JP2017096059A - グラウトが充填されたコンクリート部材の構築方法及びコンクリート部材に対するグラウト充填方法 - Google Patents

グラウトが充填されたコンクリート部材の構築方法及びコンクリート部材に対するグラウト充填方法 Download PDF

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【課題】全ての孔に容易かつ的確にグラウトを充填することができる、コンクリート部材に対するグラウト充填方法を提供する。【解決手段】上側柱部材2との結合面である上面1aに開口し、かつグラウト注入口5bを有する孔5aが複数設けられるとともに、結合面と異なる外面である左側面1eから複数の分岐部を介して複数のグラウト注入口5bに至るグラウト注入通路7が設けられた下側柱部材1に対するグラウト充填方法であって、供給されたグラウトを吐出するノズル12aを有するノズル管12を用意するステップ(A)と、ノズル管12をグラウト注入通路7に左側面1eから挿入するステップ(B)と、ノズル12aを各分岐部に対応する位置に配置した状態でノズル12aからグラウト注入通路7にグラウトを吐出するステップ(C)とを含む構成とする。【選択図】図5

Description

本発明は、スリーブ継手やシース管によって設けられた複数の孔にグラウトが充填されたコンクリート部材の構築方法、及び、スリーブ継手やシース管によって複数の孔が設けられたコンクリート部材に対するグラウト充填方法に係り、容易かつ的確なグラウト充填及びグラウト充填作業を実現する技術に関する。
近年、鉄筋コンクリート(以下、RCという)造建造物を構築するにあたり、工期短縮を図るためにプレキャストコンクリート(以下、PCという)部材を用いる工法が開発されている。この工法では、PC部材同士を結合する際に、両部材の鉄筋同士を複数のスリーブ継手やシース管等の孔に挿入した状態でこの孔にグラウトを充填して接合したり、一方のPC部材から延出する鉄筋を、他方のPC部材に穿設した複数の貫通孔に挿通させた状態で貫通孔にグラウトを充填して他方のPC部材に一体化させたりすることがある(特許文献1参照)。
このようなスリーブ継手又はシース管を備えたコンクリート部材として、スリーブ継手又はシース管のグラウト注排出口に連通しかつコンクリート部材の表面に開口を備える注排出通路を、列設されたスリーブ継手又はシース管の各列に対応して複数本、互いに連通するように形成し、各注排出通路をその側部において対応する列の複数のスリーブ継手又はシース管のグラウト注排出口に連通するように設けた発明が公知になっている。このコンクリート部材によれば、コンクリート部材の表面に開口する1つの開口をグラウトの注入口とし、他の1つを空気の流出口とし、残りの開口を閉鎖した状態でグラウトを注入することにより、全てのスリーブ継手又はシース管にグラウトを充填することができるものとされている。
特開2004−278257号公報 特許第4982222号公報
しかしながら、特許文献2に記載のコンクリート部材に対するグラウト充填方法では、共通の注入口から各スリーブ継手又はシース管のグラウト注排出口までの距離が異なるために、各グラウト注排出口に異なる注入圧が作用し、距離の短いスリーブ継手又はシース管の孔にはグラウトが充填されたとしても、距離の長いスリーブ継手又はシース管の孔にはグラウトが充填されない虞がある。
ここで、距離の遠いスリーブ継手又はシース管の孔にグラウトが充填されるまでグラウト注入を継続することも考えられるが、このようにした場合には、距離の近いスリーブ継手又はシース管から多量にグラウトが溢れ出し、コンクリート部材間の目地から漏洩したり、未充填のスリーブ継手又はシース管の孔に目地側からグラウトが流入し、グラウトの充填確認(目地にグラウトが溢れてきたことの確認)ができなくなったり、流入したグラウトによって孔内部のエア抜きが不可能になってしまったりする虞が高い。
