JP2017067734A - ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】熱容量の増大を防止しつつセンサ素子への被水を防止することができ、さらに製造コストの低減が可能なガスセンサを提供すること。【解決手段】センサ素子2とインシュレータ3とハウジング4とを少なくとも備えるガスセンサ1である。センサ素子2の先端21は、インシュレータ3の先端31より基端側Z2に配置されている。インシュレータ3は、センサ素子2が保持されたインシュレータ3の内側に被測定ガスを導入する導入口33を有すると共に、導入口33に形成された多孔質フィルタ部35を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するためのガスセンサに関する。
自動車の内燃機関等の排気系に設けられ、被測定ガスである排ガス中の酸素や窒素酸化物等の特定ガス濃度を測定するガスセンサが知られている。ガスセンサとしては、例えば、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサ素子と、該センサ素子を内側に挿通するインシュレータと、インシュレータを内側に挿通するハウジングと、該ハウジングの先端側に配設された保護カバーとを備えたものがある。
ガスセンサは、センサ素子の表面に排ガス等の被測定ガスが接触するように構成されている。ところが、内燃機関の低温始動時等においては、排ガス中の水蒸気が凝縮して生成する凝縮水が排ガスと共にセンサ素子に向かって飛来し、センサ素子の表面に付着することがある。ここで、センサ素子は、固体電解質体を活性化させるために高温に加熱した状態で使用される。そのため、凝縮水の付着により、センサ素子に大きな熱衝撃が加わり、割れが発生することがある。また、凝縮水中に含まれる硫黄やAg等によってセンサ素子が被毒するおそれがある。そこで、例えば特許文献1には、多孔質保護層に被覆されたセンサ素子と、該センサ素子の先端を先方に突出させた状態で保持するインシュレータと、センサ素子の先端側を覆う多重構造の保護カバーを備えるガスセンサが提案されている。
特開2014−228313号公報
しかしながら、上述の従来の構成のようにセンサ素子を多孔質保護層によって被覆すると、センサ素子への凝縮水の付着を抑制することができるものの、センサ素子の熱容量が大きくなる。その結果、ガスセンサの消費電力が増大し、燃費が低下したり、バッテリへの負荷が増大してしまう。また、センサ素子の先端がインシュレータに対して先端側に突出したガスセンサにおいては、センサ素子が被測定ガスに曝されやすい。したがって、被測定ガス中に含まれる凝縮水からセンサ素子を守るためには、上述の多重構造の保護カバーが実質的に必要になる。しかし、多重構造の保護カバーは、構造が複雑であり、保護カバーを形成するための部品数が増える。その結果、ガスセンサの製造コストが増大してしまう。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、熱容量の増大を防止しつつセンサ素子への被水を防止することができ、さらに製造コストの低減が可能なガスセンサを提供しようとするものである。
本発明の一態様は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサ素子(2)と、
該センサ素子を内側に挿通して保持する筒状のインシュレータ(3)と、
該インシュレータを内側に挿通して保持する筒状のハウジング(4)と、を少なくとも備え、
上記センサ素子の先端(21)は、上記インシュレータの先端(31)より基端側(Z2)に配置されており、
上記インシュレータは、上記センサ素子が保持された上記インシュレータの内側に上記被測定ガスを導入する導入口(33)を有すると共に、該導入口に形成された多孔質フィルタ部(35)を有する、ガスセンサ(1)にある。
