JP2017087193A - 排ガス処理装置および幹管の分割体を吸収塔から取り出す方法 - Google Patents

排ガス処理装置および幹管の分割体を吸収塔から取り出す方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017087193A
JP2017087193A JP2015224926A JP2015224926A JP2017087193A JP 2017087193 A JP2017087193 A JP 2017087193A JP 2015224926 A JP2015224926 A JP 2015224926A JP 2015224926 A JP2015224926 A JP 2015224926A JP 2017087193 A JP2017087193 A JP 2017087193A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
support
support plate
absorption tower
gas treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015224926A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5910789B1 (ja
Inventor
泰仁 田中
Yasuhito Tanaka
泰仁 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2015224926A priority Critical patent/JP5910789B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5910789B1 publication Critical patent/JP5910789B1/ja
Priority to KR1020177009049A priority patent/KR20170077118A/ko
Priority to EP16847606.7A priority patent/EP3199224A4/en
Priority to CN201680003032.4A priority patent/CN106999843A/zh
Priority to PCT/JP2016/078124 priority patent/WO2017086024A1/ja
Publication of JP2017087193A publication Critical patent/JP2017087193A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/14Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols by absorption
    • B01D53/18Absorbing units; Liquid distributors therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D47/00Separating dispersed particles from gases, air or vapours by liquid as separating agent
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/48Sulfur compounds
    • B01D53/50Sulfur oxides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/46Removing components of defined structure
    • B01D53/48Sulfur compounds
    • B01D53/50Sulfur oxides
    • B01D53/501Sulfur oxides by treating the gases with a solution or a suspension of an alkali or earth-alkali or ammonium compound
    • B01D53/504Sulfur oxides by treating the gases with a solution or a suspension of an alkali or earth-alkali or ammonium compound characterised by a specific device
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/74General processes for purification of waste gases; Apparatus or devices specially adapted therefor
    • B01D53/77Liquid phase processes
    • B01D53/78Liquid phase processes with gas-liquid contact
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2252/00Absorbents, i.e. solvents and liquid materials for gas absorption
    • B01D2252/10Inorganic absorbents
    • B01D2252/103Water
    • B01D2252/1035Sea water
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2259/00Type of treatment
    • B01D2259/45Gas separation or purification devices adapted for specific applications
    • B01D2259/4566Gas separation or purification devices adapted for specific applications for use in transportation means

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Abstract

【課題】メンテナンスをする場合に、クレーン等を用いて吸収塔を排ガス処理装置から取り外す必要がある。それゆえ、メンテナンスのためにはクレーンの設置スペースおよびクレーンを設けるコストが必要となる。加えて、クレーンにより吸収塔を取り外す作業を要するので、メンテナンス作業時間が長くなる問題があった。【解決手段】排ガスと液体とを気液接触させることにより前記排ガスを洗浄する排ガス処理装置であって、排ガス処理装置は、側面の少なくとも一部を開閉する扉部が設けられた吸収塔と、吸収塔の内部に設けられ、吸収塔の内部において液体を運搬し、吸収塔の高さ方向の異なる位置において分割可能である幹管とを備える排ガス処理装置を提供する。【選択図】図4

Description

本発明は、排ガス処理装置および幹管の分割体を吸収塔から取り出す方法に関する。
従来、吸収塔内部に導入した排ガスと吸収塔内部に設けられたノズルから噴射される液体とを気液接触させることにより、排ガス中の硫黄酸化物(SOx)等を除去していた(例えば、特許文献1および2参照)。また、ノズルとノズルに液体を供給する幹管は、一体的に構成されていた(例えば、特許文献2参照)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開平06−190240号公報
