JP6350908B2 - 薬液注入管及び薬液注入工法 - Google Patents
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Description
地盤に掘削された挿入孔内部に挿入された注入外管の内部に挿入され、地盤改良のための薬液を注入するための薬液注入管であって、
注入管本体と、
内部に膨出流体を注入すると前記注入管本体から周方向に膨出して前記注入外管の内壁を閉塞する第1パッカーと、
前記第1パッカーより下流側に配置され、内部に前記膨出流体を注入すると前記注入管本体から周方向に膨出して前記注入外管の内壁を閉塞する第2パッカーと、
前記第1パッカー及び前記第2パッカーに前記膨出流体を注入するために前記注入管本体内部に配置されて前記第2パッカーの下流側へと延長された流体移送管と、
第1薬液を前記地盤へと注入するために前記注入管本体の周面であって前記第1パッカーと前記第2パッカーとの間に配置された第1注入口と、
前記第1注入口へと前記第1薬液を導くために前記注入管本体内部に配置されて前記第1注入口に連通された第1薬液移送管と、
前記第1注入口と異なる第2注入口へと第2薬液を導くために前記注入管本体内部に配置されて前記第2パッカーの下流側へと延長された第2薬液移送管と、
前記第2注入口を有する延長注入管を連結するために前記第2パッカーの下流側に配置された連結部と、
を有する薬液注入管。
前記延長注入管が、
延長注入管本体と、
内部に前記膨出流体を注入すると前記延長注入管本体から周方向に膨出して前記注入外管の内壁を閉塞する第3パッカーと、
前記第3パッカーより下流側に配置され、内部に前記膨出流体を注入すると前記延長注入管本体から周方向に膨出して前記注入外管の内壁を閉塞する第4パッカーと、
前記第3パッカー及び前記第4パッカーに前記膨出流体を注入するために前記延長注入管本体内部に配置されて前記流体移送管に連通する延長流体移送管と、
前記第2薬液を前記地盤へと注入するために前記延長注入管本体の周面であって前記第3パッカーと前記第4パッカーとの間に配置された第2注入口と、
前記第2注入口へと前記第2薬液を導くために前記延長注入管本体内部に配置されて前記第2薬液移送管と前記第2注入口とに連通する延長第2薬液移送管と、
を有し、かつ、
当該延長注入管が、前記連結部に直接、又は、延長部材を介して連結された、趣旨1に記載の薬液注入管。
前記延長注入管が、前記延長部材を介して連結されている場合において、前記延長部材が長さ変更可能である、趣旨2に記載の薬液注入管。
前記注入管本体が、
前記流体移送管が前記第2薬液移送管の周囲を囲んで配置された状態から、前記第2薬液移送管が前記流体移送管の周囲を囲んで配置された状態へと、配置状態を変更する配置状態変更部を有する、趣旨1から趣旨3のうちいずれか1つに記載の薬液注入管。
趣旨2から趣旨4のうちいずれか1項に記載の薬液注入管を用いて地盤に薬液を注入する薬液注入工法であって、
前記流体移送管内及び前記延長流体移送管内に上流側から前記膨出流体を圧送し、前記第1パッカーと前記第2パッカーと前記第3パッカーと前記第4パッカーとを前記注入管本体から周方向に膨出させて前記注入外管の内壁を閉塞する工程と、
前記第1薬液移送管内に上流側から前記第1薬液を圧送し、前記第1注入口から前記地盤へと前記第1薬液を注入する工程と、
前記第2薬液移送管内及び前記延長第2薬液移送管内に上流側から前記第2薬液を圧送し、前記第2注入口から前記地盤へと前記第2薬液を注入する工程と、
を有する薬液注入工法。
以下、実施形態1について図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る薬液注入管100の外観図である。図1においては、正面図(管の長手方向にに直交して矢視したもの)及び左右側面図の3面図を示している。図2は、薬液注入管100の内部構造の概略を示す概略構造図である。この薬液注入管100は、複数の管部材が列状に連結されて長手方向に延びる1本の注入管本体10を構成し、その注入管本体10の周面には、間隔をあけて2つのパッカーP1,P2が配置され、その2つのパッカーP1,P2間に第1注入口1が配置されている。注入管本体10の先端(最下流部)近傍には、後述する延長注入管200(図3参照)を連結するための連結部3が配置されている。
実施形態2に係る薬液注入管100について図面を用いて説明する。なお、実施形態2において、実施形態1と同様の構成については同様の符号を付し、その説明を省略する。実施形態2に係る薬液注入管100は、実施形態1に係る注入管本体10の連結部3に延長ホース(延長部材)30を介して延長注入管200が連結されて構成される。
