JP2009080100A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐被水性能を確保した上で、ガスセンサ素子の活性時間を短縮することができるガスセンサを提供すること。
【解決手段】ガスセンサは、ガスセンサ素子2のセンシング部21を、素子カバー12によって覆って形成されている。ガスセンサ素子2におけるセンシング部21の横断面の全周は、セラミックス粒子によって多数の気孔を形成してなる多孔質保護層5によって被覆してある。多孔質保護層5の厚みは、センシング部21の横断面において、10μm以上になっている。横断面において、素子カバー12の全周にわたる多孔質保護層5と素子カバー12との間の隙間は、0.2〜6mmの範囲内になっている。
【選択図】図3

Description

本発明は、酸素イオン導電性を有する固体電解質体を用いてガス濃度を検出するためのガスセンサ素子を備えたガスセンサに関する。
例えば、大気等の基準ガスと排ガス等の被測定ガスとの酸素濃度の差より、エンジンの空燃比等を検出するガスセンサ素子においては、被測定ガスを導入する拡散抵抗層の表面等に、被測定ガス中の被毒物をトラップするためのトラップ層を形成している。
また、例えば、特許文献1の積層型ガスセンサ素子においては、素子本体の角部を多孔質保護層によって覆い、この多孔質保護層の厚みを角部から20μm以上とすることが開示されている。また、例えば、特許文献2のガスセンサ素子及びその製造方法においては、セラミックス粉末からなるスラリー中にガスセンサ素子を浸漬し、乾燥、焼付けを行って、ガスセンサ素子の表面に被毒防止層を形成している。また、ガスセンサ素子の横断面において、楕円状に被毒防止層を形成することが開示されている。
また、特許文献3のガスセンサにおいては、検出素子を2重のプロテクタによって保護し、ガス検出面を構成する電極を保護層で覆って、比較的簡単な手法により凝縮水等から素子を保護することが開示されている。
また、ガスセンサ素子は、このガスセンサ素子を早期に活性温度にするためのヒータを備えている。
特開2006−171013号公報 特開2006−250537号公報 特開2003−194767号公報
しかしながら、近年の排ガス浄化規制の強化に伴い、より活性時間の短いガスセンサ素子が要求されている。そこで、発明者は、ガスセンサ素子の活性時間に影響を与えうる要因として、検出素子(ガスセンサ素子)とプロテクタ(素子カバー)との位置関係があることを見出した。すなわち、両者の間の間隔が大きすぎても小さすぎても、ガスセンサ素子の活性時間が長くなってしまうことが分かった。
これに対し、従来のガスセンサにおいては、検出素子とプロテクタとの位置関係については、特別な工夫を行っていない。そのため、ガスセンサ素子の活性時間(活性温度にするまでにかかる時間)を更に短縮する余地が充分にある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、耐被水性能を確保した上で、ガスセンサ素子の活性時間を短縮することができるガスセンサを提供しようとするものである。
本発明は、酸素イオン導電性を有する固体電解質体を有するセンサ基板と、電気絶縁性を有するセラミックス体に通電により発熱する発熱体を設けてなるヒータ基板とを積層してなるガスセンサ素子と、
該ガスセンサ素子の後端部分を内側に挿通して保持するハウジングと、
該ハウジングに固定され、上記ガスセンサ素子の先端部分におけるセンシング部を覆う素子カバーとを有するガスセンサにおいて、
上記ハウジングに対して上記ガスセンサ素子を保持させた方向である長手方向に直交する横断面において、上記ガスセンサ素子における上記センシング部の全周は、セラミックス粒子によって多数の気孔を形成してなる多孔質保護層によって被覆してあり、
該多孔質保護層の厚みは、上記センシング部の上記横断面において10μm以上であり、
上記横断面において、上記素子カバーの全周にわたる上記多孔質保護層と上記素子カバーとの間の隙間は、0.2〜6mmであることを特徴とするガスセンサにある(請求項1)。
本発明のガスセンサにおいては、上記横断面において、ガスセンサ素子におけるセンシング部の全周を上記多孔質保護層によって被覆している。この多孔質保護層により、被測定ガス中の被毒物のトラップを行って、被測定ガスを固体電解質体における一方の電極へ導くことができると共に、加熱されたガスセンサ素子が、被水によって割れてしまうことを防止することができる。