[特許文献2] 特開平08−281055号公報
吸収塔の内部に設けられたノズルは定期的にメンテナンスする必要がある。ノズルのメンテナンスをする場合に、クレーン等を用いて吸収塔を排ガス処理装置から取り外す必要がある。それゆえ、メンテナンスのためにはクレーンの設置スペースおよびクレーンを設けるコストが必要となる。加えて、クレーンにより吸収塔を取り外す作業を要するので、メンテナンス作業時間が長くなる問題があった。
(発明の一般的開示)排ガスと液体とを気液接触させることにより排ガスを洗浄する排ガス処理装置は、吸収塔と、幹管とを備えてよい。吸収塔には、側面の少なくとも一部を開閉する扉部が設けられてよい。幹管は、吸収塔の内部に設けられてよい。幹管は、吸収塔の内部において液体を運搬してよい。幹管は、吸収塔の高さ方向の異なる位置において分割可能であってよい。
排ガス処理装置は移動機構をさらに備えてよい。移動機構は、幹管の高さ方向における最上部を吸収塔の内部において高さ方向および高さ方向の逆方向に移動してよい。
排ガス処理装置は、支持部をさらに備えてよい。支持部は、吸収塔の内側側壁に設けられてよい。移動機構は、支持板と第1の固定部材とを有してよい。支持板は、支持部に固定されてよい。第1の固定部材は、支持板における少なくとも一つの開口を貫通して配置されてよい。第1の固定部材は、幹管の最上部の凹部に嵌入してよい。第1の固定部材は、幹管の最上部に対して回転することで幹管の最上部を移動してよい。
移動機構は、ナットをさらに備えてよい。ナットには、第1の固定部材が貫通していてよい。ナットは、支持板と幹管の最上部との間に位置してよい。
排ガス処理装置は、支持部と、2以上の支柱とをさらに備えてよい。支持部は、出口筒に設けられてよい。出口筒は、扉部が設けられていない吸収塔の最上部に位置してよい。2以上の支柱は、支持部から幹管の最上部に向かって伸長していてよい。2以上の支柱は、支持部に連結されてよい。移動機構は、支持板と、第1の固定部材とを有してよい。支持板は、2以上の支柱に固定されてよい。第1の固定部材は、支持板における少なくとも一つの開口を貫通して配置されてよい。第1の固定部材は、幹管の最上部の凹部に嵌入してよい。第1の固定部材は、幹管の最上部に対して回転することで幹管の最上部を移動してよい。
排ガス処理装置は支柱を3つ備えてもよい。3つの支柱が、幹管の中心位置に対して対称な位置に設けられていてもよい。
支持板は、幅広部と、複数の直線部とを有してよい。幅広部は、幹管の上方に位置してよい。幅広部は、複数の開口を有してよい。複数の直線部は、幅広部から延出して端部が支持部に各々固定されてよい。幹管の最上部は、複数の開口に対応する位置に複数の凹部を有してよい。
排ガス処理装置は、第1の固定部材を複数有してよい。扉部を開いて高さ方向に直交する方向のうち予め定められた方向から複数の第1の固定部材を見た場合に、複数の凹部に嵌入する複数の第1の固定部材は、高さ方向および予め定められた方向の両方に直交する方向において異なる位置に位置していてよい。
複数の直線部は、第1の直線部と、第2の直線部と、第3の直線部とを有してよい。第2の直線部は、第1の直線部の延長線上に位置してよい。第3の直線部は、第1の直線部の延長線に直交し、かつ、高さ方向に直交する方向に幅広部から延出してよい。
排ガス処理装置は、複数の支持部をさらに備えてよい。複数の支持部は、吸収塔の内側側壁に設けられてよい。複数の支持部は、各々開口を有してよい。移動機構は、第2の固定部材と、支持板と、複数の第3の固定部材と、複数の移動用ナットとを有してよい。第2の固定部材は、幹管の最上部に固定されてよい。支持板は、中央部が第2の固定部材により幹管の最上部に固定されてよい。複数の第3の固定部材は、支持板の端部に固定されてよい。複数の第3の固定部材は、複数の支持部の各開口にそれぞれ貫通してよい。複数の移動用ナットには、複数の第3の固定部材が嵌入してよい。複数の移動用ナットは、複数の支持部の各開口と支持板との間、および、複数の支持部の各開口を介して支持板とは反対側のいずれかに設けられてよい。複数の移動用ナットは、複数の第3の固定部材に対して回転することで支持板および幹管の最上部を移動してよい。
排ガス処理装置は、複数の固定用ナットをさらに備えてよい。複数の固定用ナットには、複数の第3の固定部材が嵌入してよい。複数の固定用ナットは、複数の支持部の各開口を介して複数の移動用ナットの各々とはそれぞれ反対側に位置してよい。
排ガス処理装置は、複数の支持部をさらに備えてよい。複数の支持部は、吸収塔の内側側壁に設けられてよい。複数の支持部は、各々開口を有してよい。移動機構は、第2の固定部材と、支持板と、第4の固定部材とを有してよい。第2の固定部材は、幹管の最上部に固定されてよい。支持板は、中央部が第2の固定部材により幹管の最上部に固定されてよい。支持板は、複数の支持部よりも高さ方向とは反対方向の位置に設けられてよい。第4の固定部材は、支持板の端部における凹部および開口のいずれかに嵌入してよい。第4の固定部材は、支持板の開口および凹部のいずれかに対して回転することで支持板および幹管の最上部を移動してよい。
排ガス処理装置は、複数の支持部と支持板との間にそれぞれ位置する複数の固定用ナットをさらに備えてよい。
幹管は、複数の分割体を有してよい。複数の分割体は、高さ方向における扉部の長さに応じた高さ方向の長さをそれぞれ有してよい。
吸収塔と、移動機構と、幹管とを有する排ガス処理装置において、吸収塔の内部に設けられた幹管の分割体を吸収塔から取り出す方法は、吸収塔の扉部を開く段階と、移動機構により吸収塔の高さ方向に幹管の最上部を移動させる段階と、最上部とは異なる幹管の分割体を、吸収塔の外に取り出す段階とを備えてよい。吸収塔は、側面の少なくとも一部を開閉する扉部を有してよい。幹管は吸収塔の内部に設けられてよい。幹管は、高さ方向の異なる位置において分割可能であってよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
排ガス処理装置100の側面を示す概略図である。 第1実施形態における分割筒13‐1を拡大した図である。 第1実施形態における排ガス処理装置100の上面を示す図である。 第1実施形態において扉部16‐1を開いた状態を示す図である。 第1実施形態において1つの支持部19を設ける場合を示す図である。 (a)は、分割体22‐1を上昇させる様子を示す図である。(b)は、扉部16‐2から分割体22‐2を取り出す様子を示す図である。 幹管20をメンテナンスする際のフローチャート200を示す図である。 第1実施形態の変形例を示す図である。 第2実施形態における分割体22‐1を拡大した図である。 第2実施形態における排ガス処理装置100の上面を示す概略図である。 第2実施形態において1つの支持部19を設ける場合を示す図である。 第3実施形態における排ガス処理装置100の上面を示す概略図である。 第3実施形態における分割筒13‐1を拡大した図である。 第3実施形態の変形例における排ガス処理装置100の上面を示す概略図である。 第4実施形態における排ガス処理装置100の上面を示す概略図である。 第5実施形態における分割筒13‐1を拡大した図である。 第5実施形態において固定用ナット54を用いる場合を示す図である。 第5実施形態の変形例を示す図である。 第6実施形態における分割筒13‐1を拡大した図である。 第6実施形態の変形例を示す図である。 第6実施形態において固定用ナット54を用いる場合を示す図である。 第6実施形態の変形例において固定用ナット54を用いる場合を示す図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、排ガス処理装置100の側面を示す概要図である。本例の排ガス処理装置100は、吸収塔10と、幹管20と、移動機構30とを備える。なお、図1においては理解を容易にするために、吸収塔10と移動機構30とは断面の側面視図を示す。ただし、ヒンジ部17および幹管20は通常の側面視図である。
