JP2017098608A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿媒体に印刷された情報を適切に読み取ることができる画像読取装置を得る。
【解決手段】本発明の画像読取装置は、搬送路に沿って原稿媒体を搬送する搬送部と、搬送路上の第1の位置に配置され、読取動作を行うことにより読取データを順次生成する読取部と、記憶部と、読取データに基づいて原稿媒体の先端を検出し、その検出結果に基づいて記憶部への読取データの書き込みを開始させる制御部とを備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、原稿媒体に印刷された情報を読み取る画像読取装置に関する。
画像読取装置には、自動原稿搬送装置(ADF;Auto Document Feeder)を有し、複数の原稿媒体を、1枚ずつスキャナ部に供給するものがある。例えば、特許文献1には、画像読取部の上流に配置されたセンサが原稿媒体の先端を検出してから所定時間経過した後に、読取開始信号を送信する自動原稿搬送装置が開示されている。
特開2006−33549号公報
ところで、画像読取装置では、一般に、原稿媒体に印刷された情報を適切に読み取ることが望まれている。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、原稿媒体に印刷された情報を適切に読み取ることができる画像読取装置を提供することにある。
本発明の画像読取装置は、搬送部と、読取部と、記憶部と、制御部とを備えている。搬送部は、搬送路に沿って原稿媒体を搬送するものである。読取部は、搬送路上の第1の位置に配置され、読取動作を行うことにより読取データを順次生成するものである。制御部は、読取データに基づいて原稿媒体の先端を検出し、その検出結果に基づいて記憶部への読取データの書き込みを開始させるものである。
本発明の画像読取装置によれば、読取データに基づいて原稿媒体の先端を検出し、その検出結果に基づいて記憶部への読取データの書き込みを開始させるようにしたので、原稿媒体に印刷された情報を適切に読み取ることができる。
本発明の一実施の形態に係る多機能周辺装置の一構成例を表す斜視図である。 図1に示した画像読取ユニットの一構成例を表す断面図である。 図2に示した読取部の一構成例を表す平面図である。 図2に示した読取部の一動作例を表す説明図である。 図1に示した画像形成ユニットの一構成例を表す断面図である。 図1に示した多機能周辺装置の制御機構の一例を表すブロック図である。 図2に示した画像読取ユニットの制御機構の一例を表すブロック図である。 図2に示した画像読取ユニットの一動作例を表すフローチャートである。 図2に示した画像読取ユニットの一動作例を表す波形図である。 図2に示した画像読取ユニットの一動作例を表す説明図である。 変形例に係る画像読取ユニットの一動作例を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置を有する多機能周辺装置(MFP;Multi Function Peripheral)の一構成例を表すものである。この多機能周辺装置1は、コピー機、ファクシミリ、スキャナなどの機能を有するものである。多機能周辺装置1は、画像読取ユニット10と、画像形成ユニット40とを備えている。
(画像読取ユニット10)
画像読取ユニット10は、原稿媒体9に印刷された情報を読み取るものである。画像読取ユニット10は、2つの動作モードM1,M2を有している。動作モードM1は、ADF部20(後述)を用いて原稿媒体9を搬送することにより、その原稿媒体9に印刷された情報を読み取るモードであり、動作モードM2は、ADF部20を用いずに、ユーザが原稿媒体9を直接セットすることにより、その原稿媒体9に印刷された情報を読み取るモードである。
画像読取ユニット10は、ADF部20と、スキャナ部30とを有している。ADF部20は、媒体トレイ11にセットされた複数の原稿媒体9を、1枚ずつ搬送してスキャナ部30に導くとともに、情報が読み取られた原稿媒体9をスタッカ12に排出するものである。スキャナ部30は、動作モードM1において、ADF部20により導かれた原稿媒体9に印刷された情報を読み取るものである。また、スキャナ部30は、動作モードM2では、フラットベッドスキャナとして動作するものである。具体的には、動作モードM2では、ユーザがADF部20を持ち上げてスキャナ部30の上面に原稿媒体9をセットする。スキャナ部30は、このようにユーザが直接セットした原稿媒体9に印刷された情報を読み取るようになっている。
図2は、画像読取ユニット10の一構成例を表すものである。ADF部20は、ピックアップローラ21と、分離ローラ22と、分離パッド23と、レジストセンサ24と、レジストローラ25Aと、プレッシャーローラ25Bと、スキャンセンサ26と、原稿押さえ部材27と、スプリング28と、排出ローラ29Aと、プレッシャーローラ29Bと、原稿押さえ部材13とを有している。
ピックアップローラ21は、媒体トレイ11にセットされた原稿媒体9を搬送路8に送り出す部材である。ピックアップローラ21は、モータ82(後述)から伝達された動力により回転するようになっている。
分離ローラ22および分離パッド23は、ピックアップローラ21により供給された原稿媒体9を1枚ずつ分離し、搬送路8に送り出す部材である。分離ローラ22および分離パッド23は、搬送路8を挟んで対向配置されている。分離ローラ22は、モータ82(後述)から伝達された動力により回転する。分離パッド23は原稿媒体9との間で摩擦が生じるように構成されている。
レジストセンサ24は、原稿媒体9の通過を検出するセンサである。レジストセンサ24は、搬送路8において、分離ローラ22とレジストローラ25Aとの間に設けられている。