上記ガスセンサにおいては、センサ素子の先端がインシュレータの先端より基端側に配置されている。すなわち、センサ素子の先端がインシュレータの先端から露出していない。そのため、被測定ガスが例えば水蒸気を含んでおり、被測定ガスの温度低下等により被測定ガス中に凝縮水が生じたとしても、凝縮水がセンサ素子に付着することを防止することができる。さらに、インシュレータは、センサ素子が保持されたインシュレータの内側に被測定ガスを導入する導入口を有すると共に、導入口に形成された多孔質フィルタ部を有する。そのため、被測定ガスは、導入口に形成された多孔質フィルタ部を通過してからセンサ素子に導かれる。それ故、例え導入口に凝縮水が飛来したとしても、凝縮水はセンサ素子に到達する前に多孔質フィルタにトラップされる。したがって、凝縮水がセンサ素子に付着することを防止することができる。このように、上記ガスセンサにおいては、インシュレータの先端位置に対するセンサ素子の先端位置を基端側に配置させると共に、インシュレータの導入口に多孔質フィルタ部を形成することによって、センサ素子の被水を十分に抑制することができる。その結果、センサ素子の割れや被毒を防止することができる。
また、上述のようにインシュレータの導入口に凝縮水をトラップする多孔質フィルタが設けられているため、従来の構成のガスセンサのようにセンサ素子の表面に多孔質保護層等を設ける必要がなくなる。その結果、センサ素子の熱容量の増大を防止することが可能になるため、ガスセンサの消費電力を小さくすることができる。
さらに、上記ガスセンサにおいては、上述のようにセンサ素子の先端がインシュレータの先端から露出していない。そのため、従来の構成のガスセンサのように、被測定ガスに曝されるセンサ素子の先端側を保護する多重構造の保護カバーが必ずしも必要なくなる。具体的には、例えば単層構造のような比較的単純な構造の保護カバーでも十分になる。そのため、部品数を減らすことができ、ガスセンサの製造コストを低下させることができる。
以上のごとく、上記ガスセンサによれば、熱容量の増大を防止しつつセンサ素子への被水を防止することが可能になり、さらに製造コストの低減が可能になる。なお、特許請求の範囲及び課題を解決するための手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1におけるガスセンサの断面図。 実施形態1におけるガスセンサの部分断面図。 実施形態1におけるガスセンサの素子カバーの底面図。 実施形態2におけるガスセンサの断面図。 図4のV−V線矢視断面図。
(実施形態1)
ガスセンサの実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。なお、本明細書において、「先端側」とは、ガスセンサの軸方向の一方側であり、ガスセンサが被測定ガスに晒される側をいう。また、「基端側」とは、その反対側をいう。
図1及び図2に示すごとく、本実施形態のガスセンサ1は、被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサ素子2と、筒状のインシュレータ3と、筒状のハウジング4とを備えている。インシュレータ3は、センサ素子2を内側に挿通して保持し、センサ素子2の先端21は、インシュレータ3の先端31より軸方向Zにおける基端側Z2に配置されている。インシュレータ3は、センサ素子2が保持されたインシュレータ3の内側に被測定ガスを導入する導入口33を有すると共に、この導入口33に形成された多孔質フィルタ部35を有する。また、ハウジング4は、インシュレータ3を内側に挿通して保持する。以下、本実施形態のガスセンサ1についてさらに詳説する。
図1に示すように、本実施形態のガスセンサ1は、軸方向Zの先端側Z1を例えば排ガス等の被測定ガスの流路190内に配置して用いられる。ガスセンサ1は、図1に示されるように、例えば被測定ガスの流れ方向Xに対してガスセンサの軸方向Zが垂直になるように配置される。なお、ガスセンサ1は、被測定ガスの流れ方向Xに対して必ずしも垂直である必要はなく、傾けて配置することも可能である。
具体的には、ガスセンサ1は、例えば車両用の排気センサとして用いることができ、被測定ガスの種類や利用される制御の目的などに応じて、空燃比センサ、NOxセンサ等として用いられる。センサ素子2としては、例えば部分安定化ジルコニアからなる固体電解質体と、その両面にそれぞれ設けられた測定電極及び基準電極と、基準ガス導入層、ヒータ層とを積層してなる長尺な板状の積層型酸素センサ素子が用いられる。センサ素子2は、上述のように板状であってもよいが棒状であってもよい。また、センサ素子2は、軸方向Zの先端21に被測定ガスの導入口23を有している。導入口23は、センサ素子2の内部に被測定ガスを導入するための入り口であり、例えば多孔質セラミックス等によって形成される。導入孔23は、1つでも複数でもよい。また、導入孔23は、センサ素子2の先端21以外にも側面等の他の部分に形成することもできる。なお、本実施形態が参照する図1、図2、並びに後述の実施形態2が参照する図4及び図5においては、センサ素子の具体的な構造を省略して示してある。