また、本発明のガスセンサにおいては、センシング部の横断面における多孔質保護層の厚みは、10μm以上である。これにより、被毒物のトラップ効果と耐被水性能とを適切に確保することができる。
ところで、多孔質保護層と素子カバーとの間の隙間を小さくし過ぎると、ヒータ基板における発熱体を発熱させたときに、素子カバーによって熱が吸収されてしまう。一方、多孔質保護層と素子カバーとの間の隙間を大きくし過ぎると、ヒータ基板における発熱体を発熱させたときに、素子カバーからの輻射熱によってガスセンサ素子を保温する効果が得られなくなる。
そこで、本発明のガスセンサにおいては、上記横断面において、上記素子カバーの全周にわたる上記多孔質保護層と上記素子カバーとの間の隙間を、0.2〜6mmとしている。これにより、素子カバーによる熱引きの抑制と、素子カバーからの輻射熱による保温効果の維持とを両立させることができる。そのため、ガスセンサ素子を活性温度(酸素濃度を検出可能な温度)にするためにかかる時間(活性時間)を短縮させることができる。
それ故、本発明のガスセンサによれば、耐被水性能を確保した上で、ガスセンサ素子の活性時間を短縮することができる。
上述した本発明における好ましい実施の形態につき説明する。
本発明において、上記センシング部の横断面における多孔質保護層の厚みが、10μm未満である場合には、被毒物のトラップ効果、及び被水による割れ防止効果を十分に得られないおそれがある。なお、センシング部の横断面における多孔質保護層の厚みは、2000μm以下とすることができる。
また、上記多孔質保護層と上記素子カバーとの間の隙間が0.2mm未満となる部分がある場合には、ヒータ基板における発熱体を発熱させたときに、素子カバーによる熱引きの度合いが増大してしまうおそれがある。一方、上記多孔質保護層と上記素子カバーとの間の隙間が6mmを超える部分がある場合には、ヒータ基板における発熱体を発熱させたときに、素子カバーからの輻射熱によってガスセンサ素子を保温する効果が得られなくなるおそれがある。
また、上記隙間は、0.5〜5mmとすることが好ましい(請求項2)。
この場合には、素子カバーによる熱引きの抑制と、素子カバーからの輻射熱による保温効果の維持とをより効果的に両立させることができる。
また、上記多孔質保護層と上記素子カバーとの間の隙間が1〜4mmである周方向範囲は、上記素子カバーの全周に対して35%以上であることが好ましい(請求項3)。
この場合には、多孔質保護層と素子カバーとの間の隙間を適切に確保することができ、素子カバーによる熱引きの抑制と、素子カバーからの輻射熱による保温効果の維持とをより効果的に両立させることができる。
なお、上記隙間が1〜4mmである周方向範囲が35%未満となると、素子カバーによる熱引きの抑制と、素子カバーからの輻射熱による保温効果の維持とを両立させることが困難になる。
また、上記多孔質保護層と上記素子カバーとの間の隙間が1〜4mmである周方向範囲は、上記素子カバーの全周に対して70%以上であることが好ましい(請求項4)。
この場合には、多孔質保護層と素子カバーとの間の隙間をより適切に確保することができ、素子カバーによる熱引きの抑制と、素子カバーからの輻射熱による保温効果の維持とをより効果的に両立させることができる。
また、上記ヒータ基板の上記発熱体を蛇行させてなる発熱部と上記センサ基板とが対向する加熱領域と、上記蛇行する発熱体の両端から引き出した発熱体によるリード部と上記センサ基板とが対向する通電領域とが形成されており、
上記素子カバーには、該素子カバー内へ上記被測定ガスを導入するための被測定ガス導入口が形成してあり、
該被測定ガス導入口は、上記ガスセンサ素子における上記加熱領域に上記被測定ガスの流れが衝突しない状態で形成してあることが好ましい(請求項5)。
この場合には、被測定ガス導入口から素子カバー内に導入される被測定ガスの流れは、ガスセンサ素子における加熱領域には直接衝突しない。
そのため、被測定ガスの流れが衝突することによって、ガスセンサ素子における加熱領域が冷却されてしまうことを抑制することができ、ガスセンサ素子を活性温度(酸素濃度を検出可能な温度)にするためにかかる時間(活性時間)を短縮させることができる。
なお、ガスセンサ素子における加熱領域に被測定ガスの流れが衝突しない状態は、例えば、ガスセンサ素子における上記通電領域に被測定ガスの流れが衝突する状態、ガスセンサ素子における加熱領域よりも先端側の部分に被測定ガスの流れが衝突する状態、又はガスセンサ素子における加熱領域よりも先端側の素子カバー内の空間に被測定ガスが流入する状態として形成することができる。
