JP2008151557A - ガスセンサ素子及びこれを用いたガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】耐被水性及びセンサ特性を向上させることができるガスセンサ素子及びこれを用いたガスセンサを提供すること。
【解決手段】ガスセンサ素子1は、酸素イオン導電性の固体電解質体3と、固体電解質体3の一方の表面に設けて被測定ガスGに曝される被測定ガス側電極31と、固体電解質体3の他方の表面に設けて基準ガスAに曝される基準ガス側電極32とを有している。固体電解質体3は、一端に被測定ガス導入口201を備えると共に他端に底部202を備えた有底筒形状体2の横断面方向の一部を構成している。有底筒形状体2の横断面方向の残部は、ヒータ加熱部41を設けた絶縁性のヒータ配設体4によって構成してある。被測定ガス側電極31は、固体電解質体3の内周面303に設けてあり、基準ガス側電極32は、固体電解質体3の外周面304において、被測定ガス側電極31と対向する位置に設けてある。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両用エンジン等の内燃機関の燃焼制御等に用いることができるガスセンサ素子及びこれを用いたガスセンサに関する。
酸素濃度の変化に起因して出力を変化させることができるガスセンサは、NOx、HC、CO等の特定ガス濃度の検出を行う際や、内燃機関の空燃比制御を行う際などに用いられる。
例えば、車両用内燃機関の排気系にガスセンサを設け、排気ガス中の酸素濃度等から空燃比を検出し、これを利用して内燃機関の燃焼制御を行うことがある(排気ガス制御フィードバックシステム)。特に、三元触媒を用いて効率よく排気ガスを浄化するためには車両用内燃機関の燃焼室において空燃比が特定の値となるように制御することが重要である。
例えば、特許文献1に開示されるように、ガスセンサには、排気ガス中の酸素濃度を検出するガスセンサ素子が内蔵されている。このガスセンサ素子は、酸素イオン導電性の固体電解質体と、固体電解質体の一方の表面に設けた被測定ガス側電極と、固体電解質体の他方の表面に設けた基準ガス側電極とを有している。そして、ガスセンサ素子は、被測定ガス側電極に接触する排気ガスと、基準ガス側電極に接触する基準ガスとの酸素濃度の違いにより出力を変化させ、特定ガス濃度の検出や、空燃比の検出を行うことができる。
ところで、近年、ガスセンサにおいては早期活性能力が要求されており、ガスセンサ素子においては、特にエンジン始動時において、強力なヒータにより急速な加熱昇温が行われる。ところが、エンジン始動時においては排気管内に結露凝集した水滴群が排気ガス流によって勢いよく排出され、特に加熱昇温中のガスセンサ素子に水滴が当たることによって被水割れが発生するおそれがある。
この問題を解決するために、通常、ガスセンサは、排気ガスの状態を積極的に検知するためにガスセンサ素子を排気管の内部に深く挿入しつつ、排気ガス流の影響を緩和するためにガスセンサ素子をカバーで覆う構造となっている。そのため、カバー内への排気ガス流入量を相当量絞り込むことによって上述の水滴の進入を防止することを防止し、上記の被水割れを防いでいる。
しかしながら、ガスセンサ素子の耐被水性とセンサ特性とを両立させるためには、上記カバーのみによる工夫では十分ではなく、更なる工夫が必要とされる。
特開2000−65782号公報
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、耐被水性及びセンサ特性を向上させることができるガスセンサ素子及びこれを用いたガスセンサを提供しようとするものである。
第1の発明は、酸素イオン導電性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の表面に設けて被測定ガスに曝される被測定ガス側電極と、上記固体電解質体の他方の表面に設けて基準ガスに曝される基準ガス側電極とを有するガスセンサ素子において、
上記固体電解質体は、一端に被測定ガス導入口を備えると共に他端に底部を備えた有底筒形状体の少なくとも一部を構成しており、上記被測定ガス側電極は、上記固体電解質体の内周側に設けてあり、上記基準ガス側電極は、上記固体電解質体の外周側において、上記被測定ガス側電極と対向する位置に設けてあることを特徴とするガスセンサ素子にある(請求項1)。