レジストローラ25Aおよびプレッシャーローラ25Bは、搬送路8を通過する原稿媒体9の斜行を矯正する部材である。レジストローラ25Aおよびプレッシャーローラ25Bは、搬送路8を挟んで対向配置されている。そして、プレッシャーローラ25は、所定の押し付け量でレジストローラ25Aに押し付けられように配置されている。レジストローラ25Aは、モータ82(後述)から伝達された動力により回転する。また、プレッシャーローラ25Bは、レジストローラ25Aの回転に応じて従動回転するようになっている。
スキャンセンサ26は、原稿媒体9の通過を検出するセンサである。スキャンセンサ26は、搬送路8において、レジストローラ25Aの下流に設けられている。
原稿押さえ部材27は、原稿媒体9をスキャナ部30の読取ガラス31(後述)の表面に導く部材である。原稿押さえ部材27の読取ガラス31側の表面の色は白色になっている。スプリング28は、原稿押さえ部材27をスキャナ部30の読取ガラス31(後述)に押さえつけるものである。
排出ローラ29Aおよびプレッシャーローラ29Bは、情報が読み取られた原稿媒体9をスタッカ12に導く部材である。排出ローラ29Aおよびプレッシャーローラ29Bは、搬送路8を挟んで対向配置されている。そして、プレッシャーローラ29Bは、所定の押し付け量で排出ローラ29Aに押し付けられように配置されている。排出ローラ29Aは、モータ82(後述)から伝達された動力により回転する。また、プレッシャーローラ29Bは、排出ローラ29Aの回転に応じて従動回転するようになっている。
原稿押さえ部材13は、スキャナ部30がフラットベッドスキャナとして動作するときに、スキャナ部30の読取ガラス33(後述)上にセットされた原稿媒体9をその読取ガラス33に押さえつける部材である。
スキャナ部30は、読取ガラス31と、シェーディングシート32と、読取ガラス33と、読取部34とを有している。
読取ガラス31は、ADF部20の原稿押さえ部材27と対向する位置に配置された部材である。読取部34は、動作モードM1において、この読取ガラス31を介して、ADF部20により導かれた原稿媒体9に印刷された情報を読み取るようになっている。
シェーディングシート32は、読取部34による読取結果のキャリブレーションを行うための部材である。具体的には、シェーディングシート32は、例えば白色のシートであり、読取部34がこのシェーディングシート32を読み取ることにより、読み取った信号レベルのキャリブレーションを行うようになっている。
読取ガラス33は、ADF部20の原稿押さえ部材13と対向する位置に配置された部材である。読取部34は、動作モードM2において、この読取ガラス33を介して、ユーザがセットした原稿媒体9に印刷された情報を読み取るようになっている。
読取部34は、原稿媒体9に印刷された情報を読み取ることにより、読取データDRを生成するものである。読取部34は、例えば、CIS(Contact Image Sensor)ユニット34Aを有している。
図3は、CISユニット34Aの一構成例を表すものである。CISユニット34Aは、複数のレンズ36と、複数のチップ37(この例では7つのチップ371〜377)と、を有している。
複数のレンズ36は、入射光を7つのチップ371〜377に導く部材である。この例では、複数のレンズ36は、Y方向に2列で並設されている。Y方向におけるレンズ36の配置ピッチPは、例えば、0.3mm程度にすることができる。この2列のレンズ群は、列間で、互いに配置ピッチPの半分だけずれるように配置されている。
7つのチップ371〜377は、複数のレンズ36から導かれた光をそれぞれ光電変換して電気信号に変換するとともに、所定の処理を行うものである。7つのチップ371〜377は、基板39上に配置されるとともにY方向に並設されている。
この構成により、読取部34は、赤色、緑色、青色の検出信号を含む読取データDRを生成するようになっている。
また、読取部34は、センサ駆動機構83(後述)により、X方向に沿って移動可能に構成されている。
図4は、読取部34の動作を表すものである。読取部34は、待機状態では、X方向において、シェーディングシート32に対応する位置P1に停止している。そして、動作モードM1では、読取部34は、X方向において、この位置P1から、原稿押さえ部材27に対応する位置P2に移動する。これにより、読取部34は、読取ガラス31を介して、ADF部20により導かれた原稿媒体9に印刷された情報を読み取る。また、動作モードM2では、読取部34は、X方向において、位置P1から、原稿押さえ部材13の端部に対応する位置P3に移動する。そして、読取部34は、この位置P3から、原稿押さえ部材13の反対側の端部に対応する位置P4へ向かって、徐々に移動しつつ、読取ガラス33を介して、ユーザがセットした原稿媒体9に印刷された情報を読み取るようになっている。
(画像形成ユニット40)
画像形成ユニット40は、電子写真方式により、記録媒体7に画像を形成するものである。具体的には、画像形成ユニット40は、この例では、LED(Light Emitting Diode)タンデムカラー方式のプリンタである。
図5は、画像形成ユニット40の一構成例を表すものである。画像形成ユニット40は、供給ローラ42と、センサ43と、レジストローラ44と、センサ45と、搬送ローラ46と、センサ47と、4つのID(Image Drum)ユニット50(50K,50Y,50M,50C)と、4つのトナー収容部58(58K,58Y,58M,58C)と、4つの露光ヘッド59(59K,59Y,59M,59C)と、転写部60と、定着部65と、搬送ローラ48と、排出ローラ49とを有している。
供給ローラ42は、供給カセット41にセットされている記録媒体7をその最上部から1枚ずつ取り出し、取り出した記録媒体7を搬送路6に送り出す部材である。センサ43は、記録媒体7の通過を検出するセンサである。レジストローラ44は、搬送路6を挟んで配置された一対のローラであり、搬送路6を通過する記録媒体7の斜行を矯正する部材である。センサ45は、記録媒体7の通過を検出するセンサである。搬送ローラ46は、搬送路6を挟んで配置された一対のローラであり、記録媒体7を搬送路6に沿って搬送し、IDユニット50に導く部材である。センサ47は、IDユニット50および露光ヘッド59が画像形成を開始するタイミングを検出するセンサである。
