JP2017109154A - アスファルトタンクの洗浄方法及び洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
Description
洗浄に際しては、アスファルトタンクの底部に堆積されたスラッジを除去する必要があるが、スラッジは、アスファルトタンクの底面や側壁に固着しているため、その除去作業は容易ではない。
特許文献1の従来例では、清掃対象タンクの残油を可能な限り他のタンクに移動した後、適量のLCOをタンクに張り込み、架設ポンプ等によりLCOを加圧してタンク内上部に設置した洗浄機に送油する。そして、洗浄機から屋根板、側板及び底板に付着しているスラッジに噴射し、これを粉砕、溶解して他のタンクに移送する。洗浄作業中、LCOはスラッジが溶解してくることにより、時間の経過とともにその溶解力が低下するので、一定時間経過後、一旦他のタンクに移送する。しかる後、新たにLCOをタンク内に張り込み、洗浄作業を再開する。
洗浄工程では、ルーフ用ノズルと側壁用ノズルとのそれぞれからLCOが含まれる洗浄液をスラッジに向けて噴射する。すると、洗浄液によってスラッジが溶解される。ここで、アスファルトタンクで設置される位置の異なるルーフ用ノズルと側壁用ノズルとからそれぞれ洗浄液が噴射されることで、洗浄液のアスファルトタンク内での対流が生じやすくなるので、原油のスラッジに比べて粘度が高いアスファルトスラッジであっても、溶解されやすくなる。
洗浄液に溶解されたスラッジはアスファルトタンクから排出された後、再度アスファルトタンクに戻される。この工程を繰り返すことで、アスファルトタンクの内部に積層されたスラッジが洗浄液とともに循環することになり、スラッジがアスファルトタンクの底部に溜まることがなくなる。
洗浄工程が終了すると、スラッジ排出工程によって、スラッジが溶解された洗浄液がアスファルトタンクの外部に排出される。この排出された液体は、別途、再利用される。
しかも、アスファルトタンクの内部に積層されたスラッジがLCOを含む洗浄液とともに循環することにより、タンク内に残存するスラッジを効率的に除去できる。
この構成では、アスファルト撹拌工程によって、アスファルトタンクの内面に積層されたスラッジを溶融状態のアスファルトで浸漬させることになり、かつ、アスファルトスラッジを撹拌装置で撹拌することで、アスファルトタンクの内面に積層されたスラッジが剥がれやすくなり、効率的に洗浄を実施することができる。
アスファルトタンクの材料は、通常、鉄を含むので、硫化鉄がタンク表面に生じることがあるので、硫化鉄対策を採用することが好ましいが、洗浄液でスラッジを浸漬させるので、硫化鉄対策は必要に応じて実施される。
この構成の硫化鉄対策工程では、スラッジ排出工程の後に、洗浄用水(食器洗浄用石鹸水で用いられる界面活性剤を含まず)をタンク表面に噴射させることで、洗浄液で被覆されたまま硫化鉄がタンク表面から剥離されるとともに外部に排出されることになる。しかも、洗浄用水がアスファルトタンクから排出されるとともに再度アスファルトタンクに戻されるから、硫化鉄のタンク表面からの剥離が効率的に行われる。
この構成では、LCOのスラッジに対する比が適切な範囲となるため、スラッジを効率的にアスファルトタンクから排出することができる。LCOの量がスラッジの量に対して1.0倍以下であると、洗浄液を含むスラッジが高粘度となり、流動性がなくなる。
この構成では、界面活性剤及びリモネンが添加される化学剤を含む洗浄液を用いる。界面活性剤及びリモネンが添加される化学剤がスラッジに添加されると、化学剤がスラッジの擬集体の表面に浸透し、擬集体の表面が濡れる。このため、擬集体同士が滑りやすくなり、粘性が下がり、流動性が上がることになる。さらに、擬集体同士の表面に付着した負電荷の静電作用により、互いに反発して離れることになる。その結果、擬集体同士の間隔が広がって分子間力が弱くなることにより、LCOに溶解、分散が促進される。そのため、擬集体が段々に希釈剤としてのLCOに溶解、分散し、小さくなり浮遊する。さらに、溶解、分散、浮遊した擬集体は、ノズルから噴射される洗浄液によって撹拌され、擬集構造が壊れることになる。以上の理由から、化学剤をLCOに加えて洗浄液を構成することにより、スラッジの流動点が低下し、低温でもスラッジが流動し、分解、分散することによりスラッジをアスファルトタンクから除去することが可能となる。
