JP2017092708A - 投影装置、投影方法、及び投影システム - Google Patents
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Abstract
Description
[投影システムの概要]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る投影システム1の全体構成を模式的に示す図である。第1の実施の形態に係る投影システム1は、複数の投影装置を用いて1つの大きな映像をスクリーンに投影する、いわゆるマルチ投影システムである。このため投影システム1は、第1投影装置100a、第2投影装置100b、制御装置200、及びスクリーン300を備える。
図2は、第1の実施の形態に係る投影装置100の内部構成を模式的に示す図である。投影装置100は、操作パネル101、赤外線受光部102、CPU(Central Processing Unit)103、レンズシフト駆動部104、光源制御部105、光源106、画像取得部107、画像エンジン109、パネルドライバ110、投射パネル111、撮像部112、撮像ズームレンズ113、映像伝送バス114、内部制御バス115、フォーカス調整部116、及び投射レンズ117を備える。
パネルドライバ110は、投射パネル111の各画素の動作を制御する。パネルドライバ110は、画像エンジン109から受けた画像データに応じて投射パネル111を制御する。
続いて、投影システム1におけるエッジブレンドの位置調整について説明する。
上述したように、第1の実施の形態に係る投影システム1は、複数の投影装置100を備える。図1に示すように、第1投影装置100aは、投影対象画像400の部分画像である第1部分画像402aをスクリーン300に投射する。また第2投影装置100bは、投影対象画像400の部分画像であって第1部分画像402aとは異なる第2部分画像402bをスクリーン300に投射する。これにより、投影システム1は、1つの投影装置100では投影できない大きな映像をスクリーン300に投影することが実現できる。
続いて、投影システム1が提供するエッジブレンド時の位置調整支援モードについて説明する。「位置調整モード」とは、投影システム1のユーザが複数の部分画像402をエッジブレンドする際にその補助となる情報を提示する投影システム1の一状態をいう。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る投影システム1によれば、スクリーン300に画像を投影する際の投影画像の調整を容易にする技術を提供できる。
特に、第1の実施の形態に係る投影装置100は、マルチ投影時に各投影装置100がスクリーン300に投影する部分画像402の位置調整を行う際、位置調整で注目したい領域を撮像した映像を、注目している位置とは離れた位置に拡大して重畳し投射する。これにより、ユーザは投影装置100同士のエッジブレンド位置の調整を容易に行うことができ、エッジブレンド時の位置調整のユーザビリティが向上する。
上記では、第1投影装置100aの撮像部112が撮像した撮像画像をもとに、第1投影装置100aの画像エンジン109が拡大画像530を生成し、第1部分画像402aに重畳する場合について説明した。これに代えて、あるいはこれに加えて、第1投影装置100aの撮像部112が撮影した画像から生成した拡大画像530を、第2投影装置100bの画像エンジン109が第2部分画像402bに重畳してもよい。これは例えば、第1投影装置100aと第2投影装置100bとが直接無線通信することでも実現できるし、制御装置200を介して有線通信することでも実現できる。また、第1投影装置100aの撮像部112が撮影した撮像画像から拡大画像530を生成する主体は、第1投影装置100aの画像エンジン109であってもよいし、第2投影装置100bの画像エンジン109であってもよい。
第1の実施の形態においては、第1投影装置100aがスクリーン300に投射する投影画像と、第1投影装置100aとは異なる第2投影装置100bがスクリーン300に投影する投影画像とにまたがる調整について主に説明した。第2の実施の形態は、1つの投影装置100がスクリーン300に投影する投影画像の調整に関する点で、第1の実施の形態と異なる。より具体的には、第2の実施の形態は、投影装置100がスクリーン300に投影する投影画像のフォーカス調整に関し、ユーザが手動で行うフォーカス調整を支援する技術に関する。したがって、第2の実施の形態に係る投影システム1は、投影装置100を1台のみ備える場合であっても成立する。当然ながら、第2の実施の形態に係る投影システム1は、第1の実施の形態に係る投影システム1と同様に、複数の投影装置100を備えていても成立する。