IDユニット50は、トナー像をそれぞれ形成するものである。具体的には、IDユニット50Kは黒色のトナー像を形成するものであり、IDユニット50Yは黄色のトナー像を形成するものであり、IDユニット50Mはマゼンタ色のトナー像を形成するものであり、IDユニット50Cはシアン色のトナー像を形成するものである。この例では、各IDユニット50は、記録媒体7の搬送方向Fにおいて、IDユニット50K,50Y,50M,50Cの順に配置されている。各IDユニット50は、例えば、着脱可能に構成されている。
各IDユニット50は、感光ドラム51を有している。感光ドラム51は、表面(表層部分)に静電潜像を担持する部材である。具体的には、IDユニット50Kの感光ドラム51Kでは、露光ヘッド59Kにより露光されることにより静電潜像が形成され、IDユニット50Yの感光ドラム51Yでは、露光ヘッド59Yにより露光されることにより静電潜像が形成され、IDユニット50Mの感光ドラム51Mでは、露光ヘッド59Mにより露光されることにより静電潜像が形成され、IDユニット50Cの感光ドラム51Cでは、露光ヘッド59Cにより露光されることにより静電潜像が形成される。そして、各感光ドラム51では、静電潜像に基づいてトナー像が形成されるようになっている。
トナー収容部58は、トナーを収容するものである。具体的には、トナー収容部58Kは、黒色のトナーを収容するものであり、IDユニット50Kに着脱可能に構成され、トナー収容部58Yは、黄色のトナーを収容するものであり、IDユニット50Yに着脱可能に構成され、トナー収容部58Mは、マゼンタ色のトナーを収容するものであり、IDユニット50Mに着脱可能に構成され、トナー収容部58Cは、シアン色のトナーを収容するものであり、IDユニット50Cに着脱可能に構成されている。
露光ヘッド59(図1)は、感光ドラム51に対して光を照射する部材であり、例えばLEDを含んで構成されるものである。具体的には、露光ヘッド59Kは感光ドラム51Kに対して光を照射し、露光ヘッド59Yは感光ドラム51Yに対して光を照射し、露光ヘッド59Mは感光ドラム51Mに対して光を照射し、露光ヘッド59Cは感光ドラム51Cに対して光を照射するようになっている。これにより、各感光ドラム51には、静電潜像が形成されるようになっている。
転写部60は、4つのIDユニット50により形成されたトナー像を、記録媒体7の被転写面上に転写する部材である。転写部60は、4つの転写ローラ61(61K,61Y,61M,61C)と、転写ベルト62と、駆動ローラ63と、従動ローラ64とを有している。
転写ローラ61Kは、搬送路6を介して感光ドラム51Kに対向配置され、転写ローラ61Yは、搬送路6を介して感光ドラム51Yに対向配置され、転写ローラ61Mは、搬送路6を介して感光ドラム51Mに対向配置され、転写ローラ61Cは、搬送路6を介して感光ドラム51Cに対向配置されている。
転写ベルト62は、搬送路6に沿って記録媒体7を搬送するものである。転写ベルト62は、駆動ローラ63および従動ローラ64によって張設(張架)されている。そして、転写ベルト62は、駆動ローラ63の回転に応じて、搬送方向Fの方向に循環回転するようになっている。
駆動ローラ63は、転写ベルト62を循環回転させるものである。この例では、駆動ローラ63は、搬送方向Fにおいて、4つのIDユニット50の下流側に配置されている。従動ローラ64は、転写ベルト62の循環回転に応じて、従動回転するものである。この例では、従動ローラ64は、搬送方向Fにおいて、4つのIDユニット50の上流側に配置されている。
定着部65は、記録媒体7に対し熱および圧力を付与することにより、記録媒体7上に転写されたトナー像を記録媒体7に定着させる部材である。
搬送ローラ48は、搬送路6を挟んで配置された一対のローラであり、トナー像が定着された記録媒体7を搬送路6に沿って搬送する部材である。排出ローラ49は、搬送路6を挟んで配置された一対のローラであり、搬送ローラ48により搬送された記録媒体7をスタッカ19に排出する部材である。
(多機能周辺装置1の制御機構)
図6は、多機能周辺装置1における制御機構の一例を表すものである。多機能周辺装置1は、通信部71と、FAX通信部72と、操作部73と、表示部74と、読取制御部75と、印刷制御部76と、制御部77とを有している。
通信部71は、この例では、ホストコンピュータと通信を行うことにより、ホストコンピュータから印刷データを受け取るものである。通信部71は、例えば、USB(Universal Serial Bus)によりホストコンピュータと接続されるようにしてもよいし、LAN(Local Area Network)を介してホストコンピュータと接続されるようにしてもよい。FAX通信部72は、電話回線を介して通信相手との間でデータを送受信するものである。操作部73は、ユーザの操作を受け付けるものであり、例えばタッチパネルや各種ボタンなどを用いて構成されるものである。表示部74は、多機能周辺装置1の状態などを表示するものであり、例えば液晶ディスプレイなどを用いて構成されるものである。読取制御部75は、画像読取ユニット10の各部材の動作を制御するものである。印刷制御部76は、画像形成ユニット40の各部材の動作を制御するものである。
