JP2017104814A - 消泡剤、これを含む水溶性樹脂組成物及び水溶性樹脂水溶液 - Google Patents

消泡剤、これを含む水溶性樹脂組成物及び水溶性樹脂水溶液 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、消泡性に優れ、特に使用温度に関わらず優れた消泡性を発揮する消泡剤を提供することである。【解決手段】1重量%イオン交換水溶液での曇点が10〜50℃である非イオン界面活性剤(A)及び1重量%イオン交換水溶液での曇点が測定限界外である0℃以下である非イオン界面活性剤(B)を含有することを特徴とする消泡剤を用いる。さらに疎水性シリカ(Ca)、脂肪酸アミド(Cb)及びワックス(Cc)からなる群より選ばれる少なくとも1種の核剤(C)を含有することが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、消泡剤、これを含む水溶性樹脂組成物及び水溶性樹脂水溶液に関する。
「脂肪酸エステル系化合物、エーテル系化合物、金属石鹸系化合物又はシリコン系化合物から選ばれる1種または2種以上の消泡剤」が知られている(特許文献1の請求項2等)。
特開平11−277877号公報
従来の消泡剤では、消泡性が不十分であり、特に消泡の対象となる発泡液(特に水溶性樹脂水溶液)の温度によって消泡性が大きく低下する場合があるという問題がある。
本発明の目的は、消泡性に優れ、特に使用温度に関わらず優れた消泡性を発揮する消泡剤を提供することである。
本発明の消泡剤の特徴は、1重量%イオン交換水溶液での曇点が10〜50℃である非イオン界面活性剤(A)及び1重量%イオン交換水溶液での曇点が測定限界外である0℃以下である非イオン界面活性剤(B)を含有する点を要旨とする。
本発明の水溶性樹脂組成物の特徴は、水溶性樹脂と上記の消泡剤とを含む点を要旨とする。
本発明の水溶性樹脂水溶液の特徴は、水溶性樹脂、上記の消泡剤及び水を含む点を要旨とする。
本発明の消泡剤は消泡性に優れ、特に使用温度に関わらず優れた消泡性を発揮する。
本発明の水溶性樹脂組成物は、上記の消泡剤を含むので、この水溶性樹脂組成物を水に溶解した水溶液の消泡性に優れ、特に使用温度に関わらず優れた消泡性を発揮する。
本発明の水溶性樹脂水溶液は、上記の消泡剤を含むので、消泡性に優れ、特に使用温度に関わらず優れた消泡性を発揮する。
1重量%イオン交換水溶液での曇点が10〜50℃である非イオン界面活性剤(A)としては、(1)アルコール、アミド、アミン、ヒドロキシカルボン酸又はアミノカルボン酸とモノエポキシドとのエポキシ開環反応体、(2)(1)のエポキシ開環反応体とカルボン酸、ハロゲン化物又はイソシアネートとの反応体(エステル、エーテル又はウレタン)が含まれる。
アルコールとしては、1価アルコール及び多価アルコールが含まれる。
1価アルコールとしては、炭素数1〜22のモノオールが含まれ、メタノール、ブタノール、2−エチルヘキシルアルコール、デシルアルコール、イソデシルアルコール、ドデシルアルコール、トリデシルアルコール、オクタデシルアルコール、ドコシルアルコール、オクタデセニルアルコール及びイソオクタデシルアルコール等が挙げられる。
多価アルコールとしては、炭素数2〜30のポリオールが含まれ、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、テトラグリセリン、デカグリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、ジヒドロキシアセトン、ソルビタン、ソルビトール、フルクトース、グルコース、マンノース、ガラクトース、スクロース、ラクトース及びトレハロース等が挙げられる。
アミドとしては、モノアミド及びポリアミドが含まれる。
モノアミドとしては、炭素数1〜22のモノアミドが含まれ、メタン酸アミド、ドデカン酸アミド、オクタデカン酸アミド及びドコサン酸アミド等が挙げられる。
ポリアミドとしては、炭素数3〜38のポリアミドが含まれ、マロン酸ジアミド、エチレンビスオクチルアミド及びエチレンビスステアリルアミド等が挙げられる。
アミンとしては、炭素数2〜18のモノアミン(ジメチルアミン、エチルアミン、アニリン及びステアリルアミン等)及び炭素数2〜6のポリアミン(エチレンジアミン、ジエチレントリアミン及びヘキサメチレンジアミン等)等が挙げられる。
ヒドロキシカルボン酸としては、炭素数2〜18のヒドロキシカルボン酸が含まれ、ヒドロキシ酢酸、酒石酸、リンゴ酸及び12−ヒドロキシステアリン酸等が挙げられる。
アミノカルボン酸としては、炭素数2〜12のアミノカルボン酸が含まれ、グリシン、4−アミノ酪酸、6−アミノヘキサン酸及び12−アミノラウリン酸等が挙げられる。
モノエポキシドとしては、分子中にエポキシ基を1個もつ化合物が含まれ、炭素数2〜18のアルキレンオキシド、グリシドール、炭素数4〜18のアルキルグリシジルエーテル及び炭素数5〜18のアルケニルグリシジルエーテルが含まれる。
炭素数2〜18のアルキレンオキシドとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシド、1,2−デセンエポキシド、1,2−ドデセンエポキシド及び1,2−オクタデセンエポキシド等が挙げられる。
炭素数4〜21のアルキルグリシジルエーテルとしては、メチルグリシジルエーテル、エチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、ドデシルグリシジルエーテル及びオクタデシルグリシジルエーテル等が挙げられる。
炭素数5〜21のアルケニルグリシジルエーテルとしては、ビニルグリシジルエーテル、ブテニルグリシジルエーテル、2−エチルヘキセニルグリシジルエーテル、ドデセニルグリシジルエーテル及びオクタデセニルグリシジルエーテル等が挙げられる。
