JP2017090417A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】素子カバー内に粒子状物質が侵入して堆積するのを防止し、排ガスの流通量を一定に保ち、センサ検出精度を維持できるガスセンサを提供する。
【解決手段】筒状ハウジングHに保持され、先端部に被測定ガスG中の特定ガス濃度を検出する検出部3を有するセンサ素子1と、上記ハウジングから突出する上記センサ素子を取り囲む素子カバー2を備える。上記センサ素子は、酸素イオン伝導性固体電解質体11の表面に形成される上記検出部の電極31、32と、筒状とした上記固体電解質体内に収容されるヒータ4と、上記検出部の外側に形成される多孔質保護層5を有する。上記素子カバーは、側面にガス流通孔21bを設けたカバー体21を有して、その内側面とセンサ素子の外側面との間にガス通路23を形成し、上記ガス流通孔から上記検出部に至る全領域において、上記センサ素子と上記カバー体の側面間の軸直方向距離Dが0.2mm〜0.8mmの範囲にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を測定するガスセンサに関する。
内燃機関の排気系には、排ガス中の酸素濃度等を測定するためのガスセンサが配設される。一般に、ガスセンサは、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体の表面に、一対の電極を形成したセンサ素子をハウジングに挿通し、ハウジングの先端側に固定される素子カバーに保護された状態で、排気管壁に取付けられる。
特許文献1には、積層型センサ素子の先端部外表面を、10μm以上の多孔質保護層で被覆して、被水等からセンサ素子を保護すると共に、多孔質保護層と素子カバーとの隙間を所定範囲として、活性時間を短縮可能としたガスセンサが開示されている。素子カバーとの隙間は、例えば、全周の35%以上が1〜4mmとなるように設定されて、素子カバーによる熱引きの抑制と輻射熱による保温を両立させ、検出部を所望の温度に保持している。
特開2009−80100号公報
一方、内燃機関の運転状態によっては、排ガスに煤等の粒子状物質(すなわち、Particulate Matter:PM)が含まれる。また、始動時には、排気管内で水分が凝縮し、凝縮水が生じやすい。このため、ガスセンサの素子カバーは、例えば、アウタカバーとインナカバーの二重構造とされ、各カバーのガス流通孔の大きさや配置を工夫して、排ガス中の粒子状物質や凝縮水の侵入を抑制している。ところが、これら粒子状物質や凝縮水の侵入を完全に阻止することはできず、特に、粒子状物質は、素子カバー内で比較的低温の部位、例えばインナカバーの内周面に付着して堆積しやすい。特許文献1のように、センサ素子とインナカバーの間に、部分的に隙間の小さい部位がある場合には、粒子状物質が隙間に堆積すると排ガスの流通が妨げられ、センサ検出精度を低下させるおそれがある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、センサ素子と素子カバーの間に粒子状物質が侵入して堆積し、排ガスの流通を阻害するのを防止し、センサ検出精度を維持することができるガスセンサを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、筒状のハウジング(H)内に挿通保持され、先端部に被測定ガス(G)中の特定ガス濃度を検出する検出部(3)を有するセンサ素子(1)と、
上記ハウジングの先端側に配設されて、上記ハウジングから突出する上記センサ素子の周囲を取り囲む素子カバー(2)と、を備えており、
上記センサ素子は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(11)と、筒状に形成された該固体電解質体の表面に形成されて上記検出部を構成する電極(31、32)と、上記固体電解質体の筒内に収容されるヒータ(4)と、上記検出部の外側に形成される多孔質保護層(5)と、を有し、
上記素子カバーは、側面にガス流通孔(21a)を設けたカバー体(21)を有して、該カバー体の内側面と上記センサ素子の外側面との間にガス通路(23)を形成しており、
