JP2017080643A - ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル型非イオン界面活性剤 - Google Patents

ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル型非イオン界面活性剤 Download PDF

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Abstract

【課題】環境に優しい脂肪族型非イオン界面活性剤であって、芳香族型非イオン界面活性剤に匹敵する優れた界面活性能(乳化力、可溶化力)を有し、簡易な操作で経時的安定性に優れたエマルションを形成することができる脂肪族型非イオン界面活性剤を提供する。【解決手段】本発明の非イオン界面活性剤は、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルを75重量%以上含有するポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテルからなる。前記ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルとしては、下記式(1)RO−[C2H4O]n−[C3H6O2]m−H (1)(式中、Rは炭素数10〜18の脂肪族炭化水素基を示す。nは1〜10の数であり、mは1〜6の数である)で表される化合物が好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、種々の油類、溶剤類に対して優れた乳化作用を発揮するポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル型非イオン界面活性剤、及び、前記非イオン界面活性剤を含む非イオン界面活性剤組成物に関する。
従来、アルキルフェノールにエチレンオキサイド(EO)を付加重合させて得られる芳香族型非イオン界面活性剤は、非常に優れた乳化作用を有するため、広範な分野で使用されていた。しかし、近年、芳香族型非イオン界面活性剤の環境や生態系への悪影響が問題視されており、洗浄剤のように環境や生態系への配慮が不可欠な分野において、脂肪族型非イオン界面活性剤への転換が進められている。
前記脂肪族型非イオン界面活性剤としては、脂肪族アルコールにエチレンオキサイド、及び炭素数3〜4のアルキレンオキサイドを付加重合して得られる化合物が知られている(特許文献1〜3参照)。
しかし、前記化合物の親水性基は水との会合力が弱く、温度によって親水性が大きく変化するため、前記化合物を乳化剤として使用した場合、エマルションの経時安定性が乏しく、相分離しやすいことが問題であった。
そこで、エマルションの経時安定性を向上させるため、様々な乳化方法が検討されてきた。例えば、乳化の過程において、液晶相や界面活性剤相(D相)、相転移温度(転相温度)等の分子の無限会合体形成領域を経由させて、油/水界面張力を極小とすることにより、微細で均一な乳化粒子を生成させる方法が知られている。しかし、この方法は煩雑であり、製造効率の低下が問題であった。
特開平7−126690号公報 特開平10−046189号公報 特開2005−047871号公報
従って、本発明の目的は、環境に優しい脂肪族型非イオン界面活性剤であって、芳香族型非イオン界面活性剤に匹敵する優れた界面活性能(乳化力、可溶化力)を有し、簡易な操作で経時的安定性に優れたエマルションを形成することができる脂肪族型非イオン界面活性剤を提供することにある。
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、親水性基としてポリグリセリン鎖とポリオキシエチレン鎖を有し、疎水性基として脂肪族炭化水素基を有する非イオン界面活性剤は、環境に優しく、芳香族型非イオン界面活性剤に匹敵する優れた界面活性能を有すること、温度が変化しても親水性が維持されるため広範な温度範囲で利用可能であること、簡易な操作で、経時的安定性に優れたエマルションを形成することができることを見出した。本発明はこれらの知見に基づいて完成させたものである。
すなわち、本発明は、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルを75重量%以上含有するポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテルからなる非イオン界面活性剤を提供する。
本発明は、また、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルが、下記式(1)
RO−[C24O]n−[C362m−H (1)
(式中、Rは炭素数10〜18の脂肪族炭化水素基を示す。nはオキシエチレン単位の平均量体数を示し、1〜10の数である。mはグリセリン単位の平均量体数を示し、1〜6の数である)
で表される化合物である前記の非イオン界面活性剤を提供する。
本発明は、また、乳化剤として使用する前記の非イオン界面活性剤を提供する。
