JP2015141070A - 湿度センサ - Google Patents

湿度センサ Download PDF

Info

Publication number
JP2015141070A
JP2015141070A JP2014013157A JP2014013157A JP2015141070A JP 2015141070 A JP2015141070 A JP 2015141070A JP 2014013157 A JP2014013157 A JP 2014013157A JP 2014013157 A JP2014013157 A JP 2014013157A JP 2015141070 A JP2015141070 A JP 2015141070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
housing
filter
humidity sensor
opening
humidity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014013157A
Other languages
English (en)
Inventor
坂本 和教
Kazunori Sakamoto
和教 坂本
敏文 山内
Toshifumi Yamauchi
敏文 山内
佳紘 岡田
Yoshihiro Okada
佳紘 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP2014013157A priority Critical patent/JP2015141070A/ja
Publication of JP2015141070A publication Critical patent/JP2015141070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】フィルタの構造を簡素化してハウジングに装着し、抜け止めできる湿度センサを提供することを目的とする。【解決手段】ハウジング11の開口部11aを経由してハウジング11の内部11gに挿入されて感湿素子13を囲繞する有底筒形状に形成された合成樹脂製のフィルタ13と、ハウジング11には、ハウジング11と一体的に形成されてフィルタ13の抜け止め作用をする抜け止め部11e,11e1,11e2が設けられているので、フィルタ13は、有底筒形状状にて、開口部11aからの挿入にてハウジング11に装着できるとともにハウジング11からの抜け止めも、フィルタ11とハウジング12とで行うことができるため、抜け止め用の部材を別に設ける必要がなく、構成が簡単となり、製作も容易となる。【選択図】図4

Description

本発明は、空調、乾燥等の装置に使用され、その使用環境の下でその雰囲気にさらされて、そこに含まれる水蒸気等を感知する感湿素子を有する湿度センサに関するものである。
従来の湿度センサでは、使用雰囲気中に含まれる液状の水や粉塵等の異物が感湿素子に付着すると、その性能が劣化することから、異物が感湿素子へ到達するのを防止するフィルタが、装着されていた。(例えば、特許文献1参照。)
特開2005−134200号公報
この様な湿度センサにおいて、フィルタの装着は、特許文献1の図5に示される如く、以下の様にして行われる。ハウジングの先端に形成された開口に対応するサイズの円板形の蓋体と、蓋体の下面に垂直に突出して設けられた複数本の挿入脚と、これら挿入脚の間に設けられたフィルタ材料と、挿入脚の間で先端に係止部を突設した複数本の係止棒とを有したフィルタ部材が、ハウジングの開口に挿入されて所定位置まで押込まれると、前記開口とは別にハウジングに設けられて湿度検出対象の気体をハウジング内に導く導入孔を内側から覆うことができ、そして、これら係止棒がハウジングの先端部に設けられた係止孔に係合することにより、フィルタ部材は、ハウジングに装着されて、抜け止めがされる。
しかしながら、このような構成では、ハウジングにフィルタ材料を装着し、抜け止めをするには、フィルタは、ハウジングの開口に対応するサイズの円板形の蓋体と、蓋体の下面に垂直に突出して設けられた複数本の挿入脚と、挿入脚の間で先端に係止部を突設した複数本の係止棒とが、これら挿入脚の間に設けられたフィルタ材料とは別に必要とするので、部品点数が多く、構造の簡素化が求められている。