本発明のガスセンサ素子は、有底筒形状体の少なくとも一部を構成する固体電解質体において、内周側に被測定ガス側電極を設け、外周側であって被測定ガス側電極と対向する位置に基準ガス側電極を設けている。そして、本発明のガスセンサ素子において、被測定ガスは、有底筒形状体の内周側へ流入し、固体電解質体の内周側に設けた被測定ガス側電極に接触する。
これにより、固体電解質体の外周側に設けた被測定ガス側電極に接触する場合に比べて、被測定ガスが流れる排気管内等で結露凝集した水滴群が、ヒータ等によって加熱された被測定ガス側電極の周辺に到達、接触し難くすることができる。そのため、ガスセンサ素子が被水割れを起こしてしまうことを効果的に抑制することができる。
また、基準ガス側電極が固体電解質体における外周側に設けてあることにより、基準ガス側電極の周辺の拡散抵抗をほとんど無視することができ、特に、被測定ガスの空燃比が著しく低い場合でも、基準ガス側電極から被測定ガス側電極へと十分な量の酸素イオンを導くことができる。そのため、ガスセンサ素子のセンサ特性(特に空燃比測定範囲)を向上させることができる。
それ故、本発明によれば、ガスセンサ素子の耐被水性及びセンサ特性を向上させることができる。
第2の発明は、上記第1の発明に記載のガスセンサ素子を用いて構成したガスセンサであって、
該ガスセンサは、上記基準ガスを導入する基準ガス室を形成したハウジング内に、上記ガスセンサ素子を配設してなり、
上記有底筒形状体における上記被測定ガス導入口は、上記ハウジングの外部に開口しており、
上記被測定ガスが通過する排気管内から上記被測定ガス導入口へ当該被測定ガスを導入するよう構成したことを特徴とするガスセンサにある(請求項7)。
本発明のガスセンサは、上記第1の発明のガスセンサ素子を用いて構成したものであり、排気管内の排気ガスの空燃比を測定することができるものである。
本発明のガスセンサにおいては、被測定ガスに含まれる水滴群が、ハウジングの外部に開口する被測定ガス導入口内へ流入し難くすることができ、かつハウジング内に十分な容量の基準ガス室を形成することができる。
それ故、本発明によれば、上記第1の発明と同様に、ガスセンサ素子の耐被水性及びセンサ特性を向上させることができる。
上述した第1、第2の発明における好ましい実施の形態につき説明する。
上記第1の発明において、上記有底筒形状体は、その横断面方向の一部を上記固体電解質体によって形成し、その横断面方向の残部をヒータ加熱部を設けた絶縁性のヒータ配設体によって形成し、上記ヒータ加熱部は、上記固体電解質体において上記被測定ガス側電極及び上記基準ガス側電極を設けた軸方向位置に対応して設けることが好ましい(請求項2)。
この場合には、ヒータ加熱部によって、被測定ガス側電極及び基準ガス側電極を迅速に加熱することができると共に、被測定ガス中に含まれる水滴群がヒータ加熱部の周辺に到達することを効果的に抑制することができる。これにより、ガスセンサ素子においてヒータ加熱部の周辺が被水割れを起こしてしまうことを効果的に抑制することができる。
また、上記被測定ガス導入口から上記ヒータ加熱部までの最短距離は、上記被測定ガス導入口の内形における最大寸法以上であることが好ましい(請求項3)。特に、上記ヒータ加熱部は、上記有底筒形状体における上記被測定ガス導入口から10mm以上離れた位置に設けることが好ましい(請求項4)。
これらの場合には、被測定ガス中に含まれる水滴群が、ヒータ加熱部の周辺に直接接触することを抑制することができる。また、これと同時に、被測定ガス中に含まれる水滴群は、加熱部(ヒータ加熱部によって加熱される有底筒形状体の内周側の部位)に比べて低温の非加熱部(ヒータ加熱部によってほとんど加熱されない有底筒形状体の内周側の部位)に衝突することにより、気化蒸発が促進される。そのため、加熱部周辺への水滴群の衝突による被水割れを防止することができる。
なお、上記ヒータ加熱部を被測定ガス導入口から10mm以上離れた位置に設けるとは、被測定ガス導入口からヒータ加熱部までの最短距離が10mm以上であることをいう。
また、上記被測定ガス側電極は、多孔質体によって覆うことが好ましい(請求項5)。
