JP2017099184A - 充電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレーカを含む外部電源から供給される電力により、車両に搭載された蓄電装置を充電するための充電装置において、突入電流を防止するための抵抗を保護する。
【解決手段】充電装置400は、充電ケーブル20Aを接続可能に構成されたインレットと、インレットとバッテリ140との間を結ぶ電力線ACL1,ACL2と、電力線ACL1上に設けられ、インレットからバッテリへの突入電流を防止するための抵抗Rと、抵抗に並列に接続されたノーマリクローズ型のリレーRLと、リレーを制御する充電ECU450とを備える。充電ECUは、内部にCCID(Charging Circuit Interrupt Device)リレーを含む充電ケーブルがインレットに接続された場合には、リレーRLを開放する。
【選択図】図6

Description

本発明は充電装置に関し、より特定的には、外部電源から充電ケーブルを介して供給される電力により、車両に搭載された蓄電装置を充電するための充電装置に関する。
車載に搭載された蓄電装置からの電力を用いて車両の駆動力を発生可能に構成された車両として、電気自動車、ハイブリッド自動車、および燃料電池自動車等が実用化されている。これらの車両では、外部電源から充電ケーブルを介して供給される電力により、車両に搭載された蓄電装置を充電する構成が提案されている。以下では、外部電源による蓄電装置の充電を単に「外部充電」とも称する。
外部充電のための充電装置は、充電ケーブルを接続可能に構成されたインレットと、インレットと蓄電装置との間を結ぶ電力線と、電力線上に設けられたリレーとを備える。このリレーの開放および閉成を制御することで、外部電源から蓄電装置への電力の供給および遮断が制御される。
外部充電を開始する際にリレーを閉成すると、インレットから蓄電装置に瞬間的な大電流(いわゆる突入電流)が流れ得る。そのため、突入電流を防止するための抵抗素子がリレーに並列に接続された構成が提案されている。
たとえば特開2013−258140号公報(特許文献1)に記載されているように、外部充電開始時にはリレーは開放されている。そのため、電流が短時間だけ抵抗素子を介して供給され、その短時間の経過後にはリレーが閉成される。抵抗素子により電流を消費することで、突入電流の流入を防止することができる。この抵抗素子を以下では「突入電流防止抵抗」とも記載する。
特開2013−258140号公報
たとえば、充電装置の電力線上に設けられたAC/DCコンバータにおいて、その内部のスイッチング素子が短絡故障を起こした場合に、電力線が短絡することが考えられる。そうすると、充電ケーブルの構成によっては、短絡電流が短絡箇所を介して充電装置の内部を流れ続ける可能性がある。すなわち、短絡電流が、外部電源から充電ケーブルを介して充電装置に流入し、充電装置の短絡箇所を流れ、さらに充電ケーブルを介して外部電源へと流出する電流経路が比較的長時間形成され得る。短絡電流が突入電流防止抵抗を長時間流れ続けることにより、突入電流防止抵抗の温度が過度に上昇すると、突入防止抵抗が破損に至る可能性がある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、外部電源から充電ケーブルを介して供給される電力により、車両に搭載された蓄電装置を充電するための充電装置において、外部電源からの突入電流を防止するための抵抗(突入電流防止抵抗)を保護することである。
本発明のある局面に従う充電装置は、ブレーカを含む外部電源から充電ケーブルを介して供給される電力により、車両に搭載された蓄電装置を充電する。充電装置は、充電ケーブルを接続可能に構成されたインレットと、インレットと蓄電装置との間を結ぶ電力線路と、電力線路上に設けられ、インレットから蓄電装置への突入電流を防止するための抵抗素子と、抵抗素子に並列に接続されたノーマリクローズ型の第1のリレーと、第1のリレーを制御する制御部とを備える。制御部は、内部に第2のリレーを含むケーブルが充電ケーブルとしてインレットに接続された場合には、第1のリレーを開放する。
上記構成によれば、第1のリレーとして、ノーマリクローズ型のリレーが採用される。これにより、充電装置の内部にて電力線が短絡した場合であっても、電流は、抵抗素子に代えて第1のリレーを流れることになる。したがって、抵抗素子を保護することができる。なお、外部電源にブレーカが設けられているため、ブレーカが遮断状態となることにより電流を遮断することが可能である。
本発明によれば、外部電源から充電ケーブルを介して供給される電力により、車両に搭載された蓄電装置を充電するための充電装置において、突入電流防止抵抗を保護することができる。