また、上記多孔質保護層の厚みは、上記横断面において、上記センサ基板と上記ヒータ基板との積層方向の両表面における最大厚みが、100μm以上であって、全周のうちで最も厚くなっており、すべての角部における厚みが、10μm以上であって、全周のうちで最も薄くなっていることが好ましい(請求項6)。
この場合には、被水によるガスセンサ素子の割れを生じ難くすることができる。
また、上記横断面において、上記ガスセンサ素子における上記センシング部の断面積は、上記多孔質保護層の断面積よりも大きいことが好ましい(請求項7)。
ところで、上記横断面におけるセンシング部の断面積の割合を小さくし過ぎると、多孔質保護層の体積が大きくなって、多孔質保護層を含めたガスセンサ素子全体を活性温度にする時間が長くなってしまうと共に、多孔質保護層に亀裂等が生じ易くなってしまう。
そこで、上記センシング部の断面積を上記多孔質保護層の断面積よりも大きくすることにより、ガスセンサ素子の活性時間の短縮と、多孔質保護層の耐久性とを両立させることができる。
また、上記多孔質保護層は、アルミナ、スピネル、チタニア、ジルコニア、ムライトのうちの1種又は2種以上からなることが好ましい(請求項8)。
この場合には、電気絶縁性及び耐被水性を備え、被毒物のトラップを良好に行うことができる多孔質保護層を容易に形成することができる。
また、上記多孔質保護層の単位体積当たりの気孔率は、20%以上とすることが好ましい(請求項9)。
この場合には、多孔質保護層による耐被水性を確保して、被測定ガスを固体電解質体における一方の電極へ良好に導くことができる。
なお、気孔率とは、多孔質保護層の全体の体積において、多数のセラミックス粒子同士の間に形成された多数の気孔の体積として表すことができる。
また、上記多孔質保護層は、平均粒径の異なる2種類以上のセラミックス粒子から構成することが好ましい(請求項10)。
この場合には、多孔質保護層による複数種類の被毒物のトラップ性能を向上させることができる。
また、上記ガスセンサ素子は、上記センサ基板と上記ヒータ基板とを積層した状態で同時に焼成して形成してあり、上記多孔質保護層は、上記焼成を行ったガスセンサ素子の表面に別途熱処理を行って形成することが好ましい(請求項11)。
この場合には、センサ基板とヒータ基板とを個別に焼成した後にこれらを接合する場合と比べて、ガスセンサ素子の活性時間を短縮することができる。また、この場合には、多孔質保護層を容易に形成することができる。
また、上記ガスセンサ素子の表面には、セラミックス粒子を当該ガスセンサ素子と同時に焼成を行って形成してなる下地層を設け、該下地層は、1μm以上の表面粗さ(十点平均粗さ)にし、上記多孔質保護層は、上記下地層の表面に別途熱処理を行って形成することもできる(請求項12)。
この場合には、下地層を設けることによって、多孔質保護層をより安定して形成することができる。
なお、下地層の表面粗さ(十点平均粗さ)は、100μm以下にすることができる。
また、上記ガスセンサ素子は、限界電流式のガスセンサ素子とすることが好ましい(請求項13)。
この場合には、限界電流式のガスセンサ素子の活性時間を短縮することができる。
また、上記センサ基板は、上記固体電解質体の両表面に設けた一対の電極によって、上記被測定ガス中の酸素濃度を調整するポンピングセルの機能と、上記被測定ガス中の酸素濃度を測定するセンシングセルの機能とを併有させた1セル構造を有していることが好ましい(請求項14)。
この場合には、センサ基板の構造が簡単であり、ガスセンサ素子の活性時間をより効果的に短縮することができる。
以下に、本発明のガスセンサにかかる実施例につき、図面と共に説明する。
本例のガスセンサ1は、図1、図2に示すごとく、ガスセンサ素子2と、ハウジング11と、素子カバー12とを有している。ガスセンサ素子2は、酸素イオン導電性を有する固体電解質体31の両表面に一対の電極32A、Bを設けてなるセンサ基板3と、電気絶縁性を有するセラミックス体41に通電により発熱する発熱体42を設けてなるヒータ基板4とを積層してなる。ハウジング11は、ガスセンサ素子2の後端部分202を内側に挿通して保持するよう構成されている。素子カバー12は、ハウジング11に固定されており、ガスセンサ素子2の先端部分201におけるセンシング部21を覆うよう構成されている。