センサ素子2は、インシュレータ3の内側に挿通して保持されている。さらに、インシュレータ3は、例えば金属製のハウジング4の内側に保持されている。ハウジング4の基端側Z2には、センサ素子2の基端側Z2を覆う基端側カバー14が固定されており、基端側カバー14内には、外部に接続される複数のリード部材16が収容されている。基端側カバー14の内部において、インシュレータ3(以下、適宜「先端側インシュレータ3」という)の基端側Z2には、センサ素子2の基端側Z2を覆うインシュレータ300(以下、適宜「基端側インシュレータ300」)が配設されている。基端側インシュレータ300には、リード部材16に接続された金属端子18が配設されている。金属端子18は、センサ素子2の電極端子に接触して電気的な導通を図っている。なお、図示を省略するが、基端側カバー14の基端側Z2には大気を導入する通気孔が設けられ、基端側カバー14の基端側開口部はゴムブッシュからなる封止部材によって閉塞される。
図1及び図2に示すごとく、センサ素子2の先端21は、先端側インシュレータ3の先端31より基端側Z2に配置されている。すなわち、センサ素子2の先端21が、先端側インシュレータ3の先端31よりも基端側に後退するように配置されており、先端側インシュレータ3の先端31から突出していない。なお、本実施形態のガスセンサ1における先端側インシュレータ3及び基端側インシュレータ300のように、センサ素子2を内側に保持する複数のインシュレータ3、300を有する場合において、「インシュレータの先端」とは、軸方向Zにおける最も先端側Z1に位置するインシュレータ(すなわち、先端側インシュレータ3)の先端31である。インシュレータ3は、絶縁セラミックスにより形成される。絶縁セラミックスとしては、例えばアルミナ、チタニア、ジルコニア、シリカ、窒化ケイ素、マグネシア等を用いることができる。好ましくは、インシュレータ3はアルミナからなることがよく、特に純度90質量%以上のアルミナからなることがよい。
筒状のインシュレータ3は、その内側に保持されたセンサ素子2に被測定ガスを導入するための導入口33を有しており、この導入口33には多孔質フィルタ部35が設けられている。本実施形態においては、軸方向Zに伸びる筒状のインシュレータ3は、軸方向に伸びる貫通孔36を有し、この貫通孔36内にセンサ素子2が挿入保持されている。貫通孔36の先端側開口部によって導入口33が形成されている。また、先端側開口部が多孔質セラミックスによって塞がれることによって、インシュレータ3の先端31に多孔質フィルタ部35が形成されている。多孔質フィルタ部35は、被測定ガスを流通可能な多孔質の絶縁セラミックスにより形成される。絶縁セラミックスとしては、上述のインシュレータと同様の材料から適宜選択される。多孔質フィルタ部35に用いられる絶縁セラミックスは、アルミナからなることが好ましく、α−アルミナ、γ−アルミナ、及びθ−アルミナからなる群より選ばれる少なくとも1種を含有することがより好ましい。多孔質フィルタ部35は、例えば予めシート状等に成形した多孔質の絶縁性セラミックスをインシュレータ3の先端31に接合させることにより形成することができる。また、絶縁セラミックスを含むスラリーに筒状のインシュレータ3の先端31を浸漬し、先端側開口部を塞ぐスラリーの膜を形成し、この膜を焼結させることにより多孔質フィルタ部35を形成することもできる。多孔質フィルタ部35の気孔率は、例えば30〜90%、平均細孔径は例えば0.5μm以上、厚さは例えば20〜2000μmの範囲で調整することができる。平均細孔径、気孔率は、水銀圧入法の原理を利用した水銀ポロシメータによって測定することができる。
ハウジング4には、ガスセンサ1を排気管等に取り付けるための取り付けねじ部43が形成されている。図1においては、ハウジング4の取り付けねじ部43において排気管19に取り付けたガスセンサ1が示されている。同図に示すごとく、ガスセンサ1においては、取り付けねじ部43よりも先端側Z1が被測定ガスに曝される。