モード2ケーブルを用いる場合の充電システムの全体構成を概略的に示す図である。 比較例に係る充電装置の構成を詳細に示す回路ブロック図である。 比較例に係る充電装置において、モード2ケーブルを用いた外部充電を開始するための処理手順を示すフローチャートである。 モード1ケーブルを用いる場合の充電システムの全体構成を概略的に示す図である。 比較例に係る充電装置の内部に短絡故障が生じた状態で、モード1ケーブルを用いた外部充電が行なわれた状況を説明するための図である。 本実施の形態に係る充電装置の内部に短絡故障が生じた状態で、モード1ケーブルを用いた外部充電が行なわれた状況を説明するための図である。 本実施の形態に係る充電装置において、モード2ケーブルを用いた外部充電を開始するための処理手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
本明細書では、車両との間でパイロット信号CPLT(詳細は後述)の授受が可能な充電ケーブルを「モード2ケーブル」とも称する。一方、パイロット信号CPLTの授受を行なわない充電ケーブルを「モード1ケーブル」とも称する。以下では、まず、モード2ケーブルを用いる場合の充電システムの構成および制御について説明する。
<モード2ケーブル使用時の充電システム>
図1は、モード2ケーブルを用いる場合の充電システムの全体構成を概略的に示す図である。充電システム1Bは、車両10と、充電ケーブル20Bと、外部電源30とを備える。充電ケーブル20Bは、モード2ケーブルである。外部電源30は、代表的には商用系統電源である。外部電源30は、過大な電流が外部電源30から供給された場合に、外部電源30から車両10への電力供給を遮断するためのブレーカ310を含む。
充電システム1Bは、外部電源30から充電ケーブル20Bを介して供給される電力により、車両10に搭載されたバッテリ140を充電する。車両10は、バッテリ140からの電力によって走行可能な車両であれば、その構成は特に限定されるものではない。車両10には、たとえばハイブリッド自動車、電気自動車および燃料電池自動車が含まれる。車両10は、インレット110と、電圧センサ120と、充電装置400と、充電リレー(CHR:Charge Relay)130と、バッテリ140と、システムメインリレー(SMR:System Main Relay)150と、パワーコントロールユニット(PCU:Power Control Unit)160と、モータジュネレータ(MG:Motor Generator)170と、車輪180と、ECU(Electronic Control Unit)100とを備える。
インレット110は、車両10の図示しないボディーに設けられ、充電ケーブル20Bのコネクタ220Bが接続可能に構成される。
電圧センサ120は、外部電源30から供給される交流電力の電圧(電源電圧)VACを検出し、その検出結果を充電装置400に出力する。
充電装置400は、電力線ACL1,ACL2によってインレット110に電気的に接続される。また、充電装置400は、充電リレー130を介してバッテリ140に電気的に接続される。充電装置400は、ECU100からの制御信号に基づいて、外部電源30から供給される交流電力をバッテリ140を充電するための直流電力に変換する。充電装置400の詳細な構成については後述する。
充電リレー130は、充電装置400とバッテリ140との間を結ぶ電力線上に設けられる。充電リレー130は、ECU100からの制御信号に応じて、車両10の走行時には開放(オープン)される一方で、外部充電時に閉成(クローズ)される。
バッテリ140は、リチウムイオン電池もしくはニッケル水素電池などの二次電池、または電気二重層キャパシタなどのキャパシタを含んで構成される蓄電装置である。バッテリ140は、充電装置400で変換された直流電力を蓄える。バッテリ140は、PCU160にSMR150を介して接続される。バッテリ140は、車両駆動力の発生に用いられる直流電力をPCU160に供給する。またバッテリ140は、MG170により発電された電力を蓄える。
SMR150は、バッテリ140とPCU160との間を結ぶ電力線上に設けられる。SMR150は、ECU100からの制御信号に応じて、バッテリ140とPCU160との間での電力の供給および遮断を切り替える。
PCU160は、たとえばコンバータおよび三相インバータを含んで構成された電力制御装置である。PCU160は、ECU100からの制御信号に応じて、バッテリ140から供給される電力をMG170を駆動するための電力に変換する。