この構成の本発明では、前述の効果を奏することができる洗浄装置を提供することができる。
図1には本発明の一実施形態にかかるアスファルトタンクの洗浄装置の概略構成が示されている。
図1において、洗浄装置は、アスファルトタンク1の下部に一端が接続された循環ライン2と、循環ライン2の他端に接続された洗浄液噴射ライン3と、循環ライン2の途中に接続された洗浄液供給ライン4と、循環ライン2の途中に一端が接続された温水供給ライン5と、循環ライン2の途中にそれぞれに設けられた排出ライン6及び熱交換器7と、アスファルトタンク1にそれぞれ一端が接続された窒素供給ライン8及び撹拌ライン9と、を備えている。
アスファルトタンク1は、ヒータHが内蔵された床部11と、床部11の周辺部に立設された側壁部12と、側壁部12の上端に設けられたルーフ13とを有するものであり、その底部には、スラッジSが積層されている。
ルーフ13にはメジャーリングロッドRが差し込み可能とされている。
パイプ21は、側壁部12の下部に取り付けられるものであって、スラッジSが溶解された洗浄液等の流体を吸引するために、床部11に向けて開口されている。なお、パイプ21に代えてアスファルトタンク1に既設のマンホールを利用してもよい。
噴射装置31は、ルーフ13に先端がタンク内に開口するように設置されるルーフ用ノズル31Aと、側壁部12に先端がタンク内に開口するように設置される側壁用ノズル31Bと、これらのノズル31A,31Bの先端をそれぞれ回動させるエアーモータ(図示せず)と、を有する。これらのエアーモータの回動によって、ルーフ用ノズル31Aと側壁用ノズル31Bとの先端部の噴射姿勢がそれぞれ変更可能とされている。
液体流通管32の内部を流通する洗浄液は、熱交換器7によって、ノズル31A,31Bからそれぞれ噴射される洗浄液の温度が5℃以上60℃以下となるように設定されている。このような洗浄液の温度設定は、アスファルトスラッジの軟化点(47℃を考慮して設定される。
洗浄液の温度が60℃を超えると、スラッジ中に含まれる低沸炭化水素がガス化し、大気に放出されることになり、不具合が生じる。逆に、洗浄液の温度が5℃未満であると、十分な洗浄効果を得ることができない。従って、伝熱面の温度が上がりすぎないようにするため、温水で加温し、洗浄液の温度を、5℃以上60℃以下、好ましくは、25℃以上60℃以下に制御することが好ましい。
LCO供給ライン41は、LCOを収納する第一タンク410と、第一タンク410とライン本管22とを接続する接続管411と、接続管411に設けられるポンプ412及び開閉弁413とを有する。
CLO供給ライン42は、CLOを収納する第二タンク420と、第二タンク420とライン本管22とを接続する接続管421と、接続管421に設けられるポンプ422及び開閉弁423とを有する。
化学剤供給ユニット43は、化学剤を収納する化学剤収納タンク430と、化学剤収納タンク430とライン本管22とを接続する接続管431と、接続管431に設けられるポンプ(図示せず)及び開閉弁433とを有する。
界面活性剤は、陰イオン系界面活性剤、陽イオン系界面活性剤、両イオン界面活性剤及び非イオン系界面活性剤より選ばれた1種である。
陰イオン系界面活性剤には、カルボン酸塩、スルフォン酸塩、硫酸エステル塩、リン酸エステル塩、等が含まれる。
カルボン酸塩は、エタノールアミン石鹸、N−アシルアミノ酸、アルキルエーテルカルボン酸、等である。スルフォン酸塩は、アルキルベンゼンスルフォン酸、アルキルナフタレンスルフォン酸、メラミンスルフォン酸、ジアルキルスルフォコハク酸、アルキルスルフォ酢酸、α−オレフィンスルフォン酸、等である。硫酸エステル塩は、硫酸化油、高級アルコール硫酸エステル、アルキルエーテル硫酸、第2級高級アルコールエトキシ硫酸、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸、脂肪酸アルキロールアマイドの硫酸エステル、等である。リン酸エステル塩は、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルリン酸エステル等のリン酸エステル類、等である。
両イオン界面活性剤は、カルボキシベタイン、スルホベタイン、アミノカルボン酸塩、イミダゾリン誘導体、等である。
