JP2017104869A - 膜モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】リークが発生した中空糸膜を確実に封止することができる膜モジュールを提供することを目的とする。【解決手段】中空糸膜2の開口Pに挿着される棒状で、且つ可撓性を有する樹脂からなる開口封止部材10を備え、中空糸膜2は、膜厚方向における一部または全部に、ポッティング材4を構成する樹脂が染み込んで硬化されており、開口封止部材10は、外径が開口Pの内径D2よりも小さい一端10aと、一端10aとは反対側の他端10bと、を備え、且つ一端10a側から他端10b側にかけて外径が拡大し、開口封止部材10は、変形し開口Pの内周面に当接して開口Pを封止している、膜モジュール1である。【選択図】図4

Description

本発明は、中空糸膜を備えた膜モジュールに関する。
精密ろ過膜、限外ろ過膜を利用した膜ろ過法に用いられる膜として、中空糸膜が知られている。中空糸膜を用いた膜モジュールは、膜面積が大きく、装置を小型化できるために、種々の膜分離の用途に広く利用されている。この種の膜モジュールとして、その両端が樹脂部で固定された複数の中空糸膜からなる中空糸膜束を備えるものが知られている。
ところで、このような膜モジュールでは、ろ過運転中、またはその他の事由により、中空糸膜の表面が傷付けられて被処理液のリークが発生する場合がある。リークが発生すると、十分なろ過性能が発揮されず、処理液の濁度が上がってしまう。
リークが発生した場合の補修として、例えば、中空糸膜の端部開口内にワックス棒の先端を挿入した後、ワックス棒を折損させて端部開口部を封止する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭61−407号公報
しかし、中空糸膜の端は、不作為に湾曲した状態で樹脂部に固定されているため、従来のワックス棒は、この湾曲に追従することができず、中空糸膜の端部開口に挿入する際、途中で折れてしまい、中空糸膜の端部開口を十分に封止することができない場合があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、リークが発生した中空糸膜を確実に封止することができる膜モジュールを提供することを目的とする。
本発明は、複数の中空糸膜からなる中空糸膜束と、中空糸膜束を端部で固定する樹脂部とを備え、中空糸膜の少なくとも一端部が樹脂部において開口された膜モジュールであって、中空糸膜の開口に挿着される棒状で、且つ可撓性を有する樹脂からなる開口封止部材を備え、中空糸膜は、膜厚方向における一部または全部に、樹脂部を構成する樹脂が染み込んで硬化されており、開口封止部材は、外径が開口の内径よりも小さい一端と、一端とは反対側の他端と、を備え、且つ一端側から他端側にかけて外径が拡大し、開口封止部材は、変形し開口の内周面に当接して開口を封止している。
棒状の開口封止部材は、その一端の外径が中空糸膜の開口の内径よりも小さいため、その一端を中空糸膜の開口に挿入し易い。また、その一端から挿入していくと、開口封止部材は、一端側から他端側にかけて外径が拡大しているので、丁度、開口の内径に合う部分が開口の内周面に当接して開口を封止できる。さらに、開口封止部材は、可撓性を有する樹脂からなるため、例えば、中空糸膜が湾曲した状態で樹脂部に固定されている場合であっても、この湾曲に追従して変形し、開口を確実に封止することができる。
本発明は、複数の中空糸膜からなる中空糸膜束と、中空糸膜束を端部で固定する樹脂部とを備え、中空糸膜の少なくとも一端部が樹脂部において開口された膜モジュールであって、中空糸膜の開口に挿着される棒状で、且つ可撓性を有する樹脂からなる開口封止部材を備え、中空糸膜は、膜厚方向における一部または全部に、樹脂部を構成する樹脂が染み込んで硬化されており、開口封止部材は、外径が開口の内径よりも小さい一端と、一端とは反対側の他端と、を備え、且つ一端側から他端側にかけて外径が拡大し、開口封止部材は、硬化された中空糸膜よりも柔軟であり、開口の内周面に当接して開口を封止している。