該ガス通路は、上記ガス流通孔から上記検出部に至る全領域において、上記カバー体と上記センサ素子の側面間の軸直方向距離Dが0.2mm〜0.8mmの範囲にある、ガスセンサにある。
なお、括弧内の符号は、参考のために付したものであり、発明を限定するものではない。
被測定ガスは、素子カバーを構成するカバー体のガス流通孔から内部に流入し、センサ素子の先端部において多孔質保護層を通過して、検出部の電極に到達する。このとき、筒状の固体電解質体内にヒータを収容して、センサ素子全体を均等加熱できるようにし、また、センサ素子とカバー体との軸直方向距離Dを、ガス流通孔から検出部に至るガス通路の全体で、所定の小間隙となるようにしたので、センサ素子からの熱をカバー体の壁面において効率良く受熱できる。これにより、被測定ガスに含まれる粒子状物質が、素子カバー内に侵入しても、センサ素子の検出部に面するガス通路において、通路壁に付着した粒子状物質は燃焼除去されるので、堆積することがない。
以上のごとく、上記態様によれば、センサ素子とインナカバーの間に粒子状物質が侵入して堆積するのを防止し、センサ検出精度を高く維持できる。
実施形態1における、ガスセンサの主要部の縦断面図。 実施形態1における、ガスセンサの主要部の横断面図で、図1のII−II線断面図。 実施形態1における、ガスセンサの全体構造を示す縦断面図。 試験例1における、試験装置による試験方法を説明するための模式図。 試験例1における、センサ素子とインナカバーの軸直方向距離DとPM燃焼率との関係を示す図。 試験例2における、センサ素子とインナカバーの軸直方向距離Dとインナカバーの温度Tとの関係を示す図。
(実施形態1)
以下、図1〜図3を参照しながら、発明を実施するための形態について説明する。図1に示すように、実施形態1のガスセンサSは、筒状ハウジングH内に挿通保持されるセンサ素子1と、ハウジングHの先端側に配設される素子カバー2とを有する。センサ素子1は、図中の上下方向を軸方向Xとし、これと直交する方向を軸直方向Yとしている。センサ素子1は、先端部(すなわち、図の下端部)に、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出する検出部3を有しており、ヒータ4を内蔵している。素子カバー2は、ハウジングHから突出するセンサ素子1の周囲を取り囲むように保護している。ガスセンサSは、例えば、内燃機関の排気管に設置されて、被測定ガスとなる排ガス中に含まれる特定ガス濃度を検出する排気センサ、例えば、空燃比センサ、酸素センサ等に用いることができる。
一例として空燃比センサの構成例を図3に示すように、ガスセンサSは、ハウジングHの先端部外周に設けたネジ部により、図示しない排気管壁に取り付けられる。センサ素子1は、大径の中間部が、ハウジングHの筒内に設けた段差部に支持され、基端側(すなわち、図の上端側)の外周面とハウジングHの内周面との間には、筒状絶縁材Iが充填されている。センサ素子1の基端部(すなわち、図の上端部)は、ハウジングHから突出し、大気側カバー6内に収容される。筒状の大気側カバー6は、ハウジングHの基端側に取り付けられ、外周側面に開口する大気口61から内部に大気を取り込むようになっている。
センサ素子1は、有底円筒状に形成された固体電解質体11と、その先端部に設けられた測定電極31及び基準電極32を有する検出部3と、固体電解質体11の先端部を被覆する多孔質保護層5を備える。多孔質保護層5は、素子カバー2内に位置して排ガスに晒されるセンサ素子1の先端部表面を被覆して、被水からセンサ素子1を保護する。本形態では、多孔質保護層5は、トラップ層51及び拡散層52の2層構造となっている。多孔質保護層5を、単層又は3層以上の複層構造とすることもできる。
固体電解質体11の筒内には、棒状のヒータ4が同軸的に収容されている。ヒータ4は、通電により発熱して、検出部3が活性となる温度(例えば、500℃)以上に加熱する。固体電解質体11は、例えば、部分安定化ジルコニア等からなるセラミック焼結体であり、酸素イオン伝導性を有する。固体電解質体11の基端部は、大気側カバー6内に開口しており、固体電解質体11の内部には、基準ガスとなる大気が導入される。
大気側カバー6の基端開口部には、図示しない制御部に接続される複数のリード線S1〜S3が絶縁保持され、大気側カバー6内において、センサ素子1から延びる複数の端子部T1〜T3と電気的に接続される。リード線S1、S2、端子部T1、T2は、それぞれ検出部3の測定電極31、基準電極32に接続される。リード線S3、端子部T3は、ヒータ4に接続される。