以下、第2の実施の形態に係る投影システム1の詳細を説明するが、第1の実施の形態に係る投影システム1と重複する内容は、適宜省略または簡略化して記載する。
図7(a)−(d)は、第2の実施の形態に係るフォーカス調整処理を説明するための図である。第2の実施の形態に係る投影システム1は、フォーカス調整モードをユーザに提供する。「フォーカス調整モード」とは、投影システム1のユーザがスクリーン300に投影された投影画像のフォーカスを調整する際にその補助となる情報を提示する投影システム1の一状態をいう。
以上説明したように第2の実施の形態における投影システム1によれば、スクリーン300に投影する投影画像のフォーカス調整を容易にする技術を提供できる。
特に、第2の実施の形態に係る投影装置100は、フォーカス調整を実行する際、フォーカス調整で注目したい領域を撮像した映像を、注目している位置とは離れた位置に拡大して重畳し投射する。これにより、ユーザによる投影装置100のフォーカス調整の効率が向上する。
第1の実施の形態においては、第1投影装置100aがスクリーン300に投射する投影画像と、第1投影装置100aとは異なる第2投影装置100bがスクリーン300に投影する投影画像とにまたがる調整について主に説明した。第3の実施の形態は、1つの投影装置100がスクリーン300に投影する投影画像の調整に関する点で、第1の実施の形態と異なる。より具体的には、第3の実施の形態は、投影装置100がスクリーン300に投影する投影画像のキーストン補正に関し、ユーザが手動で行う台形補正を支援する技術に関する。したがって、第3の実施の形態に係る投影システム1は、投影装置100を1台のみ備える場合であっても成立する。当然ながら、第3の実施の形態に係る投影システム1は、上述した各実施の形態に係る投影システム1と同様に、複数の投影装置100を備えていても成立する。
以下、第3の実施の形態に係る投影システム1の詳細を説明するが、上述した各実施の形態に係る投影システム1と重複する内容は、適宜省略または簡略化して記載する。
図9(a)−(d)は、第3の実施の形態に係るキーストン補正処理を説明するための図である。第3の実施の形態に係る投影システム1は、キーストン補正モードをユーザに提供する。「キーストン補正モード」とは、投影システム1のユーザがスクリーン300に投影された投影画像をキーストン補正する際にその補助となる情報を提示する投影システム1の一状態をいう。
以上説明したように、第3の実施の形態に係る投影システム1によれば、スクリーン300に投影する投影画像のキーストン補正を容易にする技術を提供できる。
特に、第3の実施の形態に係る投影装置100は、キーストン補正を行う際、キーストン補正で注目したい領域を撮像した映像を、注目している位置とは離れた位置に拡大して重畳し投射することで、ユーザが投影装置100のキーストン調整をする際の効率を上げることができる。
第1の実施の形態においては、第1投影装置100aがスクリーン300に投射する投影画像と、第1投影装置100aとは異なる第2投影装置100bがスクリーン300に投影する投影画像とにまたがる調整について主に説明した。第4の実施の形態は、1つの投影装置100がスクリーン300に投影する投影画像の調整に関する点で、第1の実施の形態と異なる。より具体的には、第4の実施の形態は、投影装置100がスクリーン300に投影する投影画像上においてユーザが指定した領域の幾何補正に関する。したがって、第4の実施の形態に係る投影システム1は、投影装置100を1台のみ備える場合であっても成立する。当然ながら、第4の実施の形態に係る投影システム1は、上述した各実施の形態に係る投影システム1と同様に、複数の投影装置100を備えていても成立する。
以下、第4の実施の形態に係る投影システム1の詳細を説明するが、上述した各実施の形態に係る投影システム1と重複する内容は、適宜省略または簡略化して記載する。
図11(a)−(c)は、第4の実施の形態に係る幾何補正処理を説明するための図である。第4の実施の形態に係る投影システム1は、幾何補正モードをユーザに提供する。「幾何補正モード」とは、投影システム1のユーザがスクリーン300に投影された投影画像を幾何補正する際にその補助となる情報を提示する投影システム1の一状態をいう。