棒状の開口封止部材は、その一端の外径が中空糸膜の開口の内径よりも小さいため、その一端を中空糸膜の開口に挿入し易い。また、その一端から挿入していくと、開口封止部材は、一端側から他端側にかけて外径が拡大しているので、丁度、開口の内径に合う部分が開口の内周面に当接して開口を封止できる。さらに、開口封止部材は、可撓性を有する樹脂からなり、硬化された中空糸膜よりも柔軟であるため、例えば、中空糸膜が湾曲した状態で樹脂部に固定されている場合であっても、この湾曲に追従して変形し、開口を確実に封止することができる。
さらに、上記の開口封止部材では、テーパー部は、長手方向に直交する断面が円形であってもよい。
さらに、上記の開口封止部材の一端側の端部の外径は開口の内径に対して20%以上、95%以下であり、他端側の端部の外径は開口の内径に対して110%以上、300%以下であってもよい。
さらに、上記の開口封止部材では、一端から少なくとも5〜60mmの位置までの外径が、開口の内径よりも小さくてもよい。
さらに、開口封止部材に用いられる樹脂の融点は、50〜300℃であってもよい。なお、樹脂の融点は、JIS K0064:1992の規定に従って測定されてもよい。
さらに、開口封止部材に用いられる樹脂の曲げ弾性率は、100〜2000MPaであってもよい。なお、樹脂の曲げ弾性率は、JIS K7171の規定に沿って測定されてもよい。
さらに、開口封止部材に用いられる樹脂のデュロメータータイプD硬度は、15〜90Dであってもよい。なお、樹脂のデュロメータータイプD硬度は、JIS K7215:1986の規定に沿って測定されてもよい。
さらに、開口封止部材に用いられる樹脂のシャルピー衝撃強さは、23℃において1〜30kJ/mであってもよい。なお、樹脂のシャルピー衝撃強さは、JIS K7111−1:2006の規定に沿って測定されてもよい。
さらに、開口封止部材に用いられる樹脂の密度は、0.8〜2.2g/cmであってもよい。なお、樹脂の密度は、JIS K7112:1999の規定に沿って測定されてもよい。
さらに、開口封止部材に用いられる樹脂は、ポリエチレンであってもよい。
さらに、開口封止部材に用いられる樹脂は、低密度ポリエチレンであってもよい。
さらに、開口封止部材に用いられる樹脂は、高密度ポリエチレンであってもよい。
さらに、開口封止部材に用いられる樹脂は、ポリプロピレンであってもよい。
さらに、開口封止部材に用いられる樹脂は、超高分子量ポリエチレンであってもよい。
本発明によれば、リークが発生した中空糸膜を確実に封止することができる。
実施形態に係る膜モジュールを模式的に示す縦断面図である。 膜モジュールの端面図である。 実施形態に係る開口封止部材を示す平面図及び断面図である。 図2の膜モジュールの端部を拡大して示す縦断面図である。 図4に示す膜モジュールのV−V線に沿った断面図である。 実施形態に係る膜モジュールの補修方法を説明するための断面図である。 開口封止部材の変形例を示す平面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
本実施形態に係る膜モジュール1(図1参照)は、上下水道、食品工業、一般工業、医療、理化学といった様々な分野で利用される。
図1及び図2に示されるように、本実施形態に係る膜モジュール1は、複数の中空糸膜2からなる中空糸膜束3と、中空糸膜束3の両端部で複数の中空糸膜2同士をそれぞれ固定するポッティング材(樹脂部)4と、中空糸膜束3を収容する筒状のケーシング5と、を備える。膜モジュール1は、ケーシング5の両端に配管接続用のキャップ6をナット7によってそれぞれ装着できるようになっている。ナット7を締めることで、キャップ6の溝に配置されたOリング8によって当該箇所がそれぞれシールされる。膜モジュール1は、上下対称であり、両端に同じ構造を有している。同じ構造のものには、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