そこで、本発明は、フィルタの構造を簡素化してハウジングに装着し、抜け止めできる湿度センサを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る湿度センサは、先端に設けられた開口部と、湿度検出対象の気体が導かれるとともに前記開口部と連通した内部とを有し、該内部に湿度センサの感湿素子を収容したハウジングと、有底筒形状に形成され開口端側から前記開口部を経由して前記ハウジングの前記内部に挿入されて前記感湿素子を囲繞する合成樹脂製のフィルタと、前記ハウジングの前記開口部には、前記ハウジングと一体的に形成されて前記フィルタの抜け止め作用をする抜け止め部が設けられたことを要旨とする。
これによれば、フィルタは、有底筒形状にて、開口部を経由しての挿入にてハウジングに装着できるとともにハウジングからの抜け止めも、フィルタとハウジングとで行うことができるため、抜け止め用の部材を別に設ける必要がなく、構成が簡単となり、製作も容易となる。更には、湿度センサにおけるフィルタは、使用雰囲気中に含まれる液状の水や粉塵等の異物がフィルタに付着するのを防止可能とするフィルタ機能を要することから、金属メッシュでは網目が粗すぎるため採用できず、気孔径を小さくできる合成樹脂製のフィルタが適するもので、その合成樹脂製のフィルタの抜け止めも、フィルタとハウジングとで行うことができるため、抜け止め用の部材を別に設ける必要がなく、構成が簡単となり、製作も容易となる。
請求項2に係る湿度センサは、請求項1において、前記抜け止め部は、装着された前記フィルタの底部と係合可能に前記フィルタ側へ突出して形成された肩部にて形成されたことを要旨とする。
これによれば、ハウジングに肩部を突出して形成することにて、抜け止め作用を発揮でき、ハウジングの構成が、簡単となる。
請求項3に係る湿度センサは、請求項1において、前記抜け止め部は、装着された前記フィルタの底部と係合可能に折り曲げ自在な複数のツメにて形成されたことを要旨とする。
これによれば、フィルタの底部と係合可能に折り曲げ自在な複数のツメをハウジングの開口部に形成することにて、抜け止め作用を発揮できるため、ハウジングの構成が、簡単となる。
請求項4に係る湿度センサは、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記開口部は、前記挿入方向に向けて開口面積が狭くなるテーパ部を有することを要旨とする。
これによれば、フィルタは、テーパ部による調心作用にて、ハウジングに容易に挿入できる。
請求項5に係る湿度センサは、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記フィルタは、多孔質フィルタ材料で形成されたことを要旨とする。
これによれば、フィルタは、多孔質フィルタ材料にて形成できるため、全体がフィルタとして有効に機能できる。
請求項6に係る湿度センサは、請求項5において、前記多孔質フィルタ材料は、高密度ポリエチレンであることを要旨とする。
これによれば、フィルタは、高密度ポリエチレンで形成されるため、硬質感があるが弾力性も有し、成形も容易であり、耐薬品性にも優れている。
請求項7に係る湿度センサは、請求項1乃至6のいずれか1項において、前記開口部の開口する方向と直交する方向に開口して温度検出対象の気体を前記ハウジングの前記内部に導く通路穴が、前記ハウジングに設けられたことを要旨とする。
これによれば、感湿素子には、開口部とは別に、通路穴を介しても湿度検出対象の気体が導かれるため、温度検出対象の気体における湿度の検出精度が、向上する。
請求項8に係る湿度センサは、請求項7において、前記ハウジングの開口部から前記通路穴に向けて延在するスリットが設けられたことを要旨とする。
これによれば、フィルタを開口部から挿入する際に、スリットの作用によりハウジングの内径が拡開することにより、フィルタのハウジングへの挿入が、容易化ができる。
請求項9に係る湿度センサは、請求項1乃至8のいずれか1項において、前記温度検出対象の気体は、燃料電池の燃料ガスとして作用する都市ガスであり、前記都市ガスを供給する通路における脱硫器の上流側に配されたことを要旨とする。
これによれば、水分に弱く性能が劣化する触媒を有する脱硫器へ供給される都市ガスの湿度が、湿度センサにて検出でき、都市ガスの状態を監視できる。