制御部77は、これらのブロックの動作を制御するものである。これにより、例えば、ユーザが操作部73を用いてコピー動作を指示した場合には、制御部77は、読取制御部75に対して原稿媒体9に印刷された情報を読み取るように指示するとともに、印刷制御部76に対して、読み取った画像を印刷するように指示する。また、例えば、ユーザが、ホストコンピュータから、印刷データに基づく印刷を指示した場合には、制御部77は、印刷制御部76に対して、その印刷データに基づいて印刷するように指示する。また、例えば、ユーザが操作部73を用いてFAX送信動作を指示した場合には、制御部77は、読取制御部75に対して原稿媒体9に印刷された情報を読み取るように指示するとともに、FAX通信部72に対して、読み取った画像を通信相手に送信するように指示する。また、例えば、ユーザが操作部73を用いて読取動作を指示した場合には、制御部77は、読取制御部75に対して原稿媒体9に印刷された情報を読み取るように指示するとともに、通信部71に対して、読み取った画像を例えばホストコンピュータに送信するように指示するようになっている。
図7は、画像読取ユニット10における制御機構の一例を表すものである。画像読取ユニット10は、モータ81,82と、センサ駆動機構83と、記憶部89とを有している。
モータ81は、センサ駆動機構83に対して動力を供給するものである。センサ駆動機構83は、モータ81から供給された動力に基づいて、読取部34をX方向に沿って移動させるものである。モータ82は、ピックアップローラ21、分離ローラ22、レジストローラ25A、および排出ローラ29Aに対して動力を供給するものである。記憶部89は、画像読取ユニット10が生成した読取データDRを記憶するものである。
読取制御部75は、制御部77から、動作モードM1で動作することにより、原稿媒体9に印刷された情報を読み取るように指示された場合、まず、モータ81を動作させることにより、読取部34を位置P1から位置P2(図4)に移動させるとともに、モータ82を動作させることにより、各ローラを回転させる。これにより、原稿媒体9は搬送路8に沿って搬送される。その後、読取制御部75は、レジストセンサ24およびスキャンセンサ26から、原稿媒体9の通過を示す信号を受け取る。そして、読取制御部75は、CISユニット34Aから読取データDRを受け取り、この読取データDRを記憶部89に一旦記憶させる。そして、読取制御部75は、記憶部89に記憶された読取データDRを、制御部77に対して供給するようになっている。
その際、読取制御部75は、後述するように、CISユニット34Aから供給された読取データDRに基づいて、原稿媒体9の先端の読取部34への到達を検出する。そして、読取制御部75は、この検出結果に基づいて、読取データDRの記憶部89への書き込みを開始するようになっている。
また、読取制御部75は、制御部77から、動作モードM2で動作することにより、原稿媒体9に印刷された情報を読み取るように指示された場合、まず、モータ81を動作させることにより、読取部34を位置P1から位置P3(図4)に移動させる。そして、読取制御部75は、読取部34を位置P3から位置P4に向かって徐々に移動させるとともに、CISユニット34Aから読取データDRを受け取り、この読取データDRを記憶部89に一旦記憶させる。そして、読取制御部75は、記憶部89に記憶された読取データDRを、制御部77に対して供給するようになっている。
読取制御部75は、例えばハードウェアにより構成してもよいし、ファームウェアなどのソフトウェアにより構成してもよい。
ここで、読取制御部75は、本発明における「制御部」の一具体例に対応する。複数チップ37は、本発明における「複数の読取センサ」の一具体例に対応する。ピックアップローラ21、分離ローラ22、レジストローラ25A、およびプレッシャーローラ25Bは、本発明における「複数の搬送ローラ」の一具体例に対応する。レジストセンサ24およびスキャンセンサ26は、本発明における「第2のセンサ」の一具体例に対応する。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の多機能周辺装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1〜7を参照して、多機能周辺装置1の全体動作概要を説明する。ここでは、ユーザが操作部73(図6)を用いて、コピー動作を指示した場合を例に説明する。制御部77は、まず、画像読取ユニット10の読取制御部75に対して原稿媒体9に印刷された情報を読み取るように指示する。
動作モードM1で動作する場合には、画像読取ユニット10では、読取制御部75(図7)は、まず、モータ81を動作させることにより、読取部34を位置P1から位置P2(図4)に移動させるとともに、モータ82を動作させることにより、各ローラを回転させる。ピックアップローラ21(図2)は、媒体トレイ11にセットされた原稿媒体9を搬送路8に送り出す。分離ローラ22および分離パッド23は、ピックアップローラ21により供給された原稿媒体9を1枚ずつ分離し、搬送路8に送り出す。レジストセンサ24は、原稿媒体9の通過を検出し、読取制御部75に、原稿媒体9の通過を示す信号を供給する。レジストローラ25Aおよびプレッシャーローラ25Bは、搬送路8を通過する原稿媒体9の斜行を矯正する。スキャンセンサ26は、原稿媒体9の通過を検出し、読取制御部75に、原稿媒体9の通過を示す信号を供給する。そして、原稿媒体9は、読取ガラス31と原稿押さえ部材27との間を通過する。読取部34のCISユニット34Aは、原稿媒体9に印刷された情報を読み取り、読取データDRを生成する。読取制御部75は、この読取データDRを記憶部89に一旦記憶させる。そして、読取制御部75は、記憶部89に記憶された読取データDRを、制御部77に対して供給する。排出ローラ29Aおよびプレッシャーローラ29Bは、情報が読み取られた原稿媒体9をスタッカ12に導く。
動作モードM2で動作する場合には、読取制御部75(図7)は、まず、モータ81を動作させることにより、読取部34を位置P1から位置P3(図4)に移動させる。そして、読取制御部75は、読取部34を位置P3から位置P4に向かって徐々に移動させる。読取部34のCISユニット34Aは、原稿媒体9に印刷された情報を読み取り、読取データDRを生成する。読取制御部75は、この読取データDRを記憶部89に一旦記憶させる。そして、読取制御部75は、記憶部89に記憶された読取データDRを、制御部77に対して供給する。