中空糸膜2の両端部は、ポッティング材4において開口している。即ち、中空糸膜2の両端部において、中空糸膜2の端面にはポッティング材4が接触しておらず、中空糸膜2の外周面にはポッティング材4が接触している。そのため、中空糸膜2の開口Pは、ポッティング材4を避けて露出した状態である。また、一部の中空糸膜2の開口Pには、開口封止部材10が挿着されている(詳しくは後述)。なお、図2では、開口封止部材10が挿着された開口Pを黒丸で示している。
中空糸膜2としては、精密ろ過膜、限外ろ過膜等を用いることができる。中空糸膜2の素材は特に限定されず、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリアクリロニトリル、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリアミド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ(4−メチルペンテン)、エチレン−ビニルアルコール共重合体、セルロース、酢酸セルロース、ポリフッ化ビニリデン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリテトラフルオロエチレン等が挙げられ、また、これらの複合素材も使用できる。
また、中空糸膜2の形状としては、好ましくは内径50μm〜3000μm、より好ましくは500〜2000μmであり、外径に対する内径の比(内/外径比)が0.3〜0.8のものが好適に使用される。特にろ過能力はより高い方が良く、ろ過速度を早めるため、0.8ml/min/cm at 0.1MPa、25℃以上のろ過能力を有する中空糸膜2を用いることが好ましい。なお、破裂強度、圧縮強度が高い材質のもので、0.5MPa以上の耐圧性を有するものが好ましい。
中空糸膜束3は、複数の中空糸膜2を束ねるようにまとめることで形成される。中空糸膜2の本数は、直径150mmの中空糸膜束3で、例えば、3000本である。
ポッティング材4は、中空糸膜束3の両端部において所定の接着剤樹脂が中空糸膜2の間に充填された後、硬化されて形成される。この接着剤樹脂としては、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、オレフィン系ポリマー、シリコーン樹脂、フッ素含有樹脂等の高分子材料が好ましい。また、ポッティング材4は、使用中に生じる差圧に耐え得る耐圧性を有することが必要であり、そのためには適度な硬さを有していることが望ましい。一方、物理洗浄時等の流体の流れによる中空糸膜2の破断をより長期間確実に防止するために、適度な柔らかさを有した接着剤樹脂を使用することが望ましい。
ケーシング5は、その両端付近に流体の出入り用のノズル5aを有している。加工の容易性及び軽量化の点から、ケーシング5は、プラスチック類で形成されたものが好ましく、プラスチック類の具体例として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリフッ化ビニリデン、ABS樹脂及び塩化ビニル樹脂等が挙げられる。ケーシング5の大きさは、外径が80〜250mmであり、かつ、長さが500〜2500mmであることが好ましく、外径が160〜180mmであり、かつ、長さが800〜1100mmであることが特に好ましい。
ケーシング5内に収容された中空糸膜束3の両端部には、中空糸膜2の密度分布の偏りを低減するために仕切り板11が挿入されている。さらに棒状の棒部材を中空糸膜束3の両端部に挿入し、中空糸膜2の密度分布の偏りを低減するようにしてもよい。仕切り板11及び棒部材は、ポッティング材4と同様の材料を用いて形成されていても良いし、疑似物性値を有する別素材であっても良く、例えば、エポキシ樹脂、ビニルエステル樹脂、ウレタン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、オレフィン系ポリマー、シリコーン樹脂、フッ素含有樹脂等の高分子材料によって形成されても良い。仕切り板11及び棒部材の表面は、意図的に粗面とし、ポッティング材4が充填、硬化された際の結合(接着)強度を高めるように配慮されていても良い。
