロアアームの回動軸は、前記ドアの全開状態において前記ドアを正面から見た場合に、前記ドアによって覆われるよう、前記開口を避けた部位に位置することを特徴とする請求項1に記載のスライドドア装置。
  3. 前記ロアアームは、前記全開状態を基準として、前記開口に向かって湾曲する湾局形状を呈することを特徴とする請求項2に記載のスライドドア構造。
  4. 前記ロアアームは、略U字状を呈し、前記全開状態を基準として、前記ロアアームの回動軸から前記開口へ向かって延設される車室側部と、該車室側部の先端から車外側へ延設される中間部と、該中間部の先端を基準として前記開口から離れる方向へ向かって延設される車外側部と、からなることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のスライドドア装置。
  5. 前記スライダは、前記ドアのインナパネルに取り付けられていることを特徴とする請求項1〜4に記載のスライドドア装置。
  6. 前記ドアの車室側の面には、樹脂製のライニングが設けられ、
    前記スライダは、前記ライニングによって車室側の面が覆われていることを特徴とする請求項1〜5に記載のスライドドア装置。
  7. 前記ドアには、略鉛直方向に延びる軸を中心に略水平方向に回転し、前記アッパレールに当接する水平アッパローラが設けられ、
    前記車体には、前記アッパレールと前記ロアローラとの間の高さにおいて、前記アッパレールに略平行に延びるセンターレールが設けられ、
    前記ドアには、前記センターレール上をスライドするセンターローラユニットが設けられ、
    前記センターローラユニットは、下端部が前記センターレールに当接することにより、前記ドアの荷重を受けている鉛直センターローラを有すると共に、鉛直方向に延びる軸を中心に水平方向に回転する水平センターローラを有していることを特徴とする請求項1〜6に記載のスライドドア装置。
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