MG170は、たとえば三相交流電動発電機であり、PCU160と、図示しない動力分割機構または減速機等を介して車輪180とに接続される。MG170は、PCU160から供給される電力を受けて車両10を走行させるための駆動力を発生する。また、MG170は、車輪180から回転力を受けて交流電力を発生するとともに、ECU100からの回生トルク指令によって回生制動力を発生する。
ECU100は、図示しない各センサからの検出信号を受けるとともに、車両10に含まれる各機器に制御信号の出力することで車両全体を制御する。
充電ケーブル20Bは、プラグ210Bと、コネクタ220Bとを備え、外部電源30および車両10に着脱可能に構成される。プラグ210Bは、外部電源側端部に設けられ、外部電源30の電源コンセント320に接続される。コネクタ220Bは、車両側端部に設けられ、車両10のインレット110に接続される。
コネクタ220Bの内部には、インレット110とコネクタ220Bとの接続を検出する接続検出回路222Bが設けられる。接続検出回路222Bは、インレット110とコネクタ220Bとの接続状態を示す接続信号CNCTをECU100に出力する。ECU100は、接続信号CNCTの電圧をインレット110を介して検出することによって、コネクタ220Bがインレット110に接続されたことを検出する。
より詳細には、接続検出回路222Bは、図1に示すようなリミットスイッチを用いた構成とすることができる。これにより、コネクタ220Bがインレット110に接続された場合には接続信号CNCTの電圧が0Vとなるので、ECU100は、接続信号CNCTの電圧変化を検出することができる。あるいは、接続検出回路222Bとしては、所定の抵抗値の抵抗器(図示せず)を採用することもできる。この場合には、充電ケーブル20Bの接続時に接続信号CNCTの電圧が抵抗器による電圧降下量だけ低くなる。
充電ケーブル20Bは、充電回路遮断装置(CCID:Charging Circuit Interrupt Device)230Bと、電線部240Bとをさらに備える。CCID230Bは、CCIDリレー232Bと、コントロールパイロット回路234Bとを含む。電線部240Bは、外部電源30からの電力を伝達するための電力線242Bを含む。
CCIDリレー232Bは、電力線242B上に設けられ、コントロールパイロット回路234Bによって制御される。CCIDリレー232Bが開放されているときは、充電ケーブル20B内の電力経路が遮断される。一方、CCIDリレー232Bが閉成されると、外部電源30から車両10への電力供給が可能となる。
コントロールパイロット回路234Bは、コネクタ220Bおよびインレット110を介して充電装置400内部の充電ECU450(図2参照)にパイロット信号CPLTを出力する。パイロット信号CPLTは、コントロールパイロット回路234Bから充電ECU450へと充電ケーブル20Bの定格電流を通知するための信号である。さらに、パイロット信号CPLTは、充電ECU450がCCIDリレー232Bを遠隔操作するための信号としても使用される。すなわち、充電ECU450の制御によってパイロット信号CPLTの電圧がCCIDリレー232Bを閉成すべきことを示す電圧に変化すると、コントロールパイロット回路234Bは、CCIDリレー232Bを閉成する。
以下に説明するように、本実施の形態に係る充電装置400は、突入電流防止回路の構成(図6参照)に特徴を有する。充電装置400の特徴がより明確になるように、まず、比較例に係る充電装置の構成について説明する。なお、比較例における充電システムにおける充電装置以外の構成は、図1に示した充電システム1Bの対応する構成と同等であるため、説明は繰り返さない。
図2は、比較例に係る充電装置の構成を詳細に示す回路ブロック図である。比較例において、充電装置409は、突入電流防止回路419と、力率改善(PFC:Power Factor Correction)回路420と、コンデンサCと、電圧センサ430と、DC/DCコンバータ440と、充電ECU459とを備える。
突入電流防止回路419は、電力線ACL1上に設けられた抵抗R9と、抵抗R9に並列に接続されたリレーRL9とを含む。なお、抵抗R9およびリレーRL9は、電力線ACL2上に設けられてもよい。外部充電を開始する際の突入電流防止回路419の制御については後により詳細に説明する。
PFC回路420は、交流電力(電源電圧VAC)を直流電力に整流して電源線PLと接地線GLとの間に出力するとともに、直流電流の交流成分を正弦波に近づけることによって力率を改善する。PFC回路420は、たとえば、ダイオードD1〜D4と、リアクトルLと、スイッチング素子Q5およびダイオードD5と、ダイオードD6とを含む。