カルボン酸としては、モノカルボン酸及びポリカルボン酸が含まれる。
モノカルボン酸としては、炭素数1〜22のモノカルボン酸が含まれ、メタン酸、2−エチルヘキサン酸、ドデカン酸、オクタデカン酸、オクタデセン酸、ドコサン酸及び安息香酸等が挙げられる。
ポリカルボン酸としては、炭素数4〜36のポリカルボン酸が含まれ、マレイン酸、ヘキサン二酸及びダイマー酸等が挙げられる。
ハロゲン化物としては、炭素数1〜18のハロゲン化アルキルが含まれ、塩化メチル、ヨウ化メチル、臭化メチル及び塩化オクチル等が挙げられる。
イソシアネートとしては、炭素数2〜19のイソシアン酸アルキルが含まれ、イソシアン酸メチル、イソシアン酸2−エチルヘキシル、イソシアン酸オクタデシル、イソシアン酸シクロヘキシル及びイソシアン酸フェニル等が挙げられる。
非イオン界面活性剤(A)のうち、エポキシ開環反応体において、アルコール、アミド、アミン、ヒドロキシカルボン酸又はアミノカルボン酸とモノエポキシドとの反応比率は、アルコール、アミド、アミン、ヒドロキシカルボン酸又はアミノカルボン酸に含まれるヒドロキシル基、カルバモイル基(N−置換カルバモイル基を含む)、アミノ基又はカルボキシル基1モルあたり、モノエポキシドが1〜100モルであることが好ましい。開環反応の反応条件等は公知の条件で達成できる。
非イオン界面活性剤(A)のうち、エポキシ開環反応体とカルボン酸、ハロゲン化物又はイソシアネートとの反応体において、エポキシ開環反応体とカルボン酸、ハロゲン化物又はイソシアネートとの反応比率は、エポキシ開環反応体1モル当たり、カルボン酸、ハロゲン化物又はイソシアネートが1〜6モルが好ましい。反応条件等は公知の条件で達成できる。
非イオン界面活性剤(A)のうち、多価アルコール及びモノエポキシドのエポキシ開環反応体、多価アルコール及びモノエポキシドのエポキシ開環反応体とカルボン酸とのエステル及び一般式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物が好ましく、さらに好ましくは一般式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物である。

O-(AO)-R (1)
は炭素数4〜25のアルキル基、アルケニル基若しくはアシル基又は炭素数7〜25のアルキルアリール基、Rは水素原子若しくは炭素数1〜24の1価の有機基、AOは炭素数2〜18のオキシアルキレン基、グリシドールの反応残基、炭素数4〜18のアルキルグリシジルエーテルの反応残基又は炭素数5〜18のアルケニルグリシジルエーテルの反応残基を表し、一分子中に複数のAOが存在する場合、AOは複数種類から構成されてもよく、nは2〜100の整数である。
炭素数4〜25のアルキル基としては、ブチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、イソデシル基、ドデシル基、トリデシル基、オクタデシル基及びイソオクタデシル基等が挙げられる。
炭素数4〜25のアルケニル基としては、ブテニル基、オクタデセニル基、オクタデカントリエニル基、ヘキサオクテニル基及びドコセニル基等が挙げられる。
炭素数4〜25のアシル基としては、ブタノイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、デカノイル基、ドデカノイル基、テトラデカノイル基、ヘキサデカノイル基、オクタデカノイル基、イコサノイル基、エイコサノイル基、ヘンイコサノイル基、ヘンエイコサノイル基、ドコサノイル基、トリコサノイル基、テトラコサノイル基、ペンタコサノイル基、ブテノイル基、ブタジエノイル基、ヘキセノイル基、オクテノイル基、デセノイル基、ドデセノイル基、テトラデセノイル基、シクロヘキサノイル基、メチルシクロヘキサノイル基及びメチルシクロヘキセノイル基等が挙げられる。
炭素数7〜25のアルキルアリール基としては、ノニルフェニル基、ドデシルフェニル基及びオクチルフェニル基等が挙げられる。
水素原子若しくは炭素数1〜24の1価の有機基(R)のうち、炭素数1〜24の1価の有機基としては、アルキル基(R)、アルケニル基(R’)、アシル基(−COR)、アロイル基(−COR’)、N−アルキルカルバモイル基(−CONHR)、N−アルケニルカルバモイル基(−CONHR’)、アルキルカルボニルアミノ基(−NHCOR)、アルケニルカルボニルアミノ基(−NHCOR’)、アルキルカルボキシアミノ基(アルキルカーバメート基、−NHCOOR)及びアルケニルカルボキシアミノ基(アルケニルカーバメート基、−NHCOOR’)が含まれる。
アルキル基(R)としては、メチル基、ブチル基、2−エチルヘキシル基、デシル基、ドデシル基、ヘキサデシル基、オクタデシル基及びエイコシル基等が挙げられる。
アルケニル基(R’)としては、ビニル基、イソプロペニル基、ブテニル基、ヘキセニル基、オクテニル基及び2−エチルヘキセニル基等が挙げられる。
炭素数2〜18のオキシアルキレン基、グリシドールの反応残基、炭素数4〜18のアルキルグリシジルエーテルの反応残基又は炭素数5〜18のアルケニルグリシジルエーテルの反応残基(AO)のうち、炭素数2〜18のオキシアルキレン基としては、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシ−1,2−デシレン基、オキシ−1,12−ドデシレン基、オキシ−1,2−ドデシレン基及びオキシ−1,2−オクタデシレン基等が挙げられる。
また、(AO)のうち、炭素数4〜21のアルキルグリシジルエーテルの反応残基としては、メチルグリシジルエーテル、エチルグリシジルエーテル、ブチルグリシジルエーテル、2−エチルヘキシルグリシジルエーテル、ドデシルグリシジルエーテル又はオクタデシルグリシジルエーテルの反応残基等が挙げられる。