本発明は、また、乳化重合用乳化剤として使用する前記の非イオン界面活性剤を提供する。
本発明は、また、可溶化剤として使用する前記の非イオン界面活性剤を提供する。
本発明は、また、非イオン界面活性剤と水を含有する非イオン界面活性剤組成物であって、前記非イオン界面活性剤として前記の非イオン界面活性剤を含有し、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテル70〜95重量%と水5〜30重量%を含有する非イオン界面活性剤組成物を提供する。
本発明は、また、洗浄剤として使用する前記の非イオン界面活性剤組成物を提供する。
本発明の非イオン界面活性剤は、温度変化に伴う親水性の変化の少ないポリグリセリン鎖を有するとともに、疎水性基として脂肪族炭化水素基を有するため、鉱油、植物油、シリコーン油等の各種油類、各種溶剤類、各種合成樹脂類に対して、芳香族型非イオン界面活性剤に匹敵する優れた界面活性作用を有し、且つ、温度が変化しても安定して優れた界面活性作用を発揮することができる。すなわち汎用性に優れる。また、本発明の非イオン界面活性剤は前記ポリグリセリン鎖と共にポリオキシエチレン鎖を有するため、ポリオキシエチレン鎖を有さない場合に比べて乳化粒子の立体反発ポテンシャルが大きく、エマルションの凝集を抑制することができ、より優れた乳化安定性を発揮することができる。更に、芳香環を有しないため、微生物により生分解されやすく、自然環境への負荷が少ない。
従って、本発明の非イオン界面活性剤は、乳化剤、乳化重合用乳化剤、分散剤、可溶化剤、湿潤・膨潤剤、消泡剤等として好適に使用することができる。また、本発明の非イオン界面活性剤と水とを含有する非イオン界面活性剤組成物は、洗浄剤等として好適に使用することができる。
[非イオン界面活性剤]
本発明の非イオン界面活性剤は、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテル(以後、「モノエーテル」と称する場合がある)を75重量%以上含有するポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテルである。すなわち、本発明の非イオン界面活性剤は、ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル型非イオン界面活性剤である。
本発明のポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)は、モノエーテル以外にも、例えば、ポリグリセリンポリオキシエチレンジ脂肪族エーテル(以後、「ジエーテル」と称する場合がある)を含有していても良い。
ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)に含有される各成分(例えば、モノエーテル、ジエーテル等)の含有量は、HPLC(高速液体クロマトグラフィー)等のカラムクロマト分析法で各成分を溶離し、示差屈折率検出器を用いて検出されるピークの面積比(全ピーク面積に対する各成分に帰属するピーク面積の比)から算出できる。
なお、上記カラムクロマト分析法としては、官能基としてオクタデシルシリル(以後、「ODS」と称する場合がある)基、オクチルシリル基、ブチルシリル基、トリメチルシリル基、フェニルシリル基を結合したシリカゲルを担体として用いる逆相分配カラム分析法、官能基としてシアノプロピル基、アミノプロピル基を有するシリカゲルを担体として用いる順相分配カラム分析法、官能基として第4級アンモニウム基、フェニルスルホン酸基を有するイオン交換カラム分析法、多孔性シリカゲルの吸着カラム分析法を挙げることができる。これらの分析法において、ODS基が結合したシリカゲルを担体として用いる逆相分配カラム分析法が好ましく使用される。また、分離性能を向上させるため、カラムサイズは4.6mmφ×250mm以上が好ましく、カラムを直列に繋ぐと分離能を向上させることができるので、より好ましい。
ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)中のモノエーテルの含有量は75重量%以上であり、特に好ましくは80重量%以上、最も好ましくは90重量%以上である。モノエーテルの含有量が上記範囲を下回ると、非イオン界面活性剤の水溶性が低下し、界面に配向しにくくなるため、乳化特性が低下する。また、乳化に必要な非イオン界面活性剤量が増加するため、洗浄用途では環境への負荷が増大する傾向があり、化粧品用途では肌荒れを引き起こし易くなる傾向がある。尚、モノエーテルの含有量の上限は100重量%である。
ジエーテルの含有量は、ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)全量の例えば5重量%以下、好ましくは1重量%以下、特に好ましくは0.5重量%以下(例えば、0〜0.5重量%)である。ジエーテルの含有量が上記範囲を上回ると、界面に配向しにくくなるため、乳化特性が低下する傾向がある。
モノエーテルとしては、下記式(1)で表される化合物が好ましい。
RO−[C24O]n−[C362m−H (1)