ダイオードD1〜D4は、ダイオードブリッジを構成して、外部電源30からの電源電圧VACを整流する。リアクトルLは、ダイオードブリッジの下流側において、スイッチング素子Q5とダイオードD6との接続ノードに電気的に接続される。リアクトルLは、コンデンサCとともにLCフィルタを形成する。スイッチング素子Q5は、ダイオードD6と接地線GLとの間に電気的に接続される。スイッチング素子Q5をスイッチング制御することで力率が改善される。ダイオードD5は、スイッチング素子Q5に逆並列に接続される。ダイオードD6は、スイッチング素子Q5と電源線PLとの間において、スイッチング素子Q5から電源線PLへと向かう方向を順方向として接続される。
なお、PFC回路の構成は、これに限定されるものではない。PFC回路においては、図示しないが、ダイオードブリッジに代えてスイッチング素子を用いて整流回路を形成してもよい。たとえば、スイッチング素子をフルブリッジ構成にすることによって整流回路を形成することができる。
コンデンサCは、PFC回路420の下流側において、電源線PLと接地線GLとの間に接続される。コンデンサCは、PFC回路420から出力される直流電圧VHの変動を低減(平滑化)する。
電圧センサ430は、コンデンサCに並列に接続される。電圧センサ430は、PFC回路420からの直流電圧VHを検出し、その検出結果を充電ECU459に出力する。
DC/DCコンバータ440は、充電ECU459からの制御信号に応じて、PFC回路420から出力された直流電力を、バッテリ140を充電するための直流電力に変換する。DC/DCコンバータ440としては、たとえば昇圧チョッパを採用することができるが、その構成は特に限定されない。
充電ECU459は、突入電流防止回路419、PFC回路420、およびDC/DCコンバータ440を制御する。より具体的に、充電ECU459は、モード2ケーブルである充電ケーブル20Bからインレット110を介して接続信号CNCTおよびパイロット信号CPLTを受け、以下に説明するように、外部充電を開始するための所定の処理手順を実行する。
図3は、比較例に係る充電装置409において、充電ケーブル20Bを用いた外部充電を開始するための処理手順を示すフローチャートである。比較例において、充電ケーブル20Bがインレット110に接続されたときには、突入電流防止回路419のリレーRL9は開放されている。
S110において、充電ECU459は、充電ケーブル20Bのコネクタ220Bから出力される接続信号CNCTの電圧がオフからオンに変化したか否かを判定する。接続信号CNCTがオフのままの場合(S110においてNO)、すなわち後述するモード1ケーブルである充電ケーブル20Aが接続されている場合、あるいは充電ケーブル20A,20Bがおいずれも接続されていない場合、充電ECU459は、特に処理は実行することなく処理をメインルーチンへと戻す。
充電ECU459は、接続信号CNCTがオンされると(S110においてYES)、処理をS120に進め、パイロット信号CPLTの電圧を、CCIDリレー232Bを閉成すべきことを示す電圧に変化させる。コントロールパイロット回路234Bは、パイロット信号CPLTの電圧変化に応答してCCIDリレー232Bを閉成する。これにより、外部電源30から充電装置400へと電力供給が可能な状態となる。突入電流防止回路419に含まれるリレーRL9は開放状態であるため、外部電源30からの電流は抵抗Rを流れることになる。ただし、適切な大きさの抵抗値を有する抵抗R9を用いることで、過大な電流(突入電流)の流入が防止される。
S130において、充電ECU459は、コンデンサCのプリチャージが完了するまで待機する(S130においてNO)。たとえば電圧センサ430により検出された直流電圧VHが所定の基準値に達すると、充電ECU459は、コンデンサCのプリチャージが完了したと判定して(S130においてYES)、突入電流防止回路419のリレーRL9を閉成する。これにより、電流は、抵抗R9に代えて、主にリレーRL9を流れるようになる。そのため、抵抗R9において電流が消費されることによる電力損失が低減される。その後、処理がメインルーチンへと戻され、バッテリ140への充電電力を目標値に制御するためのフィードバック制御(図示せず)が実行される。
<モード1ケーブル使用時の充電システム>
次に、モード1ケーブルを用いる場合の充電システムの構成および制御について説明する。