また、(AO)のうち、炭素数5〜21のアルケニルグリシジルエーテルの反応残基としては、ビニルグリシジルエーテル、ブテニルグリシジルエーテル、2−エチルヘキセニルグリシジルエーテル、ドデセニルグリシジルエーテル又はオクタデセニルグリシジルエーテルの反応残基等が挙げられる。
nは、2〜100の整数であり、好ましくは10〜80の整数、さらに好ましくは12〜70の整数、特に好ましくは15〜65の整数、最も好ましくは20〜60の整数である。
非イオン界面活性剤(A)の1重量%イオン交換水溶液での曇点(℃)は10〜50であり、好ましくは11〜45、特に好ましくは12〜40、最も好ましくは13〜35である。この範囲であると、さらに消泡性に優れ、特に使用温度に関わらずさらに優れた消泡性を発揮する。
1重量%イオン交換水溶液での曇点は、親水性の尺度となる物性値の一つであり、曇点が高いほど親水性が大きいことを意味し、以下のようにして測定される値である。
イオン交換水99g及び測定試料1gを均一溶解させて測定液を調製し(溶解しない場合溶解するまで冷却する)、この測定液約5ccをガラス製の試験管に採り、温度計を測定液に入れて攪拌しながら、昇温させて測定液を白濁させた後、攪拌しながら、ゆっくり冷却して測定液が完全に透明となる温度を読みとり、これを曇点とする。
曇点は、非イオン界面活性剤の分子のうち、炭化水素基(アルキル基等)の疎水性基の占める割合が大きいほど低くなる傾向があり、オキシエチレン基や水酸基等の親水性基の占める割合が大きいほど高くなる傾向がある。例えば一般式(1)で示されるポリオキシアルキレン化合物の場合、R、R、炭素数が3以上のポリオキシアルキレン基、アルキルグリシジルエーテルの反応残基及びアルケニルグリシジルエーテルの反応残基の占める割合が大きいほど曇点は低くなり、一方、オキシエチレン基の占める割合が大きいほど曇点は高くなる。また、R、R、炭素数が3以上のポリオキシアルキレン基、アルキルグリシジルエーテルの反応残基及びアルケニルグリシジルエーテルの反応残基の炭素数が大きいほど曇点が低くなる。
非イオン界面活性剤(A)の好ましい例としては、2−エチルヘキシルアルコールのエチレンオキシド(24モル)プロピレンオキシド(36モル)ブロック付加体(曇点17℃)、2−エチルヘキシルアルコールのエチレンオキシド(15モル)プロピレンオキシド(35モル)ブロック付加体(曇点13℃)、デシルアルコールのエチレンオキシド(24モル)プロピレンオキシド(16モル)ブロック付加体(曇点35℃)、デシルアルコールのエチレンオキシド(20モル)プロピレンオキシド(20モル)ブロック付加体(曇点27℃)、ドデシルアルコールのエチレンオキシド(15モル)プロピレンオキシド(15モル)ブロック付加体(曇点23℃)、トリデシルアルコールのエチレンオキシド(25モル)プロピレンオキシド(25モル)ブロック付加体(曇点21℃)、オクタデセニルアルコールのエチレンオキシド(14モル)プロピレンオキシド(6モル)ブロック付加体(曇点28℃)、ポリオキシエチレン(5モル)ポリオキシプロピレン(35モル)ブロックコポリマー、グリセリンのプロピレンオキシド(60モル)付加体(曇点17℃)、ポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量2000)(曇点18℃)、ポリオキシエチレン(12モル)ポリオキシプロピレン(18モル)のドデカン酸モノエステル(曇点15℃)、ブタノールのプロピレンオキシド(45モル)エチレンオキシド(30モル)ランダム付加体のメチルエーテル(曇点46℃)、2−エチルヘキシルアルコールのエチレンオキシド(18モル)プロピレンオキシド(18モル)2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(2モル)ブロック付加体(曇点17℃)、グリセリンのエチレンオキシド(6モル)プロピレンオキシド(34モル)1,2−デシレンオキシド(3モル)付加体(曇点17℃)及びオクタデセン酸とポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン(35モル)ブロックコポリマーのジエステル(曇点19℃)等が挙げられる。
1重量%イオン交換水溶液での曇点が測定限界外である0℃以下である非イオン界面活性剤(B)としては、(1)アルコール、アミド、アミン、ヒドロキシカルボン酸又はアミノカルボン酸とモノエポキシドとのエポキシ開環反応体、(2)(1)のエポキシ開環反応体とカルボン酸、ハロゲン化物又はイソシアネートとの反応体が含まれる。
アルコール、アミド、アミン、ヒドロキシカルボン酸、アミノカルボン酸、モノエポキシド、カルボン酸、ハロゲン化物及びイソシアネートは、上記と同様である。
非イオン界面活性剤(B)のうち、エポキシ開環反応体において、アルコール、アミド、アミン、ヒドロキシカルボン酸又はアミノカルボン酸とモノエポキシドとの反応比率は、アルコール、アミド、アミン、ヒドロキシカルボン酸又はアミノカルボン酸に含まれるヒドロキシル基、カルバモイル基(N−置換カルバモイル基を含む)、アミノ基又はカルボキシル基1モルあたり、モノエポキシドが1〜20モルであることが好ましい。また、モノエポキシドとして、炭素数が3以上のアルキレンオキシド、アルキルグリシジルエーテル及び/又はアルケニルグリシジルエーテルを少なくとも1モル含むことが好ましい。開環反応の反応条件等は公知の条件で達成できる。
非イオン界面活性剤(B)のうち、エポキシ開環反応体とカルボン酸、ハロゲン化物又はイソシアネートとの反応体において、エポキシ開環反応体とカルボン酸、ハロゲン化物又はイソシアネートとの反応比率は、エポキシ開環反応体1モル当たり、カルボン酸、ハロゲン化物又はイソシアネートが1〜6モルが好ましい。反応条件等は公知の条件で達成できる。
