JP2017098333A - 基板処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板の表面に塗布膜を形成するにあたり、基板の周縁部である周端面及び裏面側周縁部が塗布膜と接触しないように、当該塗布膜を形成すること。
【解決手段】基板の周縁部であって、少なくとも基板の周端面及び裏面側周縁部に保護膜を形成する工程と、次いで、基板の表面全体に塗布膜を形成する工程と、その後、前記保護膜を前記基板から除去する工程と、を行う。それによって基板の周端面及び裏面側周縁部が塗布膜と接触しないように、当該基板の表面に塗布膜を形成することができる。
【選択図】図13

Description

本発明は、基板の表面に塗布膜を形成する基板処理方法に関する。
半導体装置の製造プロセスにおいては、基板である半導体ウエハ(以下、ウエハと記載する)の表面にレジストなどの各種の薬液が塗布されて、塗布膜が形成される。近年、半導体装置の配線の微細化に伴い、例えば上記の塗布膜である下層膜上へのレジストパターンの形成と当該下層膜のエッチングとが複数回繰り返されるマルチパターニングなどの手法が用いられることなどにより、上記の半導体装置の製造プロセスは複雑化している。この製造プロセスの複雑化に伴い、例えばエッチング選択比を向上させるなどの目的から、金属を含有した薬液をウエハに塗布して上記の下層膜を形成することが検討されている。さらに、例えば極端紫外線(EUV)を用いて露光を行う場合のレジストパターンの解像度が高くなること、及び高いエッチング耐性を持つことから、無機系の金属を含有するレジストを用いてレジスト膜を形成することが検討されている。また、露光時により多くの二次電子を発生させて露光の高感度化を図るために、有機系のレジストにおいても金属を含有させることが検討されている。このように金属を含有する各種の薬液(塗布液)を塗布して塗布膜を形成することが検討されている。
ところで、半導体装置の製造工程におけるウエハの予定しない部位への金属の付着は、半導体装置の電気特性に大きく影響するため、そのような金属の付着が起らないように厳しく管理されている。しかし、上記のように金属を含有する塗布膜を形成するにあたっては、ウエハの表面に供給した薬液が、ウエハの周端面及び裏面の周縁部へと回り込み、予定しないこれら周端面及び裏面周縁部にまで塗布膜が形成されてしまうことで、これらの部位が金属汚染されてしまう懸念がある。そして、ウエハの汚染された部位が露光装置やエッチング装置などのウエハの処理装置やウエハの搬送機構に接触することによって、これらの処理装置や搬送機構を介して当該ウエハの後に搬送及び処理されるウエハも金属汚染される、つまりクロスコンタミネーションが発生するおそれがある。
なお、特許文献1にはウエハの周縁部にリング状の膜を形成する技術について記載されているが、当該周縁部のうち膜により被覆される領域はウエハの表面のみであるため、この特許文献1に基づいて上記したウエハの周端面及び裏面周縁部への塗布膜の形成を防ぐことは困難である。このような事情から、塗布膜をウエハの表面に形成するにあたり、塗布膜に含まれる成分がウエハの周端面及び裏面周縁部に付着することを防止することができる技術が求められていた。
特開2013−62436号公報
本発明はこのような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、基板の表面に塗布膜を形成するにあたり、基板の周縁部である周端面及び裏面側周縁部が塗布膜と接触しないように当該塗布膜を形成することができる技術を提供することである。
本発明の基板処理方法は、基板の周縁部であって、少なくとも基板の周端面及び裏面側周縁部に保護膜を形成する工程と、
次いで、基板の表面全体に塗布膜を形成する工程と、
その後、前記保護膜を前記基板から除去する工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、基板の周端面及び裏面側周縁部に保護膜を形成しておき、塗布膜形成後に当該保護膜を除去することで、基板の周端面及び裏面側周縁部が被覆されないように当該基板の表面に塗布膜を形成することができる。基板の保護膜に被覆された領域と塗布膜とを非接触にすることができるので、例えば塗布膜に含まれる成分が基板の周端面及び裏面側周縁部に付着すると不都合が有る場合に、このように処理を行うことが有効である。
前記塗布、現像装置の詳細な平面図である。 前記塗布、現像装置の斜視図である。 前記塗布、現像装置の概略縦断側面図である。 前記塗布、現像装置に設けられる第1の実施形態に係る保護膜形成モジュールの縦断側面図である。 前記保護膜形成モジュールの平面図である。 前記塗布、現像装置に設けられる保護膜除去用モジュールの縦断側面図である。 前記塗布、現像装置に設けられる撮像モジュールの概略側面図である。 第1の実施形態に係る前記塗布、現像装置における処理工程を示すためのウエハの概略斜視図である。 前記処理工程を示すためのウエハの概略斜視図である。 前記処理工程を示すためのウエハの概略斜視図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記保護膜形成モジュールの他の構成を示す縦断側面図である。 前記保護膜形成モジュールの平面図である。 前記保護膜形成モジュールのさらに他の構成を示す縦断側面図である。 第2の実施形態に係る保護膜形成モジュールの縦断側面図である。 第2の実施形態に係る前記塗布、現像装置における処理工程を示すためのウエハの概略斜視図である。 前記処理工程を示すためのウエハの概略斜視図である。 前記処理工程を示すためのウエハの概略斜視図である。 前記処理工程を示すためのウエハの概略斜視図である。 前記処理工程を示すためのウエハの概略斜視図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 前記処理工程における各モジュールの動作を示す説明図である。 第2の実施形態に係る保護膜形成モジュールの他の構成例を示す縦断側面図である。 第2の実施形態に係る保護膜形成モジュールのさらに他の構成例を示す縦断側面図である。 評価試験の結果を示すグラフ図である。