図1、図2において、センサ素子1は、閉鎖端側の先端部が、素子カバー2内に突出して同軸的に位置している。センサ素子1の先端に近い固体電解質体11の外周表面には、所定幅で測定電極31が形成され、固体電解質体11を挟んで測定電極31と対向する内周表面には、基準電極32が形成されている。検出部3は、測定電極31が、素子カバー2内に導入される排ガスGに晒され、基準電極32が、固体電解質体11内に導入される大気に晒されることにより、両電極間に生じる電位差から酸素濃度を検出する。
センサ素子1は、素子カバー2内に位置する先端部表面が、拡散層52で覆われ、その外側に、トラップ層51が形成されている。トラップ層51は、アルミナ等の耐熱衝撃性の良好なセラミックス材料からなる多孔質層で、排ガスG中の凝縮水を捕捉してセンサ素子1を保護する。トラップ層51の気孔率は、例えば、50%〜90%であり、気孔率が大きく熱容量が小さい方が、後述する伝熱効果が高く、付着した凝縮水を放散させやすい。拡散層52は、スピネル等のセラミックス層からなり、センサ素子1の表面を保護しつつ、所定の拡散抵抗で排ガスGを透過させる。拡散層52は、所望の拡散抵抗となるように気孔率や厚さが調整され、通常、トラップ層51よりも気孔率が小さい。
本形態において、素子カバー2は二重構造で、それぞれ有底円筒状に形成された小径のインナカバー21と、これより大径のアウタカバー22からなる。カバー体としてのインナカバー21には、基端側の側面に複数のガス流通孔21aが設けられると共に、先端面に複数のガス流通孔21bが設けられる。インナカバー21の外側に同軸的に配置されるアウタカバー22には、基端側の側面に複数のガス流通孔22aが設けられると共に、先端面の外周部に複数のガス流通孔22bが設けられる。
ここでは、インナカバー21の軸方向長が、アウタカバー22の軸方向長より短く形成されており、両者の先端面間に形成される空間に面して、アウタカバー22の側面の比較的大きなガス流通孔22aが配置されているが、必ずしも図示の構成に限るものではない。また、素子カバー2を、アウタカバー22を有しない一重構造又はインナカバー21の外側に複数のカバー体を設けた三重以上の構造とすることもできる。
インナカバー21の内側面とセンサ素子1の外側面の間には、ガス通路としての内側ガス通路23が形成され、インナカバー21の外側面とアウタカバー22の内側面の間には、外側ガス通路24が形成される。インナカバー21は、アウタカバー22と共にハウジングに固定される基端部と、ガス流通孔22aを有する先端部を除いて、一定径の円筒形状であり、一定径の円筒形状のセンサ素子1外側面との間に、一定幅の環状ガス通路を形成している。同様に、インナカバー21外側面と、一定径の円筒形状のアウタカバー22内側面との間には、一定幅の環状ガス通路が形成される。
排ガスGは、アウタカバー22の先端側のガス流通孔22aから、外側ガス通路24内に導入され、対向するガス流通孔22aへ向かう。その一部は、ガス流通孔22bへ向かう環状ガス通路へ流入し、さらに、ガス流通孔22から内側ガス通路23に流入して、検出部3へ向かう。
このとき、内燃機関の燃焼状態によっては、排ガスGに燃料由来の粒子状物質が含まれ、素子カバー2内の低温部に付着して堆積すると、排ガスGの流通が妨げられる。特に、内側ガス通路23は、素子カバー2の内側に位置するため、アウタカバー22が排気管内の高温の排ガスGに晒される外側ガス通路24よりも低温となりやすい。また、機関始動時には排気管内で凝縮水が生じて、排ガスGと共にセンサ素子1表面に達しやすく、ヒータ加熱時に素子割れが発生するおそれがある。
そこで、内側ガス通路23については、環状ガス通路の対向面間の距離を小さくして、ヒータ4の熱で通路壁に付着した粒子状物質を燃焼除去可能とする。具体的には、内側ガス通路23へのガス流通孔21aから検出部3に至る環状ガス通路において、センサ素子1の外側面、すなわち、多孔質保護層5の最外層となるトラップ層51の表面と、対向するインナカバー21の内側面間の軸直方向距離Dを、全領域で0.2mm〜0.8mmの範囲とする。軸直方向距離Dを0.2mm以上とすることで、組み付け時に必要なクリアランスを確保し、0.8mm以下とすることで、インナカバー21の内側面が受熱しやすくなり、粒子状物質の燃焼温度以上(例えば、500℃)に加熱可能となる。好ましくは、軸直方向距離Dが、全領域で0.2mm〜0.6mmの範囲にあるとよい。