非イオン界面活性剤(B)のうち、(1)1価アルコールとモノエポキシドとのエポキシ開環反応体、(2)1価アルコール及びモノエポキシドのエポキシ開環反応体とカルボン酸とのエステル、(3)多価アルコール、多価アミド、アミン、ヒドロキシカルボン酸又はアミノカルボン酸とモノエポキシドとのエポキシ開環反応体並びに(4)(3)のエポキシ開環反応体とカルボン酸、ハロゲン化物又はイソシアネートとの反応体が好ましく、さらに好ましくは(3)多価アルコール、多価アミド、アミン、ヒドロキシカルボン酸又はアミノカルボン酸とモノエポキシドとのエポキシ開環反応体及び(4)(3)のエポキシ開環反応体とカルボン酸、ハロゲン化物又はイソシアネートとの反応体、特に好ましくは一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物である。
Figure 2017104814
は炭素数2〜30の多価アルコールのヒドロキシル基から水素原子を除いた残基、炭素数4〜36のポリカルボン酸のカルボキシル基から水素原子を除いた残基、炭素数2〜18のアミンのアミノ基から水素原子を除いた残基又は炭素数3〜38のポリアミドのカルバモイル基又はN−置換カルバモイル基から水素原子を除いた残基、Rは炭素数1〜24の1価の有機基、AOは炭素数2〜18のオキシアルキレン基、グリシドールの反応残基、炭素数4〜18のアルキルグリシジルエーテルの反応残基又は炭素数5〜18のアルケニルグリシジルエーテルの反応残基を表し、一分子中に複数のAOが存在する場合、AOは複数種類から構成されてもよく、mは1〜20の整数であり、一分子中に複数のmが存在する場合、それぞれ同じでも異なっていてもよく、pは0〜10の整数、qは0〜8の整数、rは0〜10の整数、p+rは2〜10の整数、p+q+rは2〜10の整数である。
炭素数2〜30の多価アルコール、炭素数4〜36のポリカルボン酸、炭素数2〜18のアミン、炭素数3〜38のポリアミド、炭素数1〜24の1価の有機基、炭素数2〜18のオキシアルキレン基、グリシドールの反応残基、炭素数4〜18のアルキルグリシジルエーテルの反応残基及び炭素数5〜18のアルケニルグリシジルエーテルの反応残基は、上記と同様である。
一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物において、炭素数2〜30の多価アルコールのヒドロキシル基から水素原子を除いた残基、炭素数4〜36のポリカルボン酸のカルボキシル基から水素原子を除いた残基、炭素数2〜18のアミンのアミノ基から水素原子を除いた残基又は炭素数3〜38のポリアミドのカルバモイル基又はN−置換カルバモイル基から水素原子を除いた残基(R)、炭素数1〜24の1価の有機基(R)並びに、(AO)のうち、炭素数4〜18のオキシアルキレン基、炭素数4〜18のアルキルグリシジルエーテルの反応残基及び炭素数5〜18のアルケニルグリシジルエーテルの反応残基の合計重量が一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物の全体の重量に基づいて40〜95重量%であることが好ましく、さらに好ましくは50〜94重量%、特に好ましくは55〜92重量%、最も好ましくは60〜90重量%である。
非イオン界面活性剤(B)の1重量%イオン交換水溶液での曇点(℃)は測定限界外である0℃以下である。
非イオン界面活性剤(B)の好ましい例としては、ポリオキシエチレン(2モル)ポリオキシプロピレン(30モル)のオクタデカン酸モノエステル、ポリオキシプロピレングリコール(数平均分子量1000)のオクタデセン酸モノエステル、オクタデカノールのプロピレンオキシド(15モル)付加物)、ジエチレングリコールのエチレンオキシド(3モル)2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(6モル)ブロック付加体、グリセリンのエチレンオキシド(3モル)プロピレンオキシド(6モル)ブチレンオキシド(2モル)デシレン−1,2−オキシド(2モル)ブロック付加体、グリセリンのエチレンオキシド(3モル)2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(2モル)ブロック付加体、ペンタエリスリトールのエチレンオキシド(5モル)オクタデシレン−1,2−オキシド(3モル)ブロック付加体、ソルビタンのエチレンオキシド(6モル)デシレン−1,2−オキシド(4モル)ブロック付加体のオクタデセン酸モノエステル、ソルビトールのエチレンオキシド(4モル)ラウリルグリシジルエーテル(5モル)ブロック付加体の2−エチルヘキサン酸ジエステル及びグリセリンのプロピレンオキシド(6モル)付加体のトリメチルエーテル等が挙げられる。
非イオン界面活性剤(A)の含有量(重量%)は、非イオン界面活性剤(A)及び非イオン界面活性剤(B)の重量に基づいて、40〜95が好ましく、さらに好ましくは45〜94、特に好ましくは50〜93、最も好ましくは55〜92である。この範囲であると、さらに消泡性に優れ、特に使用温度に関わらずさらに優れた消泡性を発揮する。
非イオン界面活性剤(B)の含有量(重量%)は、非イオン界面活性剤(A)及び非イオン界面活性剤(B)の重量に基づいて、5〜60が好ましく、さらに好ましくは6〜55、特に好ましくは7〜50、最も好ましくは8〜45である。この範囲であると、さらに消泡性に優れ、特に使用温度に関わらずさらに優れた消泡性を発揮する。
本発明の消泡剤は、さらに核剤(C)を含むことが好ましい。
核剤(C)としては、疎水性シリカ(Ca)、脂肪酸アミド(Cb)及びワックス(Cc)からなる群から選ばれる少なくとも1種を用いることができる。
疎水性シリカ(Ca)としては、シリカ粉末を疎水化剤で疎水化処理した疎水性シリカが含まれる。