ハウジング4の先端側Z1には、保護カバー5が配設されている。図1及び図3に示すごとく、保護カバー5は、例えば単層構造の有底円筒状である。保護カバー5は、軸方向Zの先端側Z1に向かって縮径する縮径段差部55を有する。具体的には、保護カバー5は、軸方向Zに伸びる円筒状の第1側面51と、この第1側面51よりも小さな径を有すると共に軸方向に伸びる円筒状の第2側面52と、これらの第1側面51と第2側面52とを連結する縮径段差部55と、第2側面52の先端を封止する底面56とを有する。縮径段差部55は、保護カバー5の径方向(すなわち、軸方向Zと垂直な方向)に形成されているが、径方向から傾斜していてもよい。
縮径段差部55には、被測定ガスが流通する流通孔53が設けられている。流通孔53は、例えば複数形成することができ、図3に示されるように、複数の流通孔53は例えば同心円上に配置させることができる。また、保護カバー5の底面56にも流通孔57が形成されている。
ガスセンサ1においては、図1に示すごとく、インシュレータ3と、その内側に挿通して保持されたセンサ素子2とが、ハウジング4の先端41から先端側Z1にほとんど突出していない。そして、インシュレータ3及びセンサ素子2は、保護カバー5の内部空間50内にもほとんど突出していない。
次に、本実施形態のガスセンサ1の作用効果を説明する。図1及び図2に示すように、ガスセンサ1においては、センサ素子2の先端21がインシュレータ3の先端31より基端側Z2に配置されており、インシュレータ3から露出していない。そのため、被測定ガスが例えば水蒸気を含んでおり、被測定ガスの温度低下等により被測定ガス中に凝縮水が生じたとしても、センサ素子2に凝縮水が付着することを防止することができる。
さらに、インシュレータ3は、センサ素子2が保持されたインシュレータ3の内側に被測定ガスを導入する導入口33を有すると共に、この導入口33に形成された多孔質フィルタ部35を有する。そのため、被測定ガスは、導入口33に形成された多孔質フィルタ部35を通過してからセンサ素子2に導かれる。それ故、被測定ガス中に含まれた凝縮水が導入口33に飛来したとしても、凝縮水はセンサ素子2に到達する前に多孔質フィルタ部35にトラップされる。したがって、凝縮水がセンサ素子2に付着することを防止することができる。
このように、ガスセンサ1においては、インシュレータ3の先端位置に対するセンサ素子2の先端位置を基端側Z2に配置させると共に、インシュレータ3の導入口33に多孔質フィルタ部35を形成することによって、センサ素子2の被水を十分に抑制することができる。その結果、センサ素子2の割れや被毒を防止することができる。
また、センサ素子2の先端21がインシュレータ3から露出していないため、従来のようなセンサ素子2の先端側Z1を覆う多重構造のカバーが必ずしも必要ない。すなわち、センサ素子2がインシュレータ3の先端31から先端側Z1に突出しておらず、保護カバー5の内部空間50にセンサ素子2が露出されていない。したがって、センサ素子2への被水を抑制するために用いられていた多層構造の複雑な保護カバーは必ずしも必要なく、図1に示すように例えば単層構造の比較的単純な構造の保護カバー5を用いることが可能になる。その結果、保護カバー5の部品数を減らすことができ、ガスセンサ1の製造コストの低減が可能になる。また、上記のように導入口33に多孔質フィルム部35が設けられているため、センサ素子2の表面に多孔質保護層等を別途設ける必要がなくなる。そのため、センサ素子2の熱容量を小さくすることができ、ガスセンサ1の消費電力を小さくすることができる。
導入口33及び多孔質フィルタ部35は、図1及び図2に示すごとく、インシュレータ3の先端31に形成することができる。この場合には、被測定ガスの流路190内におけるインシュレータ3の先端31の位置及びセンサ素子2の先端21の位置を基端側Z2へ後退させることが可能になり、インシュレータ3及びセンサ素子2の軸方向Zの全長を短くすることが可能になる。導入口33から被測定ガスを導入させるためには、導入口33が設けられたインシュレータ3の先端31が被測定ガスに曝されればよく、必要以上にインシュレータ3の先端31を軸方向Zの先端側Z1に突出させる必要はなく、さらに、センサ素子の先端21はインシュレータの先端31より基端側Z2に配置されるからである。一方、例えば後述の実施形態2のように、インシュレータ3の側面37に導入口33を有するガスセンサ1においては、この導入口33を被測定ガスの流路190内に露出させるために、インシュレータ3の先端31を先端側Z1に突出させる必要性が生じる(図4参照)。インシュレータ3及びセンサ素子2の長さが短くなると、これら2つの部材の材料費を削減できるため製造コストの低下が可能になる。