図4は、モード1ケーブルを用いる場合の充電システムの全体構成を概略的に示す図である。図4に示す充電システム1Aは、モード2ケーブルである充電ケーブル20Bに代えて、モード1ケーブルである充電ケーブル20Aを備える点において、図1に示した充電システム1Bの構成と異なる。車両10および外部電源30の構成は、図1における対応する構成と同等であるため、説明は繰り返さない。
図4に示されるように、充電ケーブル20Aでは、充電ケーブル20Bと異なり、プラグ210Aとコネクタ220Aとが電線部240Aにより直接接続されている。すなわち、充電ケーブル20AはCCID230Bを含まないので、パイロット信号CPLTを用いた外部充電制御は行なわれない。また、充電ケーブル20Aには接続検出回路222Bが設けられていないので、接続信号CNCTが出力されることもない。
ここで、比較例に係る充電装置409の内部に短絡故障が生じた状態で、モード1ケーブルである充電ケーブル20Aを用いた外部充電が行なわれる場合がある。
図5は、比較例に係る充電装置409の内部に短絡故障が生じた状態で、充電ケーブル20Aを用いた外部充電が行なわれた状況を説明するための図である。たとえば、PFC回路420内部のスイッチング素子Q5が短絡故障を起こすことにより、電力線が短絡する状況が考えられる。
このような状況下でモード1ケーブルを用いた外部充電が行なわれると、矢印AR9に示すように、短絡電流が、外部電源30から充電ケーブル20Aを介して充電装置409に流入し、短絡箇所であるスイッチング素子Q5を流れ、さらに充電ケーブル20Aを介して外部電源30へと流出する電流経路が形成され得る。
充電ケーブル20AにはCCID230Bおよび接続検出回路222Bが設けられていないので、充電ECU459は、インレット110にモード1ケーブルが接続されたことを検出することができない。したがって、充電ECU459による電流制限(たとえばCCIDリレー232Bによる電流遮断)が行なわれることなく、短絡電流が抵抗R9を比較的長時間(たとえば数百ms〜数秒程度)流れ得る。そうすると、抵抗R9にて発生するジュール熱により抵抗R9の温度が過度に上昇し、抵抗R9が破損に至る可能性がある。
そこで、本実施の形態においては、抵抗の破損を防止するために、抵抗に並列接続されたリレーとして、ノーマリクローズ型のリレーを採用する。以下では比較例と同様に、本実施の形態に係る充電装置400の内部にてスイッチング素子Q5の短絡故障により電力線が短絡した状況について説明する。
図6は、本実施の形態に係る充電装置400の内部に短絡故障が生じた状態で、充電ケーブル20Aを用いた外部充電が行なわれた状況を説明するための図である。充電装置400の構成を、比較例に係る充電装置409の構成(図5参照)と対比すると、充電装置400は、抵抗Rに並列に接続されたリレーRYがノーマリクローズ型である点、および、充電ECU459に代えて充電ECU450を備える点に特徴を有する。なお、充電ECU450は、いずれも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、および入出力バッファを含む。
リレーRLはノーマリクローズ型であるため、充電ケーブル20Aがインレット110に接続された際のリレーRLは閉成状態である。そのため、充電装置400の内部にて電力線が短絡した場合であっても、外部電源30から供給される電流は、抵抗Rに代えてリレーRLを流れることになる(矢印AR参照)。したがって、抵抗Rの破損を抑制し、抵抗Rを保護することができる。
さらに、一般に、リレーRLの抵抗値は、抵抗Rの抵抗値よりも小さい。そのため、本実施の形態では、比較例と比べて、大きな電流がリレーRLを通って充電装置400に流入し得る。しかし、外部電源30にはブレーカ310(図4参照)が設けられているため、ブレーカ310が遮断状態となることにより、上記電流を速やかに遮断することができる。
また、図示しないが、電力線ACL1(または電力線ACL2)上にヒューズを設ける構成も考えられる。この場合には、ブレーカ310が遮断状態となるか、あるいは上記ヒューズが非導通状態となることにより、上記電流を遮断することができる。
さらに、本実施の形態においては、比較例におけるフローチャート(図3参照)に含まれる処理の一部を変更することで、モード2ケーブルである充電ケーブル20Bが接続された場合にも外部充電を開始するための制御を適切に行なうことが可能である。
図7は、本実施の形態に係る充電装置400において、充電ケーブル20Bを用いた場合の外部充電を開始するための処理手順を示すフローチャートである。各ステップは、基本的には充電ECU450によるソフトウェア処理によって実現されるが、充電ECU450内に作製された図示しない電子回路用いたハードウェア処理によって実現されてもよい。上述のように、リレーRLはノーマリクローズ型であるため、充電ケーブル20Bの接続時にはリレーRLは閉成されている。