本発明は、このような背景に鑑み、全ての孔に容易かつ的確にグラウトを充填することができる、グラウトが充填されたコンクリート部材の構築方法及びコンクリート部材に対するグラウト充填方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、グラウトが充填されたコンクリート部材(1、31)の構築方法であって、他部材(2)との結合面(1a、31a)に開口し、かつグラウト注入口(5b、32b)を有する孔(5a、32)が複数設けられるとともに、前記結合面と異なる外面(1b、1e、31e)から複数の分岐部を介して複数の前記グラウト注入口に至るグラウト注入通路(7)が設けられたコンクリート部材(1、31)を用意するステップ(図5A)と、前記他部材の鉄筋(4)を前記孔に挿入するステップ(図5A)と、供給されたグラウトを吐出するノズル(12a、22a)を有するノズル管(12、22)を用意するステップ(図5A)と、前記ノズル管を前記グラウト注入通路に前記外面側から挿入するステップ(図5B)と、前記ノズルを各分岐部に対応する位置に配置した状態で前記ノズルから前記グラウト注入通路にグラウトを吐出するステップ(図5C〜図6E)とを含む構成とする。
また、上記課題を解決するために、本発明は、他部材(2)との結合面(1a、31a)に開口し、かつグラウト注入口(5b、32b)を有する孔(5a、32)が複数設けられるとともに、前記結合面と異なる外面(1b、1e、31e)から複数の分岐部を介して複数の前記グラウト注入口に至るグラウト注入通路(7)が設けられたコンクリート部材(1、31)に対するグラウト充填方法であって、供給されたグラウトを吐出するノズル(12a、22a)を有するノズル管(12、22)を用意するステップ(図5A)と、前記ノズル管を前記グラウト注入通路に前記外面側から挿入するステップ(図5B)と、前記ノズルを各分岐部に対応する位置に配置した状態で前記ノズルから前記グラウト注入通路にグラウトを吐出するステップ(図5C〜図6E)とを含む構成とする。
これらの構成によれば、ノズルを各分岐部に対応する位置に配置した状態でグラウトを吐出することで、全てのグラウト注入口に対して適切な注入圧力を作用させて全ての孔にグラウトを的確に充填できる。
このように本発明によれば、全ての孔に容易かつ的確にグラウトを充填することができる、グラウトが充填されたコンクリート部材の構築方法及びコンクリート部材に対するグラウト充填方法を提供することができる。
第1実施形態に係る鉄筋コンクリート部材の正面図 図1中のII−II断面図 図2中のIII−III断面図 図2中のIV−IV断面図 図1に示す下側柱部材へのグラウト注入手順の説明図 図1に示す下側柱部材へのグラウト注入手順の説明図 第2実施形態に係る下側柱部材へのグラウト注入手順の説明図 第2実施形態に係る下側柱部材へのグラウト注入手順の説明図 第3実施形態に係る下側柱部材の断面図 第3実施形態に用いるノズル管の部分拡大図 第4実施形態に係る鉄筋コンクリート部材の側面図
以下、図面を参照しながら、本発明に係るグラウトが充填されたコンクリート部材の構築方法及びコンクリート部材に対するグラウト注入方法について、いくつかの実施形態を挙げて詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
まず、図1〜図6を参照しながら本発明の第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態では、プレキャストコンクリート製の下側柱部材1及び上側柱部材2を互いに結合する際に、下側柱部材1の柱主筋(以下、下柱主筋3という)と上側柱部材2の柱主筋(以下、上柱主筋4という)とを互いに接合するために本発明が適用される。
下側柱部材1は、上下方向に延在する複数の下側柱部材1と、各下側柱部材1の上端部に取り付けられ、下側柱部材1の上面1aに上端を露出させるようにコンクリートに埋設された複数のスリーブ継手5とを備えている。一方、上側柱部材2は、上下方向に延在し、コンクリートの下面から下方に突出する複数の上柱主筋4を備えている。