この場合には、多孔質体によって、被測定ガス中に含まれる水滴群が、被測定ガス側電極に直接接触してしまうことを抑制することができる。また、多孔質体によって、被測定ガス中に含まれる被毒物質から被測定ガス側電極を保護することができる。
また、上記有底筒形状体の内周側に形成された被測定ガス室においては、上記ヒータ加熱部近傍の部位を多孔質体によって覆うことが好ましい(請求項6)。
この場合には、被測定ガス中に含まれる水滴群が加熱部(ヒータ加熱部によって加熱される有底筒形状体の内周側の部位)に衝突した際に、多孔質体によって、水滴を吸収すると同時に蒸発を促進し被水割れを防ぐことができる。
また、上記第2の発明において、上記ガスセンサは、上記有底筒形状体における上記被測定ガス導入口を、上記排気管内に配置し、上記被測定ガス側電極及び上記基準ガス側電極を、上記排気管の外部に配置して用いるよう構成することが好ましい(請求項8)。
この場合には、有底筒形状体において被測定ガス側電極の周辺の部位に、被測定ガスから生じた水滴群が一層接触し難くすることができる。
以下に、本発明のガスセンサ素子及びこれを用いたガスセンサにかかる実施例につき、図面と共に説明する。
(実施例1)
本例のガスセンサ素子1は、図1〜図3に示すごとく、酸素イオン導電性の固体電解質体3と、固体電解質体3の一方の表面に設けて被測定ガスGに曝される被測定ガス側電極31と、固体電解質体3の他方の表面に設けて基準ガスAに曝される基準ガス側電極32とを有している。
図1、図2に示すごとく、本例の固体電解質体3は、一端に被測定ガス導入口201を備えると共に他端に底部202を備えた有底筒形状体2の横断面方向の一部を構成している。また、有底筒形状体2の横断面方向の残部は、ヒータ加熱部41を設けた絶縁性のヒータ配設体4によって構成してある。
そして、被測定ガス側電極31は、固体電解質体3の内周面303に設けてあり、基準ガス側電極32は、固体電解質体3の外周面304において、被測定ガス側電極31と対向する位置に設けてある。
以下に、本例のガスセンサ素子1及びこれを用いたガスセンサ10につき、図1〜図4と共に詳説する。
図3に示すごとく、本例のガスセンサ素子1は、ガスセンサ10として車両用内燃機関の排気管6に配設し、この排気管6内を通過する排気ガスを被測定ガスGとして、排気ガスの酸素濃度及び空燃比を検出することによって、車両用内燃機関における空燃比の制御に用いる。また、本例のガスセンサ素子1は、空燃比の値を出力することができるものであり、限界電流特性を利用したA/Fセンサを構成する。
本例の固体電解質体3は、ジルコニア等を用いたセラミックスからなり、ヒータ配設体4は、アルミナ等を用いたセラミックスからなる。
また、図1、図2に示すごとく、有底筒形状体2は、固体電解質体3及びヒータ配設体4を板形状に形成し、ヒータ配設体4を所定の厚みのスペーサ等を介して固体電解質体3に積層することによって形成することができる。また、有底筒形状体2の横断面形状は、四角形状又は丸形状等の種々の形状にすることができる。また、ヒータ加熱部41は、絶縁性のヒータシート同士の間に挟持して設けることができる。
図1に示すごとく、本例のヒータ加熱部41は、固体電解質体3において被測定ガス側電極31及び基準ガス側電極32を設けた軸方向位置に対応して設けてある。また、本例のヒータ配設体4は、固体電解質体3と対向して設けてあり、本例のヒータ加熱部41は、有底筒形状体2の被測定ガス室(中空部)21を介して、被測定ガス側電極31と対向する位置に設けてある。
また、本例のヒータ加熱部41は、有底筒形状体2における被測定ガス導入口201から10mm以上離れた位置(本例では、約15mm離れた位置)に設けてある。すなわち、有底筒形状体2における被測定ガス導入口201からヒータ加熱部41までの最短距離Xは、10mm以上となっている。
図3に示すごとく、本例のガスセンサ10は、基準ガスA(本例では大気)を導入する基準ガス室50を形成したハウジング5内に、ガスセンサ素子1を配設してなる。ハウジング5は、当該ガスセンサ10を排気管6に取り付けるための取付部511を設けた先端側ハウジング部分51と、この先端側ハウジング部分51に連結した後端側ハウジング部分52とを有している。ガスセンサ素子1は、その先端側部分が、固定部材53を介して先端側ハウジング部分51に配設してあり、その後端側部分が、絶縁物57を介して後端側ハウジング部分52に配設してある。