S210において、充電ECU450は、モード2ケーブルである充電ケーブル20Bが接続されることにより、接続信号CNCTの電圧がオフからオンに変化したか否かを判定する。
接続信号CNCTの電圧が変化していない場合(S210においてNO)、すなわち、モード1ケーブルである充電ケーブル20Aが接続された場合、あるいは充電ケーブル20A,20Bのいずれも接続されていない場合、充電ECU450は、リレーRLの制御は特に行なわない。これにより、ノーマリクローズ型であるリレーRLは、閉成状態に維持される(S212)。
なお、この場合、パイロット信号CPLTの入力がないので、充電ECU450は、パイロット信号CPLTを用いて外部充電の開始および停止を制御することができない。そのため、充電ECU450は、電圧センサ120により検出される電源電圧VACに基づいて、外部充電の開始を制御することができる。
充電ECU450は、接続信号CNCTを受けると(S210においてYES)、モード2ケーブルである充電ケーブル20Bが接続されたとして、閉成状態にあるリレーRLを開放する(S214)。
そして、S220において、充電ECU450は、パイロット信号CPLTの電圧を、CCIDリレー232Bを閉成すべきことを示す電圧に変化させる。コントロールパイロット回路234Bは、パイロット信号CPLTの電圧変化に応答してCCIDリレー232Bを閉成する。これにより、外部電源30から充電ケーブル20Bを介した電力供給が可能な状態となる。
S230において、充電ECU450は、コンデンサCのプリチャージが完了するまで待機する(S230においてNO)。コンデンサCのプリチャージが完了すると(S230においてYES)、充電ECU450はリレーRLを閉成する(S240)。これにより、電流は、抵抗Rに代えて、主にリレーRLを流れるようになる。その後、処理がメインルーチンへと戻され、図示しない外部充電の処理手順が実行される。
以上のように、本実施の形態によれば、充電装置400の突入電流防止回路410にノーマリクローズ型のリレーRLが採用される。これにより、モード1ケーブルが接続された場合であっても、電流はリレーRLを流れることになるので、抵抗Rの破損を防止することができる。また、モード2ケーブルが接続された場合には、CCID230Bに含まれるCCIDリレー232Bの閉成に先立ってリレーRLを開放することにより、比較例と同様に、外部充電を開始するための一連の手順を実行することができる。
なお、本実施の形態において、リレーRLが本発明に係る「第1のリレー」に相当し、CCIDリレー232Bが本発明に係る「第2のリレー」に相当する。また、充電ECU450が本発明に係る「制御部」に相当する。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1A,1B 充電システム、10 車両、20A,20B 充電ケーブル、30 外部電源、110 インレット、120,430 電圧センサ、130 充電リレー、140 バッテリ、180 車輪、210A,210B プラグ、220A,220B コネクタ、222A,222B 接続検出回路、234B コントロールパイロット回路、240A,240B 電線部、310 ブレーカ、320 電源コンセント、400,409 充電装置、410,419 突入電流防止回路、420 PFC回路、440 DC/DCコンバータ、D1〜D6 ダイオード、Q5 スイッチング素子、C コンデンサ、L リアクトル、R,R9 抵抗、RL9,RL リレー、D1,D2,D4,D5,D6 ダイオード、ACL1,ACL2 電力線、PL 電源線、GL 接地線。

Claims (1)

  1. ブレーカを含む外部電源から充電ケーブルを介して供給される電力により、車両に搭載された蓄電装置を充電するための充電装置であって、
    前記充電ケーブルを接続可能に構成されたインレットと、
    前記インレットと前記蓄電装置との間を結ぶ電力線と、
    前記電力線上に設けられ、前記インレットから前記蓄電装置への突入電流を防止するための抵抗素子と、
    前記抵抗素子に並列に接続されたノーマリクローズ型の第1のリレーと、
    前記第1のリレーを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、内部に第2のリレーを含むケーブルが前記充電ケーブルとして前記インレットに接続された場合には、前記第1のリレーを開放する、充電装置。
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