非イオン系界面活性剤には、エーテル型界面活性剤、エーテルエステル型界面活性剤、エステル型界面活性剤、含窒素型界面活性剤、等が含まれる。
エーテル型界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルコールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、等である。エーテルエステル型界面活性剤は、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸エステル、等である。エステル型界面活性剤は、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、等である。
含窒素型非イオン界面活性剤は、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレン脂肪酸アミド、等である。
リモネンは、光学異性体d,lを含む。d−リモネンは、その誘導体を含むものであり、d−リモネンの誘導体は、シトラールA、等である。リモネンにジペンテンを含む。
化学剤は、界面活性剤とリモネン以外の物質、例えば、β−ビレン、モノテルパンも含まれる。
洗浄液は、LCO、LCO及びCLO、あるいは、LCO、CLO及び化学剤の3種類を含む。タンク内に積層されたスラッジSの全体の量に対するLCOの量は1.0倍を超え3.0倍以下であり、好ましくは、2.0倍以上3.0倍以下である。
LCOの量が1.0倍以下であると、洗浄液を含むスラッジが高粘度となり、流動性がなくなる。流動性を考慮すると、LCOの量は多ければよいが、多すぎると、後工程で実施するLCOとスラッジとの分離工程で、エネルギーが多く必要とされるため、経済的な観点から2倍を超える値から3倍以下の間である。
洗浄液の全体に対する化学剤の比率は0.2質量%以上1.0質量%以下である。化学剤の比率が0.2質量%未満であると、十分な洗浄効果を得ることができず、1.0質量%を超えると、多少、洗浄能力が向上するのみでコストがかかり過ぎることになる。
また、化学剤全体に対するリモネンの比率は、20質量%以上40質量%以下である。リモネンの比率が20質量%未満であると、溶解力が不足し、40質量%を超えると、分散力が弱くなる。
温水供給管51は、供給管本体510と、供給管本体510の端部に接続された第一分岐管511及び第二分岐管512とを備えている。供給管本体510と第一分岐管511とには、それぞれ開閉弁56が設けられている。
スロップタンク61は、回収したアスファルトの廃液を保管するものであり、その構造は一般のタンクと同じである。
窒素供給ライン8は、ルーフ13に先端が開口された窒素供給管81と、窒素供給管81の基端に接続された窒素供給タンク82とを有する。なお、本実施形態では、窒素供給タンク82に加えて、あるいは、窒素供給タンク82に代えて、窒素供給管81に窒素を送り込むローリー車83を接続するものでもよい。
アスファルト撹拌ライン9は、溶融状態のアスファルトが収納された溶融アスファルト収納タンク91と、溶融アスファルト収納タンク91に収納された溶融状態のアスファルトをアスファルトタンク1に供給する撹拌装置92とを有する。
溶融アスファルト収納タンク91に収納される溶融状態のアスファルトは、例えば、150℃の温度である。
撹拌装置92は、スラッジSを溶融状態のアスファルトを噴射することで撹拌するものであり、溶融アスファルト収納タンク91に基端が連通され先端がアスファルトタンク1の内部に開口されたアスファルト供給用ノズル93と、図示しないポンプとを備えて構成されている。
供給側配管7Aの一端は、温水供給管51の第二分岐管512に接続されている。供給側配管7Aの途中には、ライン本管22を流通する洗浄液の温度が所定温度に達した場合に開閉制御される開閉弁7Cが設けられている。
図2及び図3には、交換器本体70の全体構成が示されている。
図2及び図3において、交換器本体70は、筒体の両端部が閉塞された構造の筐体71と、筐体71の内部にそれぞれ設けられた流体流通部72及び温水流通部73とを備えている。
筐体71は、その内部が軸方向に沿って3つの室に仕切られており、そのうち中央に配置された室は、流体流通部72と温水流通部73とが熱交換するための熱交換室710である。
筐体71のうち残りの2つの室は、第一流通室711と第二流通室712である。