(第1の実施形態)
本発明の基板処理方法に係る第1の実施の形態を実施する塗布、現像装置1について、図1〜図3を参照しながら説明する。図1、図2、図3は夫々塗布、現像装置1の平面図、斜視図、概略縦断側面図である。この塗布、現像装置1は、キャリアブロックD1と、処理ブロックD2と、インターフェイスブロックD3と、を水平方向に直線状に、この順番で接続して構成されている。また、インターフェイスブロックD3には露光装置D4が、処理ブロックD2と反対側に接続されている。以降の説明ではブロックD1〜D3の配列方向を前後方向とし、ブロックD1側を前方側、ブロックD3側を後方側とする。
この塗布、現像装置1は、基板であるウエハWの表面全体に金属を含有する薬液(塗布液)であるレジストを塗布してレジスト膜を形成し、露光装置D4において露光された当該レジスト膜を現像してパターンを形成する。なお、金属を含有するレジストとは不純物としてレジストに金属が混入しているという意味では無く、主成分または副成分としてレジストに金属が含まれるという意味である。ウエハWは例えば直径が300mmの円形であり、その表面側、裏面側には当該ウエハWの周端に向かって夫々下降、上昇する傾斜面、いわゆるベベルが形成されており、各ベベルはウエハWの垂直な側周面と共に、ウエハWの周端面を構成する。
そして塗布、現像装置1においては、上記のレジストの塗布が行われる前のウエハWに、例えばフェノール系樹脂、ナフタレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ベンゼン系樹脂などを主成分とする保護膜が形成され、この保護膜上に形成されたレジスト膜は除去される。この塗布、現像装置1に設けられる各搬送機構は、ウエハWを側方から囲んで横方向の位置を規制する規制部とウエハWの裏面の周縁部を支持する支持部とを備えており、この搬送機構へのレジスト膜の接触による金属汚染を防ぐために、この第1の実施形態及び後述の第2の実施形態において、上記の保護膜は、少なくともウエハWの側周面、表面側のベベル、裏面側のベベル及び裏面側周縁部を被覆するように形成される。また、ウエハWが露光装置D4に搬入された際に、保護膜が例えば露光装置D4のステージに設けられる搬送機構と接触することでパーティクルが発生することを防ぐために、当該保護膜はウエハWが露光装置D4に搬入される前に除去される。
ところで上記の保護膜は、保護膜形成用の薬液がウエハWに供給された後、このウエハWが加熱モジュールで加熱されて当該薬液に含まれる溶媒が蒸発することによって形成される。ただし、説明の便宜上、加熱モジュールによる加熱処理前において、ウエハWに供給された薬液の乾燥が進行してウエハWと共に搬送可能になった状態の当該薬液についても保護膜と記載し、薬液がこのような状態となることを保護膜が形成されたとして記載する場合が有る。
以下、塗布、現像装置1の各ブロックDについて説明する。キャリアブロックD1は、複数枚のウエハWが格納されたキャリアCを塗布、現像装置1に対して搬入出する。キャリアブロックD1は、キャリアCの載置台11と、開閉部12と、開閉部12を介してキャリアCからウエハWを搬送するための搬送機構13と、を備えている。
処理ブロックD2は、ウエハWに液処理を行う第1〜第6の単位ブロックE1〜E6が下から順に積層されて構成されている。E1とE2とが互いに同じ単位ブロックであり、E3とE4とが互いに同じ単位ブロックであり、E5とE6とが互いに同じ単位ブロックである。同じ単位ブロックにおいて、互いに並行してウエハWの搬送及び処理が行われる。
ここでは単位ブロックのうち代表して単位ブロックE3を、図1を参照しながら説明する。単位ブロックE3には前後方向にウエハWの搬送領域14が形成されている。前方から後方に向かって見て、搬送領域14の左側には棚ユニットUが前後方向に複数配置されており、右側には保護膜形成モジュール3と、レジスト膜形成モジュール4とが前後方向に並べて配置されている。保護膜形成モジュール3は、既述の保護膜の形成用の薬液をウエハWに供給し、レジスト膜形成モジュール4はウエハWにレジストを塗布し、その後に保護膜の除去を行う。これらのモジュール3,4の構成については後述する。棚ユニットUは、ウエハWを加熱する加熱モジュール15を備えている。また、上記の搬送領域14には、ウエハWの搬送機構である搬送アームF3が設けられており、単位ブロックE3の各モジュール間でウエハWが搬送される。
単位ブロックE1、E2、E5、E6について、単位ブロックE3、E4との差異点を説明すると、単位ブロックE1、E2は、保護膜形成モジュール3及びレジスト膜形成モジュール4の代わりに、反射防止膜形成モジュール16を備えており、反射防止膜形成モジュール16は、ウエハWに反射防止膜形成用の薬液を供給して、レジスト膜の下層膜である反射防止膜を形成する。単位ブロックE5、E6は、保護膜形成モジュール3及びレジスト膜形成モジュール4の代わりに、現像モジュール17を備えている。現像モジュール17は、露光装置D4で露光されたレジスト膜に現像液を供給して現像し、レジストパターンを形成する。このような差違を除いて、単位ブロックE1〜E6は互いに同様に構成されている。また、図3では、搬送アームF3に相当する各単位ブロックE1、E2、E4〜E6の搬送アームについて、夫々F1、F2、F4〜F6として示している。