次に、制御部77(図6)は、この読取データDRに基づいて、画像形成ユニット40の印刷制御部76に対して、印刷動作を行うように指示する。
画像形成ユニット40では、印刷制御部76は、読取データDRに基づいて、画像形成ユニット40(図5)が有する4つの露光ヘッド59、4つのIDユニット50、4つの転写ローラ61、定着部65、各種ローラなどの各部材の動作を制御する。具体的には、露光ヘッド59KおよびIDユニット50Kは黒色のトナーのトナー像を形成し、露光ヘッド59YおよびIDユニット50Yは黄色のトナーのトナー像を形成し、露光ヘッド59MおよびIDユニット50Mはマゼンタ色のトナーのトナー像を形成し、露光ヘッド59CおよびIDユニット50Cはシアン色のトナーのトナー像を形成する。4つの転写ローラ61は、4つの感光ドラム51に生成されたトナー像を記録媒体7上に転写する。そして、定着部65は、記録媒体7上のトナー像を定着させる。このようにして、画像形成ユニット40から、印刷された記録媒体7が排出される。
(動作モードM1における画像読取ユニット10の詳細動作)
図8は、画像読取ユニット10の一動作例を表すものである。ADF部20は、媒体トレイ11にセットされた複数の原稿媒体9を、1枚ずつ搬送してスキャナ部30に導く。そして、スキャナ部30は、ADF部20により導かれた原稿媒体9に印刷された情報を読み取る。その際、読取制御部75は、CISユニット34Aから供給された読取データDRに基づいて、原稿媒体9の先端の読取部34への到達を検出し、この検出結果に基づいて、読取データDRの記憶部89への書き込みを開始する。以下に、この動作について詳細に説明する。
まず、原稿媒体9の搬送が開始されると、読取制御部75は、スキャンセンサ26が原稿媒体9を検出したか否かを確認する(ステップS1)。スキャンセンサ26がまだ原稿媒体9を検出していない場合(ステップS1において“N”)には、ステップS1に戻る。そして、読取制御部75は、スキャンセンサ26が原稿媒体9を検出するまでステップS1を繰り返す。
ステップS1において、スキャンセンサ26が原稿媒体9を検出した場合(ステップS1において“Y”)には、読取制御部75は、読取部34が読取動作を開始するように制御する(ステップS2)。具体的には、読取制御部75は、読取部34のCISユニット34Aに含まれる各チップ37に対して、光電変換を開始するように制御する。これにより、CISユニット34Aは、読取データDRを生成し、その読取データDRを読取制御部75に順次供給する。
次に、読取制御部75は、読取データDRに基づいて、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達したか否かを確認する(ステップS3)。
図9は、原稿媒体9の先端の検出動作を表すものである。読取制御部75は、読取データDRに含まれる赤色、緑色、青色の検出信号に基づいて、白色レベルLwを求める。そして、読取制御部75は、この白色レベルLwが所定のしきい値レベルLth1を下回ったときに、原稿媒体9の先端が読取部34に到達したと判断する。
この例では、タイミングt1において、読取部34が読取動作を開始して読取データDRを生成し始め、読取制御部75が、この読取データDRに基づいて白色レベルLwを求め始める。タイミングt1〜t2の期間では、白色レベルLwは、原稿押さえ部材27の色に応じた高いレベルを維持する。そして、その後、白色レベルLwが低下する。すなわち、原稿媒体9の先端が読取部34に到達し、読取部34が、原稿媒体9の先端付近の影を読み取るため、白色レベルLwが低下する。その際、タイミングt2において、白色レベルLwは、しきい値レベルLth1を下回る。読取制御部75は、このタイミングt2において、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達したと判断する。
ステップS3において、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達していない場合(ステップS3において“N”)には、ステップS3に戻る。そして、読取制御部75は、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達するまでステップS3を繰り返す。
ステップS3において、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達した場合(ステップS3において“Y”)には、読取制御部75は、読取データDRの記憶部89への書き込みを開始する(ステップS4)。すなわち、読取制御部75は、図9において、タイミングt2までに取得した読取データDRを破棄し、タイミングt2以降に取得した読取データDRを記憶部89に記憶する。これにより、原稿媒体9に印刷された情報が読取データDRとして記憶部89に記憶される。
次に、読取制御部75は、読取データDRに基づいて、原稿媒体9の末端が読取部34へ到達したか否かを確認する(ステップS5)。
図9に示したように、白色レベルLwは、タイミングt3の直前において、一旦低下する。すなわち、このとき、原稿媒体9の末端が読取部34に近づき、読取部34が、原稿媒体9の末端付近の影を読み取るため、白色レベルLwが低下する。そして、その後、白色レベルLwは、原稿押さえ部材27の色に応じた高いレベルへと上昇する。その際、タイミングt3において、白色レベルLwは、しきい値レベルLth2を上回る。読取制御部75は、白色レベルLwが所定のしきい値レベルLth2を上回ったときに、原稿媒体9の末端が読取部34に到達したと判断する。
ステップS5において、原稿媒体9の末端が読取部34へ到達していない場合(ステップS5において“N”)には、ステップS5に戻る。そして、読取制御部75は、原稿媒体9の末端が読取部34へ到達するまでステップS5を繰り返す。