仕切り板11は、矩形の二枚の平板が互いに直交するように嵌め合わされており、交線となる中央から放射状に延在する四枚の仕切片11aを有する形状となっている。仕切片11aの寸法は、ケーシング5の両端部における内径の略半分に対応している。四枚の仕切片11aにより、中空糸膜束3の両端部は、ケーシング5内においてそれぞれ実質的に四等分されている。また、棒部材12は、このように四等分された中空糸膜束3ごとに両端部にそれぞれ挿入されている。
以上のように構成された膜モジュール1によれば、キャップ6のいずれか一方を介して被処理液を膜モジュール1に導入することにより、キャップ6の残りの一方を介して濃縮水が膜モジュール1から排出されると共に、中空糸膜2によってろ過されたろ過水が二つのノズル5aを介して膜モジュール1から排出される(内圧式ろ過)。
このような膜モジュール1では、中空糸膜2の表面に傷があると、被処理液のリークが発生する場合がある。そこで、リークが発生した中空糸膜2の端部の開口P内には開口封止部材10が挿着される。開口封止部材10について以下に詳しく説明する。
図3(a)は、実施形態に係る開口封止部材を示す平面図であり、図3(b)は、III(b)−III(b)線に沿った断面図である。図3(a)及び図3(b)に示すように、開口封止部材10は、一端10aと、一端10aとは反対側の他端10bと、一端10a側から他端10b側にかけて外径が漸次拡大する線形テーパー状のテーパー部Tとを備えている。本実施形態では、テーパー部Tは、一端10aから他端10bまで連続して設けられている。即ち、開口封止部材10は、一端10aから他端10bまでの全体がテーパー部Tとなっており、テーパー部Tの一端10a側の端部は一端10aに一致し、テーパー部Tの他端10b側の端部は他端10bに一致している。
テーパー部Tは、長手方向に直交する断面が円形である。テーパー部Tの一部は、開口Pの内周面に当接して開口Pを封止する封止部Sである。また、他端10bから封止部Sまでの間に切除可能な非挿着部Rが設けられている。一端10aの外径D1は、中空糸膜2の開口Pの内径D2(図4及び図5参照)よりも小さい。これにより、開口封止部材10を開口Pに挿入し易くなる。また、他端10bの外径D3は、開口Pの内径D2よりも大きい。なお、テーパー部Tの封止部Sの位置は、中空糸膜2の内径D2に左右される。例えば、個体差によって内径D2が狭いと、一端10a寄りとなり、広いと他端10bよりとなる。しかしながら、一定の範囲で封止部Sとなり得る領域は決まるため、その領域よりも他端10b側が非挿着部Rとなる。非挿着部Rは、他端10bから5mm以上の範囲とされる。
テーパー部Tのテーパー角は、0.1〜5°であり、テーパー部Tの一端10a側の端部、即ち本実施形態では一端10aの外径D1は開口Pの内径D2に対して20%以上、95%以下である。また、テーパー部Tの他端10b側の端部、即ち本実施形態では他端10bの外径D3は開口Pの内径D2に対して110%以上、300%以下である。
開口封止部材10は、可撓性を有する樹脂からなる。この樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、超高分子量ポリエチレン等が挙げられる。膜モジュール1の洗浄時には、液温度が70℃を超える場合があるため、それ以上の融点(耐熱性)を有する樹脂が好ましく、使用液温度にもよるが、JIS K0064:1992の規定に従って測定される融点は50〜300℃であることがより好ましい。開口封止部材10は、例えば、射出成形により製造される。なお、融点は、例えば、低密度ポリエチレンで112℃、高密度ポリエチレンで130℃、ポリプロピレンで130〜165℃程度である。なお、ワックス棒に用いられるパラフィン(蝋)の融点は、40〜65℃が一般的である。
図4は、図2の膜モジュールの端部を拡大して示す縦断面図であり、図5は、図4に示す膜モジュールのV−V線に沿った断面図である。図4に示すように、中空糸膜2の端部は、不作為に湾曲した状態でポッティング材4に固定されている。開口封止部材10は、可撓性を有するため、湾曲に追従して、中空糸膜2の端部の開口Pを確実に封止することができる。