処理ブロックD2におけるキャリアブロックD1側には、各単位ブロックE1〜E6に跨って上下に伸びるタワーT1と、タワーT1に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な搬送機構18とが設けられている。タワーT1は互いに積層された複数のモジュールにより構成されており、単位ブロックE1〜E6の各高さに設けられるモジュールは、当該単位ブロックE1〜E6の各搬送アームF1〜F6との間でウエハWを受け渡すことができる。これらのモジュールとしては、各単位ブロックの高さ位置に設けられた受け渡しモジュールTRS、ウエハWの温度調整を行う温調モジュールCPL、複数枚のウエハWを一時的に保管するバッファモジュール、及びウエハWの表面を疎水化する疎水化処理モジュールなどが含まれている。説明を簡素化するために、これら疎水化処理モジュール、温調モジュール及び前記バッファモジュールについての図示は省略している。また、タワーT1には撮像モジュール5が設けられており、搬送アームF3、F4によりウエハWの受け渡しが行われる。この撮像モジュール5は、保護膜の塗布状態を検査して当該塗布状態の良否を判定するためにウエハWを撮像して画像データを取得するためのモジュールであり、その構成については後述する。
インターフェイスブロックD3は、単位ブロックE1〜E6に跨って上下に伸びるタワーT2、T3、T4を備えており、タワーT2とタワーT3とに対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な搬送機構であるインターフェイスアーム21と、タワーT2とタワーT4とに対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な搬送機構であるインターフェイスアーム22と、タワーT2と露光装置D4との間でウエハWの受け渡しを行うための搬送機構であるインターフェイスアーム23が設けられている。
タワーT2は、受け渡しモジュールTRS、露光処理前の複数枚のウエハWを格納して滞留させるバッファモジュール、露光処理後の複数枚のウエハWを格納するバッファモジュール、及びウエハWの温度調整を行う温調モジュールなどが互いに積層されて構成されているが、ここではバッファモジュール及び温調モジュールの図示は省略する。なお、タワーT3、T4にもモジュールが設けられているが、このモジュールについても説明を省略する。
続いて、上記の保護膜形成モジュール3について、図4の縦断側面図及び図5の横断平面図を参照しながら説明する。図中30は、保護膜形成モジュール3にて形成される保護膜であり、ウエハWの表面側のベベルよりも内側位置から側周面を介して裏面側のベベルよりも内側位置に亘る領域を被覆するように、ウエハWの全周に亘って形成されており、便宜上、グレースケールにより表示している。
この保護膜形成モジュール3は、ウエハWの裏面中央部を吸着して当該ウエハWを水平に保持する回転保持部であるスピンチャック31を備えている。スピンチャック31は、回転モータなどを含む回転駆動部32に接続されている。回転駆動部32は、スピンチャック31を鉛直軸周りに回転させる。図中33は昇降自在な3本の支持ピンであり(ただし、図4では2本のみ表示している)、ウエハWの裏面を支持し、搬送アームF3、F4とスピンチャック31との間でウエハWを受け渡す。
図中34はカップであり、スピンチャック31に保持されたウエハWを囲み、当該ウエハWから飛散した薬液を受ける。カップ34の上端部は内側へと傾斜する傾斜部34Aを構成している。図中35は、ウエハWの下方にてカップ34に囲まれるように設けられた平面視円形のリング板であり、その外周端は下方へ屈曲された屈曲部35Aをなし、ウエハWからこぼれ落ちた薬液をカップ34の下部へとガイドする。カップ34の底部におけるこの屈曲部35Aより内側位置からは排気管36が上方に突き出るように設けられ、当該排気管36によってカップ34内が排気される。カップ34の上方には図示しないエアの供給部が設けられており、当該エア供給部から供給されたエアは、この排気によりカップ34内に流入して下降気流を形成する。従って、カップ34の内部は吸引排気路として構成されている。また、カップ34の底部には排液口36Aが開口している。
また、保護膜形成モジュール3は保護膜形成用ノズル37を備えている。この保護膜形成用ノズル37は、図示しない保護膜形成用の薬液の供給源に接続されており、当該薬液供給源から供給された薬液(塗布液)をウエハWの外方側の斜めに向けて下方へと吐出してウエハWに塗布するように、図5に示すノズルアーム38を介して駆動機構38Aに接続されている。当該駆動機構38Aによって保護膜形成用ノズル37は、昇降自在且つ水平方向に移動自在に構成され、カップ34の外側の待機領域とウエハWの周縁部上との間を移動することができる。また、ノズル37の水平移動によって、ウエハWに吐出される薬液の位置を当該ウエハWの径方向に沿って移動させることができる。図中39は、駆動機構38Aの水平移動に用いられるガイドである。
続いてレジスト膜形成モジュール4について、図6の縦断側面図を参照して、保護膜形成モジュール3との差異点を中心に説明する。レジスト膜形成モジュール4は、ウエハWの表面の中心部へレジストを鉛直下方に向けて供給するレジスト供給ノズル41を備えている。当該レジスト供給ノズル41からレジストをウエハWに供給した後、ウエハWを回転させてレジストを遠心力によりウエハWの周縁部へと展伸させる、いわゆるスピンコーティングによって、ウエハWの表面全体にレジスト膜を形成する。
また、レジスト膜形成モジュール4は、ウエハWの表面の周縁部、裏面の周縁部に夫々レジストの溶剤を吐出する上側溶剤ノズル42、下側溶剤ノズル43を備えており、これらノズル42、43から吐出される溶剤は、保護膜上に形成されたレジスト膜を選択的に溶解して除去する。つまり、当該溶剤によって保護膜は溶解されない。さらに、レジスト膜形成モジュール4には、保護膜除去用ノズル44が設けられている。この保護膜除去用ノズル44は、保護膜除去用の溶剤をウエハWに吐出する。ノズル41、42、44は、既述した保護膜形成用ノズル37と同様に夫々駆動機構に接続され、昇降自在且つ水平自在に構成されている。また、上側溶剤ノズル42及び保護膜除去用ノズル44は、吐出する液の種類の違いを除いて保護膜形成用ノズル37と同様に構成されている。下側溶剤ノズル43はリング板35に設けられ、ウエハWの外方側斜め上方に溶剤を吐出する。