ここで、ガス流通孔21aから検出部3に至る環状ガス通路とは、少なくともガス流通孔21aの先端側縁部の位置から、検出部3の測定電極31の基端側縁部の位置までの通路とする。この範囲において、環状通路に粒子状物質が堆積するのを抑制することで、排ガスGが測定電極31に十分到達可能となり、検出精度を維持できる。好適には、図示するように、測定電極31の全面とインナカバー21の内側面間、さらには測定電極31より先端側の位置を含む検出部3周囲の環状通路において、その軸直方向距離Dが上記範囲となるようにするとよい。
外側ガス通路24については、内側ガス通路23より、環状ガス通路の対向面間の距離を十分大きくして、排ガスGの流通を妨げないようにする。具体的には、通路壁に粒子状物質が付着しても、排ガスGが十分通過できればよく、例えば、内側ガス通路23のガス流通孔21aへ至る環状ガス通路の全領域で、インナカバー21の外側面とアウタカバー22の内側面との軸直方向距離が、1mm以上の範囲となるように設定される。好ましくは、素子カバー2の形状や外径に応じて、例えば、1mm〜6mmの範囲で、適宜設定される。
好適には、多孔質保護層5となるトラップ層51又は拡散層52の厚さを調整することで、センサ素子1の外側面とインナカバー21内側面との軸直方向距離Dの調整と、被水からの保護を両立させることができる。具体的には、多孔質保護層5を厚く形成するほど、対向するインナカバー21の内側面との隙間が小さくなるので、軸直方向距離Dを上記範囲内に容易に設定することができる。好適には、トラップ層51と拡散層52を含む多孔質保護層5の全体の厚さを、例えば、500μm〜1200μmの範囲とするのがよい。厚さが500μmに満たないと、凝縮水による素子割れ防止と伝熱の効果が十分得られず、1200μmを超えるとインナカバー21との隙間が小さくなり組み付け性が低下する懸念がある。
このとき、トラップ層51と拡散層52の厚さは、例えば、250μm〜600μmの範囲とし、これらを含む多孔質保護層5の全体の厚さが上記範囲となるように、適宜設定することができる。
例えば、多孔質保護層5の最外層となるトラップ層51の厚さを調整すると、軸直方向距離Dの設定が容易である。トラップ層51の厚さが250μmに満たないと、凝縮水の捕捉と伝熱の効果が十分得られず、トラップ層51の厚さが厚くなるほど、より多くの凝縮水を捕捉可能として検出部3を保護することができる。このとき、トラップ層51は、気孔率が大きく熱容量が小さいので、センサ素子1が内蔵するヒータ4の熱を、対向するインナカバー21の内側面に効率よく伝熱することができる。
以上のように、円筒状のセンサ素子1内に棒状ヒータ4を収容した構成を採用し、素子カバー2のうちインナカバー21とセンサ素子1との軸直方向距離Dや、センサ素子1の表面に形成される多孔質保護層5の厚さを、所定範囲に設定することで、センサ素子1からの熱伝導によりインナカバー21の内表面を均等に加熱し、高温に維持できる。したがって、インナカバー21内の内側ガス通路23内に、排ガスGと共に粒子状物質が侵入しても、付着した粒子状物質を燃焼除去できる。アウタカバー22内の外側ガス通路24は、環状ガス通路を広くすることで、粒子状物質の堆積を防止できる。
その結果、排ガスGの流通を妨げることがなく、センサ素子1の検出精度を高く維持できる。また、多孔質保護層5となるトラップ層を厚く形成することで、始動時に発生する多量の凝縮水からセンサ素子を保護し、素子割れを防止する効果を高めることができる。
上記構成のガスセンサSは、内燃機関である自動車用エンジンの排気浄化システムにおいて、排気管に搭載される排気浄化触媒の上流又は下流に配置される空燃比センサ又は酸素センサとして使用することができる。このようなシステムでは、通常、下流側に配置される空燃比センサの出力に基づいてフィードバック制御が行われることから、わずかな粒子状物質が出力に影響するおそれがある。このため、確実に粒子状物質を除去して、高い検出精度と応答性が実現できる空燃比センサが必要となる。