このように中空糸膜2を傷つけることなく、湾曲に追従させるためには、JIS K7171の規定に沿って測定される開口封止部材10を構成する樹脂の曲げ弾性率は、100〜2000MPaであることが好ましい。なお、曲げ弾性率は、例えば、低密度ポリエチレンで180MPa、高密度ポリエチレンで900MPa、ポリプロピレンで1500MPa程度である。ポッティング材4の曲げ弾性率は、例えば、ウレタン樹脂で600MPa程度である。
また、同様の理由により、当該樹脂は、JIS K7215:1986に規定されるタイプDデュロメーターにより測定される硬度(デュロメータータイプD硬度)が15〜90Dであることが好ましく、JIS K7111−1:2006の規定に沿って測定されるシャルピー衝撃強さが23℃において1〜30kJ/mであることが好ましく、JIS K7112:1999の規定に沿って測定される密度が0.8〜2.2g/cmであることが好ましい。
次に、膜モジュール1の補修方法について以下に説明する。まず、トルクレンチ等を使用してナット7を回し、ナット7、キャップ6及びOリング8を膜モジュール1から取り外す。そして、膜モジュール1を水中に沈めると共に、ノズル5aのいずれか一方にエア導入用ヘルール、ノズル5aの残りの一方にブラインドヘルールをそれぞれ取り付ける。
続いて、エア導入用ヘルールを介してノズル5aの一方からケーシング5内にエア(空気)を低圧から徐々に圧力を上げながら所定の圧力となるまで供給し、中空糸膜束3の周りの空間を加圧する。所定の圧力は、例えば、0.2MPaであり、リークを発生させる傷等を有さない中空糸膜2であれば、エアを中空部分へと透過させない程度の圧力である。
これにより、リークが発生した中空糸膜2では、開口Pに連通する中空部分にエアが供給されて、その結果、開口Pから気泡が発生する。したがって、複数の中空糸膜2のうち、開口Pからエアが流出した中空糸膜2をリークが発生した中空糸膜2と特定することができる(特定工程)。なお、ケーシング5内に供給されるエアとしては、フィルターろ過済みでオイルフリーのものが用いられる。
続いて、図6に示すように、開口封止部材10をリークが発生した中空糸膜2の開口Pに挿着し、開口Pを封止する(封止工程)。まず、図6(a)に示すように、開口封止部材10を準備する。続いて、図6(b)に示すように、特定した中空糸膜2の開口Pの内部に、一端10a側から開口封止部材10を挿入する(挿入工程)。挿入の程度は、例えば、手で押し込める程度である。このとき、開口Pから突き出た開口封止部材10の一部分は、一端10a側に封止部Sを含むとともに、他端10b側に非挿着部Rを含む。
続いて、図6(c)に示すように、開口封止部材10の開口Pから突き出た部分のうち非挿着部Rを切断する(切断工程)。切断は、例えば、ニッパー等を使って開口Pから約5mmの位置で行う。続いて、図6(d)に示すように、切断された残りの残余部分である封止部Sを開口P内に圧入する(圧入工程)。圧入は、例えば、金槌等を使って少しずつ打ち込む。このとき、開口Pから出ている開口封止部材10の高さは1mm以下とする。
続いて、再度、膜モジュール1を水中に沈めると共に、ケーシング5内にエアを供給して中空糸膜束3の周りの空間を加圧し、開口封止部材10を挿着した開口Pから空気が流出しないことを確かめる(補修確認工程)。
最後に、膜モジュール1を水中から取り出し、トルクレンチ等を使用してナット7を回し、Oリング8、キャップ6及びナット7を膜モジュール1に取り付ける。
次に、開口封止部材10、膜モジュール1、膜モジュール1の補修方法の効果について説明する。棒状の開口封止部材10は、その一端10aの外径D1が中空糸膜2の端部の開口Pの内径D2よりも小さいため、その一端10aを開口Pに挿入する際は、一端10a側から挿入することにより、開口封止部材10を開口Pに挿入し易い。また、開口封止部材10は、開口Pの内周面に当接して開口Pを封止する封止部Sを備えるため、開口Pを封止することができる。