なお、本例では、図1に示すように座標軸を定める。すなわち、排ガス処理装置100の長手方向をZ軸方向とする。Z軸に直交して、紙面手前に向かう方向をX軸の正方向とする。X軸とZ軸に直交する方向をY軸として、Y軸の正方向は右手系で規定する。以降の説明において、Z軸の正方向を上、上方または幹管20の高さ方向と称する。また、Z軸の負方向を下、下方または幹管20の高さ方向の逆方向と称する。
吸収塔10は、導入筒11と、複数の分割筒13と、出口筒18とを有する。出口筒18は、扉部が設けられていない吸収塔10の最上部に位置する。出口筒18は、複数の分割筒13を通過した排ガスを外気へ導く機能を有する。
導入筒11は、排ガス導入部62と、液体導入部64と、排液導出部66と、バッフル28とを有する。導入筒11は、円筒状の内部空間を構成する。排ガス導入部62には、発動機等から排ガスが導入される。排ガス導入部62は、導入筒11の内壁に沿って排ガスが導入されるように、導入筒11の外径の接線方向に沿って設けられる。具体的には、排ガス導入部62は、導入筒11の外形の接線方向に延伸するように設けられる。導入筒11に導入された排ガスは、吸収塔10の内部において螺旋状に旋回上昇する。
液体導入部64は、導入筒11の底部近傍に設けられる。液体導入部64は、排ガスを洗浄するための液体を導入筒11内へ導入する。液体導入部64は、幹管20の分割体22‐4に連結する。これにより、排ガスを洗浄するための液体は、液体導入部64から幹管20へ供給される。
本実施形態において、排ガスを洗浄するための液体は、船舶の周囲環境から取り込んだ海水である。なお、排ガスを洗浄するための液体は、海水に限られない。液体は、湖水、川水、あるいは排ガスの洗浄液として予め用意されたアルカリ性の液体等であってもよい。
バッフル28は、導入筒11の中心軸に対して略直交するように設置される。バッフル28は、排ガス導入部62よりも下方に設けられる。バッフル28は、導入筒11の内部を排ガスが導入される領域と使用済の排液を貯留する領域とに区切る機能を有する。排液導出部66は、導入筒11の底部に設けられる。排液導出部66は、排ガス洗浄処理後の液体を導入筒11の外へ排出する機能を有する。
吸収塔10は円筒状の側面12を有する。側面12には、側面12の少なくとも一部を開閉する扉部が設けられる。吸収塔10の側面12は、Z軸方向に積層された複数の分割筒13の外側側面でもある。本例の分割筒13は、X軸の負方向において固定された被固定部と、X軸の正方向において開閉可能な扉部とを有する。ただし、図1では、扉部を除去して、被固定部を残した状態を示す。扉部および被固定部の詳細については図3Aおよび図3Bを参照されたい。
複数の分割筒13のそれぞれは、円筒状の内部空間を構成する。複数の分割筒13は、高さ方向に連結され、互いに固定部材、パッキンおよびシーリング材シーリング材等により水密封止される。複数の分割筒13の積層体は、高さ方向の全長が3mであってよく、直径が700mmであってよい。このような吸収塔10は、排ガス処理装置100を設置する設置領域に余裕が無い船舶等において特に適している。
分割筒13の直径方向の両端には平面接合部15が設けられる。一端の平面接合部15‐Aには、ヒンジ部17が設けられる。他端の平面接合部15‐Aは、開放可能な端部である。ヒンジ部17は、被固定部と扉部とを回転可能に連結する。ヒンジ部17は所謂蝶番であってよい。被固定部および扉部はそれぞれ平面接合部15を有する。扉部を閉じた状態では被固定部の平面接合部15‐Aと扉部の平面接合部15‐Aとが互いに接する。
吸収塔10の内部には、幹管20が設けられる。幹管20は、吸収塔10の内部において、液体導入部64から導入された液体を運搬する機能を有する。本例の幹管20は、液体が移動する空間を提供する管である。幹管20自体は、能動的に液体を汲み上げるポンプ機能は有さなくてもよい。本例において、液体を流動させる主体は、吸収塔10の外部に設けられたポンプ等であってよい。
本例の幹管20は、吸収塔10の高さ方向の異なる位置において分割可能である複数の分割体22を有する。本例では、4つの分割体22‐1〜22‐4が高さ方向において連結される。各分割体22の上端部および下端部におけるフランジ23は分割体固定部材27、パッキンおよびシーリング材等により水密封止される。ただし、分割体22‐1の上端部におけるフランジ23は、分割体固定部材27等により水密封止されない。分割体22‐1の上端部におけるフランジ23は、雄ねじ41により固定される。
分割体22の側面には、放射状に複数の枝管24が設けられる。複数の枝管24は、分割体22の周方向に等間隔に複数設けられてよい。複数の枝管24は、分割体22から分岐する。複数の枝管24は、液体が流れる流路を分割体22の高さ方向に対して略直交する平面方向に形成する。本例では、1つの分割体22につき、12個の枝管24が設けられる。具体的には、本例では、Z軸方向に3つ、かつ、X軸およびY軸の正方向および負方向に各1つずつ、枝管24が設けられる。
本例の枝管24には、複数の噴射部25が設けられる。噴射部25は、枝管24の長手方向に等間隔となるように設けられてよい。噴射部25は図1の×印を付した面に噴射口を有しており、噴射口から排ガスを洗浄するための液体を噴射する。噴射部25は、円錐状に液体を拡散噴射するスプレーノズルであってよい。本例では、1つの枝管24に2つの噴射部25が設けられる。本例の排ガス処理装置100は、導入筒11から導入された排ガスと噴射部25から拡散噴射された液体とを気液接触させることにより排ガスを洗浄することができる。枝管24および噴射部25の材質は、耐腐食性を得るべくステンレス鋼(SUS)であってよい。
複数の分割体22は、高さ方向における扉部の長さに応じた高さ方向の長さをそれぞれ有する。本例において、扉部の高さ方向の長さは被固定部の高さ方向の長さに等しい。また、本例の分割体22の高さ方向の長さは、扉部および被固定部と同じか又はこれよりも短い高さ方向の長さを有する。これにより、X‐Y平面に略平行に分割体22を移動させて、分割体22を扉部から吸収塔10の外部へ取り出すことができる。なお、本例において、分割体22の高さ方向の長さは、分割体22における上下のフランジ23を含む長さである。
本例の移動機構30は、支持板32と、支持部19と、第1の固定部材としての雄ねじ41と、支持部固定部材45とを有する。移動機構30は、分割体22‐1を吸収塔10の内部において高さ方向および高さ方向の逆方向に移動する機能を有する。なお、幹管20の高さ方向における最上部は、分割体22‐1を意味する。
図2は、第1実施形態における分割筒13‐1を拡大した図である。図2では、移動機構30の詳細について説明する。複数の支持部19は、吸収塔10の内側側壁14に設けられる。本例では、2つの支持部19が、分割筒13‐1の内側側壁14に設けられる。なお、支持部19は、複数でなく、フランジ状の一つの支持部でもよい。
本例の支持板32は、その両端が支持部固定部材45により二つの支持部19に固定される。支持部固定部材45は、雄ねじであってよく、他の形状のねじ部材であってもよい。支持板32は、少なくとも一つの開口34を有する。本例において、支持板32は、その中央部に一つの開口34を有する。