上側柱部材2は、各上柱主筋4が対応するスリーブ継手5の孔5aに挿入され、下側柱部材1との間に所定幅wの目地6を確保する所定位置に配置される。この状態で、スリーブ継手5に充填されるグラウトが硬化することで上柱主筋4が下柱主筋3に接合される。上柱主筋4が下柱主筋3に接合された後、目地6にグラウトが注入され、このグラウトが硬化することで上側柱部材2が下側柱部材1に結合される。本実施形態ではグラウトとして無収縮モルタルが用いられるが、これに限定されるものではない。
次に、図2〜図4を参照して、各部材の構成及び上側柱部材2が所定位置に配置された状態における各要素の関係等について説明する。
図2に示すように、下側柱部材1は、矩形断面を呈しており、隅部に配置される下柱主筋3を含めて各側面(1b〜1e)に沿って5本ずつ、合計16本の下柱主筋3を有している。下柱主筋3は概ね等間隔に配置されている。なお、上側柱部材2の輪郭も下側柱部材1と同一の断面形状とされ、上柱主筋4は下柱主筋3と同じ位置に16本配置される。下柱主筋3や上柱主筋4の外周には図示しない帯筋が配置される。下柱主筋3及び上柱主筋4は、図面上には簡略化して丸鋼の如く示されているが、異形棒鋼である。
図3に併せて示すように、各下側柱部材1の上端に取り付けられたスリーブ継手5は、略円筒形状を呈する公知の金属製品であり、軸方向の両端に開口する孔5aを内部に画成している。スリーブ継手5の下端近傍には、孔5aに連通するグラウト注入口5bが形成されている。スリーブ継手5の内面における軸方向の中央付近には、下柱主筋3の上端位置を規制するストッパ5cが突出形成されている。スリーブ継手5も図面上には簡略化して示されている。
下柱主筋3は、スリーブ継手5の孔5aに対して下側から上端がストッパ5cに当接するまで挿入され、孔5aの下側開口を塞いでいる。つまり、スリーブ継手5が下柱主筋3の上端部に取り付けられてコンクリートに埋設された状態では、孔5aによって下側柱部材1の上面1aに有底の凹部が形成され、下柱主筋3が凹部の底から孔5a内に向けて突出し、上端部分を孔5a内で露出させている。
一方、上柱主筋4は、スリーブ継手5の孔5aに対して上側から挿入され、スリーブ継手5の軸方向の中央付近において、下端を下柱主筋3の上端に対峙させるように配置される。スリーブ継手5の孔5a内には、下柱主筋3及び上柱主筋4を取り囲むように、グラウトが充填されるべき空間が形成されている。
図2に示すように、以下では下側柱部材1の4つの側面を、正面1b、背面1c、右側面1d及び左側面1eとする。正面1bに沿って配置された5本のスリーブ継手5は、グラウト注入口5bを背面1c側に向けて配置され、背面1cに沿って配置された5本のスリーブ継手5は、グラウト注入口5bを正面1b側に向けて配置されている。一方、下側柱部材1の右側面1dに沿って配置された5本のスリーブ継手5のうち、隅部に配置された2本を除く3本のスリーブ継手5は、グラウト注入口5bを左側面1e側に向けて配置され、左側面1eに沿って配置された5本のスリーブ継手5のうち、隅部に配置された2本を除く3本のスリーブ継手5は、グラウト注入口5bを右側面1d側に向けて配置されている。
そして、下側柱部材1には、正面1bに沿って配置された5本のスリーブ継手5のグラウト注入口5bに接続する第1グラウト注入通路7aが、正面1bに沿って左側面1eのみに開口するように形成され、背面1cに沿って配置された5本のスリーブ継手5のグラウト注入口5bに接続する第2グラウト注入通路7bが、背面1cに沿って左側面1eのみに開口するように形成されている。また、下側柱部材1には、右側面1dに沿って配置された中央寄り3本のスリーブ継手5のグラウト注入口5bに接続する第3グラウト注入通路7cが、右側面1dに沿って正面1bのみに開口するように形成され、左側面1eに沿って配置された中央寄り3本のスリーブ継手5のグラウト注入口5bに接続する第4グラウト注入通路7dが、左側面1eに沿って正面1bのみに開口するように形成されている。