市場から入手できる疎水性シリカとしては、商品名として、Nipsil SS−10、SS−40、SS−50及びSS−100(東ソー・シリカ株式会社、「Nipsil」は東ソー・シリカ株式会社 の登録商標である。)、AEROSIL R972、RX200及びRY200(日本アエロジル株式会社、「AEROSIL」はエボニック デグサ ゲーエムベーハーの登録商標である。 )、SIPERNAT D10、D13及びD17(デグサジャパン株式会社、「SIPERNAT」はエボニック デグサ ゲーエムベーハーの登録商標である。 )、TS−530、TS−610、TS−720(キャボットカーボン社)、AEROSIL R202,R805及びR812(デグサジャパン株式会社)、REOLOSIL MT−10、DM−10及びDM−20S (株式会社トクヤマ、「REOLOSIL」は同社の登録商標である。)、並びにSYLOPHOBIC100、702、505及び603(富士シリシア化学株式会社、「SYLOPHOBIC」は同社の登録商標である。)等が挙げられる。
疎水性シリカ(Ca)のメタノール湿潤性(M値)は、25〜75が好ましく、さらに好ましくは30〜75、特に好ましくは35〜75、最も好ましくは40〜75である。この範囲であると、消泡性がさらに良好となる。
M値は、疎水化の度合いを表す指標であり、濃度の相違するいくつかの水/メタノール混合溶液のうち、メタノール濃度が最も小さい均一分散液の容量%を意味し、以下のようにして測定される値である。この値が高い程、疎水性が高いといえる。
<メタノール湿潤性(M値)の測定方法>
メタノール濃度を5容量%の間隔で変化させた水/メタノール混合溶液を調製し、これを容積10mlの試験管に5ml入れた後、測定試料0.2gを入れ、試験管にふたをして、20回上下転倒してから1〜2分間静置し、凝集物を観察して、凝集物がなく、測定試料の全部が湿潤して均一分散した分散液のうち、メタノール濃度が最も小さい分散液のメタノールの濃度(容量%)をM値とする{M値の単位(容量%)は記載しないことが通例である。}。
脂肪酸アミド(Cb)としては、炭素数1〜6のアルキレンジアミン若しくはアルケニレンジアミンと炭素数10〜22の脂肪酸との反応物(脂肪酸ジアミド)及び/又は炭素数1〜22のアルキルアミン、アルケニルアミン若しくはアンモニアと炭素数10〜22の脂肪酸との反応物(脂肪酸モノアミド)が含まれる。
脂肪酸ジアミドとしては、エチレンビスステアリルアミド、エチレンビスパルミチルアミド、エチレンビスミリスチルアミド、エチレンビスラウリルアミド、エチレンビスオレイルアミド、プロピレンビスステアリルアミド、プロピレンビスパルミチルアミド、プロピレンビスミリスチルアミド、プロピレンビスラウリルアミド、プロピレンビスオレイルアミド、ブチレンビスステアリルアミド、ブチレンビスパルミチルアミド、ブチレンビスミリスチルアミド、ブチレンビスラウリルアミド、ブチレンビスオレイルアミド、メチレンビスラウリルアミド、メチレンビスステアリルアミド及びヘキサメチレンビスステアリルアミド等が挙げられる。
脂肪酸モノアミドとしては、N−ステアリルステアリルアミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド及びステアリルアミド等が挙げられる。
これらのうち、消泡性等の観点から、脂肪酸ジアミドが好ましく、さらに好ましくはエチレンビスステアリルアミド、エチレンビスパルミチルアミド、エチレンビスラウリルアミド、メチレンビスステアリルアミド及びヘキサメチレンビスステアリルアミド、特に好ましくはエチレンビスステアリルアミド、エチレンビスパルミチルアミド及びエチレンビスミリスチルアミドである。これらのアミドは、2種以上の混合物であってもよく、混合物の場合、上記の好ましいものが主成分として含まれていることが好ましい。
なお、主成分とは、脂肪酸アミド(Cb)の重量に基づいて、少なくとも40重量%を含まれる成分を意味し、好ましくは50重量%以上、さらに好ましくは60重量%以上、特に好ましくは70重量%以上、最も好ましくは80重量%以上含まれることである。
脂肪酸アミド(Cb)中の副成分(主成分以外に含まれる成分)としては、上記の好ましい範囲以外のアミドの他に、未反応アミン及び未反応カルボン酸等が含まれる。副成分の含有量(重量%)は、脂肪酸アミド(Cb)の重量に基づいて、60未満が好ましく、さらに好ましくは50未満、特に好ましくは40未満、次に好ましくは30未満、最も好ましくは20未満である。
ワックス(Cc)としては、マイクロクリスタリンワックス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、アルコール変性ワックス及びマレイン酸変性酸化ポリエチレンワックス、カルナウバワックス及び木蝋等が挙げられる。
核剤(C)を含む場合、核剤(C)の含有量(重量%)は、非イオン界面活性剤(A)及び非イオン界面活性剤(B)の重量に基づいて、0.1〜20が好ましく、さらに好ましくは0.2〜10、特に好ましくは0.3〜8、最も好ましくは0.5〜6である。これらの範囲であると、消泡性及び取り扱い性がさらに良好となる。
本発明の消泡剤は、さらに水(D)及び/又はシリコーン(E)を含むことができる。
水(D)を含有させることにより、引火危険性を低減させ取扱上の安全性を高める効果がある。また、消泡剤の低温流動性を改良する効果がある。水としては、蒸留水、イオン交換水、水道水、工業用水、井戸水、湧き水及び河川水等が使用できる。これらのうち、水道水、工業用水、イオン交換水及び蒸留水が好ましく、さらに好ましくはイオン交換水及び蒸留水である。
水(D)を含有する場合、水(D)の含有量(重量%)は、非イオン界面活性剤(A)及び非イオン界面活性剤(B)の重量に基づいて、1〜10が好ましく、さらに好ましくは2〜8、特に好ましくは2〜6である。