第1の固定部材としての雄ねじ41は、頭部および軸部を有する。雄ねじ41の頭部は、開口34よりも大きい直径を有する。雄ねじ41の頭部は支持板32上に直接接触して載置される。雄ねじ41の軸部は、支持板32に接触せずに開口34を貫通する。つまり、本例の開口34は、雄ねじ41の軸部の直径に対する所謂ばか穴(Clearance Hole)である。
雄ねじ41は、分割体22‐1の上端部のフランジ23‐1に設けられた凹部26に嵌入する。本例の凹部26は雄ねじ41に嵌合する雌ねじである。雄ねじ41は、分割体22‐1に対して回転することで、分割体22‐1を高さ方向または高さ方向の逆方向に移動する機能を有する。本例では、雄ねじ41を締付方向に回すことで、分割体22‐1を高さ方向に移動させることができる。これにより、支持板32とフランジ23‐1との距離dを短くすることができる。また、雄ねじ41を緩め方向に回すことで、分割体22‐1を高さ方向の逆方向に移動させることができる。これにより、距離dを長くすることができる。
図3Aは、第1実施形態における排ガス処理装置100の上面を示す図である。なお、理解を容易にするために、図3Aにおいて出口筒18は省略し、支持板32下に位置する枝管24および噴射部25を点線で示す。噴射部25から出る点線は、噴射される液体を模式的に示す。噴射部25は、排ガスの旋回流を助けるように、排ガスの流れ方向と略同方向に液体を噴射してよい。
本例のヒンジ部17‐1は、分割筒13‐1の被固定部93‐1と扉部16‐1とを回転可能に連結する。具体的には、ヒンジ部17‐1は、被固定部93‐1の平面接合部15‐Aと扉部16‐1の平面接合部15‐Aとを回転可能に連結する。また、本例の被固定部93‐1は、船体壁面90に設けられた設置台92に固定される。被固定部93‐1の平面接合部15‐Aと扉部16‐1の平面接合部15‐Bとは、パッキン29を間に挟んで扉部固定部材46により水密封止される。平面接合部15‐Aおよび平面接合部15‐Bもパッキンを挟んで水密封止される。ヒンジ部17‐1が設けられない平面接合部15‐Aと平面接合部15‐Bとの外側はシリコン系のシーリング材91により封止してよい。これにより、平面接合部15同士をさらに効果的に水密封止することができる。
図3Bは、第1実施形態において扉部16‐1を開いた状態を示す図である。パッキン29、扉部固定部材46およびシーリング材91を取り外した後に、扉部16‐1を開いてよい。
図3Cは、第1実施形態において1つの支持部19を設ける場合を示す図である。上述の様に、支持部19はフランジ状であってよい。すなわち、支持部19は、複数の支持部ではなく1つの支持部であってよい。
図4(a)は、分割体22‐1を上昇させる様子を示す図である。分割体22‐1を上昇させるためには、まず、扉部16‐1を開く。その後、分割体固定部材27を取り外す。その後、雄ねじ41を締付方向に回して、分割体22‐1を高さ方向に上昇させる。これにより、分割体22‐1と分割体22‐2との間に隙間が形成される。
図4(b)は、扉部16‐2から分割体22‐2を取り出す様子を示す図である。まず、分割筒13‐2の扉部16‐2を開く。その後、分割体固定部材27を取り外す。その後、分割体22‐2をX‐Y面に略平行に移動させて取り出す。同様にして、幹管20の各分割体22をそれぞれ取り出して、分割体22、枝管24および噴射部25をメンテナンスすることができる。また、分割体22‐1のみを取り出して、メンテナンスすることもできる。その場合には、分割体固定部材27を取り外し、雄ねじ41を緩め方向に回して、分割体22‐1を取り出す。
分割体22は、作業者が自力で出し入れできる程度の重さであってよい。幹管20をいくつの分割体22に分割するかは、分割体22の一つ当たりの重さを考慮して決めてもよい。このように、本例では、クレーンを用いることなく分割体22‐2を吸収塔10から取り出すことができる。クレーンが無くても幹管20をメンテナンスできるので、クレーンの設置スペースが不要となる。また、クレーン設置のコストがかからない。さらに、クレーンにより吸収塔10を取り外さないので、当該作業に要する時間の分だけメンテナンス時間を短縮することができる。
噴射部25は、特に噴射性能が劣化しやすい。噴射部25は、噴射口の腐食および変形等により噴射性能が劣化する。噴射性能が劣化するとは、噴射する液体の噴射特性の噴射プロファイル(拡散角、粒径、単位時間当たりの噴射量)が予め定められた値から乖離することをいう。噴射性能を予め定められた値に戻すべく、幹管20のメンテナンスを定期的に行う必要がある。幹管20のメンテナンスとは、幹管20の分割体22を吸収塔10から外へ取り出して、噴射性能を維持するために少なくとも噴射部25および枝管24のいずれかを交換すること等をいう。
図5は、幹管20をメンテナンスする際のフローチャート200を示す図である。なお、本例では、幹管20の分割体22‐2をメンテナンスする場合を例にして説明する。まず、少なくとも最上部の分割筒13‐1における扉部16‐1とメンテナンスする分割体22に対応する扉部16とを開く(S10)。本例では、扉部16‐1と扉部16‐2とを開く。
S10の次に、メンテナンスする分割体22の上端部のフランジ23を固定している分割体固定部材27を取り外す(S20)。これにより、メンテナンスする分割体22上に位置する分割体22との連結を解除する。本例では、分割体22‐2の上端部のフランジ23‐3と分割体22‐1の下端部のフランジ23‐2とを固定している分割体固定部材27を取り外す。
S20の次に、移動機構30を用いて、吸収塔10の内部において分割体22‐1を高さ方向に移動させる(S30)。具体的には、分割体22‐1が回転しないように分割体22‐1を抑えつつ、雄ねじ41を締付方向に回転させる。作業者がスパナ等を回すことにより、雄ねじ41を回転させてよい。これにより、分割体22‐1を上方へ移動させる。幹管20の最上部である分割体22‐1が上方へ移動することにより、分割体22‐1と分割体22‐2との間に隙間が形成される。
S30の次に、メンテナンスする分割体22の下端部のフランジ23を固定している分割体固定部材27を取り外す(S40)。これにより、メンテナンスする分割体22とその下に位置する分割体22との連結を解除する。本例では、分割体22‐2とその下に位置する分割体22‐3との連結を解除する。より具体的には、分割体22‐2の下端部のフランジ23‐4と分割体22‐3の上端部のフランジ23とを固定している分割体固定部材27を取り外す。
S40の次に、メンテナンスする分割体22を吸収塔10の外部に取り外す(S50)。本例では、分割体22‐1とは異なる分割体22‐2を吸収塔10の外部へ取り出す。これにより、分割体22‐2を吸収塔10の外部においてメンテナンスする。
S50の次に、メンテナンス後の分割体22を元の位置に戻し、その分割体22の下端部のフランジ23を分割体固定部材27により固定する(S60)。本例では、分割体22‐2を分割筒13‐2内の所定位置に戻し、分割体22‐2の下端部のフランジ23‐4と分割体22‐3の上端部のフランジ23とを分割体固定部材27により再び固定する。これにより、なお、フランジ23‐4と分割体22‐3の上端部のフランジ23との間にパッキンを設けてもよい。さらに、固定されたフランジ23同士の接合部の外側をシーリング材により封止してよい。
S60の次に、吸収塔10の内部において、移動機構30により分割体22‐1を高さ方向の逆方向に移動させる(S70)。具体的には、分割体22‐1が回転しないように抑えながら、雄ねじ41を緩め方向に回転させる。これにより、分割体22‐1を下方へ移動させる。分割体22‐1が下方へ移動することで、メンテナンスした分割体22の上端部のフランジ23と、その上部に位置する分割体22の下端部のフランジ23とが、接触する。本例では、分割体22‐2の上端部のフランジ23‐3と、分割体22‐1の下端部のフランジ23‐2とが、パッキンを挟んで接触する。