図2に示すごとく、ハウジング11に対してガスセンサ素子2を保持させた方向である長手方向L(図2参照)に直交する横断面において、ガスセンサ素子2におけるセンシング部21の全周は、多孔質保護層5によって被覆してある。多孔質保護層5は、電気絶縁性を有する多数のセラミックス粒子によって多数の気孔を形成してなる。
多孔質保護層5の厚みは、横断面において、センサ基板3とヒータ基板4との積層方向Dの両表面における最大厚みT1が、100〜2000μmの範囲内であって、全周のうちで最も厚くなっており、すべての角部(本例では4つの角部)における厚みT2が、10〜500μmの範囲内であって、全周のうちで最も薄くなっている。なお、好ましくは、上記最大厚みT1を、100〜700μmの範囲内とし、上記すべての角部における厚みT2を、10〜300μmの範囲内とするとよい。なお、多孔質保護層5の角部における厚みとは、ガスセンサ素子2の角部から多孔質保護層5の表面までの最短距離で示す厚みのことをいう。
また、図3に示すごとく、上記横断面において、素子カバー12の全周にわたる多孔質保護層5と素子カバー12との間の隙間は、0.2〜6mmである。すなわち、多孔質保護層5と素子カバー12との間の最小隙間(最も近接した部分の隙間)Xは、0.2以上であり、最大隙間(最も離れた部分の隙間)Yは、6mm以下となっている。
なお、図2、図3は、ガスセンサ素子2におけるセンシング部21の横断面を示す図である。
以下に、本例のガスセンサ1につき、図1〜図13と共に詳説する。
図2に示すごとく、本例のガスセンサ1は、車載用の限界電流式のガスセンサ1であり、被測定ガスとしての排ガス中の酸素濃度を測定するものである。また、本例のガスセンサ1は、固体電解質体31の両表面に設けた一対の電極32A、B間に、限界電流特性を生じる電圧を印加し、一方の電極である被測定ガス側電極32Aに接触する被測定ガスと、他方の電極である基準ガス側電極32Bに接触する基準ガス(大気等)との酸素濃度の差に応じて、一対の電極32A、B間に生じる電流を検出して、エンジンにおける空燃比を求めることができるものである。
また、本例のガスセンサ素子2のセンサ基板3は、固体電解質体31の両表面に設けた一対の電極32A、Bによって、被測定ガス中の酸素濃度を調整するポンピングセルの機能と、被測定ガス中の酸素濃度を測定するセンシングセルの機能とを併有させた1セル構造を有している。
同図に示すごとく、被測定ガス側電極32Aを設けた固体電解質体31の表面には、被測定ガスを拡散してその流れを律速させるための拡散抵抗層33が積層してある。また、拡散抵抗層33の表面には、遮蔽層34が積層してある。拡散抵抗層33、遮蔽層34は、アルミナ等より形成することができる。また、一対の電極32A、Bは、白金等より形成することができる。
図2に示すごとく、基準ガス側電極32Bを設けた固体電解質体31の表面には、ヒータ基板4が積層してある。ヒータ基板4は、基準ガス側電極32Bの周囲に基準ガス室45を形成するための一方のセラミックス体41Aと、他方のセラミックス体41Bとの間に、白金等をいずれかのセラミックス体41にパターン印刷してなる発熱体42を挟み込んで形成されている。
また、ガスセンサ素子2において固体電解質体31に一対の電極32A、Bを互いに対向して設けた部分は、ガスセンサ素子2の先端部分201におけるセンシング部21を構成している。
図4に示すごとく、ヒータ基板4における一対のセラミックス体41A、B同士の間においては、発熱体42を蛇行させて形成した発熱部401と、蛇行する発熱体42の両端から引き出した発熱体42によるリード部402とが形成されている。発熱部401は、同図に示すごとく、ガスセンサ素子2の長手方向Lに蛇行して形成することができ、図5に示すごとく、ガスセンサ素子2の横方向W(長手方向Lに直交する方向)に蛇行して形成することもできる。
また、ガスセンサ素子2においては、ヒータ基板4における発熱部401とセンサ基板3とが対向する加熱領域と、ヒータ基板4におけるリード部402とセンサ基板3とが対向する通電領域とが形成されている。
図1に示すごとく、ガスセンサ素子2の後端部分202は、電気絶縁性を有する碍子部14を介して金属製のハウジング11に固定されており、ガスセンサ素子2の先端部分201は、ハウジング11の先端部に固定した素子カバー12によって覆われている。素子カバー12は、ガスセンサ素子2のセンシング部21を覆うインナーカバー12Aと、インナーカバー12Aを覆うアウターカバー12Bとによって構成されている。