シリコーン(E)としては、ジメチルシリコーンオイル、変性シリコーンの他に、シリコーン組成物等が使用できる。ジメチルシリコーンオイルとしては、動粘度5〜10000(mm/s、25℃)のジメチルシリコーンオイルが含まれる。変性シリコーンとしては、ジメチルシロキサンのメチル基の一部をアルコキシポリオキシアルキレンオキシプロピル基(アルコキシの炭素数1〜6、アルキレンの炭素数2〜3、重合度2〜50)、アルコキシポリオキシアルキレン基(アルコキシの炭素数1〜6、アルキレンの炭素数2〜3、重合度2〜50)等に置き換えたもの等が含まれる。シリコーン組成物としては、KS−530、KS−537、KS−540(信越化学工業株式会社)、SH200−100CS、SH200−1000CS、DK Q1−049、FSアンチフォーム1266、FSアンチフォーム544コンパウンド(東レ・ダウコーニング株式会社)、SILFOAM SC370、SILFOAM SC132、SILFOAM SRE(旭化成ワッカーシリコーン株式会社、「SILFOAM」は同社の登録商標である)、PULPSIL 50C(旭化成ワッカーシリコーン株式会社、「PULPSIL」は同社の登録商標である)等が挙げられる。
シリコーン(E)を含有する場合、シリコーン(E)の含有量(重量%)は、非イオン界面活性剤(A)及び非イオン界面活性剤(B)の重量に基づいて、0.1〜10が好ましく、さらに好ましくは0.2〜9、特に好ましくは0.3〜7、最も好ましくは0.5〜5である。この範囲であると、消泡性が良好となり、ハジキを生じにくい。
核剤(C)を用いる場合、核剤が非イオン界面活性剤(A)及び非イオン界面活性剤(B)に均一に分散していることが好ましい。核剤(C)を非イオン界面活性剤(A)及び非イオン界面活性剤(B)に分散する方法としては、特に限定されず、公知の分散方法、分散機を用いることができる。
特に核剤(C)として、脂肪酸アミド(Cb)及び/又はワックス(Cc)を用いる場合、特許5659344号公報等に記載されている工程、すなわち、脂肪酸アミド(Cb)及び/又はワックス(Cc)を非イオン界面活性剤(A)及び非イオン界面活性剤(B)に加熱溶解させた後、冷却して微粒子を析出させる工程を含むことが好ましい。
本発明の消泡剤は、水溶性樹脂(特にポリビニルアルコール)の水溶液に対して優れた消泡性を発揮するが、水溶性樹脂水溶液以外の水系発泡液{たとえば、排水、抄紙工程白水、水系塗料等}に対しても効果的である。
本発明の消泡剤は使用温度に関わらず優れた消泡性を発揮するが、発泡液(水溶性樹脂水溶液やその他の水系発泡液)の温度は20〜100℃が好ましく、さらに好ましくは23〜99℃、特に好ましくは25〜98℃、最も好ましくは30〜95℃である。この温度範囲で使用すると、さらに優れた消泡性を示す。
本発明の消泡剤を水溶性樹脂に添加する場合は、いずれのタイミングで添加してもよいが、添加後に均一混合されることが好ましい。また、添加に際しては消泡剤を適当な希釈溶媒(たとえば、メタノール、酢酸メチル又は水)で希釈してもよい(希釈溶媒は混合中又は混合後に留去することが好ましい。)。
本発明の消泡剤を水溶性樹脂水溶液に添加する場合は、いずれのタイミングで添加してもよく、添加に際しては消泡剤を適当な希釈溶媒(たとえば、メタノール、酢酸メチル又は水)で希釈してもよい。
本発明の水溶性樹脂組成物は、水溶性樹脂と上記の消泡剤とを含み、水溶性樹脂としては、アルキド樹脂、アクリル樹脂、スチレンマレイン酸共重合物、セルロース誘導体(メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシプロピルメチルセルロース等)、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、澱粉、澱粉誘導体(酸化澱粉及びカチオン化澱粉等)、ポリアクリルアミド、ポリエチレングリコール及び多糖類(キサンタンガム及びグアガム等)が含まれる。これらのうち、ポリビニルアルコールが好ましい。
消泡剤の含有量は発泡状態に応じて適宜決定できるが、水溶性樹脂組成物に含まれる消泡剤の含有量は、水溶性樹脂の重量に基づいて、0.01〜1重量%程度である。
本発明の水溶性樹脂水溶液は、水溶性樹脂、上記の消泡剤及び水を含み、水溶性樹脂及び水としては上記と同様のものが使用できる。
消泡剤の含有量は発泡状態に応じて適宜決定できるが、水溶性樹脂水溶液に含まれる消泡剤の含有量は、水溶性樹脂の重量に基づいて、0.01〜1重量%程度である。
水の含有量は用途等に応じて適宜決定できるが、水溶性樹脂水溶液に含まれる水の含有量は、水溶性樹脂の重量に基づいて、300〜10000重量%程度である。
以下、特記しない限り「部」は重量部を、「%」は重量%をそれぞれ意味し、また、「曇点」は1重量%イオン交換水溶液での曇点(℃)を意味する。
非イオン界面活性剤(A)として、以下の非イオン界面活性剤(a1)〜(a7)を使用した。
非イオン界面活性剤(a1):2−エチルヘキシルアルコールのエチレンオキシド(24モル)プロピレンオキシド(36モル)ブロック付加体(曇点17℃)
非イオン界面活性剤(a2):デシルアルコールのエチレンオキシド(24モル)プロピレンオキシド(16モル)ブロック付加体(曇点35℃)
非イオン界面活性剤(a3):オクタデセニルアルコールのエチレンオキシド(14モル)プロピレンオキシド(6モル)ブロック付加体(曇点28℃)
非イオン界面活性剤(a4):ドデシルアルコールのエチレンオキシド(15モル)プロピレンオキシド(15モル)ブロック付加体(曇点23℃)
非イオン界面活性剤(a5):2−エチルヘキシルアルコールのエチレンオキシド(15モル)プロピレンオキシド(35モル)ブロック付加体(曇点13℃)
非イオン界面活性剤(a6):デシルアルコールのエチレンオキシド(20モル)プロピレンオキシド(20モル)ブロック付加体(曇点27℃)