S70の次に、メンテナンスした分割体22の上端部のフランジ23とそのフランジ23上に位置する分割体22の下端部のフランジ23とを分割体固定部材27で固定する(S80)。さらに、固定されたフランジ23同士の接合部の外側を、シーリング材により封止してもよい。本例では、分割体22‐2の上端部のフランジ23‐3と分割体22‐1の下端部のフランジ23‐2とを分割体固定部材27で固定し、固定されたフランジ23同士の接合部の外側をシーリング材により封止する。
S80の次に、開いた扉部16を閉じて、扉部16と被固定部93とを固定する(S90)。本例では、扉部16‐1および16‐2を閉じて、扉部固定部材46により扉部16‐1と被固定部93‐1とを固定し、扉部16‐2と被固定部93‐2とを固定する。扉部16を閉じる際には、扉部16の平面接合部15‐Bとこれに対応する被固定部93の平面接合部15‐Aとの間にパッキンを挟んでもよい。また、平面接合部15‐Bと平面接合部15‐Aとの接合部の外側を、シーリング材により封止してよい。以上で、幹管20のメンテナンスが終了する。
図6は、第1実施形態の変形例を示す図である。本例の移動機構30は、雄ねじ41が貫通している、ナット51をさらに備える。ナット51は、支持板32と幹管20の最上部である分割体22‐1との間に位置する。係る点が、第1実施形態と異なる。他の点は、第1実施形態と同じである。ナット51により、幹管20と雄ねじ41とをより強固に固定することができる。
吸収塔10は、船体外での移動時または船体への搬入時に、重力方向に対して横置きする場合および傾けて載置する場合がある。つまり、重力方向と高さ方向とが平行でない場合がある。この場合、幹管20の最上部である分割体22‐1が自重により傾く場合がある。幹管20の傾きが生じた場合、水密封止の破壊ならびに枝管24および噴射部25の破損が生じる場合がある。本例では、ナット51により、フランジ23‐1と雄ねじ41とをよび強固に固定することができるので、ナット51が無い場合よりも確実に幹管20の傾きを防止することができる。
なお、ナット51を有する場合に、上述のフローチャート200を修正してよい。具体的には、S20とS30との間の段階において、フランジ23‐1に締め付けられているナット51を緩める段階をさらに有してよい。加えて、S80とS90との間の段階において、フランジ23‐1にナット51を締め付ける段階をさらに有してよい。
図7は、第2実施形態における分割体22‐1を拡大した図である。本例では、出口筒18に設けられた複数の支持部72と、複数の支持部72に連結された2以上の支柱74とをさらに備える。なお、1つの支持部72には1つの支柱が連結される。2以上の支柱74は、複数の支持部72から分割体22‐1に向かって伸長して、支持板32に固定される。本例では、三本の支柱74により、出口筒18と支持板32とが固定される。ただし、支柱74の数は三つに限定されない。四つ以上としてもよい。本例では、出口筒18に設けられた支持部72によって、支持板32を支持する。係る点が第1実施形態と異なる。第1の固定部材としての雄ねじ41および凹部26の構成は、第1実施形態と同じである。
排ガスの旋回流は、分割筒13においては内側側壁14に沿って旋回上昇する。これに対して、出口筒18においては、排ガスは上昇するものの、旋回性は弱くなる。本例では、出口筒18から延伸する支柱74で支持板32を固定するので、第1実施形態と比較して分割筒13における排ガスの旋回性を阻害しにくい点において有利である。また、出口筒18は分割筒13と異なり扉部16を有さない。つまり、出口筒18は開閉されない。それゆえ、扉部16の位置を考慮せずに支持部72を設けることができる。したがって、支柱74の配置設計の自由度が高くなる。なお、本例においても、支持板32と分割体22‐1との間にナット51を設けて、幹管20と雄ねじ41とを固定する強度をさらに高めてよい。
図8Aは、第2実施形態における排ガス処理装置100の上面を示す概略図である。本例では、3つの支柱74が、幹管20の中心位置に対して対称な位置に設けられている。本例において、幹管20の中心位置は、雄ねじ41が設けられる位置である。上面視において、3つの支柱74は、雄ねじ41を中心として互いに円周方向に120度ずつ離間して設けられてよい。3つの支柱を用いることにより、第1実施形態と比較して、バランス良くかつ強固に支持板32を固定することができる。
図8Bは、第2実施形態において1つの支持部19を設ける場合を示す図である。図8Bに示すように、支持部72は、3つの独立した支持部ではなく、フランジ状の1つの支持部としてよい。また、支持部72をフランジ状としたことに伴い、支持部72と支柱74との機械的接続は適宜変更してよい。
図9は、第3実施形態における排ガス処理装置100の上面を示す概略図である。本例の支持板32は、幅広部35と、幅広部35から延出した複数の直線部36とを有する。幅広部35は、幹管20の上方、すなわち分割体22‐1の上方に位置する。幅広部35は複数の開口34を有し、各開口34には雄ねじ41が貫通する。また、分割体22‐1は、複数の開口34に対応する位置に複数の凹部26を有する。また、本例では、雄ねじ41を複数有する。複数の雄ねじ41は複数の凹部26に嵌入する。係る点において、第1実施形態と異なる。他の点は第1実施形態と同じである。
本例の幅広部35は、上面視においてフランジ23と同じ形状を有してよい。本例の幅広部35は、円形状を有する。幅広部35は、複数の雄ねじ41により分割体22‐1の上端部のフランジ23‐1に対して移動可能に固定される。本例では、複数の雄ねじ41により幹管20を固定するので、第1および第2実施形態よりもより強固に幹管20を固定することができる。
幅広部35から内側側壁14側に延出した複数の直線部36の端部は、複数の支持部19に各々固定される。本例では、直線部36の端部は、支持部固定部材45により支持部19に固定される。係る点は、第1実施形態と同じ固定手法である。なお、本例においても、支持板32と分割体22‐1との間にナット51を設けて、幹管20と雄ねじ41とを固定する強度をさらに高めてよい。
図10は、第3実施形態における分割筒13‐1を拡大した図である。扉部16を開いて、高さ方向に直交する方向のうち予め定められた方向から複数の雄ねじ41を見た場合に、雄ねじ41は、高さ方向および当該予め定められた方向の両方に直交する方向において異なる位置に位置している。本例では、扉部16を開いてX軸の負方向に向かって複数の雄ねじ41を見た場合に、雄ねじ41は、Y方向において異なる位置に位置している。これにより、X軸の負方向において作業者が雄ねじ41を見た場合に、雄ねじ41の頭部が重ならない。それゆえ、作業者は雄ねじ41を回転させる作業が容易になるので、幹管20のメンテナンスがより容易となる。なお、支柱74を用いる第2実施形態を、第3実施形態に適用してもよい。
図11は、第3実施形態の変形例における排ガス処理装置100の上面を示す概略図である。なお、図面の見やすさを考慮して、枝管24および噴射部25は省略する。本例では、雄ねじ41の配置が第3実施形態と異なる。本例では、扉部16を開いてX軸とY軸との間の位置から複数の雄ねじ41を観察した場合に(観察方向110)、観察方向110および高さ方向の両方に直交する方向112における異なる位置に、雄ねじ41が位置する。係る点が第3実施形態と異なる。本例では、扉部16を全開しなくても、雄ねじ41の頭部が重ならない状態で雄ねじ41を観察することができる。それゆえ、雄ねじ41を回転させるために扉部16を全開しなくてよい点が有利である。よって、船内において扉部16を全開するスペースが無い場合は、本例は特に有利である。なお、支柱74を用いる第2実施形態を、第3実施形態の変形例に適用してもよい。