ガスセンサ素子2の後端部分202には、一対の電極32A、Bをガスセンサ1の外部と電気接続するための導通金具15及びリード線16が接続されている。
同図に示すごとく、インナーカバー12A及びアウターカバー12Bには、被測定ガス導入口13A、Bが、長手方向Lの互いに異なる位置に形成してある。図4、図5に示すごとく、インナーカバー12Aにおける被測定ガス導入口13Aは、ガスセンサ素子2における通電領域に、被測定ガスの流れGが衝突する状態で形成してある。
図4、図5に示すごとく、インナーカバー12Aにおける被測定ガス導入口13Aは、ガスセンサ素子2における通電領域に対向して形成する(通電領域の横方向Wに対向する位置に形成する)と共に板面に垂直に形成した垂直孔とすることができる。
また、図6に示すごとく、インナーカバー12Aにおける被測定ガス導入口13Aは、ガスセンサ素子2よりも先端側の空間に向けて形成すると共に板面に垂直に形成した垂直孔とすることができる。
また、図7に示すごとく、インナーカバー12Aにおける被測定ガス導入口13Aは、ガスセンサ素子2における加熱領域に対向して形成する(加熱領域の横方向Wに対向する位置に形成する)と共に、通電領域に被測定ガスの流れGが衝突するよう(加熱領域に被測定ガスの流れGが衝突しないよう)板面に平行に形成した平行孔とすることもできる。この平行孔は、インナーカバー12Aに径方向外方へ突出する突起部131を形成し、この突起部131における長手方向Lに向けて形成することができる。
ここで、被測定ガスの流れGの方向は、実際にはある程度の広がりを持っているが、少なくとも以下に定義する流れGの方向に加熱領域が存在しないようにする。すなわち、その流れGの方向は、図7に示すごとく、被測定ガス導入口13Aの開口部に直交する直線Jと、インナーカバー12Aの突起部131に設けたテーパ面132に直交する直線Kとのなす角度2α°を二等分する直線の方向とする。
図2に示すごとく、本例のガスセンサ素子2は、その横断面において、四角形状の4つの角部にC面を形成した形状を有しており、遮蔽層34及び拡散抵抗層33における両側部には、被測定ガスを拡散抵抗層33へ導くための切欠面(C面)36が形成されている。
ガスセンサ素子2の横断面形状は、センサ基板3及びヒータ基板4の積層方向Dに薄い略長方形状を有している。
多孔質保護層5は、同図に示すごとく、積層方向Dに短径部を配置した略楕円形状に形成することができ、また、ガスセンサ素子2のセンシング部21における横断面形状にほぼ沿って形成することもできる。また、多孔質保護層5は、図3に示すごとく、楕円形状を変形した形状に形成することもできる。
本例の多孔質保護層5は、多数のセラミックス粒子としての多数のアルミナ粒子によって多数の気孔を形成してなる。そして、多孔質保護層5の単位体積当たりの気孔率は、20%以上になっている。
また、図13に示すごとく、本例のガスセンサ素子2の表面(センサ基板3、ヒータ基板4、遮蔽層34等の各表面)には、表面粗さ(十点平均粗さ)が1μm以上である下地層6を形成することができる。この下地層6は、ガスセンサ素子2と同時に焼成を行って形成することができる。
本例の多孔質保護層5は、複数種類の被毒物のトラップ性能を向上させるために、複数層(本例では2層)に電気絶縁性を有するセラミックス粒子を積層してなる。上層のセラミックス粒子の平均粒径は、下層のセラミックス粒子の平均粒径よりも大きくなっている。
図2に示すごとく、本例のガスセンサ素子2は、センサ基板3、ヒータ基板4、拡散抵抗層33、遮蔽層34を積層した状態で、焼成を行って形成してある。そして、多孔質保護層5は、ガスセンサ素子2を、多数のセラミックス粒子を溶媒としての水に含有させてなるスラリー中に浸漬し、ガスセンサ素子2の下地層6の表面に多数のセラミックス粒子を担持させ、乾燥させた後、熱処理を行って形成してある。
図9、図10は、表1に示す9種類のガスセンサ素子(試料1〜9)を作製し、その活性時間を測定した結果を表すものである。すなわち、上記試料1〜9は、多孔質保護層5と素子カバー12との間の最小隙間(最も近接した部分の隙間)X(図3参照)を0.2〜1mmの間で種々変化させると共に、多孔質保護層5と素子カバー12との間の最大隙間(最も離れた部分の隙間)Y(図3参照)を3〜7mmの間で種々変化させたものである。