交換器本体70の大きさは、アスファルトタンク1の大きさ、その他の条件により設定されるものであるが、例えば、熱交換室710は、その軸方向に沿った長さが3.0mであり、内径寸法が0.6mである。
なお、筐体71の中央部分は、複数の筒状体を接合して形成されてもよく(図2参照)、1本の筒状体から形成してもよい。
導入用室711Aは、筐体71の一端側の周面に設けられた流体導入管701と連通している。排出用室711Bは、筐体71の流体導入管701とは反対側の位置に設けられた流体搬出管702と連通している。
流体導入管701は、アスファルトタンク1から送られる洗浄液を導入用室711Aに導入するものである。流体搬出管702は、排出用室711Bから洗浄液を洗浄液噴射ライン3に向けて排出するためのものである。
第二流通室712と熱交換室710とは、筐体71に設けられた隔壁71Cで仕切られている。
チューブ74は、例えば、内径寸法が25.4mmのステンレス製のストレート管であり、その両端部がそれぞれ隔壁71A,71Cに支持されている。全てのチューブ74の一端は、それぞれ第二流通室712に開口されている。複数本のチューブ74は、隔壁71Bの平面と連続した仮想平面を境に図中下方に配置される複数の第一管部材741と、図中上方に配置される複数の第二管部材742とから構成される。
第一管部材741の他端は、導入用室711Aに開口され、第二管部材742の他端は排出用室711Bに開口されている。つまり、流体導入管701から導入された洗浄液は、第一流通室711の導入用室711A、第一管部材741、第二流通室712、第二管部材742、排出用室711B及び流体搬出管702を通って洗浄液噴射ライン3に送られる(図2矢印P参照)。
なお、本実施形態では、複数本のチューブ74は、それぞれ途中位置で、図示しない隔壁で支持される構造であってもよい。
筐体71の外周であって第二流通室712に近接する位置には温水導入管713が設けられ、第一流通室711に近接する位置には温水排出管714が設けられている。
温水導入管713と温水排出管714とは、それぞれ熱交換室710と連通している。温水導入管713から導入された温水は、熱交換室710を通った後、温水排出管714を通って温水タンク52に戻される(図2の矢印Q参照)。なお、温水流通部73の温水導入管713の開口と近接した位置には、図示しないバッフル(邪魔板)が配置されている。このバッフルによって、温水導入管713から導入された温水の速度が落とされることになる。
図4において、チューブ74の内部には、洗浄液で溶解されたスラッジSの擬集体同士を分離させる擬集体分離素子75が設けられている。
アスファルトタンク1の内部において、ノズル31A,31Bから噴射された洗浄液でスラッジSが溶解されると、スラッジSを構成する擬集体同士が互いに反発して離れるが、循環ライン2で移送される間に分子間力等によって再度結合することがある。そのため、本実施形態では、互いに結合した擬集体同士を機械的な力によって再度分離させるために、擬集体分離素子75をチューブ74に設ける構成とした。
ループ部751は、軸芯部750の軸方向に沿って複数箇所に配置された構成でもよく、1箇所のみ配置された構成でもよい。さらに、ループ部751は、針金や板を折り曲げて形成してもよい。また、互いに結合した擬集体を分離しやすくするために、ループ部751の前記軸方向と直交する平面内での位置を周方向に沿ってずらす構成としてもよい。さらに、ループ部751は、その数が限定されるものではない。
チューブ74の内部に洗浄剤で溶解されたスラッジSが流通すると、スラッジSの互いに結合された擬集体がループ部751に衝突し、擬集体が分離された状態で、ノズル31A,31Bに送られる。
[アスファルト撹拌工程]
図1及び図5(A)に示される通り、アスファルトタンク1の内部に溶融状態のアスファルトMSを新たに導入し、アスファルトタンク1に収納されたアスファルトのスラッジSを撹拌装置92で撹拌する。つまり、アスファルト供給用ノズル93から溶融状態のアスファルトMSをスラッジSに向けて噴射することで、スラッジSが撹拌されることになる。アスファルトタンク1が満杯となるまで、溶融状態のアスファルトMSを導入する。これにより、床部11だけでなく側壁部12まで固着されたスラッジSを含むアスファルトが溶融状態のアスファルトMSに浸漬される。