本発明の第1実施形態である湿度センサを示し、フィルタの未装着状態を示す縦断面図である。 図1のA部の拡大図である。 本発明の第1実施形態である湿度センサを示し、フィルタの装着状態を示す縦断面図である。 図3のB部の拡大図である。 本発明の第1実施形態である湿度センサを燃料電池における都市ガスを供給する通路に配置した例を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の湿度センサのハウジングの変形例を示す平面図である。 本発明の第2実施形態である湿度センサを示し、フィルタの未装着状態を示す縦断面図である。 図7のC部の拡大図である。 本発明の第2実施形態である湿度センサを示し、フィルタの装着状態を示す縦断面図である。 図9のD部の拡大図である。
以下、本発明の第1実施形態の湿度センサ10を図1〜図4に基づいて説明する。
湿度センサ10は、図1に示す如く、金属例えばアルミニウム製のハウジング11を有する。ハウジング11は、例えば、円筒状であり、先端に開口部11aが設けられている。ハウジング11の周壁には、開口部11aの開口する方向と直交する方向に開口する通路穴11bが丸型状で複数例えば4個が周方向に等間隔で設けられている。開口部11aのみならず通路穴11bも介して、ハウジング11の内部11gには、温度検出対象の気体が導かれる。
感湿素子12は、図1に示す如く、ハウジング11の内部11gの開口部11aに収容されて、ハウジング11の内部11gに導かれた湿度検出対象の気体にさらされ、その気体に含まれた即ち使用雰囲気中に含まれた水蒸気等による湿度を感知する。感湿素子12は、湿度にて電気的出力が変化するものであり、なお、感湿素子12は、使用雰囲気中に含まれる液状の水や粉塵等の異物が感湿素子に付着すると、その性能が劣化するものである。
感湿素子12は、図1に示す如く、例えば、段付き円柱形状の台座14aの一方側なる先端に取り付けられており、台座14aの他方側には、感湿素子12からの電気的出力等の処理を行う機能を有する例えば、長方形状のセンサ基板14bが取り付けられて、感湿素子12はセンサ基板14bとは電気的に接続された構成である。感湿素子12、台座14a及びセンサ基板14bの形状は、図1に示す如く、ハウジング11の内部11gに挿入し得る形状である。センサ基板14bには、図5に示す如く、必要な信号を外部に出力する信号線15が電気的に接続され、信号線15は、開口部11aとは軸方向反対端側に設けた接続用穴11cを介して、ハウジング11の外部に設けた外部回路16と接続される。感湿素子12、台座14a及びセンサ基板14bは、接続用穴11cに螺合する止着用のキャップ14cにて、ハウジング11の内部11gからの抜け防止がされている。台座14aとハウジング11の内面との間には、図1に示す如く、シール部材21が配設された構成であるため、ハウジング11の内部11gに導かれた気体は感湿素子12部分へのみに導かれ、センサ基板14b側へ気体が漏れることが防止されている。
フィルタ13は、感湿素子12に使用雰囲気中に含まれる液状の水や粉塵等の異物が付着するのを防止可能とするフィルタ機能を要することから、金属メッシュでは網目が粗すぎるため採用できず、気孔径を小さくできる合成樹脂製のフィルタが適する。合成樹脂製のフィルタ13は、有底筒形状、例えば、図1に示す如く、有底円筒形状であり、全体が多孔質フィルタ材料、例えば高密度ポリエチレンで形成される。高密度ポリエチレンは、硬質感があるが弾力性も有し、成形も容易であり、耐薬品性にも優れている。
フィルタ13は、図1に示す如く、有底筒形状の底部13aを後尾とし、開口端13b側を先頭として、ハウジング11の開口部11aを経由してハウジング11の内部11gへ手による圧入等にて挿入されて、図3に示す如く、感湿素子12を囲繞する装着状態にされる。
ハウジング11の開口部11aには、図2に示す如く、フィルタ13の挿入方向(図1の右方向)に向けて開口面積が狭くなるテーパ部11dが形成されている。テーパ部11dよりもフィルタ13の挿入方向側には、図2示す如く、ハウジング11と一体的に形成されてフィルタ13の抜け止め作用をする抜け止め部11eが設けられている。抜け止め部11eは、具体的には、第1実施形態として図2及び図4に示す如く、フィルタ13の底部13aと係合可能にフィルタ13側即ちハウジング11の内周側へ突出した肩部11e1にて形成される。
フィルタ13の外径は、図4に示す如く、ハウジング11の開口部11aの入口側(図4の左方側)よりも小さく、一方、ハウジング11の内周に形成された肩部11e1の内径よりも大きく形成されている。従って、図1に示す如く、有底筒形状の底部13aを後尾とし、開口端13b側を先頭として、ハウジング11の開口部11aを経由してハウジング11の内部へのフィルタ13の挿入は、テーパ部11dによる調心作用にて、容易化できる。