センサ素子2の導入口23と、インシュレータ3の導入口33及び/又は多孔質フィルタ部35とは互いに対向する位置に形成されていることが好ましい。この場合には、インシュレータ3の導入口33とセンサ素子2の導入口23とを近づけることができると共に、インシュレータ3の導入口33を通過する被測定ガスの流れ方向と、センサ素子2の導入口23から導入される被測定ガスの流れ方向とを揃えることができる。これらの流れ方向は、必ずしも一致させる必要はないが、一致又は平行に近づけることにより、インシュレータ3の導入口33から導入された被測定ガスがセンサ素子2の導入口23から導入されやすくなる。そのため、センサ素子2の導入口23におけるガス交換性をより向上させることができる。それ故、ガスセンサ1の応答性をより向上させることができる。
本実施形態のように、導入口33及び多孔質フィルタ部35がインシュレータ3の先端31に形成されている場合には、図1及び図2に示すごとく、被測定ガスをセンサ素子2の内部に導入する導入口23は、センサ素子2の先端21に形成されていることが好ましい。この場合には、インシュレータ3の先端31の導入口33から導入された被測定ガスがセンサ素子2の先端21の導入口23から導入されやすくなる。そのため、センサ素子2の導入口23におけるガス交換性をより向上させることができる。それ故、ガスセンサ1の応答性をより向上させることができる。
また、図1及び図3示すごとく、ハウジング4の先端側Z1には、有底筒状の単層構造の保護カバー5が固定することができる。単層構造の保護カバー5により、例えば多層構造の保護カバーに比べて保護カバーを形成するための部品点数を減らすことができる。そのため、ガスセンサ1の製造コストを低減させることができる。さらに、本実施形態のようにインシュレータ3の先端31に対するセンサ素子2の先端21を基端側Z2に配置し、インシュレータ3の導入口33に多孔質フィルタ部35を設けたガスセンサ1においては、単層構造の保護カバー5でも、センサ素子2の被水を十分に抑制することが可能になる。
保護カバー5は、軸方向Zの先端側Z1に向かって縮径する縮径段差部55を有し、この縮径段差部55に、被測定ガスが流通する流通孔53が設けられていることが好ましい。この場合には、図1に示すようにガスセンサ1を被測定ガスの流路190中に設置した際に、縮径段差部55に設けられた流通孔53から保護カバー5内に被測定ガスが導入される。そのため、保護カバー5内における被測定ガスの流れ方向をコントロールし、インシュレータ3の先端31に設けられた導入孔33から導入される被測定ガスの流量を増やすことができる。そのため、インシュレータ3の導入口33におけるガス交換性をより向上させることができる。それ故、ガスセンサ1の応答性をより向上させることができる。
また、図2に示すごとく、インシュレータ3と、その内側に保持されたセンサ素子2との間にはクリアランス101が形成されていることが好ましい。すなわち、センサ素子2の側面24とインシュレータ3の内側面34とが離間しており、センサ素子2の側面24とインシュレータ3の内側面34とが当接していないことが好ましい。この場合には、インシュレータ3が被水しても、クリアランス101の存在によってセンサ素子2に熱衝撃が発生することを防止できる。そのため、センサ素子2の割れをより一層防止することができる。図1及び図2に示すごとく、センサ素子2とインシュレータ3との間のクリアランス101は、軸方向の先端側Z1に形成することができる。また、インシュレータ3の導入口33に形成された多孔質フィルタ部35とセンサ素子2(具体的には、センサ素子2の先端21)との間にもクリアランス102が形成されていることが好ましい。すなわち、センサ素子2の先端21と多孔質フィルタ部35とが離間しており、センサ素子2の先端21と多孔質フィルタ部35とは当接していないことが好ましい。この場合には、多孔質フィルタ部35が被水しても、クリアランス102の存在により、センサ素子2に熱衝撃が発生することを防止できる。そのため、センサ素子2の割れをより一層防止することができる。
また、クリアランス101、102の存在によって、センサ素子2の周囲に空間が形成され、この空間は被測定ガスが導入される被測定ガス室となりうる。したがって、センサ素子2の周囲に導入された例えば排ガス等の被測定ガスによってセンサ素子2を保温することが可能になるため、制御温度の安定性が向上する。さらに、上述のごとくクリアランス101、102を有する場合には、センサ素子2の周囲に形成された空間内に被測定ガスが導入されるため、センサ素子2における導入口23の形成位置をクリアランス101、102によって形成される空間に面した任意の位置に適宜変更することが可能になる。すなわち、センサ素子2における導入口23の形成位置の自由度を高めることができる。