続いて、撮像モジュール5について図7の概略構成図を用いて説明する。撮像モジュール5は、ウエハWの裏面中央部を載置するステージ51と、当該ステージ51を介してウエハWを鉛直軸周りに回転させる回転機構52と、カメラ53と、を備えている。図中の2本の鎖線に挟まれる領域54は、カメラ53により撮像される領域であり、ウエハWの表面側のベベル、裏面側のベベル及び側周面が、当該領域54内に収まる。カメラ53の撮像により領域54の画像データが取得され、当該画像データは後述の制御部100に送信される。制御部100は取得された画像データに基づいて保護膜30に塗布斑があるか否か、即ち保護膜30の塗布状態が良いか悪いかを判定する。
続いて、図1に示す塗布、現像装置1に設けられる制御部100について説明する。制御部100は例えばコンピュータからなり、不図示のプログラム格納部を有している。このプログラム格納部には、各モジュールでのウエハWの処理と、各搬送機構によるモジュール間におけるウエハWの搬送と、既述の画像データに基づいた判定と、が行えるように、命令(ステップ群)が組まれたプログラムが格納されている。そして、当該プログラムによって制御部100から塗布、現像装置1の各部に制御信号が出力されることで、当該塗布、現像装置1の各部の動作が制御される。このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスクまたはメモリーカードなどの記憶媒体に収納された状態でプログラム格納部に格納される。
この塗布、現像装置1及び露光装置D4からなるシステムにおけるウエハWの搬送経路及び処理について説明する。以降の説明では、ウエハWの表面状態を示す概略斜視図である図8〜図10、及び保護膜形成モジュール3及びレジスト膜形成モジュール4における各ノズルの動作を示す説明図である図11〜図17を適宜参照する。
先ず、ウエハWはキャリアCから移載機構13により、処理ブロックD2におけるタワーT1の受け渡しモジュールTRS0に搬送される。この受け渡しモジュールTRS0からウエハWは、単位ブロックE1、E2に振り分けられて搬送される。例えばウエハWを単位ブロックE1に受け渡す場合には、タワーT1の受け渡しモジュールTRSのうち、単位ブロックE1に対応する受け渡しモジュールTRS1(搬送アームF1によりウエハWの受け渡しが可能な受け渡しモジュール)に対して、前記TRS0からウエハWが受け渡される。またウエハWを単位ブロックE2に受け渡す場合には、タワーT1の受け渡しモジュールTRSのうち、単位ブロックE2に対応する受け渡しモジュールTRS2に対して、前記TRS0からウエハWが受け渡される。これらのウエハWの受け渡しは、搬送機構18により行われる。
このように振り分けられたウエハWは、TRS1(TRS2)→反射防止膜形成モジュール16→加熱モジュール15の順に搬送された後、TRS1(TRS2)の順に搬送され、続いて搬送機構18により単位ブロックE3に対応する受け渡しモジュールTRS3と、単位ブロックE4に対応する受け渡しモジュールTRS4とに振り分けられる。
このようにTRS3、TRS4に振り分けられたウエハWは、TRS3(TRS4)から、保護膜形成モジュール3に搬送されて、スピンチャック31に載置される。そして、ウエハWが50〜200rpm、例えば150rpmで回転し、カップ34外の待機領域からカップ34内に移動した保護膜形成用ノズル37より、ウエハWの外周よりも外側に保護膜形成用の薬液3Aが吐出される(図11)。その後、薬液3Aを吐出したまま保護膜形成用ノズル37がウエハWの中心部側に向かって水平移動することによって、薬液3Aが吐出される領域がウエハWの表面側周縁部に向けて移動し、当該薬液3AがウエハW表面側の周縁部に供給される(図8、図12)。
ウエハWの回転によってウエハWの周に沿って薬液3Aが塗布され、ウエハWの周端から所定の距離、例えば3mm離れた位置に薬液3Aが供給されると、保護膜形成用ノズル37の移動が停止する。このようにノズル37の移動が停止した状態で、ウエハWの表面側周縁部への薬液3Aの吐出と、上記の回転数でのウエハWの回転と、が続けられる。ウエハWの表面の周縁部の薬液3Aは、ウエハWの回転数が比較的低く設定されていることで作用する遠心力が小さいために、ウエハWの表面の周端から振り切られることが抑えられ、当該周端からウエハWの側周面を介してウエハWの裏面側へと回り込み、薬液3Aの界面は裏面側ベベルよりもウエハWの中心部寄りの位置へ達する(図13)。保護膜形成用ノズル37の移動停止から例えば1.3秒後に薬液3Aの吐出が停止して、保護膜形成用ノズル37はウエハWの外側へ向けて移動し(図14)、待機領域に戻る。その一方で、ウエハWに供給された薬液3Aは乾燥して保護膜30が形成され、然る後、ウエハWの回転が停止する。
上記のように保護膜形成用ノズル37がウエハWの外側へと移動中に、薬液3Aの吐出が停止される理由を説明する。仮にこのノズル37の移動中においても薬液3Aの吐出が行われると、既にウエハWの表面上に供給されている薬液3Aが、移動中の保護膜形成用ノズル37から新たに吐出された薬液3AによってウエハWの周端へ向けて押されることになり、薬液3AがウエハWの裏面へと過剰に回り込む。ウエハWの裏面においてそのような過剰な回り込みが起きた領域では、薬液3Aの界面がウエハWの周端から比較的大きくウエハWの中心部側へ向かうように移動する。つまり、ウエハWの裏面においてこのように薬液3Aが過剰に回り込んだ領域は、他の領域に比べて保護膜30の端部がウエハWの中心部側へと位置し、当該ウエハWの搬送機構や搬送先のモジュールの構成部材に接触し、パーティクルとなってしまうおそれがある。このような不具合の発生を防ぐために、上記のようにノズル37の外側への移動中、より具体的には、ノズル37の外側への移動開始時点から薬液3Aの吐出位置がウエハWの外側に位置するまでの間は、上記のように薬液3Aの吐出を停止している。