図3及び図4に併せて示すように、第1及び第2グラウト注入通路7a、7bは、グラウト注入口5bと同じ高さで水平になるように1本の直線状に形成されている。したがって、第1及び第2グラウト注入通路7a、7bでは、左側面1eにおける開口が唯一の外端をなし、スリーブ継手5のグラウト注入口5b自体がそれぞれ分岐部となっている。一方、第3及び第4グラウト注入通路7c、7dは、グラウト注入口5bよりも低い位置で水平に形成された1本の直線状の本体通路8と、それぞれ各スリーブ継手5に対応する位置で本体通路8から分岐して上方へ延びた後、湾曲してグラウト注入口5bに至る複数の分岐路9とにより構成されている。したがって、第3及び第4グラウト注入通路7c、7dでは、正面1bにおける本体通路8の開口が唯一の外端をなし、本体通路8と各分岐路9との接続部がそれぞれ分岐部となっている。
第1〜第4グラウト注入通路7a〜7d(以下、単にグラウト注入通路7と呼ぶことがある)は、空洞として形成されればよく、具体的な空洞形成手段及び空洞形成方法を問うものではない。例えば、グラウト注入通路7は、下側柱部材1のコンクリート打設前に型枠内に配置した塩ビ管等の管部材で形成されてよい。或いは、特許第4966063号に記載されるような、流体の給排によって膨張及び収縮するチューブ体を型枠内に膨張状態で設置しておき、コンクリートの硬化後にチューブ体を収縮させて抜き取ることによりグラウト注入通路7が形成されてもよい。
このように構成された四角形断面を有する下側柱部材1には、上側柱部材2との結合面となる上面1aに開口し、かつグラウト注入口5bを有する孔5aが複数設けられるとともに、結合面と異なる外面である正面1bや左側面1eから複数の分岐部を介して複数のグラウト注入口5bに至るグラウト注入通路7が複数本設けられる。
次に、プレキャストコンクリート工場でこのように製造(用意)された下側柱部材1(スリーブ継手5の孔5a)に対するグラウトの充填手順を、図5及び図6を参照しながら説明する。ここでは、第2グラウト注入通路7bを図示し、単にグラウト注入通路7と称して説明する。第1、第3及び第4グラウト注入通路7a、7c、7dに対しても同様に手順でグラウトを注入する。
まず、図5(A)に示すように、グラウト注入通路7よりも長く、かつグラウト注入通路7の直径よりも小さな直径を有し、図示しないグラウトポンプからホース11を介して供給されるグラウトを吐出するノズル12aを先端に有するノズル管12を用意する。ノズル管12は、適度の強度を有していれば可撓性を有するものであってもよい。本実施形態では、ノズル管12は金属製パイプからなり、ノズル12aは単にこのパイプの先端部である。したがって、供給されるグラウトは、ノズル管12の先端から先端方向に吐出される。作業者は、ノズル管12の基端に設けられた湾曲形状の把持部13又はノズル管12を把持し、グラウトポンプのスイッチを操作しながらグラウト注入を行う。また、グラウト注入作業に先立ち、グラウト注入通路7からのグラウトの漏洩を防ぐために、例えば、切り目を設けたウレタンフォーム等のバックアップ材14を下側柱部材1の左側面1eに取り付けておく。
グラウト注入を行う際には、作業者はまず、(B)に示すように、バックアップ材14を通過させつつノズル管12をグラウト注入通路7の外端からグラウト注入通路7内に挿入する。本実施形態では、ノズル12aが一番奥(右端)のスリーブ継手5への分岐部(すなわちグラウト注入口5b)よりも若干手前に配置される位置までノズル管12をグラウト注入通路7内に挿入する。
この状態で、(C)に示すように、グラウトポンプを操作してグラウト注入通路7へのグラウト注入を開始する。ノズル12aからグラウト注入通路7内に吐出されたグラウトは、グラウト注入通路7及びグラウト注入口5bを通って各スリーブ継手5の孔5aに底部側から充填されてゆく。このとき、ノズル12aから各グラウト注入口5bまでの流路抵抗は、一番奥のスリーブ継手5で一番小さく、一番手前のスリーブ継手5で一番大きくなる。そのため、奥側ほど多くのグラウトがスリーブ継手5の孔5aに充填される。