又、フィルタ13は、硬質感があるが弾力性も有する高密度ポリエチレンで形成されているため、フィルタ13の外径が、肩部11e1の内径よりも大きくても、フィルタ13は弾性変形により縮径されて肩部11e1内を抜けることができる。最終的には、フィルタ13の底部13aも、図4に示される如く、肩部11e1を越えてハウジング11の内部11gに挿入され、感湿素子12を囲繞する所定位置へ装着され、装着状態とされる。ハウジング11の内部11gに形成された段差部11fは、図3に示される如くフィルタ13の開口端13bと係合可能に形成されて、フィルタ13のハウジング11への位置決めストッパーとして作用する。図3に示す如く、ハウジング11の内面とフィルタ13の外周面との間には、クリアランスが設けられるが、このクリアランスは、湿度検出対象の気体に含まれる液状の水や粉塵等が入り込まない程度に形成される。ハウジング11の外面には、図1に示す如く、湿度センサ10を温度検出対象の気体の通路に装着、保守及び交換等を目的として脱着自在に取り付けるための取付け部として作用するクイックファスナ用のフランジ11hが設けられている。
フィルタ13は、図4に示される如く、所定位置へ装着された後は、仮にフィルタ13が、挿入方向とは逆方向即ち図4の左方へ変位してハウジング11から抜け出ようとしても、フィルタ13の底部13aが、ハウジング11の肩部11e1と係合することにより、フィルタ13の挿入方向とは逆方向の変位は規制されて、フィルタ13の抜け止めがされる。
本発明の第1実施形態の湿度センサ10が、燃料電池の燃料ガスとして作用する都市ガスを供給する通路に配設して、都市ガスの湿度を検出する場合に適用した例を、図5に基づいて説明する。
湿度センサ10は、都市ガスをその供給源(図示略)から遮断可能な遮断弁17を介してその下流側に位置した脱硫器18へ供給する通路である管路19に、即ち脱硫器18の上流側に取付けられる。湿度センサ10の管路19への取付けは、具体的には、湿度センサ11のフランジ11hと管路19に設けられたフランジ19aとを対向させてクイックファスナ22にて湿度センサ11のフランジ11hと管路19のフランジ19aとを固定することにより行われる。図5に示す如く、シール部材23は、管路19を流れる都市ガスがフランジ19aを経由して外部への流出を防止する。湿度センサ10は、図5に示される如く、都市ガスの管路19における上流から下流への流れ方向(図5において、上から下への方向)に対して、通路穴11bの開口方向は平行であり、開口部11aの開口方向は直行する配置である。感湿素子12には、開口部11aとは別に、通路穴11bからも、フィルタ13を介しても都市ガスが導かれるため、都市ガスにおける湿度の検出精度が、向上する。湿度センサ10による都市ガスの湿度が閾値を越えると、遮断弁17が、外部回路16の作用により遮断状態に切り替り、脱硫器18への都市ガスの供給を停止して、水分に弱く性能が劣化する触媒を有する脱硫器18を保護する。
次に、本発明の第1実施形態の湿度センサ10のハウジング11の変形例を、図6に基づいて説明する。スリット11iが、ハウジング11の開口部11aから通路穴11に向けて延在して設けられている。フィルタ13を開口部11aから挿入する際に、ハウジング11の開口部11aの内径が、スリット11iの作用にて拡開することにより、フィルタ13のハウジング11への挿入の容易化ができる。
次に本発明の第2実施形態の湿度センサ20を図7〜図10に基づいて説明する。湿度センサ20は、第1実施形態の湿度センサ10とは、ハウジング11と一体的に形成された抜け止め部11eの構成が相違する。第1実施形態の湿度センサ10では、抜け止め部11eをハウジング11の内周から突出した肩部11e1にて形成したが、第2実施形態の湿度センサ20では、抜け止め部11eは、肩部11e1に代えて、図7に示す如く開口部11aに設けられてフィルタ13の底部13aと係合可能に折り曲げ自在な複数のツメ11e2にて形成される。
第1実施形態と同様に、第2実施形態のハウジング11も、フィルタ13の挿入の際に調心作用を行うテーパ部が開口部11aに設けられる。しかしながら、第2実施形態においては、そのハウジング11のテーパ部11d1は、図8及び図10に示される如く、フィルタ13挿入方向(図8の右方向)に向けて開口面積が狭くなるが、テーパ部11d1の最小内径は、フィルタ13の外径よりも大きく形成される。従って、フィルタ13の外周とテーパ部11d1の内周との間には、フィルタ13が挿入自在なクリアランスが確保され、又、テーパ部11d1と段差部11f間のハウジング11の内径もフィルタ13の外径よりも大きく、フィルタ13は、所定の位置へと挿入可能である。