ウエハWの搬送及び処理の説明に戻ると、保護膜30が形成されたウエハWは、加熱モジュール15に搬送されて加熱され、保護膜30に残留する溶媒が蒸発する。然る後、当該ウエハWは撮像モジュール5に搬送されて、ステージ51に載置される。然る後、ステージ51が回転すると共にカメラ53による撮像が行われ、ウエハWの全周における保護膜30の側面の画像データが取得され、制御部100に送信される。制御部100によりこの画像データから、形成された保護膜30の塗布状態の良否の判定が行われる。
保護膜30の塗布状態が良いと判定されると、ウエハWはレジスト膜形成モジュール4に搬送され、スピンチャック31に載置される。そして、ウエハWが所定の回転数で回転し、レジスト供給ノズル41からレジスト4AがウエハWの中心部に吐出され、スピンコーティングによってウエハWの表面全体にレジスト4Aが展伸され(図9、図15)、レジスト膜40が形成される。然る後、ウエハWの回転が続けられたまま、上側溶剤ノズル42及び下側溶剤ノズル43からウエハWの表面及び裏面の周縁部にレジストの溶剤4Bが吐出され、保護膜30を被覆するレジスト膜40の周縁部が除去される(図16)。
続いて、上側溶剤ノズル42及び下側溶剤ノズル43からの溶剤の吐出が停止し、保護膜除去用ノズル44から保護膜の溶剤(除去液)4Cが吐出される。例えば保護膜除去用ノズル44は、保護膜30を形成する際の保護膜形成用ノズル37と同様に動作する。つまり、保護膜除去用ノズル44は溶剤4Cを吐出しながらウエハWの中心部側へと水平に移動した後に停止して、この停止中も溶剤4Cの吐出が続けられる。このノズル44からウエハWに吐出された溶剤4Cは、ウエハWの表面の周縁部から側周面を介してウエハWの裏面の周縁部に回り込み、保護膜30全体に供給されて当該保護膜30が除去される(図10、図17)。
その後、ウエハWは、加熱モジュール15→タワーT2の受け渡しモジュールTRS31(TRS41)の順で搬送される。然る後、このウエハWは、インターフェイスアーム21、23によりタワーT3を介して露光装置D4へ搬入され、レジスト膜40が所定のパターンに沿って露光される。露光後のウエハWは、インターフェイスアーム22、23によりタワーT2、T4間を搬送されて、単位ブロックE5、E6に対応するタワーT2の受け渡しモジュールTRS51、TRS61に夫々搬送される。然る後、ウエハWは加熱モジュール15に搬送されて加熱処理(ポストエクスポージャーベーク)を受けた後、現像モジュール17に搬送されて現像液の供給を受けて、露光装置D4で露光されたパターンに沿ってレジスト膜が溶解し、ウエハWにレジストパターンが形成される。然る後、ウエハWは、タワーT1の受け渡しモジュールTRS5(TRS6)に搬送された後、搬送機構13を介してキャリアCに戻される。
ところで、上記の撮像モジュール5により取得された画像データより、保護膜30の塗布状態が悪いと判定された場合、ウエハWはレジスト膜形成モジュール4に搬送され、スピンチャック31に載置されて回転し、既述のように保護膜除去用ノズル44から溶剤4CがウエハWに吐出されて、保護膜30が除去される。つまり、レジスト膜形成モジュール4では、保護膜30が異常であると判定されたウエハWに対してレジスト膜40の形成が行われずに、保護膜30の除去が行われる。そして、保護膜30が除去されたウエハWは、例えばタワーT1の受け渡しモジュールTRS31、TRS41に搬送され、移載機構13によってキャリアCに戻される。
上記の塗布、現像装置1によれば、ウエハWの周端面をなす側周面及びベベルと裏面周縁部とが被覆されるように保護膜30を形成し、レジスト4Aを供給してレジスト膜40をウエハWの表面全体に形成した後、保護膜30が除去される。それによって、保護膜30が形成された領域を除いたウエハWの表面にレジスト膜40を形成される。保護膜30によって、レジスト4Aが当該保護膜30の下層におけるウエハWの周端面及び裏面周縁部に接触することを防ぐことができるので、これら周端面及び裏面周縁部がレジスト4Aに含まれる金属によって汚染されることを防ぐことができる。そのため、搬送時にこれらの部位に接してウエハWを搬送する塗布、現像装置1内の各搬送機構も金属汚染されることが抑えられるので、後続のウエハWに金属汚染が広がることが抑えられる。その結果として、ウエハWから製造される半導体装置の歩留りの低下を抑えることができる。
続いて、保護膜形成モジュール3の変形例である保護膜形成モジュール6について、図18の縦断側面図及び図19の平面図を参照しながら、保護膜形成モジュール3との差異点を中心に説明する。この保護膜形成モジュール6のリング板35上には、平面視円環状の流路形成部材61が設けられており、流路形成部材61の内部には、当該流路形成部材61の周に沿ってN(窒素)ガスの流路62が形成されている。また、流路形成部材61には、その周方向に多数のガス吐出孔63が互いに間隔をおいて形成されており、図示しないNガス供給源から流路形成部材61の流路62に供給されたNガスが、各ガス吐出孔63から吐出される。また、リング板35上には流路形成部材61を囲むように、起立した円筒部材64が設けられており、上記のガス吐出孔63は、この円筒部材64の内周面に向かうように、ウエハWの外方側の斜め上方に開口している。円筒部材64の上端は、ウエハWの裏面に近接しており、当該円筒部材64の上端とウエハWの裏面との間の高さH1は、例えば2mmである。
この保護膜形成モジュール6では、上記の保護膜形成モジュール3と同様に保護膜形成用ノズル37及びスピンチャック31が動作して、保護膜30の成膜処理が行われる。保護膜形成用ノズル37からの薬液3Aの吐出に並行して、上記のガス吐出孔63からNガスが吐出される。このNガスの吐出は、保護膜形成用ノズル37からウエハWの表面に吐出された薬液3AがウエハWの裏面に回り込むまでに開始される。そして、ガス吐出孔63から吐出されたNガスは、図18中に点線の矢印で示すように、円筒部材64にガイドされて垂直に上昇するように流れ、ウエハWの裏面に衝突する。衝突したNガスは、カップ34内が排気されていることにより、ウエハWと円筒部材64との隙間を介してウエハWの外側へ向かって流れ、排気管36から除去される。このNガスの気流の風圧により、ウエハWの裏面において円筒部材64よりも内方側の領域へ薬液3Aが回り込むことが抑えられる。従って、既述した薬液3Aの過剰な裏面への回り込みを、より確実に抑えることができる。