作業者又は共同作業者が、下側柱部材1と上側柱部材2との間の目地6を観察し、一番奥のスリーブ継手5の上端からグラウトが溢れ出してきたことを確認すると、次に、図6(D)に示すように、ノズル管12を引いてグラウト注入作業を続ける。ノズル管12を後退させるときには、グラウトポンプからのグラウトの供給を一旦停止させてもよいし、継続したままとしてもよい。本実施形態の(D)では、ノズル12aが奥から2番目のスリーブ継手5へのグラウト注入口5bよりも若干手前に配置される位置までノズル管12を後退させている。この状態でグラウト注入通路7内にグラウトが吐出されると、奥から2番目のスリーブ継手5の孔5aにグラウトが多く充填される。
作業者は、一番奥のスリーブ継手5のときと同様に、下側柱部材1と上側柱部材2との間の目地6を観察し、奥から2番目のスリーブ継手5の上端からグラウトが溢れ出してきたことを確認すると、(D)で説明したようにノズル管12を後退させてグラウトを注入する作業を繰り返し、(E)に示すように、一番手前のスリーブ継手5の上端からグラウトが溢れ出してくるまでグラウト注入作業を繰り返す。
全てのスリーブ継手5の孔5aにグラウトが充填された後、(F)に示すように、グラウト注入通路7からノズル管12を引き抜き、バックアップ材14を取り外すと共にグラウト注入通路7の外端にゴム栓15を挿入してグラウト注入通路7を閉塞し、グラウトの漏洩を防止する。
以上の手順を第1、第3及び第4グラウト注入通路7a、7c、7dに対しても同様に行うことで、全てのスリーブ継手5の孔5a及び全てのグラウト注入通路7にグラウトが充填された下側柱部材1が構築(製造)される。その後、図示はしないが、目地6の周囲に型枠を設置して目地6内にグラウトを注入し、硬化させることで、下側柱部材1と上側柱部材2とが結合される。
このように、下側柱部材1に対してグラウトを充填する際に、供給されたグラウトを吐出するノズル12aを有するノズル管12を用意し、ノズル管12をグラウト注入通路7に左側面1e側から挿入し、ノズル12aを各グラウト注入口5bに対応する位置に配置した状態でグラウト注入通路7にグラウトを吐出することにより、全てのグラウト注入口5bに対して適切な注入圧力を作用させて全ての孔5aにグラウトを的確に充填することができる。
そして、グラウト注入口5bが、孔5aの底部近傍に設けられているため、底部近傍から孔5aにグラウトが注入されてエアを押し上げてゆき、各孔5aにエアが残存することが防止される。
また、図2に示したように、下側柱部材1にグラウト注入通路7が複数本設けられ、下側柱部材1が四角形断面を有し、四角形断面の2つの側面(正面1b、左側面1e)のみにグラウト注入通路7の外端が設けられているため、下側柱部材1の2つの側面の前でのみグラウト注入作業を行って全ての孔5aにグラウトを充填でき、作業空間の確保が容易である。また、グラウト注入作業後に行う下側柱部材1の側面の表面仕上げも2つの側面のみで済む。したがって、グラウト注入通路7の外端が設けられない背面1c及び右側面1dに対しては、タイル張り等の表面仕上げをグラウト注入作業前に行うことが可能である。
≪第2実施形態≫
次に、図7及び図8を参照しながら本発明の第1実施形態に係る下側柱部材1に対するグラウトの充填手順について説明する。なお、各部材や要素の構造は第1実施形態と同一であるため、これらには同一の符号を付してその説明は省略する。
図7(A)に示すように、ノズル管12を用意する手順は第1実施形態と同じであり、本実施形態では、(B)以降に示す、下側柱部材1に対するグラウトの具体的充填手順が第1実施形態と異なる。
グラウト注入を行う際には、作業者はまず、(B)に示すように、バックアップ材14を通過させつつノズル管12をグラウト注入通路7の外端からグラウト注入通路7内に挿入する。本実施形態では、ノズル12aが一番手前(左端)のスリーブ継手5への分岐部(すなわちグラウト注入口5b)よりも若干手前に配置される位置までノズル管12をグラウト注入通路7内に挿入する。
この状態で、(C)に示すように、グラウトポンプを操作してグラウト注入通路7へのグラウト注入を開始する。ノズル12aからグラウト注入通路7内に吐出されたグラウトは、グラウト注入通路7及びグラウト注入口5bを通って各スリーブ継手5の孔5aに底部側から充填されてゆく。このとき、ノズル12aから各グラウト注入口5bまでの流路抵抗は、一番手前のスリーブ継手5で一番小さく、一番奥のスリーブ継手5で一番大きくなる。そのため、手前側ほど多くのグラウトがスリーブ継手5の孔5aに充填される。