非イオン界面活性剤(a7):トリデシルアルコールのエチレンオキシド(25モル)プロピレンオキシド(25モル)ブロック付加体(曇点21℃)
非イオン界面活性剤(B)として、以下の非イオン界面活性剤(b1)〜(b7)を使用した。これらの曇点はすべて測定限界外である0℃以下であった。
非イオン界面活性剤(b1):ソルビトールのエチレンオキシド(4モル)ラウリルグリシジルエーテル(5モル)ブロック付加体の2−エチルヘキサン酸ジエステル
非イオン界面活性剤(b2):ソルビタンのエチレンオキシド(6モル)デシレン−1,2−オキシド(4モル)ブロック付加体のオクタデセン酸モノエステル
非イオン界面活性剤(b3):ジエチレングリコールのエチレンオキシド(2モル)2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(6モル)ブロック付加体
非イオン界面活性剤(b4):ペンタエリスリトールのエチレンオキシド(5モル)オクタデシレン−1,2−オキシド(3モル)ブロック付加体
非イオン界面活性剤(b5):グリセリンのエチレンオキシド(3モル)プロピレンオキシド(6モル)ブチレンオキシド(2モル)デシレン−1,2−オキシド(2モル)ブロック付加体
非イオン界面活性剤(b6):グリセリンのエチレンオキシド(3モル)2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(2モル)ブロック付加体
非イオン界面活性剤(b7):ジエチレングリコールのエチレンオキシド(3モル)2−エチルヘキシルグリシジルエーテル(6モル)ブロック付加体
核剤(C)として、以下の核剤(c1)〜(c4)を使用した。
核剤(c1):疎水性ヒュームドシリカ(AEROSIL R972、日本アエロジル株式会社、M値45)
核剤(c2):疎水性ヒュームドシリカ(AEROSIL RX300、日本アエロジル株式会社、M値60)
核剤(c3):エチレンビスステアリルアミド(アルフローH−50S、日油株式会社、「アルフロー」は同社の登録商標である。)
核剤(c4):酸化ポリエチレンワックス(エポレン E−10、イーストマンケミカル社製)
水(D)として、水(d1){脱イオン水}を使用した。
シリコーン(E)として、シリコーン(e1){シリコーン組成物(FSアンチフォーム544コンパウンド、東レ・ダウコーニング株式会社製}を使用した。
<実施例1>
非イオン界面活性剤(a1)800部、非イオン界面活性剤(b1)200部、核剤(c1)50部及び核剤(c2)10部を120分間攪拌混合して、本発明の消泡剤(1)を得た。
<実施例2>
核剤(c3)1部、及び非イオン界面活性剤(b2)100部を加熱攪拌しながら145℃まで昇温し、この温度にてさらに15分間加熱攪拌を続けて核剤溶解液(2)を得た。
次いで、25℃の非イオン界面活性剤(a2)900部を冷却攪拌しながら、これに核剤溶解液(2)を投入した後、30分間攪拌して分散液(2)を得た。
分散液(2)をゴーリンホモジナイザー(マントンゴーリン社製)を用いて3500psi(24.1MPa)にて均質化処理して、本発明の消泡剤(2)を得た。
<実施例3>
核剤(c4)10部、非イオン界面活性剤(a3)150部及び非イオン界面活性剤(b3)150部を加熱攪拌しながら145℃まで昇温し、この温度にてさらに15分間加熱攪拌を続けて核剤溶解液(3)を得た。
次いで、非イオン界面活性剤(a3)700部を攪拌しながら、これに核剤溶解液(3)を投入し、25℃まで冷却攪拌した後、水(d1)35部を投入して分散液(3)を得た。
分散液(3)をゴーリンホモジナイザー(マントンゴーリン社製)を用いて3500psi(24.1MPa)にて均質化処理して、本発明の消泡剤(3)を得た。
<実施例4>
非イオン界面活性剤(a4)920部、非イオン界面活性剤(b4)80部及び核剤(c1)30部を120分間攪拌混合した後、25℃まで冷却攪拌して、本発明の消泡剤(4)を得た。
<実施例5>
核剤(c3)10部、非イオン界面活性剤(b5)300部を加熱攪拌しながら145℃まで昇温し、この温度にてさらに15分間加熱攪拌を続けて核剤溶解液(5)を得た。
次いで、非イオン界面活性剤(a5)700部及び水(d1)35部からなる25℃の混合液を攪拌しながら、これに核剤溶解液(5)を投入し、30分間攪拌して分散液(5)を得た。
分散液(5)をゴーリンホモジナイザー(マントンゴーリン社製)を用いて3500psi(24.1MPa)にて均質化処理して、本発明の消泡剤(5)を得た。
<実施例6>
非イオン界面活性剤(a6)550部、非イオン界面活性剤(b6)450部及び核剤(c2)10部を120分間攪拌混合して、本発明の消泡剤(6)を得た。
<実施例7>
非イオン界面活性剤(a7)900部、非イオン界面活性剤(b7)100部及びシリコーン(e1)5部を120分間攪拌混合して、本発明の消泡剤(7)を得た。
<比較例1>
金属石鹸系消泡剤「ノプコDF122−NS」(特許文献1の実施例で使用した「DF−5」、サンノプコ株式会社、「ノプコ」は同社の登録商標である。)を比較用の消泡剤(H1)とした。
消泡剤(1)〜(7)及び(H1)を用いて、以下のようにして消泡性を評価した。
<消泡性の評価>
1.試験用水溶性樹脂組成物の調製
ポリビニルアルコール[クラレポバールPVA−217(重合度1,700、けん化度88モル%)、株式会社クラレ]100部及び評価試料(各消泡剤)0.5部を均一に混合して試験用水溶性樹脂組成物を得た。
2.消泡試験液の調製
試験用水溶性樹脂組成物40部及びイオン交換水(約25℃)960部を撹拌混合しながら90℃まで加熱し、90℃で30分間攪拌混合を続けて試験用水溶性樹脂組成物を均一溶解させた後、約25℃まで冷却し、加熱によって蒸発した分のイオン交換水を加えてポリビニルアルコールの濃度が4%になるように調整して消泡試験液を得た。