また、保護膜形成モジュール6は、図20に示すように円筒部材64を設けない構成としてもよい。この図20に示す例では、流路形成部材61のガス吐出孔63は、ウエハWの裏面の周縁部に向かって開口している。ガス吐出孔63から吐出されたN2ガスは、ウエハWの裏面に直接衝突して、ウエハWの外側へと流れる。この図20の例でもN2ガスの風圧によって、薬液3AのウエハWの裏面への過剰な回り込みを、より確実に抑えることができる。
(第2の実施形態)
続いて第2の実施形態に係る塗布、現像装置1を、第1の実施形態との差異点を中心に説明する。この第2の実施形態においては、保護膜形成モジュール3の代わりに図21に示す保護膜形成モジュール7が設けられている。この保護膜形成モジュール7では、ウエハWの全周において、ウエハWの裏面側のベベルよりも当該ウエハWの中心側の位置からウエハWの側周面を介してウエハWの表面のベベルに跨がるように、保護膜30が形成される。つまりこの保護膜形成モジュール7においては、ウエハWの表面においてベベルよりも内側には保護膜30が形成されないように成膜が行われる。これは、レジストパターンが形成される領域をより広くし、1枚のウエハWからより多くの半導体製品を製造するためである。
保護膜形成モジュール7は、保護膜形成用ノズル37の代わりに保護膜形成用ノズル71を備えている。保護膜形成用ノズル71は、例えばリング板35に設けられており、ウエハWの裏面の周縁部において、ベベルよりもウエハWの中心部寄りの位置に向かって開口し、回転するウエハWの外方側斜め上方に向かって、上記の保護膜30の形成用の薬液3Aを吐出する。吐出された薬液3Aは、回転するウエハWの裏面の周縁部に供給され、ウエハWの側周面を介して表面側のベベルへ回り込み、既述した領域に保護膜30が形成される。このように薬液3AをウエハWの裏面側から表面側に回り込ませることで、ウエハWの表面において保護膜30が形成される領域の幅を抑え、ベベルよりも中心部側に当該保護膜30が形成されることを防いでいる。
また、保護膜形成モジュール7において、カップ34の傾斜部34Aの上縁部とウエハWとの間の高さは比較的小さい。ウエハWの疎水性が比較的高い場合、薬液3AがウエハWから振り切られずに当該ウエハWの表面側のベベルへ薬液3Aを回り込ませるために、この薬液供給時のウエハWの回転数を比較的低くすることが必要になる。しかし、そのように回転数が低いと薬液3Aに作用する遠心力が小さいので、ウエハWの表面のベベルに回り込んだ薬液3Aの界面が、当該ベベルよりもウエハWの中心部寄りの位置に移動してしまうおそれがある。そこで、上記のようにカップ34の傾斜部34Aの上縁部とウエハWとの間の高さを比較的小さくすることで、カップ34内へ流入してウエハWの表面をウエハWの外側へ向かって流れるエアの流速を比較的大きくし、表面に回り込んだ薬液3Aが速やかに乾燥されるようにすることによって、表面側のベベルよりもウエハWの中心部側への薬液3Aの移動を抑えるようにしている。なお、図中点線の矢印は、当該エアの流れを示している。
また、この第2の実施形態におけるレジスト膜形成モジュール4の保護膜除去用ノズル44は、既述の領域に形成された保護膜30を除去できるように、例えば保護膜形成用ノズル71と同様に配置されている。つまり、ウエハWの裏面側の周縁部においてベベルよりもウエハWの中心部寄りの位置に向かって開口し、回転するウエハWの外方側斜め上方に向かって、保護膜除去用の溶剤4Cを吐出する。
続いて、ウエハWの概略斜視図である図22〜図26と、ウエハWの周縁部の縦断側面図である図27〜図31とを参照して、第2の実施形態におけるウエハWの処理について、第1の実施形態におけるウエハWの処理との差異点を中心に説明する。なお、図24〜図26におけるレジスト膜40の表面には、図示の便宜上、ハッチングを付している。従って、当該ハッチングは断面を示すものではない。
ウエハWが第1の実施形態と同様に単位ブロックE3、E4へと搬送され、保護膜形成モジュール7のスピンチャック31に載置されて回転し、保護膜形成用ノズル71からウエハWに保護膜形成用の薬液3Aが吐出される。吐出された薬液3Aは、ウエハWの側周面を介してウエハWの表面側のベベルへと回り込み(図22、図27)、ウエハWの全周に亘って保護膜30が形成される。
その後、ウエハWは第1の実施形態で説明したように加熱モジュール15、撮像モジュール5、レジスト膜形成モジュール4の順で搬送され、保護膜30の塗布状態が良いと判定されると、当該レジスト膜形成モジュール4にてレジスト4AがウエハWに供給され(図23)、スピンコーティングによって表面全体にレジスト膜40が形成される(図28)。その後、上側溶剤ノズル42、下側溶剤ノズル43から各々回転するウエハWに溶剤4Bが吐出され、保護膜30の表面を被覆するレジスト膜40の周端部が除去される(図24、図29)。なお、上側溶剤ノズル42からの溶剤4Bの吐出は行わず、下側溶剤ノズル43から吐出された溶剤4BのウエハWの表面側への回り込みだけで、レジスト膜40の周端部の除去を行ってもよい。
続いて、保護膜除去用ノズル44から、回転するウエハWの裏面のベベルよりも内方側に溶剤4Cが吐出され(図25)、当該溶剤4CはウエハWの表面側へと回り込み(図30)、保護膜30が除去される(図26、図31)。その後、ウエハWは第1の実施形態と同様の経路で搬送されて処理を受ける。この第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