複数のツメ11e2は、ハウジング11と同じ材料なるアルミニウム製で、例えば、好ましくは2本又は3本が開口部11aの周りに等間隔に180度又は120度に配置され、フィルタ13の挿入前の状態では、図8に示す如く、開口部11aの手前方向(図8の左方向)に突出しており、フィルタ13のハウジング11への挿入を妨げない。
複数のツメ11e2は、フィルタ13をハウジング11内に挿入した後、図10に示す如く、曲げカシメ等に折り曲げられて、ツメ11e2は、フィルタ13の底部13aと係合可能である。従って、フィルタ13は図10に示される如く、所定位置へ装着された後は、仮にフィルタ13が、挿入方向とは逆方向即ち図10の左方向へ変位してハウジング11から抜け出ようとしても、フィルタ13の底部13aが、ハウジング11のツメ11e2と係合することにより、フィルタ13の挿入方向とは逆方向の変位は規制されて、フィルタ13の抜け止めがされる。
第2実施形態の湿度センサ20も、第1実施形態の湿度センサ10と同様に、燃料電池の燃料ガスとして作用する都市ガスを供給する通路に配設して、都市ガスの湿度を検出する場合に適用できるもので、具体的には、湿度センサ20が、図5に示した如く、都市ガスをその供給源(図示略)から遮断可能な遮断弁17を介してその下流側に位置した脱硫器18へ供給する通路である管路19に、即ち脱硫器18の上流側に取付けられることは明らかである。
上述のように、本発明の第1実施形態及び第2実施形態の湿度センサ10、20によれば、先端に設けられた開口部11aと、湿度検出対象の気体が導かれるとともに開口部11aと連通した内部11gとを有し、該内部11gに湿度センサの感湿素子12を収容したハウジング11と、有底筒形状に形成され開口端13b側から開口部11aを経由してハウジング11の内部11gに挿入されて感湿素子12を囲繞する合成樹脂製のフィルタ13と、ハウジング11の開口部11aには、ハウジング11と一体的に形成されてフィルタ13の抜け止め作用をする抜け止め部11e,11e1,11e2が設けられているので、フィルタ13は、有底筒形状にて、開口部11aを経由しての挿入にてハウジング11に装着できるとともにハウジング11からの抜け止めも、フィルタ13とハウジング11とで行うことができるため、抜け止め用の部材を別に設ける必要がなく、構成が簡単となり、製作も容易となる。更には、湿度センサ10、20におけるフィルタ13は、使用雰囲気中に含まれる液状の水や粉塵等の異物がフィルタ13に付着するのを防止可能とするフィルタ機能を要することから、金属メッシュでは網目が粗すぎるため採用できず、気孔径を小さくできる合成樹脂製のフィルタ13が適するもので、その合成樹脂製のフィルタ13の抜け止めも、フィルタ13とハウジング11とで行うことができるため、抜け止め用の部材を別に設ける必要がなく、構成が簡単となり、製作も容易となる。
上述のように、本発明の第1実施形態の湿度センサ10によれば、抜け止め部11eは、装着されたフィルタ13の底部13aと係合可能にフィルタ13側へ突出して形成された肩部11e1であるので、ハウジング11に肩部11e1を突出して形成することにて、抜け止め作用を発揮でき、ハウジング11の構成が、簡単となる。
上述のように、本発明の第2実施形態の湿度センサ20によれば、抜け止め部11eは、装着されたフィルタ13の底部13aと係合可能に折り曲げ自在な複数のツメ11e2にて形成されたので、フィルタ13の底部13aと係合可能な複数のツメ11e2をハウジング11の開口部11aに折り曲げ自在に形成することにて、抜け止め作用を発揮できるため、ハウジング11の構成が、簡単となる。
上述のように、本発明の第1実施形態及び第2実施形態の湿度センサ10、20によれば、開口部11aは、挿入方向に向けて開口面積が狭くなるテーパ部11d,11d1が形成されたので、フィルタ13は、テーパ部11d,11d1による調心作用にて、ハウジング11に容易に挿入できる。
上述のように、本発明の第1実施形態及び第2実施形態の湿度センサ10、20によれば、フィルタ13は、多孔質フィルタ材料で形成されたので、全体がフィルタとして有効に機能できる。
上述のように、本発明の第1実施形態及び第2実施形態の湿度センサ10、20によれば、多孔質フィルタ材料は、高密度ポリエチレンであるので、フィルタ13は、硬質感があるが弾力性も有し、成形も容易であり、耐薬品性にも優れている。