以上説明したように、第4の実施の形態に係る投影システム1によれば、スクリーン300に投影する投影画像の幾何補正を容易にする技術を提供できる。
特に、投影装置100の幾何学補正を行う際、幾何学補正処理で注目したい領域を撮像した映像を、注目している位置とは離れた位置に拡大して重畳し投射することで、ユーザによる幾何学補正の効率を向上することができる。
そして、第1から第4までの各実施の形態で説明した調整処理のうちの複数の処理を、1つの投影装置で行ってもよい。第1から第4までの各実施の形態で説明した調整処理のうちの複数の調整処理を、複数の投影装置から構成されるマルチ投影システムで行ってもよい。
また、本発明は、第1から第4の各実施の形態で説明した調整処理以外にも、色味や明るさの補正処理、色収差や投射パネルのレジストレーションのずれ(いわゆる「レジずれ」。)による色ずれを補正する色ずれ補正、投影装置の設置位置の修正、及びレンズシフト補正など、投影装置に適用する各種の調整にも利用可能である。
100・・・投影装置
107・・・画像取得部
108・・・画像生成部
112・・・撮像部
Claims (20)
- 入力画像を取得する画像取得手段と、
前記入力画像に基づく投影用画像をスクリーンに投影する投影手段と、
前記スクリーンに投影された投影画像の少なくとも一部を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、
前記投影用画像の調整の間に、前記撮像画像の少なくとも一部の領域を拡大した拡大画像が所定の位置に重畳された前記投影用画像を生成する画像生成手段と、
を有することを特徴とする投影装置。 - 前記画像生成手段は、前記投影用画像の中の前記拡大画像の重畳位置を、前記調整の内容に応じて変更することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
- 前記画像生成手段は、前記投影用画像における前記調整の内容に対応する位置の前記領域を拡大した拡大画像が重畳された前記投影用画像を生成することを特徴とする、
請求項2に記載の投影装置。 - 前記画像生成手段は、前記撮像画像の少なくとも一部の領域を拡大した拡大画像が、前記投影用画像における前記拡大画像に対応する位置とは異なる位置に重畳された前記投影用画像を生成することを特徴とする、
請求項1から3のいずれか一項に記載の投影装置。 - 前記投影手段は、前記投影用画像の一部を構成する第1部分画像を前記スクリーンに投影し、
前記撮像手段は、前記第1部分画像と、当該第1部分画像の一部を含む前記投影用画像の部分画像であって前記投影装置とは異なる他の投影装置が前記スクリーンに投影する第2部分画像とに共通する共通領域に対応する投影画像を含む画像を撮像する、
ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の投影装置。 - 前記画像生成手段は、前記撮像手段が撮像した前記共通領域に対応する部分の撮像画像を拡大した拡大画像が、前記投影用画像のうち前記共通領域とは異なる領域に重畳された前記投影用画像を生成する、
ことを特徴とする請求項5に記載の投影装置。 - 前記投影手段は、フォーカスを調整するためのフォーカス調整手段をさらに備え、
前記画像生成手段は、前記投影手段のフォーカスを調整するために用いるフォーカス調整用画像を、前記入力画像に重畳して前記投影用画像を生成する、
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の投影装置。 - 前記画像生成手段は、前記撮像手段が撮像した前記フォーカス調整用画像に対応する部分の撮像画像を拡大した拡大画像が、前記投影用画像のうち前記フォーカス調整用画像が重畳された領域とは異なる領域に重畳された前記投影用画像を生成することを特徴とする、
請求項7に記載の投影装置。 - 前記画像生成手段は、多角形形状の前記投影用画像を生成し、
前記撮像手段は、前記投影用画像の辺又は頂点のうち少なくともいずれかに対応する画像を含む前記投影画像を撮像し、
前記画像生成手段は、前記投影画像のうち前記辺又は頂点に対応する部分を拡大した拡大画像が重畳された前記投影用画像を生成する、
ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の投影装置。 - 前記投影用画像の一部の領域の指定を受け付ける操作受付手段をさらに備え、
前記撮像手段は、前記操作受付手段が受け付けた指定領域に対応する前記投影画像を含む画像を撮像して前記撮像画像を生成し、
前記画像生成手段は、前記撮像画像のうち前記指定領域に対応する部分を拡大した拡大画像が重畳された前記投影用画像を生成する、
ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の投影装置。 - 投影装置のプロセッサが実行する投影方法であって、
入力画像を取得するステップと、
前記入力画像に基づく投影用画像をスクリーンに投影するステップと、
前記スクリーンに投影された投影画像の少なくとも一部を撮像して撮像画像を生成するステップと、
前記投影用画像の調整の間に、前記撮像画像の少なくとも一部の領域を拡大した拡大画像が所定の位置に重畳された前記投影用画像を生成するステップと、
を含むことを特徴とする投影方法。 - 前記投影用画像を生成するステップにおいて、前記投影用画像の中の前記拡大画像の重畳位置を、前記調整の内容に応じて変更することを特徴とする請求項11に記載の投影方法。
- 前記投影用画像を生成するステップにおいて、前記投影用画像における前記調整の内容に対応する位置の前記領域を拡大した拡大画像が重畳された前記投影用画像を生成することを特徴とする請求項12に記載の投影方法。
- 前記投影用画像を生成するステップにおいて、前記撮像画像の少なくとも一部の領域を拡大した拡大画像が、前記投影用画像における前記拡大画像に対応する位置とは異なる位置に重畳された前記投影用画像を生成することを特徴とする請求項11から13のいずれか一項に記載の投影方法。
- 前記投影するステップにおいて、前記投影用画像の一部を構成する第1部分画像を前記スクリーンに投影し、
前記撮像画像を生成するステップにおいて、前記第1部分画像と、当該第1部分画像の一部を含む前記投影用画像の部分画像であって前記投影装置とは異なる他の投影装置が前記スクリーンに投影する第2部分画像とに共通する共通領域に対応する投影画像を含む画像を撮像する、
ことを特徴とする請求項11から14のいずれか一項に記載の投影方法。 - 前記投影用画像を生成するステップにおいて、前記撮像画像を生成するステップで撮像された前記共通領域に対応する部分の撮像画像を拡大した拡大画像が、前記投影用画像のうち前記共通領域とは異なる領域に重畳された前記投影用画像を生成することを特徴とする請求項15に記載の投影方法。
- 前記投影用画像を生成するステップにおいて、前記投影するステップにおけるフォーカスを調整するために用いるフォーカス調整用画像が前記入力画像に重畳された前記投影用画像を生成することを特徴とする、
請求項11から16のいずれか一項に記載の投影方法。 - 前記投影用画像を生成するステップにおいて、前記撮像画像を生成するステップで撮像された前記フォーカス調整用画像に対応する部分の撮像画像を拡大した拡大画像が、前記投影用画像のうち前記フォーカス調整用画像が重畳された領域とは異なる領域に重畳された前記投影用画像を生成することを特徴とする請求項17に記載の投影方法。
- 前記投影用画像を生成するステップにおいて、多角形形状の前記投影用画像を生成し、
前記撮像画像を生成するステップにおいて、前記投影用画像の辺又は頂点のうち少なくともいずれかに対応する画像を含む前記投影画像を撮像し、
前記投影用画像を生成するステップにおいて、前記投影画像のうち前記辺又は頂点に対応する部分を拡大した拡大画像が重畳された前記投影用画像を生成する、
ことを特徴とする請求項11から18のいずれか一項に記載の投影方法。 - 第1投影装置と第2投影装置とを備える画像データの投影システムであって、
前記第1投影装置は、
前記画像データの部分画像である第1入力画像を取得する画像取得手段と、
前記第1入力画像に基づく第1投影用画像をスクリーンに投影する投影手段と、
前記スクリーンに投影された投影画像の少なくとも一部を撮像して撮像画像を生成する撮像手段と、
を備え、
前記第2投影装置は、
前記画像データの部分画像である第2入力画像を取得する画像取得手段と、
前記第2入力画像に基づく第2投影用画像をスクリーンに投影する投影手段と、
前記第1投影装置による前記第1投影用画像の調整または前記第2投影装置による前記第2投影用画像の調整の少なくともいずれか一方の調整の間に、前記第1投影装置の撮像手段が撮像した撮像画像の少なくとも一部の領域を拡大した拡大画像が所定の位置に重畳された前記第2投影用画像を生成する画像生成手段と、
を備えることを特徴とする投影システム。
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