そして、これらの試料を用いて、活性時間の測定を行った。具体的には、活性時間は、発熱体42に通電したとき、ガスセンサ素子2の表面が室温から700℃まで上昇するのにかかる時間を測定することにより求めた。
Figure 2009080100
図9は、横軸に、多孔質保護層5と素子カバー12との間の最小隙間Xをとり、縦軸に、ガスセンサ素子2が活性温度に到達するまでに要する時間の比(ガスセンサ素子2の活性時間比)をとって、両者の関係を示したグラフである。
図10は、横軸に、多孔質保護層5と素子カバー12との間の最大隙間Yをとり、縦軸に、ガスセンサ素子2の活性時間比をとって、両者の関係を示したグラフである。
図9、図10においては、実験結果とシミュレーション結果とを示す。同図における黒丸が実験値であり、曲線がシミュレーションである。活性時間比は、最も活性時間が短い試料1を基準として、この基準に対する比によって表す。
また、図9に示すシミュレーションの曲線は、最大隙間Yをそれぞれ各曲線に付した数値の長さ(単位:mm)で一定とした場合の、最小隙間Xと活性時間比との関係を示すものである。
一方、図9に示すシミュレーションの曲線は、最小隙間Xをそれぞれ各曲線に付した数値の長さ(単位:mm)で一定とした場合の、最大隙間Yと活性時間比との関係を示すものである。
図9、図10より、上記最小隙間Xが小さくなっても、上記最大隙間Yが大きくなっても、活性時間が長くなることがわかる。
そして、この活性時間を短く抑える(活性時間比を1.2以下とする)ためには、上記隙間(X〜Y)を0.2〜6mmとすることが好ましいことが分かる(表1の判定◎、○、△参照)。より好ましくは、隙間(X〜Y)を0.5〜5mmとすることにより、活性時間比を1.1以下とすることができ(同判定◎、○参照)、さらに好ましくは、隙間(X〜Y)を1〜4mmとすることにより、活性時間比を1.05以下とすることができることがわかる(同判定◎参照)。
図3に示すごとく、本例のガスセンサ素子2のセンシング部21の横断面において、素子カバー12の全周に対して多孔質保護層5と素子カバー12との間の隙間が1〜4mmである周方向範囲Rは、35%以上になっている。
図11は、横軸に、周方向範囲Rをとり、縦軸に、ガスセンサ素子2が活性温度に到達するまでに要する時間の比(ガスセンサ素子2の活性時間比)をとって、両者の関係を示すグラフである。同図においては、実験結果とシミュレーション結果とを示す。同図における黒丸が実験値であり、曲線がシミュレーションである。活性時間比は、周方向範囲Rが100%のときを基準として、この基準に対する比によって表す。なお、活性時間の測定方法は、上述のとおりである。
実験値は、下記の表2に示す、上記周方向範囲Rの異なる8種類のガスセンサ1(試料11〜16)を準備し、これらの活性時間を測定したものである。
また、これらの試料11〜16において、上記最小隙間X及び上記最大隙間Yは、0.2mm≦X、Y≦0.6mmを満たしている。
Figure 2009080100
図11において、周方向範囲Rを35%以上にすることにより、ガスセンサ素子2の活性時間の遅延を10%程度に抑えることができることがわかる(表2の判定◎、○参照)。また、周方向範囲Rは、70%以上にすることがさらに好ましく、この場合には、ガスセンサ素子2の活性時間の遅延を4〜5%程度に抑えることができることがわかる(同判定◎参照)。
図12に示すごとく、本例のガスセンサ素子2は、その横断面において、ガスセンサ素子2におけるセンシング部21の断面積(図13の場合には、下地層6を含めた断面積)をS1、多孔質保護層5の断面積をS2としたとき、S1>S2の関係を有している。
ところで、横断面におけるセンシング部21の断面積S1の割合を小さくし過ぎると、多孔質保護層5の体積が大きくなって、多孔質保護層5を含めたガスセンサ素子2の全体を活性温度にする時間が長くなってしまうと共に、多孔質保護層5に亀裂等が生じ易くなってしまう。そこで、S1>S2とすることにより、ガスセンサ素子2の活性時間の短縮と、多孔質保護層5の耐久性とを両立させることができる。
本例のガスセンサ1においては、その横断面において、ガスセンサ素子2におけるセンシング部21の全周を多孔質保護層5によって被覆している。この多孔質保護層5により、被測定ガス中の被毒物のトラップを行って、被測定ガスを固体電解質体31における被測定ガス側電極32Aへ導くことができると共に、加熱されたガスセンサ素子2が、被水によって割れてしまうことを防止することができる。