さらに、開口封止部材10は、ポリエチレン、ポリプロピレン、超高分子量ポリエチレン等の可撓性を有する樹脂からなり、樹脂の曲げ弾性率は、好ましくは100〜2000MPaである。このため、中空糸膜2の端部が湾曲した状態でポッティング材4に固定されている場合であっても、ワックス棒のように途中で折れることなく、この湾曲に追従して開口Pに挿着されるので、開口Pを確実に封止することができる。また、開口封止部材10は、開口Pに圧入される前であれば、ワックス棒のように途中で折れることなく、容易に離脱させることができる。したがって、リークが発生した中空糸膜を特定する際に仮封止を行い、特定した箇所が正しいか否かを確認することが可能である。
また、仮に、開口封止部材10をステンレス鋼等の硬い金属で構成した場合、中空糸膜2に亀裂や破れを発生させ、中空糸膜2を傷つけるおそれがある。特に、ポッティング材4で固定された端部において、中空糸膜2の膜厚方向における一部又は全部は、ポッティング材4を構成する樹脂が染み込んで硬化された状態であるため、樹脂が染み込んでいない状態に比べると、亀裂が発生し易くなっている。このような場合であっても、開口封止部材10を中空糸膜2より柔軟な樹脂とすることにより、亀裂が発生し難くなる。
また、開口封止部材10は、線形テーパー状であり、一端10aから他端10bまで漸次外径が拡大するため、開口Pの内径D2が分布を有していても、一端10aから他端10bまでの間に開口Pの内面に当接して開口Pを封止する封止部Sを備えることができる。例えば、内径1.4mmの中空糸膜2の場合、前後0.1mm程度の誤差を有し、開口Pの内径D2が実際には1.3〜1.5mmの範囲で分布を有することがある。このように複数の中空糸膜2の内径に固体差がある場合であっても、開口Pに挿入する開口封止部材10の長さを調節することにより、開口Pを封止することができる。
また、テーパー角は0.1〜5°であり、テーパー部Tの一端10aの外径D1は開口Pの内径D2に対して20%以上、95%以下であり、テーパー部Tの他端10bの外径D3は開口Pの内径D2に対して110%以上、300%以下である。これによれば、テーパー部Tは非常に緩やかな線形テーパー形状であるので、外径が開口Pの内径D2と略同等となり、開口Pの内周面に当接され易くなる範囲が十分に確保され易い。すなわち、封止部Sとして十分な軸方向の長さが確保され易い。このため、開口封止部材10が開口Pから離脱し難く、開口Pを確実に封止することができる。
さらに、開口封止部材10は、一端10aから少なくとも5〜60mmの位置までの外径が、開口Pの内径D2より小さいので、開口Pに挿入される長さを少なくとも5mmとすることができる。したがって、開口封止部材10は、少なくとも5mmの長さにおいて、湾曲した中空糸膜2に挿入されていることとなるので、開口Pから離脱し難く、開口Pを確実に封止することができる。また、開口Pに挿入される長さを60mmより小さくすることで、ポッティング材4によって固定されていない柔軟な中空糸膜2の部分にまで開口封止部材10が挿入され、当該部分を傷つけるのを防ぐことができる。
また、開口封止部材10では、一端10aから封止部Sに向かう長手方向Lに直交する断面が円形であり、中空糸膜2の開口Pと同じ形状であるため、開口Pを封止し易くなる。
また、膜モジュール1の補修方法では、封止工程は、ニッパーや金槌といった市販されている工具のみで実施することができる。
また、膜モジュール1の補修方法では、水中で封止工程の前に、膜モジュール1を水中に沈めると共に、ケーシング5内にエアを供給して中空糸膜束3の周りの空間を加圧し、複数の中空糸膜2のうち、開口Pからエアが流出した中空糸膜2をリークが発生した中空糸膜2と特定する特定工程を備えている。このように水中で開口Pからエアを流出させるので、リークが発生した中空糸膜2を目視で容易に特定することができる。
さらに、膜モジュール1の補修方法は、封止工程の後で、膜モジュール1を水中に沈めると共に、ケーシング5内にエアを供給して中空糸膜束3の周りの空間を加圧し、開口封止部材10を挿着した開口Pからエアが流出しないことを確かめる補修確認工程を備えている。特定工程と同様に、水中でエアが流出しないことを確かめるので、目視で容易に補修確認をすることができる。