図12は、第4実施形態における排ガス処理装置100の上面を示す概略図である。なお、図面を見やすくするために、枝管24および噴射部25は省略する。本例において、複数の直線部36は、第1の直線部36‐1と、第2の直線部36‐2と、第3の直線部36‐3とを有する。第2の直線部36‐2は、第1の直線部36‐1の延長線上に位置する。第3の直線部は、第1の直線部36‐1の延長線に直交し、かつ、高さ方向に直交する方向に幅広部35から延出する。本例では、上述の実施形態に比べて支持板32の強度を高めることができる。なお、扉部16を全開しなくてよい第3実施形態の変形例を、第4実施形態に適用してもよい。
図13は、第5実施形態における分割筒13‐1を拡大した図である。以降の実施形態では、分割体22‐1に直接接続された雄ねじ等の固定部材ではなく、内側側壁14近傍に位置する雄ねじ等の固定部材とナットとを用いて、分割体22‐1を上下に移動する。係る点が、第1から第4実施形態と主に相違する。
本例の移動機構30は、第2の固定部材としての雄ねじ42と、支持板32と、複数の第3の固定部材としての雄ねじ43と、複数の移動用ナット53とを有する。雄ねじ42は、分割体22‐1に固定される。
本例の雄ねじ42は、支持板32の中央部37における開口34とフランジ23に設けられた凹部26とに嵌入する。本例の開口34は、ばか穴でなくてよい。本例では、雄ねじ42を用いて分割体22‐1を上下に移動させない。本例の雄ねじ42は、支持板32の中央部37と分割体22‐1とを固定するために用いられる。
雄ねじ43は、支持板32の端部38に埋め込み固定される。雄ねじ43は、支持板32に対して移動可能ではない。本例の雄ねじ43は、それ自体が回転することを想定していないので、軸部だけを有する雄ねじとする。吸収塔10の内側側壁14には複数の支持部19が設けられる。本例において、複数の支持部19の各開口84は、雄ねじ43に嵌合する雌ねじである。
複数の移動用ナット53にも、複数の雄ねじ43が嵌入する。本例において、移動用ナット53は、複数の支持部19の各開口84と支持板32との間に設けられる。移動用ナット53は、上面視において六角形の外形を有してよいが、他の多角形の外形を有してもよい。移動用ナット53を雄ねじ43に対して回転することで、支持板32、分割体22‐1、雄ねじ42および雄ねじ43を一体として高さ方向およびその逆方向に移動させることができる。
本例では、移動用ナット53を支持部19に締め付けるように回すことで、分割体22‐1を高さ方向に移動させることができる。これにより、支持板32と支持部19との距離dを短くすることができる。また、移動用ナット53を逆方向に回すことで、分割体22‐1を高さ方向の逆方向に移動させることができる。これにより、距離dを長くすることができる。よって、クレーンを用いることなく分割体22‐2を取り出すことができる。したがって、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、メンテナンスのフローチャート200においては、雄ねじ41の回転を移動用ナット53の回転に置き換えればよい。
図14は、第5実施形態において固定用ナット54を用いる場合を示す図である。本例の固定用ナット54には、雄ねじ43が嵌入する。固定用ナット54は、支持部19の開口84を介して移動用ナット53とは反対側に位置する。本例では、固定用ナット54により、支持板32と支持部19とをより強固に固定することができる。また、これにより、固定用ナット54が無い場合よりも確実に幹管20の傾きを防止することができる。
図15は、第5実施形態の変形例を示す図である。本例では、支持板32が支持部19よりも下に位置する。さらに、移動用ナット53が、支持部19の各開口84を介して支持板32とは反対側に設けられる。これにより、支持部19と雄ねじ43とをより強固に固定することができる。係る点が第5実施形態と異なる。なお、本変形例では固定用ナット54を有するが、図13と同様に固定用ナット54を省略してもよい。
図16は、第6実施形態における分割筒13‐1を拡大した図である。本例の移動機構30において、第4の固定部材としての雄ねじ44は、支持板32の端部38における凹部96に嵌入する。雄ねじ44は、支持板32の凹部96に対して回転することで支持板32および分割体22‐1を上下に移動する。また、開口84は所謂ばか穴である。係る点で、第5実施形態と異なる。他の点は、第5実施形態と同様である。なお、支持板32は、複数の支持部19よりも高さ方向の逆方向の位置に設けられる。
本例の雄ねじ44は頭部を有する。雄ねじ55の頭部を締付方向に回すことで、分割体22‐1を高さ方向に移動させることができる。これにより、支持板32と支持部19との距離dを短くすることができる。また、移動用ナット53を緩め回すことで、分割体22‐1を高さ方向の逆方向に移動させることができる。これにより、距離dを長くすることができる。よって、クレーンを用いることなく分割体22‐2を取り出すことができる。したがって、第5実施形態と同様の効果を得ることができる。なお、メンテナンスのフローチャート200においては、雄ねじ41の回転を雄ねじ44の回転に置き換えればよい。
図17は、第6実施形態の変形例を示す図である。本例では、支持板32の端部38において開口94が設けられ、雄ねじ44が開口94に嵌入する。雄ねじ44は、支持板32よりも高さ方向の逆方向に突出する。本例の開口94は、雄ねじ44に嵌合する雌ねじである。係る点で第6実施形態と異なる。他の点は第6実施形態と同じである。
図18は、第6実施形態において固定用ナット54を用いる場合を示す図である。つまり本例では、支持部19と支持板32との間に位置する固定用ナット54を有する。固定用ナット54により、雄ねじ44と支持部19とをより強固に固定することができる。また、これにより、固定用ナット54が無い場合よりも確実に幹管20の傾きを防止することができる。
図19は、第6実施形態の変形例において固定用ナット54を用いる場合を示す図である。本例においても、支持部19と支持板32との間に位置する固定用ナット54を有する。これにより、図18の例と同じ効果を有する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順序で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・吸収塔、11・・導入筒、12・・側面、13・・分割筒、14・・内側側壁、15・・平面接合部、16・・扉部、17・・ヒンジ部、18・・出口筒、19・・支持部、20・・幹管、22・・分割体、23・・フランジ、24・・枝管、25・・噴射部、26・・凹部、27・・分割体固定部材、28・・バッフル、29・・パッキン、30・・移動機構、32・・支持板、34・・開口、35・・幅広部、36・・直線部、37・・中央部、38・・端部、41・・雄ねじ、42・・雄ねじ、43・・雄ねじ、44・・雄ねじ、45・・支持部固定部材、46・・扉部固定部材、51・・ナット、53・・移動用ナット、54・・固定用ナット、62・・排ガス導入部、64・・液体導入部、66・・排液導出部、72・・支持部、74・・支柱、84・・開口、90・・船体壁面、91・・シーリング材、92・・設置台、93・・被固定部、94・・開口、96・・凹部、100・・排ガス処理装置、110・・観察方向、112・・方向、200・・フローチャート

Claims (15)

  1. 排ガスと液体とを気液接触させることにより前記排ガスを洗浄する排ガス処理装置であって、
    前記排ガス処理装置は、
    側面の少なくとも一部を開閉する扉部が設けられた吸収塔と、