作業者又は共同作業者が、一番手前のスリーブ継手5の上端からグラウトが溢れ出してきたことを確認すると、次に、図8(D)に示すように、ノズル管12を押してグラウト注入作業を続ける。ノズル管12を前進させるときには、グラウトポンプからのグラウトの供給を一旦停止させてもよいし、継続したままとしてもよい。本実施形態では、ノズル12aが手前から2番目のスリーブ継手5へのグラウト注入口5bよりも若干手前に配置される位置までノズル管12を前進させている。この状態でグラウト注入通路7内にグラウトが吐出されると、手前から2番目のスリーブ継手5の孔5aにグラウトが多く充填される。
作業者は、一番手前のスリーブ継手5のときと同様に、手前から2番目のスリーブ継手5の上端からグラウトが溢れ出してきたことを確認すると、(D)で説明したようにノズル管12を前進させてグラウトを注入する作業を繰り返し、(E)に示すように、一番奥のスリーブ継手5の上端からグラウトが溢れ出してくるまでグラウト注入作業を続ける。
全てのスリーブ継手5の孔5aにグラウトが充填された後、(F)に示すように、グラウト注入通路7からノズル管12を引き抜き、グラウト注入通路7の外端にゴム栓15を挿入する。ノズル管12を引き抜く際には、ノズル管12の体積分だけグラウト注入通路7にグラウトが必要になるため、グラウトを吐出しながら行うとよい。
以上の手順を第1、第3及び第4グラウト注入通路7a、7c、7dに対しても同様に行うことで、全てのスリーブ継手5の孔5a及び全てのグラウト注入通路7にグラウトが充填された下側柱部材1が構築(製造)される。
このような手順で下側柱部材1に対してグラウトを充填しても、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
≪第3実施形態≫
次に、図9及び図10を参照して、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、第1及び第2実施形態に対し、グラウトを充填されるコンクリート部材の構成が異なっており、そのために、構成の異なるノズル管22を追加的に用いる。以下では、第1及び第2実施形態と異なる点を説明する。
図9に示すように、本実施形態の下側柱部材1では、正面1bに沿って配置された5本のスリーブ継手5(以下、第1列とする)、これに隣接して背面1c側に配置された2本のスリーブ継手5(以下、第2列とする)、並びにこれに隣接して背面1c側に配置された2本のスリーブ継手5(以下、第3列とする)は、グラウト注入口5bを背面1c側に向けて配置されている。一方、第3列のスリーブ継手5に隣接して背面1c側に配置された2本のスリーブ継手5(以下、第4列とする)、及び背面1cに沿って配置された5本のスリーブ継手5(以下、第5列とする)は、グラウト注入口5bを正面1b側に向けて配置されている。
そして、下側柱部材1には、第1列の5本のスリーブ継手5のグラウト注入口5bに接続する第1グラウト注入通路7aと、第2列の2本のスリーブ継手5のグラウト注入口5bに接続する第2グラウト注入通路7bと、第3及び第4列の4本のスリーブ継手5のグラウト注入口5bに接続する第3グラウト注入通路7cと、第5列の5本のスリーブ継手5のグラウト注入口5bに接続する第4グラウト注入通路7dとが、それぞれ正面1bと平行に左側面1eのみに開口するように形成されている。
第1〜第4グラウト注入通路7a〜7dは全て、グラウト注入口5bと同じ高さで水平になるように1本の直線状に形成されており、第3グラウト注入通路7cでは、正面1b側に分岐する分岐部と背面1c側に分岐する分岐部(すなわちグラウト注入口5b)とが軸方向の同じ位置に形成されている。