ステップS5において、原稿媒体9の末端が読取部34へ到達した場合(ステップS5において“Y”)には、読取制御部75は、読取データDRの記憶部89への書き込みを終了する(ステップS6)。すなわち、読取制御部75は、図9において、タイミングt3までに取得した読取データDRを記憶部89に記憶し、タイミングt3以降に取得した読取データDRを破棄する。
次に、読取制御部75は、読取部34が読取動作を終了するように制御する(ステップS7)。具体的には、読取制御部75は、読取部34のCISユニット34Aに含まれる各チップ37に対して、光電変換を終了するように制御する。これにより、CISユニット34Aは、読取データDRの生成を終了する。
以上でこのフローは終了する。
このように、多機能周辺装置1では、読取部34が生成した読取データDRに基づいて、読取データDRの記憶部89への書き込みを開始するようにしたので、原稿媒体9に印刷された情報を適切に読み取ることができる。すなわち、例えば、スキャンセンサ26による検出結果に基づいて、原稿媒体9の読取部34への到達タイミングを予測し、その予測した到達タイミングで読取データDRの記憶部89への書き込みを開始した場合には、予測した到達タイミングが、原稿媒体9の先端が実際に読取部34に到達するタイミングと一致しないおそれがある。具体的には、例えば搬送路8におけるスキャンセンサ26の取り付け位置には物理的な誤差が有り得るため、予測した到達タイミングが実際のタイミングからずれるおそれがある。また、原稿媒体9の剛度により、搬送路8内における搬送ルートに差が生じ得るため、予測した到達タイミングが実際のタイミングからずれるおそれがある。また、搬送動作における加速状態によっては、予測した到達タイミングが実際のタイミングからずれるおそれがある。その結果、原稿媒体9の先端が実際に読取部34に到達するタイミングが、読取データDRの記憶部89への書き込みを開始するタイミングとずれてしまい、例えば、原稿媒体9の先端付近に印刷された情報が読み取られないおそれがある。
一方、多機能周辺装置1では、読取部34が生成した読取データDRに基づいて、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達したことを検出し、その検出結果に基づいて読取データDRの記憶部89への書き込みを開始するようにした。これにより、多機能周辺装置1では、原稿媒体9が実際に読取部34に到達するタイミングと、読取データDRの記憶部89への書き込みを開始するタイミングとを同期させることができる。その結果、多機能周辺装置1では、例えば、原稿媒体9の先端付近に印刷された情報を適切に読み取ることができる。
また、多機能周辺装置1では、読取部34が生成した読取データDRに基づいて、読取データDRの記憶部89への書き込みを終了したので、同様に、原稿媒体9の末端付近に印刷された情報を適切に読み取ることができる。
また、多機能周辺装置1では、読取部34の各チップ37が生成した読取データDRに基づいて、原稿媒体9の先端および末端が読取部34へ到達したことを検出するようにしたので、原稿媒体9の先端が平坦でない場合や、原稿媒体9の末端が平坦でない場合でも、原稿媒体9に印刷された情報を適切に読み取ることができる。すなわち、例えば、図10に示したケースでは、原稿媒体9の先端の一部(図10の下側)が読取部34(CISユニット34A)に到達している。この場合において、仮に、読取部34の中央に配置されたチップ374のみが読取動作を行い、このチップ374が生成した読取データDRに基づいて、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達したことを検出するように構成した場合には、読取データDRの記憶部89への書き込みを開始するタイミングが遅れてしまい、原稿媒体9の先端付近に印刷された情報が読み取られないおそれがある。一方、多機能周辺装置1では、読取部34の各チップ37を動作させるようにしたので、この例では、7つのチップ37のうちのチップ376が生成した読取データDRに基づいて、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達したことを検出することができる。これにより、多機能周辺装置1では、原稿媒体9に印刷された情報を適切に読み取ることができる。
また、多機能周辺装置1では、スキャンセンサ26が原稿媒体9を検出したときに、読取部34が読取動作を開始するようにしたので、消費電力を低減することができる。すなわち、例えば、媒体トレイ11に原稿媒体9がセットされたときや、レジストセンサ24が原稿媒体9を検出したときに、読取部34が読取動作を開始するようにした場合には、読取部34は、より長い時間にわたり光電変換などの処理を行うため、消費電力が増加するおそれがある。一方、多機能周辺装置1では、読取部34に近いスキャンセンサ26が原稿媒体9を検出したときに、読取部34が読取動作を開始するようにしたので、読取部34が読取動作を行う時間を短くすることができるため、消費電力を低減することができる。
[効果]
以上のように本実施の形態では、読取部が生成した読取データに基づいて、読取データの記憶部への書き込みを開始するようにしたので、原稿媒体の先端付近に印刷された情報を適切に読み取ることができる。また、同様に、読取部が生成した読取データに基づいて、読取データの記憶部への書き込みを終了するようにしたので、原稿媒体の末端付近に印刷された情報を適切に読み取ることができる。
本実施の形態では、読取部の各チップが生成した読取データに基づいて、原稿媒体の先端および末端が読取部へ到達したことを検出するようにしたので、記録媒体の先端が平坦でない場合や、記録媒体の末端が平坦でない場合でも、原稿媒体に印刷された情報を適切に読み取ることができる。
本実施の形態では、スキャンセンサが原稿媒体を検出したときに、読取部が読取動作を開始するようにしたので、消費電力を低減することができる。
[変形例1]