(式中、Rは炭素数10〜18の脂肪族炭化水素基を示す。nはオキシエチレン単位の平均量体数を示し、1〜10の数である。mはグリセリン単位の平均量体数を示し、1〜6の数である)
式(1)の括弧内のC362は、下記式(2)及び(3)で示される何れの構造を有していてもよい。
−CH2−CHOH−CH2O− (2)
−CH(CH2OH)CH2O− (3)
式(1)中、Rは炭素数10〜18の脂肪族炭化水素基を示す。脂肪族炭化水素基にはアルキル基、アルケニル基、アルキニル基が含まれる。脂肪族炭化水素基としては、なかでも、デシル、ラウリル、ミリスチル、パルミチル、ステアリル基等の炭素数10〜18のアルキル基;オレイル基等の炭素数10〜18のアルケニル基が好ましく、特に、ラウリル、ミリスチル基等の炭素数12〜14のアルキル基が好ましい。
ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)は、モノエーテルとして、上記式(1)で表される化合物の1種を単独で含有していても良く、2種以上を組み合わせて含有していても良い。
ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)は、ポリグリセリンを含有していてもよいが、ポリグリセリンの含有量は、ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)全量の例えば20重量%以下、好ましくは10重量%以下である。ポリグリセリンの含有量が上記範囲を上回ると、水分散性が低下する傾向がある。
ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)は、種々の方法で製造することができ、例えば、下記方法等を挙げることができる。
(i)エピクロルヒドリンをポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルに付加した後、アルカリ条件下で脱塩化水素閉環し、次いで、希硫酸で開環する操作を目的の重合度に達するまで繰り返す方法
(ii)ポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルにグリシドールを開環付加重合する方法
(iii)ポリグリセリン−ポリオキシエチレン誘導体に脂肪族サルフェートを反応させる方法
本発明においては、上記(ii)の方法を好適に使用することができる。上記方法によれば、反応生成物(すなわち、ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル)中のポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルの含有量を高めることができ、高純度の非イオン界面活性剤を得ることができる。そして、高純度の非イオン界面活性剤を得ることにより、非イオン界面活性剤の使用量を、100%ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルを使用した場合とほぼ同等量の使用量にまで低減することができ、界面活性剤の過剰使用により引き起こされる、環境への負荷の増大や、肌荒れ等の問題の発生を抑制することができる。
(ii)の方法は、例えば、下記式(4)
RO−[C24O]n−H (4)
(式中、R、nは前記に同じ)
で示されるポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルにアルカリ触媒を加えてアルコキシドとした後、グリシドールを加えて撹拌が十分できる程度の温度で反応させる工程を含む。
すなわち、本発明のポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)の製造方法としては、ポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルにグリシドールを開環付加重合して、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルを75重量%以上含有するポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテルを得る方法が好ましく、特に、上記式(4)で示されるポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルにアルカリ触媒の存在下でグリシドールを開環付加重合して、上記式(1)で表されるポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルを75重量%以上含有するポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテルを得る方法が好ましい。
式(4)で表されるポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルとしては、例えば、ポリ(8)オキシエチレンラウリルエーテル等のポリオキシエチレンモノC10-18脂肪族エーテルを挙げることができる。上記ポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルは1種を単独で、又は2種以上を混合して使用することができる。