このような場合でも、本形態のガスセンサSを採用することにより、エンジン始動時に速やかに活性化温度まで上昇させて、空燃比の検出を開始することができ、エンジン制御性を向上させることができる。
(試験例1)
図4に示す試験装置100を用い、上記構成のガスセンサSについて、インナカバー21とセンサ素子1との軸直方向距離Dを変更したときの、粒子状物質の燃焼効果を調べた。試験装置100は、温風装置101に接続される管路102を有し、自動車用エンジンの排ガスに相当する所定温度の温風を、所定流量で管路102内に送出可能に構成されている。ここでは、温風の温度を400℃、流量を5L0.2mm〜1.3mmの範囲で変更した。
ガスセンサSは、管路102壁にハウジングHが螺結され、ハウジングHの先端側に配設される素子カバー2が管路102内に突出位置している。試験に先立ち、ガスセンサSには、予め採取した粒子状物質を、素子カバー2のインナカバー21内側面に付着させておき、素子カバー2を装着したガスセンサSの重量を測定した後、試験装置100に取り付けた。取付位置は、管路102の上流端からの距離dが0.3mの位置とした。
試験装置100を作動させて、管路102に温風装置101から温風を送出し、ガスセンサSを、図示しない制御装置により10分間駆動した。その後、管路102からガスセンサSを取り外し、ガスセンサSの重量を再度測定して、試験前後の重量差から付着した粒子状物質の燃焼率(すなわち、PM燃焼率)を算出した。結果を、図5に示す。
図5に明らかなように、インナカバー21とセンサ素子1との軸直方向距離Dが小さいほど、PM燃焼率が高く、0.2mmでは約83%である。軸直方向距離Dが大きくなるに従い、徐々にPM燃焼率が低くなる傾向にあるが、0.6mmで約80%と大きな低下はなく、0.8mmでも約75%を超えるPM燃焼率を維持している。0.8mmを超えると、PM燃焼室が大きく低下し、軸直方向距離Dが1mmを超えると約60%となり、1.3mmでは、約48%まで低下する。したがって、軸直方向距離Dが、0.2mm〜0.8mm(図中の範囲b)、好ましくは、0.2mm〜0.6mm(図中の範囲a)となるように、センサ素子1に対してインナカバー21を配置することで、粒子状物質が付着しても燃焼除去可能であることがわかる。
(試験例2)
上記構成のガスセンサSについて、センサ素子1の固体電解質体11のサイズを2種類用意し(すなわち、素子サイズ:φ4.5mmとφ3.9mm)、上記試験装置100のガス流量を、1〜10L/分の範囲で変更して、試験例1と同様の試験を行った。インナカバー21とセンサ素子1との軸直方向距離Dは、0.6mm、0.8mm、1.0mmの3種類とした。結果を、表1に示す。PM燃焼率は、A:80%以上、B:75%以上、C:75%未満の3段階で評価した。また、インナカバー21の内側面の温度を測定し、軸直方向距離Dとの関係を、図6に示した。
Figure 2017090417
表1に明らかなように、軸直方向距離Dが小さく、ガス流量が大きい方が、PM燃焼率が高くなる傾向があり、軸直方向距離Dが0.6mmのときは、素子サイズやガス流量によらず、80%以上の高いPM燃焼率が得られる。軸直方向距離Dが0.8mmでは、ガス流量が10L/分で、80%以上のPM燃焼率が得られ、それ以外でも75%以上のPM燃焼率となっている。これに対して、軸直方向距離Dが1.0mmの場合は、ガス流量が大きくなっても75%以上のPM燃焼率が得られていない。また、インナカバー21の温度は、軸直方向距離Dと図6に示す関係にあり、ガスセンサSに内蔵されるヒータ4から受熱により、軸直方向距離Dが小さくなるほど、温度が上昇している。特に、軸直方向距離Dが0.8mm以下の領域では、500℃以上、すなわち粒子状物質の燃焼可能な温度以上となっており、高いPM燃焼率が得られた表1の結果と一致する。
(試験例3)
次に、上記構成のガスセンサSについて、以下に示す方法で被水試験を行って、トラップ層51と拡散層52を含む多孔質保護層5の厚さを変更したときの、センサ素子1の固体電解質体11の割れの有無を調べた。被水試験に先立ち、まず、ガスセンサSの素子カバー2を切断して、センサ素子1の先端部を剥き出しにしたものを用意し、その状態で、ガスセンサSを駆動させた。このガスセンサSの検出部3上に、30μLの水滴を1滴垂らし、その後、固体電解質体11の割れの有無を視認により確認した。多孔質保護層5の厚さは、200μm〜1300μmとして、各厚さについて複数のサンプルを用意した。結果を、表2に示す。ここでは、サンプル数を4とし、表中に、サンプル数に対する割れ有りの数を示した。