上記実施の形態では、読取部34が生成した読取データDRに基づいて、読取データDRの記憶部89への書き込みを終了したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、レジストセンサ24やスキャンセンサ26による検出結果に基づいて、読取データDRの記憶部89への書き込みを終了してもよい。ここで、レジストセンサ24およびスキャンセンサ26は、本発明における「第1のセンサ」の一具体例に対応する。以下に、レジストセンサ24による検出結果に基づいて記憶部89への書き込みを終了する例について詳細に説明する。
図11は、本変形例に係る画像読取ユニット10Aの一動作例を表すものである。
まず、原稿媒体9の搬送が開始されると、画像読取ユニット10Aの読取制御部75Aは、レジストセンサ24が原稿媒体9を検出したか否かを確認する(ステップS11)。レジストセンサ24がまだ原稿媒体9を検出していない場合(ステップS11において“N”)には、ステップS11に戻る。そして、読取制御部75Aは、レジストセンサ24が原稿媒体9を検出するまでステップS11を繰り返す。
ステップS11において、レジストセンサ24が原稿媒体9を検出した場合(ステップS11において“Y”)には、読取制御部75Aは、スキャンセンサ26が原稿媒体9を検出したか否かを確認する(ステップS1)。そして、スキャンセンサ26が原稿媒体9を検出した場合(ステップS1において“Y”)には、読取制御部75Aは、読取部34が読取動作を開始するように制御する(ステップS2)。そして、読取制御部75Aは、読取データDRに基づいて、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達したか否かを確認し(ステップS3)、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達した場合(ステップS3において“Y”)には、読取制御部75Aは、読取データDRの記憶部89への書き込みを開始する(ステップS4)。このステップS1〜S4の動作は、上記実施の形態の場合と同様である。
次に、読取制御部75Aは、レジストセンサ24が原稿媒体9を検出したか否かを確認する(ステップS12)。レジストセンサ24が原稿媒体9を検出し続けている場合(ステップS12において“Y”)には、ステップS12に戻る。そして、読取制御部75Aは、レジストセンサ24が原稿媒体9を検出しなくなるまでステップS12を繰り返す。
ステップS12において、レジストセンサ24が原稿媒体9を検出しなくなった場合(ステップS12において“Y”)には、読取制御部75Aは、ステップS11においてレジストセンサ24が原稿媒体9を検出し始めたタイミングと、ステップS12においてレジストセンサ24が原稿媒体9を検出し終えたタイミングとに基づいて、原稿媒体9の長さを算出する(ステップS13)。
次に、読取制御部75Aは、記憶部89への書き込みを終了するタイミングを算出する(ステップS14)。具体的には、読取制御部75Aは、ステップS4において、読取データDRを記憶部89へ書き込み始めたタイミングと、ステップS13において算出した原稿媒体9の長さに基づいて、原稿媒体9の末端が読取部34に到達するタイミングを算出し、そのタイミングに基づいて、記憶部89への書き込みを終了するタイミングを算出する。
次に、読取制御部75Aは、書き込みを終了するタイミングになったか否かを確認する(ステップS15)。書き込みを終了するタイミングになっていない場合(ステップS15において“N”)には、ステップS15に戻る。そして、読取制御部75Aは、書込を終了するタイミングになるまでステップS15を繰り返す。
ステップS15において、書き込みを終了するタイミングになった場合(ステップS15において“Y”)には、読取制御部75Aは、読取データDRの記憶部89への書き込みを終了する(ステップS6)。そして、読取制御部75Aは、読取部34が読取動作を終了するように制御する(ステップS7)。
[変形例2]
上記実施の形態では、読取部34の各チップ37が生成した読取データDRに基づいて、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達したことを検出したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、複数のチップ37のうちの一部のチップ37のみが読取動作を行い、この一部のチップ37が生成した読取データDRに基づいて、原稿媒体9の先端が読取部34へ到達したことを検出してもよい。この場合には、読取制御部75は、この検出結果に基づいて、他のチップ37に対して読取動作を開始させ、各チップ37が生成した読取データDRの記憶部89への書き込みを開始する。これにより、消費電力を低減することができる。
[変形例3]
上記実施の形態では、スキャンセンサ26が原稿媒体9を検出したときに、読取部34が読取動作を開始したが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば、媒体トレイ11に原稿媒体9がセットされたときや、レジストセンサ24が原稿媒体9を検出したときに、読取部34が読取動作を開始するようにしてもよい。
以上、いくつかの実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記の各実施の形態では、本発明を多機能周辺装置1に適用したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、コピー機やファクシミリに適用してもよい。また、例えば印刷機能を持たないスキャナに適用してもよい。
また、例えば、上記の各実施の形態では、読取部34は、CISを用いて画像を読み取るように構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばCCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサを用いて画像を読み取ってもよい。