図1及び図5(B)に示される通り、まず、流路制御装置23を順流モードとし、開閉弁64を閉じるとともに、開閉弁63を開き、アスファルトタンク1の内部に収納されているアスファルトを溶融状態のアスファルトMSとともにスロップタンク61に送る。
[準備工程]
[1]スラッジ計量工程
排出ライン6を止め、アスファルトタンク1の内部に積層されたスラッジSの全体量を計量する。
図5(B)に示される通り、ルーフ13に予め設けられた孔(図示せず)にメジャーリングロッドRをアスファルトタンク1の床部11に向けて差し込む。これにより、ルーフ13から積層されたスラッジSの上部までの寸法を計測することができる。
ルーフ13の下面から床部11までの寸法が既知であるため、メジャーリングロッドRの下端からルーフ13までの寸法から、スラッジSの積層された高さを求めることができる。本実施形態では、メジャーリングロッドRによる計測をルーフ13の中心から外周にかけて複数列かつ各列複数箇所で行うことにより、床部11に所定の領域で積層されたスラッジSの全体の量を推測することができる。計量が終了したら、メジャーリングロッドRをルーフ13から取り外す。
[2]ノズル設置工程
ルーフ13にルーフ用ノズル31Aを設置し、側壁部12に側壁用ノズル31Bを設置する。これらのノズル31A,31Bの設置は、スラッジ計量工程の前に実施するものでもよい。
[1]洗浄液噴射工程
図1及び図5(C)に示される通り、アスファルトタンク1の内部に積層されたスラッジSに向けて洗浄液をノズル31A,31Bから噴射する。そのため、洗浄液供給ライン4を操作し、洗浄液を循環ライン2に送る。
洗浄液は、循環ライン2及び熱交換器7を経由して洗浄液噴射ライン3のノズル31A,31Bから噴射されてスラッジSに供給される。
ノズル31A,31Bから噴射される洗浄液は、所定の圧力でスラッジSに衝突し、スラッジSが溶解する。さらに、複数のノズル31A,31Bは、エアーモータによって洗浄液の噴射姿勢が適宜変更されるため、アスファルトタンク1の隅々まで洗浄液が行き渡ることになる。
ここで、ノズル31A,31Bで噴射される単位時間当たりの噴射量は既知であり、ノズル31A,31Bの台数も既知であり、スラッジSに噴射される洗浄液の量がスラッジ計量工程で計量されているため、洗浄液の噴射時間を設定することで、洗浄液の噴射量を所定の値とすることができる。
所定量の洗浄液を噴射したら洗浄液噴射工程を終了する。
図1及び図6(D)に示される通り、洗浄液噴射工程が終了したら、スラッジSが溶解した洗浄液をアスファルトタンク1から一度排出するとともに再度アスファルトタンク1に戻す。
そのため、洗浄液供給ライン4を操作し、洗浄液が循環ライン2に送られることを中止する。そして、循環ライン2の流路制御装置23を順流モードにして、スラッジSが溶解した洗浄液をパイプ21、循環ライン2、熱交換器7を経由して噴射装置31に送る(図6(D)の矢印A参照)。
すると、流路制御装置23の作動によって、スラッジとともに洗浄液が循環ライン2及び熱交換器7を流れてノズル31A,31Bに送られ、これらのノズル31A,31Bからアスファルトタンク1の内部に積層されたスラッジSに噴射される。
循環工程では、スラッジSが溶解された洗浄液が熱交換器7のチューブ74を通るが、チューブ74の内部に設けられている擬集体分離素子75によって、スラッジSの擬集体同士が分離し、洗浄液とスラッジSとが乱流撹拌された状態で、アスファルトタンク1に送られる。
以上の工程を所定時間実施し、循環工程を終了する。
スラッジ循環工程が終了したら、開閉弁64を開く。図6(E)に示される通り、アスファルトタンク1の内部からスラッジSを溶融状態としてスロップタンク61に送る。そして、アスファルトタンク1の内部に残ったスラッジSが適正量か否かをチェックするために、スラッジ計量工程を実施する。残ったスラッジSの量が適正量以内であれば、次の工程に移行する。
スラッジSが排出されたら、硫化鉄対策工程を実施する。なお、タンク表面に生じた硫化鉄は洗浄液により被覆されているので、酸素と接触していない。
図7(F)に示される通り、ルーフ用ノズル31Aから洗浄用水Wをアスファルトタンク1の内部に噴射する。洗浄用水Wはアスファルトタンク1の内部が満杯になるまで噴射する。ここで、洗浄用水Wには、界面活性剤として一般に使用される食器用洗剤(石鹸水)の界面活性剤が含まれない。そのため、洗浄用水Wをタンク内に噴射しても、タンク表面の硫化鉄を被覆する洗浄液の膜が洗浄用水Wで破壊されることがない。