ところで、保護膜形成モジュール7には図32に示すようなガス供給部であるガスノズル72を設けてもよい。このガスノズル72は、例えばウエハWの外方側斜め下方に向けて、保護膜形成用の薬液3Aの乾燥促進用ガスとして例えばN2ガスを吐出する。吐出されたN2ガスは、当該ウエハWの表面の周縁部のうちの一部に局所的に供給され、カップ34外からウエハW表面に供給されたエアと共にウエハWの外側へと流れてカップ34内から除去される。なお、図中の実線の矢印はエアの流れを、図中の点線の矢印はN2ガスの流れを夫々示している。このN2ガスの吐出は、上記の保護膜形成用ノズル71からの薬液3Aの吐出及びウエハWの回転に並行して行われる。
このようにエアに加えてN2ガスが供給されることで、ウエハWの表面側のベベル上を通過する気体(吸引排気流)の流速が高くなり、ウエハWの裏面から表面側のベベルへ回り込んで当該吸引排気流に曝される薬液3Aの乾燥が促進されるため、当該ベベルよりもウエハWの中心部側へと薬液3Aの界面が移動することを、より確実に防ぐことができる。当該薬液3Aの乾燥をより促進するために、加熱機構によってウエハWよりも高い温度に加熱されたN2ガスが、ガスノズル72から吐出されるようにしてもよい。
ところで、ウエハWの裏面から表面へ薬液3Aを回り込ませると共にウエハWの周方向においてウエハWの表面に回り込んだ当該薬液3Aの界面の位置を揃えるためには、当該薬液3Aの粘度は低い方が好ましい。ただし、保護膜30の膜厚を比較的大きくして、ウエハWへのレジストの付着を確実に防止する観点からは、薬液3Aの粘度が高い方が好ましい。このようにウエハWの表面における薬液3Aの界面の位置を揃えると共に、比較的大きい膜厚を有する保護膜30を形成するために、保護膜形成モジュール7には、図33に示すようなウエハWを加熱することで薬液3Aの粘度を調整する加熱部73を設けることができる。
この加熱部73は、例えばLED(発光ダイオード)を備えており、カップ34内の上方領域と、当該上方領域の外側との間を移動自在に構成されている。そして、上方領域に位置した状態で、当該ウエハWの表面側周縁部に局所的に光を照射して、当該ウエハWの周縁部を局所的に加熱することができる。図中の点線の矢印は、加熱部73から照射された光を示している。
例えば保護膜形成用ノズル71から薬液3Aを吐出する前、あるいは吐出開始時に、加熱部73からウエハWへの光の照射が開始される。そして、比較的低い粘度を持つことによってウエハWの裏面から表面側のベベルに回り込んだ薬液3Aは、加熱部73によりウエハWの周縁部が加熱されることで乾燥が促進され、その粘度が次第に上昇する。その結果として、裏面及び側周面において比較的大きい膜厚を有する保護膜30を形成することができる。この例では、ウエハWの表面側から光を照射しているが、ウエハWの側方側あるいは裏面側から当該ウエハWの周縁部に光を照射するように加熱部73を配置してもよい。ただし、ウエハWから飛散した液が加熱部73に付着してウエハWへの光照射が妨げられることを防ぐために、図33に示したように、加熱部73はウエハWの表面側から光を照射するように配置することが好ましい。
ところで、上記の保護膜形成モジュール3、7は保護膜30の形成を専用に行うモジュールとして構成されることには限られない。例えば反射防止膜形成モジュール16に保護膜形成用ノズル37、71を設け、反射防止膜形成モジュール16にて反射防止膜を形成した後、当該モジュール16内で保護膜30の形成を行うようにしてもよい。さらに、レジスト膜形成モジュール4にてレジストを形成した後、保護膜30を除去する前にウエハWを加熱モジュール15に搬送して加熱処理を行うようにしてもよい。その場合、例えばレジスト膜形成モジュール4とは別体の保護膜30の除去に専用に用いられるモジュールを設け、加熱処理後のウエハWは当該モジュールに搬送されて保護膜30が除去されるようにしてもよい。
既述した各実施形態の構成例は互いに組み合わせることができる。例えばガスノズル72及び加熱部73を、保護膜形成モジュール7に共に設けてもよい。また、既述したウエハWの周縁部に保護膜30を形成する手法及び装置構成は、当該ウエハWの周縁部に保護膜30以外の膜を形成する場合にも用いることができる。また、既述の例ではレジスト膜40が形成される領域を制限するために保護膜30が形成されているが、レジスト膜40以外の他の膜が形成される領域を制限するために保護膜30を形成してもよい。レジスト膜40以外の他の膜としては、例えば金属を含有する塗布液をウエハWに塗布することで形成されるレジスト膜の下層膜であってもよいし、金属を含まない塗布液をウエハWに塗布することで形成される膜も含まれる。
評価試験1
以下、本発明に関連して行われた評価試験1について説明する。この評価試験1では、上記のモジュール3を用いて複数のウエハWの周縁部に薬液を供給して成膜を行った。ただしこの薬液としては、保護膜形成用の薬液3Aの代わりにレジストを使用した。評価試験1−1として、既述の第1の実施形態の図11〜図14で説明した手順に沿って成膜を行った。また、評価試験1−2として、ウエハWの周縁部上で薬液を吐出するノズル37を停止させた後、ノズル37をウエハWの外側へ移動する際にも薬液を吐出するようにしたことを除いては、既述の手順に沿って成膜を行った。さらに、評価試験1−3として、評価試験1−2と同様にノズル37をウエハWの外側へ移動する際にも薬液を吐出するようにしたこと及びウエハWの回転数を250rpmとしたことを除いて、既述の手順に沿って成膜を行った。従って、評価試験1−3におけるウエハWの回転数は、評価試験1−1、1−2におけるウエハWの回転数である150rpmよりも高い。