また、後端側ハウジング部分52には、基準ガスAをハウジング5内に導入するための基準ガス導入口521が形成してある。また、有底筒形状体2における被測定ガス導入口201は、上記先端側ハウジング部分51の外部に開口している。
同図に示すごとく、本例のガスセンサ10は、有底筒形状体2における被測定ガス導入口201が排気管6内に位置するように、先端側ハウジング部分51の先端部分を排気管6内に配設して用いる。また、ガスセンサ10を排気管6に配設したときには、被測定ガス側電極31、基準ガス側電極32及びヒータ加熱部41は、排気管6の外部に配置される。
また、被測定ガス側電極31及び基準ガス側電極32は、被測定ガス側電極31又は基準ガス側電極32から連続して固体電解質体3にそれぞれ形成した導体部311、321、並びにハウジング5に固定した導通金具54及びリード線55を介して、ガスセンサ10の外部に導通される。
なお、先端側ハウジング部分51の先端には、被測定ガス導入口201を覆うカバー56を設けることができる。このカバー56は、例えば、内側カバー561と、この内側カバー561を覆う外側カバー562との2重構造とすることができる。また、内側カバー561及び外側カバー562には、被測定ガスGが通過する穴560を形成しておく。
また、図1に示すごとく、被測定ガス側電極31は、多孔質体58によって覆うことができる。また、有底筒形状体2の内周側におけるヒータ加熱部41近傍の壁面は、多孔質体59によって覆うことができる。これにより、被測定ガスG中に含まれる水滴群が、被測定ガス側電極31に直接接触してしまうことを抑制することができ、また、被測定ガスG中に含まれる被毒物質から被測定ガス側電極31を保護することができる。
本例のガスセンサ素子1において、被測定ガスの空燃比を測定する際には、排気管6内の被測定ガスGは、有底筒形状体2の被測定ガス導入口201から有底筒形状体2の内周側(被測定ガス室21内)へ流入する。そして、被測定ガスGは、固体電解質体3の内周面303に設けた被測定ガス側電極31に接触し、上記空燃比が検知される。
また、車両用内燃機関の始動時には、ガスセンサ素子1を早期に所定の活性温度に到達させるため、ヒータ加熱部41を通電により発熱させ、被測定ガス側電極31及び基準ガス側電極32の周辺を急速に加熱する。
本例においては、被測定ガス側電極31を有底筒形状体2の内周面303に設けたことにより、被測定ガスGは、従来の固体電解質体3の外周面304に設けた被測定ガス側電極31に接触する場合に比べて、排気管6内で結露凝集した水滴群が、有底筒形状体2においてヒータ加熱部41を設けた部位よりも先端側の部位に接触、蒸発し、ヒータ加熱部41によって加熱された部位の周辺に到達、接触し難くすることができる。そのため、ガスセンサ素子1が、ヒータ加熱部41の周辺において被水割れを起こしてしまうことを効果的に抑制することができる。
また、被測定ガス側電極31、基準ガス側電極32及びヒータ加熱部41の有底筒形状体2における加熱部位を排気管6の外部に配置したことにより、有底筒形状体2における加熱部位の周辺に、被測定ガスGから生じた水滴群が一層接触し難くすることができる。
また、基準ガス側電極32が固体電解質体3における外周面304に設けてあることにより、基準ガス側電極32の周辺の拡散抵抗をほとんど無視することができ、特に、被測定ガスGとしての排気ガスが燃料リッチであるときに、基準ガス側電極32から被測定ガス側電極31へと十分な量の酸素イオンを導くことができる。そのため、ガスセンサ素子1のセンサ特性(空燃比測定範囲)を向上させることができる。
それ故、本例によれば、ガスセンサ素子1の耐被水性及びセンサ特性を向上させることができる。
本例においては、1セルタイプのガスセンサ素子1について説明したが、これ以外にも、図4に示すごとく、ポンプセル11及びセンサセル12等をそれぞれ備えた2セルタイプのガスセンサ素子1Aに適用することもできる。この場合には、固体電解質体3を内外方向に積層し、内側の固体電解質体3Aにおいては、その内周面303に一方のポンプ電極11Aを配置すると共にその外周面304に他方のポンプ電極11Bを配置し、外側の固体電解質体3Bにおいては、その内周面303に被測定ガス側電極31としての一方のセンサ電極12Aを配置すると共に、その外周面304に基準ガス側電極32としての他方のセンサ電極12Bを配置することができる。