Figure 2017090417
表2に明らかなように、多孔質保護層5が厚くなるほど、被水による割れが生じにくく、多孔質保護層5が500μm以上では、全てのサンプルで割れ無しとなっている。これに対し、多孔質保護層5が200μmでは、全てのサンプルで割れが見られ、300μmでは、割れ無しは1つのみであった。なお、多孔質保護層5が1300μmのサンプルは、センサ素子1と素子カバー2とが接触する可能性があり、組み付け不可とした。
このように、ガスセンサSは、多孔質保護層5の厚さが500μm〜1200μmの範囲にあるとき、被水による割れを防止する効果が高い。
ガスセンサSは、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、本発明の趣旨を超えない範囲で、種々の変更が可能である。例えば、センサ素子1の検出部3の構造や、センサ素子1を保護する素子カバー2の形状、ガス流通孔のサイズや数、配置等は、任意に設定することができる。
上記実施形態では、ガスセンサSを、自動車用エンジンの排気管に設置される空燃比センサ、酸素センサとして使用する例を示したが、排ガス中のその他のガスを検出対象とするものであってもよい。また、排気センサ以外の種々の用途に適用することができ、被測定ガスは、自動車用エンジンからの排ガスを前提とするものではなく、検出しようとする酸素その他のガスと共に粒子状物質が含まれる燃焼排ガス等であってもよい。
S ガスセンサ
1 センサ素子
11 固体電解質
2 素子カバー
21 インナカバー(カバー体)
3 検出部
31 測定電極(電極)
32 基準電極(電極)
4 ヒータ
5 多孔質保護層

Claims (6)

  1. 筒状のハウジング(H)内に挿通保持され、先端部に被測定ガス(G)中の特定ガス濃度を検出する検出部(3)を有するセンサ素子(1)と、
    上記ハウジングの先端側に配設されて、上記ハウジングから突出する上記センサ素子の周囲を取り囲む素子カバー(2)と、を備えており、
    上記センサ素子は、酸素イオン伝導性を有する固体電解質体(11)と、筒状に形成された該固体電解質体の表面に形成されて上記検出部を構成する電極(31、32)と、上記固体電解質体の筒内に収容されるヒータ(4)と、上記検出部の外側に形成される多孔質保護層(5)と、を有し、
    上記素子カバーは、側面にガス流通孔(21a)を設けたカバー体(21)を有して、該カバー体の内側面と上記センサ素子の外側面との間にガス通路(23)を形成しており、
    該ガス通路は、上記ガス流通孔から上記検出部に至る全領域において、上記カバー体と上記センサ素子の側面間の軸直方向距離Dが0.2mm〜0.8mmの範囲にある、ガスセンサ。
  2. 上記軸直方向距離Dが0.2mm〜0.6mmの範囲にある、請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 上記多孔質保護層は、厚さが500μm〜1200μmの範囲にある、請求項1又は2に記載のガスセンサ。
  4. 上記素子カバーは、上記カバー体の外側に同軸的に配置され、側面にガス流通孔(22a)を設けたアウタカバー(22)を有して、上記カバー体の外側面との間にガス通路(24)を形成しており、
    上記ヒータは、上記多孔質保護層を介して上記カバー体の内側面を500℃以上の温度に加熱する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  5. 上記被測定ガスは、内燃機関から排出され粒子状物質が含まれる排ガスである、請求項1〜4のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  6. 内燃機関の排気管内に配設された触媒の下流側において、上記排気管内に上記素子カバーが突出位置するように取り付けられ、上記触媒を通過した排ガスの空燃比を検出する、請求項5に記載のガスセンサ。
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