    前記吸収塔の内部に設けられ、前記吸収塔の内部において液体を運搬し、前記吸収塔の高さ方向の異なる位置において分割可能である幹管と
    を備える
    排ガス処理装置。
  2. 前記幹管の前記高さ方向における最上部を前記吸収塔の内部において前記高さ方向および前記高さ方向の逆方向に移動する移動機構をさらに備える
    請求項1に記載の排ガス処理装置。
  3. 前記吸収塔の内側側壁に設けられた支持部をさらに備え、
    前記移動機構は、
    前記支持部に固定された支持板と、
    前記支持板における少なくとも一つの開口を貫通して配置され、前記幹管の前記最上部の凹部に嵌入し、前記幹管の前記最上部に対して回転することで前記幹管の前記最上部を移動する第1の固定部材と
    を有する
    請求項2に記載の排ガス処理装置。
  4. 前記移動機構は、
    前記第1の固定部材が貫通しており、前記支持板と前記幹管の前記最上部との間に位置するナットをさらに備える
    請求項3に記載の排ガス処理装置。
  5. 前記扉部が設けられていない前記吸収塔の最上部に位置する出口筒に設けられた支持部と、
    前記支持部から前記幹管の前記最上部に向かって伸長しており、前記支持部に連結された2以上の支柱と
    をさらに備え、
    前記移動機構は、
    前記2以上の支柱に固定された支持板と、
    前記支持板における少なくとも一つの開口を貫通して配置され、前記幹管の前記最上部の凹部に嵌入し、前記幹管の前記最上部に対して回転することで前記幹管の前記最上部を移動する第1の固定部材と
    を有する
    請求項2に記載の排ガス処理装置。
  6. 前記支柱を3つ備え、3つの前記支柱が、前記幹管の中心位置に対して対称な位置に設けられている
    請求項5に記載の排ガス処理装置。
  7. 前記支持板は、
    前記幹管の上方に位置し、複数の開口を有する幅広部と、
    前記幅広部から延出して端部が前記支持部に各々固定される複数の直線部と
    を有し、
    前記幹管の前記最上部は、複数の前記開口に対応する位置に複数の前記凹部を有する
    請求項3から6のいずれか一項に記載の排ガス処理装置。
  8. 前記第1の固定部材を複数有し、
    前記扉部を開いて前記高さ方向に直交する方向のうち予め定められた方向から複数の前記第1の固定部材を見た場合に、複数の前記凹部に嵌入する複数の前記第1の固定部材は、前記高さ方向および前記予め定められた方向の両方に直交する方向において異なる位置に位置している
    請求項7に記載の排ガス処理装置。
  9. 前記複数の直線部は、
    第1の直線部と、
    前記第1の直線部の延長線上に位置する第2の直線部と、
    前記第1の直線部の前記延長線に直交し、かつ、前記高さ方向に直交する方向に前記幅広部から延出する第3の直線部と
    を有する
    請求項7または8に記載の排ガス処理装置。
  10. 前記吸収塔の内側側壁に設けられ、各々開口を有する複数の支持部をさらに備え、
    前記移動機構は、
    前記幹管の前記最上部に固定された第2の固定部材と、
    中央部が前記第2の固定部材により前記幹管の前記最上部に固定された支持板と、
    前記支持板の端部に固定され、前記複数の支持部の各開口にそれぞれ貫通する複数の第3の固定部材と、
    前記複数の第3の固定部材が嵌入し、前記複数の支持部の各開口と前記支持板との間、および、前記複数の支持部の各開口を介して前記支持板とは反対側のいずれかに設けられ、前記複数の第3の固定部材に対して回転することで前記支持板および前記幹管の前記最上部を移動する複数の移動用ナットと
    を有する
    請求項2に記載の排ガス処理装置。
  11. 前記複数の第3の固定部材が嵌入し、前記複数の支持部の各開口を介して前記複数の移動用ナットの各々とはそれぞれ反対側に位置する複数の固定用ナットをさらに備える
    請求項10に記載の排ガス処理装置。
  12. 前記吸収塔の内側側壁に設けられた各々開口を有する複数の支持部をさらに備え、
    前記移動機構は、
    前記幹管の前記最上部に固定された第2の固定部材と、
    中央部が前記第2の固定部材により前記幹管の前記最上部に固定され、前記複数の支持部よりも前記高さ方向とは反対方向の位置に設けられた支持板と、
    前記支持板の端部における凹部および開口のいずれかに嵌入し、前記支持板の前記凹部および前記開口のいずれかに対して回転することで前記支持板および前記幹管の前記最上部を移動する第4の固定部材と
    を有する
    請求項2に記載の排ガス処理装置。
  13. 前記複数の支持部と前記支持板との間にそれぞれ位置する複数の固定用ナットをさらに備える
    請求項12に記載の排ガス処理装置。
  14. 前記幹管は、前記高さ方向における前記扉部の長さに応じた前記高さ方向の長さをそれぞれ有する複数の分割体を有する
    請求項1から13のいずれか一項に記載の排ガス処理装置。
  15. 吸収塔と、移動機構と、幹管とを有する排ガス処理装置において、前記吸収塔の内部に設けられた前記幹管の分割体を前記吸収塔から取り出す方法であって、
    側面の少なくとも一部を開閉する扉部が設けられた前記吸収塔の前記扉部を開く段階と、
    前記吸収塔の内部に設けられた前記幹管の最上部を、前記移動機構により前記吸収塔の高さ方向に移動させる段階と、
    前記高さ方向の異なる位置において分割可能である前記幹管の前記最上部とは異なる前記分割体を、前記吸収塔の外に取り出す段階と
    を備える方法。
JP2015224926A 2015-11-17 2015-11-17 排ガス処理装置および幹管の分割体を吸収塔から取り出す方法 Expired - Fee Related JP5910789B1 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015224926A JP5910789B1 (ja) 2015-11-17 2015-11-17 排ガス処理装置および幹管の分割体を吸収塔から取り出す方法
KR1020177009049A KR20170077118A (ko) 2015-11-17 2016-09-23 배기가스 처리장치 및 본관의 분할체를 흡수탑으로부터 꺼내는 방법
EP16847606.7A EP3199224A4 (en) 2015-11-17 2016-09-23 Exhaust gas treatment device and method for extracting segment of stem pipe from absorption column
CN201680003032.4A CN106999843A (zh) 2015-11-17 2016-09-23 废气处理装置及从吸收塔取出主管的分割体的方法
PCT/JP2016/078124 WO2017086024A1 (ja) 2015-11-17 2016-09-23 排ガス処理装置および幹管の分割体を吸収塔から取り出す方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015224926A JP5910789B1 (ja) 2015-11-17 2015-11-17 排ガス処理装置および幹管の分割体を吸収塔から取り出す方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5910789B1 JP5910789B1 (ja) 2016-04-27
JP2017087193A true JP2017087193A (ja) 2017-05-25

Family