これにより、アスファルトタンク1のうちアスファルトが充填されていた部分に洗浄用水Wが浸されることになり、タンク表面に生じた硫化鉄が洗浄液に被覆された状態で洗浄用水Wにより剥がれる。
その後、図7(G)に示される通り、硫化鉄を含む洗浄用水Wをアスファルトタンク1から排出するとともに再度、アスファルトタンク1に戻す。
その後、ルーフ用ノズル31Aからの洗浄液の噴射を中止し、硫化鉄が含まれる洗浄用水Wをタンク外に排出する。
なお、本実施形態では、硫化鉄対策工程を省略することが可能である。
洗浄用水Wをタンク外に排出したなら、タンク内を窒素で充填させた後、窒素をパージし、作業員による清掃を実施する。
つまり、図7(H)に示される通り、作業員Mがアスファルトタンク1に予め設けられているマンホールMHからタンク内に入り、ブラシを用いた清掃や、ウェス拭きを行う。
本実施形態では、清掃工程を省略することも可能である。
(1)アスファルトタンク1からアスファルトを排出後、アスファルトタンク1の内部に積層されたスラッジSに、LCOが含まれた洗浄液をルーフ用ノズル31Aと側壁用ノズル31Bとからそれぞれ噴射し、洗浄液でスラッジSを溶解させ、洗浄液に溶解されたスラッジSをアスファルトタンク1から排出するとともに再度アスファルトタンク1に戻し、その後、アスファルトタンク1からスラッジSが溶解された洗浄液を排出する。洗浄液がLCOを含んで構成されるので、洗浄効果が高いものとなる、アスファルトタンク1の内部に洗浄液を供給するにあたり、アスファルトタンク1で設置される位置の異なるルーフ用ノズル31Aと側壁用ノズル31Bとからそれぞれ洗浄液が噴射されるので、洗浄液のアスファルトタンク1の内部の対流が生じやすくなり、スラッジSを容易にタンク外に排出できる。
(3)撹拌装置92はノズル93を備えて構成されているので、撹拌装置92の構造を簡易なものにできる。
(8)熱交換器7は、筐体71と、筐体71の内部にそれぞれ設けられた流体流通部72及び温水流通部73とを備え、流体流通部72は、チューブ74と、チューブ74の内部に設けられ洗浄液で溶解されたスラッジSの擬集体同士を分離させる擬集体分離素子75とを有するので、チューブ74の内部をスラッジSが溶解された洗浄液が擬集体分離素子75を通ると、互いに結合された擬集体が擬集体分離素子75に衝突して乱流撹拌された状態でノズル31A,31Bに送られる。そのため、ノズル31A,31Bからアスファルトタンク1に供給される洗浄液には大きな固まりのスラッジSがないので、配管等の詰まりがなくなり、排出操作を容易に行うことができる。
[第一実験]
第一実験は、アスファルトタンク1に付着したスラッジを用意し、このスラッジと洗浄液とをビーカーに投入し、温度制御しながら、ビーカー内での撹拌をすることなく、スラッジの溶融状態を目視した。第一実験では、洗浄液とスラッジとの比率を変えたサンプルを複数用意して実施した。ビーカーの加熱方法は、ビーカー全体を加熱できるマントルを使用し、常温(25℃から100℃まで加熱した。
実験で用いられるスラッジを分析したところ、スラッジ成分は、40質量%のオイル、31質量%のレジン、22質量%のアスファルテン、1質量%の水分及び6質量%の残渣物からなる。
洗浄液は、LCOと化学剤とからなる。CLOは含まれていない。
スラッジの質量は150gであり、LCOの質量は150gであり、スラッジとLCOとの比率は1:1である。
化学剤は、20質量%のカルボキシベタインと、20質量%のスルホベタインと、60質量%のリモネンとからなり(ソフタード工業製品番号HKS−101A)、洗浄液の全体量に対して1%の量が添加される。
[実施例2]
洗浄液は、LCOと化学剤とからなる。CLOは含まれていない。
スラッジの質量は100gであり、LCOの質量は200gであり、スラッジとLCOとの比率は1:2である。
化学剤は、実施例1と同じ成分の化学剤であり、洗浄液の全体量に対して1%の量が添加される。
[実施例3]
洗浄液は、LCO、CLO及び化学剤からなる。
スラッジの質量は86gであり、LCOの質量は171gであり、CLOの質量は43gであり、スラッジ、LCO及びCLOの比率は1:2:0.5である。