上述のように、本発明の第1実施形態及び第2実施形態の湿度センサ10、20によれば、開口部11aの開口する方向と直交する方向に開口して温度検出対象の気体をハウジング11の内部11gに導く通路穴11bが、ハウジング11に設けられているので、感湿素子12には、開口部11aとは別に、通路穴11bを介しても湿度検出対象の気体が導かれるため、温度検出対象の気体における湿度の検出精度が、向上する。
上述のように、本発明の第1実施形態の湿度センサ10によれば、ハウジング11の開口部11aから通路穴11bに向けて延在するスリット11iが設けられているので、フィルタ13を開口部11aから挿入する際に、ハウジング11の内径が、スリット11iの作用により拡開することにより、フィルタ13のハウジング11への挿入の容易化ができる。
上述のように、本発明の第1実施形態及び第2実施形態の湿度センサ10、20によれば、温度検出対象の気体は、燃料電池の燃料ガスとして作用する都市ガスであり、都市ガスを供給する通路19における脱硫器18の上流側に配されるので、水分に弱く性能が劣化する触媒を有する脱硫器18へ供給される都市ガスの湿度を、湿度センサ10、20にて検出でき、都市ガスの状態を監視できる。
本発明の第1実施形態及び第2実施形態の湿度センサ10、20では、ハウジング11には、フィルタ13の挿入に用いる開口部11aと、湿度検出対象の気体を導くために用いる通路穴11bとを別個に設けた例を示したが、これに限らず、必要に応じて、例えば、フィルタ13を挿入する開口部11aを用いてのみ湿度検出対象の気体を感湿素子12に導く等の変更が可能なことは明らかである。
なお、複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合せることが可能であることは、明らかである。
10・・・湿度センサ
11・・・ハウジング
11a・・・開口部
11b・・・通路穴
11d、11d1・・・テーパ部
11e・・・抜け止め部
11e1・・・肩部
11e2・・・ツメ
11g・・・ハウジング11の内部
11i・・・スリット
12・・・感湿素子
13・・・フィルタ
13a・・・底部
13b・・・開口端
18・・・脱硫器
17・・・遮断弁
19・・・管路(通路)

Claims (9)

  1. 先端に設けられた開口部と、湿度検出対象の気体が導かれるとともに前記開口部と連通した内部とを有し、該内部に湿度センサの感湿素子を収容したハウジングと、
    有底筒形状に形成され開口端側から前記開口部を経由して前記ハウジングの前記内部に挿入されて前記感湿素子を囲繞する合成樹脂製のフィルタと、
    前記ハウジングの前記開口部には、前記ハウジングと一体的に形成されて前記フィルタの抜け止め作用をする抜け止め部が設けられた湿度センサ。
  2. 前記抜け止め部は、装着された前記フィルタの底部と係合可能に前記フィルタ側へ突出して形成された肩部にて形成された請求項1に記載の湿度センサ。
  3. 前記抜け止め部は、装着された前記フィルタの底部と係合可能に折り曲げ自在な複数のツメにて形成された請求項1に記載の湿度センサ。
  4. 前記開口部は、前記挿入方向に向けて開口面積が狭くなるテーパ部を有する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の湿度センサ。
  5. 前記フィルタは、多孔質フィルタ材料で形成された請求項1乃至4のいずれか1項に記載の湿度センサ。
  6. 前記多孔質フィルタ材料は、高密度ポリエチレンである請求項5に記載の湿度センサ。
  7. 前記開口部の開口する方向と直交する方向に開口して温度検出対象の気体を前記ハウジングの前記内部に導く通路穴が、前記ハウジングに設けられた請求項1乃至6のいずれか1項に記載の湿度センサ。
  8. 前記ハウジングの開口部から前記通路穴に向けて延在するスリットが設けられた請求項7に記載の湿度センサ。
  9. 前記温度検出対象の気体は、燃料電池の燃料ガスとして作用する都市ガスであり、前記都市ガスを供給する通路における脱硫器の上流側に配された請求項1乃至8のいずれか1項に記載の湿度センサ。
JP2014013157A 2014-01-28 2014-01-28 湿度センサ Pending JP2015141070A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014013157A JP2015141070A (ja) 2014-01-28 2014-01-28 湿度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014013157A JP2015141070A (ja) 2014-01-28 2014-01-28 湿度センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015141070A true JP2015141070A (ja) 2015-08-03