なお、本実施形態では、テーパー部Tは、一端10aから他端10bまで連続して設けられ、開口封止部材10は、一端10aから他端10bまでの全体がテーパー部Tであるとして説明したが、これに限られない。テーパー部Tは、開口封止部材10の一部分であってもよく、例えば、図7に示すようなものであってもよい。図7に示すように、開口封止部材10は、一端10aから、封止部Sよりも他端10b側の位置10cにかけて外径が漸次拡大するテーパー部Tを備えている。位置10cは、テーパー部Tの他端10b側の端部である。テーパー部Tは、線形テーパー状であり、位置10cから他端10bにかけては外径が同一の円柱状である。
なお、開口封止部材10は、リークが発生した中空糸膜2を封止するだけでなく、リークが発生していない中空糸膜2を封止してもいい。これにより、例えば、膜モジュール1のろ過能力を調節することができる。
以下、実施例により本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
[開口封止部材の作製]
市販されている低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンを材質として用い、射出成型により図3に示した開口封止部材(補修釘)を作製した。また、比較例として特許文献1に基づきワックス棒も作製した。表1に作製した開口封止部材の主な物性値を示す。各物性値の測定は全て上述の発明を実施するための形態に記載したJIS規格に基づき実施した。
Figure 2017104869
続いて、作製した開口封止部材を用い、発明を実施するための形態に記載した膜モジュールの補修方法に従って、リークが発生した中空糸膜の開口を封止し、膜モジュールの補修を実施した。補修を実施した膜モジュールについて、リークが発生した中空糸膜への開口封止部材の打ち込み性を確認すると共に、以下の確認及び評価を行った。実施した結果をまとめたものを表2に示す。
Figure 2017104869

[エア加圧による封止効果確認]
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、およびポリプロピレンを用いて作製された開口封止部材を開口に挿着することにより補修した中空糸膜について、補修した中空糸膜の逆側から、0.3MPaのエア加圧を実施した。加圧後3分間にわたって補修部においてリークが発生しないことを確認した。
一方ワックス棒を用いて作製された開口封止部材を開口に挿着することを試みたが、装着時に折れてしまい十分な挿着を実施することができなかった。その後、補修を試みた中空糸膜の逆側から、0.3MPaのエア加圧を実施した。リークが発生し、補修が行えていないことを確認した。
[冷熱サイクル運転による補修部耐久性の評価]
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、およびポリプロピレンを用いて作製された開口封止部材により開口を封止して補修した膜モジュールについて、エア加圧による封止効果を確認(リーク検査)した後、20〜75℃の冷熱サイクル運転を1500サイクル実施した。続いて、再びリーク検査を実施し、開口封止部材によるリーク封止効果は維持されたままであることを確認した。
[ろ過/逆洗圧繰り返し運転による補修部耐久性の評価]
低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、およびポリプロピレンを用いて作製された開口封止部材により開口を封止して補修した膜モジュールについて、エア加圧による封止効果を確認(リーク検査)した後、ろ過圧50〜70kPa,逆洗圧70kPaで運転を実施した。水温は常温とした。ろ過と逆洗をそれぞれ60sec、15sec実施する過程を1サイクルとし、150000サイクル運転を実施した。続いて、再びリーク検査を実施し、開口封止部材によるリーク封止効果は維持されたままであることを確認した。