このように構成された下側柱部材1に対してグラウトを注入する際には、第1、第2及び第4グラウト注入通路7a、7b、7dについては、第1又は第2実施形態と同様の手順を適用すればよい。一方、第3グラウト注入通路7cについては、第1及び第2実施形態で用いたノズル管12を用いてグラウトを注入すると、通路径の違いや、分岐路9がある場合には分岐部からグラウト注入口5bまでの距離の違い等により、正面1b側のスリーブ継手5と背面1c側のスリーブ継手5とでグラウト充填速度に差が生じる虞がある。
そのため、このような場合には、図10に示すように、ノズル22aが先端方向ではなく側方に向けてグラウトを吐出するようにノズル孔がパイプの外周面に形成されたノズル管22を用いてグラウトを注入するとよい。具体的には、ノズル管22を回転させて、グラウトを多く注入したい側のスリーブ継手5にノズル22aを向けた状態、すなわちグラウトを多く注入したい側の分岐部に対応する向き(位置)にノズル22aを配置した状態でグラウトを吐出する。これにより、全てのグラウト注入口5bに対して適切な注入圧力を作用させて全ての孔5aにグラウトを的確に充填することができる。
≪第4実施形態≫
最後に、図11を参照して本発明の第4実施形態について説明する。同図に示すように、本実施形態では、プレキャストコンクリート製の下側柱部材1及び上側柱部材2の間にプレキャストコンクリート製の仕口部材31が配置され、仕口部材31と上側柱部材2とを結合する際に、上側柱部材2の上柱主筋4を仕口部材31に定着させるために本発明が適用される。
上側柱部材2の上柱主筋4が上記実施形態よりも長く下面から下方に突出している。仕口部材31には柱主筋は設けられておらず、代わりに、上柱主筋4を挿通させる貫通孔32が上柱主筋4の数及び位置に対応して複数形成されている。また、仕口部材31には、複数の貫通孔32に対してそれぞれグラウト注入口32bをもって接続するグラウト注入通路7が、仕口部材31の左側面31eのみに開口するように形成されている。
貫通孔32は、空洞として形成されればよく、具体的な空洞形成手段及び空洞形成方法を問うものではない。貫通孔32は、グラウト注入通路7と同様に、例えば、仕口部材31のコンクリート打設前に型枠内に配置した塩ビ管等の管部材35(シース管)で形成されてもよく、チューブ体を型枠内に膨張状態で設置しておき、コンクリートの硬化後にチューブ体を収縮させて抜き取ることにより形成されてもよい。
つまり、このように構成された仕口部材31は、プレキャストコンクリート工場において、上側柱部材2との結合面となる上面31aに開口し、かつグラウト注入口32bを有する貫通孔32が複数設けられるとともに、結合面と異なる外面である左側面1eから複数の分岐部を介して複数のグラウト注入口32bに至るグラウト注入通路7が複数本設けられるように製造(用意)される。
以下、これら3つのコンクリート部材の結合手順について説明する。まず、下側柱部材1の上方に所定幅wの目地6が形成されるように仕口部材31を配置し、その状態で仕口部材31の上方から上側柱部材2を降下させ、上柱主筋4を仕口部材31の貫通孔32に挿通させると共に下側柱部材1に埋設されたスリーブ継手5の孔5aに挿入する。この際、仕口部材31と上側柱部材2との間にも所定幅wの目地6が形成されるようにする。
次に、下側柱部材1のスリーブ継手5に対してグラウトを注入することで、下柱主筋3と上柱主筋4とを接合する。グラウトの注入方法は上記実施形態と同じ方法で行ってもよく、他の方法で行ってもよい。次に、下側柱部材1と仕口部材31との間の目地6の周囲に型枠(図示しない)を設置し、目地6内にグラウト(目地材36)を注入して両部材を結合する。この際、グラウトが仕口部材31の貫通孔32に浸入するが、注入量を管理してグラウトが仕口部材31に形成されたグラウト注入通路7に至らないようにする。その後、上記実施形態に示したグラウト注入方法と同様の手順で仕口部材31の貫通孔32にグラウトを注入し、硬化させることで、上柱主筋4を仕口部材31に定着させる。その後、仕口部材31と上側柱部材2との間の目地6の周囲に型枠(図示しない)を設置して目地6内にグラウトを注入し、硬化させることで、仕口部材31と上側柱部材2とを結合する。