化学剤は、実施例1と同じ成分の化学剤であり、洗浄液の全体量に対して1%の量が添加される。
実施例1から実施例3において、洗浄液にスラッジを加熱溶解させた後、引火点、流動点及び動粘度を測定した。
実施例1の引火点は95.0℃であり、流動点は−47.5℃であり、動粘度は24.84mm2/sat50℃であった。
実施例2の引火点は88.0℃であり、流動点は−52.5℃であり、動粘度は8.603mm2/sat50℃であった。
実施例3の引火点は90℃であり、流動点は−52.5℃であり、動粘度は10.58mm2/sat50℃であった。
実施例1から実施例3の測定結果は、いずれも流動点が非常に低い値となった。粘度に関しても50℃の温度があれば溶解後の移送に問題がない数値となった。
第二実験は、アスファルトタンク1に付着したスラッジを用意し、このスラッジと洗浄液とをビーカーに投入し、加温や撹拌をすることなく、常温(25℃)で放置した。
[実施例4]
洗浄液は、実施例1と同じである。
スラッジとLCOとの比率は実施例1と同じ1:1である。
[実施例5]
洗浄液は、LCOと化学剤とからなる。CLOは含まれていない。
スラッジの質量は150gであり、LCOの質量は300gであり、スラッジとLCOとの比率は1:2である。
化学剤は、実施例1と同じ成分の化学剤であり、洗浄液の全体量に対して1%の量が添加される。
洗浄液は、LCOと化学剤とからなる。CLOは含まれていない。
スラッジの質量は100gであり、LCOの質量は300gであり、スラッジとLCOとの比率は1:3である。
化学剤は、実施例1と同じ成分の化学剤であり、洗浄液の全体量に対して1%の量が添加される。
[実施例7]
洗浄液は、LCOと化学剤とからなる。CLOは含まれていない。
スラッジの質量は100gであり、LCOの質量は400gであり、スラッジとLCOとの比率は1:4である。
化学剤は、実施例1と同じ成分の化学剤であり、洗浄液の全体量に対して1%の量が添加される。
[実施例8]
洗浄液は、LCOと化学剤とからなる。CLOは含まれていない。
スラッジの質量は80gであり、LCOの質量は400gであり、スラッジとLCOとの比率は1:5である。
化学剤は、実施例1と同じ成分の化学剤であり、洗浄液の全体量に対して1%の量が添加される。
この実験結果から、LCOと化学剤とからなる洗浄液の溶解力の強さがわかる。
タンク内部の屋根や側板の鉄が長年月のうちに酸素、水分、硫化水素と反応して着火性硫化鉄が生成することがある。硫化鉄がマンホールの開放で侵入した空気中の酸素と反応して発熱、発火することが考えられる。
そのため、洗浄用水を使用する場合と、洗浄用水に界面活性剤を加えた界面活性剤水を使用する場合とで、硫化鉄が酸素に触れるか否かを第三実験として実施した。
一般に、洗浄用水として、界面活性剤を含む水(以下、界面活性剤水)を用いることが多い。例えば、食器用洗剤(石鹸水)には界面活性剤が含まれている。そこで、第三実験では、界面活性剤を含まない洗浄用水を用いた実施例9と、界面活性剤を含む洗浄用水を用いた比較例とで、酸素に触れる可能性が高いか否かを検証した。
ただし、第三実験では、着火性のある硫化鉄を実験として入手することは困難であったので、硫化鉄に代えて生石灰を用いた。生石灰は硫化鉄と同様に発熱性があるものである。
実験にあたり、生石灰を水道水に浸して変化を確認した。生石灰を水道水に浸すとすぐに激しく破裂したのを確認した。その際の温度は105℃であった。
比較例は、ビーカーにて生石灰を実施例1の洗浄液に1分間浸した後、生石灰を別のビーカーに移し、このビーカーの生石灰を、水道水に液体洗剤を添加したものに浸した。ここで、液体洗剤は、旭化成ホームプロダクツ株式会社製の商品名Frosch(フロッシュ)であり、この中には界面活性剤が含まれている。生石灰表面と水道水との温度変化を1分、5分、10分経過毎に測定した。測定結果が図8(B)に示されている。
図8(B)に示される通り、実施例1の洗浄液で皮膜した生石灰を水道水に液体洗剤を添加したものに浸した比較例では、生石灰表面と水道水とのいずれも温度が時間とともに上昇していることがわかる。これは、液体洗剤に含まれる界面活性剤によって洗浄液の被膜が破壊され、生石灰と空気中の酸素とが接触したと考えられるからである。つまり、界面活性剤を添加した水道水は洗浄液の被膜を阻害して水との接触を可能にしたため、温度上昇が見られたと思われる。その証拠として、界面活性剤入りの水道水の生石灰は3時間後にビーカーを見ると生石灰が破裂していることが確認できた。