上記反応における反応温度は、例えば0〜100℃であり、好ましくは30〜90℃、より好ましくは50〜80℃である。反応温度が上記範囲を外れると、例えば0℃未満では反応中の組成物が撹拌し難くなり、反応系内の組成を均一に保持することが困難となる傾向があり、100℃を越えると、グリシドールはアルコキシドと反応する前に自己重合反応が進行し、ポリグリセリンの副生量が上昇する傾向がある。その結果、高純度の非イオン界面活性剤(すなわち、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルの含有量が高い非イオン界面活性剤)を得ることが困難となる傾向がある。
上記反応の際、反応温度の上昇防止と反応系内の低粘度化を目的として、グリシドールと反応しない低沸点化合物又は不活性溶媒を添加してもよい。前記低沸点化合物又は不活性溶媒としては、例えば、アセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル、ヘキサン、トルエン、キシレン等を挙げることができる。
また、上記反応は、不活性ガス気流下(例えば、窒素ガス気流下)で行うことが、アルコキシドの加水分解を抑制することができる点で好ましい。アルコキシドが加水分解すると、それにより生成するアルカリ化合物が開始剤となり、ポリグリセリンが副生しやすくなる。上記反応は必要に応じて加圧下で行ってもよい。
上記反応において、アルカリ触媒の添加は、グリシドールの添加前に行うことが好ましい。アルカリ触媒の使用量としては、ポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルに対して、例えば4〜40mol%、好ましくは5〜30mol%である。アルカリ触媒の使用量が上記範囲を下回ると、アルコキシドと反応する前にグリシドールが自己重合し易くなり、ポリグリセリンの副生量が上昇する傾向がある。一方、アルカリ触媒の使用量が上記範囲を上回ると、還元物が多く副生する傾向がある。いずれにしても、高純度の非イオン界面活性剤(すなわち、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルの含有量が高い非イオン界面活性剤)を得ることが困難となる傾向がある。アルカリ触媒は、一括添加してよく、分割添加してもよい。また、アルカリ触媒添加後、ポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルのアルコキシドへの変換を促進するため、必要に応じて加熱下あるいは、減圧加熱下で水を留出させても良い。
前記アルカリ触媒としては、ポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルをアルコキシドとした後、触媒の残分を除去しやすい化合物が好ましく、例えば、プロトン性溶媒のプロトンの一部をアルカリ金属またはアルカリ土類金属カチオンで置換した塩基性化合物(例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、ナトリウムブトキシド、カリウムメトキシド、カリウムエトキシド、カリウムブトキシド等)や、飽和炭化水素の水素原子の一部をアルカリ金属またはアルカリ土類金属カチオンで置換した塩基性化合物(例えば、メチルリチウム、エチルリチウム、ブチルリチウム等)、塩基性金属(例えば、ナトリウム金属、カリウム金属、リチウム金属等)等を挙げることができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
以上の反応により、ポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルにグリシドールが開環付加重合して、上記式(1)で示されるポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルが生成する。
本発明においては、上記反応後、アルカリ触媒の残分を除去する精製処理を行うことが好ましい。前記精製処理は、例えば、酸を用いて、アルカリ触媒を中和し、析出したアルカリ触媒由来の塩を濾過によって除去することにより行うことができる。濾過処理に付す反応液は、塩の貧溶媒となり且つポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルの良溶媒となる溶媒で希釈することにより粘度を低下させてもよい。
前記酸としては、特に制限はなく、例えば、リン酸、硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸;酢酸、蟻酸、酪酸、吉草酸等の有機酸を挙げることができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。本発明においては、なかでも、塩酸及び/又はリン酸が好ましい。
前記希釈用溶媒としては、例えば、アルコール類;ペンタン、ヘキサン、オクタン等の炭化水素類;ベンゼン等の芳香族炭化水素類;アセトン等のケトン類;酢酸エチル等のエステル類;ジエチルエーテル等のエーテル類などを挙げることができる。これらは1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。本発明においては、なかでも、アルコール類が好ましい。アルコール類には、メタノール、エタノールのような飽和脂肪族アルコール、不飽和脂肪族アルコール、フェノール等が含まれる。また、直鎖構造を有するアルコールや環状構造を有するアルコール、1価アルコールや2価アルコール等の多価アルコールも含まれる。本発明においては、特に、炭素数1〜8(とりわけ好ましくは、炭素数1〜4)のアルコールが好ましい。
上記溶媒の添加量は、特に限定されないが、例えば、4kg/cm2の圧力で加圧可能なフィルタープレスを使用して濾過する場合、粘度(室温における)を30cps以下に低減できる程度の量を添加することが好ましい。
濾過後、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルを含有する溶液からの脱溶媒は、酸化等による副生物の生成を防ぐため、不活性ガス気流下又は減圧下で実施することが好ましい。
上記製造方法で得られるポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)は、必要に応じて、更に、減圧下に飽和加熱水蒸気を吹き込んで行う水蒸気脱臭や、次亜リン酸ソーダまたは過酸化水素による漂白等の精製処理を施してもよい。
上記製造方法で得られるポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)は、種々の油類、溶剤類に対して優れた界面活性能を有する。特に、各種鉱物油、各種植物油、脂肪族炭化水素系溶剤、脂環式炭化水素系溶剤、芳香族系溶剤の乳化剤として好適に使用することができる。その他、各種シリコーン、変性シリコーン、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリブタジエン等のジエン系ポリマー等の各種合成樹脂類の乳化剤、分散剤として、また、精油や香料の乳化剤、可溶化剤等として好適に使用することができる。さらに、アクリレート系、スチレン系、ジエン系、ビニル系等の各種モノマーの乳化重合用乳化剤としても好適に使用することができる。
また、長期に亘り安定した界面活性能を維持することができ、経時的に相分離することを抑制できる。また、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルを75重量%以上含有するため、使用する非イオン界面活性剤の量を最小に留めることができ、過剰使用による環境汚染や、皮膚の荒れ等の問題の発生を極めて低く低減することができる。さらに、芳香環を含有しないため、生分解されやすく、環境負荷を低減することができる。
本発明の非イオン界面活性剤は、上述の通り芳香族型非イオン界面活性剤に匹敵する優れた界面活性能(乳化力、可溶化力)を有し、環境に優しく、簡易な操作で経時的に安定なエマルションを形成することができるので、乳化剤、乳化重合用乳化剤、分散剤、可溶化剤、湿潤・膨潤剤、消泡剤等(特に、乳化剤、乳化重合用乳化剤、可溶化剤)として好適に使用することができる。
[非イオン界面活性剤組成物]
本発明の非イオン界面活性剤組成物は、上記非イオン界面活性剤と水を少なくとも含有する。本発明の非イオン界面活性剤組成物は、外観が良好で、非イオン界面活性剤の分散安定性に優れる。
すなわち、本発明の非イオン界面活性剤組成物の製造方法としては、前述のポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)の製造方法によりポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)を得、得られたポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル(若しくは、非イオン界面活性剤)と水を混合する方法が好ましい。
前記水としては、硬水、軟水の何れでもよく、例えば、工業用水、水道水、イオン交換水、蒸留水等を用途に応じて適宜選択して使用することができる。
ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルの含有量は、非イオン界面活性剤組成物全量の例えば70〜95重量%程度、好ましくは75〜94重量%、特に好ましくは80〜93重量%である。また、水の含有量は、非イオン界面活性剤組成物全量の例えば5〜30重量%程度、好ましくは6〜25重量%、特に好ましくは7〜20重量%である。
非イオン界面活性剤組成物中の、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルと水の配合割合[前者:後者(重量比)]は、例えば70/30〜95/5程度、好ましくは75/25〜94/6、特に好ましくは80/20〜93/7である。
本発明の非イオン界面活性剤組成物には、本発明の非イオン界面活性剤(若しくは、ポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテル)以外の界面活性剤[例えば、ポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテル硫酸ナトリウム、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノエタノールアミド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、或いはカルボキシベタイン型、イミダゾリニウム型、スルホベタイン型、アラニン型両性界面活性剤等の人体に対してマイルドな界面活性剤等]を含有していても良いが、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルの含有量は非イオン界面活性剤組成物に含まれる界面活性剤全量の、例えば70重量%以上、好ましくは80重量%以上、特に好ましくは90重量%以上、最も好ましくは95重量%以上である。尚、含有量の上限は100重量%である。
さらに、本発明の非イオン界面活性剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲で、通常の洗浄剤等に慣用される添加剤を1種又は2種以上含有していてもよい。前記添加剤としては、例えば、洗浄助剤(例えば、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、クエン酸ナトリウム、リンゴ酸ナトリウム、ニトリロトリ酢酸ナトリウム、ポリアクリル酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム等)、流動性向上剤(例えば、グリセリン、エタノール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール等)、増粘剤(例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等)、乳化安定剤、乳化助剤、香料、着色剤、殺菌剤、酵素、抗炎症剤等を挙げることができる。本発明の非イオン界面活性剤組成物全量における上記非イオン界面活性剤と水の含有量の和の占める割合は、例えば70重量%以上、好ましくは80重量%以上、特に好ましくは90重量%以上、最も好ましくは95重量%以上である。尚、上限は100重量%である。
本発明の非イオン界面活性剤組成物は、非常に優れた洗浄力を発揮することができる。そのため、種々の分野において洗浄剤として好適に使用することができる。例えば、工業用、及び業務用の各種洗浄剤、自動車用洗浄剤、各種産業分野の工程薬剤(例えば、繊維精錬剤、金属表面処理剤、金属脱脂剤、金属部品用洗浄剤、電子部品用洗浄剤、皮革用洗浄剤、脱ピッチ剤、リネンサプライ関連用洗浄剤、厨房用洗浄剤、手指用洗浄剤、ドライクリーニング用添加剤等)などを挙げることができる。本発明の非イオン界面活性剤組成物は、特に、鉱物油汚れ、植物油汚れの他、無機物、ワックス類、樹脂類が付着した汚れ等に対して非常に優れた洗浄力を発揮する。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
(1)HPLC分析条件
HPLC本体:Waters2690(Waters社製)
カラム:Wakosil 5C18(和光純薬工業(株)製;ODS基を官能基として持つ逆相分配カラム)
展開溶媒:メタノール/H2O(=80/20(w/w))
流速:0.5mL/分
カラムオーブン温度:40℃
検出方法:RI
試料濃度:10%(溶媒:メタノール/H2O=80/20(w/w))
注入量:10μL
各成分のリテンションタイムは、ポリグリセリンが6分、ポリグリセリンポリオキシエチレンラウリルエーテルが10分〜25分である。
(2)1H―NMR分析条件
本体:270MHzNMR分析装置(日本電子(株)製)
試料濃度:1%(w/w)
溶媒:重DMSO
内部標準:TMS
各成分のケミカルシフトは、ポリグリセリンポリオキシエチレンラウリルエーテルおよびポリグリセリンが2.8ppm〜6ppmである。
調製例1
ポリ(8)オキシエチレンラウリルエーテル538.74g(1.0モル)と48重量%水酸化ナトリウム16.3g(0.2モル)とを4つ口フラスコに仕込んだ。次に、反応系内の水分を除去する目的で、90分間、100℃に加熱しながらアスピレーターで10mmHgまで減圧した。その後、反応系を常圧に戻し、窒素流通下、反応液を十分撹拌しながら、反応温度を70℃に保って、グリシドール148.2g(2.0モル)を12時間かけて滴下した。次に、反応液をリン酸水溶液でpH7に中和し、再び、加熱しながら反応系内を減圧にして、低沸点成分を留去し、その後、濾過により中和塩を除去して、反応液(1)を得た。
得られた反応液(1)中の化合物におけるグリセリン単位の平均量体数は約2.0(1H−NMR分析による)であった。