また、例えば、上記の各実施の形態では、画像形成ユニット40は、LEDタンデム方式のプリンタとしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、レーザ方式のプリンタであってもよい。また、画像形成ユニット40は、電子写真方式のプリンタとしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばインクジェット方式のプリンタであってもよいし、ドットマトリクスインパクト方式のプリンタであってもよい。
また、例えば、上記の各実施の形態では、画像形成ユニット40は、カラー画像を形成可能に構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば、白黒画像を形成可能に構成してもよい。
1…多機能周辺装置、8…搬送路、9…原稿媒体、10…画像読取ユニット、11…媒体トレイ、12…スタッカ、13…原稿押さえ部材、19…スタッカ、20…ADF部、21…ピックアップローラ、22…分離ローラ、23…分離パッド、24…レジストセンサ、25A…レジストローラ、25B…プレッシャーローラ、26…スキャンセンサ、27…原稿押さえ部材、28…スプリング、29A…排出ローラ、29B…プレッシャーローラ、30…スキャナ部、31…読取ガラス、32…シェーディングシート、33…読取ガラス、34…読取部、34A…CIS(Contact Image Sensor)ユニット、36レンズ、37,371〜377…チップ、39…基板、40…画像形成ユニット、41…供給カセット、42…供給ローラ、43…センサ、44…レジストローラ、45…センサ、46…搬送ローラ、47…センサ、48…搬送ローラ、49…排出ローラ、50,50K,50Y,50M,50C…ID(Image Drum)ユニット、51,51K,51Y,51M,51C…感光ドラム、58,58K,58Y,58M,58C…トナー収容部、59,59K,59Y,59M,59C…露光ヘッド、60…転写部、61,61K,61Y,61M,61C…転写ローラ、62…転写ベルト、63…駆動ローラ、64…従動ローラ、65…定着部、71…通信部、72…FAX通信部、73…操作部、74…表示部、75…読取制御部、76…印刷制御部、77…制御部、81,82…モータ、83…センサ駆動機構、89…記憶部、DR…読取データ、Lth1,Lth2…しきい値レベル、Lw…白色レベル、M1,M2…動作モード、P…配置ピッチ、P1〜P4…位置。

Claims (9)

  1. 搬送路に沿って原稿媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送路上の第1の位置に配置され、読取動作を行うことにより読取データを順次生成する読取部と、
    記憶部と、
    前記読取データに基づいて前記原稿媒体の先端を検出し、その検出結果に基づいて前記記憶部への前記読取データの書き込みを開始させる制御部と
    を備えた画像読取装置。
  2. 前記制御部は、さらに、前記読取データに基づいて前記原稿媒体の末端を検出し、その検出結果に基づいて前記記憶部への前記読取データの書き込みを終了させる
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記搬送路上の前記第1の位置の上流の第2の位置に配置され、前記原稿媒体を検出する第1のセンサをさらに備え、
    前記制御部は、さらに、前記第1のセンサによる検出結果に基づいて、前記記憶部への前記読取データの書き込みを終了するタイミングを求める
    請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記読取部は、前記原稿媒体の搬送方向と交差する方向に並設された複数の読取センサを有し、
    前記制御部は、前記複数の読取センサのうちの所定数の読取センサに前記読取動作を行わせ、前記所定数の読取センサが生成した読取データに基づいて、前記原稿媒体の先端を検出する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  5. 前記所定数の読取センサは、前記複数の読取センサの中央付近に配置された
    請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記読取部は、前記原稿媒体の搬送方向と交差する方向に並設された複数の読取センサを有し、
    前記制御部は、前記複数の読取センサに前記読取動作を行わせ、前記複数の読取センサが生成した読取データに基づいて、前記原稿媒体の先端を検出する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  7. 前記搬送路上の前記第1の位置の上流の第3の位置に配置され、前記原稿媒体を検出する第2のセンサをさらに備え、
    前記制御部は、前記第2のセンサによる検出結果に基づいて、前記読取部における前記読取動作を開始させる
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の画像読取装置。
  8. 前記搬送部は、前記搬送路上に配置された複数の搬送ローラを有し、
    前記第2のセンサは、前記複数の搬送ローラのうち、前記搬送路上において前記読取部に一番近い搬送ローラと、前記読取部との間に配置された
    請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 前記制御部は、前記読取データに基づいて白色レベルを求め、前記白色レベルの変化に基づいて前記原稿媒体の先端を検出する
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の画像読取装置。
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