評価試験1−1〜1−3で成膜処理後のウエハWについて、裏面の様子を観察し、表面から裏面へレジストが回り込んで形成されたレジスト膜の状態を調べた。評価試験1−1では、ウエハWの裏面のリング状の膜の幅について、周方向における均一性が高く、最大値は2.5mmであった。評価試験1−2では、上記のリング状の膜の幅について、評価試験1−1に比べると周方向における均一性が低く、最大値は4.7mmであった。このような結果になったのは、第1の実施の形態で説明したように、ノズル37の移動によって裏面へと押されて回り込むレジストの量が多くなったためであると考えられる。評価試験1−3では、上記のリング状の幅について、評価試験1−1に比べて均一性が低く、最大値は2.5mmであった。この評価試験1の結果から、第1の実施の形態で説明したように、ノズル37からの薬液の吐出中はウエハWの回転数を比較的低くすること、及びノズル37のウエハWの外側への移動中は薬液の吐出を停止することが、薬液のウエハWの裏面への過剰な回り込みを抑え、ウエハWの裏面において周方向に膜の幅の均一性を高くするために有効であると考えられる。
さらに、評価試験1−1のウエハWの表面、裏面について夫々、ウエハWの周端より1mm中心寄りの位置の膜厚を、ウエハWの周方向に沿って16箇所ずつ測定した。そして、ウエハWの表面から取得された各膜厚の平均値及び3σと、ウエハWの裏面から取得された各膜厚の平均値及び3σと、を算出した。また、評価試験1−3のウエハWの表面についてウエハWの周端より1mm中心寄りの位置の膜厚を、ウエハWの周方向に沿って16箇所測定し、平均値及び3σを取得した。
図34のグラフの縦軸には、算出された膜厚の平均値(単位:nm)及び3σ(単位:nm)を示している。この膜厚の平均値の測定結果から、評価試験1−1の手法によれば、ウエハWの表面、裏面共に、評価試験1−3の手法により成膜したウエハWの表面と同程度の厚さであり、実用上有効な厚さの膜を形成することができることが確認された。また、評価試験1−1のウエハWの表面及び裏面から得られた3σについては、評価試験1−3のウエハWから得られた3σに比べて大きく上昇していない。つまり、膜厚の均一性の低下は抑えられている。このように取得された膜厚の平均値及び3σから、評価試験1−1の手法の有用性が確認された。
W ウエハ
1 塗布、現像装置
3 保護膜形成モジュール
30 保護膜
3A 保護膜形成用の薬液
31 スピンチャック
37 保護膜形成用ノズル
4 レジスト塗布モジュール
40 レジスト膜
4A レジスト
4B レジストの溶剤
4C 保護膜の溶剤
44 保護膜除去用ノズル

Claims (12)

  1. 基板の周縁部であって、少なくとも基板の周端面及び裏面側周縁部に保護膜を形成する工程と、
    次いで、基板の表面全体に塗布膜を形成する工程と、
    その後、前記保護膜を前記基板から除去する工程と、を含むことを特徴とする基板処理方法。
  2. 前記保護膜を前記基板から除去する工程は、前記保護膜に除去液を供給する工程を含むことを特徴とする請求項1記載の基板処理方法。
  3. 前記塗布膜は、金属を含有する塗布液を基板に塗布することにより形成される膜であることを特徴とする請求項1または2記載の基板処理方法。
  4. 前記保護膜を形成する工程は、保護膜用の塗布液を基板に塗布する工程と、次いで基板を加熱処理する工程と、を含み、
    前記基板の表面全体に塗布膜を形成する工程は、前記基板を加熱処理する工程の後に行われることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  5. 前記保護膜を形成する工程は、基板の表面側周縁部から基板の周端面を介して基板の裏面側周縁部に保護膜を形成する工程であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  6. 前記保護膜を形成する工程は、
    前記基板を回転保持部に保持する工程と、次いで前記回転保持部を回転させた状態で、ノズルから保護膜用の塗布液を基板の外方側斜めに向けて吐出させながら、塗布液の吐出領域を基板の外周よりも外側から基板の表面側周縁部に移動させる工程と、続いてノズルを停止した状態で保護膜用の塗布液を前記表面側周縁部に吐出する工程と、を含むことを特徴とする請求項5に記載の基板処理方法。
  7. 塗布液の吐出領域を基板の外周よりも外側から基板の表面側周縁部に移動させる工程及びノズルを停止した状態で保護膜用の塗布液を前記表面側周縁部に吐出する工程における基板の回転数は、50rpm〜200rpmであることを特徴とする請求項6記載の基板処理方法。
  8. 前記ノズルから保護膜用の塗布液を前記表面側周縁部に吐出させているときに、当該塗布液が基板の裏面側に過剰に回り込むことを抑えるために当該基板の裏面側にガスを吐出することを特徴とする請求項6または7に記載の基板処理方法。
  9. 前記保護膜を形成する工程は、
    前記基板を回転保持部に保持する工程と、次いで前記回転保持部を回転させた状態で、ノズルから保護膜用の塗布液を基板の外方側斜めに向けて基板の裏面側周縁部に吐出させる工程を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  10. 前記保護膜を形成する工程は、前記回転保持部に保持された基板を囲み、その内部側が吸引排気路として構成されるカップを用いて行われ、
    前記カップの上縁部と基板との間に、吸引排気流の流速を増加させるためにガス供給部からガスを供給する工程を含むことを特徴とする請求項8または9に記載の基板処理方法。
  11. 前記保護膜を形成する工程は、ノズルから保護膜用の塗布液を基板の外方側斜めに向けて基板の裏面側周縁部に吐出させるときに、前記基板の表面側周縁部を加熱する工程を含むことを特徴とする請求項8ないし10のいずれか一項に記載の基板処理方法。
  12. 前記保護膜を形成する工程の後に、保護膜の塗布状態を検査して当該塗布状態の良否を判定する工程を行い、
    前記塗布状態の判定結果が「否」であるときに、基板の表面全体に塗布膜を形成する工程を行わずに、保護膜を除去することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の基板処理方法。
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