実施形態2に係る薬液注入管100を用いて地盤に薬液を注入する薬液注入工法について、説明する。
例えば、上記実施形態2では、注入口が2つの薬液注入管について説明したが、もちろん、延長注入管が更に連結されて3つ以上の注入口を有する薬液注入管を構成してもよい。その場合において、第1、第2に加え、第3注入口に連通する新たに第3薬液移送管が必要となる。
3…連結部 4…根元部
10…注入管本体 11…第1薬液流路(第1薬液移送管)
12…第2薬液流路(第2薬液移送管) 13…エア流路(流体移送管)
20…延長注入管本体 21…延長エア流路(延長膨出流体移送管)
23…延長第2薬液流路(延長第2薬液移送管)
24…根元部 30…延長ホース(延長部材)
33…中継エア流路 32…中継第2薬液流路
40…流路変更部(配置状態変更部) 100…薬液注入管
200…延長注入管 L…所定長さ
L1…第1薬液 L2…第2薬液
L3…エア(膨出流体) P1…第1パッカー
P2…第2パッカー P3…第3パッカー
P4…第4パッカー
Claims (4)
- 地盤に掘削された挿入孔内部に挿入された注入外管の内部に挿入され、地盤改良のための薬液を注入するための薬液注入管であって、
注入管本体と、
内部に膨出流体を注入すると前記注入管本体から周方向に膨出して前記注入外管の内壁を閉塞する第1パッカーと、
前記第1パッカーより下流側に配置され、内部に前記膨出流体を注入すると前記注入管本体から周方向に膨出して前記注入外管の内壁を閉塞する第2パッカーと、
前記第1パッカー及び前記第2パッカーに前記膨出流体を注入するために前記注入管本体内部に配置されて前記第2パッカーの下流側へと延長された流体移送管と、
第1薬液を前記地盤へと注入するために前記注入管本体の周面であって前記第1パッカーと前記第2パッカーとの間に配置された第1注入口と、
前記第1注入口へと前記第1薬液を導くために前記注入管本体内部に配置されて前記第1注入口に連通された第1薬液移送管と、
前記第1注入口と異なる第2注入口へと第2薬液を導くために前記注入管本体内部に配置されて前記第2パッカーの下流側へと延長された第2薬液移送管と、
前記第2注入口を有する延長注入管を連結するために前記第2パッカーの下流側に配置された連結部と、を有し、
前記注入管本体が、
前記流体移送管が前記第2薬液移送管の周囲を囲んで配置された状態から、前記第2薬液移送管が前記流体移送管の周囲を囲んで配置された状態へと、配置状態を変更する配置状態変更部を有し、
前記連結部において、前記第2薬液移送管が前記流体移送管の周囲を囲んで配置された状態となっている、薬液注入管。 - 前記延長注入管が、
延長注入管本体と、
内部に前記膨出流体を注入すると前記延長注入管本体から周方向に膨出して前記注入外管の内壁を閉塞する第3パッカーと、
前記第3パッカーより下流側に配置され、内部に前記膨出流体を注入すると前記延長注入管本体から周方向に膨出して前記注入外管の内壁を閉塞する第4パッカーと、
前記第3パッカー及び前記第4パッカーに前記膨出流体を注入するために前記延長注入管本体内部に配置されて前記流体移送管に連通する延長流体移送管と、
前記第2薬液を前記地盤へと注入するために前記延長注入管本体の周面であって前記第3パッカーと前記第4パッカーとの間に配置された第2注入口と、
前記第2注入口へと前記第2薬液を導くために前記延長注入管本体内部に配置されて前記第2薬液移送管と前記第2注入口とに連通する延長第2薬液移送管と、
を有し、かつ、
当該延長注入管が、前記連結部に直接、又は、延長部材を介して連結された、請求項1に記載の薬液注入管。 - 前記延長注入管が、前記延長部材を介して連結されている場合において、前記延長部材が長さ変更可能である、請求項2に記載の薬液注入管。
- 請求項2又は請求項3に記載の薬液注入管を用いて地盤に薬液を注入する薬液注入工法であって、
前記流体移送管内及び前記延長流体移送管内に上流側から前記膨出流体を圧送し、前記第1パッカーと前記第2パッカーと前記第3パッカーと前記第4パッカーとを前記注入管本体から周方向に膨出させて前記注入外管の内壁を閉塞する工程と、
前記第1薬液移送管内に上流側から前記第1薬液を圧送し、前記第1注入口から前記地盤へと前記第1薬液を注入する工程と、
前記第2薬液移送管内及び前記延長第2薬液移送管内に上流側から前記第2薬液を圧送し、前記第2注入口から前記地盤へと前記第2薬液を注入する工程と、
を有する薬液注入工法。
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