反応液(1)を高速液体クロマトグラフィーで分離し、示差屈折率検出器でピーク面積を算出したところ、ポリグリセリンとポリグリセリンポリ(8)オキシエチレンモノラウリルエーテルの面積比(前者:後者)は、6.5:93.5であり、ポリグリセリンポリ(8)オキシエチレンモノラウリルエーテルの含有量は反応液(1)全量の95.1重量%以上、ポリグリセリンポリ(8)オキシエチレンジラウリルエーテルの含有量は反応液(1)全量の0.5重量%以下(検出限界以下)であった。
実施例1
調製例1で得られた反応液(1)0.4g、被乳化油としてのシリコンオイル(ジメチルポリシロキサン、動粘度1000mm2/s(25℃))4.0gを目盛り付き試験管にとり、試験官用タッチミキサー(IWAKI社製)で30秒間撹拌し、次いで、蒸留水5.6mLを加えて、さらに試験官用タッチミキサーで1分間撹拌して乳化液(1)を得た。
得られた乳化液(1)について下記方法により界面活性能を評価した。
調製直後の乳化液(1)、及び調製後、25℃で1日、2日、3日、7日、又は14日間静置した乳化液(1)について、それぞれ、離水層の量(mL)を試験管についている目盛りを使用して測定し、下記式(5)から乳化力(%)を算出した。
乳化力(%)=[仕込み水量(5.6mL)−離水層の量(mL)]/仕込み水量(5.6mL)×100 (5)
実施例2
静置温度を25℃から40℃に変更した以外は実施例1と同様にして乳化液を得、得られた乳化液の界面活性能を評価した。
比較例1
反応液(1)に代えて、ポリオキシエチレンイソセチルエーテル(商品名「EMALEX 1605」、日本エマルジョン(株)製)を使用した以外は実施例1と同様にして乳化液を得、得られた乳化液の界面活性能を評価した。
比較例2
反応液(1)に代えて、ポリオキシエチレンイソセチルエーテル(商品名「EMALEX 1605」、日本エマルジョン(株)製)を使用し、静置温度を25℃から40℃に変更した以外は実施例1と同様にして乳化液を得、得られた乳化液の界面活性能を評価した。
比較例3
反応液(1)に代えて、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル(商品名「EMALEX 1805」、日本エマルジョン(株)製)を使用した以外は実施例1と同様にして乳化液を得、得られた乳化液の界面活性能を評価した。
比較例4
反応液(1)に代えて、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル(商品名「EMALEX 1805」、日本エマルジョン(株)製)を使用し、静置温度を25℃から40℃に変更した以外は実施例1と同様にして乳化液を得、得られた乳化液の界面活性能を評価した。
結果を下記表にまとめて示す。
Figure 2017080643
実施例3
被乳化油として流動パラフィン4.0gを使用した以外は実施例1と同様にして乳化液を得、得られた乳化液の界面活性能を評価した。
実施例4
被乳化油として流動パラフィン4.0gを使用し、静置温度を25℃から40℃に変更した以外は実施例1と同様にして乳化液を得、得られた乳化液の界面活性能を評価した。
実施例5
被乳化油としてオリーブオイル4.0gを使用した以外は実施例1と同様にして乳化液を得、得られた乳化液の界面活性能を評価した。
実施例6
被乳化油としてオリーブオイル4.0gを使用し、静置温度を25℃から40℃に変更した以外は実施例1と同様にして乳化液を得、得られた乳化液の界面活性能を評価した。
結果を下記表にまとめて示す。
Figure 2017080643

Claims (7)

  1. ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルを75重量%以上含有するポリグリセリンポリオキシエチレン脂肪族エーテルからなる非イオン界面活性剤。
  2. ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテルが、下記式(1)
    RO−[C24O]n−[C362m−H (1)
    (式中、Rは炭素数10〜18の脂肪族炭化水素基を示す。nはオキシエチレン単位の平均量体数を示し、1〜10の数である。mはグリセリン単位の平均量体数を示し、1〜6の数である)
    で表される化合物である請求項1に記載の非イオン界面活性剤。
  3. 乳化剤として使用する請求項1又は2に記載の非イオン界面活性剤。
  4. 乳化重合用乳化剤として使用する請求項1又は2に記載の非イオン界面活性剤。
  5. 可溶化剤として使用する請求項1又は2に記載の非イオン界面活性剤。
  6. 非イオン界面活性剤と水を含有する非イオン界面活性剤組成物であって、前記非イオン界面活性剤として請求項1又は2に記載の非イオン界面活性剤を含有し、ポリグリセリンポリオキシエチレンモノ脂肪族エーテル70〜95重量%と水5〜30重量%を含有する非イオン界面活性剤組成物。
  7. 洗浄剤として使用する請求項6に記載の非イオン界面活性剤組成物。
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