ID=55808231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015224926A Expired - Fee Related JP5910789B1 (ja) 2015-11-17 2015-11-17 排ガス処理装置および幹管の分割体を吸収塔から取り出す方法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP3199224A4 (ja)
JP (1) JP5910789B1 (ja)
KR (1) KR20170077118A (ja)
CN (1) CN106999843A (ja)
WO (1) WO2017086024A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017210917A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 富士電機株式会社 排ガス処理装置
JP2017209629A (ja) * 2016-05-25 2017-11-30 富士電機株式会社 排ガス処理装置および排ガス処理装置をメンテナンスする方法
US11471816B2 (en) * 2019-03-11 2022-10-18 Karim Salehpoor Pollutant capturer and mobilizer
CN110064284A (zh) * 2019-06-10 2019-07-30 山东佩森环保科技有限公司 一种直通型船舶尾气洗涤塔及方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06190240A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 円筒型排煙脱硫装置
JPH08281055A (ja) * 1995-04-12 1996-10-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 円筒型排煙脱硫装置
WO2014014002A1 (ja) * 2012-07-19 2014-01-23 富士電機株式会社 ガス吸収塔
JP2014117685A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Fuji Electric Co Ltd 排ガス処理装置
WO2014119513A1 (ja) * 2013-01-29 2014-08-07 富士電機株式会社 スクラバの海水量制御装置、スクラバの海水量制御方法、アルカリ量制御装置及びアルカリ量制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6113054Y2 (ja) * 1980-05-30 1986-04-23
JPS58178323U (ja) * 1982-05-26 1983-11-29 トリニテイ工業株式会社 有害ガス処理装置
JPS6271516A (ja) * 1985-09-24 1987-04-02 Oji Koei Kk 紙パルプ工場における排ガス脱硫装置
JP5910798B2 (ja) * 2013-10-17 2016-04-27 富士電機株式会社 ガス吸収塔、ガス吸収塔の製造方法及び船舶
CN204233942U (zh) * 2014-11-14 2015-04-01 绍兴新宇环保设备有限公司 一种立式活性炭废气处理装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06190240A (ja) * 1992-12-28 1994-07-12 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 円筒型排煙脱硫装置
JPH08281055A (ja) * 1995-04-12 1996-10-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 円筒型排煙脱硫装置
WO2014014002A1 (ja) * 2012-07-19 2014-01-23 富士電機株式会社 ガス吸収塔
JP2014117685A (ja) * 2012-12-19 2014-06-30 Fuji Electric Co Ltd 排ガス処理装置
WO2014119513A1 (ja) * 2013-01-29 2014-08-07 富士電機株式会社 スクラバの海水量制御装置、スクラバの海水量制御方法、アルカリ量制御装置及びアルカリ量制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2017086024A1 (ja) 2017-05-26
KR20170077118A (ko) 2017-07-05
JP5910789B1 (ja) 2016-04-27
EP3199224A1 (en) 2017-08-02
CN106999843A (zh) 2017-08-01
EP3199224A4 (en) 2017-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5910789B1 (ja) 排ガス処理装置および幹管の分割体を吸収塔から取り出す方法
KR20130089339A (ko) 유리섬유 강화 플라스틱 배관의 수압시험용 수밀 지그와 이를 이용한 수압시험 방법
KR101590333B1 (ko) 선박용 배기가스 탈초반응용기 및 선박용 탈초설비
JP2017210917A (ja) 排ガス処理装置
KR20170054549A (ko) 가스 흡수탑, 가스 흡수탑의 제조 방법 및 선박
KR101752746B1 (ko) 배기가스 처리장치 및 배기가스 처리장치의 유지관리방법
RU2014101513A (ru) Кольцевой скруббер с кольцевым впрыском
JP5910785B1 (ja) 排ガス処理装置および排ガス処理装置のメンテナンス方法
JP2018176049A (ja) シリンダブロックの洗浄装置
JP6526447B2 (ja) 弁体撤去装置
KR20180019397A (ko) 익스펜션 조인트
CN211711652U (zh) 用于储液球罐的进出口接管结构
JP2020093193A (ja) 気液混合装置、および気液混合装置を備える排ガス脱硫装置
WO2021029149A1 (ja) 船舶用排ガス処理装置
WO2017203836A1 (ja) 排ガス処理装置および排ガス処理装置をメンテナンスする方法
CN220460642U (zh) 一种适用于双金属催化剂的脱硫装置
JP3197038U (ja) フランジ接合補助具
JP2005169181A (ja) 縦置型膜分離装置及び縦置型膜分離装置の保守方法
KR20070090612A (ko) 중 저압 가스관 차단용 에어백의 가이드 장치
KR102143184B1 (ko) 선박용 스크러버
CN217542542U (zh) 一种用于工业废气检测的采样装置
CN219684475U (zh) 一种适用于管道对接焊烧的对准装置
KR101523136B1 (ko) 탈질설비의 암모니아 주입 장치
JP2009299826A (ja) 分岐管接続装置及び分岐管接続工法
JP4606225B2 (ja) 配管機外取出口

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5910789

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees