JP2017091312A - 自動販売機 - Google Patents

自動販売機 Download PDF

Info

Publication number
JP2017091312A
JP2017091312A JP2015222151A JP2015222151A JP2017091312A JP 2017091312 A JP2017091312 A JP 2017091312A JP 2015222151 A JP2015222151 A JP 2015222151A JP 2015222151 A JP2015222151 A JP 2015222151A JP 2017091312 A JP2017091312 A JP 2017091312A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bottom plate
vending machine
end portion
section structure
upper bottom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015222151A
Other languages
English (en)
Inventor
優介 大野
Yusuke Ono
優介 大野
第 高橋
Dai Takahashi
第 高橋
実 川邊
Minoru Kawabe
実 川邊
将己 瀬谷
Masaki Seya
将己 瀬谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Retail Systems Corp
Original Assignee
Sanden Retail Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanden Retail Systems Corp filed Critical Sanden Retail Systems Corp
Priority to JP2015222151A priority Critical patent/JP2017091312A/ja
Priority to CN201610993420.3A priority patent/CN107016784A/zh
Publication of JP2017091312A publication Critical patent/JP2017091312A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07FCOIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F11/00Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Vending Machines For Individual Products (AREA)

Abstract

【課題】自動販売機本体の軽量化を図りつつ必要な剛性を確保することが可能な自動販売機を提供する。【解決手段】自動販売機100の底板部7は、上底板16と、上底板16の各端部のうちの少なくとも一端部に一体形成され、該一端部の延伸方向に延びると共に閉断面構造を有する閉断面構造部Zと、を有し、複数の脚取付け部13のうちの少なくとも一部は閉断面構造部Zに設けられている。また、底板部7は、上底板16と、下底板17と、上底板16の端部に一体形成される開断面構造部Wと、下底板17の端部のうちの少なくとも一端部にこの下底板17と一体形成され該一端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる屈曲部と、を有し、開断面構造部Wの屈曲部と、該屈曲部に隣接する下底板17の屈曲部とを結合させてなる閉断面構造部Zを含んで構成されてもよい。【選択図】図8

Description

本発明は、販売商品を収納する自動販売機本体を備える自動販売機に関する。
この種の自動販売機としては、特許文献1に記載された自動販売機が知られている。特許文献1に記載された自動販売機は、前面が開口された筐体(箱体)となる自動販売機本体を備えている。この自動販売機本体は、鋼板製の部材が適宜に組み合わされることにより構成され、その内部が収納室と機械室とに区画されている。この収納室は機械室の上方に位置し販売商品を収納する商品収納ラック等を設置するためのスペースとなり、機械室は収納室の温度を調整するための機器等を設置するためのスペースとなる。そして、この自動販売機本体の下端部となる平面視で矩形状の底板部の四隅には、ボルト等からなる脚部が取付けられ、自動販売機は、この脚部を介して設置面上に立設されるように構成されている。この底板部としては、例えば、鋼板を板金加工等して形成される上底板のみで構成されるものや、この上底板の下面側に、鋼板を板金加工等して形成される下底板を結合させて、上底板と下底板とで構成されるものがある。
特開2006−331253号公報
ところで、この種の自動販売機において、自動販売機本体内(収納室や機械室)には、商品収納ラックや温度調整ユニット等の各種機器が収容される上、自動販売機本体の前面開口側には外扉が取付けられる。したがって、筐体としての自動販売機本体には、収容物(上記各種機器)及び外扉の荷重による曲げ応力やせん断応力等に耐え得る強度が要求される。そして、自動販売機本体の下端に位置する鋼板製の底板部には、上記収容物や外扉の荷重に加えて、自動販売機本体を構成する底板部以外の部材(天板部、側板部、背板部等)の荷重が作用する。その上、この底板部における脚部が取付けられる部分(脚部取付け部)には、脚部を介して自動販売機全体の荷重に対する設置面からの反力が作用する。このため、特に底板部には、高い強度が要求されている。その結果、底板部用の鋼板としては、比較的に厚板のものが用いられており、底板部は比較的重くなっている。
しかしながら、この種の自動販売機においては、上記のように高強度の底板部が求められているところ、自動販売機の組立、運搬及び設置作業等における作業性の観点からは、軽量化も求められており、底板部の軽量化にあたって、底板部の構造についての工夫が求められている。
そこで、本発明は、このような実状に鑑み、自動販売機本体(底板部)の軽量化を図りつつ必要な強度を確保することが可能な自動販売機を提供することを目的とする。
本発明の一側面によると、販売商品を収納する自動販売機本体を備え、該自動販売機本体の下端に位置する鋼板製の底板部の四隅部に脚取付け部がそれぞれ設けられ、該脚取付け部に取付けられる脚部を介して設置面上に立設される自動販売機であって、前記底板部は、平面視で矩形状に形成される上底板と、前記上底板の各端部のうちの少なくとも一端部に一体形成され、該一端部の延伸方向に延びると共に閉断面構造を有する閉断面構造部と、を有し、複数の前記脚取付け部のうちの少なくとも一部は、前記閉断面構造部に設けられている構成とした。
本発明の別の側面によると、販売商品を収納する自動販売機本体を備え、該自動販売機本体の下端に位置する鋼板製の底板部の四隅部に脚取付け部がそれぞれ設けられ、該脚取付け部に取付けられる脚部を介して設置面上に立設される自動販売機であって、前記底板部は、平面視で矩形状に形成される上底板と、前記上底板の下面側に結合される上底板補強用の下底板と、前記上底板の各端部のうちの少なくとも一端部に一体形成され、該一端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる開断面構造を有する開断面構造部と、前記下底板の各端部のうちの前記閉断面構造部と隣接する少なくとも一端部に一体形成され、該一端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる屈曲部と、を有し、前記開断面構造部の屈曲部と、該屈曲部に隣接する前記下底板の前記屈曲部とを結合させてなる閉断面構造部を含み、複数の前記脚取付け部のうちの少なくとも一部は、前記閉断面構造部に設けられている構成とした。
前記一側面による自動販売機によれば、自動販売機本体の底板部は上底板で構成されている。この上底板の各端部のうちの少なくとも一端部に、この一端部の延伸方向に延びると共に閉断面構造を有する閉断面構造部が一体形成されている。そして、この閉断面構造部に、複数の脚取付け部のうちの少なくとも一部が設けられている。
これにより、例えば、自動販売機本体を軽量化すべく底板部の上底板の板厚を従来よりも薄くしたとしても、この底板部の上底板の少なくとも一端部に連続して閉断面構造部が形成されるため、底板部の強度を従来と同程度に維持させることができる。そして、この閉断面構造部に設けられる脚取付け部において、脚部を介して設置面からの反力を確実に受けることができる。
また、前記別の側面による自動販売機によれば、自動販売機本体の底板部は上底板と上底板の下面側に結合される下底板とにより構成されている。この上底板の各端部のうちの少なくとも一端部に、この一端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる開断面構造を有する開断面構造部が一体形成されている。また、底板部を構成する下底板の各端部のうちの前記閉断面構造部と隣接する少なくとも一端部に、この一端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる屈曲部が一体形成されている。そして、上底板の開断面構造部の屈曲部とこの屈曲部に隣接する下底板の屈曲部とが結合されることにより、底板部に閉断面構造部が形成されている上、この閉断面構造部に、複数の脚取付け部のうちの少なくとも一部が設けられている。
これにより、例えば、自動販売機本体を軽量化すべく底板部の上底板や下底板の板厚を従来よりも薄くしたとしても、上底板の開断面構造部の屈曲部と下底板の屈曲部とが結合されることにより閉断面構造部が形成されるため、底板部の強度を従来と同程度に維持させることができる上、この閉断面構造部に設けられる脚取付け部において、脚部を介して設置面からの反力を確実に受けることができる。
このようにして、自動販売機本体の軽量化を図りつつ必要な剛性を確保することが可能な自動販売機を提供することができる。
本発明の第1実施形態における自動販売機の外扉が開いた状態を示す斜視図である。 図1に示す自動販売機本体の縦断面図である。 図1に示す底板部の上面図である。 図1に示す底板部の下面図である。 図3に示す底板部の長辺と平行な断面位置で示した断面図である。 図5の要部拡大断面図である。 図3に示す底板部の短辺と平行な断面位置で示した断面図である。 図7の要部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態における自動販売機の底板部の下面図である。 図9に示す底板部の長辺と平行な断面位置で示した断面図である。 図10の要部拡大断面図である。 図9に示す底板部の短辺と平行な断面位置を示した断面図である。 図12の要部拡大断面図である。 本発明の第3実施形態における自動販売機の底板部の下面図である。 図14に示す底板部の短辺と平行な断面位置で示した断面図である。 図15の要部拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の第1実施形態による自動販売機100について、後述する外扉2が開いた状態を示す斜視図である。図2は後述する自動販売機本体1の縦断面図である。
この自動販売機100は、缶入り飲料やペットボトル入り飲料などの容器入り飲料を商品として販売するものであり、前面を開口した自動販売機本体1と、外扉2とを備えている。
なお、以下では、自動販売機100について、前後・左右・上下を、図1に示すように便宜上規定して、説明する。また、左右については、自動販売機の前面側から視て左側を左、右側を右と各図に示す。
前記自動販売機本体1は、その前面が開口形成されると共に、販売商品(以下、単に商品という)を収納するための概略直方状の鋼板製筐体(箱体)として形成されている。この自動販売機本体1は、鋼板製の複数の部材が適宜に組み合わされることにより構成されている。この鋼板製の部材については、後に説明する。
自動販売機本体1は、詳しくは、図2に示すように、その内部が上下に仕切られており、商品を収納する商品収納ラック3を設置するための収納室1aが上側に設けられ、収納室(商品収納ラック3)1a内の温度を調整するための温度調整(冷却・加熱)ユニット4を設置するための機械室1bが下側に設けられている。また、収納室1aの前面側には内扉5が取付けられ、この内扉5には商品払出し用の内扉側フラップ6が設けられている。そして、商品収納ラック3の下方には、商品シュータ(図示省略)も設けられている。
前記外扉2は、図1に示すように、自動販売機本体1の前面開口を開閉する扉であり、自動販売機本体1の左右方向一端側(図1では左側)に回動自在に取付けられている。外扉2の前面には、硬貨投入口、硬貨返却口、紙幣投入口等からなる金銭処理装置や、商品選択ボタン等が設けられている。外扉2の下部側には、内扉側フラップ6を押し開いて払出された商品を受け、商品購入者が商品を取出し可能に構成された商品受部2aが設けられている。また、外扉2の下端部における右側部分には、外扉2が閉じた状態で、後述する底板部7上に設けられるローラ受部15に当接するローラ2bが設けられている。
前記商品収納ラック3は、同種類の複数の商品を収納する複数の商品収納コラム3aを備えている。各商品収納コラム3aは、収納室1a内に配置されており、機械室1b内の温度調整ユニット4によって商品の冷却又は加温を行えるように構成されている。また、各商品収納コラム3aの下端部には、収納している商品を一つずつ搬出するための商品搬出機(図示省略)が設けられている。
前記温度調整ユニット4は、空気を冷却又は加熱し、その冷気流又は暖気流をファン等により収納室1a内へ送風すると共に循環させて、商品を冷却又は加熱する。
外扉2の前面側に設けられる商品選択ボタン(図示省略)の押下等による販売操作が行われると、選択された商品に対応する商品収納コラム3aの最下部の商品は、商品搬出機により下方に落下され、その後、商品シュータの斜面に沿って転動し、内扉5に設けられた内扉側フラップ6を押し開いて、外扉2の商品受部2a内に払出される。
次に、筐体としての自動販売機本体1を構成する鋼板製の部材(7〜12)について説明する。
自動販売機本体1は、その下端に位置する底板部7と、この底板部7の左右方向の両端部上にて互いに対面するように配置される一対の側板部8,8と、一対の側板部8,8の後端側にて該一対の側板部8,8間を接続する背板部9と、一対の側板部8,8及び背板部9の上端側に接続される天板部10と、一対の側板部8,8間に接続され自動販売機本体1内を収納室1aと機械室1bとに仕切る仕切り板部11と、底板部7と仕切り板部11との間を接続する機械室補強板12(図2参照)とを有している。これら各部材(7〜12)は、それぞれ鋼板製の薄板に板金加工等を施すことにより適宜の形状に形成されている。詳しくは、各部材(7〜12)は一般的なパネルベンダー等を用いて形成される。
ところで、底板部7には、外扉2、各機器(3,4等)及び底板部7以外の各部材(8〜12等)の荷重が負荷されるため、底板部7には高い強度が求められている。
以下では、この底板部7について、図2〜図8を参照して詳述する。
図3は図2に示す底板部7の上面図であり、図4は図2に示す底板部7の下面図である。また、図5は図3に示すA−A矢視の断面図であり、図6は図5に示すA1部を拡大した要部拡大断面図であり、図7は図3に示すB−B矢視の断面図であり、図8は図7に示すB1部を拡大した要部拡大断面図である。なお、図6では底板部7の左側端部(左側短辺部)の拡大断面図を示したが、底板部7の右側端部(右側短辺部)の断面構造は左側端部と左右方向に対称な構造を有している。また、図8では底板部7の前側端部(前側長辺部)の拡大断面図を示したが、底板部7の後側端部(後側長辺部)の断面構造は前側端部と前後方向に対称な構造を有している。
底板部7は、図2に示すように、鋼板製の薄板に板金加工等を施して形成されるものであり、自動販売機本体1の下端に位置するベースとなるものである。底板部7は、図3及び図4に示すように上下方向から視た平面視で矩形状に形成されており、その四隅部に脚取付け部13がそれぞれ設けられている。この脚取付け部13には、図1及び図2に示すように、脚部14が取付けられる。この脚取付け部13及び脚部14の詳細については後に説明する。
このようにして、自動販売機本体1の下端に位置する鋼板製の底板部7の四隅部に脚取付け部13がそれぞれ設けられ、この脚取付け部13に取付けられる脚部14を介して設置面S(図2参照)上に立設される自動販売機100が構成されている。
また、底板部7の前側端部(つまり、自動販売機本体1の前面開口を閉じた状態の外扉2が位置する方の端部)における右側部分には、外扉2のローラ2b(図1参照)と当接するローラ受部15(図1参照)が設けられている。そして、底板部7の前側端部における左端には、外扉2を回転自在に支持する支持部(図示省略)が設けられている。したがって、外扉2の荷重は、ローラ受部15と上記支持部を介して底板部7に作用する。
本実施形態においては、底板部7は、図2に示すように、上底板16と下底板17とを備えて構成されている場合を一例に挙げて、以下説明する。上底板16及び下底板17は、それぞれ鋼板製の薄板に板金加工等を施して形成されるものである。
前記上底板16は、機械室1bに面し、上下方向から視た平面視で矩形状に形成されている。この上底板16上に、温度調整ユニット4が載置される。
本実施形態においては、上底板16は、詳しくは、その左右方向に延びる辺が長辺となり、前後方向に延びる辺が短辺となる平面視で矩形状に形成されている。また、上底板16の各端部(各縁部)は、それぞれ、パネルベンダー等により屈曲形成されている。つまり、上底板16は、適宜形状に切断された一枚の薄板鋼板の各辺をパネルベンダー等により適宜屈曲させて形成され、その周縁部の強度を高めた構造体である。
具体的には、上底板16は、図4〜図8に示すように、機械室1bに面する上面部16aと、上面部16aの各端部からそれぞれ下方に向かって延びる外側鉛直延部16bと、各外側鉛直延部16bの下端から上面部16aと平行で且つ内側に向かってそれぞれ延びる水平延部16cと、上底板16の左側端部と右側端部に位置する水平延部16cの延伸端から上方に向かってそれぞれ僅かに延びる内側第1鉛直延部16d(図6参照)と、上底板16の前側端部と後側端部に位置する水平延部16cの延伸端から上方に向かってそれぞれ上面部16aまで延びる内側第2鉛直延部16e(図8参照)と、内側第2鉛直延部16eの上端から上面部16aの下面に沿って内側に向かってそれぞれ延びるフランジ部16f(図8参照)と、を有して形成されている。
また、本実施形態において、上底板16は、図8に示すように、その四隅部に上下方向に貫通する貫通孔部16gを有している。具体的には、この貫通孔部16gは、上底板16の前側端部と後側端部のそれぞれにおいて、上面部16a及び水平延部16cを上下方向に貫通するように開口されている。上面部16aの貫通孔部16gには、脚取付け部13の後述する縮径部13bが嵌合され、水平延部16cの貫通孔部16gには、脚取付け部13の後述する胴部13aが嵌合される。
なお、上底板16の右側端部及び左側端部は、短辺のうち前後方向の両端部を除く部分全体に亘って、図6に示す断面構造を有している。一方、上底板16の前側端部及び後側端部は、長辺全体に亘って、図8に示す断面構造を有している。
ここで、上底板16の左側端部と右側端部のそれぞれにおいて、内側第1鉛直延部16dと上面部16aは、図6に示すように、互いに離間して結合されていない。したがって、上底板16の左側端部と右側端部のそれぞれにおいて、上面部16a、外側鉛直延部16b、水平延部16c、内側第1鉛直延部16dにより、図6に示す開断面構造が構成されている。この開断面構造は、上底板16の左側端部及び右側端部の延伸方向(つまり、前後方向)に延びている。
このようにして、本実施形態においては、上底板16の左側端部と右側端部(つまり、上底板16の左右方向に離間して対向する一対の端部)に上底板16と連続して一体形成され、この左側端部及び右側端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる開断面構造を有する開断面構造部Wが構成されている。
一方、上底板16の前側端部と後側端部のそれぞれにおいて、フランジ部16fは、上面部16aの下面に、例えば、スポット溶接により結合されている。したがって、上底板16の前側端部と後側端部のそれぞれにおいて、上面部16a、外側鉛直延部16b、水平延部16c、内側第2鉛直延部16e及びフランジ部16fにより、図8に示す閉断面構造が構成されている。この閉断面構造は、上底板16の前側端部及び後側端部の延伸方向(つまり、左右方向)に延びている。
このようにして、本実施形態においては、上底板16の前側端部と後側端部(つまり、上底板16の前後方向に離間して対向する一対の端部)に上底板16と連続して一体形成され、この前側端部及び後側端部の延伸方向に延びると共に閉断面構造を有する閉断面構造部Zが構成されている。つまり、底板部7は、上底板16を有すると共に、閉断面構造部Zを有し、この閉断面構造部Zは、上底板16のみで構成されている。
本実施形態において、閉断面構造部Zは上底板16の前側端部と後側端部に延設されている。つまり、閉断面構造部Zが一体形成される上底板16の端部は、自動販売機本体1の前面開口を閉じた状態の外扉2が位置する一端部を含む。
前記下底板17は、上底板16の下面側に結合される上底板補強用の部材であり、上下方向から視た平面視で矩形状に形成されている。下底板17は、図4、図6及び図8に示すように、その外縁が上底板16の水平延部16cの内縁に沿うように形成され、上底板16の下方から上底板16内に挿入可能に構成されている。
本実施形態において、下底板17は、その前側端部と後側端部が屈曲形成されていると共に、長辺方向に延びる溝部を有して形成され、その長辺及び中央部の強度を高めた概略波板状の構造体である。この下底板17が上底板16に結合されることにより、上底板16の中央部(温度調整ユニット4が載置される部分)の強度が主に補強される。下底板17は、適宜大きさに切断された一枚の薄板鋼板の二辺をパネルベンダー等により適宜屈曲させると共に、パネルベンダー等により薄板鋼板に上記溝部を形成することにより形成される。
具体的には、下底板17は、図4〜図8に示すように、平面部17aと、平面部17aの前側端部と後側端部からそれぞれ上方(上底板側)に向かって延びる鉛直延部17bと、平面部17aから上方に向かって膨出されると共に長辺方向に延びる一対の溝部17cと、を有して形成されている。例えば、各溝部17cが上面部16aの下面にスポット溶接により結合され、平面部17aから鉛直延部17bへの屈曲部と、この屈曲部に隣接する水平延部16cから内側第2鉛直延部16eへの屈曲部とが電気溶接により結合され、平面部17aの左側端部及び右側端部と、内側第1鉛直延部16dとが電気溶接により結合されている。これにより、下底板17が上底板16の下面側に結合されている。
次に、脚取付け部13と脚部14について、図2〜図8を参照して説明する。
脚取付け部13は、脚部14を底板部7に取付けるための脚ナットであり、底板部7の四隅部にそれぞれ固定されている。脚取付け部13は、具体的には、図8に示すように、概略円柱状に形成される胴部13aと、胴部13aの一端側が縮径されてなる縮径部13bと、胴部13aの他端側か拡径されてなる鍔部13cと、胴部13aを貫通するネジ孔部13dと、を有して形成されている。この脚取付け部13は、底板部7の四隅部に形成された貫通孔部16gに下方から挿通されている。この状態で、縮径部13bは、上面部16a側の貫通孔部16gに挿入され、その先端部が上面部16aの上面から上方に突出している。この縮径部13bの先端部は、例えば、電気溶接により上面部16aに結合される。そして、鍔部13cは、水平延部16cの下面に当接し、例えば、電気溶接により水平延部16cに結合される。
ここで、本実施形態において、四個の脚取付け部13は、それぞれ、閉断面構造部Zに設けられている。具体的には、前側の二つの脚取付け部13は底板部7の前側端部の閉断面構造部Zの左右方向両端部にそれぞれ結合され、後側の二つの脚取付け部13は底板部7の後側端部の閉断面構造部Zの左右方向両端部にそれぞれ結合されている。
脚部14は、図2に示すように、脚取付け部13のネジ孔部13dに螺合するボルト部14aと、ボルト部14aの一端側に設けられる円盤状の支持部14bとを有している。各脚部14のボルト部14aのネジ孔部13dへのネジ込量をそれぞれ調整することにより、自動販売機本体1の設置高さや水平レベルを調整可能に構成されている。
かかる本実施形態による自動販売機100によれば、自動販売機本体1の底板部7は上底板16と下底板17とを備えて構成されている。この上底板16の各端部(前側端部、後側端部、左側端部及び右側端部)のうち、前後方向に離間して対向する一対の端部に、この一対の端部の延伸方向に延びると共に閉断面構造を有する閉断面構造部Zがこの上底板16と一体形成されている。そして、この閉断面構造部Zに、脚取付け部13がそれぞれ設けられている。
これにより、例えば、自動販売機本体1を軽量化すべく底板部7の上底板16の板厚や下底板17の板厚を従来よりも薄くしたとしても、この上底板16の上記一対の端部に連続して閉断面構造部Zが一体形成されているため、底板部7の強度を従来と同程度に維持させることができる。そして、この閉断面構造部Zに設けられる脚取付け部13において、脚部14を介して設置面Sからの反力を確実に受けることができる。
このようにして、自動販売機本体1の軽量化を図りつつ必要な剛性を確保することが可能な自動販売機100を提供することができる。なお、底板部7を軽量化しなくてもよい場合には、底板部7の重量を従来と同程度に維持しつつ、底板部7の強度を従来よりも高くすることができる。
また、本実施形態においては、閉断面構造部Zは上底板16のみで構成されている。これにより、閉断面構造部Zを容易に形成することができる。
また、本実施形態において、閉断面構造部Zが一体形成される上底板16の各端部(一対の端部)は、前面開口を閉じた状態の外扉2が位置する一端部を含む構成である。これにより、外扉2が位置する一端部を補強する必要がある場合において、好適な底板部7を構成することができる。
また、本実施形態において、上底板16はその四隅部に貫通孔部16gを有し、脚取付け部13は貫通孔部16gに下方から挿通可能に構成されている。これにより、脚取付け部13を貫通孔部16gに一方向から容易に挿入させて、上底板16に適宜結合させることができる。
また、本実施形態において、底板部7は、上底板16の下面側に結合される下底板17を備えている。これにより、上底板と下底板とで構成されるタイプの底板部7を採用する場合において、その基本構成を変えることなく、底板部7の軽量化を図ることができる。
また、本実施形態においては、閉断面構造部Zを上底板16の前側端部と後側端部にそれぞれ設ける構成とした。したがって、本実施形態の自動販売機100は、底板部7の特に前側端部と後側端部を補強する必要がある場合において好適である。
なお、自動販売機本体1は、底板部7を含む各部材(7〜12)によって構成されており、その左右、前後及び上下方向の寸法、内部に収容される各種機器(2,3等)の重量、各種機器の配置位置、及び、用いる各部材(7〜12)の板厚は、機種や仕様等によって異なる場合がある。そのため、底板部7に作用する応力は、自動販売機100の機種毎に異なり、その結果、底板部7の補強箇所も機種毎に異なる場合がある。したがって、閉断面構造部Zは、前側端部と後側端部に限らず、以下に説明する第2実施形態のように、左側端部と右側端部に設けてもよい。また、閉断面構造部Zは、対向する一対の端部に限らず、上底板16の各端部のうちの少なくとも一端部に設ければよい。この場合は、脚取付け部13のうちの少なくとも一部が、閉断面構造部Zに設けられていればよい。
図9は、本発明の第2実施形態における自動販売機100の底板部7の下面図である。図10は、第2実施形態において図3に示すC−C矢視断面位置で示した底板部7の断面図であり、図11は図10に示すC1部を拡大した要部拡大断面図である。また、図12は第2実施形態において図3に示すD−D矢視断面位置で示した底板部7の断面図であり、図13は図12に示すD1部を拡大した要部拡大断面図である。
なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
図9に示すように、第2実施形態においては、閉断面構造部Zが上底板16の左側端部と右側端部とにそれぞれ設けられ、開断面構造部Wが上底板16の前側端部と後側端部とにそれぞれ設けられている。つまり、閉断面構造部Zが一体形成される上底板16の端部は、自動販売機本体1の前面開口を閉じた状態の外扉2が位置する一端部と直交する一端部を含む。
具体的には、上底板16は、図10〜図13に示すように、上面部16aと、外側鉛直延部16bと、水平延部16cと、上底板16の左側端部と右側端部に位置する水平延部16cの延伸端から上方に向かってそれぞれ上面部16aまで延びる内側第1鉛直延部16d’(図11参照)と、上底板16の前側端部と後側端部に位置する水平延部16cの延伸端からそれぞれ上方に向かって上面部16aの近傍まで延びる内側第2鉛直延部16e’(図13参照)と、内側第1鉛直延部16d’の上端から上面部16aの下面に沿って内側に向かってそれぞれ延びるフランジ部16f’(図11参照)と、を有して形成されている。
また、第2実施形態において、貫通孔部16gは、上底板16の左側端部と右側端部のそれぞれに開口されている。
なお、上底板16の右側端部と左側端部は互いに左右対称の構造を有し、上底板16の前側端部と後側端部は互いに前後対称の構造を有している。上底板16の右側端部及び左側端部は、短辺全体に亘って、図11に示す断面構造を有している。一方、上底板16の前側端部及び後側端部は、長辺のうち左右方向の両端部を除く部分全体に亘って、図13に示す断面構造を有している。
ここで、上底板16の左側端部と右側端部のそれぞれにおいて、フランジ部16f’は、上面部16aの下面に、例えば、スポット溶接により結合されている。したがって、上底板16の左側端部と右側端部のそれぞれにおいて、上面部16a、外側鉛直延部16b、水平延部16c、内側第1鉛直延部16d’及びフランジ部16f’により、図11に示す閉断面構造が構成されている。この閉断面構造は、上底板16の左側端部及び右側端部の延伸方向(つまり、前後方向)に延びている。
このようにして、第2実施形態においては、上底板16の左側端部と右側端部に閉断面構造部Zが構成されている。
一方、上底板16の前側端部と後側端部のそれぞれにおいて、内側第2鉛直延部16e’と上面部16aは、互いに離間して結合されていない。したがって、上底板16の前側端部と後側端部のそれぞれにおいて、上面部16a、外側鉛直延部16b、水平延部16c、内側第2鉛直延部16e’により、図13に示す開断面構造が構成されている。この開断面構造は、上底板16の前側端部及び後側端部の延伸方向(つまり、左右方向)に延びている。
このようにして、第2実施形態においては、上底板16の前側端部と後側端部に、開断面構造部Wが構成されている。第2実施形態による自動販売機100は、底板部7の特に左側端部と右側端部を補強する必要がある場合において好適である。第2実施形態における下底板17の鉛直延部17b’(図11及び図13参照)は第1実施形態の鉛直延部17b(図8参照)より短く形成されているが、これに限らず、鉛直延部17bと同程度の長さで形成してもよい。
ところで、上記第1実施形態及び第2実施形態では、閉断面構造部Zは、上底板16のみで構成され、この閉断面構造部Zは適宜形状に切断された一枚の薄板鋼板の対応する端部(辺)をパネルベンダー等により適宜屈曲させて形成されている。この閉断面構造部Zの高さ(図8及び図11において上下方向の長さ)と横幅(図8においては前後方向の長さ、図11においては左右方向の長さ)の寸法について着目した場合、同じ板厚及び高さの場合、横幅が大きい(長い)ほど、閉断面構造部Zはその延伸方向における曲げ(せん断)力に対してより強くなる。しかしながら、横幅が長い、つまり、水平延部16cが長くなると、水平延部16cのうちの脚取付け部13周囲の部分が変形し易くなる。また、水平延部16cを長くした状態で、フランジ部16f、16f’にてスポット溶接すると水平延部16cが下方に膨らんだ太鼓状になる可能性がある。この場合、上面部16aと水平延部16cとが互いに平行でなくなり、脚取付け部13が水平延部16cのみに溶接されて、その縮径部13bが上面部16aの貫通孔部16gから外れてしまうおそれもある。したがって、水平延部16cの変形が無視でき、且つ、脚取付け部13の確実な固定が確保可能な範囲で、閉断面構造部Zの延伸方向における曲げ(せん断)力に対する強度向上を図る必要がある。
ここで、一般的なパネルベンダー等では、パネルを押圧するいわゆるヤゲン(薬研)の構造上の制約から、屈曲加工を施す部分のサイズ(寸法)に制限がある。具体的には、一般的なパネルベンダー等においては、例えば、図8に示す閉断面構造部Zを構成する部分の上底板16の前後方向のフランジ部16fを含んだ幅(つまり、スポット溶接代を含んだ閉断面構造部Zの横幅)や、図11に示す閉断面構造部Zを構成する部分の上底板16の左右方向のフランジ部16f’を含んだ幅(閉断面構造部Zの横幅)は、最大で、約80mmに制限される。つまり、水平延部16cの長さの最大値も制限される。例えば、図8や図11に示す閉断面構造部Zを構成する上底板16の上下方向の高さ(外側鉛直延部16bの部分の長さ)として35mmを採用し、スポット溶接代(フランジ部16f,16f’の長さ)として約15mmを採用した場合、閉断面構造部Zの実質的な閉断面部分の横幅(水平延部16cの長さ)は、上記約80mmからスポット溶接代を差し引いた寸法、つまり、約65mmとなる。このように、例えば、閉断面構造部Zの高さとして35mmを採用すると共に、パネルベンダーのヤゲンの制約寸法の最大値を採用して、閉断面構造部Zの横幅を約65mmに設定した場合、上記水平延部16cの変形は抑制され、且つ、脚取付け部13を上底板16に確実に溶接可能であることを確認した。つまり、閉断面構造部Zの延伸方向における曲げ(せん断)力に対する強度を、ヤゲンの制約寸法の最大値の範囲で高めると共に、水平延部16cの変形を無視できる程度まで抑制でき、且つ、脚取付け部13を確実に固定することができた。また、閉断面構造部Zの高さとして35mmに限らず、例えば、約30mm〜約45mmの適宜寸法を採用した場合や、スポット溶接代として15mmに限らず、例えば、約5mm〜20mm程度の適宜寸法を採用した場合であっても、上記と同様の効果が得られた。
したがって、閉断面構造部Zの実質的な閉断面部分の横幅(水平延部16c)と高さ(外側鉛直延部16b)の寸法比は、約2:1であるとよく、望ましくは、65:30(つまり、13:6)〜65:45(つまり、13:9)、より望ましくは、65:35(つまり、13:7)〜65:40(つまり、13:8)であるとよい。
図14は、本発明の第3実施形態における自動販売機100の底板部7の下面図である。図15は第3実施形態において図3に示すB−B矢視断面位置で示した底板部7の断面図であり、図16は図15に示すB2部を拡大した要部拡大断面図である。
なお、第3実施形態において、図3に示すA−A矢視断面位置での底板部7の断面構造は、図5及び図6で示した第1実施形態の断面構造と同じである。以下では、主に、図3に示すB−B矢視断面位置での断面構造について説明する。第1実施形態と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
第3実施形態において、上底板16は、図5、図6及び図14〜図16に示すように、上面部16aと、外側鉛直延部16bと、水平延部16cと、内側第1鉛直延部16d(図6及び図16参照)と、上底板16の前側端部と後側端部に位置する水平延部16cの延伸端からそれぞれ上方に向かって僅かに延びる内側第2鉛直延部16e”(図16参照)と、を有して形成されている。
ここで、上底板16の各端部において、内側第1鉛直延部16d及び内側第2鉛直延部16e”と、上面部16aとは、互いに離間して結合されていない。したがって、上底板16の各端部において、上面部16a、外側鉛直延部16b、水平延部16c、内側第1鉛直延部16d又は内側第2鉛直延部16e”により、図6及び図16に示す開断面構造が構成されている。
このようにして、第3実施形態においては、上底板16の各端部に、開断面構造部Wが構成されている。
図14に示すように、第3実施形態においては、下底板17は、前後方向に分割(図では3分割)されている。この分割位置は、第1実施形態の溝部17cの位置に対応している。詳しくは、下底板17は、前側下底板171と中央下底板172と後側下底板173とを有する。各分割底板(171,172,173)はそれぞれ概略U字状断面を有し、左右方向に延伸している。より具体的には、各分割底板(171,172,173)は、平面部17aと、この平面部17aの前側端部と後側端部からそれぞれ上方に向かって上面部16aまで延びると共に互いに対向する一対の鉛直延部17b”,17b”と、各鉛直延部17b”の上端から上面部16aの下面に沿って内側(つまり、対向する鉛直延部17b”側)に向かってそれぞれ延びるフランジ部17d(図15及び図16参照)と、を有して形成されている。
また、各分割底板(171,172,173)の平面部17aには、図14に示すように、前後の縁部に沿って間隔を空けた複数の位置に、スポット溶接用の電極等を挿入するための溶接孔174が開口されている。この溶接孔174を利用して各分割底板(171,172,173)のフランジ部17dが上面部16aにスポット溶接により結合され、各分割底板(171,172,173)の隣接部分が下方から電気溶接により結合されている。また、前側下底板171と後側下底板173については、水平延部16cから内側第2鉛直延部16e”への屈曲部(つまり、開断面構造部Wの屈曲部)と、この屈曲部に隣接する平面部17aから鉛直延部17b”への屈曲部とがそれぞれ電気溶接により結合されている。そして、平面部17aの左側端部及び右側端部と、内側第1鉛直延部16dとが電気溶接により結合されている。
したがって、上底板16及び下底板17の前側端部と後側端部のそれぞれにおいて、上面部16a、外側鉛直延部16b、水平延部16c、内側第2鉛直延部16e”、鉛直延部17b”及びフランジ部17dにより、図16に示す閉断面構造が構成されている。この閉断面構造は、上底板16の前側端部及び後側端部の延伸方向(つまり、左右方向)に延びている。
このようにして、第3実施形態においては、上底板16の前側端部と後側端部に上底板16と連続して一体形成され、この前側端部及び後側端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる開断面構造を有する開断面構造部Wが構成されている。また、下底板17の前側端部及び後側端部(つまり、上底板16の開断面構造部Wと隣接する端部)に下底板17と連続して一体形成され、この前側端部及び後側端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる屈曲部が形成されている。そして、閉断面構造部Zは、上底板16の前側端部と後側端部において、開断面構造部Wの屈曲部(屈曲稜線部)と、この屈曲部と隣接する下底板17の屈曲部(屈曲稜線部)とを結合させることにより形成されている。つまり、閉断面構造部Zは、上底板16と下底板17とで構成されている。
第3実施形態による自動販売機100によれば、二つの部材(上底板16と下底板17)により閉断面構造部Zを形成することができるため、上底板16の端部の形状選択の自由度を広げることができ、要求される強度に応じて、様々なバリエーションの上底板16及び下底板17を用いることができる。また、上底板16と下底板17の互いに隣接する屈曲部同士を結合して、閉断面構造部Zを形成するため、より強固な閉断面構造部Zを形成することができる。
また、第3実施形態においては、下底板17を第1実施形態の溝部17cに対応した位置で分割して形成し、前側下底板171と中央下底板172の隣接部分に位置する二つの鉛直延部17b”と、中央下底板172と後側下底板173の隣接部分に位置する二つの鉛直延部17b”により、上底板16の中央部分の強度を補強することができる。また、各分割底板(171,172,173)は、同一板厚を採用してもよいし、要求される補強箇所の位置に応じて、板厚を異ならせてもよい。また、下底板17は分割せず、第1及び第2実施形態のように一体形成してもよい。下底板17は適宜の形状を採用することができる。
なお、第3実施形態において、上底板16及び下底板17による閉断面構造部Zは、前側端部と後側端部に限らず、第2実施形態のように、左側端部と右側端部に設けてもよい。また、上底板16及び下底板17による閉断面構造部Zは、対向する一対の端部に限らず、上底板16の各端部のうちの少なくとも一端部に設ければよい。この場合は、脚取付け部13のうちの少なくとも一部が、閉断面構造部Zに設けられていればよい。
また、各実施形態において、底板部7は、その左右方向に延びる辺が長辺となり、前後方向に延びる辺が短辺となる場合を一例に挙げて説明したが、これに限らず、左右方向に延びる辺が短辺となり、前後方向に延びる辺が長辺となってもよいし、各辺が全て同じ長さとなってもよい。また、外扉2を底板部7の前側端部側に設けるものとしたが、外扉2の取付け位置はいずれの端部側でもよく、また、外扉2は設けなくてもよい。また、第1及び第2実施形態のように、閉断面構造部Zを上底板16のみで構成する場合に、底板部7に対して要求される強度を上底板16のみで確保可能であれば、底板部7は上底板16のみで構成してもよい。
自動販売機100の底板部7としては、上底板16と、上底板16の各端部のうちの少なくとも一端部に一体形成され、該一端部の延伸方向に延びると共に閉断面構造を有する閉断面構造部Zと、を有して構成されるものや、上底板16と、下底板17と、上底板16の各端部のうちの少なくとも一端部に一体形成され、該一端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる開断面構造を有する開断面構造部Wと、下底板17の各端部のうちの前記開断面構造部Wと隣接する少なくとも一端部に一体形成され、該一端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる屈曲部と、を有し、上底板16の開断面構造部Wの屈曲部と、該屈曲部に隣接する下底板17の屈曲部とを結合させてなる閉断面構造部Zを含んで構成されるものを採用すればよい。
また、上述の各実施形態において、自動販売機100は、容器入り飲料を商品として販売するものであるとした場合を一例に挙げて説明したが、販売商品はこれに限らず、適宜の商品を販売することができる。
また、自動販売機100は、上述したように、硬貨投入口、硬貨返却口、紙幣投入口等からなる金銭処理装置を備え、自動販売機100自体が販売商品の価格に応じた硬貨(10円玉、50円玉、100円玉、500円玉)又は紙幣(千円札等)が投入されたか否かを判定し、投入されたと判定した場合は、その商品の払出しをする(商品を販売する)と共に、返却硬貨がある場合は、硬貨を返却するように構成されている。この金銭処理装置は、電子マネーカードのカードリーダを備えてもよい。これにより、利用者は、硬貨や紙幣だけでなく、電子マネーを用いて商品を購入することができる。
さらに、自動販売機100は、硬貨、紙幣、電子マネーではなく、例えば、販売を許可する商品の商品情報の情報が記録された商品引き換えカード又はレシート等を介して、商品を販売可能に構成してもよい。この場合、自動販売機100は、金銭処理装置に替って、商品引き換えカード又はレシート等のリーダ部を備え、その商品引き換えカード又はレシート等から読み取った情報に基づいて、商品を販売可能に構成する。具体的には、利用者は、コンビニエンスストア等の店舗のカウンター等において、店員に購入したい商品についての購入意思を伝えると共にその商品の対価に対する決済を硬貨、紙幣、電子マネーカード等により行い、その決済後、店員から商品引き換えカード又はレシート等を受取る。この商品引き換えカード又はレシート等には、利用者が店員に伝えた商品の販売を許可する情報が記録されている。自動販売機100は、リーダ部に投入(挿入)された商品引き換えカード又はレシート等の情報を読取り、読取った情報に基づいて商品を搬出して販売する。
以上、好ましい実施形態及びその変形例を参照して本発明の内容を具体的に説明したが、本発明の基本的技術思想及び教示に基づいて、当業者であれば、さらに、種々の変形態様を採り得ることは自明である。
1・・・・・自動販売機本体
2・・・・・外扉
7・・・・・底板部
13・・・・脚取付け部
14・・・・脚部
16・・・・上底板
16g・・・貫通孔部
17・・・・下底板
100・・・自動販売機
S・・・・・設置面
Z・・・・・閉断面構造部
W・・・・・開断面構造部

Claims (6)

  1. 販売商品を収納する自動販売機本体を備え、該自動販売機本体の下端に位置する鋼板製の底板部の四隅部に脚取付け部がそれぞれ設けられ、該脚取付け部に取付けられる脚部を介して設置面上に立設される自動販売機であって、
    前記底板部は、
    平面視で矩形状に形成される上底板と、
    前記上底板の各端部のうちの少なくとも一端部に一体形成され、該一端部の延伸方向に延びると共に閉断面構造を有する閉断面構造部と、
    を有し、
    複数の前記脚取付け部のうちの少なくとも一部は、前記閉断面構造部に設けられている、自動販売機。
  2. 前記自動販売機本体は、その前面が開口形成され、
    前記自動販売機本体の前面開口を開閉する外扉を更に備え、
    前記閉断面構造部が一体形成される前記上底板の各端部のうちの少なくとも一端部は、前記前面開口を閉じた状態の前記外扉が位置する一端部を含む、請求項1に記載の自動販売機。
  3. 前記自動販売機本体は、その前面が開口形成され、
    前記自動販売機本体の前面開口を開閉する外扉を更に備え、
    前記閉断面構造部が一体形成される前記上底板の各端部のうちの少なくとも一端部は、前記前面開口を閉じた状態の前記外扉が位置する一端部と直交する一端部を含む、請求項1に記載の自動販売機。
  4. 前記上底板は、前記四隅部に上下方向に貫通する貫通孔部を有し、
    前記脚取付け部は、前記貫通孔部に下方から挿通されている、請求項1〜3のいずれか一つに記載の自動販売機。
  5. 前記底板部は、前記上底板の下面側に結合される上底板補強用の下底板を更に備える、請求項1〜4のいずれか一つに記載の自動販売機。
  6. 販売商品を収納する自動販売機本体を備え、該自動販売機本体の下端に位置する鋼板製の底板部の四隅部に脚取付け部がそれぞれ設けられ、該脚取付け部に取付けられる脚部を介して設置面上に立設される自動販売機であって、
    前記底板部は、
    平面視で矩形状に形成される上底板と、
    前記上底板の下面側に結合される上底板補強用の下底板と、
    前記上底板の各端部のうちの少なくとも一端部に一体形成され、該一端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる開断面構造を有する開断面構造部と、
    前記下底板の各端部のうちの前記開断面構造部と隣接する少なくとも一端部に一体形成され、該一端部の延伸方向に延びると共に屈曲形成されてなる屈曲部と、
    を有し、前記開断面構造部の屈曲部と、該屈曲部に隣接する前記下底板の前記屈曲部とを結合させてなる閉断面構造部を含み、
    複数の前記脚取付け部のうちの少なくとも一部は、前記閉断面構造部に設けられている、自動販売機。
JP2015222151A 2015-11-12 2015-11-12 自動販売機 Pending JP2017091312A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015222151A JP2017091312A (ja) 2015-11-12 2015-11-12 自動販売機
CN201610993420.3A CN107016784A (zh) 2015-11-12 2016-11-11 自动销售机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015222151A JP2017091312A (ja) 2015-11-12 2015-11-12 自動販売機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017091312A true JP2017091312A (ja) 2017-05-25

Family

ID=58770679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015222151A Pending JP2017091312A (ja) 2015-11-12 2015-11-12 自動販売機

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017091312A (ja)
CN (1) CN107016784A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019054081A1 (ja) * 2017-09-12 2019-03-21 富士電機株式会社 飲料供給装置及び飲料供給方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107633608A (zh) * 2017-11-17 2018-01-26 江门市泳坚家用电器有限公司 智能饮料自动贩卖机

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07272099A (ja) * 1994-03-28 1995-10-20 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機用冷凍機のコンデンシングユニット
JPH08202931A (ja) * 1995-01-30 1996-08-09 Sanden Corp 箱状構造体
JPH09167893A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Mitsubishi Electric Corp 電子機器筐体、それに用いる電子機器筐体本体および電子機器筐体用扉ならびにその製造方法
JPH11186744A (ja) * 1997-12-25 1999-07-09 Canon Inc 電気機器の筐体フレーム
JPH11272944A (ja) * 1998-03-25 1999-10-08 Sanden Corp 自動販売機の脚固定ナット取付構造
JP2002016384A (ja) * 2000-06-27 2002-01-18 Canon Inc 電気機器の筐体フレーム
JP2004021805A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Fuji Electric Holdings Co Ltd 自動販売機のケース基台

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007042037A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 自動販売機及びその製造方法
JP5175592B2 (ja) * 2008-03-28 2013-04-03 グローリー株式会社 自動取引装置の底部基台
CN203149715U (zh) * 2013-03-18 2013-08-21 富士电机株式会社 自动售货机
CN204423510U (zh) * 2015-02-04 2015-06-24 定州市宏源房地产经纪有限公司 袋装水自助售水机
CN204731875U (zh) * 2015-04-24 2015-10-28 东莞市潮德智能科技有限公司 一种自助售卖机及其掉货检测装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07272099A (ja) * 1994-03-28 1995-10-20 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機用冷凍機のコンデンシングユニット
JPH08202931A (ja) * 1995-01-30 1996-08-09 Sanden Corp 箱状構造体
JPH09167893A (ja) * 1995-12-15 1997-06-24 Mitsubishi Electric Corp 電子機器筐体、それに用いる電子機器筐体本体および電子機器筐体用扉ならびにその製造方法
JPH11186744A (ja) * 1997-12-25 1999-07-09 Canon Inc 電気機器の筐体フレーム
JPH11272944A (ja) * 1998-03-25 1999-10-08 Sanden Corp 自動販売機の脚固定ナット取付構造
JP2002016384A (ja) * 2000-06-27 2002-01-18 Canon Inc 電気機器の筐体フレーム
JP2004021805A (ja) * 2002-06-19 2004-01-22 Fuji Electric Holdings Co Ltd 自動販売機のケース基台

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019054081A1 (ja) * 2017-09-12 2019-03-21 富士電機株式会社 飲料供給装置及び飲料供給方法
JPWO2019054081A1 (ja) * 2017-09-12 2020-08-13 富士電機株式会社 飲料供給装置及び飲料供給方法
US11602240B2 (en) 2017-09-12 2023-03-14 Fuji Electric Co., Ltd. Beverage dispensing apparatus and beverage dispensing method

Also Published As

Publication number Publication date
CN107016784A (zh) 2017-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6910697B2 (en) Shopping cart that enables self-checkout
JP5720437B2 (ja) 自動販売機の商品収納装置
JP2017091312A (ja) 自動販売機
KR102293283B1 (ko) 키오스크 일체형 스마트 자판기
CN211628321U (zh) 自动贩卖机
JP4577440B2 (ja) 自動販売機の商品収納ラック
CN209625355U (zh) 销售登记装置
JP6070469B2 (ja) 自動販売機
US20070262083A1 (en) Vending machine with non-vend storage area and modular storage unit
JP5195254B2 (ja) 自動販売機の商品収納ラック
JP3826254B2 (ja) 自動販売機
JP7451998B2 (ja) 自動販売機及び自動販売機システム
JP6123628B2 (ja) 自動販売機
JP4049076B2 (ja) 自動販売機
JP4935170B2 (ja) 自動販売機
JP5195249B2 (ja) 自動販売機の商品収納ラック
JP3562062B2 (ja) 自動販売機
JP5434487B2 (ja) 自動販売機
JP4962428B2 (ja) 自動販売機の商品取出口装置
JP4962427B2 (ja) 新聞自動販売機
KR20060086082A (ko) 자동판매기의 상품수용랙 및 이를 구비하는 자동판매기
JP4696961B2 (ja) 自動販売機の商品取出装置
JP2006252027A (ja) 商品収納装置
JP5375530B2 (ja) 自動販売機
JP5287434B2 (ja) 自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20181109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191031

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200225