(実施形態2)
次に、インシュレータの側面に、被測定ガスのガス導入口を有するガスセンサについて説明する。なお、実施形態2において用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、既出の実施形態におけるものと同様の構成要素等を示す。以下、本実施形態のガスセンサについて詳細に説明する。
図4に示すごとく、本実施形態のガスセンサ1は、実施形態1に比べてハウジング4の先端41よりも先端側Z1に突出したインシュレータ3及びセンサ素子2を有している。インシュレータ3は、有底筒状であり、センサ素子2を内側に挿通して保持している。実施形態1と同様に、センサ素子の先端21は、インシュレータ3の先端31より基端側Z2に配置されているが、本実施形態においては、インシュレータ3の先端3は閉塞しており、底面32が形成されている。本明細書において、筒状のインシュレータは、両端が開口した貫通孔を有するものだけでなく、一端が閉塞した有底筒状のものを含む概念である。
インシュレータ3は、センサ素子2が保持されたインシュレータ3の内側に被測定ガスを導入する導入口33を有する。導入口33は、インシュレータ3の側面37に形成されている。そして、側面37に形成された導入口33に、多孔質セラミックスからなる多孔質フィルタ部35が形成されている。また、センサ素子2の導入口23は、センサ素子2の側面24に形成されている。インシュレータ3の側面37に形成された導入口33と、センサ素子2の側面24に形成された導入口23とは、互いに対向する位置に形成されており、軸方向Zにおいて同じ位置になるように調整されている。なお、多孔質フィルタ部35は、例えば所定形状に成形した多孔質の絶縁性セラミックスをインシュレータ3の側面37に形成した導入口33に接合させることにより、形成することができる。また、絶縁性セラミックスを含むスラリーに、予め導入口33を形成したインシュレータ3の側面37を浸漬し、スラリーの膜で導入口33を塞ぎ、この膜を焼結させることにより多孔質フィルタ部35を形成することもできる。
また、インシュレータ3と、その内側に保持されたセンサ素子2との間にはクリアランス101が形成されている。本例においては、筒状のインシュレータ3の内側面34と、板状のセンサ素子2の側面24との間、さらにインシュレータ3の底面32とセンサ素子2の先端21との間にクリアランス101が形成されている。また、インシュレータ3の側面37に形成された多孔質フィルタ部35とセンサ素子2との間にもクリアランス102が形成されている。
図4及び図5示すごとく、ハウジング4の先端側Z1には、有底筒状の単層構造の保護カバー5が固定されている。保護カバー5の側面54には、被測定ガスが流通する複数の流通孔53が複数設けられている。複数の流通孔53は、筒状の側面54において同心円上に形成されている。また、流通孔53の底面56にも流通孔57が形成されている。センサ素子2及びこれを内側に保持するインシュレータ3は、保護カバー5の底面56の近くまで、保護カバー5の内部空間50に突出している。インシュレータ3の側面37に形成された導入口33と、保護カバー5の側面に形成された流通孔53とが、軸方向Zにおける同じ位置になるように調整されている。
次に、本実施形態のガスセンサ素子1の作用効果を説明する。本実施形態のガスセンサ1においては、図4及び図5に示すごとく、導入口33及びこの導入口33に形成された多孔質フィルタ部35が、インシュレータ3の側面37に形成されている。この場合においても、上述の実施形態1と同様に、被測定ガスが凝縮水を含有していたとしても、凝縮水は多孔質フィルタ部35においてトラップされる。その結果、センサ素子2の被水を防止することができるため、センサ素子2の割れや被毒の防止が可能になる。インシュレータ3の導入口33は、被測定ガスの流れ方向Xにおける上流側の側面37に形成することが好ましい。この場合には、導入口33から被測定ガスが導入され易くなる。そのため、例えば保護カバー5の形状や流通孔53の形成位置を調整して保護カバー内の被測定ガスの流れ方向等を制御する必要が必ずしもなくなるため、保護カバー5の形状をよりシンプルにすることができる。なお、インシュレータ3の先端31は閉塞しており底面32が形成されているため、実施形態1のように先端31から被測定ガスがインシュレータ3内に導入されることはない。