また、上記ガスセンサ素子1は、空燃比を検出するよう構成する以外にも、例えば、NOx、CO、HC等の特定ガス成分の濃度を検出するよう構成することができる。また、上記ガスセンサ素子1は、空燃比及び特定ガス成分の濃度を検出する複合センサ素子とすることもできる。
また、上記被測定ガス導入口201の近傍には、拡散抵抗の低いトラップ層を形成することができる。この場合には、ガスセンサ素子1が被水の影響を受けることをより効果的に防止することができる。
実施例における、ガスセンサ素子を軸方向に切断して示す断面説明図。 実施例における、ガスセンサ素子を横断面方向に切断して示す断面説明図。 実施例における、ガスセンサを軸方向に切断して示す断面説明図。 実施例における、他のガスセンサ素子を軸方向に切断して示す断面説明図。
符号の説明
1 ガスセンサ素子
10 ガスセンサ
2 有底筒形状体
201 被測定ガス導入口
202 底部
3 固体電解質体
303 内周面
304 外周面
31 被測定ガス側電極
32 基準ガス側電極
4 ヒータ配設体
41 ヒータ加熱部
5 ハウジング
50 基準ガス室
6 排気管
G 被測定ガス(排気ガス)
A 基準ガス(大気)

Claims (8)

  1. 酸素イオン導電性の固体電解質体と、該固体電解質体の一方の表面に設けて被測定ガスに曝される被測定ガス側電極と、上記固体電解質体の他方の表面に設けて基準ガスに曝される基準ガス側電極とを有するガスセンサ素子において、
    上記固体電解質体は、一端に被測定ガス導入口を備えると共に他端に底部を備えた有底筒形状体の少なくとも一部を構成しており、上記被測定ガス側電極は、上記固体電解質体の内周側に設けてあり、上記基準ガス側電極は、上記固体電解質体の外周側において、上記被測定ガス側電極と対向する位置に設けてあることを特徴とするガスセンサ素子。
  2. 請求項1において、上記有底筒形状体は、その横断面方向の一部が上記固体電解質体によって形成してあると共に、その横断面方向の残部がヒータ加熱部を設けた絶縁性のヒータ配設体によって形成してあり、
    上記ヒータ加熱部は、上記固体電解質体において上記被測定ガス側電極及び上記基準ガス側電極を設けた軸方向位置に対応して設けてあることを特徴とするガスセンサ素子。
  3. 請求項2において、上記被測定ガス導入口から上記ヒータ加熱部までの最短距離は、上記被測定ガス導入口の内形における最大寸法以上であることを特徴とするガスセンサ素子。
  4. 請求項3において、上記ヒータ加熱部は、上記有底筒形状体における上記被測定ガス導入口から10mm以上離れた位置に設けてあることを特徴とするガスセンサ素子。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項において、上記被測定ガス側電極は、多孔質体によって覆ってあることを特徴とするガスセンサ素子。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項において、上記有底筒形状体の内周側に形成された被測定ガス室は、上記ヒータ加熱部近傍の部位が多孔質体によって覆ってあることを特徴とするガスセンサ素子。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載のガスセンサ素子を用いて構成したガスセンサであって、
    該ガスセンサは、上記基準ガスを導入する基準ガス室を形成したハウジング内に、上記ガスセンサ素子を配設してなり、
    上記有底筒形状体における上記被測定ガス導入口は、上記ハウジングの外部に開口しており、
    上記被測定ガスが通過する排気管内から上記被測定ガス導入口へ当該被測定ガスを導入するよう構成したことを特徴とするガスセンサ。
  8. 請求項7において、上記有底筒形状体における上記被測定ガス導入口は、上記排気管内に配置し、上記被測定ガス側電極及び上記基準ガス側電極は、上記排気管の外部に配置するよう構成したことを特徴とするガスセンサ。
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