また、本例のガスセンサ1においては、横断面における多孔質保護層5の厚みは、積層方向Dの両表面における最大厚みT1を100μm以上にして、全周のうちで最も厚くし、4つの角部における厚みT2を10μm以上にして、全周のうちで最も薄くしている。これにより、多孔質保護層5の各部の厚みが適切であり、被水によって多孔質保護層5に亀裂等が入り難くすることができる。
ところで、多孔質保護層5と素子カバー12との間の隙間を小さくし過ぎると、ヒータ基板4における発熱体42を発熱させたときに、素子カバー12によって熱が吸収されてしまう。一方、多孔質保護層5と素子カバー12との間の隙間を大きくし過ぎると、ヒータ基板4における発熱体42を発熱させたときに、素子カバー12からの輻射熱によってガスセンサ素子2を保温する効果が得られなくなる。
そこで、本例のガスセンサ1においては、その横断面において、多孔質保護層5と素子カバー12との間の最小隙間Xを、0.5〜5mmの範囲内としている。これにより、素子カバー12による熱引きの抑制と、素子カバー12からの輻射熱による保温効果の維持とを両立させることができる。そのため、ガスセンサ素子2を活性温度(酸素濃度を検出可能な温度)にするためにかかる時間(活性時間)を短縮させることができる。
また、本例のガスセンサ1においては、その横断面において、インナーカバー12Aにおける被測定ガス導入口13Aは、ガスセンサ素子2における通電領域に、被測定ガスの流れが衝突する状態で形成してある。これにより、被測定ガス導入口13Aから素子カバー12内に導入される被測定ガスの流れは、ガスセンサ素子2における加熱領域には直接衝突しない。
そのため、被測定ガスの流れが衝突することによって、ガスセンサ素子2における加熱領域が冷却されてしまうことを抑制することができ、ガスセンサ素子2を活性温度にするためにかかる時間(活性時間)をより短縮させることができる。
それ故、本例のガスセンサ1によれば、耐被水性能を確保した上で、ガスセンサ素子2の活性時間を効果的に短縮することができる。
実施例における、ガスセンサを示す断面説明図。 実施例における、ガスセンサ素子のセンシング部の横断面を模式的に示す断面説明図。 実施例における、ガスセンサ素子のセンシング部と素子カバーとの横断面における配置関係を模式的に示す断面説明図。 実施例における、ガスセンサ素子と被測定ガス導入口との位置関係を模式的に示す断面説明図。 実施例における、他のガスセンサ素子と被測定ガス導入口との位置関係を模式的に示す断面説明図。 実施例における、ガスセンサ素子と他の被測定ガス導入口との位置関係を模式的に示す断面説明図。 実施例における、ガスセンサ素子と他の被測定ガス導入口との位置関係を模式的に示す断面説明図。 実施例における、被測定ガス導入口の周辺部分の拡大断面説明図。 実施例における、横軸に最小隙間をとり、縦軸に活性時間比をとって、両者の関係を示すグラフ。 実施例における、横軸に最大隙間をとり、縦軸に活性時間比をとって、両者の関係を示すグラフ。 実施例における、横軸に周方向範囲をとり、縦軸に活性時間比をとって、両者の関係を示すグラフ。 実施例における、ガスセンサ素子におけるセンシング部の断面積と、多孔質保護層の断面積とを示す断面説明図。 実施例における、下地層を形成したガスセンサ素子のセンシング部の横断面を模式的に示す断面説明図。
符号の説明
1 ガスセンサ
11 ハウジング
12 素子カバー
12A インナーカバー
12B アウターカバー
13A、B 被測定ガス導入口
2 ガスセンサ素子
201 先端部分
202 後端部分
21 センシング部
3 センサ基板
31 固体電解質体
32A、B 電極
33 拡散抵抗層
34 遮蔽層
4 ヒータ基板
401 発熱部
402 リード部
41 セラミックス体
42 発熱体
5 多孔質保護層
6 下地層
D 積層方向
L 長手方向

Claims (14)

  1. 酸素イオン導電性を有する固体電解質体を有するセンサ基板と、電気絶縁性を有するセラミックス体に通電により発熱する発熱体を設けてなるヒータ基板とを積層してなるガスセンサ素子と、
    該ガスセンサ素子の後端部分を内側に挿通して保持するハウジングと、
    該ハウジングに固定され、上記ガスセンサ素子の先端部分におけるセンシング部を覆う素子カバーとを有するガスセンサにおいて、
    上記ハウジングに対して上記ガスセンサ素子を保持させた方向である長手方向に直交する横断面において、上記ガスセンサ素子における上記センシング部の全周は、セラミックス粒子によって多数の気孔を形成してなる多孔質保護層によって被覆してあり、