例えば、前記実施形態では、アスファルトタンク1の内部に積層されたスラッジSの量を計量することにしたが、本発明では、この計量工程を省略するものでもよい。
本発明では、必ずしも熱交換器7を設けることを要しない。熱交換器を設ける場合であっても、チューブ74に擬集体分離素子75を必ずしも設けることを要しない。仮に、擬集体分離素子75をチューブ74に設ける場合であっても、前記実施形態の構成に限定されるものではない。つまり、擬集体分離素子75は、互いに結合した擬集体同士を機械的な力によって再度分離させる構成であれば、その具体的な構成は限定されるものではなく、例えば、チューブ74の内部にガラスウールを充填させるものであってもよい。
Claims (6)
- ルーフと側壁部とを有するアスファルトタンクの内部を洗浄する方法であって、
前記ルーフに先端がタンク内に開口するようにルーフ用ノズルを設置し前記側壁部に先端がタンク内に開口するように側壁用ノズルを設置するノズル設置工程と、
前記アスファルトタンクからアスファルトを排出した後に、前記アスファルトタンクの内部に積層されたスラッジに、炭化水素油の流動接触分解で留出されるLCO(Light Cycle Oil:分解軽油)が含まれた洗浄液を前記ルーフ用ノズルと前記側壁用ノズルとからそれぞれ噴射し、前記洗浄液で前記スラッジを溶解させ、前記洗浄液に溶解されたスラッジを前記アスファルトタンクから排出するとともに再度前記アスファルトタンクに戻す洗浄工程と、
前記アスファルトタンク内の洗浄が終了した後、前記アスファルトタンクから前記スラッジが溶解された前記洗浄液を排出するスラッジ排出工程と、を備えたことを特徴とするアスファルトタンクの洗浄方法。 - 請求項1に記載されたアスファルトタンクの洗浄方法において、
前記洗浄工程の前に、前記アスファルトタンクの内部に溶融状態のアスファルトを新たに導入し、前記アスファルトタンクに収納されたアスファルトを撹拌装置で撹拌するアスファルト撹拌工程を備えたことを特徴とするアスファルトタンクの洗浄方法。 - 請求項1又は請求項2に記載されたアスファルトタンクの洗浄方法において、
前記スラッジ排出工程の後に、前記ルーフ用ノズルから洗浄用水を前記アスファルトタンクの内部に噴射し、前記洗浄用水で前記アスファルトタンクの表面に生じた硫化鉄を剥がし、剥がされた硫化鉄を含む前記洗浄用水を前記アスファルトタンクから排出するとともに再度前記アスファルトタンクに戻す硫化鉄対策工程を備えたことを特徴とするアスファルトタンクの洗浄方法。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載されたアスファルトタンクの洗浄方法において、
前記洗浄液は、前記アスファルトタンクに堆積されているスラッジの量に対して前記LCOの量が1.0倍を超えることを特徴とするアスファルトタンクの洗浄方法。 - 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載されたアスファルトタンクの洗浄方法において、
前記洗浄液は、界面活性剤及びリモネンが添加される化学剤を含むことを特徴とするアスファルトタンクの洗浄方法。 - ルーフと側壁部とを有するアスファルトタンクの内部を洗浄する装置であって、
前記アスファルトタンクの内部に積層されたスラッジに、炭化水素油の流動接触分解で留出されるLCO(Light Cycle Oil:分解軽油)が含まれた洗浄液を噴射するノズルを有する洗浄液噴射ラインと、前記洗浄液に溶解されたスラッジを前記アスファルトタンクから排出するとともに再度前記アスファルトタンクに戻す循環ラインと、前記アスファルトタンクから前記スラッジが溶解された前記洗浄液を排出する排出ラインと、前記循環ラインに接続され前記ノズルに前記洗浄液を供給する洗浄液供給ラインと、を備え、前記ノズルは、前記ルーフに先端がタンク内に開口するように設置されるルーフ用ノズルと、前記側壁部に先端がタンク内に開口するように設置される側壁用ノズルと、を有する
ことを特徴とするアスファルトタンクの洗浄装置。
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