1…膜モジュール、2…中空糸膜、3…中空糸膜束、4…ポッティング材(樹脂部)、5…ケーシング、10…開口封止部材、10a…一端(テーパー部の一端側の端部)、10b…他端(テーパー部の他端側の端部)、10c…位置(テーパー部の他端側の端部)、11…仕切り板、D1…一端の外径、D2…開口の内径、D3…他端の外径、L…長手方向、P…開口、S…封止部、T…テーパー部、R…非挿着部。

Claims (15)

  1. 複数の中空糸膜からなる中空糸膜束と、前記中空糸膜束を端部で固定する樹脂部とを備え、前記中空糸膜の少なくとも一端部が前記樹脂部において開口された膜モジュールであって、
    前記中空糸膜の前記開口に挿着される棒状で、且つ可撓性を有する樹脂からなる開口封止部材を備え、
    前記中空糸膜は、膜厚方向における一部または全部に、前記樹脂部を構成する樹脂が染み込んで硬化されており、
    前記開口封止部材は、外径が前記開口の内径よりも小さい一端と、前記一端とは反対側の他端と、を備え、且つ前記一端側から前記他端側にかけて外径が拡大し、
    前記開口封止部材は、変形し前記開口の内周面に当接して前記開口を封止している、膜モジュール。
  2. 複数の中空糸膜からなる中空糸膜束と、前記中空糸膜束を端部で固定する樹脂部とを備え、前記中空糸膜の少なくとも一端部が前記樹脂部において開口された膜モジュールであって、
    前記中空糸膜の前記開口に挿着される棒状で、且つ可撓性を有する樹脂からなる開口封止部材を備え、
    前記中空糸膜は、膜厚方向における一部または全部に、前記樹脂部を構成する樹脂が染み込んで硬化されており、
    前記開口封止部材は、外径が前記開口の内径よりも小さい一端と、前記一端とは反対側の他端と、を備え、且つ前記一端側から前記他端側にかけて外径が拡大し、
    前記開口封止部材は、硬化された前記中空糸膜よりも柔軟であり、前記開口の内周面に当接して前記開口を封止している、膜モジュール。
  3. 前記開口封止部材は、長手方向に直交する断面が円形である、請求項1または2記載の膜モジュール。
  4. 前記開口封止部材の前記一端側の端部の外径は前記開口の内径に対して20%以上、95%以下であり、前記他端側の端部の外径は前記開口の内径に対して110%以上、300%以下である、請求項1〜3のいずれか一項記載の膜モジュール。
  5. 前記開口封止部材では、前記一端から少なくとも5〜60mmの位置までの外径が、前記開口の内径よりも小さい、請求項1〜4のいずれか一項記載の膜モジュール。
  6. 前記開口封止部材に用いられる前記樹脂の融点は、50〜300℃である、請求項1〜5のいずれか一項記載の膜モジュール。
  7. 前記開口封止部材に用いられる前記樹脂の曲げ弾性率は、100〜2000MPaである、請求項1〜6のいずれか一項記載の膜モジュール。
  8. 前記開口封止部材に用いられる前記樹脂のデュロメータータイプD硬度は、15〜90Dである、請求項1〜7のいずれか一項記載の膜モジュール。
  9. 前記開口封止部材に用いられる前記樹脂のシャルピー衝撃強さは、23℃において1〜30kJ/mである、請求項1〜8のいずれか一項記載の膜モジュール。
  10. 前記開口封止部材に用いられる前記樹脂の密度は、0.8〜2.2g/cmである、請求項1〜9のいずれか一項記載の膜モジュール。
  11. 前記開口封止部材に用いられる前記樹脂は、ポリエチレンである、請求項1〜10のいずれか一項記載の膜モジュール。
  12. 前記開口封止部材に用いられる前記樹脂は、低密度ポリエチレンである、請求項1〜11のいずれか一項記載の膜モジュール。
  13. 前記開口封止部材に用いられる前記樹脂は、高密度ポリエチレンである、請求項1〜11のいずれか一項記載の膜モジュール。
  14. 前記開口封止部材に用いられる前記樹脂は、ポリプロピレンである、請求項1〜10のいずれか一項記載の膜モジュール。
  15. 前記開口封止部材に用いられる前記樹脂は、超高分子量ポリエチレンである、請求項1〜11のいずれか一項記載の膜モジュール。
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