    該多孔質保護層の厚みは、上記センシング部の上記横断面において10μm以上であり、
    上記横断面において、上記素子カバーの全周にわたる上記多孔質保護層と上記素子カバーとの間の隙間は、0.2〜6mmであることを特徴とするガスセンサ。
  2. 請求項1において、上記隙間は、0.5〜5mmであることを特徴とするガスセンサ。
  3. 請求項1又は2において、上記多孔質保護層と上記素子カバーとの間の隙間が1〜4mmである周方向範囲は、上記素子カバーの全周に対して35%以上であることを特徴とするガスセンサ。
  4. 請求項3において、上記多孔質保護層と上記素子カバーとの間の隙間が1〜4mmである周方向範囲は、上記素子カバーの全周に対して70%以上であることを特徴とするガスセンサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記ヒータ基板の上記発熱体を蛇行させてなる発熱部と上記センサ基板とが対向する加熱領域と、上記蛇行する発熱体の両端から引き出した発熱体によるリード部と上記センサ基板とが対向する通電領域とが形成されており、
    上記素子カバーには、該素子カバー内へ上記被測定ガスを導入するための被測定ガス導入口が形成してあり、
    該被測定ガス導入口は、上記ガスセンサ素子における上記加熱領域に上記被測定ガスの流れが衝突しない状態で形成してあることを特徴とするガスセンサ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記多孔質保護層の厚みは、上記横断面において、上記センサ基板と上記ヒータ基板との積層方向の両表面における最大厚みが、100μm以上であって、全周のうちで最も厚くなっており、すべての角部における厚みが、10μm以上であって、全周のうちで最も薄くなっていることを特徴とするガスセンサ。
  7. 請求項6において、上記横断面において、上記ガスセンサ素子における上記センシング部の断面積は、上記多孔質保護層の断面積よりも大きいことを特徴とするガスセンサ。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項において、上記多孔質保護層は、アルミナ、スピネル、チタニア、ジルコニア、ムライトのうちの1種又は2種以上からなることを特徴とするガスセンサ。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項において、上記多孔質保護層の単位体積当たりの気孔率は、20%以上であることを特徴とするガスセンサ。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項において、上記多孔質保護層は、平均粒径の異なる2種類以上のセラミックス粒子から構成してあることを特徴とするガスセンサ。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項において、上記ガスセンサ素子は、上記センサ基板と上記ヒータ基板とを積層した状態で同時に焼成して形成してあり、
    上記多孔質保護層は、上記焼成を行ったガスセンサ素子の表面に別途熱処理を行って形成してあることを特徴とするガスセンサ。
  12. 請求項1〜10のいずれか一項において、上記ガスセンサ素子の表面には、セラミックス粒子を当該ガスセンサ素子と同時に焼成を行って形成してなる下地層が設けてあり、該下地層は、1μm以上の表面粗さ(十点平均粗さ)を有しており、
    上記多孔質保護層は、上記下地層の表面に別途熱処理を行って形成してあることを特徴とするガスセンサ。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項において、上記ガスセンサ素子は、限界電流式のガスセンサ素子であることを特徴とするガスセンサ。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項において、上記センサ基板は、上記固体電解質体の両表面に設けた一対の電極によって、上記被測定ガス中の酸素濃度を調整するポンピングセルの機能と、上記被測定ガス中の酸素濃度を測定するセンシングセルの機能とを併有させた1セル構造を有していることを特徴とするガスセンサ。
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