本実施形態のように、導入口33及び多孔質フィルタ部35がインシュレータ3の側面37に形成されている場合には、図4及び図5に示すごとく、被測定ガスをセンサ素子2の内部に導入する導入口23は、センサ素子2の側面24に形成されていることが好ましい。この場合には、インシュレータ3の側面37の導入口33から導入された被測定ガスがセンサ素子2の側面24の導入口23から導入されやすくなる。そのため、センサ素子2の導入口23におけるガス交換性をより向上させることができる。それ故、ガスセンサ1の応答性をより向上させることができる。
また、図4及び図5に示すごとく、ハウジング4の先端側Z1には、有底筒状の単層構造の保護カバー5が固定されており、保護カバー5の側面54には、被測定ガスが流通する流通孔53が設けられていることが好ましい。この場合には、インシュレータ3の側面に形成された導入口33から被測定ガスが導入されやすくなり、ガス応答性をより向上させることができる。
本実施形態のガスセンサ1は、その他にも実施形態1と同様の作用効果を奏し、他の作用効果については、実施形態1を参照する。
以上のように、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上述の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の実施形態に適用することが可能である。例えば、実施形態1に示す構成と、実施形態2に示す構成とを組み合わせることもできる。具体的には、例えばインシュータは、先端と側面との両方に導入口を有し、これらの導入口に形成された多孔質フィルタ部を有することも可能である。
1 ガスセンサ
2 センサ素子
21 センサ素子の先端
3 インシュレータ
31 インシュレータの先端
33 導入口
35 多孔質フィルタ部
4 ハウジング

Claims (9)

  1. 被測定ガス中の特定ガス濃度を検出するセンサ素子(2)と、
    該センサ素子を内側に挿通して保持する筒状のインシュレータ(3)と、
    該インシュレータを内側に挿通して保持する筒状のハウジング(4)と、を少なくとも備え、
    上記センサ素子の先端(21)は、上記インシュレータの先端(31)より基端側(Z2)に配置されており、
    上記インシュレータは、上記センサ素子が保持された上記インシュレータの内側に上記被測定ガスを導入する導入口(33)を有すると共に、該導入口に形成された多孔質フィルタ部(35)を有する、ガスセンサ(1)。
  2. 上記導入口及び上記多孔質フィルタ部が上記インシュレータの上記先端に形成された、請求項1に記載のガスセンサ。
  3. 上記センサ素子の上記先端に、上記被測定ガスを上記センサ素子の内部に導入する導入口(23)が設けられた、請求項2に記載のガスセンサ。
  4. 上記ハウジングの先端側には、有底筒状の単層構造の保護カバー(5)が固定されており、該保護カバーは、先端側に向かって縮径する縮径段差部(55)を有し、該縮径段差部に、上記被測定ガスが流通する流通孔(53)が設けられた、請求項2又は3に記載のガスセンサ。
  5. 上記導入口及び上記多孔質フィルタ部が上記インシュレータの側面(37)に形成された、請求項1に記載のガスセンサ。
  6. 上記センサ素子の側面(24)に、上記被測定ガスを上記センサ素子の内部に導入する導入口(23)が設けられた、請求項5に記載のガスセンサ。
  7. 上記ハウジングの先端側には、有底筒状の単層構造の保護カバー(5)が固定されており、該保護カバーの側面(54)には、上記被測定ガスが流通する流通孔(53)が設けられた、請求項5又は6に記載のガスセンサ。
  8. 上記インシュレータと、該インシュレータの内側に保持された上記センサ素子との間にクリアランス(101)が形成された、請求項1〜7のいずれか1項に記載のガスセンサ。
  9. 上記インシュレータの上記導入口に形成された上記多孔質フィルタ部と、上記インシュレータの内側に保持された上記センサ素子との間にクリアランス(102)が形成された、請求項1〜8のいずれか1項に記載のガスセンサ。
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