試験用水溶性樹脂組成物をポリビニルアルコール(消泡剤を均一混合しないもの)に変更したこと以外、上記と同様にして、消泡試験液(ブランク)も調製した。
3.消泡性試験
ガラス製のシリンダー(内径40mm、長さ250mmの円筒で、ガラス壁が2重になっており、内壁と外壁の間に温水を循環させることことによりシリンダー内部の温度を一定に保持できるように構成され、シリンダー内部の底にエアーポンプから送気して発泡できるガラス製の多孔質フィルター(デフューザーストーン)を配している。以下、発泡管と称する。)を立てた状態で、80℃に温度調節した消泡試験液50mlを入れ、発泡管を80℃に保持しながら、発泡管下部の多孔質フィルターから200ml/分で空気をバブリングすることによって消泡試験液を泡立てながら、変化する泡及び発泡液の容量を空気のバブリング開始から1分後及び5分後に読み取った。数値の小さい方が消泡性が高いことを意味し好ましい。
同様にして、消泡試験液及び発泡管を40℃、95℃又は30℃に調整及び保持して、消泡性試験を行った。これらの試験結果を表1及び2に示す。
Figure 2017104814
Figure 2017104814
表中、「−」は発泡管で測定可能な250mlを超えており、測定不能であったことを示す。
本発明の消泡剤は、広い温度範囲において、比較用の消泡剤に比べて、優れた消泡性を発揮した。
本発明の消泡剤は、水溶性樹脂の使用される化学工業、石油工業、織物工業又は紙パルプ工業等の分野において、水溶性樹脂の使用工程用として好適である。


Claims (11)

  1. 1重量%イオン交換水溶液での曇点が10〜50℃である非イオン界面活性剤(A)及び1重量%イオン交換水溶液での曇点が測定限界外である0℃以下である非イオン界面活性剤(B)を含有することを特徴とする消泡剤。
  2. さらに疎水性シリカ(Ca)、脂肪酸アミド(Cb)及びワックス(Cc)からなる群より選ばれる少なくとも1種の核剤(C)を含有する請求項1に記載の消泡剤。
  3. 非イオン界面活性剤(A)が一般式(1)で表されるポリオキシアルキレン化合物である請求項1又は2に記載の消泡剤。

    O(-AO)-R (1)

    は炭素数4〜25のアルキル基、アルケニル基若しくはアシル基又は炭素数7〜25のアルキルアリール基、Rは水素原子若しくは炭素数1〜24の1価の有機基、AOは炭素数2〜18のオキシアルキレン基、グリシドールの反応残基、炭素数4〜18のアルキルグリシジルエーテルの反応残基又は炭素数5〜18のアルケニルグリシジルエーテルの反応残基を表し、一分子中に複数のAOが存在する場合、AOは複数種類から構成されてもよく、nは2〜100の整数である。
  4. 非イオン界面活性剤(B)が一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物である請求項1〜3のいずれかに記載の消泡剤。
    Figure 2017104814
    は炭素数2〜30の多価アルコールのヒドロキシル基から水素原子を除いた残基、炭素数4〜36のポリカルボン酸のカルボキシル基から水素原子を除いた残基、炭素数2〜18のアミンのアミノ基から水素原子を除いた残基又は炭素数3〜38のポリアミドのカルバモイル基又はN−置換カルバモイル基から水素原子を除いた残基、Rは炭素数1〜24の1価の有機基、AOは炭素数2〜18のオキシアルキレン基、グリシドールの反応残基、炭素数4〜18のアルキルグリシジルエーテルの反応残基又は炭素数5〜18のアルケニルグリシジルエーテルの反応残基を表し、一分子中に複数のAOが存在する場合、AOは複数種類から構成されてもよく、mは1〜20の整数であり、一分子中に複数のmが存在する場合、それぞれ同じでも異なっていてもよく、pは0〜10の整数、qは0〜8の整数、rは0〜10の整数、p+rは2〜10の整数、p+q+rは2〜10の整数である。
  5. 一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物において、炭素数2〜30の多価アルコールのヒドロキシル基から水素原子を除いた残基、炭素数4〜36のポリカルボン酸のカルボキシル基から水素原子を除いた残基、炭素数2〜18のアミンのアミノ基から水素原子を除いた残基又は炭素数3〜38のポリアミドのカルバモイル基又はN−置換カルバモイル基から水素原子を除いた残基(R)、炭素数1〜24の1価の有機基(R)並びに、(AO)のうち炭素数4〜18のオキシアルキレン基、炭素数4〜18のアルキルグリシジルエーテルの反応残基及び炭素数5〜18のアルケニルグリシジルエーテルの反応残基の合計重量が一般式(2)で表されるポリオキシアルキレン化合物の全体の重量に基づいて40〜95重量%である請求項4に記載の消泡剤。
  6. 非イオン界面活性剤(A)及び非イオン界面活性剤(B)の重量に基づいて、非イオン界面活性剤(A)の含有量が40〜95重量%、非イオン界面活性剤(B)の含有量が5〜60重量%である請求項1〜5のいずれかに記載の消泡剤。
  7. 核剤(C)の含有量が非イオン界面活性剤(A)及び非イオン界面活性剤(B)の重量に基づいて0.1〜20重量%である請求項2〜6のいずれかに記載の消泡剤。
  8. 水溶性樹脂と請求項1〜7のいずれかに記載の消泡剤とを含むことを特徴とする水溶性樹脂組成物。
  9. 水溶性樹脂、請求項1〜7のいずれかに記載の消泡剤及び水を含むことを特徴とする水溶性樹脂水溶液。
  10. 水溶性樹脂がポリビニルアルコールである請求項8に記載の水溶性樹脂組成物。
  11. 水溶性樹脂がポリビニルアルコールである請求項9に記載の水溶性樹脂水溶液。
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