Family

ID=53771519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014013157A Pending JP2015141070A (ja) 2014-01-28 2014-01-28 湿度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015141070A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017067734A (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 株式会社デンソー ガスセンサ
WO2018193764A1 (ja) * 2017-04-19 2018-10-25 株式会社デンソー 物理量計測装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017067734A (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 株式会社デンソー ガスセンサ
WO2018193764A1 (ja) * 2017-04-19 2018-10-25 株式会社デンソー 物理量計測装置
JP2018179883A (ja) * 2017-04-19 2018-11-15 株式会社デンソー 物理量計測装置
US11169012B2 (en) 2017-04-19 2021-11-09 Denso Corporation Physical quantity measuring device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5179295B2 (ja) 温度センサの取付装置
US9170180B2 (en) Particle number counting apparatus
JP5096581B2 (ja) 流体媒体の少なくとも1つの特性を測定する差込みフィーラ
US9696727B2 (en) Fluid control apparatus and thermal sensor installation structure with respect to fluid control apparatus
US9759593B2 (en) Airflow-rate detecting device capable of detecting humidity
KR101582553B1 (ko) 연료 탱크용 밸브
US20150377671A1 (en) Air flow meter
JP2015141070A (ja) 湿度センサ
JP2016098032A5 (ja)
TWI701166B (zh) 輪胎狀態監視裝置
JP2014122877A5 (ja)
JP2008249684A (ja) ガスセンサ装置
JP6409567B2 (ja) ガスセンサ
JP2010261880A (ja) ガスセンサユニット
US8162582B2 (en) Threaded connection piece
JP5891545B2 (ja) 検知器
JP5218579B2 (ja) 圧縮機の流通路閉塞装置
JP2016004028A (ja) 露点測定用アダプタ及びそれを用いたガス用露点計
CN104360029A (zh) 一种可以对便携气体探测器直接标定的结构
US9689358B2 (en) Air flow measuring device
JP2015161605A (ja) 点検治具
JPWO2017073676A1 (ja) 流体機器
JP2021504965A (ja) ハウジング
JP5302794B2 (ja) ダクトの測定口構造
US20210088401A1 (en) Low-pressure sensor device and use of an inlet connector piece as a fluid inlet for a low-pressure sensor device