このように、上側柱部材2との結合面となる上面31aに開口し、かつグラウト注入口32bを有する貫通孔32が複数設けられた仕口部材31に対してグラウトを充填する際にも、仕口部材31に結合面と異なる左側面31eから複数の分岐部を介して複数のグラウト注入口32bに至るグラウト注入通路7を設けておく。そして、上柱主筋4を貫通孔32に挿入した後に、ノズル管12をグラウト注入通路7に挿入し、ノズル12aを各グラウト注入口32bに対応する位置に配置した状態でグラウト注入通路7にグラウトを吐出することにより、全てのグラウト注入口5bに対して適切な注入圧力を作用させて全ての貫通孔32にグラウトを的確に充填することができる。
以上で具体的実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、下側柱部材1がプレキャストコンクリート製とされているが、現場打ちコンクリートで構築されてもよい。また、上記実施形態では、グラウト注入通路7が水平に形成されているが、本体通路8に上り勾配を設けてもよい。このような構成とすることにより、本体通路8内でグラウトがエアを押し上げるように注入されるため、本体通路8にエアが残存することを防止できる。また、第5実施形態では、仕口部材31に貫通孔32が形成されているが、中間柱部材などに貫通孔32が形成されていてもよい。更に、グラウトが充填される孔5aや貫通孔32には、上側柱部材2に一体となっている上柱主筋4に限らず、後に現場で構築されることになる上側柱部材2の上柱主筋4が挿入されてもよい。この他、各部材や、部位の具体的構成、形状、配置、数量、素材、手順等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲であれば適宜変更可能である。また、上記実施形態を組み合わせることも可能である。一方、上記実施形態に示した各要素や手順は必ずしも全てが必須ではなく、適宜選択してもよい。
1 下側柱部材(コンクリート部材)
1a 上面(結合面)
1b 正面(外面)
1e 左側面(外面)
2 上側柱部材(他部材)
3 下柱主筋
4 上柱主筋
5 スリーブ継手
5a 孔
5b グラウト注入口
7 グラウト注入通路
12 ノズル管
12a ノズル
22 ノズル管
22a ノズル
31 仕口部材(コンクリート部材)
31a 上面(結合面)
31e 左側面(外面)
32 貫通孔
32b グラウト注入口

Claims (2)

  1. グラウトが充填されたコンクリート部材の構築方法であって、
    他部材との結合面に開口し、かつグラウト注入口を有する孔が複数設けられるとともに、前記結合面と異なる外面から複数の分岐部を介して複数の前記グラウト注入口に至るグラウト注入通路が設けられたコンクリート部材を用意するステップと、
    前記他部材の鉄筋を前記孔に挿入するステップと、
    供給されたグラウトを吐出するノズルを有するノズル管を用意するステップと、
    前記ノズル管を前記グラウト注入通路に前記外面側から挿入するステップと、
    前記ノズルを各分岐部に対応する位置に配置した状態で前記ノズルから前記グラウト注入通路にグラウトを吐出するステップと
    を含むことを特徴とするグラウトが充填されたコンクリート部材の構築方法。
  2. 他部材との結合面に開口し、かつグラウト注入口を有する孔が複数設けられるとともに、前記結合面と異なる外面から複数の分岐部を介して複数の前記グラウト注入口に至るグラウト注入通路が設けられたコンクリート部材に対するグラウト充填方法であって、
    供給されたグラウトを吐出するノズルを有するノズル管を用意するステップと、
    前記ノズル管を前記グラウト注入通路に前記外面側から挿入するステップと、
    前記ノズルを各分岐部に対応する位置に配置した状態で前記ノズルから前記グラウト注入通路にグラウトを吐出するステップと
    を含むことを特徴とするコンクリート部材に対するグラウト充填方法。
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