JP7228419B2 - 放射線遮蔽壁 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明に係る放射線遮蔽壁は、鉄筋コンクリート製の下部プレキャストコンクリートパネルと、該下部プレキャストコンクリートパネルの上方に配置され、鉄筋コンクリート製の上部プレキャストコンクリートパネルと、を備えた放射線遮蔽壁であって、前記下部プレキャストコンクリートパネルは、前記下部プレキャストコンクリートパネルの主筋が上方に突出し、コンクリートから露出した上部主筋部を有し、前記上部プレキャストコンクリートパネルは、コンクリートに埋設された継手部を有しており、前記上部プレキャストコンクリートパネルは、前記継手部を前記下部プレキャストコンクリートパネルの前記上部主筋部が挿通するように前記下部プレキャストコンクリートパネル上に配置され、前記継手部に前記上部主筋部が挿通された状態で前記上部プレキャストコンクリートパネルと前記下部プレキャストコンクリートパネルを一体化すべく前記継手部の内部、および前記上部プレキャストコンクリートパネルと前記下部プレキャストコンクリートパネルのとの間にグラウト材が充填されていることを特徴とする。
この放射線遮蔽壁は、鉄筋コンクリート製であり、下部プレキャストコンクリートパネルの上部主筋部は、上部プレキャストコンクリートパネルの下部に設けられた継手部に挿通され、継手部の内部でグラウト材に定着されている。これにより、プレキャストコンクリートパネルどうしが適切に連結されているとともに、プレキャストコンクリートパネルは鉄筋コンクリート製であるため強度や耐久性を高めることができる。
また、本発明に係る放射線遮蔽壁では、前記上部主筋部及び前記継手部は、前記板厚方向の一方側及び他方側の両方に配置されていてもよい。
また、本発明に係る放射線遮蔽壁では、前記上部プレキャストコンクリートパネルは、前記継手部に前記上部プレキャストコンクリートパネルの主筋が挿通されており、前記上部プレキャストコンクリートパネルの主筋は、前記継手部、前記上部主筋部と、前記継手部の内部に前記グラウト材が充填されることで一体化されていてもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る放射線遮蔽壁を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係る放射線遮蔽壁100は、鉄筋コンクリート(RC)製のプレキャストコンクリートパネルが複数配列されて構成されている。
放射線遮蔽壁100は、例えば、原子力発電施設や医療施設、中間貯蔵建屋等の建築物に、放射線を遮蔽する目的で設置されるものである。
以下の説明において、水平方向のうち放射線遮蔽壁100の厚さ方向を板厚方向と称する。板厚方向のうち、図1に示す紙面左側且つ下側を向く方を一方側と称し、紙面右側且つ上側を向く方を他方側と称する。水平方向のうち板厚方向と直交する方向を幅方向と称する。
図2に示すように、上下に配列されたプレキャストコンクリート1のうち、上側に配置されたプレキャストコンクリートパネル1を上部プレキャストコンクリートパネル1Aと称し、下側に配置されたプレキャストコンクリートパネル1を下部プレキャストコンクリートパネル1Bと称する。
放射線遮蔽壁100の上下の接合部分では、上部プレキャストコンクリートパネル1Aと、下部プレキャストコンクリートパネル1Bと、上部プレキャストコンクリートパネル1Aと下部プレキャストコンクリートパネル1Bとを接合する接合構造2と、を備えている。
ここで、放射線遮蔽壁100の板厚方向のうち下部プレキャストコンクリートパネル1Bの面16aが配置される領域を、第一領域(板厚方向の一方側の領域)A1と称する。また、放射線遮蔽壁100の板厚方向のうち上部プレキャストコンクリートパネル1Aの面15bが配置される領域を、第二領域(板厚方向の他方側の領域)A2と称する。
この放射線遮蔽壁100は、鉄筋コンクリート製であり、下部プレキャストコンクリートパネル1Bの上部主筋部22は、上部プレキャストコンクリートパネル1Aの下部に設けられた継手部材23に挿通され、継手部材23の内部で筒充填部25に定着されている。これにより、鉄筋コンクリート製のプレキャストコンクリートパネル1A,1Bどうしが適切に連結されているとともに、プレキャストコンクリートパネル1A,1Bは鉄筋コンクリート製であるため強度や耐久性を高めることができる。
1A…上部プレキャストコンクリート
1B…下部プレキャストコンクリート
2…接合構造
11A,11B…主筋
14A,14B…コンクリート部
15e,16e…段部
21…目地部
22…上部主筋部
23…継手部材(継手部)
24…連結筒部
25…筒充填部
27…注入管
28…排出管
100…放射線遮蔽壁
A1…第一領域
A2…第二領域
S…隙間
Claims (6)
- 鉄筋コンクリート製の下部プレキャストコンクリートパネルと、
該下部プレキャストコンクリートパネルの上方に配置され、鉄筋コンクリート製の上部プレキャストコンクリートパネルと、を備えた放射線遮蔽壁であって、
前記下部プレキャストコンクリートパネルは、前記下部プレキャストコンクリートパネルの主筋が上方に突出し、コンクリートから露出した上部主筋部を有し、
前記上部プレキャストコンクリートパネルは、コンクリートに埋設された継手部を有しており、
前記上部プレキャストコンクリートパネルは、前記継手部を前記下部プレキャストコンクリートパネルの前記上部主筋部が挿通するように前記下部プレキャストコンクリートパネル上に配置され、前記継手部に前記上部主筋部が挿通された状態で前記上部プレキャストコンクリートパネルと前記下部プレキャストコンクリートパネルを一体化すべく前記継手部の内部、および前記上部プレキャストコンクリートパネルと前記下部プレキャストコンクリートパネルのとの間にグラウト材が充填されていることを特徴とする放射線遮蔽壁。 - 前記グラウト材は、無収縮重量モルタルであることを特徴とする請求項1に記載の放射線遮蔽壁。
- 前記下部プレキャストコンクリートパネルの上面には、前記放射線遮蔽壁の板厚方向の一方側の面が前記板厚方向の他方側の面よりも高い段部が形成され、
前記上部プレキャストコンクリートパネルの下面には、前記下部プレキャストコンクリートパネルの上面に形成された前記段部と対応した形状を有する段部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の放射線遮蔽壁。 - 前記上部主筋部及び前記継手部は、前記板厚方向の一方側及び他方側の両方に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の放射線遮蔽壁。
- 前記放射線遮蔽壁の前記板厚方向の一方側を向く面には、前記板厚方向の一方側の前記継手部に前記グラウト材を注入する注入管及び前記板厚方向の他方側の前記継手部に前記グラウト材を注入する注入管がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載の放射線遮蔽壁。
- 前記上部プレキャストコンクリートパネルは、前記継手部に前記上部プレキャストコンクリートパネルの主筋が挿通されており、
前記上部プレキャストコンクリートパネルの主筋は、前記継手部、前記上部主筋部と、前記継手部の内部に前記グラウト材が充填されることで一体化されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の放射線遮蔽壁。
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